JP2947570B2 - 穿孔不織布積層シートの製造方法 - Google Patents

穿孔不織布積層シートの製造方法

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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、通水性、肌ざわり感に優れた穿孔不織布積
層シートの製造方法に関する。
〔従来の技術〕
従来、おむつのトップシートなどに用いられる不織布
積層シートとして、特開昭64−72745公報に記載の吸収
性物品に表皮材として用いられているシートが知られて
いる。
これは、繊維集合体からなる、肌に接する第1の層
と、疎水性の有孔シートからなる第2の層を一体化して
吸収性物品の表面材としたものである。
その第1の製造方法として、不織布及び有孔シートを
それぞれ独立に製造し、後にそれらを張り付ける方法が
示され、第2の製造方法として、有孔シート上に繊維ウ
ェブをのせ、繊維ウェブを固定する工程で、有孔シート
と一体化する方法が示されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
このような従来の不織布積層シートでは、有孔シート
に設けた穿孔部分を不織布で覆ってしまうため、通水性
能は不織布のそれに制限されるという問題がある。ま
た、有孔シートに不織布を積層しただけであるから、弾
力性、緩衝性などはあまり期待できない。
本発明は、通気性に優れた穿孔不織布積層シートの製
造方法を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の穿孔不織布積層シートの製造方法は、多数の
開孔12aを設けた多孔板12上に樹脂フィルム1bを敷いて
この樹脂フィルム1bを樹脂軟化点以上の加熱状態とし、
前記多孔板12の裏側から負圧で吸引して、開孔12a部分
の樹脂フィルム1bを多孔板12の裏面側に吸引して先端2a
開口の筒状フィルム突起部2bを形成し、ついで、穿孔さ
れた樹脂フィルム1bに向けて、メルトブローダイ10から
繊維群を吹き付けて堆積させ、その際、その多孔板12の
裏面から負圧で前記繊維群の一部を前記筒状フィルム突
起部2b内に引き込んでその内側に筒状不織布突起部2cを
成長させることにより、フィルム層1bが外側で不織布層
1cが内側である、先端2a開口の筒状突起部2を形成した
後、多孔板12から剥すことを特徴とする。
以下、本発明を更に詳細に説明する。
本発明は樹脂フィルムとメルトブロー不織布で形成さ
れる。
フィルム並びに不織布に用いられる熱可塑性樹脂は、
低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピ
レン、ポリ1−ブテン、ポリ4−メチル−1−ペンテン
あるいはエチレンなどのモノポリマーが挙げられる。ま
た、プロピレン1−ブテン、4−メチル−1−ペンテン
などのα−オレフィン同士のランダムあるいはブロック
コポリマーが挙げられる。さらに、エチレン・アクリル
酸共重合体、エチレン・酢酸ビニル共重合体、エチレン
・ビニルアルコール共重合体、エチレン・塩化ビニル共
重合体などのエチレン・ビニル化合物共重合体、そのほ
か、ポリスチレン、アクリロニトリル・スチレン共重合
体、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合
体、メタクリル酸メチル・スチレン共重合体、α−メチ
ルスチレン・スチレン共重合体などのスチレン系樹脂、
さらには、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリテン、塩化
ビニル・塩化ビニリデン共重合体などの塩化ビニル樹
脂、また、ポリアクリル酸メチル、ポリメタクリル酸メ
チルなどのポリアクリル酸エステルなども挙げられる。
さらに、ナイロン6、ナイロン6−6、ナイロン6−1
0、ナイロン11、ナイロン12などのポリアミド、ポリア
ミド以外に、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレ
ンテレフタレートなどの熱可塑性ポリエステル、更に、
ポリカーボネート、ポリフェニレンオキサイドなども挙
げられる。これらは単独で用いられてもよく、組み合わ
されて用いられてもよい。
本発明に使用するフィルムは、厚さが5μm〜200μ
m、好ましくは10μm〜30μmが好適である。また、1
軸方向あるいは2軸方向に延伸されていても、未延伸の
ままでもよい。
本発明の不織布層1cにおいては、繊維を吹き飛ばす空
気流の速度、溶融樹脂の粘度あるいはメルトフローレー
ト、ダイ・オリフィスの口径等によりその繊維長や繊維
径を変化させることができる。本発明における不織布の
繊維長は、連続したもの、10cm以上の長繊維、あるい
は、1cm〜10cmの短繊維でもよい。
繊維径についてみると、本発明に限らず、メルトブロ
ー不織布は一般に1μm〜10μmであり、多くは2μm
〜5μmである。本発明でもこの範囲で製造してよい。
上記樹脂フィルム層1bと不織布層1cからなる積層基布
部1は、第2図、第3図に示すように、多数の孔1aを有
している。孔1aの形状は円形に限らず、楕円形、方形、
その他の任意の形状を採ることができる。また、孔1aの
孔径は、0.2mm〜6mm、好ましくは0.4mm〜2mmが望まし
い。ここでいう孔径とは、孔1aが円形以外の場合、任意
の形状をした孔1aの全体を包含する円、すなわち最小外
接円の径をいう。孔径が0.2mm未満であると通水性が劣
るようになって余り好ましくない。6mmを超えると感触
が損なわれるようになって余り好ましくない。
積層基布部1の孔数は1cm2当り2箇以上、好ましくは
5箇以上が望ましいが、孔径に応じて適宜選択されると
よい。
また、積層基布部1のそれぞれの孔1aの周囲には、フ
ィルム層1b側の面に積層基布部1と同様な構成からなる
先端2a開口の筒状突起部2を有している。すなわち、こ
の筒状突起部2はフィルム層1bが外側で不織布層1cが内
側の構成である。
この筒状突起部2の突き出し高さ(h)は、積層基布
部1の厚さ(t)の2倍以上(第3図参照)、好ましく
は4倍以上に及ぶと、触覚的にも視覚的にも十分な嵩高
性が確保されてよい。すなわち、見掛け密度が小さくて
軽く、しかも十分な厚みがあって全体的に非常に柔軟に
なる。突き出し高さが2倍未満の場合には、十分な崇高
性が失われる。
筒状突起部2のフィルム層1b部分(筒状フィルム突起
部2b)の高さと、不織布層1c部分(筒状不織布突起部2
c)の高さが異なっていてもよく、フィルム層1b部分よ
り、筒状フィルム突起部2bより筒状不織布突起部2cが高
く、筒状フィルム突起部2bから筒状不織布突起部2cが突
き出た形態の場合と、その逆の場合もある。
筒状突起部2は柱状に限らず、漏斗状に先細りになっ
ているもの、あるいは、逆にラッパ状に末広がりなって
いてもよい。また、筒状突起部2は筒状不織布突起部2c
のみからなり、筒状フィルム突起部2bが無い場合もあ
る。
このような筒状突起部2の存在により、弾力性、緩衝
性が良好となる。
前述したような構成の穿孔不織布積層シートは次のよ
うな本発明の製造方法で製造される。
樹脂フィルム1bは、Tダイ法、あるいは、サーキユラ
ーダイ法などで、既知の方法で製造される。
不織布層1cはメルトブロー法で製造される。
そして、樹脂フィルム1bに穿孔して、かつ、メルトブ
ロー法で、その樹脂フィルム1b上に不織布を積層し、そ
の際、筒状突起部2を形成する。
このような穿孔不織布積層シートの製造装置は、押出
機の先端にダイ10を設け、そのダイ10の樹脂吐出口であ
るダイ・オリフィスの周辺(樹脂吐出口としてキャピラ
リーチューブを用いた場合はその周辺)にガス吹出用オ
リフィス11を設け、このガス吹出用オリフィス11からダ
イ・オリフィスに向けて高圧の加熱ガスを吹き出すよう
に構成し、さらに、その吹き出し方向の先に、吹き出さ
れたガス流に飛ばされ、延伸された繊維群を受け止めで
捕集する多孔板12を配置したものである。ここで、多孔
板12は平板に限らず、金網などメッシュ状のものでもよ
い。また、多孔板12は、繊維群を堆積させつつ移動し
て、帯状に不織布を形成することができるよう移動自在
とする。具体的には、平たい多孔板12を移動させること
を例示できるが、多孔板12を回転自在な円筒状にするこ
とがより好適である。また、無端ベルト状にすることも
可能である。
なお、多孔板12に設ける開孔12aは、前記した積層基
布部1の孔1aを形成するのに必要な形状、大きさであ
る。
そして、まず、予め製造された樹脂フィルム1bを多孔
板12上にのせ、多孔板12の裏面を負圧にして、吸引す
る。その際、任意の時点で樹脂フィルム1bを加熱装置25
で加熱し、少なくともフィルム1bを構成する樹脂の軟化
点以上にしておく。
軟化した樹脂フィルム1bは開孔12aに対応した部分が
吸引力により変形して孔を形成するとともに、この孔の
周囲の樹脂が多孔板12の裏面側へと筒状に伸びて、孔の
周囲に先端が開口した筒状フィルム突起部2bを形成す
る。
次いで、メルトブロー用ダイから、溶融樹脂を押し出
すと同時に、ガス吹出用オリフィス11から高圧加熱ガス
を吹き出し、溶融状態の熱可塑性樹脂を繊維化させ、穿
孔されたフィルム1b上に吹き付ける。その際、繊維の温
度が軟化点より低い温度に下がる前にその繊維を回転す
る穿孔されたフィルム1b上に連続的に衝突させ、そのフ
ィルム1b上に繊維群を連続的に膜状に堆積させる。これ
により積層基布部1が形成される。一般にガス流による
延伸力は弱いので、そのような弱い力でも繊維を一様に
延伸破断できるように押し出される繊維温度はフィルム
1b上において軟化点以上であることが好ましい。
メルトブローにおける繊維吹き付け時にも、多孔板裏
面の負圧状態を継続し、フィルム1bの孔から、フィルム
1b上に堆積した繊維群の一部を吸引し、多孔板裏面側に
引き出す。これにより、筒状フィルム突起部2bの内側に
筒状に不織布層1cが成長して筒状不織布突起部2cを形成
し、これにより、フィルム層1bが外側で不織布層1cが内
側である、先端開口の筒状突起部2が形成される。
そして、多孔板12の開孔12a以外の部分では、樹脂フ
ィルム1b上に、前記積層基布部1が形成される。そし
て、樹脂フィルム1bが多孔板12に接触する側であるか
ら、前記開孔12a部分から多孔板12の裏面側へと成長し
て得られる筒状突起部2は積層基布部の樹脂フィルム1b
側となる。
最後に、多孔板12上から積層基布部1剥離し、穿孔不
織布積層シートを得る。
これら溶融樹脂の粘度、メルトフローレート、繊維
径、繊維強度、捕集距離、圧力差のいかんにより異なっ
た風合いの不織布、異なった形態の突起部2が形成され
る。
このような方法により製造された穿孔不織布積層シー
トは、使用目的に応じて不織布層1c部分を界面活性剤で
親水処理し、あるいは撥水剤で撥水処理を施してもよ
い。
得られた穿孔不織布積層シートを、紙おむつや生理用
ナプキンのトップシートなどに用いる場合、吸収材の表
面に、前記筒状突起部2を吸収材側にして積層して用い
るとよい。
また、このような穿孔不織布積層シートは緩衝材、水
切りシートなどに用いることができる。突起部2のある
面にフィルム1bや紙、他の不織布を張り付けると、段ボ
ール紙のような性質のシートにでき、断熱、防音材とし
ても利用できる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
<実施例1> 本実施例で用いたメルトブローダイ10は、第4図〜第
7図に示したように、押し出すべき溶融樹脂を収容す
る樹脂室14を有したダイブロック15と、平面状に並ん
だ状態で各基端部が前記ダイブロック15に保持され前記
樹脂室14にそれぞれが連通した複数のキャピラリーチュ
ーブ16(毛細管)と、このキャピラリーチューブ16の
先端部をリップ部17の平坦な押え面で挟持して、この押
え面とキャピラリーチューブ16との間にガス吹出用オリ
フィス11を形成するとともに、前記ダイブロック15に組
み合わされてダイブロック15との間に前記ガス吹出用オ
リフィス11に連通するガス室18を形成したガスプレード
19とを備えたものである。
そして、キャピラリーチューブ16の先端はリップ部17
よりやや突き出した状態となっている。
このキャピラリーチューブ16に向き合って、メルトブ
ロー用ダイ10の前方に、多孔板12を筒状にした回転自在
の多孔ロールを備えた捕集装置13が配置されている。こ
の捕集装置13は、ダイ10に向けて進退自在になってお
り、キャピラリーチューブ16の先端と多孔板12表面との
間の距離(捕集距離)を調節できるようになっている。
また、多孔ロールの内部には、樹脂フィルム1bに筒状フ
ィルム突起部2bを形成すべき部分と、キャピラリーチュ
ーブ16から吐出され吹き付けられる繊維を受ける部分と
に対応して、多孔板12の裏側部分に負圧室21を形成する
ための仕切り22が設けられ、多孔ロールの内面とこの仕
切り22との接触部には、多孔ロールの回転を許容し、か
つ、負圧室21内に空気がリークするのを防止するスライ
ドシール23が設けられている。そして、負圧室21に真空
吸引装置24が接続され、負圧室21内を一定の負圧状態に
保持するようになっている。
また、多孔ロール内の負圧室21を通過した部分に対応
して、多孔ロールの外側に、不織布を押さえる押えロー
ル26が設けられ、形成された不織布はこの押えロール26
を通過して多孔ロールから剥されるようになっている。
以上の装置において、多孔ロールの各開孔12aの径は
1.5mm、孔数18箇/cm2、多孔ロールを形成した多孔板12
の板厚は0.5mmであった。
まず、低密度ポリエチレン製のフィルム1bを連続して
多孔ロールに導入した。フィルム1bの厚さは20μmであ
った。
多孔ロールに導入されたフィルム1bは、負圧室に差し
掛かったところで、加熱装置25により200℃の熱風で加
熱され、同時に開孔12aからの吸引力で開孔12a部分のフ
ィルム1bが引き込まれ、変形して孔が形成され、この孔
の周囲の樹脂が多孔板12の裏面側へと筒状に伸びて、孔
の周囲に先端が開口した筒状フィルム突起部2bが形成さ
れた。負圧室21の真空度は−1000mm水柱とした。
次いで、メルトフローレートが300のポリプロピレン
を、孔径0.4mm、ピッチ0.7mmのノズル(キャピラリーチ
ューブ)からキャピラリーチューブ1本当りの毎分の吐
出量0.06gr/孔/分、樹脂温度280℃で押し出し、繊維を
前記孔が形成された樹脂フィルム1b上に吹き付けた。延
伸用ガスには温度280℃、圧力0.7kg/cm2の空気を使用
し、捕集距離5cmとした。この時の捕集の雰囲気温度は
約80℃であった。
ここでは、フィルム1bの孔から、フィルム1b上に堆積
した繊維群の一部が吸引され、筒状フィルム突起部2bの
内側に筒状に不織布層1cが成長して筒状不織布突起部2c
が形成され、フィルム層1bが外側で不織布層1cが内側で
ある、先端2a開口の筒状突起部2が形成された。
次いで、多孔ロールから、積層基布部1を剥し、穿孔
不織布積層シートを得た。得られた穿孔不織布積層シー
トにおいて、不織布層1cの面積当りの重量(目付け)は
20gr/m2、平均繊維径は6μm、孔径は1.3mm、孔数は18
/cm2であった。また、筒状突起部2の見掛け高さは、筒
状不織布突起部2cが約1.5mm、筒状フィルム突起部2Bが
約0.9mmであった。また、積層基布部1の見掛け厚さは
約0.1mmであった。
この穿孔不織布積層シートの不織布層1cを界面活性剤
で親水性処理し、突起部2をおむつの吸水材側にして重
ね、その上から100ccの水を注いだところ、瞬時で吸水
され通水性の良好なことが確認された。
<実施例2> 多孔板12として線径0.3mm、目の開き0.98mm×0.98mm
の金網を使用して、本発明の穿孔不織布シートを製造し
た。他の条件は実施例1と同一である。
得られた穿孔不織布積層シートは、面積当りの重量
(目付け)が40gr/m2、平均繊維径は6μm、孔径は0.9
mm、孔数は62/cm2、突起部2の見掛け高さは約1.1mm、
積層基布部1の見掛け厚さは約0.13mmであった。
この穿孔不織布積層シートを界面活性剤で親水性処理
し、突起部のない方を表にしておむつの吸水材上に敷い
て重ね、その上から100ccの水を注いだところ、瞬時に
吸水され通水性の良好なことが確認された。
また、得られた不織布は、通気性、及び、柔軟性に富
み、感触も良好であった。
〔発明の効果〕
本発明は、上記のような構成で形成されているから通
水性、緩衝性の高い不織布とすることができる。
従って、紙おむつのトップシート、生理用ナプキンの
トップシート、緩衝材、断熱材、防音材、水切りシート
などに広く用いることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は穿孔不織布積層シートを表面から見た斜視図、
第2図は穿孔不織布積層シートを裏面から見た斜視図、
第3図は穿孔不織布積層シートの断面図、第4図は穿孔
不織布積層シートの製造装置の断面図、第5図はそのダ
イの正面図、第6図はその一部拡大図、第7図は穿孔不
織布積層シートの製造装置の斜視図である。 1……積層基布部、1a……孔 1b……樹脂フィルム(樹脂フィルム層) 1c……不織布層、2……筒状突起部 2a……筒状突起部先端、2b……筒状フィルム突起部 2c……筒状不織布突起部、10……メルトブローダイ 12……多孔板、12a……開孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61F 13/54 A61F 13/15 D04H 1/72

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数の開孔を設けた多孔板上に樹脂フィル
    ムを敷いてこの樹脂フィルムを樹脂軟化点以上の加熱状
    態とし、前記多孔板の裏側から負圧で吸引して、開孔部
    分の樹脂フィルムを多孔板の裏面側に吸引して先端開口
    の筒状フィルム突起部を形成し、ついで、穿孔された樹
    脂フィルムに向けて、メルトブローダイから繊維群を吹
    き付けて堆積させ、その際、その多孔板の裏面から負圧
    で前記繊維群の一部を前記筒状フィルム突起部内に引き
    込んでその内側に筒状不織布突起部を成長させることに
    より、フィルム層が外側で不織布層が内側である、先端
    開口の筒状突起部を形成した後、多孔板から剥すことを
    特徴とする穿孔不織布積層シートの製造方法。
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