JP2947661B2 - クロスリミット燃焼制御方式 - Google Patents

クロスリミット燃焼制御方式

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JP2947661B2 JP3475692A JP3475692A JP2947661B2 JP 2947661 B2 JP2947661 B2 JP 2947661B2 JP 3475692 A JP3475692 A JP 3475692A JP 3475692 A JP3475692 A JP 3475692A JP 2947661 B2 JP2947661 B2 JP 2947661B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、燃料と空気を用いた燃
焼空燃比制御に利用されるクロスリミット燃焼制御方式
に係り、特に、中・高燃焼域での制御精度および燃焼効
率を向上する技術を設けたクロスリミット燃焼制御方式
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばバーナを用いた燃焼制御で
は、燃料と空気とを混合して燃焼状態を最適化するため
にクロスリミット燃焼制御方式が広く用いられている。
このクロスリミット燃焼制御方式は、燃焼要求量に応じ
て、燃料流量および空気流量の設定値を、互いに他の実
測流量に基づいて上下限値を制限しつつ燃焼要求量に追
従させる制御であって、これにより燃焼空燃比を制限す
るために常に最適な燃焼状態を維持することができる。
【0003】図6は従来のクロスリミット燃焼制御方式
のブロックフローを示す図である。このクロスリミット
燃焼制御方式は、燃料流量制御系A、空気流量制御系B
およびクロスリミット制御部Cとで構成されている。こ
の燃料流量制御系Aは、燃料供給口1から供給される燃
料流量を検出して燃料流量信号FF を出力する外部セン
サとしての燃料流量検出器2と、燃料流量信号FF と燃
料流量設定値FFSV とに基づいて操作量を求めて出力す
る燃料流量調節計3と、この操作量により燃料流量を調
節する燃料流量調節弁4とで構成され、一方、空気流量
制御系Bは、空気供給口5から供給される空気流量を検
出して空気流量信号FA を出力する外部センサとしての
空気流量検出器6と、空気流量信号FA と空気流量設定
値FASVとに基づいて操作量を求めて出力する空気流量
調節計7と、この操作量により空気流量を調節する空気
流量調節弁8とで構成され、これら両調節弁4,8によ
って流量調節された燃料および空気の供給を受けてバー
ナ9により燃焼状態を作り出している。
【0004】前記クロスリミット制御部Cには、燃料流
量設定値FFSV と空気流量設定値FASV との共通の制御
定数であるコモンバイアスBcを発生するコモンバイア
ス発生手段11を有し、さらに燃料流量上下限制限系と
空気流量上下限制限系とを有する。ここで、燃料流量上
下限制限系は、燃料上限値発生手段12、燃料下限値発
生手段13および燃料流量制限手段14で構成される。
【0005】この燃料上限値発生手段12は、コモンバ
イアスBc,制御係数K1 および空気流量信号FA と、
下記の(1)式で示される流量制限式とを用いて演算に
より燃料流量設定値FFSV の上限値Hf を発生する。 Hf ={FA ×(100+K1 )/100}+Bc …(1)
【0006】同様に前記燃料下限値発生手段13は、コ
モンバイアスBc,制御係数K3 および空気流量信号F
A と、下記の(2)式で示される流量制限式とを用いて
演算により燃料流量設定値FFSV の下限値Lf を発生す
る。 Lf ={FA ×(100−K3 )/100}−Bc …(2)
【0007】ここで、前記燃料流量制限手段14は、外
部から要求される燃焼要求量を上限値Hf と下限値Lf
とで制限しながら燃料流量設定値FFSV を取り出して燃
料流量調節計3に与える機能をもっている。一方、前記
空気流量上下限制限系は、空気上限値発生手段15、空
気下限値発生手段16および空気流量制限手段17で構
成されている。
【0008】この空気上限値発生手段15は、コモンバ
イアスBc,制御係数K4 および燃料流量信号FF と、
下記の(3)式で示される流量制限式とを用いて演算に
より空気流量設定値FASV の上限値Ha を発生する。 Ha ={FF ×(100+K4 )/100}+Bc …(3)
【0009】同じく前記空気下限値発生手段16は、コ
モンバイアスBc,制御係数K2 および燃料流量信号F
F と下記の(4)式で示されるとを用いて演算により空
気流量設定値FASV の下限値La を発生する。 La ={FF ×(100−K2 )/100}−Bc …(4)
【0010】ここで、前記空気流量制限手段17は、外
部から要求される燃焼要求量Mを上限値Ha と下限値L
a とで制限しながら空気流量設定値FASV を取り出して
空気流量調節計7に与える機能をもっている。
【0011】これら(1)式〜(4)式までの流量制限
式による上下限制限値は、それぞれ該当する流量信号の
大きさに比例する。流量制限式内のコモンバイアスBc
は、流量信号値が低い立ち上げ時や燃焼遮断時等に上下
限値の制限幅を拡げて迅速に系を立ち上げるために用い
られるパラメータであって、燃焼量とは無関係に固定し
た所定値をとっている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ようなクロスリミット燃焼制御方式では、上下限値の制
限幅を拡げるコモンバイアスBcを燃焼量とは無関係に
与えるため、空燃比制御の精度が要求される中・高燃焼
域にもコモンバイアスBcが付加されることになる。こ
のため、中・高燃焼域では、空燃比制御の精度が悪化し
て燃焼効率が低下する問題が発生する。
【0013】本発明は上記実情を考慮してなされたもの
で、燃焼量の多い中・高燃焼域での空燃比制御の精度を
向上させるクロスリミット燃焼制御方式を提供すること
を目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、燃料流量制御系および空気流量制御系を有
し、これら制御系から検出された燃料流量,空気流量お
よびコモンバイアス値を用いて互いに相手側制御系の上
下限値を求め、外部から要求される燃料流量および空気
流量である燃焼要求量を前記上下限値で制限して各制御
系の燃料流量設定値および空気流量設定値を得、これら
燃料流量設定値および空気流量設定値を各制御系に与え
るクロスリミット燃焼制御方式において、前記燃料流量
または空気流量が小の場合には所定のコモンバイアス値
に設定して前記上下限値の差を広げて燃焼制御系の過渡
応答を高め、燃料流量または空気流量が大の場合にはコ
モンバイアス値を零に設定して上下限値の差を狭めて燃
焼制御精度を高めるクロスリミット燃焼制御方式であ
る。
【0015】
【作用】従って、本発明は以上のような手段を講じたこ
とにより、燃焼要求量が小の場合にはコモンバイアス値
を所定値とするので上限値と下限値との差が広がって燃
焼制御系の過渡応答が高まり、燃焼要求量が大の場合に
はコモンバイアス値を零とするので上限値と下限値との
差が狭まって燃焼制御精度を高めることができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は本発明に係るクロスリミット燃焼制
御方式のブロックフロ−を示す図であり、図6と同一部
分には同一符号を付してその詳しい説明は省略し、ここ
では異なる部分についてのみ述べる。
【0017】すなわち、本発明方式は、クロスリミット
制御部20を改良したものであり、特に図6のコモンバ
イアス発生手段11に代えて、コモンバイアス可変手段
21を設けた構成である。このコモンバイアス可変手段
21は、燃料流量に応じてコモンバイアスBcを折線関
数21aで記憶し、燃料流量が小の場合には各上下限値
発生手段12,13,15,16における流量制限式内
のコモンバイアス値を所定値とし、燃料流量が大の場合
にはコモンバイアス値を零とする機能をもつ。前記燃料
流量は燃焼量を意味し、外部センサで検出される燃料流
量信号FF で示される。なお、外部センサは燃料流量検
出器2を意味している。
【0018】図2は、コモンバイアス可変手段21にお
ける折線関数21aを示す図である。同図において、縦
軸にコモンバイアスBc,横軸に燃料流量信号FF をと
る。この折線関数21aは、燃料流量信号FF が0〜2
0%の間ではコモンバイアスBcを5%とし、燃料流量
信号FF が20〜40%の間ではコモンバイアスBcを
0%に漸減し、燃料流量信号FF が40%以上ではコモ
ンバイアスBcを0%とする関数である。
【0019】次に、このようなクロスリミット燃焼制御
方式の動作について説明する。まず、燃料流量検出器2
は、燃料流量を検出して燃料流量信号FF を出力する。
この燃料流量信号FF は、燃料流量調節計3に送出され
るとともにコモンバイアス可変手段21,空気上限値発
生手段15および空気下限値発生手段16に送られる。
同様に空気流量検出器6は、空気流量を検出して空気流
量信号FA を出力する。この空気流量信号FA は、空気
流量調節計7に送出されるとともに燃料上限値発生手段
12および燃料下限値発生手段13に送出される。
【0020】前記コモンバイアス可変手段21は、受け
取った燃料流量信号FF を折線関数21aによってコモ
ンバイアスBcに変換して、燃料上限値発生手段12,
燃料下限値発生手段13,空気上限値発生手段15およ
び空気下限値発生手段16に送出する。これら各上下限
値発生手段12,13,15および16のうち、空気上
限値発生手段15および空気下限値発生手段16は燃料
流量信号FF ,コモンバイアスBc,制限係数K4,K2に
基づいて空気流量設定値FASV の制限値を求める。ここ
で上限値を求めるのが空気上限値発生手段15で、下限
値を求めるのが空気下限値発生手段16である。
【0021】図3は、燃料流量に対する空気流量設定値
の特性曲線を示す図である。縦軸に空気流量設定値F
ASV ,横軸に燃料流量信号FF を示し、制限係数を約1
6%、コモンバイアスを5%基準としている。まず、上
側の破線は空気流量設定値FASV の上限制限値Ha であ
って、前述した(3)式で示される特性をもつ。上側の
二点鎖線は(3)式からコモンバイアスBcの項を除い
た特性Ha ′であり、下記の(5)式で示される。 Ha ′=FF ×(100+K4 )/100 …(5)
【0022】また、上側の実線はこれら(3)式および
(5)式に図2の折線関数を適用させた特性曲線HA で
ある。すなわち、この特性曲線HA は、燃料流量信号F
F が0〜20%の間では(3)式で示され、燃料流量信
号FF が20〜40%の間では(5)式に漸近し、燃料
流量信号FF が40%以上では(5)式の特性を示す。
【0023】同様に、下側の破線は空気流量設定値F
ASV の下限制限値La であって、前述した(4)式で表
される特性を示す。下側の二点鎖線は(4)式からコモ
ンバイアスBcの項を除いた特性La ′であり、下記の
(6)式で示される。 La ′=FF ×(100−K2 )/100 …(6)
【0024】また、同様に下側の実線はこれら(4)式
および(6)式に図2の折線関数を適用させた特性曲線
LA である。すなわち、この特性曲線LA は、燃料流量
信号FF が0〜20%の間では(4)式で示され、燃料
流量信号FF が20〜40%の間では(6)式に漸近
し、燃料流量信号FF が40%以上では(6)式の特性
を示す。
【0025】従って、上限値と下限値との差である制限
幅は、燃料流量信号FF が20%以下の低燃焼域では、
燃焼制御系を立ち上げる際の過渡応答を良くするための
コモンバイアスBcを得ていて従来と変わらないが、燃
料流量信号FF が40%以上の中・高燃焼領域では無駄
となるコモンバイアスBcを0%とした分だけ狭くな
る。このことは中・高燃焼領域において著しく燃焼制御
精度が向上したことを示す。
【0026】このことを通常多用される負荷範囲である
50〜80%の燃焼量における60%部分を例として説
明する。従来の空気流量設定値FASV に換算した制限幅
は、制限係数分である約10%にコモンバイアスBcの
5%分を付加して15%となっていた。ここで、本実施
例により中・高燃焼領域でコモンバイアスBcの5%分
を排除したので、制限範囲上の精度を5割程度向上させ
たことになる。
【0027】次に、このようにして求めた上下限制限を
各上下限値発生手段15,16は、空気流量制限手段1
7へ送出する。一方、この空気流量制限手段17には外
部から燃焼要求量Mが入力される。このように上下限制
限および燃焼要求量Mを受けた空気流量制限手段17で
は、燃焼要求量Mについて上下限を制限した値を空気流
量設定値FASV として空気流量調節計7に出力する。
【0028】この空気流量調節計7は、空気流量検出器
6から入力された空気流量信号FAを前記空気流量設定
値FASV に追従させるように空気流量調節弁8に操作量
を送出する。空気流量調節弁8はこの操作量に基づいて
駆動する。
【0029】同様に燃料流量の制御では、コモンバイア
ス可変手段21からコモンバイアスBcを受けた燃料上
限値発生手段12および燃料下限値発生手段13が空気
流量信号FA ,制限係数K1,K3および所定の流量制限式
から燃料流量設定の上限値Hf および下限値Lf を演算
して燃料流量制限手段14に送出し、この燃料流量制限
手段14が外部から入力される燃焼要求量Mの上下限を
制限して燃料流量設定値FFSV を燃料流量調節計3に出
力する。
【0030】この燃料流量調節計3は、燃料流量検出器
2から受けた燃料流量信号FF を、前記燃料流量設定値
FSV に追従させるように燃料流量調節弁4に対して操
作量を送出する。この燃料流量調節弁4は、前記操作量
に基づいて駆動する。
【0031】上述したように本実施例では、コモンバイ
アスBcを燃料流量信号FF の大きさにより可変するこ
とで、燃焼量に合わせて最適のコモンバイアス値を設定
することができる。
【0032】従来では特性の全域にわたり5%のコモン
バイアスBcを付加しているが、本実施例では燃焼量4
0%以上にてコモンバイアスBcを0%としているた
め、低燃焼域での制限幅を確保するとともに、中・高燃
焼域において無駄なバイアスを排除している。
【0033】次に、第2の実施例について図面を参照し
て説明する。図4は、第2の実施例に係るクロスリミッ
ト燃焼制御方式のブロックフローを示す図であり、図1
と同一部分には同一符号を付してその詳しい説明は省略
し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0034】すなわち、図4のクロスリミット制御部3
0は、図1におけるコモンバイアス可変手段21を、入
力信号を空気流量信号FA とするコモンバイアス可変手
段31に変えた構成である。このコモンバイアス可変手
段31は、空気流量検出器6が発生した空気流量信号F
A からコモンバイアスBcを求める折線関数31aを有
し、求めたコモンバイアスBcを各上下限値発生手段1
2,13,15,16に送出する。以下、図1と同様
に、入力により可変するコモンバイアスBcを用いてク
ロスリミット制御を行う。
【0035】上述したように第2の実施例において、コ
モンバイアスBcを空気流量信号FA の大きさで可変し
ても、燃焼量に応じたコモンバイアスの設定をすること
ができる。
【0036】次に、第3の実施例について図面を参照し
て説明する。図5は、第3の実施例に係るクロスリミッ
ト燃焼制御方式のブロックフロ−を示す図である。同様
に図1と同一部分には同一符号を付してその詳しい説明
は省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0037】図5のクロスリミット制御40は、図1に
おけるコモンバイアス可変手段21に代えて、燃料流量
比較手段41およびコモンバイアス切替手段42を設け
た構成である。この燃料流量比較手段41は、予め保持
した基準値FF0と、燃料流量検出器2が発生する燃料流
量信号FF とを比較して、基準値FF0を燃料流量信号F
F が越えた場合,コモンバイアス切替手段42にコモン
バイアス切替信号を送出する。
【0038】このコモンバイアス切替手段42は、コモ
ンバイアスBcを出力するコモンバイアス値出力手段4
2aと、零値を出力する零値出力手段42bと、これら
両出力手段42a,42bの接続を切り替えるコモンバ
イアス切替スイッチ42cとを備え、コモンバイアス切
替信号の入力がない場合にはコモンバイアス切替スイッ
チ42cがコモンバイアス値出力手段42aを各上下限
値発生手段12,13,15,16に接続し、コモンバ
イアス切替信号が入力されている場合にはコモンバイア
ス切替スイッチ42cが各上下限値発生手段12,1
3,15,16の接続を零値出力手段42bに切り替え
る。
【0039】すなわち、図5の制御系においては、燃料
流量信号FF を燃料流量比較手段41に入力し、燃料流
量比較手段41が出力するコモンバイアス切替信号をコ
モンバイアス切替スイッチ42cの切替条件として、燃
料流量信号FF が基準値FF0より小さい場合、低燃焼域
でのコモンバイアスBcを設けて制御系の立ち上げを迅
速にし、かつ、燃料流量信号FF が基準値FF0より大き
い場合、コモンバイアスBcを零として中・高燃焼域で
の不要なコモンバイアスBcを排除することができる。
【0040】なお、第1および第2の実施例は、折線関
数を図2のように設定したが、他の設定にしても同様に
実施できる。また、第3の実施例は、入力を燃料流量信
号FF とし、基準値FF0としてコモンバイアスBcを切
り替えたが、入力を空気流量信号FA とし、基準値FA0
としても同様に実施できる。その他、本発明は、その要
旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。
【0041】
【発明の効果】このように本発明によれば、燃焼要求量
が小の場合にはコモンバイアス値を所定値とするので上
限値と下限値との差が広がって燃焼制御系の過渡応答が
高まり、燃焼要求量が大の場合にはコモンバイアス値を
零として上限値と下限値との差を狭めて燃焼制御精度を
高めるので、燃焼量の多い中・高燃焼域での空燃比制御
の精度を向上させるクロスリミット燃焼制御方式を提供
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るクロスリミット燃焼制御方式のブ
ロックフロ−を示す図。
【図2】コモンバイアス可変手段における折線関数を示
す図。
【図3】燃料流量に対する空気流量設定値の特性曲線を
示す図。
【図4】本発明に係るクロスリミット燃焼制御方式のブ
ロックフローにおける第2の実施例を示す図。
【図5】本発明に係るクロスリミット燃焼制御方式のブ
ロックフローにおける第3の実施例を示す図。
【図6】従来のクロスリミット燃焼制御方式のブロック
フロ−を示す図。
【符号の説明】
2…燃料流量検出器、6…空気流量検出器、C1,C
2,C3…クロスリミット制御部、21…コモンバイア
ス可変手段、FF …燃料流量信号、FA …空気流量信
号、FASV …空気流量設定値、FFSV …燃料流量設定
値、M…燃焼要求量、Bc…コモンバイアス。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F23N 5/00 F23N 1/02 F23N 1/02 101

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料流量制御系および空気流量制御系を
    有し、これら制御系から検出された燃料流量,空気流量
    およびコモンバイアス値を用いて互いに相手側制御系の
    上下限値を求め、外部から要求される燃料流量および空
    気流量である燃焼要求量を前記上下限値で制限して各制
    御系の燃料流量設定値および空気流量設定値を得、これ
    ら燃料流量設定値および空気流量設定値を各制御系に与
    えるクロスリミット燃焼制御方式において、 前記燃料流量または空気流量が小の場合には所定のコモ
    ンバイアス値に設定して前記上下限値の差を広げて燃焼
    制御系の過渡応答を高め、燃料流量または空気流量が大
    の場合にはコモンバイアス値を零に設定して上下限値の
    差を狭めて燃焼制御精度を高めることを特徴とするクロ
    スリミット燃焼制御方式。
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