JP2951866B2 - 遮音構造選定装置 - Google Patents

遮音構造選定装置

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JP2951866B2
JP2951866B2 JP8870795A JP8870795A JP2951866B2 JP 2951866 B2 JP2951866 B2 JP 2951866B2 JP 8870795 A JP8870795 A JP 8870795A JP 8870795 A JP8870795 A JP 8870795A JP 2951866 B2 JP2951866 B2 JP 2951866B2
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健一 宮尾
秀夫 渡辺
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  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遮音構造選定装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】例えば、建築物の設計において、騒音に
対して最適な遮音構造を選択することは、顧客のニーズ
に的確に応える意味で重要な事項である。
【0003】従来は、遮音構造を選定する際に、実験室
の遮音データによる計算結果の数値をグラフ化するなど
して遮音材による遮音性能(遮音効果)を評価してい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の技術で
は、以下のような問題点がある。
【0005】(1)遮音性能(遮音効果)を減衰率等の
数値やグラフ等のデータでしか判断できないため、一般
に理解が困難であり、特に、専門家ではない顧客にとっ
て理解できない場合が多いという問題点がある。
【0006】つまり、騒音に対する感覚には個人差があ
り、また、人の感覚は曖昧な要素を多分に含むものであ
るため、遮音効果を数値やグラフ等の物理的なデータで
示されても、果たして現実にはどのように聞こえるのか
が直接的に理解しにくいということである。
【0007】(2)遮音材を介した騒音のレベルを実音
化して実験室等で聴くことができないわけではないが、
そのような場合でも、実音化するには、かなりの時間を
要する。したがって、遮音条件を変えながら各条件毎の
遮音効果を比較したい場合でも待ち時間が長く、聴き比
べによる効果的な比較検討ができないという問題点があ
る。
【0008】(3)したがって、判定者が要求する騒音
レベルやその他の条件を加味して、最適な遮音構造を選
定するためには長時間を要し、効率的な遮音構造の選定
ができないという問題点がある。
【0009】本発明は、上述した問題点に着目してなさ
れたものであり、その目的は、即座に自動的に最適な遮
音構造を選定することができる遮音構造選定装置を提供
することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述した問題点を解決す
る請求項1に記載の本発明の遮音構造選定装置は、判定
者が所望する音のレベルを実現するための遮音構造を、
電気的な信号処理を用いて自動的に選定する遮音構造選
定装置であって、前記遮音構造を構成する遮音体上の音
源側の音のレベルに相当する電気信号を作成する音源側
の音の作成手段と、この音源側の音の作成手段によって
作成された前記遮音体上の音源側の音のレベルに相当す
る電気信号のレベルを減衰させ、かつ、その減衰量が可
変である減衰手段と、この減衰手段によって減衰された
信号を受けて音を再生する音の再生手段と、前記減衰手
段の減衰量を調整するための減衰量調整手段と、この減
衰量調整手段による判定者の調整量を読み込む、調整量
の読込み手段と、複数種類の遮音構造のデータを記憶し
ている遮音構造データの記憶手段と、この遮音構造デー
タの記憶手段に記憶されている前記複数種類の遮音構造
のデータを検索し、前記読込み手段によって読み込まれ
た判定者の調整量に近似する遮音効果を実現できる遮音
構造を選定する遮音構造選定手段と、を具備することを
特徴とするものである。
【0011】また、請求項2に記載の本発明の遮音構造
選定装置は、遮音構造選定手段によって遮音構造が選定
されると、その選択された遮音構造によって実現される
音のレベルを実音化して再現する、音の再現手段をさら
に具備することを特徴とする。
【0012】また、請求項3に記載の本発明の遮音構造
選定装置は、遮音構造選定手段によって遮音構造が選定
されると、選定された遮音構造の遮音性能に対応して前
記減衰量調整手段の減衰量を再設定する再設定手段をさ
らに具備することを特徴とする。
【0013】また、請求項4に記載の本発明の遮音構造
選定装置は、遮音構造データの記憶手段が記憶している
遮音構造のデータは、少なくとも、遮音材の種類、遮音
材の構造、遮音材の厚みの各要素に関するデータを含む
ことを特徴とする。
【0014】また、請求項5に記載の本発明の遮音構造
選定装置は、減衰手段は、所定の周波数帯域をもつ複数
のチャンネル毎に信号レベルを制御する回路を具備して
各チャンネル毎に減衰量を設定できるようになってお
り、かつ、その各チャンネル毎の減衰量は前記減衰量調
整手段に設けられた調整部材の操作によって任意に調整
できるようになっており、また、前記遮音構造データの
記憶手段には、遮音材の、前記複数のチャンネルのぞれ
ぞれに対応した周波数帯域における減衰量データが記憶
されており、遮音構造選定手段は、遮音構造データの記
憶手段に記憶されている前記遮音材の減衰量データを検
索し、前記読込み手段によって読み込まれた、判定者の
各チャンネル毎の調整量に近似する遮音効果を実現でき
る遮音構造を選定することを特徴とする。
【0015】また、請求項6に記載の本発明の遮音構造
選定装置は、遮音構造データの記憶手段において、前記
遮音構造データは、遮音構造により仕切られた受音側の
吸音性能を示す受音側のデータとは区別されて記憶され
ていることを特徴とする。
【0016】また、請求項7に記載の本発明の遮音構造
選定装置は、減衰量の調整手段は、所望の減衰量を設定
するためのレバー等の調整部材を有し、前記調整量の読
込み手段は、前記調整部材の位置に対応した座標によっ
て調整量を定量化して読み込むことを特徴とする。
【0017】また、請求項8に記載の本発明の遮音構造
選定装置は、遮音構造選定手段は、遮音構造データの記
憶手段の記憶データを用いて、遮音性能プログラムに基
づく演算を行って遮音材による遮音効果を求め、これに
基づいて遮音構造を選定することを特徴とする。
【0018】
【作用】
(1)請求項1記載の本発明では、判定者は、音の再生
手段によって再生された実音をリアルタイムで聴きなが
ら減衰量調整手段を自由に操作し、音を聴き比べつつ自
分の好みの音のレベルを指定することができる。
【0019】そのようにして決定された判定者の調整量
は、読込み手段によってコンピュータ等に読み込まれ、
遮音構造選定手段が、あらかじめ記憶されている遮音構
造データに基づき比較判定を行い、判定者の要求する条
件の下で、読み込まれた調整量(指定された音のレベ
ル)に最も近似する遮音効果を実現するための遮音構造
を自動的に選定する。
【0020】したがって、判定者が最適と判断する遮音
構造を、試聴による装置の調節結果に基づき、適確にか
つ極めて短時間に選定できる。
【0021】(2)請求項2記載の本発明では、自動選
定された遮音構造によって実現される遮音レベルが、即
座に実音化されて再生される。
【0022】したがって、判定者は自分が要求した音の
レベルと、コンピュータが自動的に選定した遮音構造に
基づく音とを即座に比較し、満足できる遮音レベルが現
実に実現されているかを判定できる。
【0023】このような帰還型の遮音構造の自動選定を
行うことにより、試行錯誤を繰り返し行い、完全に納得
のいく最適な遮音構造を短時間に選定することができ
る。
【0024】(3)請求項3記載の本発明では、コンピ
ュータが自動的に選定した遮音構造の遮音性能にしたが
って、減衰量の調整手段の減衰量が自動的に再調整され
る。
【0025】したがって、例えば、減衰量調整手段の調
整レバーの位置が、再調整によって判定者が選んだ位置
からどれだけずれるかによって、自動選定された遮音構
造による遮音性能を、定量的に把握できるようになる。
【0026】(4)請求項4記載の本発明は、遮音材に
ついての各種のパラメータをデータベース化したものを
用いて最適な遮音構造の自動選定を行うものである。こ
れにより、遮音材の種類や厚さ(例えば、厚さ5mmの
普通ガラス等)、あるいは構造(例えば、二重サッシや
気密窓等)を自動的に選定できる。
【0027】(5)請求項5記載の本発明は、所定の周
波数帯域(チャンネル)毎に減衰量を調整できる構造と
したものである。
【0028】音に対する感覚は個人差があり、また、極
めて微妙なものである。このため、音の総量としては許
容できても、低いうなりのような音が耳障りであると
か、高音が妙に気になるとか、種々の場合が考えられ
る。したがって、判定者が周波数別に減衰レベルを独立
に調整し、遮音構造選定手段が、各種の遮音材の周波数
帯域毎の減衰特性を考慮し、そのような周波数帯域毎の
減衰特性を実現するような遮音構造を選定することで、
判定者の好みに的確に応えうる遮音構造の自動選定を実
現できる。
【0029】(6)請求項6記載の本発明では、遮音材
の種類,厚さ,構造等の遮音構造データは、受音側のデ
ータ(例えば室内の吸音性能を示すデータ)とは区別さ
れて記憶されており、遮音構造の選定にあたって、主
に、前者の遮音構造データのみを検索することによっ
て、より迅速な自動選定が可能となる。
【0030】つまり、遮音構造を厳密に選定する場合に
は、遮音材に関するデータのみならず、遮音材で区切ら
れた内部の条件(例えば、部屋の大きさ、障子やふすま
等の存在など)も加味しなければならない。
【0031】しかし、特に、騒音に対する遮音構造を選
定する場合には、騒音に対する遮音構造の現実の遮音効
果がどの程度であるかが重要であり、これを迅速に知り
たいという判定者の要求が強い。
【0032】そこで、例えば、室内の吸音性能等の微妙
な要素と、遮音材に関する遮音効果のデータとを区別し
て記憶しておき、遮音材に関する遮音効果のデータにつ
いてより細かく比較しながら遮音構造の選定を行うこと
により、より迅速な自動選定が行える。
【0033】(7)請求項7記載の本発明は、減衰量調
整手段の、レバー等の減衰量を調整するための部材の位
置を座標で特定し、その座標値の読み込みによって、判
定者の調整量を自動的に読み取るものである。
【0034】(8)請求項8記載の本発明は、遮音性能
プログラムによる演算によって遮音性能を決定すること
によって、種々の条件に合致させて柔軟な遮音構造選定
を行うものである。
【0035】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0036】(実施例1)図1は、本発明の遮音構造選
定装置の第1の実施例の構成を示す図である。
【0037】本実施例の装置は、原音作成手段(騒音
源)10と、屋外音作成手段(屋外音とは、本実施例で
は、遮音構造を構成する対象壁体の面上の屋外の騒音レ
ベルのことであり、条件設定により種々のレベルを作成
できる)20と、室内音再現手段(室内音とは、本実施
例では、遮音構造を構成する対象壁体の面上の室内の騒
音レベルのことである)30と、表示手段82と、入力
手段90と、調整量定量化手段100と、レバー調整手
段110と、CPU(コンピュータ)200と、遮音材
に関する各種のデータが階層化されて記憶されている遮
音構造データベース300と、部屋の大きさやインテリ
アの種類等に関する室内の仕様データ(室内の吸音特性
を示すデータ)310とを具備して構成されている。
【0038】表示手段80は自動選定された遮音構造に
関する情報を表示するために設けられている。入力手段
90は遮音構造の選定に必要な各種の条件等を入力する
ために設けられている。
【0039】室内音再現手段30は、遮音構造による減
衰量を電気的に実現するための減衰器(減衰量は可変と
なっている)40と、アンプ50と、スピーカ60と、
判定者120がレバーLBを用いて自由に減衰器40の
減衰量を調整するためのレベル調整器(フェーダ)70
とからなっている。
【0040】CPU(コンピュータ)200は、本実施
例の装置の動作を統括的に制御する機能を有する。
【0041】このCPU200の内部に構築されている
読込み手段210は、調整量定量化手段100によって
定量化された、判定者120のレバー調整量を電気的に
読み込む働きをする。
【0042】また、遮音構造選定手段220は、機能ブ
ロック(ハードウエアがソフトウエアに従って動作する
結果として構築される所定の機能を実現する手段)であ
り、遮音構造選定プログラムに基づき、遮音構造データ
ベース300や室内の仕様データ310を検索,利用し
て、与えられた条件の下で、判定者が設定した減衰量に
最も近似した遮音効果が得られるような遮音構造(つま
り、最適遮音構造)を自動的に選定する働きをする。
【0043】また、レバーの再設定手段230は、遮音
構造選定手段220によって遮音構造の選定がなされる
と、選定されたその遮音構造の減衰効果に対応させて、
レベル調整器(フェーダ)70のレバーLBを再設定す
るべく、制御信号をレバー自動調整手段110に送出す
るものである。
【0044】レバー自動調整手段110はこの制御信号
を受けて、レベル調整器(フェーダ)70のレバーLB
を再調整する。すると、このレバーLBの再調整結果に
応じて減衰器40の減衰量も自動的に再調整される。
【0045】表示制御手段240は、遮音構造選定手段
220によって遮音構造の選定がなされると、選定され
たその遮音構造の特性情報等を表示手段82に表示させ
る。
【0046】動作制御手段250は、特に、音の実音化
再生のためのタイミングを制御するもので、遮音構造選
定手段220によって遮音構造の選定がなされると、選
定されたその遮音構造を介した音を実音化して再現する
べく、屋外音作成手段20に屋外音の再送出を指示す
る。これを受けて屋外音作成手段20が屋外音を再度出
力し、その屋外音は、減衰器40にて、自動選定された
遮音構造に対応した量の減衰を与えられ、アンプ50で
増幅されてスピーカ60を駆動する。これによって、自
動選定された遮音構造を介した音が実音化される。
【0047】このような本実施例における、特徴的な動
作の手順が図2に示される。図2のフローチャートで
は、判定者120が、屋外の騒音を自己が許容できるレ
ベルにまで減衰できるような遮音構造を自動選定する場
合を想定している。
【0048】まず、判定者120は、スピーカ60から
出力される実音化された騒音レベルが自己が許容できる
レベルになるまで、レベル調整手段70のレバーLBを
自由に操作していく(ステップ400)。
【0049】判定者120が許容できるレベルが決ま
り、レバー(LB)の位置が固定されると、調整量定量
化手段100が判定者の調整量を定量化(例えば、レバ
ーの座標値により調整量を定量化)し、その定量化され
た値が電気的に、読込み手段210によりCPU200
内に読み込まれる(ステップ410)。
【0050】次に、遮音構造自動選定手段220が、読
み込まれた減衰量に最も近似した減衰量を実現する遮音
構造を自動的に選定する(ステップ420)。この自動
選定は、遮音選定プログラムに基づいた演算によって減
衰量を演算し、最適なものを選ぶことによって行われ
る。
【0051】そのような演算の一例が図11に示され
る。図11は、屋外に騒音源がある場合に室内での音の
レベルを求める場合の演算例を示すものである。
【0052】図中のパラメータの内容は以下のとおりで
ある。
【0053】 L1 :距離r1点のレベル(dB) L0 :対象壁面上屋外レベル(dB) Li :対象壁面上室内レベル(dB) LR :受音点レベル(dB) K :音源の形状・寸法による定数 θ :入射角 TL:対象壁面の遮音性能(dB) SW :対象壁面の面積(m2) この場合、対象壁面上屋外レベルL0は、次式で表され
る。
【0054】L0=L1−Klog10 (ro/r1)+1
0log10cosθ また、対象壁面上室内レベルLiは、次式で表される。
【0055】Li=L0−TL したがって、受音点レベルLRは、以下のようになる。
【0056】LR=Li+10log10w+10log
10{(2/4πr1 2+4/R)} ただし 、Rは、室内の室定数である。
【0057】以上をまとめると、以下のようになる。
【0058】LR=L1−Klog(r0/r1)+10l
og10cosθ−TL+10log10w+10log
10{(2/4πr1 2)+(4/R)} このようにして、室内における受音点のレベルが求めら
れる。このような演算結果から、所望の減衰量を得るこ
とができる遮音構造が選定される。
【0059】次に、再設定手段230やレバー自動調整
手段110の働きによって、レベル調整器(フェーダ)
70のレバーLBの位置が自動的に設定される(ステッ
プ430)。
【0060】すると、減衰器40の減衰量が、その再設
定量に対応して自動的に再設定され、次に、減衰された
騒音がスピーカ60から再現される。
【0061】このように、本実施例によれば、判定者1
20が、自己が所望した音と、コンピュータが自動選定
した遮音構造を介した音とを即座に比較判定することが
可能となる。
【0062】(実施例2)図3は本発明の第2の実施例
の概要を示す図である。
【0063】本実施例の基本的な動作は前掲の実施例と
同様であるが、本実施例では、マイクロホンMR,ML
によって対象となる騒音をステレオで録音器510に録
音しておいてステレオ再生を行うこと、ならびに、音の
高低分波器520により所定の周波数帯域別に騒音を分
波し、音の高低調整器(フェーダ)530によって、周
波数帯域毎に独立して減衰量を設定できるようになって
いることが大きな特徴である。
【0064】図3の中で、参照番号300は遮音構造デ
ータベースであり、参照番号540は増幅器であり、参
照番号550はCPU(コンピュータ)であり、参照番
号560は、室内の吸音データ等を記憶しているRAM
である。また、SPR,SPLはそれぞれ、右用,左用
のスピーカである。本実施例の装置は、無響室500内
に設けられており、判定者120は、この実験室内で、
実音化された騒音を聴きながら、遮音構造を選定できる
ようになっている。
【0065】図4は、図3の実施例の構成をより詳細に
具体化して示す図である。
【0066】音の高低別分波器520は、図1の実施例
の屋外音作成手段20に該当するものであり、図示され
るように、右用に8本の周波数チャンネル(FR1〜F
R8)をもち、左用に8本の周波数チャンネル(FL1
〜FL8)をもつ。各周波数チャンネルは、A/D変換
器,ディジタルフィルタ(D−F),D/A変換器から
なる。なお、参照番号600R,600Lは各々、右用
ならびに左用の分波器である。
【0067】音の高低調整器(フェーダ)530は、図
1の実施例の室内音再現手段30に相当するものであ
り、音の高低分波器520と同様に、右用に8本の周波
数チャンネル(GR1〜GR8)をもち、左用に8本の
周波数チャンネル(GL1〜GL8)をもつ。各周波数
チャンネルは、同様に、A/D変換器,ディジタルフィ
ルタ(D−F),D/A変換器からなる。なお、参照番
号610R,610Lは各々、右用ならびに左用のミキ
サであり、540R,540Lは右用,左用のアンプで
ある。
【0068】各チャンネル毎の減衰量の調整は、デジタ
ルフィルタ(D−F)の係数を、係数補正回路630,
640により適宜に補正することによって行われる。
【0069】係数補正回路640は、レベル調整器(フ
ェーダ)80に設けられた、各チャンネル(各々の中心
周波数はf1〜f8である)毎の調整用レバーLB1〜
LB9のレバー位置に対応した制御信号をフェーダ80
から与えられ、その通りに各チャンネルの減衰量を調整
する。なお、レバーLB1〜LB8は左右の各チャンネ
ルに対応した調整レバーであり、レバーLB9は、騒音
の総量(ボリューム)を調整するためのレバーである。
【0070】図4の右下に図示されるように、フェーダ
80の各レバーLBnの可動範囲は、減衰量の1dB〜
30dBに相当し、そのダイナミックレンジが電気的に
256の接点に分割されて座標化されている。定量化手
段730は、各レバーLBnの座標値を電気信号に変換
して判定者120が設定した調整量を定量化し、読込み
手段740がその電気信号を読み込み、レジスタ750
に一時的にストアする。
【0071】遮音構造選定手段760は、遮音構造デー
タベース300ならびに、RAM310内に記憶されて
いる室内の吸音性能等を示す室内データ800を検索、
利用して、読み込まれた調整量に相当する騒音の減衰効
果を実現するための最適の遮音構造を選定する。
【0072】遮音構造データベース300の内容の一例
が図5に示される。この例では、遮音材の材質(例えば
ガラス),メーカー名(例えばM社),構造の種類(普
通等)、厚さに対する周波数帯域毎の減衰量(例えば、
中心周波数160Hzの音に対して15dBの減衰)と
いった階層化された構造になっている。
【0073】また、RAM310内に記憶されている室
内データは、例えば、図6に示されるような内容となっ
ている。
【0074】この例では、部屋の大きさ、ならびに吸音
性能に関するデータであり、使用頻度の高いもの毎にあ
らかじめグルーピングされてパターン1〜パターンnの
ようにして登録されている。したがって、遮音構造の自
動選定の際、初期条件として、このパターンを決定して
しまえば、遮音構造選定手段760は、遮音材に関する
遮音構造データベース300の情報のみを検索すればよ
くなり、自動選定の迅速化が可能である。
【0075】遮音構造が選定されると、その選定された
遮音構造の音の減衰量に対応するようにレベル調整器
(フェーダ)80の各レバー位置を再調整するべく、座
標出力手段780が座標位置を指示する信号を、レバー
の駆動機構710に送出する。
【0076】レバーの駆動機構710は、サーボモータ
720を駆動源として用いて、フェーダ80の各レバー
LBnの位置を再調整する。
【0077】すると、このレバー位置の再調整に連動し
て、デジタルフィルタの係数補正回路640に制御信号
が送出され、周波数チャンネルGR1〜GR8およびG
L1〜GL8を構成するデジタルフィルタ(D−F)の
補正係数が調整され、コンピュータが自動選定した遮音
構造の減衰量に相当する減衰効果が実現される。
【0078】一方、遮音構造選定手段760によって遮
音構造が自動選定されると、動作制御手段770は、選
定されたその遮音構造を介した音を実音化して再現する
べく、録音器510に騒音の再送出を指示する。
【0079】これを受けて録音器510が騒音を再度出
力し、音の高低別分波器520によるフィルタリングに
よって屋外音が作成され、続いて、音の高低調節器53
0によるフィルタリングによって自動選定された遮音構
造に対応した量の減衰を与えられた音(室内音)が作成
される。
【0080】続いて、ミキサ610R,610Lで右左
の各音が作成され、アンプ540R,540Lにより増
幅されてスピーカSPR,SPLが駆動され、自動選定
された遮音構造を介した音が放射される。
【0081】以上説明した、図4に示される本実施例の
主要な動作の手順をまとめると、図7のフローチャート
のようになる。
【0082】遮音構造の自動選定を開始するに際し、ま
ず、室内の吸音性能等の条件を設定する(ステップ30
00)。この場合、室内の条件(室内の仕様)について
は、図6に示すようなモデルパターン(パターン1,2
等)を指定することにより、コンピュータによる自動選
定の検索(推論)対象を遮音構造データベース300の
みに絞ることができ、選定の迅速化が可能である。
【0083】次に、判定者120による、レバー調整後
の座標値を、コンピュータが読み込んで減衰量を検出す
る(ステップ3100)。
【0084】次に、遮音構造選定手段220が、遮音構
造データベース300を検索して、判定者120の調整
量に最も近似した減衰量を実現する遮音構造を選択する
(ステップ3200)。
【0085】次に、選択された遮音構造の減衰量に対応
したフェーダ80のレバーの座標値が演算され、その座
標値が座標出力手段780から出力され、フェーダ80
の調整量が補正され、その後、その遮音構造を介した音
が実音化されて再現される(ステップ3300)。
【0086】次に、図8を用いて、遮音構造を自動的に
選定するまでの手順(判定者の手続を含めた手順)を説
明する。この例では、判定者は、例えば住宅の建築を希
望する顧客であり、建築メーカーの担当者が本装置を操
作して、判定者である顧客が満足するような遮音構造を
選び出す場合を想定している。
【0087】まず、音源から対象壁体(遮音構造を構成
する遮音体の壁面)までの距離、室内の各部位の吸音率
や室内寸法などが設定される(ステップ1000)。
【0088】続いて、判定者が、現状の騒音状態(騒音
条件)の一部呈示を望む場合には(ステップ110
0)、例えば、窓を開け放った場合における騒音状態を
実音化する等して判定者に聴かせる(ステップ120
0)。
【0089】次に、最初に呈示する条件(例えば、遮音
構造の仕様、価格帯など)を決める(ステップ130
0)。
【0090】続いて、第1回目の騒音を実音化してスピ
ーカより放射して呈示する(ステップ1400)。
【0091】判定者が満足できない場合には(ステップ
1500)、騒音を聴きながら、判定者が音の高低調節
器(フェーダ)80のレバーLBnを操作し、満足する
条件に設定する(ステップ1600)。
【0092】次に、設定値(補正値)がコンピュータに
自動的に転送され(ステップ1700)、適合する遮音
構造が検索される(ステップ1800)。すなわち、判
定者の設定した条件に完全に合致するような遮音構造は
一般には実在しないため、設定値に最も近い遮音性能を
有する実在の遮音構造を、データベース(遮音構造の仕
様、その他、場合によっては遮音性能や価格)より検索
する。
【0093】そして、選定された、実在の遮音構造に相
当する補正値が、コンピュータから音の高低調節器(フ
ェーダ)80に自動転送され、そのとおりにフェーダ8
0のレバー位置が自動的に補正される(ステップ190
0)。
【0094】続いて、新しい条件での騒音の呈示(可能
ならば遮音構造の仕様、価格なども表示)がなされる
(ステップ2000)。
【0095】判定者が初期条件を変更して再度の試聴を
望む場合には(ステップ2100)、ステップ1000
に戻り、自動的に選定された条件に満足するのならば
(ステップ2200)、最終決定された遮音構造の詳細
(遮音構造の仕様、遮音性能、室内の騒音値、価格、メ
ーカ名など)を表示して(ステップ2300)、遮音構
造の選定処理を終了する。
【0096】以上のように、本発明によれば、判定者が
最適と判断する遮音構造が、実音の試聴による装置の調
節結果に基づき適確に選定でき、また、コンピュータに
よる自動選定のため、条件変更が容易で、短時間で比較
判定ができる。
【0097】本発明は、住宅、ホテルのサッシ、界壁、
界床の選定や、事務所ビルの設備機械の遮音構造の選
定、あるいは、工場、プラントなどの防音構造の設計な
どの設計支援ツールとして、あるいは営業の支援ツール
として、広範囲に活用できるものである。
【0098】以上、本発明を実施例を用いて説明した
が、本発明はこれに限定されるものではなく、種々に変
形,応用が可能である。
【0099】例えば、遮音構造データベースの構造は、
図9に示すように優先順位の高いものから順に階層化し
て構成しておき、初期条件から判断して優先度の最も高
いデータ群(例えば、データA)をディスクにバッファ
リングして、ディスクキャッシュ構成として使用する
と、検索データ量が膨大な場合でも、高速な最適遮音構
造の自動選定が可能である。
【0100】また、図10に示すように、種々の要素を
加味して独自に構造化されたデータベースを構築するこ
とにより、遮音構造データベース330を知識ベースと
して用いて、検索のみならず、コンピュータ550によ
る推論によって、より進んだ遮音構造の選定を行うこと
もできる。
【0101】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、以
下の効果を得ることができる。
【0102】(1)請求項1記載の本発明では、判定者
は、音の再生手段によって再生された実音をリアルタイ
ムで聴きながら減衰量調整手段を自由に操作し、音を聴
き比べつつ自分の好みの音のレベルを指定することがで
き、そのレベルに相当する遮音効果を実現できる遮音構
造が自動的に選定される。したがって、判定者が最適と
判断する遮音構造を、試聴による装置の調節結果に基づ
き、適確にかつ極めて短時間に選定できる。
【0103】(2)請求項2記載の本発明では、自動選
定された遮音構造によって実現される遮音レベルが、即
座に実音化されて再生され、したがって、判定者は自分
が要求した音のレベルと、コンピュータが自動的に選定
した遮音構造に基づく音とを即座に比較し、満足できる
遮音レベルが現実に実現されているかを判定できる。
【0104】このような帰還型の遮音構造の自動選定を
行うことにより、試行錯誤を繰り返し行い、完全に納得
のいく最適な遮音構造を短時間に選定することができ
る。
【0105】(3)請求項3記載の本発明では、コンピ
ュータが自動的に選定した遮音構造の遮音性能にしたが
って、減衰量の調整手段の減衰量が自動的に再調整され
る。
【0106】したがって、例えば、減衰量調整手段の調
整レバーの位置が、再調整によって判定者が選んだ位置
からどれだけずれるかによって、自動選定された遮音構
造による遮音性能を、定量的に把握できるようになる。
【0107】(4)請求項4記載の本発明では、遮音材
についての各種のパラメータをデータベース化したもの
を用いて最適な遮音構造の自動選定を行う。したがっ
て、遮音材の種類や厚さ、あるいは構造を自動的に選定
できる。
【0108】(5)請求項5記載の本発明では、所定の
周波数帯域(チャンネル)毎に減衰量を調整できる構造
となっている。
【0109】したがって、判定者が周波数別に減衰レベ
ルを独立に調整し、遮音構造選定手段が、各種の遮音材
の周波数帯域毎の減衰特性を考慮し、そのような周波数
帯域毎の減衰特性を実現するような遮音構造を選定する
ことで、判定者の好みに的確に応えうる遮音構造の自動
選定を実現できる。
【0110】(6)請求項6記載の本発明では、遮音材
の種類,厚さ,構造等の遮音構造データは室内の吸音性
能を示すデータとは区別されて記憶されており、遮音構
造の選定にあたって、主に、前者の遮音構造データのみ
を検索することによって、より迅速な自動選定が可能と
なる。
【0111】(7)請求項7記載の本発明では、減衰量
調整手段の、レバー等の減衰量を調整するための部材の
位置を座標で特定し、その座標値の読み込みによって、
判定者の調整量を自動的に読み取ることができる。
【0112】(8)請求項8記載の本発明では、遮音性
能プログラムによる演算によって遮音性能を決定するこ
とによって、種々の条件に合致させて柔軟な遮音構造選
定を行うことができる。
【0113】(9)以上のように、本発明によれば、判
定者が最適と判断する遮音構造が、実音の試聴による装
置の調節結果に基づき適確に選定でき、また、コンピュ
ータによる自動選定のため、条件変更が容易で、短時間
で比較判定ができる。
【0114】したがって、本発明は、住宅、ホテルのサ
ッシ、界壁、界床の選定や、事務所ビルの設備機械の遮
音構造の選定、あるいは、工場、プラントなどの防音構
造の設計などの設計支援ツールとして、あるいは営業の
支援ツールとして、広範囲に活用できる。
【0115】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の遮音構造選定装置の第1の実施例の構
造を示す図である。
【図2】図1の実施例の動作手順を示すフローチャート
である。
【図3】本発明の第2の実施例の概要を示す図である。
【図4】図3の実施例の詳細な構成を示す図である。
【図5】遮音構造データベースの内容の一例を示す図で
ある。
【図6】室内データの内容の一例を示す図である。
【図7】図3に示される実施例の、主要な動作の手順を
示すフローチャートである。
【図8】図3に示される実施例における、遮音構造を自
動的に選定するまでの手順を示す図である。
【図9】遮音構造データベースの他の例を示す図であ
る。
【図10】遮音構造データベースのさらに他の実施例を
示す図である。
【図11】遮音性能プログラムによる演算例を説明する
ための図である。
【符号の説明】
10 原音再生手段 20 屋外音作成手段 30 室内音再現手段 40 減衰器 50 アンプ 60 スピーカ 70 レベル調整手段 80 フェーダ 82 表示手段 90 各種条件の入力手段 100 調整量定量化手段 110 レバー自動調整手段 200 CPU(コンピュータ) 210 読込み手段 220 遮音構造選定手段 230 レバーの再設定手段 240 表示制御手段 250 システム全体の動作制御手段 300 遮音構造データベース 310 室内の仕様データ(室内データ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G10K 15/00

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 判定者が所望する音のレベルを実現する
    ための遮音構造を、電気的な信号処理を用いて自動的に
    選定する遮音構造選定装置であって、 前記遮音構造を構成する遮音体上の音源側の音のレベル
    に相当する電気信号を作成する音源側の音の作成手段
    と、 この音源側の音の作成手段によって作成された前記遮音
    体上の音源側の音のレベルに相当する電気信号のレベル
    を減衰させ、かつ、その減衰量が可変である減衰手段
    と、 この減衰手段によって減衰された信号を受けて音を再生
    する音の再生手段と、 前記減衰手段の減衰量を調整するための減衰量調整手段
    と、 この減衰量調整手段による判定者の調整量を読み込む、
    調整量の読込み手段と、 複数種類の遮音構造のデータを記憶している遮音構造デ
    ータの記憶手段と、 この遮音構造データの記憶手段に記憶されている前記複
    数種類の遮音構造のデータを検索し、前記読込み手段に
    よって読み込まれた判定者の調整量に近似する遮音効果
    を実現できる遮音構造を選定する遮音構造選定手段と、
    を具備することを特徴とする遮音構造選定装置。
  2. 【請求項2】 遮音構造選定手段によって遮音構造が選
    定されると、その選択された遮音構造によって実現され
    る音のレベルを実音化して再現する、音の再現手段をさ
    らに具備することを特徴とする請求項1記載の遮音構造
    選定装置。
  3. 【請求項3】 遮音構造選定手段によって遮音構造が選
    定されると、選定された遮音構造の遮音性能に対応して
    前記減衰量調整手段の減衰量を再設定する再設定手段を
    さらに具備することを特徴とする請求項1または2記載
    の遮音構造選定装置。
  4. 【請求項4】 遮音構造データの記憶手段が記憶してい
    る遮音構造のデータは、少なくとも、遮音材の種類、遮
    音材の構造、遮音材の厚みの各要素に関するデータを含
    むことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の遮
    音構造選定装置。
  5. 【請求項5】 減衰手段は、所定の周波数帯域をもつ複
    数のチャンネル毎に信号レベルを制御する回路を具備し
    て各チャンネル毎に減衰量を設定できるようになってお
    り、かつ、その各チャンネル毎の減衰量は前記減衰量調
    整手段に設けられた調整部材の操作によって任意に調整
    できるようになっており、 また、前記遮音構造データの記憶手段には、遮音材の、
    前記複数のチャンネルのぞれぞれに対応した周波数帯域
    における減衰量データが記憶されており、 遮音構造選定手段は、遮音構造データの記憶手段に記憶
    されている前記遮音材の減衰量データを検索し、前記読
    込み手段によって読み込まれた、判定者の各チャンネル
    毎の調整量に近似する遮音効果を実現できる遮音構造を
    選定することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記
    載の遮音構造選定装置。
  6. 【請求項6】 遮音構造データの記憶手段において、前
    記遮音構造データは、 遮音構造により仕切られた受音側の吸音性能を示す受音
    側のデータとは区別されて記憶されていることを特徴と
    する請求項1〜5のいずれかに記載の遮音構造選定装
    置。
  7. 【請求項7】 減衰量の調整手段は、所望の減衰量を設
    定するためのレバー等の調整部材を有し、前記調整量の
    読込み手段は、前記調整部材の位置に対応した座標によ
    って調整量を定量化して読み込むことを特徴とする請求
    項1〜6のいずれかに記載の遮音構造選定装置。
  8. 【請求項8】 遮音構造選定手段は、遮音構造データの
    記憶手段の記憶データを用いて、遮音性能プログラムに
    基づく演算を行って遮音材による遮音効果を求め、これ
    に基づいて遮音構造を選定することを特徴とする請求項
    1〜7のいずれかに記載の遮音構造選定装置。
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