JP2947758B2 - 船舶のバラストタンク等の液面計信号伝送方法 - Google Patents

船舶のバラストタンク等の液面計信号伝送方法

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JP2947758B2
JP2947758B2 JP8266767A JP26676796A JP2947758B2 JP 2947758 B2 JP2947758 B2 JP 2947758B2 JP 8266767 A JP8266767 A JP 8266767A JP 26676796 A JP26676796 A JP 26676796A JP 2947758 B2 JP2947758 B2 JP 2947758B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、船舶のバラストタ
ンク等、船舶のタンク内の液位を表示する船舶内タンク
の液面表示方法に関する。
【0002】
【従来の技術】バラストタンク、ビルジタンク等、船舶
には、船舶の運航上必須のいくつかのタンクを有し、ま
た、原油、液体物質等を運搬する特殊なタンク艙を有す
るものがある。特に、貨物等の運搬、輸送を行う際に
は、その航行毎に、輸送される貨物等の量、および、重
量が異なることから、船舶には、航行の安定を図るため
に、所定の吃水を維持する、あるいは、貨物等の配置に
よる船舶の傾きを防止するために、船体部に複数のバラ
ストタンクが設けられ、必要に応じて、このバラストタ
ンクに、これに海水等が投入されて、船舶の吃水調整、
安定調整が行われている。そこで、従来より、船舶に
は、これらバラストタンク内に投入された液体の液面位
置を表示する表示装置が設けられている。
【0003】図6は、船舶のバラストタンクにおいて使
用される液位表示の概略構成図であり、図中、1a、1
b、1c、・・・は、バラストタンクであり、2a、2
b、2c、・・・は、該バラストタンク底部に設けら
れ、タンク内液面の上下変動による水頭圧を、電気信号
に変換して送信する液面計、3a、3b、3c、・・・
は、前記液面計の電気信号を送信するための信号線、4
a、4b、4c、・・・は、前記液面計2a、2b、2
c、・・・から送信された電気信号の増幅、補正等を行
うコントロールボックス、6a、6b、6c、・・・
は、船内のコントロールパネル5に配置されて、前記液
面計の出力を表示する液位計である。
【0004】すなわち、前記バラストタンク1aに設け
られた液面計2aは、コントロールボックス4aを介し
て信号線3aで液位計6aと接続され、バラストタンク
1a内の液面位置による水頭圧を検出し、この検出値を
電圧値として、内部の増幅器で増幅し、マイナス5V〜
プラス5Vの電圧値を得て、コントロールボックス4a
を介して、コントロールパネル5に設けられた液位計6
aに表示するようにしたものである。例えば、マイナス
5Vの場合は、該バラストタンク1aの液面位置はゼロ
であり、プラス5Vの場合、該バラストタンク1aの液
面位置は満杯として、前記液位計6aに表示される。同
様に、バラストタンク1b、1c、・・・の液面位置
は、コントロールパネルに配置された液位計6b、6
c、・・・に表示され、どのバラストタンク1a、1
b、1c、・・・に、どの位の液体が投入されているか
が、常に表示できるように構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような船舶は、全長が百数十mにもおよび、この船体
の全域にわたって数十のバラストタンクが設けられてい
る。このようなバラストタンク内に配置された液面計
と、コントロールパネルに配置された液位計とを、それ
ぞれ独立した信号線で接続する必要があるため、配線数
がタンク数に比例して増加するとともに、配線工事が煩
雑となり、非常に手間を要していた。
【0006】また、バラストタンク内に設置された液面
計と、コントロールパネルに配置された液位計を接続す
る信号線は、長いもので数十m、短いもので数mの長さ
を有し、しかも各々長さの異なる信号線で、液面位置信
号の送受信をおこなうと、電圧降下を引き起こし、送信
される信号値にばらつきが生じていた。このばらつきを
なくするには、液面位置信号を受信する液位計等に異な
る抵抗値を挿入するなど、調整仕様を伴うという欠点が
あった。さらに、これらの信号線が、断線した場合に、
限られた狭い配線管内では、一部の断線により全面的な
再配線工事を行わなければならないという問題があっ
た。
【0007】本発明は、上記従来の事情に鑑みてなされ
たもので、複数のバラストタンク内に配置された各液面
計を第1の集配信手段に接続し、この第1の集配信手段
に対し、これと対応する第2の集配信手段を少なくとも
2芯の通信線に接続し、さらに、この第2の集配信手段
には、前記液位計を接続して、各液面計で計測された液
面位置データを前記第1および第2の集配信手段を介し
て送信し、前記各液位計にタンク内の液面位置を表示さ
せようとするものであり、このような構成とすることに
より、各バラストタンク内に配置された液面計と、コン
トロールパネルに配置された液位計とを、それぞれ独立
した信号線で接続する必要がなくなり、また、電圧降下
による液面位置データのばらつきがなくなり、さらに
は、信号線の一部の断線による全面的な再配線の工事を
行う必要のない本願各請求項に係る発明特有の効果を奏
することのできる船舶のバラストタンク等の液面計信号
伝送方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願請求項1に係る発明
は、船舶のバラストタンク等の液面計信号伝送方法にお
いて、複数のバラストタンク内に設けられた液面計と、
この液面計の液面位置を同タンクから離れた位置に配置
されるコントロールパネルにおいて表示する複数の液位
計とからなるバラストタンクの液面計信号伝送方法にお
いて、各バラストタンク内に設けられた液面計に接続さ
れ、前記各バラストタンク近傍に配置され、前記液面計
のアナログ出力をディジタル信号に変換する第1の集配
信手段と、前記コントロールパネルの近傍に配置され、
前記液位計に接続され、受信されたディジタル信号をア
ナログ出力として前記コントロールパネルの液位計のう
ち、前記バラストタンク内に設けられた特定の液面計の
液位位置を表示する液位計に一対一に対応する液位計に
出力する第2の集配信手段と、これら第1の集配信手段
と第2の集配信手段とを接続する少なくとも2芯の通信
線とからなり、前記第1の集配信手段および前記第2の
集配信手段では、予め互いに前記液面計と前記液位計に
一対一に対応する通信相手方を特定して自局番号および
送元番号を設定しておき、前記バラストタンク内の液面
計において、液面位置信号が検出されると、この検出信
号を受けた前記第1の集配信手段は、この検出信号に送
元番号を付して、前記通信線に載せ、前記第2の集配信
手段のうち、前記送元番号が付された第2の集配信手段
は、当該液面位置検出信号を取り込み、これを前記液位
計に送り出し、該液位計上に液面位置を表示するように
したことを特徴とする。
【0009】また、本願請求項2に係る発明は、請求項
1に記載の船舶のバラストタンク等の液面計信号伝送方
法において、前記第2の集配信手段は、情報処理手段の
拡張スロットに直接接続される入出力インタフェースと
して構成され、前記第1の集配信手段から、前記通信線
を介して送信される前記ディジタル信号のうち、前記液
位計の液面位置データをそのタイムスタンプとともに記
憶して、予め記憶された前記情報処理手段内の手順によ
り、前記液面位置検出信号を図形、文字で表示させ、ま
たは所定の解析を行うようにしたことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明に係る船舶のバラストタン
ク等の液面表示方法では、各タンク内に配置された液面
計は、該タンクの液面位置を検出し、この検出結果を第
1の集配信手段に送り、この第1の集配信手段では、そ
の内部に設けられたA/D変換手段により、この検出結
果をデジタルデータに変換し、そして、あらかじめ該第
1の集配信手段との間で送信先として設定された第2の
集配信手段に二芯からなる通信線9を介して送るように
する。前記第1の集配信手段から送信された液面位置デ
ータを受信した前記第2の集配信手段は、その内部に設
けられたD/A変換手段により、このデータを電圧値に
変換し、そして、該第2の集配信手段に接続された液位
計に、前記液面位置を表示する。
【0011】
【実施例】以下、本発明に係る船舶のバラストタンク等
の液面表示方法を図面に基づいて詳細に説明する。な
お、従来と同一部分には、同一符号を付して表し、その
説明を省略する。図1は、本発明に係る船舶のバラスト
タンク等の液面表示方法の概略構成図であり、図中、バ
ラストタンク1a、1b、1c・・・、液面計2a、2
b、2c、・・・、信号線3a、3b、3c、コントロ
ールパネル5、液位計6a、6b、6c、・・・等は、
前述の従来のものと同じものである。
【0012】本実施例においては、前記信号線3a、3
b、3c、・・・は、第1の集配信手段8a、8b、8
c、・・・に接続され、この第1の集配信手段8a、8
b、8c、・・・は、少なくとも2芯からなる第2の集
配信手段10a、10b、10c、・・・に接続され、
そして、この第2の集配信手段10a、10b、10
c、・・・に、前記液位計6a、6b、6c、・・・が
接続されるように構成されたものである。
【0013】なお、本実施例においては、前記第1の集
配信手段として、アナログ出力を有する外部入出力機器
が接続されるホロニックハブTM−ADC(壬生電機製
作所製商品名)を使用し、さらに、前記第2の集配信手
段10a、10b、10c、・・・として、同様に、ア
ナログ入力を有する外部入出力機器が接続されるホロニ
ックハブTM−DAC(同壬生電機製作所製商品名)を
使用している。これらの第1および第2の集配信手段
は、2芯からなる通信線に複数接続し、予め互いに自局
番号および送元番号を設定しておくことにより、これら
の第1および第2の集配信手段において、特定の第1の
集配信手段と特定の第2の集配信手段との間で、その入
出力信号を2芯からなる通信線を介して授受できるもの
である。
【0014】図2および図3を用いて、前記第1の集配
信手段8a、8b、8c、・・・と、前記第2の集配信
手段10a、10b、10c、・・・の接続概要と、予
め「自局番号」および「送元番号」を設定しておくこと
により、これらの第1および第2の集配信手段におい
て、特定の第1の集配信手段と特定の第2の集配信手段
との間で入出力信号の授受ができる概要を示す。
【0015】図2は、前記第1の集配信手段8a、8
b、8c、・・・および前記第2の集配信手段10a、
10b、10c、・・・の外形と、これら第1の集配信
手段8a、8b、8c、・・・と第2の集配信手段10
a、10b、10c、・・・を接続する概要を示す説明
図であり、図3は、これら第1の集配信手段8a、8
b、8c、・・・および第2の集配信手段10a、10
b、10c、・・・において、「自局番号」および「送
元番号」を設定する設定の仕方を示す説明図である。な
お、説明の便宜上、第1の集配信手段8および第2の集
配信手段10を取り上げ、これらの集配信手段間で互い
に相手を特定し信号の授受を行うものとして説明する。
【0016】図2に示すように、前記第1の集配信手段
8および第2の集配信手段10は、縦93mm、横63
mm、奥行き62mmの外形を有しており、前記第1の
集配信手段8は、前記バラストタンク1aの近傍に設け
られ、前記第2の集配信手段10は、前記コントロール
パネル5の近傍に設けられる。そして、前記第1の集配
信手段8は、自らを駆動する直流24Vが印加される電
源端子81、該第1の集配信手段8が、終端に配置され
た場合に、所定の抵抗値を有するターミネイト処理片
(図示外)を接続するターミネイト端子82、該第1の
集配信手段8と前記第2の集配信手段10とを通信線9
で接続する通信端子83、前記液面計3を接続する外部
入出力端子84とを有する。
【0017】また、図中において、符号85は、自局番
号設定スイッチであり、符号86は、送元番号設定スイ
ッチである。これらの自局番号設定スイッチ85および
送元番号設定スイッチ86における「自局番号」および
「送元番号」の設定は、後述する設定方法により設定さ
れる。
【0018】一方、第2の集配信手段10には、同様
に、第2の集配信手段10自体を動作させるために、2
4Vの電圧が印加される電源端子101と、該第2の集
配信手段10が終端に配置された場合に、所定の抵抗値
を有するターミネイト処理片(図示外)を接続するター
ミネイト端子102と、前記第1の集配信手段8と通信
線9を介して接続される通信端子103と、前記液位計
6が接続される外部入出力端子104とを有し、また、
前記第1の集配信手段8と同様、自局番号設定スイッチ
105および送元番号設定スイッチ106を有し、それら
の「自局番号」および「送元番号」の設定も、前記第1
の集配信手段8のものと同様の方法で設定される。
【0019】次に、前記第1および第2の集配信手段
8、10において、前記自局番号スイッチ85、105
よび送元設定スイッチ86、106により、「自局番号」
および「送元番号」を設定する仕方について説明する。
自局番号設定スイッチ85、105は、図3(a)に示す
ように、8個のディップスイッチで構成されており、こ
のうち、”No1”と”No2”のディップスイッチ
は”00”を規定値とするスイッチであり、自局の番号
を設定するスイッチは、次の”No3”から”No8”
までのディップスイッチで設定するように構成されてい
る。
【0020】例えば、設定される自局番号が、”24”
であるとすると、”000110”の如く設定される。
また、送元設定スイッチ86、106は、図3(b)に示
すように、前記自局番号スイッチ85、105と同様の8
個のディップスイッチで構成され、例えば、対応する第
2の集配信手段10の番号(自局番号)が”04”であ
るとすれば、前記8個のディップスイッチのうち、”N
o3”から””No6”までの6個のディップスイッチ
を”1000”と設定する。
【0021】このようにして設定されたそれぞれの「自
局番号」および「送元番号」に基いて、それぞれ互いに
信号を授受すべき集配信手段を特定し、信号の授受を行
うのである。すなわち、例えば、前記第1の集配信手段
8が、前述のように、「自局番号24」および「送元番
号04」に設定され、また、前記第2の集配信手段10
では、「自局番号04」および「送元番号24」が設定
されたとすると、前記第1の集配信手段8は、専ら前記
第2の集配信手段10との間で信号の授受を行うことと
なる。
【0022】すなわち、このように、自局番号と送元番
号が設定されると、第2の集配信手段10から、「送元
番号24」を付加した通信要求データが送信され、前記
通信線9に接続された複数の第1の集配信手段8a、8
b、8c・・・のうち、「送元番号24」が設定された
第1の集配信手段8が、その通信要求データを自局宛の
通信要求データであると判断し、この通信要求データを
取り込む。次に、この通信要求データを受け取った第1
の集配信手段8では、その通信要求データに基づき、液
面位置データに「送元番号04」を付加した信号を、前
記第2の集配信手段10に送り返す。同様に、前記通信
線9に接続された複数の第2の集配信手段10a、10
b、10c、・・・のうち、「送元番号04」に設定さ
れている前記第2の集配信手段10では、その液面位置
データを自局宛の液面位置データであると判断して、こ
のデータを取り込む。このようにして、相互に、互いを
相手を特定して、信号の授受を行うことができるのであ
る。
【0023】なお、本実施例においては、通信線9は、
2本の導線に絶縁被膜が施され、これらを縒って構成さ
れたツイストペアケーブル(RS485用)を用いて、
上述した各第1の集配信手段8a、8b、8c、・・・
と、前記第2の集配信手段10a、10b、10c、・
・を接続した。
【0024】つまり、第1の集配信手段8aの通信端子
3と、次の第1の集配信手段8bの通信端子83を接続
し、この第1の集配信手段8bの通信端子83と、さら
に次の第1の集配信手段8cの通信端子83を接続する
という具合に、順次接続し、複数の第1に集配信手段8
を、順次、第1の集配信手段8fまで通信線9で接続す
る。そして、さらに、この通信線9にコントロールパネ
ル5に近接して配置される第2の集配信手段10aの通
信端子103を接続し、この第2の集配信手段10aの
通信端子103と、次の第2の集配信手段10bの通信
端子103とを接続するいった具合に、順次、第2の集
配信手段10b、10c、・・・の通信端子103を順
次接続するものである。
【0025】このように接続されているので、各バラス
トタンク1a、1b、1c、・・・内に配置された液面
計2a、2b、2c、・・・は、その出力を、それらの
タンク1a、1b、1c、・・・の近傍に設けられた各
第1の集配信手段8a、8b、8c、・・・に出力し、
これらの各第1の集配信手段8a、8b、8c、・・・
では、予め設定された「送元番号」を付して、液面位置
データを通信線9に載せる。また、コントロールパネル
5の各液位計6a、6b、6c、・・・が接続された前
記第2の集配信手段10a、10b、10c、・・・で
は、前記それぞれの「送元番号」に基いて、予め特定さ
れた第2の集配信手段10で、前記液面位置データを取
り込み、これをその外部入出力端子104に接続されて
いる液位計に表示する。
【0026】つぎに、上記構成のバラストタンク1a、
1b、1c、・・・の液面位置を、前記バラストタンク
等から離れたコントロールパネル5の液位計6a、6
b、6c、・・・に表示する表示方法をフローチャート
により示す。図7(a)は、該表示方法による第1の集
配信手段8a、8b、8c、・・・におけるデータの送
受信方法のフローチャートであり、同(b)は、該表示
方法による第2の集配信手段10a、10b、10c、
・・・におけるデータの送受信方法のフローチャートで
ある。
【0027】まず、第1の集配信手段8aは、第2の集
配信手段10aから送信された自局宛(第1の集配信手
段8a)の通信要求データを受信する(ステップS
1)。この通信要求データを受信した第1の集配信手段
8aは、バラストタンク1a内に配置された液面計2a
に、該タンク1aの液面位置を検出する指示を送り(ス
テップS2)、液面位置に見合った電圧値を得る(ステ
ップS3)。この検出された電圧値は、液面計2a内部
に設けられた図示外の増幅手段により、所定の電圧値に
調整され(ステップS4)、この電圧値をデジタル変換
した後(ステップS6)、前記通信線9に送信する(ス
テップS7)。また、上記ステップS1からステップS
7の処理は、各第1の集配信手段8b、8c、・・・に
おいても同様に処理される。
【0028】一方、第2の集配信手段10aは、自局番
号を付加された通信要求データを送信し(ステップS
8)、該当する第1の集配信手段8aから送信される液
面位置データを受信する(ステップS9)。上記第1の
集配信手段8aから液面位置データが送信されると、第
2の集配信手段10aは、第2の集配信手段10aに予
め設定された送元番号(第1の集配信手段8aの自局番
号)かの判定を行う(ステップS10)。自局に設定さ
れた送元番号と一致した場合には、この液面位置データ
を取り込む(ステップS11)。そして、第2の集配信
手段10aは、、この液面位置データをアナログ電圧値
に変換し(ステップ12)、接続されている液位計6a
に送信する(ステップS13)。
【0029】そして、電圧値を受信した液位計6aは、
このアナログ電圧値に基づいて液面位置を表示する(ス
テップS14)。なお、上記ステップS9からステップ
S14の処理は、各第2の集配信手段8b、8c、・・
・においても同様に処理がなされる。
【0030】上記実施例では、バラストタンク1a、1
b、1c、・・・内の液面位置をコントロールパネル5
に設けられた液位計に表示させて該タンクの液面の表示
を行ったが、図1に示すように、前記第2の集配信手段
を、複数の入出力を有するインタフェース13、例え
ば、ホロニックハブPC−LINK(壬生電機製作所
製)に代え、これに、CRTディスプレイ装置等の表示
手段を具備したパーソナルコンピュータ等からなる情報
処理手段12の接続し、ここに予め格納されたプログラ
ムに従って、上記したバラストタンク1a、1b、1
c、・・・の液面位置情報を、文字、図形等で表示し、
または、所定の情報解析を行うことができるようにして
もよいものである。
【0031】このような情報処理手段12を設けること
により、図5に示すように、前記バラストタンク1a、
1b、1c、・・・の液面の様子を、グラフや、タンク
の模式図等により表示することができ、また、液面位置
データを、情報処理手段12の内部の記憶手段に、液面
位置データを、そのタイムスタンプとともに記憶してお
き、必要に応じて、例えば、液面位置データに変動があ
った場合にのみ、特別の表示を行うというような表示を
行うことができる。
【0032】このホロニックハブPC−LINKを使用
する入出力インタフェース13は、前記通信線9に接続
され、前記各第1の集配信手段8a、8b、8c、・・
・からのデジタル信号を、そのまま、情報処理手段12
に取り込むためのものであり、前記情報処理手段12の
拡張スロットに挿入して使用される。
【0033】なお、上記実施例では、液面計が検出した
水頭圧のデータを、電圧値として送信したが、電流値に
より送信してもよいものである。また、第2の集配信手
段を1つ設けたが、液位計等の出力機器の接続個数によ
って、複数個の第2の集配信手段を接続してもよい。
【0034】なお、本実施例では、第1の集配信手段
(製品名:ホロニックハブTM−ADC)、第2の集配
信手段(製品名:ホロニックハブTM−DAC)を用い
てデータの入出力、および、送受信を制御したが、これ
らの入出力・送受信制御を行う手段は、同様の機能を有
する集配信手段であれば、特にこれらの製品に限定され
るものではない。さらに、この入出力・送受信制御は、
そ通信制御部の仕様より、通信線を光ファイバケーブル
に代えて用いてもよいものである。また、上記実施例で
は、6つのバラストタンクを例に説明を行ったが、これ
らのバラストタンクの数は、第1の集配信手段、第2の
集配信手段の接続可能範囲であれば、その接続数は、特
に限定されるものではなく、また、バラストタンク以外
に、液体貨物用のタンクの液面を表示させてもよい。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本願の船舶のバラ
ストタンクの液面表示方法によると、各バラストタンク
内に配置された液面計を第1の集配信手段に接続し、こ
の第1の集配信手段と第2の集配信手段を二芯からなる
通信線に接続して通信データの授受をおこなうようにし
たため、各液面計とこれに対応した各液位計をそれぞれ
独立して接続する必要がなくなり、タンク数の増加に比
例して配線数を増加させることなく、配線工事が簡略化
される。
【0036】また、各第1の集配信手段により、液面計
で検出されたデータをデジタル信号で送信するため、該
タンクからの液面位置データを、様々な長さの信号線を
介して送信する際に発生していた電圧降下を引き起こす
ことなく通信データのばらつきが回避される。ついで、
各第1の集配信手段は、近接する第1の集配信手段が、
順次、接続されているため、通信線断線時に、通信デー
タ不送信の第1の集配信手段と、この第1の集配信手段
間の通信線の補修、あるいは、この部分の通信線を交換
するだけの簡単な工事を行えばよい等の優れた効果があ
る。
【0037】さらに、情報処理手段に通信データを集約
することにより、これらの液面位置データを、該情報処
理手段に用意されたプログラム等により、記憶手段に記
憶させ、図形・文字により所望とする情報をCRT画面
等に表示して、管理の簡易化を図ることができる。
【0038】また、第2の集配信手段10a、10b、
10c、・・・として使用したホロニックハブを使用す
る際には、その送元番号設定スイッチの出力設定スイッ
チを”ON”状態にしておくことで、所定の第2の集配
信手段10に、断線部以降に接続される第1の集配信手
段通信データが送信されないといった場合にも、該ホロ
ニックハブは、そこに接続された液位計6e、6fに、
断線直前状態を維持するようにできるので、断線が生じ
ても、直ちに、その表示が不可能となることはないとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る船舶のバラストタンク
の液面表示方法を実施する概略を示す概略構成図であ
る。
【図2】本発明の一実施例に使用する第1の集配信手
段、および、第2の集配信手段の外形を示し、これら第
1の集配信手段と第2の集配信手段が接続された様子を
示す説明図である。
【図3】本発明の一実施例に使用する第1の集配信手
段、第2の集配信手段に設けられた自局番号および送元
番号を設定する各ディップスイッチを示す説明図であ
る。
【図4】本発明の一実施例に係る船舶のバラストタンク
の液面表示方法を示すフローチャートである。
【図5】本発明の一実施例に係る船舶のバラストタンク
の液面表示方法に情報処理手段を用いた場合の画面表示
例を示す図である。
【図6】従来のバラストタンクの液位計を示す構成図で
ある。
【符号の説明】
1a、1b、1c、1d、1e、1f・・・バラストタ
ンク 2a、2b、2c、2d、2e、2f・・・液面計 5・・・コントロールパネル 6a、6b、6c、6d、6e、6f・・・液位計 7a、7b、7c、7d、7e、7f・・・液面信号線 8a、8b、8c、8d、8e、8f・・・第1の集配
信手段 81、101・・・電源端子 82、102・・・ターミネイト端子 83、103・・・通信端子 84、104・・・外部入出力端子 9・・・通信線 10a、10b、10c、・・第2の集配信手段 12・・・情報処理手段 13・・・入出力インタフェース
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B63B 13/00 B63B 43/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のバラストタンク内に設けられた液
    面計と、この液面計の液面位置を同タンクから離れた位
    置に配置されるコントロールパネルにおいて表示する複
    数の液位計とからなるバラストタンクの液面計信号伝送
    方法において、 各バラストタンク内に設けられた液面計に接続され、前
    記各バラストタンク近傍に配置され、前記液面計のアナ
    ログ出力をディジタル信号に変換する第1の集配信手段
    と、 前記コントロールパネルの近傍に配置され、前記液位計
    に接続され、受信されたディジタル信号をアナログ出力
    として前記コントロールパネルの液位計のうち、前記バ
    ラストタンク内に設けられた特定の液面計の液位位置を
    表示する液位計に一対一に対応する液位計に出力する第
    2の集配信手段と、 これら第1の集配信手段と第2の集配信手段とを接続す
    る少なくとも2芯の通信線とからなり、 前記第1の集配信手段および前記第2の集配信手段で
    は、予め互いに前記液面計と前記液位計に一対一に対応
    する通信相手方を特定して自局番号および送元番号を設
    定しておき、前記バラストタンク内の液面計において、
    液面位置信号が検出されると、この検出信号を受けた前
    記第1の集配信手段は、この検出信号に送元番号を付し
    て、前記通信線に載せ、前記第2の集配信手段のうち、
    前記送元番号が付された第2の集配信手段は、当該液面
    位置検出信号を取り込み、これを前記液位計に送り出
    し、該液位計上に液面位置を表示するようにしたことを
    特徴とする船舶のバラストタンク等の液面計信号伝送方
    法。
  2. 【請求項2】 前記第2の集配信手段は、情報処理手段
    の拡張スロットに直接接続される入出力インタフェース
    として構成され、前記第1の集配信手段から、前記通信
    線を介して送信される前記ディジタル信号のうち、前記
    液位計の液面位置データをそのタイムスタンプとともに
    記憶して、予め記憶された前記情報処理手段内の手順に
    より、前記液面位置検出信号を図形、文字で表示させ、
    または所定の解析を行うようにしたことを特徴とする請
    求項1に記載の船舶のバラストタンク等の液面計信号伝
    送方法。
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