JP2951656B1 - 脱着式鋼製中央分離帯壁高欄 - Google Patents
脱着式鋼製中央分離帯壁高欄Info
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Abstract
ることは不可能であり、またコンクリート製の中央分離
帯壁高欄は、橋梁に過大な荷重負担を強いる。 【解決手段】 鋼板を折り返した形状で、空間による一
定の厚さを保つ鋼製壁の底部軸方向に、T型頭部に交互
に切り欠き部を形成した一対のレールを固定部を利用し
て逆さに取り付けた高欄部と高欄部の底部に取り付けた
レール切り欠き部間の余部を落し込む切り欠き部を交互
に形成したT型頭部を有する一対のレールを固定部を利
用して基板に取り付けた台座部とからなり、高欄部と台
座部とを、それぞれ取り付けられたレールの切り欠き部
と余部とを向い合わせて高欄部のレールを台座部のレー
ルに落し込み、軸方向にずらすことにより一体とするこ
とを特徴とする。
Description
高架道路に適した脱着自在な鋼製の中央分離帯壁高欄に
関するものである。
め、車輌が誤って対向車線へ飛び出すと大事故につなが
るおそれがあり、これを防止するため、中央線に中央分
離帯壁高欄を設置しているところが多い。
うときは、通常、車輌の通行規制が行われる。通行規制
の多くは、対向車線の一方を閉鎖し、車線の多い道路に
あっては、中央線を移動しての対面通行が行われ、車線
の少ない道路にあっては、片側交互通行が行われるのが
普通である。
間中央線の移動を行う必要のある道路が多々存在する。
を移動させるにあたり、固定されている分離帯壁高欄を
移動させることは不可能である。そこで、新たに臨時の
分離帯壁高欄を設置するが、これまでのようにコンクリ
ートで形成した分離帯壁高欄では重量が大きく、橋梁に
設置すると橋梁に過大な荷重負担を強いる結果となり、
また、不要時は破壊して処理するため、経済的にも不利
であるという課題を有する。
決するため、中央分離帯に設置する壁高欄において、埋
設される台座部と台座部に固定される高欄部とを高欄部
が台座部から脱着自在であるような脱着式鋼製中央分離
帯壁高欄を提供する。
による一定の厚さを保つ鋼製壁の底部軸方向に、T型頭
部に交互に切り欠き部を形成した一対のレールを固定部
を利用して逆さに取り付けてなる高欄部と、高欄部の底
部に取り付けたレールの切り欠き部間の余部を落し込む
切り欠き部を交互に形成したT型頭部を有する一対のレ
ールを固定部を利用して基板に取り付けた台座部とから
なり、高欄部と台座部とを、それぞれに取り付けられた
レールの切り欠き部と余部とを向い合わせて高欄部のレ
ールを台座部のレールに落し込み、軸方向にずらすこと
により一体とすることを特徴とする脱着式鋼製中央分離
帯壁高欄を提供する。
下端方に鋼板からなるタイヤ支承部を一体化してなる脱
着式鋼製中央分離帯壁高欄を提供する。
て説明する。
明をする。図1は鋼製壁の正面図、図2は高欄部の正面
図、図3は同側面図、図4は同底面図である。なお、底
面図は側面図と対比しやすいように90度回転させてあ
る。
軸方向に固定した底面板3と必要に応じて形成したタイ
ヤ支承部5とからなっている。
間2aによる一定の厚さを形成した側板2b、側板2
c、天板2dとからなる。この実施の形態では、2枚の
鋼板を溶接2eにより連接してある。両側板2b、2c
の内面下方長手方向には、補強鋼板6が、必要に応じて
それぞれに形成されたボルト穴を介してボルト7a、ナ
ット7bによる締め付け具7により締結一体化されてい
る。8、9はそれぞれ補強リブで、必要に応じて適宜の
間隔で、鋼製壁2の空間2aに嵌挿されている。
面に溶接等により一体化されている。この底面板3は、
たとえば桟状のようなものでもよく、後述するレール4
が固着できるものであればよい。
軌道用のものが使用され、それぞれT型頭部4aに切り
欠き部4cが形成され、切り欠き部4cと余部4dとが
交互に位置するようになっている。ここで切り欠き部4
cと余部4dの寸法は4c>4dである。このようにし
てなる一対のレール4はT型頭部4aと固定部4bとを
逆さまにして固定部4bを底面板3の下面に溶接等によ
り固定されてなる。
製壁2の両側板2b、2cにそれぞれ溶接等により固定
されてなり、両側板2b、2cとタイヤ支承部5間には
板状の補強リブ10を適宜の間隔で嵌挿してある。タイ
ヤ支承部5は車輪が直に道路からはずれて鋼製壁2に接
触することのないようにするためのものであるが、同時
に設置した高欄部の安定性に寄与する。
説明をする。図5は正面図、図6は平面図である。な
お、平面図は説明の便宜上90度回転してある。
4と必要に応じて形成した高欄部1の底面を受ける箱状
体13、15とからなっている。
方向に適宜の間隔で、ボルト穴12aが穿孔されてい
る。
体で、鋼板により形成されている。この箱状体13は、
蓋部13aと側板13bとによりなり、側板13bは、
基板12に固着された高さ調節板16を間にして固着さ
れ、蓋部13aはボルト窓13cが開口された側板13
bに固着されている。箱状体15は同じく蓋部15aと
側板15bとによりなり、側板15bは、基板2に固着
された高さ調節板16を間にして固着され、蓋部15a
は側板15bに固着されている。
する軌道用のものが使用され、それぞれT型頭部14a
に切り欠き部4cが形成され切り欠き部14cと余部1
4dとが交互に位置するようになっている。ここで切り
欠き部14cと余部14dの寸法は、14c>14dで
ある。このようにしてなる一対のレール14は、固定部
14bを高さ調節板16を間にして基板12上に溶接等
により定着される。一対のレール14の基板12上への
定着位置は、高欄部1の底部に取り付けた一対のレール
4の切り欠き部4c間の余部4dを一対のレール14の
切り欠き部14cに落し込むことのできる位置である。
この実施の形態では、高欄部1の底部に取り付けられた
一対のレールの軸壁4eの外側に一対のレール14のそ
れぞれの軸壁14eが位置し、それぞれのT型頭部4a
と4bの片側が向い合うようになっている。
とにより、脱着式鋼製中央分離帯壁高欄が形成され、図
7に示すように床版19等に台座部11を定着させ、台
座部11に高欄部1を結合させて設置される。
帯壁高欄が設置された状態を示す断面図、図8乃至図1
0は、高欄部1と台座部11とを結合する手順をそれぞ
れに取り付けられている正面左側のレール4、14によ
って図式的に説明する手順図である。
状体13に開口したボルト窓13c、基板12に穿孔し
たボルト穴12aを利用してアンカーボルト18により
床版19上に定着する。この後台座部11に高欄部1を
結合する。
させ、図8(a)(b)に示すように、高欄部1側のレ
ール4のT型頭部4aに形成された切り欠き部4cと台
座部11側のレール14のT型頭部14aに形成された
切り欠き部14c間の余部14dとを向い合わせ(この
ときT型頭部4aに形成された切り欠き部4c間の余部
4dとT型頭部14aに形成された切り欠き部14cも
向い合う)、図9(a)(b)に示すように高欄部1側
のレール4を台座部11側のレール14に落し込む。こ
の後高欄部1を橋軸方向にずらす。高欄部1を橋軸方向
にずらすと図10(a)(b)に示すように高欄部1の
レール4のT型頭部4aの余部4dと台座部11のレー
ル14のT型頭部14aの余部14dとがしっかりと噛
み合って、高欄部1は台座部11に固定される。なお、
図中17は空隙充填するためのシール材である。
央分離帯壁高欄が設置される。
は、高欄部1を台座部11に固定するときと反対方向に
ずらし、高欄部1と台座部11とのレール4の余部4d
とレール14の余部14dとの噛み合わせを解除するこ
とにより行う。
ぎの効果を有する。
高欄部の設置、移動が容易であり、壁高欄による中央線
の移動を行うときは、別途台座部を設置するだけでも高
欄部の移設が可能である。
を有する鋼製壁からなる高欄部であるから、コンクリー
ト製のものに比してはるかに重量が少なく、床版上の死
荷重の減少が図れる。
る。)。
る。)。
る。
明図で、(a)はA−A断面図、(b)は切り欠き部と
余部の側面図である。
明図で、(a)はA−A断面図、(b)は切り欠き部と
余部の側面図である。
説明図で、(a)はA−A断面図、(b)は切り欠き部
と余部の側面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 鋼板を折り返した形状で、空間による一
定の厚さを保つ鋼製壁の底部軸方向に、T型頭部に交互
に切り欠き部を形成した一対のレールを固定部を利用し
て逆さに取り付けてなる高欄部と、高欄部の底部に取り
付けたレールの切り欠き部間の余部を落し込む切り欠き
部を交互に形成したT型頭部を有する一対のレールを固
定部を利用して基板に取り付けた台座部とからなり、高
欄部と台座部とを、それぞれに取り付けられたレールの
切り欠き部と余部とを向い合わせて高欄部のレールを台
座部のレールに落し込み、軸方向にずらすことにより一
体とすることを特徴とする脱着式鋼製中央分離帯壁高
欄。 - 【請求項2】 鋼板を折り返した形状で空間による一定
の厚さを保って鋼製壁の底部軸方向に、T型頭部に交互
に切り欠き部を形成した一対のレールを固定部を利用し
て逆さに取り付け、側板外側下端方に鋼板からなるタイ
ヤ支承部を一体化した高欄部と、高欄部の底部に取り付
けたレールの切り欠き部間の余部を落し込む切り欠き部
を交互に形成したT型頭部を有する一対のレールを固定
部を利用して基板に取り付けた台座部とからなり、高欄
部と台座部とを、それぞれに取り付けられたレールの切
り欠き部と余部とを向い合わせて高欄部のレールを台座
部のレールに落し込み、軸方向にずらすことにより一体
とすることを特徴とする脱着式鋼製中央分離帯壁高欄。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26580898A JP2951656B1 (ja) | 1998-09-04 | 1998-09-04 | 脱着式鋼製中央分離帯壁高欄 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26580898A JP2951656B1 (ja) | 1998-09-04 | 1998-09-04 | 脱着式鋼製中央分離帯壁高欄 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2951656B1 true JP2951656B1 (ja) | 1999-09-20 |
JP2000080618A JP2000080618A (ja) | 2000-03-21 |
Family
ID=17422344
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26580898A Expired - Fee Related JP2951656B1 (ja) | 1998-09-04 | 1998-09-04 | 脱着式鋼製中央分離帯壁高欄 |
Country Status (1)
Country | Link |
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Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR20020096035A (ko) * | 2002-11-11 | 2002-12-28 | 김명원 | 지하철역 승하차 대기장 끝단부에 철로로 추락되는 것을방지한 입광고물판 |
JP4555868B2 (ja) * | 2008-01-17 | 2010-10-06 | 日本車輌製造株式会社 | 高欄 |
KR101111029B1 (ko) * | 2009-12-02 | 2012-03-13 | 김해정 | 탈착식 중앙 분리대 |
JP2016211230A (ja) * | 2015-05-08 | 2016-12-15 | 株式会社シラヤマ | 鋼製脱着式地覆 |
JP6257012B1 (ja) * | 2017-06-27 | 2018-01-10 | 株式会社シラヤマ | 中央分離帯 |
-
1998
- 1998-09-04 JP JP26580898A patent/JP2951656B1/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JP2000080618A (ja) | 2000-03-21 |
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