JP2947296B2 - 電動式パワーステアリング装置 - Google Patents

電動式パワーステアリング装置

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JP2947296B2
JP2947296B2 JP3168191A JP3168191A JP2947296B2 JP 2947296 B2 JP2947296 B2 JP 2947296B2 JP 3168191 A JP3168191 A JP 3168191A JP 3168191 A JP3168191 A JP 3168191A JP 2947296 B2 JP2947296 B2 JP 2947296B2
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泰晴 長谷川
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Suzuki Motor Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電動式パワーステアリ
ング装置に係り、さらに詳しくは、自動車において、操
舵トルクを検出するトルクセンサの出力に応じてアシス
トモータ(電動モータ)の出力を制御し、該モータによ
り操舵トルクに応じたパワーアシストを行なう電動式パ
ワーステアリング装置に関する。
【0002】
【背景技術】従来より、自動車において、ステアリング
ハンドルの操舵時の操作の軽減を図るためハンドル操舵
トルクと車速に応じてアシストモータのモータ電流を増
減,或いはオン・オフ制御し、該アシストモータの回転
力にて操舵トルクに応じた操舵方向へのパワーアシスト
を行う所謂車速感応型の電動式パワーステアリング装置
が比較的多く開発され実用に供されている。
【0003】図4に、一般的な車速感応型の電動式パワ
ーステアリング装置を装備した車両が示されている。図
4において、パワーステアリング装置60は、車体10
0の前部に装備されている。このパワーステアリング装
置60は、一端にステアリングハンドル(ステアリング
ホイール)51を有するステアリングシャフト52と、
このステアリングシャフト52の他端に図示しないユニ
バーサルジョイントを介して連結されたトルク伝達軸5
3と、このトクル伝達軸53からの伝達トルクによりタ
イロッド54を介して左右前輪55A,55Bを操舵す
るステアリングギヤ部70とを備えている。
【0004】この内、ステアリングシャフト52はステ
アリングコラム56により回転自在に支持され、該ステ
アリングシャフト52のステアリングコラム56内の部
分には図示しないトーションバーが装備されている。ま
た、ステアリングコラム56のステアリングハンドル1
と反対側の端部には、前記トーションバーのねじれ角,
即ちハンドル操舵トルク値を検出しこれに対応する電圧
を出力するトルクセンサ(ステアリングセンサ)57が
設けられている。また、ステアリングシャフト52とト
ルク伝達軸53との連結部近傍には、ギヤボックス59
内に装備された減速機構部(図示せず)を介してその回
転力によりトルク伝達軸53を回転駆動し操舵力をアシ
スト(補助)するアシストモータ58が装備されてい
る。ここで、アシストモータ58と減速機構部との間に
は、当該両者を連結したり離間せしめたりする電磁クラ
ッチ61が設けられている。ステアリングギヤ部70
は、トルク伝達軸53の回転運動をタイロッド54の往
復運動に変換する一種の減速機構で、例えば、ラックア
ンドピニオン機構等で構成され、この場合、ピニオンの
歯数がステアリングギヤ・レシオとなっている。
【0005】更に、アシストモータ58のモータ電流及
び電磁クラッチ61のオン・オフを制御するコントロー
ラ80が設けられている。このコントローラ80は、車
速センサ(スピードメータ)65と、トルクセンサ57
の出力信号に基づいて、所定の演算(トクルセンサ出力
によるハンドル操舵トルクの演算、速度に応じたアシス
ト力の算出等)を行いアシストモータ58のアシスト力
の大きさと方向を決定し、当該モータ電流値を制御する
ようになっている。図4において、符号90は電源とし
てのバッテリを示す。
【0006】図5には、この電動式パワーステアリング
装置60の回路構成が簡略化して示されている。この図
において、ステアリングシャフト52に入力される操舵
トルクを検出するトルクセンサ57および車速センサ6
5の出力は、コントローラ80の図示しない入力回路に
入力されるようになっている。そして、これらの各信号
は図示しないA/D変換器等を含んで構成される入力回
路で所要の処理を施されて図示しないCPUに入力され
るようになっている。一方、コントローラ80の出力側
には、アシストモータ58と、前述した電磁クラッチ6
1が接続されている。
【0007】このような構成によって、電動式パワース
テアリング装置60では、低速走行時にはアシスト力
(補助操舵力)を大きくして軽快な操舵を行うことがで
きるようにし、車速の上昇とともにアシスト力を漸減さ
せ、更にある速度以上(中・高速域)では、電磁クラッ
チ61をオフ(OFF)することにより、モータ58の
回転力がトルク伝達軸53に伝わらないようにして、マ
ニュアルステアリング状態とし、安定な操舵性能を得ら
れるようにしている。図6には、この電動式パワーステ
アリング装置60と同様の構成の一般的な電動式パワー
ステアリング装置における、最大モータ電流値マップが
示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の一般的
な電動式パワーステアリング装置にあっては、図6から
も分かるように、ある車速に対するモータ電流の最大値
が一意的に決定されるようになっている。このため、急
ブレーキ等の減速時において、ノーズダイブ(nose
dive:車両の前端部が沈み込むこと)が発生した
場合に、通常走行時に比べ前輪にかかる荷重が増大し必
要な操舵力が増加するにもかかわらず、アシスト力は通
常走行時のままなので、アシスト力が不足し操舵力が低
下して急にハンドルが重くなるという不都合があった。
【0009】
【発明の目的】本発明の目的は、かかる従来例の有する
不都合を改善し、急減速時等のノーズダイブ発生時に、
操舵力が低下するのを防止し得る電動式パワーステアリ
ング装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、ステアリング
ハンドルの操舵トルクを検出するトルクセンサと、車速
を検出する車速センサと、ステアリングハンドルの操舵
力を補助するアシストモータと、前記両センサの出力を
受けアシストモータを制御する制御部とを備え、この制
御部が、車速とハンドル操舵トルクとに応じてアシスト
モータのモータ電流を増減変化せしめることにより、操
舵トルクに応じた操舵方向へのパワーアシストを行なう
ようになっている。そして、制御部に、ブレーキの作動
・非作動を検出するブレーキ作動検出手段を併設すると
ともに、制御部は、ブレーキ作動検出手段からの信号に
より当該車両が非制動状態から制動状態になってノーズ
ダイブが発生したと判断した場合に、前記アシストモー
タのモータ電流値を当該制動開始時の車速での非制動時
最大モータ電流値より所定量だけ増加させる制動時モー
タ電流制御機能を有しているという構成を採っている。
これによって、前述した目的を達成しようとするもので
ある。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし図3に
基づいて説明する。ここで、前述した従来例と同一の構
成部分については同一の符号を用いるとともにその説明
を簡略もしくは省略するものとする。
【0012】図1に、本実施例の主要部の構成が示され
ている。この図1の実施例は、前述した従来例において
コントローラ80に代えて制御部としてのコントローラ
1が設けられている点、及びこのコントローラ1に図示
しない車両のブレーキの作動・非作動(ブレーキペダル
が踏み込まれたか否か)を検出し、該ブレーキが作動し
ている,即ちブレーキペダルが踏み込まれた場合に、ブ
レーキオン信号を出力するブレーキ作動検出手段2が併
設されている点に特徴を有する。
【0013】ここで、コントローラ1は、マイクロコン
ピュータを含んで構成されており、その内部メモリに
は、アシストモータ58のモータ電流値等各種の制御プ
ログラム、及び各種の制御データが格納されている。こ
の制御データの中に、図2に示すような、車速に応じた
最大モータ電流値のマップが含まれている。この図にお
いて、実線はノーマル走行時(非制動時)最大モータ電
流値マップを示し、点線は制動時最大モータ電流値マッ
プを示す。この図2から明らかなように、制動時最大モ
ータ電流I2 は、ノーマル走行時最大モータ電流値I1
より幾分大きく設定されている。
【0014】前記ブレーキ作動検出手段2としては、本
実施例では、ブレーキランプ3の点燈制御回路が使用さ
れている。即ち、このブレーキ作動検出手段2は、一端
が電源に接続されたブレーキスイッチ(以下、「ブレー
キSW」という)4と、このブレーキSW4の一端側に
接続されるとともに他端側が接地されたブレーキランプ
3とから構成されている。そして、ブレーキSW4とブ
レーキランプ3とを接続する回路の一部がコントローラ
1の入力端子1Aに接続されている。ここで、ブレーキ
SW4は、図示しないブレーキペダルが踏み込まれた場
合に、これを検出してオン(ON)となるスイッチであ
る。
【0015】その他の部分の構成は、前述した従来例と
同一になっている。
【0016】ここで、図3のタイミングチャートを参照
しつつコントローラ1のモータ電流制御について説明す
る。図示しないブレーキペダルが踏み込まれず、ブレー
キSW4が「オフ(OFF)」状態の時間T1 の間は、
コントローラ1の端子1Aは「ロー(L)」レベルであ
るので、コントローラ1では、車速に応じて図2のノー
マル走行時最大電流値I1 となるようにアシストモータ
58のモータ電流値を制御する。この一方、ブレーキペ
ダルが踏み込まれてブレーキSW4が「ON」となる
と、ブレーキランプ3が点燈するとともに、端子1Aに
「ハイ(H)」レベル信号であるブレーキオン信号が入
力される。このため、コントローラ1内のCPUでは、
当該車両が非制動状態から制動状態になったと判断し、
図2のモータ電流値マップから制動時最大モータ電流値
マップを選択し、当該制動時最大モータ電流値マップに
従って、その速度時の制動時最大モータ電流値I2 とな
るようアシストモータ58のモータ電流値を制御する。
この結果、ブレーキSW4がONとなる時間T2 の間
は、モータ電流値が増加し、これに応じて、アシスト力
が増大するので、急減速時のノーズダイブの発生によ
り、アシスト量が低下するのを有効に防止できる。
【0017】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成され機能す
るので、これによれば、制御部の制動時モータ電流制御
機能により、走行中に運転者によりブレーキが操作さ
れ、当該車両が非制動状態から制動状態になった場合
に、アシストモータのモータ電流値が増加せしめれるの
で、十分なパワーアシスト力が発生し、これにより、減
速時ノーズダイブ発生によるアシスト力不足による操舵
力の低下を有効に防止することができ、走行中ブレーキ
をかけた時に急にハンドルが重たくなるのを効果的に抑
制することができるという従来にない優れた電動式パワ
ーステアリング装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の主要部の構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】図1のコントローラの内部メモリに格納されて
いる最大モータ電流値マップを示す線図である。
【図3】コントローラのモータ電流制御動作を説明する
ためのタイミングチャートである。
【図4ないし図6】従来の一般的な車速感応型電動式パ
ワーステアリング装置を説明するための図である。
【符号の説明】
1 制御部としてのコントローラ 2 ブレーキ作動検出手段 57 トルクセンサ 58 アシストモータ 61 車速センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B62D 119:00 (56)参考文献 特開 昭59−92257(JP,A) 特開 昭52−11531(JP,A) 特開 昭63−78878(JP,A) 特開 平2−85067(JP,A) 特開 昭63−247168(JP,A) 特開 昭62−255284(JP,A) 特開 昭62−255283(JP,A) 実開 昭62−178275(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B62D 5/04 B62D 6/00 B60T 7/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステアリングハンドルの操舵トルクを検
    出するトルクセンサと、車速を検出する車速センサと、
    前記ステアリングハンドルの操舵力を補助するアシスト
    モータと、前記両センサの出力を受け前記アシストモー
    タを制御する制御部とを備え、この制御部が、車速とハ
    ンドル操舵トルクとに応じて前記アシストモータのモー
    タ電流を増減変化せしめることにより、操舵トルクに応
    じた操舵方向へのパワーアシストを行なう電動式パワー
    ステアリング装置において、 前記制御部に、ブレーキの作動・非作動を検出するブレ
    ーキ作動検出手段を併設するとともに、 前記制御部は、前記ブレーキ作動検出手段からの信号に
    より当該車両が非制動状態から制動状態になってノーズ
    ダイブが発生したと判断した場合に、前記アシストモー
    タのモータ電流値を当該制動開始時の車速での非制動時
    最大モータ電流値より所定量だけ増加させる制動時モー
    タ電流制御機能を有していることを特徴とした電動式パ
    ワーステアリング装置。
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