JP2949250B2 - チップ型フィルタ - Google Patents

チップ型フィルタ

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JP2949250B2
JP2949250B2 JP5234037A JP23403793A JP2949250B2 JP 2949250 B2 JP2949250 B2 JP 2949250B2 JP 5234037 A JP5234037 A JP 5234037A JP 23403793 A JP23403793 A JP 23403793A JP 2949250 B2 JP2949250 B2 JP 2949250B2
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子 敏 己 金
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    • H01P1/201Filters for transverse electromagnetic waves
    • H01P1/203Strip line filters
    • H01P1/20327Electromagnetic interstage coupling
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    • H01P7/082Microstripline resonators

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  • Electromagnetism (AREA)
  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はチップ型フィルタに関
し、特にたとえば、1/4波長の共振器を用いたチップ
型フィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】図20はこの発明の背景となる従来の共
振器の一例を示す斜視図である。この共振器は、誘電体
基板1を含み、その一方面のほぼ全面にアース電極2が
形成される。そして、誘電体基板1の他方面には、アー
ス電極2と対向するようにして、直線状のパターン電極
3が形成される。このパターン電極3の一端は、誘電体
基板1の端面を介してアース電極2に接続される。これ
らの誘電体基板1,アース電極2およびパターン電極3
で、マイクロストリップラインが形成される。
【0003】また、このような共振器を用いて、図21
に示すようなチップ型フィルタが形成される。このチッ
プ型フィルタでは、誘電体基板1の一方面のほぼ全面に
アース電極2が形成される。そして、誘電体基板1の他
方面上には、アース電極2と対向するようにして、2つ
のパターン電極3が形成される。これらのパターン電極
3の一端は、誘電体基板1の端面を介してアース電極2
に接続される。これらのパターン電極3は、互いに平行
になるように形成され、電磁気的に結合される。パター
ン電極3から誘電体基板1の端部に向かって、取出し電
極4が形成される。取出し電極4は、アース電極2に接
続されたパターン電極3の一端から間隔を隔てて形成さ
れる。このチップ型フィルタでは、2つのマイクロスト
リップラインが電磁気的に結合することにより、フィル
タが形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような共振器やチ
ップ型フィルタでは、パターン電極の一端がアース電極
に接続され、パターン電極の他端が開放されている。こ
れらの共振器やチップ型フィルタは、大きい誘電体基板
上に多数の電極を形成し、誘電体基板を切断したのち、
パターン電極とアース電極とを接続することにより形成
される。ところが、パターン電極とアース電極とは誘電
体基板の両面に形成されているため、誘電体基板の切断
位置のずれなどのためにパターン電極の開放端とアース
電極との間隔にばらつきがあり、それらの間に形成され
る静電容量が変わって、共振器やチップ型フィルタの特
性にもばらつきが生じる。
【0005】また、共振器を使用するに際して、外部回
路とのインピーダンス整合をとることが望ましい。とこ
ろが、図20に示すマイクロストリップライン共振器で
は、誘電体基板の比誘電率や寸法および各電極の寸法な
どによって特性インピーダンスが決定されるため、外部
回路との整合がとれない場合がある。そのため、インピ
ーダンス調整用のLC部品を取り付けたり、トリミング
工程を入れたりして、外部回路とのインピーダンス整合
をとる必要がある。
【0006】それゆえに、この発明の主たる目的は、特
性のばらつきが少なく、製造時に簡単にインピーダンス
の調整をすることができる、チップ型フィルタを提供す
ることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明のチップ型フィ
ルタは、誘電体基板と、誘電体基板の一方面上に面状に
形成されるアース電極と、誘電体基板の他方面上にアー
ス電極と対向して形成され、その一端が誘電体基板の1
つの辺においてアース電極に接続され、誘電体基板の1
つの辺から内側に向かってコ字状に形成されることによ
り中央部に電極のない部分が形成される複数のパターン
電極と、それぞれのパターン電極の一端と間隔を隔てて
パターン電極から引き出される取出し電極と、誘電体基
板の1つの辺においてアース電極に接続され、誘電体基
板の同一平面上でそれぞれのパターン電極の他端に共通
に対向するように形成される1つのガード電極とを含
み、複数のパターン電極が電磁気的に結合した、チップ
型フィルタである。このようなチップ型フィルタにおい
て、アース電極の上およびパターン電極と取出し電極と
ガード電極の上に保護層が形成される。また、別の誘電
体基板を介してパターン電極,取出し電極およびガード
電極に対向するように、シールド電極が形成されてもよ
い。このシールド電極は、他の電極と絶縁されることが
望ましい。さらに、複数のパターン電極は、誘電体基板
の1つの辺から内側に向かうにしたがって幅が狭くなる
ように形成されることが好ましい。
【0008】
【作用】誘電体基板の同一面上において、複数のコ字状
パターン電極の開放端と共通に対向してガード電極が
形成されているため、多数の電極を形成した誘電体基板
を切断しても、パターン電極とガード電極との間隔にば
らつきが少ない。ガード電極は誘電体基板の1つの辺に
おいてアース電極に接続されているため、パターン電極
とガード電極との間に形成される静電容量すなわちパタ
ーン電極とアース電極との間に形成される静電容量のば
らつきが少ない。また、インピーダンスは、アース電極
に接続されたパターン電極の一端と取出し電極との間の
距離によって決定される。
【0009】
【発明の効果】この発明によれば、誘電体基板の1つの
辺にガード電極が形成されることによって、複数のパタ
ーン電極の開放端とガード電極との間の静電容量のばら
つきが少なくなり、チップ型フィルタの特性のばらつき
を少なくすることができる。また、アース電極に接続さ
れたパターン電極の一端と取出し電極との間の距離を調
整することによって、チップ型フィルタのインピーダン
スを調整することができる。したがって、所望のインピ
ーダンスを得ることができ、外部回路とのインピーダン
ス整合をとるために、他のLC部品などを使用する必要
がない。さらに、パターン電極をコ字状にすることによ
り、直線状のパターン電極を形成した場合に比べて小型
化が可能である。しかも、エッチングなどの方法を用い
て、各電極の寸法を正確に形成することができるため、
精度の高いチップ型フィルタを得ることができる。さら
に、1枚の誘電体基板に複数の電極パターンを正確に形
成することができるため、チップ型フィルタの量産が可
能であり、コストダウンを図ることができる。
【0010】この発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明から一層明らかとなろう。
【0011】
【実施例】図1はこの発明の一実施例を示す平面図であ
り、図2および図3はそれぞれ線XVIII−XVII
Iおよび線XIX−XIXにおける断面図であり、図4
はその分解斜視図である。このチップ型フィルタ50
は、矩形板状の第1の誘電体基板12を含む。第1の誘
電体基板12の一方面上には、図5,図6および図7に
示すように、ほぼ全面にアース電極14が形成される。
さらに、第1の誘電体基板12の他方面上には、アース
電極14に対向して2つのパターン電極16a,16b
が形成される。
【0012】 パターン電極16aは、第1の誘電体基板
12の一方側において、1つの辺から内側に向かってコ
字状に形成される。また、別のパターン電極16bは、
第1の誘電体基板12の他方側において、パターン電極
16aと同じ辺から内側に向かってコ字状に形成され
る。これらのパターン電極16a,16bは、第1の誘
電体基板12の端部側から内側に向かうにしたがって、
その幅が小さくなるように形成される。
【0013】 パターン電極16aから第1の誘電体基板
12の端部に向かって、取出し電極18aが引き出され
る。取出し電極18aは、第1の誘電体基板12の辺に
引き出されたパターン電極16aの一端から所定の間隔
を隔てて形成される。同様に、パターン電極16bから
第1の誘電体基板12の端部に向かって、取出し電極1
8bが引き出される。取出し電極18bは、第1の誘電
体基板12の辺に引き出されたパターン電極16bの一
端から所定の間隔を隔てて形成される。
【0014】 さらに、第1の誘電体基板12の他方面上
には、パターン電極16a,16bの内側の端部に対向
するように、ガード電極20が形成される。このガード
電極20は、第1の誘電体基板12の端部に引き出され
る。これらのパターン電極16a,16b,取出し電極
18a,18bおよびガード電極20の上には、ポリイ
ミド層などの接着剤層22が形成される。この接着剤層
22上には、第2の誘電体基板24が形成される。さら
に、図8,図9および図10に示すように、第2の誘電
体基板24上には、ほぼ全面にシールド電極28が形成
される。そして、アース電極14およびシールド電極2
8を覆うようにして、保護層30,32が形成される。
このとき、保護層30,32は、取出し電極18a,1
8bの引き出された方向を除いて、アース電極14およ
びシールド電極28の端部が露出するように形成され
る。
【0015】 このチップ型フィルタ50の対向する側面
には、6つの端子電極34a,34b,34c,34
d,34eおよび34fが形成される。これらの端子電
極34a〜34fは、取出し電極18a,18bが引き
出されていない側面に形成される。そして、1つの端子
電極34aによって、パターン電極16a,アース電極
14およびシールド電極28が接続される。同様に、端
子電極34cによって、別のパターン電極16b,アー
ス電極14およびシールド電極28が接続される。ま
た、端子電極34bによって、ガード電極20,アース
電極14およびシールド電極28が接続される。他の端
子電極34d,34e,34fは、それぞれアース電極
14およびシールド電極28に接続される。
【0016】 さらに、チップ型フィルタ50の取出し電
極18aが引き出された側面には取出し端子電極36a
が形成され、取出し電極18bが引き出された側面には
取出し端子電極36bが形成される。そして、取出し端
子電極36aは取出し電極18aに接続され、取出し端
子電極36bは取出し電極18bに接続される。このチ
ップ型フィルタ50の入出力インピーダンスは、端子電
極34aに接続されたパターン電極16aの一端と取出
し電極18aとの間隔、および端子電極34cに接続さ
れたパターン電極16bの一端と取出し電極18bとの
間隔によって決定される。
【0017】 このチップ型フィルタ50では、コンデン
サパターンが形成されていないが、図11に示す等価回
路を有する。これは、このチップ型フィルタ50の構造
がストリップライン構造であるために、パターン電極1
6a,16bとアース電極14との間に静電容量が形成
されるためである。なお、図11に示す等価回路におい
て、CXおよびMは電磁気的な結合を示す。このよう
に、このチップ型フィルタ50では、2つの共振器が電
磁気的に結合することにより、フィルタが形成されてい
る。第1の誘電体基板12の材料として比誘電率が10
0のものを使用し、第2の誘電体基板24の材料として
比誘電率が20のものを使用してチップ型フィルタ50
を形成し、その周波数特性を図12に示した。このチッ
プ型フィルタ50において、パターン電極16a,16
bの面積をS1とし、パターン電極16a,16bの中
央部の電極が形成されていない部分の面積をS2とした
とき、面積比S2/S1を大きくし、パターン電極16
a,16bの幅を変化させることによって、Qの大きい
特性を有するフィルタを得ることができる。
【0018】 チップ型フィルタ50の周波数帯域幅は、
2つのパターン電極16a,16bの間隔を変えること
により調整することができる。このようなチップ型フィ
ルタ50において、パターン電極16a,16b間の距
離を変えて、−3dB帯域幅を測定し、その結果を図1
に示した。図13からわかるように、パターン電極間
の距離を小さくすると帯域幅は広くなり、パターン電極
間の距離を大きくすると帯域幅は狭くなる。ただし、パ
ターン電極間の距離を必要以上に狭くすると、双峰特性
となるので好ましくない。
【0019】 また、このチップ型フィルタ50では、パ
ターン電極16aの一端と取出し電極18aとの間隔、
およびパターン電極16bの一端と取出し電極18bと
の間隔を調整することにより、入出力インピーダンスを
調整することができるため、容易に外部回路とのインピ
ーダンス整合をとることができる。
【0020】 また、このチップ型フィルタ50では、パ
ターン電極16a,16bがコ字状であるため、直線状
のパターン電極を有するフィルタに比べて、小型化が可
能である。さらに、直線状のパターン電極を有するフィ
ルタに比べて、2つのパターン電極の隣接する部分が短
い。そのため、2つの共振器の電磁気的な結合が小さ
く、2つのパターン電極間の距離を小さくすることがで
きる。したがって、さらにチップ型フィルタの小型化を
図ることができる。このようなチップ型フィルタとし
て、3.2×1.6mmの超小型のバンドパスフィルタ
を得ることができた。
【0021】 また、このチップ型フィルタ50では、第
1の誘電体基板12の同一面上で、パターン電極16
a,16bの開放端と共通に対向してガード電極20が
形成されているため、多数の電極を形成した誘電体基板
を切断しても、パターン電極16a,16bの開放端と
ガード電極20との間の距離が固定化される。そして、
ガード電極20はアース電極14に接続されているた
め、パターン電極16a,16bの開放端とガード電極
20との間に生じる静電容量にばらつきが少ない。した
がって、チップ型フィルタ50の特性のばらつきも少な
くすることができる。
【0022】 また、パターン電極から引き出される取出
し電極の形成位置を変えることにより、チップ型フィル
タの入出力インピーダンスを調整することができる。し
かも、エッチングなどの方法を用いて、各電極の寸法を
正確に形成することができるため、精度の高いチップ型
フィルタを得ることができる。実験では、チップ型フィ
ルタの中心周波数のばらつきを±1.0%以下にするこ
とができた。さらに、1枚の誘電体基板に複数の電極パ
ターンを正確に形成することができるため、チップ型フ
ィルタの量産が可能であり、コストダウンを図ることが
できる。
【0023】 さらに、図14に示すように、シールド電
極28を保護層32より小さくし、他の電極から絶縁さ
れた状態にしてもよい。シールド電極28がアース電極
14に接続されていると、パターン電極16a,16b
とシールド電極28との間に形成される静電容量が接地
され、パターン電極16a,16b間の電界結合が小さ
くなって、特性が劣化する場合がある。しかしながら、
シールド電極28が他の電極と絶縁状態にあると、パタ
ーン電極16a,16bとシールド電極28との間に形
成される静電容量が接地されない。したがって、十分な
電界結合を得ることができ、特性の優れたチップ型フィ
ルタを得ることができる。
【0024】 また、図15に示すように、シールド電極
が形成されていなくてもよい。この場合、パターン電極
16a,16b,取出し電極18a,18bおよびガー
ド電極20の上に保護層32が形成される。シールド電
極が形成されたフィルタでは、2つの共振器間の磁界が
シールド電極によって邪魔され、共振器間の磁界結合が
小さくなる場合がある。このような場合、チップ型フィ
ルタの特性が劣化する恐れがある。しかしながら、この
チップ型フィルタ50では、シールド電極が形成されて
いないため、共振器間の磁界が邪魔されず、十分な磁界
結合を得ることができる。したがって、特性の優れたチ
ップ型フィルタを得ることができる。−3dB帯域幅が
200MHz,中心周波数3.2GHzのフィルタにつ
いて、シールド電極があるものと比較すると、挿入損失
を約0.2〜0.5dB低減することができた。
【0025】 このチップ型フィルタ50の周波数特性
が、図16に示される。また、2つのパターン電極16
a,16b間の距離と−3dB帯域幅との関係が、図1
に示される。図16に示すように、このチップ型フィ
ルタ50では、Qの高い特性を得ることができる。ま
た、図17に示すように、パターン電極16a,16b
間の距離を小さくすることによって、帯域幅を大きくす
ることができるが、必要以上に距離が小さくなると双峰
特性となるので好ましくない。
【0026】 また、このチップ型フィルタ50では、1
枚の誘電体基板上に全ての電極を形成することができ、
構造的にばらつきを少なくすることができる。さらに、
構造が簡単であるため、安価にチップ型フィルタを製造
することができる。
【0027】 シールド電極が絶縁されたチップ型フィル
タやシールド電極の形成されていないチップ型フィルタ
においても、ガード電極20が形成されていることによ
り、パターン電極16a,16bの開放端とガード電極
20間の静電容量を固定化することができ、特性のばら
つきの少ないフィルタを得ることができる。
【0028】 上述の実施例では、パターン電極の幅が変
わるように形成され、また面積比S2/S1が大きくな
るように形成されているが、パターン電極の幅が一定で
面積比S2/S1が小さいチップ型フィルタでも、ガー
ド電極を形成することにより、特性のばらつきの少ない
チップ型フィルタを得ることができる。さらに、パター
ン電極の形状としては、直線状など他の形状であっても
よく、開放端に対向してガード電極を形成することによ
り、特性のばらつきの少ないチップ型フィルタを得るこ
とができる。また、高周波域での放射損を低減または反
射損失を改善するために、パターン電極の折り曲げ部を
図18または図19に示すように形成してもよい。図1
では、パターン電極の折れ曲がった部分の外周側を斜
めに形成しており、図19では、パターン電極の折り曲
げ部を円弧状に形成している。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明のチップ型フィルタの一例を示す平面
図である。
【図2】 図1 に示すチップ型フィルタの線XVIII−
XVIIIにおける断面図である。
【図3】 図1 に示すチップ型フィルタの線XIX−XI
Xにおける断面図である。
【図4】 図1 に示すチップ型フィルタの分解斜視図であ
る。
【図5】 図1 に示すチップ型フィルタの第1の誘電体基
板を示す平面図である。
【図6】 図5 に示す第1の誘電体基板の側面図である。
【図7】 図5 に示す第1の誘電体基板の裏面図である。
【図8】 図1 に示すチップ型フィルタの第2の誘電体基
板を示す平面図である。
【図9】 図8 に示す第2の誘電体基板の側面図である。
【図10】 図8 に示す第2の誘電体基板の裏面図であ
る。
【図11】 図1 に示すチップ型フィルタの等価回路図で
ある。
【図12】 図1 に示すチップ型フィルタの周波数特性を
示すグラフである。
【図13】 図1 に示すチップ型フィルタのパターン電極
間の距離と−3dB帯域幅との関係を示すグラフであ
る。
【図14】 この発明のチップ型フィルタの他の実施例を
示す分解斜視図である。
【図15】 この発明のチップ型フィルタのさらに他の実
施例を示す分解斜視図である。
【図16】 図15 に示すチップ型フィルタの周波数特性
を示すグラフである。
【図17】 図15 に示すチップ型フィルタのパターン電
極間の距離と−3dB帯域幅との関係を示すグラフであ
る。
【図18】 パターン電極の折り曲げ部の変形例を示す図
解図である。
【図19】 パターン電極の折り曲げ部のさらに変形例を
示す図解図である。
【図20】 この発明の背景となる従来の共振器を示す図
解図である。
【図21】 この発明の背景となる従来のフィルタを示す
図解図である。
【符号の説明】
12 第1の誘電体基板 14 アース電極 16a,16b パターン電極 18a,18b 取出し電極 20 ガード電極 24 第2の誘電体基板 28 シールド電極 34a〜34f 端子電極 36a,36b 取出し端子電極50 チップ型フィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−95202(JP,A) 特開 平5−199010(JP,A) 特開 平4−43792(JP,A) 特開 平5−243810(JP,A) 実願 昭54−180010号(実開 昭56− 96703号)の願書に添付した明細書及び 図面の内容を撮影したマイクロフィルム (JP,U)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誘電体基板、 前記誘電体基板の一方面上に面状に形成されるアース電
    極、 前記誘電体基板の他方面上に前記アース電極と対向して
    形成され、その一端が前記誘電体基板の1つの辺におい
    前記アース電極に接続され、前記誘電体基板の前記1
    つの辺から内側に向かってコ字状に形成されることによ
    り中央部に電極のない部分が形成される複数のパターン
    電極、 それぞれの前記パターン電極の一端と間隔を隔てて前記
    パターン電極から引き出される取出し電極、および前記
    誘電体基板の前記1つの辺において前記アース電極に接
    続され、前記誘電体基板の同一平面上でそれぞれの前記
    パターン電極の他端に共通に対向するように形成される
    1つのガード電極を含み、 複数の前記パターン電極が電磁気的に結合した、チップ
    型フィルタ。
  2. 【請求項2】 前記アース電極の上および前記パターン
    電極と前記取出し電極と前記ガード電極の上に形成され
    る保護層を含む、請求項1のチップ型フィルタ。
  3. 【請求項3】 別の誘電体基板を介して前記パターン電
    極,前記取出し電極および前記ガード電極に対向するシ
    ールド電極が形成された、請求項1のチップ型フィル
    タ。
  4. 【請求項4】 前記シールド電極は他の電極と絶縁され
    た、請求項3のチップ型フィルタ。
  5. 【請求項5】 複数の前記パターン電極は、前記誘電体
    基板の前記1つの辺から内側に向かうにしたがって幅が
    狭くなるように形成される、請求項1ないし請求項4の
    いずれかのチップ型フィルタ。
JP5234037A 1993-08-25 1993-08-25 チップ型フィルタ Expired - Fee Related JP2949250B2 (ja)

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