JPH06104A - 石留め装置 - Google Patents
石留め装置Info
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- JPH06104A JPH06104A JP18460792A JP18460792A JPH06104A JP H06104 A JPH06104 A JP H06104A JP 18460792 A JP18460792 A JP 18460792A JP 18460792 A JP18460792 A JP 18460792A JP H06104 A JPH06104 A JP H06104A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressing
- stone
- ring base
- fastener
- jewel
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 指輪台に石を固定するための留め金具を容易
に且つ均一にかしめることができる石留め装置を提供す
る。 【構成】 回転テーブル(13)に装着された指輪台(1) を
モータ(30)によって回転させ、それに同期して押圧ロー
ラ(14,15) の間隔を石の外周形状に合わせて変化させつ
つ、可変押圧手段(24,26) によって付与された所望の押
圧力で留め金具をかしめて行く。
に且つ均一にかしめることができる石留め装置を提供す
る。 【構成】 回転テーブル(13)に装着された指輪台(1) を
モータ(30)によって回転させ、それに同期して押圧ロー
ラ(14,15) の間隔を石の外周形状に合わせて変化させつ
つ、可変押圧手段(24,26) によって付与された所望の押
圧力で留め金具をかしめて行く。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、指輪台の留め金具をか
しめて宝石等を固定する石留め装置に関し、上記かしめ
工程を機械的に行うようにしたものに関する。
しめて宝石等を固定する石留め装置に関し、上記かしめ
工程を機械的に行うようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】ダイヤモンドやルビーなどの指輪は、図
6に示すように、例えばプラチナなどからなる指輪台1
に宝石2を載置し、指輪台の留め金具3(爪など)を矢
印A方向にかしめて宝石3を固定する石留め作業を経て
完成品とされる。
6に示すように、例えばプラチナなどからなる指輪台1
に宝石2を載置し、指輪台の留め金具3(爪など)を矢
印A方向にかしめて宝石3を固定する石留め作業を経て
完成品とされる。
【0003】従来、この石留め作業は、固定具に指輪台
1をしっかりと固定し、この固定された指輪台1に宝石
3を載置し、図6中矢印Aで示すように、止め金具5を
ポンチで内側方向に少しずつ打ち付けてかしめることに
より行われていた。
1をしっかりと固定し、この固定された指輪台1に宝石
3を載置し、図6中矢印Aで示すように、止め金具5を
ポンチで内側方向に少しずつ打ち付けてかしめることに
より行われていた。
【0004】しかしながら、上記のような手作業で、止
め金具5の全周を平均してかしめるのは、かなりの熟練
を必要とするとともに、作業性も悪かった。本出願人
は、上記作業を機械的に行うようにするため、図7に示
すような石留め用プレス装置を既に提案している(特開
平3−84393号)。
め金具5の全周を平均してかしめるのは、かなりの熟練
を必要とするとともに、作業性も悪かった。本出願人
は、上記作業を機械的に行うようにするため、図7に示
すような石留め用プレス装置を既に提案している(特開
平3−84393号)。
【0005】この装置では、先ず宝石2を載置した指輪
台1を指輪ホルダ4にセットし、ハンドル6を矢印B方
向に回転させる。これによってプレス板5が指輪台1の
留め金具3に当接して押圧し、留め金具3を内側にかし
めて指輪台1に載置された宝石2を固定する。このプレ
ス装置を用いることで、手作業のような熟練を必要とす
ることなく、機械的に石留め作業を行うことが可能とな
った。
台1を指輪ホルダ4にセットし、ハンドル6を矢印B方
向に回転させる。これによってプレス板5が指輪台1の
留め金具3に当接して押圧し、留め金具3を内側にかし
めて指輪台1に載置された宝石2を固定する。このプレ
ス装置を用いることで、手作業のような熟練を必要とす
ることなく、機械的に石留め作業を行うことが可能とな
った。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平3−84393号のプレス装置は、プレス板5を押
し付けて留め金具3の全周を同時にかしめるために、ハ
ンドル6に大きな力を加える必要があり、場合によって
はハンドル6が曲がってしまうことがあった。また、力
を加え過ぎると宝石2が損傷したりする虞れもあるた
め、押圧力を調整することが困難であった。
開平3−84393号のプレス装置は、プレス板5を押
し付けて留め金具3の全周を同時にかしめるために、ハ
ンドル6に大きな力を加える必要があり、場合によって
はハンドル6が曲がってしまうことがあった。また、力
を加え過ぎると宝石2が損傷したりする虞れもあるた
め、押圧力を調整することが困難であった。
【0007】したがって、本発明の目的は、指輪台の留
め金具を自動的にかしめて宝石を固定する装置におい
て、強い力を必要とせずに、宝石を損傷することなく、
全周に亙って均一にかしめることができるようにするこ
とにある。
め金具を自動的にかしめて宝石を固定する装置におい
て、強い力を必要とせずに、宝石を損傷することなく、
全周に亙って均一にかしめることができるようにするこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明による石留め装置は、留め金具をかしめる方
向に押圧可能な1対の押圧ローラと、前記留め金具に対
して前記押圧ローラを所望の力で押し付けるための可変
押圧手段と、前記押圧ローラが前記留め金具の全周を押
圧するように前記指輪台を回転させる駆動手段と、前記
指輪台の回転に同期し、その回転する指輪台に載置され
た石の形状に対応して前記押圧ローラの間隔を変化させ
る間隔制御手段と、を有する。
め、本発明による石留め装置は、留め金具をかしめる方
向に押圧可能な1対の押圧ローラと、前記留め金具に対
して前記押圧ローラを所望の力で押し付けるための可変
押圧手段と、前記押圧ローラが前記留め金具の全周を押
圧するように前記指輪台を回転させる駆動手段と、前記
指輪台の回転に同期し、その回転する指輪台に載置され
た石の形状に対応して前記押圧ローラの間隔を変化させ
る間隔制御手段と、を有する。
【0009】本発明の実施態様では、前記間隔制御手段
は、前記指輪台の回転に同期して回転し、前記石の形状
に対応した形状を有するカムと、一方の端に前記押圧ロ
ーラの各々が設けられ、他方の側が前記カムを挟んで当
該カムに当接し、一方の端と他方の端との間にそれぞれ
支点を有する1対の腕部材と、から構成されることが好
ましい。
は、前記指輪台の回転に同期して回転し、前記石の形状
に対応した形状を有するカムと、一方の端に前記押圧ロ
ーラの各々が設けられ、他方の側が前記カムを挟んで当
該カムに当接し、一方の端と他方の端との間にそれぞれ
支点を有する1対の腕部材と、から構成されることが好
ましい。
【0010】また、前記可変押圧手段は、ネジ部を有す
るハンドルと、前記ネジ部に対応するネジ部を有し前記
押圧ローラが取り付けられたスラスト部と、から構成さ
れることが好ましい。
るハンドルと、前記ネジ部に対応するネジ部を有し前記
押圧ローラが取り付けられたスラスト部と、から構成さ
れることが好ましい。
【0011】更に、前記押圧ローラは、前記留め金具を
かしめる方向に沿って位置調節可能であることが好まし
い。
かしめる方向に沿って位置調節可能であることが好まし
い。
【0012】
【作用】本発明の石留め装置では、駆動手段によって指
輪台を回転させ、それに同期して押圧ローラの間隔を石
の外周形状に合わせて変化させつつ、可変押圧手段によ
って付与された所望の押圧力で押圧ローラを留め金具に
押し付けることができるので、留め金具を全周に亙って
均一にかしめることができ、指輪としての美観を損なう
ことなく石留め作業を行うことができる。
輪台を回転させ、それに同期して押圧ローラの間隔を石
の外周形状に合わせて変化させつつ、可変押圧手段によ
って付与された所望の押圧力で押圧ローラを留め金具に
押し付けることができるので、留め金具を全周に亙って
均一にかしめることができ、指輪としての美観を損なう
ことなく石留め作業を行うことができる。
【0013】更に、指輪台を回転させながら一対の押圧
ローラにより留め金具を押圧するため、プレスのように
留め金具の全周を同時にかしめようとする場合に比べ
て、押圧力は小さくてすみ、容易且つ確実な石留め作業
が可能となる。
ローラにより留め金具を押圧するため、プレスのように
留め金具の全周を同時にかしめようとする場合に比べ
て、押圧力は小さくてすみ、容易且つ確実な石留め作業
が可能となる。
【0014】
【実施例】図1は本発明による石留め装置の一実施例の
一部省略した正面図、図2は本実施例の一部省略した平
面図、図3は本実施例の押圧部及び間隔制御部の一部破
断側面図、図4は本実施例の駆動系の概略的側面図であ
る。
一部省略した正面図、図2は本実施例の一部省略した平
面図、図3は本実施例の押圧部及び間隔制御部の一部破
断側面図、図4は本実施例の駆動系の概略的側面図であ
る。
【0015】図1において、宝石2が載置された指輪台
1は、宝石が載置された部分を上方に向けて支軸10に
装着される。指輪台1の位置決めを行うために、例えば
支軸10の上部には突起11を設けておく。即ち、指輪
台1は、通常、宝石を固定する部分の裏側が窪みとなっ
ているので、指輪台1を支軸10の外側に装着したと
き、突起11を指輪台1の裏側の窪み部分に勘合させる
ことで、指輪台1を正確に位置決めすることが可能とな
る。また、支軸10は、長手方向に分割されていて、内
部に図示しないテーパ状のくさび体が配置されており、
ネジ112を締めることによって外径が増大し、指輪台
1を固定するようになっている。
1は、宝石が載置された部分を上方に向けて支軸10に
装着される。指輪台1の位置決めを行うために、例えば
支軸10の上部には突起11を設けておく。即ち、指輪
台1は、通常、宝石を固定する部分の裏側が窪みとなっ
ているので、指輪台1を支軸10の外側に装着したと
き、突起11を指輪台1の裏側の窪み部分に勘合させる
ことで、指輪台1を正確に位置決めすることが可能とな
る。また、支軸10は、長手方向に分割されていて、内
部に図示しないテーパ状のくさび体が配置されており、
ネジ112を締めることによって外径が増大し、指輪台
1を固定するようになっている。
【0016】支軸10はブロック12に固定され、ブロ
ック12は回転テーブル13に固定されている。回転テ
ーブル13は、後述するように、かさ歯車31及び32
を介してモータ30の回転軸50に接続されている。従
って、モータ30の回転により回転テーブル13が回転
するが、その回転の中心に指輪台1に載置された宝石が
位置する必要がある。即ち、支軸10の位置決め用の突
起11は、回転テーブル13の回転軸上に設けられるこ
とが必要である。
ック12は回転テーブル13に固定されている。回転テ
ーブル13は、後述するように、かさ歯車31及び32
を介してモータ30の回転軸50に接続されている。従
って、モータ30の回転により回転テーブル13が回転
するが、その回転の中心に指輪台1に載置された宝石が
位置する必要がある。即ち、支軸10の位置決め用の突
起11は、回転テーブル13の回転軸上に設けられるこ
とが必要である。
【0017】一対の押圧ローラ14及び15は、指輪台
1の留め金具3を斜め上方から挟むように配置され、そ
れぞれアーム16及び17に回転可能に取り付けられて
いる。またアーム16及び17は、それぞれラックギア
22及び23に固定され、このラックギア22、23に
歯合する歯車20及び21の回転によって伸縮自在とさ
れており、それによって、押圧ローラ14及び15の指
輪台1の留め金具3に対する位置調節が可能とされてい
る。歯車20及び21は、それぞれパネル22及び23
に回転自在に取り付けられており、更に図2及び図3に
示すように、歯車20及び21の軸はパネル22及び2
3の外側に設けられたギア54及び55と調節つまみ3
3及び34とに連結されている。
1の留め金具3を斜め上方から挟むように配置され、そ
れぞれアーム16及び17に回転可能に取り付けられて
いる。またアーム16及び17は、それぞれラックギア
22及び23に固定され、このラックギア22、23に
歯合する歯車20及び21の回転によって伸縮自在とさ
れており、それによって、押圧ローラ14及び15の指
輪台1の留め金具3に対する位置調節が可能とされてい
る。歯車20及び21は、それぞれパネル22及び23
に回転自在に取り付けられており、更に図2及び図3に
示すように、歯車20及び21の軸はパネル22及び2
3の外側に設けられたギア54及び55と調節つまみ3
3及び34とに連結されている。
【0018】また、パネル22及び23には、それぞれ
角度調節棒109及び110が固着されている。これら
角度調節棒109及び110を上下させることで、パネ
ル22及び23をそれぞれ歯車20及び21の各軸を中
心に回動させ、押圧ローラ14及び15が指輪台1の留
め金具に当接する角度をそれぞれ調節することができ
る。
角度調節棒109及び110が固着されている。これら
角度調節棒109及び110を上下させることで、パネ
ル22及び23をそれぞれ歯車20及び21の各軸を中
心に回動させ、押圧ローラ14及び15が指輪台1の留
め金具に当接する角度をそれぞれ調節することができ
る。
【0019】図1において、上下スラスト24はフレー
ム25内に入れ子状に設けられ、ガイド101及び10
2に沿って矢印C方向にスライド可能である。フレーム
25の上面中央に設けられた上下ハンドル26はフレー
ム25を貫通し、そのネジ部が上下スラスト24の中央
ネジ部を貫通している。従って、上下ハンドル26を回
すことで矢印C方向にスライドさせることができ、特に
ハンドル26を締めることでスラスト24を押し下げ、
押圧ローラ14及び15を留め金具3に押し付けること
ができる。その際、ハンドル26の操作に大きな力は不
要である。ネジの働きにより、押圧ローラ14及び15
は十分大きな力で留め金具3を押圧するからである。
ム25内に入れ子状に設けられ、ガイド101及び10
2に沿って矢印C方向にスライド可能である。フレーム
25の上面中央に設けられた上下ハンドル26はフレー
ム25を貫通し、そのネジ部が上下スラスト24の中央
ネジ部を貫通している。従って、上下ハンドル26を回
すことで矢印C方向にスライドさせることができ、特に
ハンドル26を締めることでスラスト24を押し下げ、
押圧ローラ14及び15を留め金具3に押し付けること
ができる。その際、ハンドル26の操作に大きな力は不
要である。ネジの働きにより、押圧ローラ14及び15
は十分大きな力で留め金具3を押圧するからである。
【0020】また、フレーム25はフレーム45に固着
され(図2及び図3参照)、後述するように、一体とな
って前後にスライド可能である。このようなフレーム2
5及び45を骨格とする前後スライド構造体が3本の支
柱107及び108で支えられ、それらの支柱は台27
に固定され、更に台27は4本の支柱28によって基台
56に固定されている。
され(図2及び図3参照)、後述するように、一体とな
って前後にスライド可能である。このようなフレーム2
5及び45を骨格とする前後スライド構造体が3本の支
柱107及び108で支えられ、それらの支柱は台27
に固定され、更に台27は4本の支柱28によって基台
56に固定されている。
【0021】図2において、調節つまみ33、ギア5
4、パネル22、ラックギア18、歯車20等からなる
一方の押圧部は、パネル103を介してアーム37の一
端にねじ105によって固着されており、同様に調節つ
まみ34、ギア55、パネル23、ラックギア19、歯
車21等からなる他方の押圧部は、パネル104を介し
てアーム38の一端にねじ106によって固着されてい
る。
4、パネル22、ラックギア18、歯車20等からなる
一方の押圧部は、パネル103を介してアーム37の一
端にねじ105によって固着されており、同様に調節つ
まみ34、ギア55、パネル23、ラックギア19、歯
車21等からなる他方の押圧部は、パネル104を介し
てアーム38の一端にねじ106によって固着されてい
る。
【0022】アーム37及び38は、それぞれ支点F1
及びF2の箇所で支持部材39及び40に取り付けら
れ、それら支点を中心に所定範囲内で回動することがで
きる。図3に明示されているように支持部材39及び4
0は上下スラスト24に固着されている。従って、上述
したようにハンドル26を回して上下スラスト24を矢
印C方向に沿って押し下げることで、アーム37及び3
8も下降し、それらの一端に固着された押圧部の押圧ロ
ーラ14及び15が指輪台1の留め金具に当接し、更に
ハンドル26を回すことで所望の力で留め金具を押圧す
ることができる。
及びF2の箇所で支持部材39及び40に取り付けら
れ、それら支点を中心に所定範囲内で回動することがで
きる。図3に明示されているように支持部材39及び4
0は上下スラスト24に固着されている。従って、上述
したようにハンドル26を回して上下スラスト24を矢
印C方向に沿って押し下げることで、アーム37及び3
8も下降し、それらの一端に固着された押圧部の押圧ロ
ーラ14及び15が指輪台1の留め金具に当接し、更に
ハンドル26を回すことで所望の力で留め金具を押圧す
ることができる。
【0023】アーム37及び38の他端はスプリング4
3によって結合され、これによってアーム37及び38
の一端の各押圧部は開く方向に、他端は閉じる方向に付
勢される。更に、アーム37及び38の各支点よりスプ
リング43側に小ローラ41及び42が回転自在に設け
られ、小ローラ41及び42に挟まれるようにカム44
が配置されている。小ローラ41及び42は、スプリン
グ43によって閉じる方向に付勢されているから、常に
カム44に当接している。
3によって結合され、これによってアーム37及び38
の一端の各押圧部は開く方向に、他端は閉じる方向に付
勢される。更に、アーム37及び38の各支点よりスプ
リング43側に小ローラ41及び42が回転自在に設け
られ、小ローラ41及び42に挟まれるようにカム44
が配置されている。小ローラ41及び42は、スプリン
グ43によって閉じる方向に付勢されているから、常に
カム44に当接している。
【0024】カム44は、留め金具3をかしめて固定さ
れる宝石2の外周形状に対応した形状を有し、後述する
駆動系により回転テーブル13と同期して回転する。即
ち、回転するカム44の形状に従って、それに当接する
小ローラ41及び42が開/閉し、それに対応して押圧
部が閉/開する。これにより押圧ローラ14及び15
は、回転テーブル13によって回転する宝石2の形状に
合致するように留め金具3を押圧し、上述したようにハ
ンドル26の操作によって与えられた力で留め金具の全
周をかしめて行く。
れる宝石2の外周形状に対応した形状を有し、後述する
駆動系により回転テーブル13と同期して回転する。即
ち、回転するカム44の形状に従って、それに当接する
小ローラ41及び42が開/閉し、それに対応して押圧
部が閉/開する。これにより押圧ローラ14及び15
は、回転テーブル13によって回転する宝石2の形状に
合致するように留め金具3を押圧し、上述したようにハ
ンドル26の操作によって与えられた力で留め金具の全
周をかしめて行く。
【0025】図3に示すように、フレーム25及び45
を骨格とする構造体はラックギア47に固着され、ギア
46に連結されたレバー48を矢印方向に操作すること
で前後にスライドさせることができる。指輪台1を回転
テーブル13の支軸10にセットする場合、レバー48
を前方に引くことで、前記構造体、したがって押圧部が
回転テーブル13の上から後退するために、指輪台1の
セットが容易になる。
を骨格とする構造体はラックギア47に固着され、ギア
46に連結されたレバー48を矢印方向に操作すること
で前後にスライドさせることができる。指輪台1を回転
テーブル13の支軸10にセットする場合、レバー48
を前方に引くことで、前記構造体、したがって押圧部が
回転テーブル13の上から後退するために、指輪台1の
セットが容易になる。
【0026】図4において、モータ30に連結された回
転軸50にはかさ歯車51及び31が固定され、回転軸
50の他端は支持軸受け53により支持されている。か
さ歯車51はかさ歯車52と噛み合い、かさ歯車31は
かさ歯車32と噛み合うことで、モータ30の回転はカ
ム44及び回転テーブル13へ伝達される。かさ歯車3
1及び32の歯数比とかさ歯車51及び52の歯数比と
を同一にすることで、回転テーブル13(即ち、指輪台
1)の回転とカム44の回転とを同期させることができ
る。従って、図2を用いて説明したように、カム44の
形状を宝石の外周形状に対応した形状に設定しておけ
ば、カム44及び回転テーブル13の回転により、カム
44の形状に対応してアーム37及び38が開閉し、各
アームの一端に固着された押圧部の押圧ローラ14及び
15が宝石の外周形状に沿って所望の力で留め金具をか
しめて行く。
転軸50にはかさ歯車51及び31が固定され、回転軸
50の他端は支持軸受け53により支持されている。か
さ歯車51はかさ歯車52と噛み合い、かさ歯車31は
かさ歯車32と噛み合うことで、モータ30の回転はカ
ム44及び回転テーブル13へ伝達される。かさ歯車3
1及び32の歯数比とかさ歯車51及び52の歯数比と
を同一にすることで、回転テーブル13(即ち、指輪台
1)の回転とカム44の回転とを同期させることができ
る。従って、図2を用いて説明したように、カム44の
形状を宝石の外周形状に対応した形状に設定しておけ
ば、カム44及び回転テーブル13の回転により、カム
44の形状に対応してアーム37及び38が開閉し、各
アームの一端に固着された押圧部の押圧ローラ14及び
15が宝石の外周形状に沿って所望の力で留め金具をか
しめて行く。
【0027】図5は本実施例の押圧部の拡大正面図であ
る。パネル22及び23の外側にある調節つまみ33及
び34は、図2及び図3に示すようにギア54及び55
と連結し、ギア54及び55は係止爪35及び36によ
り回転を一方向に制限されている。従って、調節つまみ
33及び34を矢印方向に回すことで、ギア20及び2
1とラックギア18及び19との働きで押圧ローラ14
及び15を矢印D1及びD2方向に伸ばすことができ、
指輪台1の留め金具の大きさに応じた間隔に設定するこ
とができる。
る。パネル22及び23の外側にある調節つまみ33及
び34は、図2及び図3に示すようにギア54及び55
と連結し、ギア54及び55は係止爪35及び36によ
り回転を一方向に制限されている。従って、調節つまみ
33及び34を矢印方向に回すことで、ギア20及び2
1とラックギア18及び19との働きで押圧ローラ14
及び15を矢印D1及びD2方向に伸ばすことができ、
指輪台1の留め金具の大きさに応じた間隔に設定するこ
とができる。
【0028】角度調節棒109及び110によって押圧
ローラ14及び15の指輪台1の留め金具に対する角度
を調節し、更に上記調節つまみ33及び34によって留
め金具の大きさに応じた間隔に設定すると、ハンドル2
6によってスラスト24を矢印C方向に下降させ、押圧
ローラ14及び15を留め金具に当接させ、所望の力で
押圧する。そしてモータ30を回転させ、カム44によ
り押圧ローラ14及び15の間隔を宝石の形状に合わせ
て変化させながら(矢印E1及びE2方向)、留め金具
の全周をかしめて行く。このようにして宝石を指輪第1
に固定するので、留め金具をかしめるのに大きな力を必
要とせず、また回転させながら押圧するために、留め金
具を均一にかしめることができる。
ローラ14及び15の指輪台1の留め金具に対する角度
を調節し、更に上記調節つまみ33及び34によって留
め金具の大きさに応じた間隔に設定すると、ハンドル2
6によってスラスト24を矢印C方向に下降させ、押圧
ローラ14及び15を留め金具に当接させ、所望の力で
押圧する。そしてモータ30を回転させ、カム44によ
り押圧ローラ14及び15の間隔を宝石の形状に合わせ
て変化させながら(矢印E1及びE2方向)、留め金具
の全周をかしめて行く。このようにして宝石を指輪第1
に固定するので、留め金具をかしめるのに大きな力を必
要とせず、また回転させながら押圧するために、留め金
具を均一にかしめることができる。
【0029】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
る石留め装置は、指輪台を回転させ、それに同期して押
圧ローラの間隔を石の外周形状に合わせて変化させつ
つ、所望の力で留め金具をかしめるために、留め金具を
均一にかしめることができ、指輪としての美観を損なう
ことなく石留め作業を行うことができる。また、留め金
具を回転させながらかしめて行くために、小さな力で確
実な石留めを行うことが可能となる。
る石留め装置は、指輪台を回転させ、それに同期して押
圧ローラの間隔を石の外周形状に合わせて変化させつ
つ、所望の力で留め金具をかしめるために、留め金具を
均一にかしめることができ、指輪としての美観を損なう
ことなく石留め作業を行うことができる。また、留め金
具を回転させながらかしめて行くために、小さな力で確
実な石留めを行うことが可能となる。
【図1】本発明による石留め装置の一実施例の一部省略
した正面図である。
した正面図である。
【図2】本実施例の一部省略した平面図である。
【図3】本実施例の押圧部及び間隔制御部の一部破断側
面図である。
面図である。
【図4】本実施例の駆動系の概略的側面図である。
【図5】本実施例の押圧部の拡大正面図である。
【図6】指輪台の留め金具の一例を示す説明図である。
【図7】従来の石留めプレス装置の一例を示す斜視図で
ある。
ある。
1 指輪台 2 宝石 3 留め金具 10 支軸 11 位置決め用突起 13 回転テーブル 14、15 押圧ローラ 18、19 ラックギア 24 上下スラスト 25 フレーム 26 上下ハンドル 30 モータ 33、34 調節つまみ 37、38 アーム 44 カム
Claims (3)
- 【請求項1】 指輪台に載置された石を留め金具をかし
めて固定するための石留め装置において、 前記留め金具をかしめる方向に押圧可能な1対の押圧ロ
ーラと、 前記留め金具に対して前記押圧ローラを所望の力で押し
付けるための可変押圧手段と、 前記押圧ローラが前記留め金具の全周を押圧するように
前記指輪台を回転させる駆動手段と、 前記指輪台の回転に同期し、その回転する指輪台に載置
された前記石の形状に対応して前記押圧ローラの間隔を
変化させる間隔制御手段と、 を有することを特徴とする石留め装置。 - 【請求項2】 前記間隔制御手段は、 前記指輪台の回転に同期して回転し、前記石の形状に対
応した形状を有するカムと、 一方の端に前記押圧ローラの各々が設けられ、他方の側
が前記カムを挟んで当該カムに当接し、一方の端と他方
の端との間にそれぞれ支点を有する1対の腕部材と、 からなることを特徴とする請求項1記載の石留め装置。 - 【請求項3】 前記可変押圧手段は、 ネジ部を有するハンドルと、 前記ネジ部に対応するネジ部を有し前記1対の押圧ロー
ラが取り付けられたスラスト部と、 からなることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の
石留め装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18460792A JPH06104A (ja) | 1992-06-18 | 1992-06-18 | 石留め装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18460792A JPH06104A (ja) | 1992-06-18 | 1992-06-18 | 石留め装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06104A true JPH06104A (ja) | 1994-01-11 |
Family
ID=16156183
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18460792A Pending JPH06104A (ja) | 1992-06-18 | 1992-06-18 | 石留め装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06104A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5506551A (en) * | 1993-07-05 | 1996-04-09 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Resonator and chip type filter using the resonator |
US5521564A (en) * | 1993-08-25 | 1996-05-28 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Resonator and chip-type filter using it |
-
1992
- 1992-06-18 JP JP18460792A patent/JPH06104A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5506551A (en) * | 1993-07-05 | 1996-04-09 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Resonator and chip type filter using the resonator |
US5521564A (en) * | 1993-08-25 | 1996-05-28 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Resonator and chip-type filter using it |
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