JP2948665B2 - 車両用乗員保護装置 - Google Patents

車両用乗員保護装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の衝突時等に乗員
を保護するための車両用乗員保護装置に関し、特に車両
衝突時等における乗員の拘束性をより向上させるように
した車両用乗員保護装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車の衝突時においては、車内におけ
る二次衝突を防止するため乗員をシートに拘束すること
が望ましい。この乗員の拘束性を向上させるために、従
来から種々の乗員保護装置が提案されている。このよう
な従来の乗員保護装置には、例えば特開昭62ー207
36号公報及び特公昭50ー21736号公報に開示さ
れているような乗員保護装置がある。これらの乗員保護
装置は、座席シートのシートクッション部を、車両衝突
時等の緊急時に前部が上方へ移動するように回動させて
乗員の大腿部を持ち上げることにより、乗員の前方移動
を妨げるようにしたものである。これらの乗員保護装置
によれば、車両衝突時等における乗員の拘束性が高ま
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の従来の乗員保護装置においては、それぞれ次のような
問題がある。すなわち、特開昭62ー20736号公報
に開示されている乗員保護装置では、シートクッション
部を回動させるための特別の駆動装置が必要ととなる。
このため、乗員保護装置が大型になるばかりでなく、そ
の構造が複雑となってしまう。また駆動装置を設置する
ための余分なスペースが必要となると共に、コストが高
くなるという問題もある。
【0004】一方、特公昭50ー21736号公報に開
示されている乗員保護装置では、衝突時の乗員及びシー
トクッション部の慣性力により、シートクッション部を
回動するようにしているので、乗員及びシートクッショ
ン部の重心位置と、乗員及びシートクッション部の慣性
力をシートクッション部回動力に変換するためのリンク
機構の設置位置との関係を考慮にいれながら乗員保護装
置を構成する必要があり、乗員保護装置が複雑となる。
また、乗員の体格によって重心位置や慣性力が異なるの
で、乗員保護装置の信頼性が必ずしも十分であるとは言
えない。
【0005】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであって、その目的は、特別の駆動装置を必要と
せず、簡単な構造でかつ安価に形成することのできる乗
員保護装置を提供することである。本発明の他の目的
は、必要時に確実に作動させることができる信頼性の高
い乗員保護装置を提供することである。
【0006】前述の課題を解決するために、請求項1の
発明は、車体に所定の大きさの衝撃が加えられたときに
シートベルトの引締め作動を行うシートベルト装置のプ
リテンショナーと、同様に前記衝撃が加えられたとき乗
員の少なくとも脚部を上方へ持ち上げるリフト装置とを
備えた車両用乗員保護装置において、前記プリテンショ
ナーのシートベルト引締め作動に連動して前記リフト装
置に持ち上げ作動を行わせる連動手段を備え、前記リフ
ト装置が前記乗員の脚部を保持して上方へ持ち上げる保
持部材を備えているとともに、前記連動手段が座席シー
トまたは車体に固設された支点部材に回動可能に支持さ
れた揺動レバーを備えており、この揺動レバーの前記支
点部材に関して一方側が前記プリテンショナーに引き込
まれるシートベルトに連結されているとともに、前記揺
動レバーの前記支点部材に関して他方側が前記保持部材
に連結されていることを特徴としている。
【0007】また、請求項2の発明は、前記揺動レバー
からの荷重を座席シートまたは車体に伝達する荷重伝達
手段が設けられていることを特徴としている。
【0008】
【作用】このような構成をした本発明に係る車両用乗員
保護装置においては、車両衝突時等のきわめて大きな衝
撃が車体に加えられると、プリテンショナーが作動して
シートベルト装置のウェビングが引き締められるので、
乗員はシートベルト装置によって座席シートに確実に拘
束される。また、同時にプリテンショナーの作動に連動
して、リフト装置が乗員の少なくとも脚部を持ち上げ
る。これにより、乗員は衝撃による前方移動が確実に阻
止される。このように、本発明においてはシートベルト
装置による乗員の拘束とリフト装置による乗員の下半身
の前方移動阻止とが同時に行われるので、乗員を座席シ
ートに、より一層効果的にかつ確実に拘束することがで
きるようになる。
【0009】しかも、本発明では、リフト装置がプリテ
ンショナーの駆動力によって作動されるようになるの
で、リフト装置を駆動するための特別の駆動手段が不要
となる。更に、連動手段が揺動レバーで構成されている
ので、乗員保護装置は部品点数が少なくなって、構造が
簡単かつコンパクトになると共に安価なものとなる。更
に請求項2の発明では、荷重伝達手段により揺動レバー
からの荷重は座席シートまたは車体に伝達されるだけ
で、乗員にはほとんど伝達されない。
【0010】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。図1は本発明に係る乗員保護装置の一実施例を概略
的に示す図である。図1に示すように、座席シート1に
は、シートフレーム2の座席シート1近傍部に取り付け
られたバックル3、このバックル3に係脱可能に係止す
るタング4及びこのタング4に連結され乗員Mを座席シ
ート1に拘束するウェビング5からなる従来一般的なシ
ートベルト装置6が付設されている。またシートベルト
装置6は、車体のバックル3近傍部に固設されている従
来公知のインナープリテンショナー7を備えている。こ
のインナープリテンシャナー7は、車両衝突時にウェビ
ング5が乗員Mを引き締める方向にバックル3を引っ張
るようになっている。これにより、乗員Mの慣性力がウ
ェビング5に加えられてもシートベルト装置6は乗員M
を座席シート1に確実に拘束するようになる。
【0011】一方、座席シート1のシートクッション部
1a下部の脇のシートフレーム2部分に左右一対の支点
部材8(右側の支点部材は不図示)が設けられており、
これらの一対の支点部材8には、それぞれ左右一対の揺
動レバー9(右側の揺動レバーは不図示)が支点8aを
中心に揺動自在に支持されている。
【0012】左側の揺動レバー9の後端側には長手方向
に延びる長孔9aが穿設されており、ピン10がこの長
孔9aに摺動自在に嵌合係止されている。このピン10
には、バックル3に連結されると共に車両衝突時等にイ
ンナープリテンショナー7に引っ張られるバックルスト
ーク11が連結されている。また左右一対の揺動レバー
9の前端部には、それぞれ押上レバー12(右側の押上
レバーは不図示)が回動自在に連結されており、これら
の押上レバー12の先端には左右方向に延びる棒状の押
上部材13が固設されている。この押上部材13は、図
示しないが例えばシートクッション部1a内部に設けら
れて上下方向の案内孔等に案内されて上下方向に案内さ
れるようになっている。
【0013】更にシートクッション部1aの内部には、
ほぼ逆U字形の断面形状を有するとともに左右方向に延
びる保持部材14が、押上部材13に対向して上下動可
能にかつ左右方向の水平軸まわりに回動可能に配設され
ている。この保持部材14の上下動可能にする構造およ
び左右方向の水平軸まわりに回動可能にする構造は、例
えばシートクッション部1aの内部に設けられた左右一
対の上下方向溝に摺動可能に水平軸部材を嵌合し、この
水平軸部材に保持部材14を更に揺動レバー回動可能に
取り付ける構造など普通に考えられる適宜の構造とする
ことができる。なお、保持部材14を押上部材13に回
動可能に取り付けるようにしてもよい。更に左右の揺動
レバー9の支点8aより先端側には、それぞれ左右一対
の荷重伝達レバー15(右側の荷重伝達レバーは不図
示)が回動可能に設けられている。これらの荷重伝達レ
バー15は図示しないねじりコイルスプリング等の適宜
の付勢手段によって矢印a方向、すなわち前方へ回動す
るようにに常時付勢されている。また、シートクッショ
ン部1a内の左右の両サイドには、それぞれ左右一対の
荷重伝達プレート16(右側の荷重伝達プレートは不図
示)が固設されている。図2に示すように、これらの荷
重伝達プレート16には、上下方向孔17a、この上下
方向孔17aから前方へ延びる上下に所定間隔を置いて
配置された第1および第2前後方向孔17b,17cか
らなるほぼ逆F字形の孔17が穿設されている。
【0014】左右一対の荷重伝達プレート16の孔17
を貫通しかつこれらの孔17に案内されて摺動可能に棒
状の荷重伝達部材18が設けられ、この荷重伝達部材1
8はその両端が左右一対の荷重伝達レバー15に連結さ
れている。
【0015】次に、この実施例の作用について説明す
る。通常時には、座席シート1及び揺動レバー9はとも
に図1に示す状態に設定されている。この状態で、乗員
Mが座席シート1に着座した後、シートベルト装置6の
タング4をバックル3に係止させることにより、乗員M
は座席シート1に軽く拘束される。
【0016】例えば車両衝突等により車体2に所定大き
さ以上の衝撃が加えられると、図示しない衝撃センサに
よりインナープリテンショナー7が作動してバックルス
トーク11及びバックル3を下方へ引っ張る。このた
め、乗員Mはシートベルト装置6により座席シート1に
確実に拘束される。また、同時にインナープリテンショ
ナー7の駆動力がピン10を介して揺動レバー9に伝達
されるので、図3に示すように揺動レバー9は支点8a
を中心として時計回りに回動する。このため、揺動レバ
ー9先端の押上部材13および保持部材14が上方へ押
し上げられる。この保持部材14の上方への移動によ
り、シートクッション1aの前方上部1bが膨出すると
ともに、乗員Mの脚部Mfが持ち上げられ、乗員Mは屈
曲させられる。この場合、ピン10および揺動レバー9
により本発明の連動手段が構成されると共に、押上レバ
ー12、押上部材13および保持部材14により本発明
のリフト装置が構成される。
【0017】更に揺動レバー9の回動により、荷重伝達
部材18も上下方向孔17aに案内されて上動する。と
ころで、インナープリテンショナー7によるウェビング
11の引き込み量は、乗員Mの体格やシートベルト装置
6の装着状態により異なるので、揺動レバー9の回動角
も異なる。したがって、例えばウェビング11の引き込
み量が比較的大きい場合には、揺動レバー9が比較的大
きく回動するようになるので、荷重伝達部材18は第1
前後方向孔17bに対向する位置まで大きく上動する。
そして、荷重伝達レバー15が矢印a方向に常時付勢さ
れているので、図4に示すように荷重伝達部材18がこ
の位置まで上動すると荷重伝達レバー15が回動し、荷
重伝達部材18は第1前後方向孔17b内に嵌入係合す
る。このため、揺動レバー9を介して伝達される上方へ
の荷重が、荷重伝達レバー15、荷重伝達部材18およ
び荷重伝達プレート16を介して座席シート1に伝達さ
れるようになる。すなわち、荷重伝達レバー15、荷重
伝達部材18および荷重伝達プレート16により、本発
明の荷重伝達手段が構成される。したがって、乗員Mか
らの荷重は保持部材14、押上部材13、押上レバー1
2および揺動レバー9を介して荷重伝達手段に伝達さ
れ、その結果座席シート1に保持される。
【0018】なお、第1および第2前後方向孔17b,
17cを図示のように円弧状に形成するようにすれば、
荷重伝達部材18の孔17b,17c内への嵌合を容易
にすることができる。乗員Mの体格やシートベルト装置
6の装着状態等によりインナープリテンショナー7のウ
ェビング11の引き込み量が比較的小さい場合には、荷
重伝達部材18は第2前後方向孔17c内に嵌合するよ
うになる。
【0019】保持部材14の上動により、乗員Mに加え
られた前方への衝撃は乗員Mの臀部を介して保持部材1
4で効果的に受け止められる。したがって、乗員Mは衝
撃により前方へ移動しようとしても保持部材14で前方
移動が確実に阻止されるようになる。このように、本実
施例ではシートベルト装置6による乗員Mの拘束と座席
シート回動による乗員Mの前方移動阻止とが同時に行わ
れるので、乗員Mを座席シート1に、より一層効果的に
かつ確実に拘束することができるようになる。
【0020】また本実施例では、インナープリテンショ
ナー7によってシートベルト装置6のバックル3側が引
っ張られるので、シートベルト装置6のウェビング5が
より一層効果的に引き締められるようになる。更に、揺
動レバー9はインナープリテンショナー7の駆動力によ
って作動されるので、揺動レバー9を作動するための特
別の駆動手段が不要となる。したがって、乗員保護装置
は部品点数が少なくなって、構造が簡単かつコンパクト
になると共に安価に形成することができる。
【0021】更に、リフト装置により座席シート1のシ
ートクッション1aの前方上部1bを膨出させるように
しているので、リフト装置のリフト荷重は小さい。した
がって、リフト装置をコンパクトに形成することができ
る。更に、この実施例においては、通常時は保持部材1
4は図1に示すような最下位置に設定されていて、シー
トクッション部1aの前方上部1bが膨出しないように
して乗員Mには影響を及ぼさないようにしているので、
車両の通常走行時における乗りごこちが阻害されるよう
なことはない。
【0022】なお、本発明は前述の実施例に限定される
ものではなく、種々の設計変更が可能である。例えば前
述の実施例では、車両衝突時に揺動レバー9を回動させ
て保持部材14を押し上げ、座席シート1は回動させな
いようにしているが、座席シート1全体あるいはシート
クッション部1aを回動させるようにすることもでき
る。
【0023】また、前述の実施例では荷重伝達レバー1
5、荷重伝達部材18および荷重伝達プレート16を支
点8aと揺動レバー9の前端との間に配設するようにし
ているが、それらを揺動レバー9の前端に配設すること
もできる。その場合には、荷重伝達レバー15および荷
重伝達部材18として、押上レバー12および押上部材
13を兼用することもできる。
【0024】更に前述の実施例では、バックル3を引っ
張るインナープリテンショナー7の作動により、揺動レ
バー9を回動するようにしているが、シートベルト装置
6のリトラクタ側のウェビング5を引っ張るタイプのプ
リテンショナーの作動によって揺動レバー9を回動する
ようにすることもできる。更に、揺動レバー9を作動す
るための駆動手段を設け、この駆動手段をプリテンショ
ナーの作動を検知してその検知信号により作動させるよ
うにすることもできる。
【0025】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の車両用乗員保護装置によれば、車両衝突時等のきわめ
て大きな衝撃が車体に加えられたときには、シートベル
ト装置による乗員の拘束とリフト装置による乗員の前方
移動阻止とが同時に行われるので、乗員を座席シート
に、より一層効果的にかつ確実に拘束することができ
る。また、リフト装置の駆動手段としてプリテンショナ
ーの駆動力を用いることにより、特別のリフト装置の駆
動手段が不要となる。したがって、乗員保護装置は部品
点数が少なくなって、構造が簡単かつコンパクトになる
と共に安価なものとなる。
【0026】更に、荷重伝達手段により揺動レバーから
の荷重を座席シートまたは車体に伝達するようにするこ
とにより、確実にシートクッションの前方上部の膨出状
態を維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による乗員保護装置の一実施例の通常状
態を概略的に示す側面図である。
【図2】図1における部分拡大図である。
【図3】この実施例の作動状態を概略的に示す側面図で
ある。
【図4】図3における部分拡大図である。
【符号の説明】
1…座席シート、2…シートフレーム、3…バックル、
5,11…ウェビング、6…シートベルト装置、7…イ
ンナープリテンショナー、8…支点部材、9…揺動レバ
ー、9a…長孔、10…ピン、12…押上レバー、13
…押上部材、14…保持部材、15…荷重伝達レバー、
16…荷重伝達プレート、18…荷重伝達部材、M…乗

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体に所定の大きさの衝撃が加えられた
    ときにシートベルトの引締め作動を行うシートベルト装
    置のプリテンショナーと、同様に前記衝撃が加えられた
    とき乗員の少なくとも脚部を上方へ持ち上げるリフト装
    置とを備えた車両用乗員保護装置において、 前記プリテンショナーのシートベルト引締め作動に連動
    して前記リフト装置に持ち上げ作動を行わせる連動手段
    を備えており、 前記リフト装置は前記乗員の脚部を保持して上方へ持ち
    上げる保持部材を備えているとともに、前記連動手段は
    座席シートまたは車体に固設された支点部材に回動可能
    に支持された揺動レバーを備えており、この揺動レバー
    の前記支点部材に関して一方側が前記プリテンショナー
    に引き込まれるシートベルトに連結されているととも
    に、前記揺動レバーの前記支点部材に関して他方側が前
    記保持部材に連結されていることを特徴とする車両用乗
    員保護装置。
  2. 【請求項2】 前記揺動レバーからの荷重を座席シート
    または車体に伝達する荷重伝達手段が設けられているこ
    とを特徴とする請求項記載の車両用乗員保護装置。
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