JP2948529B2 - 骨割り機及び骨割り装置 - Google Patents

骨割り機及び骨割り装置

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JP2948529B2
JP2948529B2 JP16044796A JP16044796A JP2948529B2 JP 2948529 B2 JP2948529 B2 JP 2948529B2 JP 16044796 A JP16044796 A JP 16044796A JP 16044796 A JP16044796 A JP 16044796A JP 2948529 B2 JP2948529 B2 JP 2948529B2
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民治 漆澤
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YOKOHAMAYA FUUZU KK
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、豚等の肉付きの骨
等を人に代わって割るのに使用される骨割り機に係り、
特に、機械的にしかも効率良く、足骨や背骨等のいわゆ
るゲンコツ部分を良質のダシのとれやすい大きさ及び形
状に割るのに適したものに関する。
【0002】
【従来の技術】よく知られているように、豚等の骨(ゲ
ンコツ部分等)、特にその髄部分からは良質のダシがと
れる。従来、骨からダシをとるにあたっては、骨をハン
マーで割る作業が欠かせなかった。
【0003】この「割る」という作業は、スープをおい
しくさせる最大の要因がつまっていると考えられる前記
髄部分のうま味を効果的に引き出すために行うものであ
る。つまり、元の骨のままでは時間がかかり過ぎ、逆に
粉々に砕くと、うま味が早く出過ぎるという不具合があ
るため、骨を適当な大きさに割り砕いて髄部分を適宜に
露出乃至露出可能な状態にするという作業が必要なので
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来に
おいて、骨をハンマーで割る作業は人手に頼っているの
で、手間及び時間がかかり効率が悪い、骨片が飛び散る
ので危険を伴う、汚い上に重労働である、作業スペース
及び環境衛生上の格別の配慮を要する、等の問題があ
り、この作業を人に代わって機械的にしかも効率良く行
うことのできる骨割り機の開発が強く望まれていた。
【0005】このような骨割り機を開発するにあたって
は、つぎのような事柄に留意すべきである。
【0006】すなわち、髄部分を無駄にないこと。い
いかえれば、髄部分を飛び散らせないようにすることが
要求される。これは、飛び散った髄部分は回収し難いか
らである。
【0007】骨を粉々に砕かないこと。これは、粉々
に砕くと、前記したように髄部分からうま味が早く出過
ぎてしまうからである。したがって、骨をなるべく細か
く粉砕しないような配慮が必要である。
【0008】可及的に原形を残しながら髄部分から良
質のダシがとれやすい大きさ・形状に割ることが肝要で
ある。
【0009】本発明は、上述したごとく問題及び課題を
解消ないし達成することを目的としており、具体的に
は、人手に頼ることなく機械的にしかも効率良く、豚等
の骨を良質のダシのとれやすい大きさ・形状に割ること
ができるようにされた骨割り機及びそれを備えた骨割り
装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成すべ
く、本発明に係る骨割り機は、具体的には、骨割り室と
しての箱体内に骨を叩く叩体とこれを受ける受け体が組
み込まれてなり、詳しくは、投入口、取り出し口等とし
ての開口部を有する箱体内に、軸交差方向に突出して延
伸する叩体が長手方向及び軸回りに間隔をあけて複数配
設されている回転軸を駆動手段によって回転可能に横架
するとともに、軸交差方向に延伸する受け体を回転軸に
配設された叩体間に回転軸を挟んで位置するように固定
した骨割り機である。
【0011】このような構成としての骨割り機において
は、投入口としての開口部から骨割り室としての箱体に
骨を投入し、回転軸がモーター等の駆動手段により回転
駆動すると、骨は、叩体に叩かれ、受け体との間に挾ま
れるようにして叩き割られて適当な大きさ、形状に砕か
れる。
【0012】また、上記の目的を達成すべく、本発明に
係る骨割り装置は、前記骨割り機を用いたもので、この
骨割り機に割るべき骨を投入するためのホッパーと、前
記骨割り機の取り出し口から落下した骨片を外部に搬出
するコンベアとを付設したものである。
【0013】このような構成の骨割り装置においては、
ホッパーに割るべき骨を供給しておけば、人手に頼るこ
となく自動的に、ホッパーから前記骨割り機に骨が適宜
の量ずつ投入されて、前記のように所望の大きさ・形状
に割り砕かれ、この割られた骨片が取り出し口から例え
ばコンベアのベルト上に落下し、該コンベアにより外部
の収納容器等に集められる。
【0014】さらに詳しくは、回転軸の軸回りの叩体間
は、互いに橋絡するように補助棒が配設される。このよ
うに補助棒を設けることにより、骨割り棒が補強される
とともに、骨片が回転軸や骨割り棒の根元付近等に絡ま
ったり詰まったりすることが低減され、適当な大きさ・
形状の骨片が効率よく得られる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照しながら説明する。
【0016】まず、請求項1の発明を説明する。
【0017】図示例の骨割り機10は、図2〜図4をも
参照すれば良くわかるように、支持架構25に支持され
た上面開口の骨割り室14と、この骨割り室14内を左
右方向に横切るように横架された回転軸15と、回転軸
15より突出する叩体としての骨割り棒17の受け体1
3と、図1に示すように回転軸14をクラッチもしくは
継手21を介して回転駆動する駆動手段としてのギヤー
モータ20とを具備している。
【0018】骨割り室14は、上面に割るべき骨を投入
するための投入口11が設けられ、底部に取り出し口1
2が形成されている。
【0019】回転軸15には、叩体としての丸棒状の骨
割り棒17が配設されている。この骨割り棒17は、回
転軸15の軸交差方向に延伸し、長手方向に所定の間隔
(図1、図2)をあけて3列、回転軸15から所定の角
度間隔(図では90度)で軸回りに4本(図2)突出し
ている。
【0020】骨割り棒17の先端と骨割り室14の内周
壁部とは最小の離隔距離B、B′(図2)だけ離れてい
る。骨割り棒17には、回転軸15の軸回りにおいて互
いに橋絡するように補助棒19が配設されている。
【0021】受け体13は、丸棒状にして補助棒16と
ともに骨割り室14の両側内側に固定されて、回転軸1
5の軸交差方向に突出して延伸し、対向する互いの受け
体13が回転軸15を挟むようにして、かつ、回転軸1
5に配設された骨割り棒17間に位置するようになって
いる。
【0022】このようにして全体として骨割り機10を
形成する。
【0023】つぎに、請求項2の発明について説明す
る。
【0024】図示例の骨割り装置1は、図1に示すよう
に上述した骨割り機10の上部すなわち骨割り室14の
上部に、骨割り室14に割るべき骨を投入するための定
量かき出し機構付きのホッパー30が配設されており、
また、前記骨割り室14の下方には、前記骨割り機10
の取り出し口12から落下した骨片を外部に搬出するコ
ンベアユニット40が配設されている。
【0025】コンベアユニット40は、ギヤードモータ
45と、このギヤードモータ45により回転駆動される
駆動プーリー46及び従動プーリー47と、これら駆動
プーリー46及び従動プーリー47間に配設された概略
横倒し「く」の字状の上下一対のガイド部材41と、駆
動プーリー46及び従動プーリー47間にかけ回されて
ガイド部材に案内されながら概略横倒し「く」の字を描
くように回転移動せしめられる無端環状のベルト43
と、駆動プーリー46及び従動プーリー47、ガイド部
材41及びベルト43を包囲する両端が開口せしめられ
た角筒状のカバー42とを備えている。
【0026】コンベアユニット40のカバー42は、骨
割り機10の下方(排出口12真下)部分が開口せしめ
られており、取り出し口12から排出される骨片がベル
ト43上に落下するようになっている。
【0027】上記のような構成の骨割り機10とホッパ
ー30とコンベアユニット40とで構成される骨割り装
置1においては、ホッパー30に割るべき骨を供給して
おけば、人手に頼ることなく自動的に、ホッパー30か
ら投入口11を介して前記骨割り機10に骨が適宜の量
ずつ投入される。
【0028】そして、骨割り機10において、3列の骨
割り棒17が設けられている回転軸15がギヤードモー
タ20により低速高トルクで回転駆動されると、骨が骨
割り棒17により叩かれ、受け体13で受けられ、両者
との間に挟まれるようにして押し割られ又は叩き割られ
て適当な大きさ、形状に砕かれる。適当な大きさ、形状
にするには、回転軸15の回転を調整する。
【0029】この割られた骨片は、受け体13同士の間
隙18から落下し、排出口12を経てコンベアユニット
40のベルト43上へ落ち、該ベルト43の回転移動に
より概略横倒し「く」の字を描くように斜め上方に移送
せしめられ、コンベアユニット40の先端開口42aか
ら外部の収納容器50に落とされて集められる。
【0030】前記構成とされた本実施形態の骨割り機1
0においては、前記3列の骨割り棒17における軸回転
方向に隣り合う骨割り棒17間を橋絡するように補助棒
19が配設されていることにより、骨割り棒17が補強
されるとともに骨片が回転軸15や骨割り棒17の根元
付近等に絡まったり詰まったりすることが低減され、適
当な大きさ、形状の骨片が効率良く得られる。
【0031】なお、請求項1の発明においては、特に、
ホッパー30やコンベアユニット40が記載されていな
いが、骨の投入、搬出は、投入口11、取り出し口12
より直接的に行えることはもちろんである。また、投入
口11は上方を単に開口するだけのものであっても差支
えない。
【0032】以上が本発明の説明であるが、これは一実
施形態を示すもので、たとえば、各部の寸法や形状は必
要に応じて設定すればよく、また、骨割り棒や受け体
は、骨より硬い材質であることが求められ、たとえば鋼
製が良い。
【0033】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、本発
明の骨割り機及び骨割り装置によれば、骨割り作業を機
械的にしかも効率良く行えるとともに、骨を良質のダシ
のとれやすい適当な大きさ、形状に割ることができると
いう優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る骨割り機が用いられた骨割り装置
を概略的に示す部分切欠全体構成図。
【図2】図1のA−A矢視断面図。
【図3】図1のB矢視図。
【図4】図1のC−C矢視断面図。
【符号の説明】
1 骨割り装置 10 骨割り機 11 投入口 12 取り出し口 13 受け体 14 骨割り室 15 回転軸 16 補助棒 17 骨割り棒 18 間隙 19 補助棒 20 ギヤードモータ 30 ホッパー 40 コンベアユニット 43 ベルト

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口部を有する箱体内に、軸交差方向に
    突出して延伸する叩体が長手方向及び軸回りに間隔をあ
    けて、かつ、軸回りの叩体間は、互いに橋絡するように
    補助棒が配設されて複数配設されている回転軸を駆動手
    段によって回転可能に横架するとともに、回転軸の軸交
    差方向に延伸する受け体を回転軸に配設された叩体間に
    回転軸を挟んで位置するようにして固定したことを特徴
    とする骨割り機。
  2. 【請求項2】 投入口と取り出し口とを有する箱体内
    に、軸交差方向に突出して延伸する叩体が長手方向及び
    軸回りに間隔をあけて、かつ、軸回りの叩体間は、互い
    に橋絡するように補助棒が配設されて複数配設されてい
    る回転軸を駆動手段によって回転可能に横架するととも
    に、回転軸の軸交差方向に延伸する受け体を回転軸に配
    設された叩体間に回転軸を挟んで位置するようにして固
    定し、箱体の上部にはホッパーを、下部にはコンベアを
    配置してなることを特徴とする骨割り装置。
JP16044796A 1996-06-03 1996-06-03 骨割り機及び骨割り装置 Expired - Lifetime JP2948529B2 (ja)

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JPH09322703A JPH09322703A (ja) 1997-12-16
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