JP2950238B2 - 熱機械分析装置 - Google Patents

熱機械分析装置

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JP2950238B2
JP2950238B2 JP15351596A JP15351596A JP2950238B2 JP 2950238 B2 JP2950238 B2 JP 2950238B2 JP 15351596 A JP15351596 A JP 15351596A JP 15351596 A JP15351596 A JP 15351596A JP 2950238 B2 JP2950238 B2 JP 2950238B2
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detection rod
force
coil
thermomechanical analyzer
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広治 桑田
豊明 福島
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  • Investigating Or Analyzing Materials Using Thermal Means (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、試料を加熱し適
当な荷重を加えてこの試料の熱的変化に伴う効果を測定
する熱機械分析装置に関する。
【0002】
【従来の技術】熱機械分析装置では、検出棒を試料に直
接接触させて加熱し該試料の寸法変化等を測定するよう
になっている。
【0003】このような熱機械分析装置の検出棒の支持
方式としては、ビームの一端に検出棒を付け他端にはカ
ウンターウエイトを付ける天秤機構を利用したものがあ
る。この天秤機構を利用した熱機械分析装置では検出
棒、差動トランスコア及びフォースコイルを付加した状
態で天秤の平衡を取り、試料の変更及び設置は試料支持
管を上下に移動させて行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】天秤方式による熱機械
分析装置では、天秤平衡の状態で試料を設置しているの
で試料を変更する際には試料支持管を手動若しくはモー
タによって移動させている。所でフォースコイルに電流
を流し発生する荷重で検出棒を移動させて試料を変更す
る方法も考えられるが、仮にフォースコイルによる荷重
で検出棒を移動させようとしても適当な位置に検出棒を
停止させることは困難であり、また移動速度を調節する
ことも困難である。
【0005】この発明はかかる課題を解決するためにな
されたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、この発明は、一端
を試料に接触させ且つ永久磁石と相互作用するフォース
コイル及び差動トランスコアを取り付けた検出棒と、該
検出棒の一端が前記試料に接触した状態で前記試料にか
かる荷重がゼロとなるように該検出棒の重さと平衡させ
るための弾性手段と、該弾性手段を取付けた固定ブロッ
クであって永久磁石及び差動トランスコイルを固定した
ものとを備え、前記フォースコイルと前記永久磁石の作
用により上向きの電磁力を発生させ、この電磁力と前記
弾性手段による上向きの力を合成した力が前記検出棒の
重力とつりあうことによって前記検出棒端を前記試料の
上方に移動した状態とする検出棒移動手段を備えたこと
を特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、この発明の具体的実施例に
ついて図面を参照して説明する。
【0008】図1はこの発明にかかる熱機械分析装置の
実施例の縦断面図である。この図において1は検出棒で
あって下端部は試料Mに接触させる。2はバネであって
一方は検出棒1の上端に接続し他方は固定ブロック10に
接続する。3は検出棒1に付加したフォースコイル、4
は永久磁石であって該フォースコイル3に電流を流しこ
れらの相互作用により検出棒1を介して試料Mに圧縮、
引張荷重を加えるようになっている。
【0009】5は検出棒1に連結した差動トランスコイ
ル、6は差動トランスコアであり該差動トランスコア6
の移動によって試料Mの長さ変化を検出する。7は試料
支持管であって底に試料Mを設置し、電気炉8で加熱す
る。
【0010】以上の説明から明らかなように、検出棒1
とフォースコイル3と差動トランスコア6は一体となっ
てバネ2に吊られているが、通常試料を加熱しない状態
ではこれらの荷重は試料Mにかからないよう平衡状態に
してある。そして上記するようにフォースコイル3に電
流を流すと該フォースコイル3と永久磁石4との相互作
用により試料Mに適当な荷重がかかるようになってい
る。また、熱分析の際は試料Mは電気炉8で加熱された
試料長が変化するが、この変化量は直ちに差動トランス
コア6及び差動トランスコイル5の電気信号の変化とし
て検出され、その変化量によって試料Mの膨脹係数等を
物理量を知ることが出来る。尚、9はマイクロメータで
あって試料長の測定やブロック10を介して検出棒1を手
動で移動することが出来るようにしたものである。
【0011】この発明にかかる熱機械分析装置の構成は
以上のようになっているが、次に試料変更の操作につい
て説明する。
【0012】図2及び図3は試料変更の際の様子を示す
この発明にかかる熱機械分析装置の縦断面の簡略図であ
る。図2に示されるように、フォースコイル3には電流
を流さず荷重をゼロの状態とし、この時のバネ2の長さ
をL0 とする。
【0013】次に、図3においてフォースコイル3に電
流を流し上向きにΔFの力が生じるようにする。この時
のバネ2の長さをL1 とする。従ってバネ定数をkとす
ると、 ΔF=−k(L1 −L0 )となり、フォースコ
イル3の荷重ΔFを適当な値で増加させることにより、
適当な位置で検出棒1を停止させることが出来る。こう
して試料変更後は再びΔFをゼロに戻してやれば、図2
に示すような試料Mと検出棒1とが無負荷の状態で接触
する状態に戻すことが出来る。
【0014】この発明の一実施例は以上のようである
が、上記バネ2はコイルバネとしたがコイルバネに限ら
ず空気バネ或いは板バネ等他の付勢手段であっても良
い。また、取付け位置も上端に限らず検出棒1の途中か
ら固定ブロック10に係止するようにしても良い。
【0015】
【発明の効果】この発明にかかる熱機械分析装置は以上
詳述したような構成としたので、本来試料を分析する際
適当な荷重を試料に付加する役割をもったフォースコイ
ルを試料変更用及び試料設置のために利用することが出
来る。従って試料の変更、設置等のスピードアップ並び
に操作性を飛躍的に向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる熱機械分析装置の実施例の縦
断面図である。
【図2】この発明にかかる熱機械分析装置の縦断面の簡
略図で試料変更の際の様子を示す図である。
【図3】この発明にかかる熱機械分析装置の縦断面の簡
略図で試料変更の際の様子を示す図である。
【符号の説明】
1…検出棒 2…バネ 3…フォースコイル 4…永久磁石 5…差動トランスコイル 6…差動トラ
ンスコア 7…試料支持管 8…加熱炉 9…マイクロメータ 10…固定ブロ
ック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01N 25/00 - 25/72

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端を試料に接触させ且つ永久磁石と相
    互作用するフォースコイル及び差動トランスコアを取り
    付けた検出棒と、該検出棒の一端が前記試料に接触した
    状態で前記試料にかかる荷重がゼロとなるように該検出
    棒の重さと平衡させるための弾性手段と、該弾性手段を
    取付けた固定ブロックであって永久磁石及び差動トラン
    スコイルを固定したものとを備え、前記フォースコイル
    と前記永久磁石の作用により上向きの電磁力を発生さ
    せ、この電磁力と前記弾性手段による上向きの力を合成
    した力が前記検出棒の重力とつりあうことによって前記
    検出棒端を前記試料の上方に移動した状態とする検出棒
    移動手段を備えたことを特徴とする熱機械分析装置。
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