JP2949206B2 - 自由曲線図形の記録方法 - Google Patents

自由曲線図形の記録方法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、クロソイド補間を利用した自由曲線図形の
記録方法に関し、標準文字・数字等の情報処理分野、型
紙・パターン作成等の加工分野、魚類・木の葉の形状解
析・分類等の科学技術分野に適用することができる。
〔従来の技術〕
従来、平面上の自由曲線図形を記憶する方法として
は、曲線上の点x、y座標を順次読取り、点列データと
して記憶する方法が一般的である。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記の点列データとして記憶する方法にあっては、自
由曲線を正確に記述するためには多数の点列データを必
要とするという問題点があった。
また、これらのデータの再生にあたっては、直線補間
及び円弧補間が通常用いられるが、直線補間のみでは点
列を細かく与える必要があり、円弧補間では再生側にお
いて演算処理を必要とする場合があった。
また、いずれも曲率を連続して変えられないため、な
めらかな曲線を得られないという問題点があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、クロ
ソイド曲線を用いることにより、自由曲線を描くのに必
要なデータを圧縮し、データ処理の迅速化を実現するこ
とを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は上記の目的を達成するために、平面上に描か
れた自由曲線を、その曲線の縮率が近似的に一定値とみ
なせるいくつかのクロソイド・セグメントに分割し、個
々のクロソイド・セグメントをそれぞれ4個以下のデー
タで表現することにより、曲線を記録するのに必要なデ
ータの数を従来の方法に比べて大幅に圧縮する自由曲線
図形の記録方法を提供するものである。
このクロソイド曲線は、曲率(曲率半径の逆数)が曲
線の長さに比例して変化する曲線であり、次式で表現さ
れる。
φ=c0+c1s+c2s2 ここで、 φ:曲線の接線方向(x軸方向から反時計回りに測った
角度) c0:曲線の接線方向の初期値 c1:曲率cv=dφ/dsの初期値 c2:縮率cu=dcv/dsの値を2で割ったもの s:始点から測った曲線の長さ P0:始点の位置 P:s=sにおける曲線の位置 上記c0、c1、c2、sの4個のクロソイド・データを与
えることにより、第7図に示す1本のクロソイド曲線を
描くことができる。
上記4個のクロソイド・データに基づいて描かれたク
ロソイド曲線の一般的な形は、ゆるやかな曲線から序々
に渦巻き状に内側へ巻き込んでいくような曲線である。
渦巻きの度合いは、上記クロソイド・データのうちの
縮率c2によって決定される。例えば、c2=0とすると渦
巻きは巻き込まずに曲率c1によって決定される一定の円
になる。また、c2=c1=0ならば、直線となる。即ち、
クロソイドは円弧及び直線を包含する。また、c1が正の
とき、c2を負とすれば、渦巻きはほぐれてゆるやかに表
現される。
〔作 用〕
本発明による自由曲線の記録方法にあっては、自由曲
線を、その曲線の縮率が近似的に一定値と見なせるいく
つかの区間に分割し、各々をクロソイド曲線のセグメン
トで表示することにより、データ数を区間数の4倍以下
に減少(圧縮)することができる。
また、図形の近似誤差に関し、ある程度の誤差が許容
できるならば、データ数を極端に少なくすることも可能
である。
こうして記録されたクロソイド・データを用いて図形
を再現させるには、別発明によるクロソイド・ジェネレ
ータを用いることにより、正確にクロソイド軌跡を発生
させることができる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら、
クロソイド・ジェネレータ、クロソイド連結図形と
データ、データの圧縮の順に説明する。
クロソイド・ジェネレータ 例えば、XYプロッターによりクロソイド曲線を描くた
めには、上記した4個のクロソイド・データ(c0、c1
c2、s)から、XYプロッタを実際に駆動するためのデー
タ(クロソイド補間データ)に変換する必要がある。
その方法の1つとして、コンピュータのソフトウエア
によってデータを変換し、XYプロッタを駆動する方法が
ある。他の方法としてはデータ変換のための装置(ファ
ームウエア或いはハードウエア)を用いて同様の動作を
させる方法もある。
これらをクロソイド・ジェネレータという。
本発明は、記録方法に関するものであるが、再生側
に、上記の如きクロソイド・ジェネレータを用いること
を前提としている。
クロソイド連結図形とデータ 第2図に示した表のデータに基づいて第1図に示す曲
線が描かれる。
この第1図に示すクロソイド連結図形100は、8個の
曲線(直線を含む)によって構成されているから、32個
(4×8)のクロソイド・データが必要となる。
しかしながら、この例におけるクロソイド曲線は、
“なめらかな連続曲線”であり、区切り点(中間点)に
おいて、曲率と方向とが連続になっている。即ち、 前の区間の接線方向の最終値=次の区間の接線方向の
初期値(φ=c0+c1s+c2s2→c0)、前の区間の曲率の
最終値=次の区間の曲率の初期値(cv=c1+2c2s→c1
となる。
上述の如く、曲線の接線方向c0及び曲率c1をそのまま
引き継げばよいから、2番目以降の区間については、
c0、c1のデータを改めて与える必要がない。
4番目の区間は直線であるからc2=0とし、更に、c1
=0とする必要がある。しかし、3番目の曲率の最終値
は0になるから、c1=0としてもよいが、他の場合と同
様に最終値をそのまま引き継げばよい。
以上により、32個のクロソイド・データのうち、18個
のクロソイド・データのみ与えれば良いことになる。換
言すると、なめらかな自由曲線図形の場合は、データ数
をさらに減少(圧縮)させることができる。
データの圧縮 次に、与えられた任意の曲線をクロソイド曲線により
表現するには、曲線の縮率を求め、該縮率が一定値と見
なせる幾つかの区間に分ければよい。
以下にその手順を説明する。
(a) ディジタイザーにより、曲線(図形の輪郭)の
点列データ(xとy座標)をコンピュータに取り込む。
(b) 次に、下記の式に従って各線分の方向の差分Δ
φと線分の長さΔsより曲率cvを求める(第3図参
照)。
(c) 曲線の長さsに対して曲率cvをプロットして表
示(CRT表示)する(第4図参照)。
曲線の長さsに対する曲率cvの変化が急激になる点で
区切ることにより、各区間内の縮率はおおよそ一定値と
見なすことができる。
各区間内のs対cvをプロットしたものが、直線状であ
れば、その直線の傾きが縮率cu(=dcv/ds)になる。
しかし、任意の曲線を対象とした場合には、縮率はラ
ンダムに変化し、s対cvの関係が直線になることは通常
ありえず、第4図に示すようにばらついた状態となる。
(d) 次に、各区間毎に最小自乗法により、ばらつい
たデータを直線(1次式)で表示する(クロソイド・セ
グメント)。第4図に示すように、この直線の傾きが縮
率cuになる。また、各直線の最初の曲線cvの値がc1とな
る。
(e) 曲線の最初のスタート方向(c0)は図形が原図
形と重なるように適当に定める。
第4図で示すように数字の“3"を例にとると、4本の
クロソイド曲線で表示され、データ数は16個(4×4)
に減少(圧縮)できる(因に点列データは39点であるか
ら、xとyデータでは78個になる)。
この場合、第5図Aに示すように、数字の“3"が4区
間(データ数16個)に区分されている。
−及び−の接続は比較的なめらかに連続した
曲線であるから、各々前の最終値を次の区間の初期値と
することができる。従って、第5図Bに示すようにと
のc0、c1についてはデータ不要となり、4データ圧縮
され12データに減少される。
更に、と、とを各々1つのクロソイド曲線で
近似すれば、第5図Cに示すように2つの曲線になるか
らデータ数は8個となる。
但し、データ数を減少(圧縮)させるほど、原曲線と
再現した曲線に誤差(ずれ)が発生する。
次に、数字の“8"に対するデータ圧縮を例に取って説
明する。
第6図Aは、数字の“8"の原図形であり、この数字の
“8"に関しては、第6図Bに示すように5つに区切られ
ることになる(5本クロソイド)。しかしながら、多少
の誤差(ずれ)を許容すれば、連結図形として、前の最
終値を次の初期値とする方法を用いることにより、S字
状の曲線を表現することができる。従って、第6図Cに
示すように3本のクロソイドに圧縮することができる。
以上の如く、本実施例はクロソイド補間による平面図
形のデータ圧縮の実例を示しており、この方法は、文
字、数字など比較的ゆるやかなカーブを持つ図形の表現
に適しており、円弧、直線も包含できるので、幾何図形
と自由曲線との共存を測ることも可能である。
また、魚類、植物の葉、或いは洋服の型紙等の図形に
対して応用することができる。
また、入力方式に関しては、ディジタイザーのスイッ
チストリームモードでの入力、及びスキャナを利用した
入力も可能である。
更に、演算処理に関しては、分割点の自動決定も可能
である。
〔発明の効果〕
以上説明した通り、本発明による自由曲線図形の記録
方法にあっては、軌跡曲線として、曲率が前記曲線の長
さに比例してゆるやかな曲線から渦巻き状に巻き込んで
いくように変化するクロソイド曲線を採用し、自由曲線
を、前記クロソイド・データが近似的に一定値と見なせ
る区間に分割することによって、データ処理の迅速化を
実現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明により描かれたクロソイド連結図形、第
2図は第1図に示すクロソイド連結図形を描くためのデ
ータを示す表、第3図〜第6図はクロソイド補間を用い
たデータ圧縮処理の具体例を示す説明図、第7図はクロ
ソイド曲線を示す説明図である。 符号の説明 100……クロソイド連結図形

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】平面上に描かれた自由曲線を、その曲線の
    縮率が近似的に一定値とみなせるいくつかのクロソイド
    ・セグメントに分割し、個々のクロソイド・セグメント
    をそれぞれ4個以下のデータで表現することにより、デ
    ータ圧縮を行なうことを特徴とする、自由曲線図形の記
    録方法。
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