JP2947148B2 - 小型船舶のウォータージェット推進装置 - Google Patents

小型船舶のウォータージェット推進装置

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JP2947148B2
JP2947148B2 JP7308140A JP30814095A JP2947148B2 JP 2947148 B2 JP2947148 B2 JP 2947148B2 JP 7308140 A JP7308140 A JP 7308140A JP 30814095 A JP30814095 A JP 30814095A JP 2947148 B2 JP2947148 B2 JP 2947148B2
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栄一 石垣
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Hydraulic Turbines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は小型船舶の推進装
置に関し、特にレジャー用等の船外機に適したウォータ
ージェット推進装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、船尾近傍の船底部分から水を吸引
し、羽根車の回転外周方向にジェット水を噴射して走行
する小型船舶の船外機としては、例えば、実開昭50−
38091号公報に記載されているような装置はあっ
た。また、船底に吸込ダクトを設け、船尾後方に加圧水
を噴射するウォータージェット推進装置を組込んだレジ
ャー用ボートも特開平6−329086号公報に記載
れているように公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
小型船舶に用いる船外機にあっては、取外しが簡単で陸
上での輸送が便利であるが、水の噴射力が弱く高速走航
が困難であった。そして、ウォータージェット推進装置
を組み込んだレジャー用ボートにあっては高速走航を可
能とするものであるが、スピードを高めるためには、エ
ンジンを大きくする必要があり、ボートそのものの重量
も大きくなり、思った程スピードが上がらない欠点があ
った。この発明は、軽量の推進装置であっても、水の噴
出圧を高めることができるウォータージェット推進装置
を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】船尾近傍の船底部分に吸
込ダクトを開口し、本体ケーシングに垂設した羽根車軸
に装備した羽根車により吸引された水を加圧し、船尾後
方に開口した噴射口から後方に噴出する推進装置におい
て、上記羽根車軸の先端に螺旋状の羽根車を配設し、羽
根車の外周縁部を本体ケーシングの内面に接近させると
共に、羽根車の上部後方に整流用のねじれ案内羽根を設
けたもので、吸込み流の増圧と振動を軽減するものであ
る。そして、好ましくは、本体ケーシングと軸受ケーシ
ングとを鉢型状とし、複数の螺旋状の案内面を有する流
路を形成すれば、加圧された旋回流を整流化させること
ができる。また、吸込ダクトの開口端を船首方向に延設
し、斜め上方に開口すれば、船舶の走航にしたがって推
進装置への水の吸込みを増大させることもできる。
【0005】
【発明の実施の形態】この発明は上記のように構成して
あり、螺旋状翼を回転させると、海水等の水は、吸込ダ
クトから吸引され、螺旋状の羽根車の始端部に供給され
る。そして、羽根車の一連のねじれた案内面に沿って移
送され、その案内面によって加圧されながら増速する。
次に、増速された螺旋状の旋回流は、案内羽根の案内面
に沿って軸芯方向に整流化され、噴射口から船尾後方へ
ジェット流を噴出して、噴出水が拡散して推進力を低減
することもなく、その反力で船舶を走航させる。
【0006】
【実施例】この発明を図面に基づき詳述すると図1にお
いて、符号1は小型の船舶であって、船舶1の船尾の上
部には、ジェット推進機2の係脱用の案内ブラケット3
が設けてあり、ジェット推進機2に連結したクランプブ
ラケット4を嵌着するようにしてあり、ジェット推進機
2を船舶1から簡単に着脱できるようにしてある。この
ジェット推進機2について、図2に基づき詳述すると、
符号5はジェット推進機2の吸込ダクトであって、その
開口端が、船首方向に延設され、斜め上部に開口させて
あり、船舶の走航速度が速くなるほど、海水等の吸込み
水量を増加させるようにしてある。
【0007】次に、符号6は本体ケーシング、符号7は
ジェット推進機2のエンジンであって、エンジン7に直
結した羽根車軸8が本体ケーシング6に垂下してある。
羽根車軸8の下端に逆円錐状のハブ9が連結してあり、
このハブ9に180°位相をずらせて軸対称に2枚の螺
旋状の羽根車10を巻き付けて、羽根車10の先端部を
下方の吸込ダクトまで延設してある。羽根車10を螺旋
状とすることにより一連につらなるねじれた羽根面で加
圧増速するようにしてあり、螺旋状とすることにより羽
根の間隔が広くでき、ゴミ等で詰まることがなく、繊維
等がからみ付くこともない。また、羽根車を複数枚設け
ることにより、面積効率とバランス効率を良くするもの
であって、螺旋状の羽根車10を位相を120°ずらせ
て軸対称に3枚配設してもよいものである。
【0008】符号11は羽根車10を軸支する軸受ケー
シングであって、この軸受ケーシングと上記本体ケーシ
ング6を鉢型状に形成してある。符号12は本体ケーシ
ング6と軸受ケーシング11との間に設けた案内羽根で
あって、この発明の実施例においては4枚設けてあり、
案内羽根12の始端側を螺旋状とし、その終端側を本体
ケーシング6の軸線と平行になるように立ち上がらせ
て、複数の整流用の流路を形成してあり、羽根車10で
加圧増速された螺旋状の旋回流を放物線状に案内し、案
内羽根12の終端部で整流化させるようにしてある。本
体ケーシング6の後端には、吐出エルボ13が連結され
ており、水流を上昇流から後方への水平流に変換するよ
うにしてある。吐出エルボ13には収縮開口させた噴出
ケーシング14が配設してあり、螺旋状の羽根車10で
加圧された水流を更に増速して噴出ケーシング14の噴
射口15から噴出させるようにしてある。なお、符号1
6は船舶1を停止又は後退させるための、噴出水の噴射
方向切換用のリバーサーである。
【0009】
【発明の効果】以上のように、この発明のウォータージ
ェット推進装置は、羽根車を螺旋状の羽根車としたか
ら、吸込み性能が良く、一連につながる羽根面で加圧増
速され、船尾後方に噴射して、高速走航することができ
る。即ち、従来のプロペラを用いた推進機にあっては、
推進力が弱く、プロペラを大きくするとスラストやトル
クの変動が大きくなり、振動や騒音が発生していた。ま
た、従来のウォータージェット推進機を用いたボートに
あっては、回転数を大きくしてスピードを上げると、吸
込性能も悪いため、キヤビテーションが起り、振動や騒
音の原因となっていたものであるが、この発明にあって
は、一連につらなる螺旋状翼により水流が加圧増速さ
れ、螺旋状翼のインデューサー作用により高速走航時に
おいてもキヤビテーションが発生することがないもので
ある。しかも、鉢型状に形成した流路の案内羽根により
加圧増速された旋回流を整流とすることができるので噴
出水の拡散がなく、大きい推進力が得られ、振動と騒音
が防止できるものである。また、羽根車を螺旋状の羽根
車としたから、繊維物がからまることがなく、羽根車の
間隔が広いのでゴミ等による閉塞がないものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るウォータージェット推進装置を
用いた小型船舶の概略側面図である。
【図2】この発明に係るウォータージェット推進装置の
縦断側面図である。
【符号の説明】
5 吸込ダクト 6 本体ケーシング 8 羽根車軸9 ハブ 10 羽根車 11 軸受ケーシング 15 噴射口

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 船尾近傍の船底部分に吸込みダクト5を
    開口し、本体ケーシング6に垂設した羽根車軸8に装備
    した羽根車10により吸引された水を加圧し、船尾後方
    に開口した噴射口15から後方に噴出する推進装置にお
    いて、上記羽根車軸8の下端に逆円錐状のハブ9を連結
    し、このハブ9に同角度づつ位相をずらせて軸対象に複
    数枚の螺旋状の羽根車10を巻付け、さらに羽根車10
    の先端部を吸込ダクト5まで延設し、羽根車10の外周
    縁部を本体ケーシング6の内面に接近させるとともに、
    本体ケーシング6と羽根車軸8の軸受ケーシング11と
    を鉢型状に形成したことを特徴とする小型船舶のウォー
    タージェット推進装置。
JP7308140A 1995-10-31 1995-10-31 小型船舶のウォータージェット推進装置 Expired - Fee Related JP2947148B2 (ja)

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