JP2948430B2 - 帯電チャージャの進退機構 - Google Patents

帯電チャージャの進退機構

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JP2948430B2
JP2948430B2 JP5002895A JP289593A JP2948430B2 JP 2948430 B2 JP2948430 B2 JP 2948430B2 JP 5002895 A JP5002895 A JP 5002895A JP 289593 A JP289593 A JP 289593A JP 2948430 B2 JP2948430 B2 JP 2948430B2
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進 小牧
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、帯電チャージャの進退
機構に関し、より詳細には、静電式複写機、ファクシミ
リ及びレーザービームプリンタ等の画像形成装置に最適
な帯電チャージャの進退機構に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にこの種の帯電チャージャの進退機
構が採用される画像形成装置は、静電潜像をトナー像に
顕像化する作像部を含んでいる。上記作像部は、形成さ
れるべき画像を担持するための画像担持体と、画像担持
体の表面近傍に張設される放電ワイヤを有する帯電チャ
ージャを備えている。帯電チャージャは、高電圧発生部
を介して画像形成装置の給電部から放電ワイヤに高電圧
を印加することにより、放電ワイヤにコロナ放電を生じ
させ、画像担持体の表面に帯電させるためのものであ
る。
【0003】上記画像担持体は、比較的耐用期間が短
く、使用状態によっては、頻繁に交換する必要がある。
そこで従来より、画像担持体を着脱自在に支持した状態
で、画像形成装置本体に対し着脱自在に収容されるユニ
ットが広く採用されている。このユニットは、所定量の
画像形成動作を遂行した時点で、上記ユニットを画像形
成装置の本体から抜取って、新たな画像担持体を装着す
ることができるので、当該着脱作業を簡単に行なうこと
ができるという利点を有している。
【0004】他方、帯電チャージャは、画像担持体の近
傍に当該放電ワイヤを対向させているので、上記ユニッ
トの挿抜を許容するための機構が必要になる。そこで、
従来は、当該ユニットの挿抜を許容する退避位置と、当
該ユニットの画像担持体の近傍に放電ワイヤを対向させ
るセット位置とに帯電チャージャを進退可能な進退機構
を画像形成装置に設けていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の画像形成装
置を家庭用及び個人用として普及させるためには、でき
るだけ上記ユニットのメンテナンス作業を簡単且つ確実
に行なえることが好ましい。しかるに上記構成において
は、帯電チャージャの進退機構と、ユニットの挿抜動作
が連動していなかったので、帯電チャージャの進退動作
とユニットの挿抜動作とを個別にユーザーが行なわなけ
ればならず、ユーザーに大きな負担をかけていた。ま
た、ユーザーが帯電チャージャのセッティングを忘れて
しまうという不具合もあった。
【0006】本発明は上記課題を解決するためになされ
たものであり、ユニットのメンテナンス作業を簡単且つ
確実に行なうことができ、家庭用及び個人用として最適
な画像形成装置を構成することのできる帯電チャージャ
の進退機構を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の請求項1記載の帯電チャージャの進退機構
は、画像形成のための作像部の少なくとも一部を構成す
ると共に画像形成装置本体の挿抜口を通して挿抜される
ユニット、及びユニットの所定部に対してセッティング
される帯電チャージャを備えた画像形成装置に設けられ
た帯電チャージャの進退機構であって、上記帯電チャー
ジャの長手方向中間部分に設けた係合子と、上記画像形
成装置本体に設けられ、係合子と係合することによっ
て、上記帯電チャージャを全体的に、上記ユニットの挿
抜を許容する退避位置と上記セッティングのためのセッ
ト位置との間で進退させる係合溝と、上記ユニットに設
けられ、且つ当該ユニットの挿入動作において帯電チャ
ージャの挿入方向上流側端面を該帯電チャージャの長手
方向に沿って押圧することにより、帯電チャージャをセ
ット位置に作動させるセッティング用作動部材を設けた
ことを特徴としている
【0008】また本発明の請求項2記載の帯電チャージ
ャの進退機構は、画像形成のための作像部の少なくとも
一部を構成すると共に画像形成装置本体の挿抜口を通し
て挿抜されるユニット、及びユニットの所定部に対して
セッティングされる帯電チャージャを備えた画像形成装
置に設けられた帯電チャージャの進退機構であって、
記帯電チャージャの長手方向中間部分に設けた係合子
と、上記画像形成装置本体に設けられ、係合子と係合す
ることによって、上記帯電チャージャを全体的に、上記
ユニットの挿抜を許容する退避位置と上記セッティング
のためのセット位置との間で進退させる係合溝と、上記
ユニットに設けられ、且つセット位置にある帯電チャー
ジャの抜き取り方向上流側端面に当接することにより、
当該ユニットの抜取り時において帯電チャージャを退避
位置に作動させる退避用作動部材を設けたことを特徴と
している。
【0009】さらに本発明の請求項3記載の帯電チャー
ジャの進退機構は、画像形成のための作像部の少なくと
も一部を構成すると共に画像形成装置本体の挿抜口を通
して挿抜されるユニット、及びユニットの所定部に対し
てセッティングされる帯電チャージャを備えた画像形成
装置に設けられた帯電チャージャの進退機構であって、
上記帯電チャージャの長手方向中間部分に設けた係合子
と、上記画像形成装置本体に設けられ、係合子と係合す
ることによって、上記帯電チャージャを全体的に、上記
ユニットの挿抜を許容する退避位置と上記セッティング
のためのセット位置との間で進退させる係合溝と、上記
ユニットに設けられ、且つ当該ユニットの挿入動作にお
いて帯電チャージャの挿入方向上流側端面を該帯電チャ
ージャの長手方向に沿って押圧することにより、帯電チ
ャージャをセット位置に作動させるセッティング用作動
部材と、上記ユニットに設けられ、且つセット位置にあ
る帯電チャージャの抜き取り方向上流側端面に当接する
ことにより、当該ユニットの抜取り時において帯電チャ
ージャを退避位置に作動させる退避用作動部材と、上記
帯電チャージャを、当該ユニットの挿入開始側では退避
位置に付勢すると共に、挿入終了側ではセット位置に付
勢するように、上記帯電チャージャを付勢する付勢手段
とを設けたことを特徴としている。
【0010】
【作用】上記構成からなる本発明の請求項1記載の帯電
チャージャの進退機構によれば、帯電チャージャが退避
位置にある状態でユニットを挿抜口から挿入すると、そ
の挿入動作に連動してユニットに設けられたセッティン
グ用作動部材が、帯電チャージャをセット位置に変位さ
せることができる。
【0011】また、本発明の請求項2記載の帯電チャー
ジャの進退機構によれば、帯電チャージャがセット位置
にある状態でユニットを挿抜口から抜き取ると、その抜
き取り動作に連動してユニットに設けられた退避用作動
部材が、帯電チャージャを退避位置に変位させることが
できる。さらに本発明の請求項3記載の帯電チャージャ
進退機構によれば、帯電チャージャが退避位置にある状
態でユニットを挿抜口から挿入すると、その挿入動作に
連動してユニットに設けられたセッティング用作動部材
が、帯電チャージャをセット位置に変位させることがで
きると共に、帯電チャージャがセット位置にある状態で
ユニットを挿抜口から抜き取ると、その抜き取り動作に
連動してユニットに設けられた退避用作動部材が、帯電
チャージャを退避位置に変位させることができる。
【0012】しかも、本発明の請求項3記載の帯電チャ
ージャ進退機構によれば、帯電チャージャを、ユニット
の挿入開始側では退避位置に付勢すると共に、挿入終了
側ではセット位置に付勢するように、上記帯電チャージ
ャを付勢する付勢手段を設けているので、ユニットの挿
入が終了する時点では、付勢手段の付勢力によって、ユ
ニットをセット位置に静止させることができると共に、
ユニットの抜き取り動作が終了する時点では、上記付勢
手段の付勢力によって、ユニットを退避位置に静止させ
ることができる。
【0013】また、各請求項においては、帯電チャージ
ャの長手方向中間部に設けた係合子並びに係合子をガイ
ドする係合溝によって、帯電チャージャが全体的に進退
する構成になっているので、ユニットを画像形成装置本
体から抜き取った際、帯電チャージャは全体として挿抜
口から退避することになる。 しかも、各作動部材は、い
ずれもセット位置にある帯電チャージャの端面と当接し
ているので、帯電チャージャがセット位置にある間、こ
の帯電チャージャをを長手方向において位置決めするこ
とになる。
【実施例】以下、添付図面を参照しつつ本発明の好まし
い実施例について詳述する。図1は、本発明の一実施例
における帯電チャージャの進退機構の要部を示す概略断
面図であり、図2は、上記帯電チャージャの進退機構の
要部を示す概略斜視図であり、図3は、上記帯電チャー
ジャの要部を示す概略斜視図、図4は、本実施例を採用
した画像形成装置としての複写機の内部構成を示す概略
図であり、図5及び図6は、本発明の作用を示す概略断
面図である。
【0014】先ず図4を参照して、本実施例の複写機
は、複写機本体1の内部に、原稿載置板2上に載置され
た原稿を照明走査し、原稿からの反射光を画像担持体と
しての感光体ドラム42に導くための光学系3と、感光
体ドラム42を含むと共に、感光体ドラム42に形成さ
れた静電潜像を現像装置41により顕像化した後、用紙
に転写する作像部4と、用紙に転写されたトナー像を定
着する定着部54を途中部に配置していると共に、上記
用紙を、用紙収容部6の給紙トレイ61から断面半月形
状の給紙コロ51によって引き出し、作像部4を通して
複写機本体1内の排出トレイ56に排出する用紙搬送部
5等を備えている。
【0015】上記作像部4は、感光体ドラム42の周囲
に、帯電チャージャ43、現像装置41、転写チャージ
ャ44及びクリーニング装置45を、この順に配置した
ものである。この作像部4は、帯電チャージャ43によ
って均一に帯電した感光体ドラム42の外周面に、上記
光学系3によって結像した原稿像から静電潜像を形成し
た後、この静電潜像を現像装置41によってトナー像に
顕像化し、転写チャージャ44によってトナー像を用紙
に転写し、さらに感光体ドラム42上の残留トナーをク
リーニング装置45によって回収するようにしたもので
ある。
【0016】図2に示すように、作像部4の感光体ドラ
ム42は、ユニットUによって回転自在に支持されてお
り、上記複写機本体1の駆動機構から噛み合いクラッチ
420を介して回転動力が駆動されるように構成されて
いる。このユニットUは、ハウジングU1を備えてお
り、このハウジングU1によって、上記クリーニング装
置45の外郭が一体的に構成されている。ハウジングU
1の、当該クリーニング装置45上部部分には、レール
U11が一体形成されており、このレールU11を複写
機本体1内のガイド(図示せず)に連結することによっ
て、当該ユニットUを複写機本体1の挿抜口100(図
1参照)を通して挿抜可能にしている(図2において、
挿入方向を矢符K1で示し、抜取り方向を矢符K2で示
す)。
【0017】ハウジングU1には、感光体ドラム42を
支持するための一対の支持部U12、U13が延設され
ている。各支持部U12、U13は、帯電ユニットCU
から突出する上記帯電チャージャ43をセッティングす
るためのセッティング用凹部U122、U132を備え
ており、セッティング用凹部U122、U132によっ
て、帯電チャージャ43の感光体ドラム42に対する精
緻な位置決めを行なっている。この位置決めは、後述す
る付勢手段を構成する引張コイルばね43jの引張力及
びそれに抗して帯電チャージャ43をユニットU側に付
勢する板ばねRSの付勢力によって、帯電チャージャ4
3がセッティング用凹部U122の端面に押し付けられ
ることにより、堅固に保持される。各セッティング用凹
部U122、U132には、周知のグリットGDが張設
されており、所定の間隔を隔てた状態で感光体ドラム4
2の画像担持面に対向している。
【0018】ハウジングUの抜取り方向K2の進行側端
面には、ユニットカバーU140が装着される。ユニッ
トカバーU140は、ハウジングUに形成されたドラム
支持部材挿入孔U2を覆うと共に、後述の通り帯電チャ
ージャ43を駆動するセッティング用作動部材を兼ねる
ものである。上記複写機本体1は、挿抜口100を開閉
するメンテナンス蓋CV(図5参照)を備えている。
【0019】上記帯電ユニットCUは、周知のブランク
ランプBR(図4にのみ図示)と共に帯電チャージャ4
3を支持する樹脂製の支持部材であり、複写機本体1に
固定されている。帯電ユニットCUの帯電チャージャ4
3は、図3にも示すように、コの字形断面形状のハウジ
ング43aと、ハウジング43aの両端に一体的に配設
されて、セッティング時に上記セッティング用凹部U1
22、U132内に嵌入する一対のガイド部材(被作用
部材)43bと、両ガイド部材43bの間に張設される
放電ワイヤ43cとを備えている。
【0020】上記ハウジング43aの背面には、摺動子
43eが一体的に設けられている。摺動子43eは、上
記ユニットUの挿抜方向に隣接した状態で上方に突出す
る第1、第2の突出部43f、43gを連続的に備えて
おり、挿抜方向手前側の第1の突出部43fには、帯電
チャージャ43の幅方向に延びる略軸状の一対の係合子
43hが延設されている。
【0021】他方、図1、図2、図5、図6に示すよう
に、上記帯電ユニットCUの側壁部には、上記係合子4
3hを係合させる係合溝CU1が形成されている。この
係合溝CU1は、当該ユニットUの抜取り方向K2進行
側が上側に傾斜している傾斜部CU11と、傾斜部CU
11の、当該ユニットUの挿入方向K1進行側から連続
して概ね挿抜方向と平行に延びる平行部CU12とを備
えており、傾斜部CU11の端部が帯電チャージャ43
の退避位置(図1に示す位置)を、平行部CU12の端
部が帯電チャージャ43のセット位置(図5に示す位
置)を、それぞれ規定している。本実施例においては、
具体的に図示していないが、平行部CU12の幅は、係
合子43hの直径よりも所定寸法だけ広く設定されてお
り、これによって板ばねRSの付勢ストローク量を確保
している。
【0022】図1によく表されているように、帯電ユニ
ットCUの天板部と帯電チャージャ43の摺動子43e
との間には、付勢部材としての引張コイルばね43jが
張設されており、この引張コイルばね43jの付勢力に
よって、帯電チャージャ43を常時退避位置に付勢して
いる。さらに、上記帯電ユニットCUの天板には、保持
手段としての板ばねRSの基端部がビス止めされてお
り、その自由端が、上記摺動子43eの第2の突出部4
3gを付勢することにより、引張コイルばね43jの付
勢力に抗して帯電チャージャ43をセット位置に維持し
ている。
【0023】そして、上記引張コイルばね43j及び板
ばねRSが、帯電チャージャ43を、ユニットUの挿入
開始側では退避位置に付勢すると共に、挿入終了側では
セット位置に付勢するように、上記帯電チャージャ43
を付勢する付勢手段を構成している。ここで、本実施例
においては、ユニットUに対する帯電チャージャ43の
位置決めを精緻に行なうために、ユニットUのハウジン
グU1にセッティング用凹部U122、U132を設け
ているので、挿入方向K1の奥側のセッティング用凹部
U132の端面が、以下に説明するユニットUの抜取り
時において、板ばねRSによる帯電チャージャ43の保
持状態を解除する退避用作動部材を兼ねることになる。
【0024】次に本実施例の作用について、図1、図
5、及び図6を参照しつつ説明する。上記構成によれ
ば、帯電チャージャ43が図5に示すセット位置にある
状態で、メンテナンス蓋CVを開放し、図6に示すよう
にユニットUを挿抜口100から手で抜き取ると、その
抜取り方向K2の力がユニットUのセッティング用凹部
U132の端面を介して帯電チャージャ43のガイド部
材43bに伝達されるので、摺動子43eの係合子43
hが対応する係合溝CU1の平行部CU12の端部から
傾斜部CU11側へ当該平行部CU12のストロークS
だけスライドする。これにより、板ばねRSの自由端か
ら摺動子43eの第2の突出部43gが離脱し、摺動子
43eは、自由状態になる結果、板ばねRSによる帯電
チャージャ43の帯電ユニットCUに対する保持状態が
解除され、係合子43hが係合溝CU1の傾斜部CU1
1にガイドされながら斜めに変位し、帯電チャージャ4
3は、図1に示すように、引張コイルばね43jの付勢
力により、退避位置に変位させられる。
【0025】次にユニットUの交換後、作業者が図1の
状態からユニットUを挿入すると、その挿入動作に連動
してユニットカバーU140がガイド部材43bの端面
を挿入方向K1に押し込むので、摺動子43eは、引張
コイルばね43jの付勢力に抗して係合溝CU1の傾斜
部CU11沿いに斜めに降下し、平行部CU12の端部
に至る。この結果、帯電チャージャ43の各ガイド部材
43bが対応するユニットUのセッティング用凹部U1
22、U132にガイドされながら嵌入すると共に、摺
動子43eの第2の突起部43gが板ばねRSの自由端
に係合することにより、帯電チャージャ43は、図5に
示すセット位置に維持される。
【0026】このように本実施例においては、帯電チャ
ージャ43が退避位置にある状態でユニットUを挿抜口
100から挿入すると、その挿入動作に連動してユニッ
トUに設けられたユニットカバーU140が、帯電チャ
ージャ43を図5に示すセット位置に変位させることが
できるので、操作が簡単になり、しかも退避した帯電チ
ャージャ43のセッティング忘れを防止することができ
るという顕著な効果を奏する。
【0027】他方、本実施例においては、ユニットUの
抜取り動作に連動して帯電チャージャ43を退避位置に
変位させることができるので、ユーザは、ユニットUの
抜取り動作だけでメンテナンス作業を行なうことができ
る結果、この点からも作業が単純化し、ユーザーの負担
を軽減することができる。しかも、ユニットUの抜取り
時において帯電チャージャ43がユニットU側の部材と
干渉するおそれもなくなるという利点がある。
【0028】従って、本実施例によれば、ユニットUの
メンテナンス作業を簡単且つ確実に行なうことができ、
家庭用及び個人用として最適な画像形成装置を構成する
ことができる。また、本実施例においては、帯電チャー
ジャ43を、セット位置に案内する手段として、係合溝
CU1に、挿抜方向と概ね平行な平行部CU12を設
け、この平行部CU12と略直交する方向に板ばねRS
の付勢力を作用させているので、平行部CU12のスト
ロークS分だけ摩擦抵抗を板ばねRSと摺動子43eの
間、及び係合溝CU1と係合子43hとの間に作用さ
せ、保持状態を維持することができる結果、不用意に退
避位置に帯電チャージャ43が退避するのを防止するこ
とができるという利点がある。
【0029】さらに本実施例の帯電チャージャ進退機構
によれば、帯電チャージャ43を、ユニットUの挿入開
始側では退避位置に付勢すると共に、挿入終了側ではセ
ット位置に付勢するように、上記帯電チャージャ43を
付勢する引張コイルばね43j及び板ばねRSを設けて
いるので、ユニットUの挿入が終了する時点では、板ば
ねRSの付勢力によって、ユニットUをセット位置に静
止させることができると共に、ユニットUの抜き取り動
作が終了する時点では、上記引張コイルばね43jの付
勢力によって、ユニットUを退避位置に静止させること
ができる。
【0030】従って、帯電チャージャ43がある程度セ
ッティング位置から退避すると、帯電チャージャ43を
セッティング位置に付勢する付勢力が解除されると共
に、退避位置側に付勢することができる結果、帯電チャ
ージャ43の退避状態を確実に維持することができると
共に、帯電チャージャ43がある程度退避位置からセッ
ティング位置側へ進行すると、帯電チャージャ43を退
避位置に付勢する付勢力が解除されると共に、セッティ
ング位置側に付勢することができる結果、帯電チャージ
ャ43のセッティング状態を確実に維持することができ
る。この結果、帯電チャージャ43の退避時において
は、退避状態を促進することができるという利点があ
る。他方、帯電チャージャ43のセッティング時におい
ては、付勢手段のセット位置側への付勢力により、ユニ
ットUのロックが不用意に外れることがなく、ユニット
Uのロックを強くする必要も無くなるという利点があ
る。
【0031】しかも複写機本体1を上ケーシングと下ケ
ーシングからなるクラムシェル型に構成し、ユニットU
及び帯電ユニットCUを上ケーシング側に装着する構成
を採用した場合、帯電チャージャ43をユニットUの挿
抜に連動させて進退させることにより、上記上ケーシン
グの開閉動作に拘らずユニットUを挿抜することができ
る結果、上記上ケーシングを閉塞した状態のままユニッ
トUのメンテナンス作業を行なうことによってユニット
Uを水平に維持することができるという利点がある。
【0032】次に本発明の別の実施例について、図7を
参照しつつ説明する。図7の実施例では、摺動子43e
の第2の突出部43gが板ばねRSと係脱するストロー
ク位置が変更されている点が、図1の実施例と相違して
いる。図7を参照して、より詳細に説明すると、摺動子
43eの係合子43hが係合溝CU1の傾斜部CU11
の途中部に到達した時点で第2の突出部43gが板ばね
RSに対し係脱するように構成されている。そして、退
避位置から係脱位置までの傾斜部CU11におけるスト
ローク部分をCU111、係脱位置から平行部CU12
との接合位置に至るストローク部分をCU112とし、
引張コイルばね43jの付勢力をF1、板ばねRSの付
勢力により帯電チャージャ43を制動する力をF2とし
た場合、帯電チャージャ43に作用する付勢力は、スト
ローク部分CU111のところで、F1のみ、ストロー
ク部分CU112のところで、F1>F2、平行部CU
12のところで、F1<F2となるように設定されてい
る。
【0033】この結果、ユニットUが完全に抜き取られ
た状態、即ち、帯電チャージャ43が退避位置にある場
合には、帯電チャージャ43には、専らF1のみが作用
する結果、帯電チャージャ43は、引張コイルばね43
jにより退避方向に付勢された状態で退避位置に静止す
る。また、ユニットUが挿入され、ストローク部分CU
112のところに到達した場合には、板ばねRSが帯電
チャージャ43の第2の突出部43hに係合するが、こ
のストローク部分CU112では、依然、F1>F2に
設定されているので、帯電チャージャ43は、退避位置
側に戻ろうとする。
【0034】そして、帯電チャージャ43の第2の突出
部43gが平行部CU12に到達すると、F1<F2と
なる結果、板ばねRSのばね力による制動力が引張コイ
ルばね43jのばね力に打ち勝って、摺動子43hをセ
ット位置に静止する結果、帯電チャージャ43は、確実
にセット位置に静止する。他方、ユニットUが抜き出さ
れ、ストローク部分CU112のところに到達した場合
には、帯電チャージャ43は、引張コイルばね43jの
付勢力によって、退避位置に戻される。
【0035】従って本実施例においても、図1の実施例
と同様の作用効果を得ることができる。なお平行部CU
12の幅は、係合子43hの直径よりも所定寸法だけ広
く設定されており、これによって板ばねRSの付勢スト
ローク量を確保するためのギャップGP1、GP2を形
成している。
【0036】上述した実施例は、本発明の好ましい具体
例を例示したものに過ぎず、例えば感光体ドラム42の
一端部をユニットカバーU140で担持するように構成
する等、本発明の要旨を変更しない範囲内で種々の設計
変更が可能であることは、云うまでもない。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1記
載の帯電チャージャの進退機構によれば、帯電チャージ
ャが退避位置にある状態でユニットを挿抜口から挿入す
ると、その挿入動作に連動してユニットに設けられたセ
ッティング用作動部材が、帯電チャージャをセット位置
に変位させることができるので、操作が簡単になり、し
かも退避した帯電チャージャのセッティング忘れを防止
することができるという顕著な効果を奏する。
【0038】また本発明の請求項2記載の帯電チャージ
ャの進退機構によれば、帯電チャージャがセット位置に
ある状態でユニットを挿抜口から抜き取ると、その抜き
取り動作に連動してユニットに設けられた退避用作動部
材が、帯電チャージャを退避位置に変位させることがで
きるので、ユニットの抜取り動作において帯電チャージ
ャがユニット側の部材と干渉するおそれがなくなるとい
う顕著な効果を奏する。
【0039】さらに本発明の請求項3記載の帯電チャー
ジャ進退機構によれば、ユニットの挿抜動作に連動して
帯電チャージャを進退させることができるので、メンテ
ナンス作業に伴うユニットの挿抜操作も大幅に簡略化さ
れ、帯電チャージャのセッテング忘れ、或いは、退避忘
れを防止することができる。しかも、本発明の請求項3
記載の帯電チャージャ進退機構によれば、ユニットの挿
入が終了する時点では、付勢手段の付勢力によって、ユ
ニットをセット位置に静止させることができると共に、
ユニットの抜き取り動作が終了する時点では、上記付勢
手段の付勢力によって、ユニットを退避位置に静止させ
ることができるので、帯電チャージャがある程度セッテ
ィング位置から退避位置側へ変位すると、帯電チャージ
ャをセッティング位置に付勢する付勢力が解除されると
共に、退避位置側に付勢することができる結果、帯電チ
ャージャの退避状態を確実に維持することができる。ま
た、帯電チャージャがある程度退避位置からセッティン
グ位置側へ進行すると、帯電チャージャを退避位置に付
勢する付勢力が解除されると共に、セッティング位置側
に付勢することができる結果、帯電チャージャのセッテ
ィング状態を確実に維持することができる。従って、帯
電チャージャの退避時においては、退避状態を促進する
ことができるという利点がある。他方、帯電チャージャ
のセッティング時においては、付勢手段のセット位置側
への付勢力により、ユニットのロックが不用意に外れる
ことがなく、ユニットのロックを強くする必要も無くな
るという利点がある。
【0040】また、いずれの請求項においても、ユニッ
トを画像形成装置本体から抜き取った際、帯電チャージ
ャは全体として挿抜口から退避することになるので、作
業者が挿抜口において帯電チャージャに触れにくくなり
安全性が高まるという利点がある。 しかも、帯電チャー
ジャがセット位置にある間、各作動部材は、いずれも帯
電チャージャを長手方向において位置決めすることにな
るので、一層帯電チャージャの位置決め精度が向上する
という利点がある。従って本発明によれば、ユニットの
メンテナンス作業を簡単且つ確実に行なうことができ、
家庭用及び個人用として最適な画像形成装置を構成する
ことのできる帯電チャージャの進退機構を提供すること
が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における帯電チャージャの進
退機構の要部を示す概略図である。
【図2】上記帯電チャージャの進退機構の要部を示す概
略斜視図である。
【図3】上記帯電チャージャの要部を示す概略斜視図で
ある。
【図4】本実施例を採用した画像形成装置としての複写
機の内部構成を示す概略図である。
【図5】本発明の作用を示す概略断面図である。
【図6】本発明の作用を示す概略断面図である。
【図7】本発明の別の実施例における要部拡大略図であ
る。
【符号の説明】
1 複写機本体(画像形成装置本体) 4 作像部 43 帯電チャージャ 43j 引張コイルばね(付勢手段) CU 帯電ユニット(本体側部材) U ユニット U132 セッティング用凹部(退避用作動部材) U140 ユニットカバー(セッティング用作動部材) RS 板ばね(付勢手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷口 正美 大阪府大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−200374(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03G 15/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像形成のための作像部の少なくとも一部
    を構成すると共に画像形成装置本体の挿抜口を通して挿
    抜されるユニット、及びユニットの所定部に対してセッ
    ティングされる帯電チャージャを備えた画像形成装置に
    設けられた帯電チャージャの進退機構であって、上記帯電チャージャの長手方向中間部分に設けた係合子
    と、 上記画像形成装置本体に設けられ、係合子と係合するこ
    とによって、上記帯電チャージャを全体的に、上記ユニ
    ットの挿抜を許容する退避位置と上記セッティングのた
    めのセット位置との間で進退させる係合溝と、 上記ユニットに設けられ、且つ当該ユニットの挿入動作
    において帯電チャージャの挿入方向上流側端面を該帯電
    チャージャの長手方向に沿って押圧することにより、
    電チャージャをセット位置に作動させるセッティング用
    作動部材を設けたことを特徴とする帯電チャージャの進
    退機構。
  2. 【請求項2】画像形成のための作像部の少なくとも一部
    を構成すると共に画像形成装置本体の挿抜口を通して挿
    抜されるユニット、及びユニットの所定部に対してセッ
    ティングされる帯電チャージャを備えた画像形成装置に
    設けられた帯電チャージャの進退機構であって、上記帯電チャージャの長手方向中間部分に設けた係合子
    と、 上記画像形成装置本体に設けられ、係合子と係合するこ
    とによって、上記帯電チャージャを全体的に、上記ユニ
    ットの挿抜を許容する退避位置と上記セッティングのた
    めのセット位置との間で進退させる係合溝と、 上記ユニットに設けられ、且つセット位置にある帯電チ
    ャージャの抜き取り方向上流側端面に当接することによ
    り、当該ユニットの抜取り時において帯電チャージャを
    退避位置に作動させる退避用作動部材を設けたことを特
    徴とする帯電チャージャの進退機構。
  3. 【請求項3】画像形成のための作像部の少なくとも一部
    を構成すると共に画像形成装置本体の挿抜口を通して挿
    抜されるユニット、及びユニットの所定部に対してセッ
    ティングされる帯電チャージャを備えた画像形成装置に
    設けられた帯電チャージャの進退機構であって、上記帯電チャージャの長手方向中間部分に設けた係合子
    と、 上記画像形成装置本体に設けられ、係合子と係合するこ
    とによって、上記帯電チャージャを全体的に、上記ユニ
    ットの挿抜を許容する退避位置と上記セッティングのた
    めのセット位置との間で進退させる係合溝と、 上記ユニットに設けられ、且つ当該ユニットの挿入動作
    において帯電チャージャをセット位置に作動させるセッ
    ティング用作動部材と、 上記ユニットに設けられ、且つセット位置にある帯電チ
    ャージャの抜き取り方向上流側端面に当接することによ
    り、当該ユニットの抜取り時において帯電チャージャを
    退避位置に作動させる退避用作動部材と、 上記帯電チャージャを、当該ユニットの挿入開始側では
    退避位置に付勢すると共に、挿入終了側ではセット位置
    に付勢するように、上記帯電チャージャを付勢する付勢
    手段とを設けたことを特徴とする帯電チャージャの進退
    機構。
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