JP2946932B2 - コネクタハウジングへの電線付端子の装着方法および装置 - Google Patents

コネクタハウジングへの電線付端子の装着方法および装置

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JP2946932B2
JP2946932B2 JP8776992A JP8776992A JP2946932B2 JP 2946932 B2 JP2946932 B2 JP 2946932B2 JP 8776992 A JP8776992 A JP 8776992A JP 8776992 A JP8776992 A JP 8776992A JP 2946932 B2 JP2946932 B2 JP 2946932B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、たとえば自動車の機
内配線に用いられるワイヤハーネスの製造過程におい
て、一端側に電線を接続した電線付端子をコネクタハウ
ジングに装着する方法および装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車の機内配線等に用いられるワイヤ
ハーネスは、一般に、電線、端子およびコネクタハウジ
ングにより構成されている。通常、このようなワイヤハ
ーネスは、圧着等により端子に電線を接続し、次いで、
この電線付端子をコネクタハウジングに装着することに
よって製造される。
【0003】従来における、上記のような電線付端子の
コネクタハウジングへの装着方法では、まず、図22に
示すように、端子Tに接続された電線Wを、二つの可動
挟持部800a,800bにより挟持し且つこの可動挟
持部800a,800bを移動させることによりピック
アップする。そして、可動挟持部800a,800bを
所定位置に固定されたコネクタハウジングC側へ移動さ
せるのに伴って、前記端子TをコネクタハウジングCの
挿入口c0 に挿入する。
【0004】上記から明らかなように、従来において
は、端子T全体をコネクタハウジングC内に挿入するこ
とができるように、可動挟持部800a,800bは電
線Wのみを挟持するようにしているのが一般的である。
しかしながら、可動挟持部800a,800bによって
電線Wのみを挟持した状態で、この電線Wを接続した端
子TをコネクタハウジングC側に移動させると、端子T
が揺動し、そのままではコネクタハウジングCの端子挿
入部に前記端子Tを挿入することができない。このた
め、一般に、前記コネクタハウジングCの端子挿入部に
対応する位置に挿入ガイド801を設け、端子Tをこの
挿入ガイド801に沿ってガイドすることで、端子Tの
揺動を防止するようにしている。
【0005】しかしながら、端子Tには種々の大きさや
形状のものが存在するため、一種類の挿入ガイドでは、
大きさや形状が異なる端子を縦方向にも横方向にも揺動
しない状態でガイドすることはできない。
【0006】このような問題を解決する装置として、形
状の異なる複数の挿入ガイドを有し、端子の大きさや形
状に応じた所定の挿入ガイドを前記複数の挿入ガイドの
中から選択して使用できるようにすることで、端子を揺
動させることなくコネクタハウジングの挿入部にガイド
するようにした装置が、特開昭63−164181号公
報に開示されている。
【0007】また、図23に示すように、電線Wを挟持
する可動挟持部800a,800bとともに、前記電線
Wを接続した端子Tを挟持する第2の可動挟持部802
a,802bを備えるコネクタハウジングへの電線付端
子の挿入装置が特開昭60−119090号公報に開示
されている。ここに開示される装置では、第2の可動挟
持部802a,802bで端子Tを直接挟持することに
より、端子Tを揺動させることなくコネクタハウジング
Cの端子挿入部にガイドすることができる。また、端子
Tの先端をコネクタハウジングCの端子挿入部に挿入し
た状態で、第2の可動挟持部802a,802bを退避
させることにより、電線Wを挟持している可動挟持部8
00a,800bで端子T全体をコネクタハウジングC
内に挿入することが可能になる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開昭63−164181号公報に開示されるものでは、
端子の形状等に応じた複数の挿入ガイドをあらかじめ設
けておくものであるため、装置が複雑且つ大型化しコス
トが高くなるという問題があった。また、可動挟持部に
よって電線Wを挟持する位置から挿入ガイドまでの間に
は、端子をガイドする手段を有さないため、端子Tが挿
入ガイドの入口に当たり、電線が腰折れを起こし、結果
として挿入ができなくなるという虞があった。
【0009】一方、特開昭60−119090号公報に
開示されるものは、端子TをコネクタハウジングCの端
子挿入部に正確に搬送することができる。しかしなが
ら、ここに開示されるものでは、ピックアップの際、所
定位置に設定した端子Tを可動挟持部802a,802
bで挟持するまでに、この可動挟持部802a,802
bを前記端子Tの設定位置まで下降させる第1の動作と
前記可動挟持部802a,802bを駆動して端子Tを
挟持する第2の動作とからなる2つの動作を必要とする
という問題があった。このように、端子Tを挟持すると
いう1つの目的のために2つの動作を必要とすると、自
動的に多数の端子のコネクタハウジングへの挿入を繰り
返す装置においては、時間的ロスが大きくなり、製造コ
ストの抑制が妨げられるという問題がある。また、上記
のような可動挟持部802a,802bは、これらを別
々に駆動させるための構成を必要とするため、これらの
構成により装置全体のコストが高くなる。
【0010】発明は上記のような事情に鑑みなされたも
のであって、コネクタハウジングに挿入する端子とし
て、互いの間に開口を形成する対向片を有する端子を採
用することにより、端子のコネクタハウジング側への移
動をより簡単な動作で行うようにし、もって作業時間を
短縮することができるようにしたコネクタハウジングへ
の電線付端子の装着方法および装置を提供することを目
的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する請求
項1のコネクタハウジングへの電線付端子の装着方法
は、可撓である対向片を有し且つ一端側に電線が接続さ
れた端子を所定位置に固定する工程と、所定位置に固定
された前記端子の対向片間に前記爪を押入し、この爪に
前記端子を保持させる工程と、前記爪を移動させるのに
伴って前記端子をコネクタハウジングに対応する位置に
移動させる工程と、前記端子を前記爪に保持させたま
ま、前記端子を前記コネクタハウジングに装着もしくは
仮装着する工程とを備える。
【0012】また、請求項2のコネクタハウジングへの
電線付端子の装着方法は、請求項1において、前記爪に
端子を保持させる工程と並行して行われ、前記爪と一体
の把持部に前記電線を嵌着させる工程を含んでいる。
【0013】また、請求項3のコネクタハウジングへの
電線付端子の装着方法は、請求項1または2において、
前記端子を前記コネクタハウジングに装着もしくは仮装
着する工程が、前記爪を移動させることにより、前記爪
と一体化した状態の前記端子の非電線接続端側の一部を
前記コネクタハウジングに挿入して仮装着する工程であ
り、しかも、前記仮装着後、装着用把持部で前記電線を
把持する工程と、前記爪による前記端子の保持を解除す
るる工程と、前記装着用把持部を移動させることによ
り、コネクタハウジングに仮装着された前記端子をこの
コネクタハウジングに装着する工程とを含むものであ
る。
【0014】
【0015】請求項のコネクタハウジングへの電線付
端子の装着装置は、一端側に電線が接続された端子を保
持する端子保持部と、この端子保持部を、端子供給領域
とコネクタハウジングへ前記端子を装着する装着領域と
の間で移動させる端子保持部移動手段と、前記端子装着
領域で、前記端子保持部に保持されていた電線付端子を
コネクタハウジングに装着する装着手段とを備え、しか
も、前記端子保持部が、可撓である対向片を有する端子
を保持する端子保持部であり、前記対向片間に挿入され
ることによって前記対向片に弾性的に挟持される爪を備
えるとともに、前記端子保持部移動手段が、前記端子供
給領域において前記爪を前記端子の対向片間に挿脱させ
る方向に前記端子保持部を移動させるとともに、前記装
着領域において前記爪を前記端子の対向片間から離脱さ
せる方向に前記端子保持部を移動させる。
【0016】
【作用】請求項1のコネクタハウジングへの電線付端子
の装着方法では、所定位置に固定した端子をピックアッ
プする際に、爪を端子側へ向かって移動させるという一
つの動作だけで、この爪に端子を固定することができ
る。端子に固定した爪の移動に伴って前記端子を移動さ
せるから、端子を揺動させることなくコネクタハウジン
グ側へ移動させることができる。爪に端子を固定したま
ま、この端子をコネクタハウジングに装着もしくは仮装
着することにより、端子を揺動させない状態で正確にコ
ネクタハウジングの端子挿入部に挿入することができ
る。
【0017】請求項2のコネクタハウジングへの電線付
端子の装着方法では、前記爪を端子に固定するととも
に、前記爪と一体の把持部で前記端子に接続された電線
を把持した状態で、端子がピックアップされる。
【0018】請求項3のコネクタハウジングへの電線付
端子の装着方法では、端子の非電線接続端側の一部をコ
ネクタハウジングに挿入する仮装着を行ってから、電線
を挟持した装着用把持部を移動することで、電線付端子
がコネクタハウジングに最終的に装着される。
【0019】
【0020】請求項のコネクタハウジングへの電線付
端子の装着装置では、端子供給領域においては、端子保
持部を移動させることによりこの端子保持部が備える爪
を端子の対向片間に挿入することで、端子保持部に端子
を保持させることができる。また、装着領域において
は、端子保持部を移動させることにより前記爪を端子の
対向片間から離脱させることにより、端子保持部による
端子の保持を解除することができる。
【0021】
【実施例】図1は、この発明によるコネクタハウジング
への電線付端子の装着装置の概略を示している。この図
1に示す電線付端子の装着装置は、電線の両端に接続し
た形状の異なる図16に示すような端子T1および図1
7に示すような端子T2を、それぞれ2個づつ、対応す
る図18,図19に示すようなコネクタハウジングH1
および図20,図21に示すようなコネクタハウジング
H2に装着することができるようになっている。以下に
おいてはまず、これらの端子T1,T2およびコネクタ
ハウジングH1,H2について説明する。
【0022】端子T1は、先端部にボックス状に形成さ
れた接触部t11を備えるとともに、基端部に電線Wが
接続された電線接続部t12を備えている。また、この
端子T1は、接触部t11と電線接続部t12の中間部
に、コネクタハウジングH1に対する係止部t13を備
えている。この係止部t13は、上端が自由端である対
向する2片t14,t15に形成した、前記電線接続部
t12側が自由端である左右対称のランスt16,t1
7を係止片として備えている。
【0023】端子T2は、相手側の接片との接触部t2
1、電線Wが接続された電線接続部t22およびコネク
タH2に対する係止部t23,t24を備えている。接
触部t21は、端子T2の先端側に形成された上方に延
びる対向する2枚の可撓性接触片t25,t26により
なる。係止部t23は、接触部t21と電線接続部t2
2の中間部に形成されており、前記係止部t13の2片
t14,t15と同様、上端が自由端である対向する2
つの係止片t27,t28を備えている。これらの係止
片t27,t28は、前記接触片t25,t26とは別
に独立して撓むことができる。係止部t24は、前記接
触片t25,t26の下方でかつこれら接触片t25,
t26の先端からさらに前方へ突出して設けられてい
る。
【0024】コネクタハウジングH1は、ハウジング本
体h11および蓋体h12を備えており、一対の前記端
子T1を、電線Wの先端部とともにハウジング本体h1
1内の端子収納空間h13に収納した状態で固定するこ
とができるようになっている。このコネクタハウジング
H1は、端子T2を挿入する側が上下に二分割されてお
り、この分割部の上部側がヒンジh14を介してハウジ
ング本体h11に連結される蓋体h12を構成してい
る。図18(a)に示すように、このコネクタハウジン
グH1においては、前記蓋体h12を開いた状態におい
て一対の端子挿入口h15,h15が露出する。また、
ハウジング本体h11の先端からこの端子挿入口h1
5,h15に至るガイドh16,h16が、蓋体h12
との対向面に形成されている。さらに、図19に示すよ
うに、端子収納空間h13の上面にはこの端子収納空間
h13内に突出する端子係合突起h17が形成されてい
る。
【0025】コネクタハウジングH2は、ハウジング基
板h21上に逆八字状に配置された左右対称の一対の端
子支持部h22,h22を備えている。各端子支持部h
22は、一対の係止部h23,h24および係止部h2
5を備えている。係止部h23,h24は、前記ハウジ
ング基板h21に立設されており、撓みが可能である。
これらの係止部h23,h24は、図21(b)に示す
ように、前記端子T2の係止片t27,t28の上端縁
に係合する下向きの係合面h26,h27を備えてい
る。係止部h25は、前記ハウジング基板h21に立設
されており、斜め下向きに延びる可撓性の係止片h28
を備えている。この係止片h28は、端子T2先端の係
止部t24に係合する。
【0026】図1にその概略構成を示す電線付端子装着
装置は、図面右側のピックアップ領域PPにおいてピッ
クアップした前記端子T1,T2を、図面左側の装着領
域IPにおいてそれぞれコネクタハウジングH1,H2
に装着する装置であって、搬送装置1、第1および第2
の端子ピックアップ装置2,3および第1および第2の
端子装着装置4,5を備えている。
【0027】搬送装置1は、前記ピックアップ領域PP
から装着領域IPにかけて左右方向(矢符L−R方向)
に延びるレール101とこのレール101にガイドされ
て移動する移動体102を備えている。この移動体10
2は、図示しない駆動源により駆動されることにより、
前記ピックアップ領域PPと装着領域IPの間を往復す
ることができる。
【0028】第1の端子ピックアップ装置2は、図16
に示す前記端子T1をピックアップする装置であって、
図2にも示すように、端子固定部200とピックアップ
部250により構成されている。
【0029】端子固定部200は、図3に示すように、
端子載置台210と端子挟持具220を備えている。
【0030】端子載置台210は前記レール101の前
方側において前記ピックアップ領域PPに固定された台
である。
【0031】端子挟持具220は、前記端子載置台21
0上に前記移動体102の移動方向と直交する方向(矢
符F−B方向)にスライド可能に設けられている。この
端子挟持具220は、エアシリンダ等の駆動源225
(図2参照)によって矢符F−B方向にスライドするス
ライド部材221を備えており、このスライド部材22
1に固定挟持部材222および可動挟持部材223,2
24を設けている。可動挟持部材223,224は、固
定挟持部材222の両側において、その一端が前記スラ
イド部材221に回動自在に取り付けられている。この
可動挟持部材223,224は、図示しない駆動機構に
より回動させることができ、かつ、図3に実線で示す端
子挟持姿勢もしくは一点鎖線で示す端子開放姿勢を維持
することができる。この端子挟持具220は、端子挟持
姿勢をとることにより、固定挟持部材222と可動挟持
部材223の間および固定挟持部材222と可動挟持部
材224の間の所定位置にそれぞれ前記端子T1を挟持
して固定することができる。
【0032】ピックアップ部250は前記移動体102
に取り付けられており、図2に示すように、軸方向移動
用のエアシリンダ260、上下動用のエアシリンダ27
0および端子保持部280を備えている。
【0033】エアシリンダ260は、前記移動体102
に固定されており且つそのピストンロッド260aは矢
符F−B方向に伸長または後退する。
【0034】エアシリンダ270は、前記エアシリンダ
260のピストンロッド260aに取り付けられてお
り、上下方向に後退または伸長するピストンロッド27
0aを備えている。
【0035】端子保持部280は前記エアシリンダ27
0のピストンロッド270aに取り付けられている。こ
の端子保持部280は、図4に示すように、前後一対の
脚部281a,281bを有する保持部材281と、脚
部282a,282bを有する保持部材282を備えて
いる。前方側の脚部281a,282aの下端は、それ
ぞれ爪281c,282cを構成している。一方、後方
側の脚部281b,282bの下端には、前記電線Wが
嵌入可能な電線把持部281d,282dが形成されて
いる。これらの保持部材281,282は、取付部28
3を介して前記ピストンロッド270aに取り付けられ
ている。前記取付部283は、図5に示すように、保持
部材281,282の間隔を拡縮させるための機構(不
図示)を内蔵している。ここで、図5(a)は、保持部
材281,282が前記ピックアップ領域PPで端子T
1および電線Wをピックアップするときの間隔を維持し
ている状態、図5(b)は、前記装着領域IPで端子T
1をコネクタハウジングH1に装着するときの間隔を維
持している状態を、それぞれ底面側から見た図で示して
いる。
【0036】前記爪281c,282cは、図6にも示
すように、その先端を前記端子T1の係止部t13を構
成する対向する2片t14,t15の間に押入すること
ができるものである。これらの爪281c,282c
は、前記2片t14,t15の間に挿入することによっ
て、これらの2片t14,t15に弾性的に挟持され
る。保持部材281,282は、このようにして、爪2
81c,282cが2片t14,t15に弾性的に挟持
されることにより、前記端子T1を保持することができ
る。
【0037】一方、電線把持部281d,282dは、
前記爪281c,282cが端子T1の2片t14,t
15の間に挿入されると同時に、図7に示すようにし
て、この端子T1に接続された電線Wと嵌合する。電線
Wの電線把持部281d,282dへの嵌入は、電線W
が変形することによって可能となっている。
【0038】第2の端子ピックアップ装置3は、図17
に示す前記端子T2をピックアップする装置であって、
図2に示すように、端子固定部300とピックアップ部
350により構成されている。
【0039】以上の説明から明らかなように、このピッ
クアップ部250のエアシリンダ260,270は、前
記搬送装置1とともに、このピックアップ部250の端
子保持部280を移動させる移動手段を構成している。
【0040】端子固定部300は、図3にも示すよう
に、端子載置台310と端子挟持部320を備えてい
る。
【0041】端子載置台310は、前記レール101の
後方において前記ピックアップ領域PPに固定されてい
る。
【0042】端子挟持部320は、前記端子載置台31
0上に、エアシリンダ等の駆動源325(図2参照)に
よって、矢符F−B方向にスライド可能に設けられてい
る。この端子挟持部320は前記第1の端子ピックアッ
プ装置2の端子挟持部220とほぼ同様の構成であり、
この端子挟持部220と対称に設けられているだけであ
るので、ここでは対応する部位に下二桁が等しい符号を
付すのみとし、詳細な説明は省略する。
【0043】ピックアップ部350は、エアシリンダ3
60,370および端子保持部380を備えている。
【0044】エアシリンダ360,370は、前記第1
の端子ピックアップ装置2のピックアップ部250にお
けるエアシリンダ260,270に対応する。すなわ
ち、エアシリンダ360のピストンロッド360aは矢
符B−F方向に伸長または後退し、このピストンロッド
360aに取り付けられたエアシリンダのピストンロッ
ド370aは上下方向に後退または伸長する。
【0045】端子保持部380は、取付板383を介し
て前記エアシリンダ370のピストンロッド370aに
取り付けられている。図9に示すように、この端子保持
部380は、左右対称の一対の保持部材381,382
を備えている。これらの保持部材381,382は、矢
符F−B方向に並ぶ3本の脚部381a,381b,3
81dもしくは脚部382a,382b,382dを備
えている(図8では保持部材381のみを図示)。後方
の脚部381a,382aは円柱状であり、その全長は
他の脚部に比べ短い。真ん中の脚部381b,382b
の下端は、それぞれ爪381c,382cを構成してい
る。さらに、前方側の脚部381d,382dの下端に
は、前記電線Wが嵌入可能な電線把持部381e,38
2eが形成されている。これらの保持部材381,38
2は、その後端部において、前記脚部381a,382
aを回転軸としてそれぞれアーム384,385の一端
に回動自在に枢着されている。保持部材381,382
は、その中央部がピン384a,385aを介して前記
取付板383に回動自在に連結されている。アーム38
4,385の他端は、エアシリンダ386のピストンロ
ッド386aに固定された取付部材387に、同一軸を
介して回転自在に連結されている。前記エアシリンダ3
86は前記取付板383に固定されている。
【0046】前記爪381c,382cは、前記端子T
2の係止部t23を構成する対向する係止片t27,t
28の間に挿入することができるものである(図8参
照)。これらの爪381c,382cは、前記係止片t
27,t28の間に挿入することによって、これらの係
止片t27,t28に弾性的に挟持される。保持部材3
81,382は、このようにして、爪381c,382
cが係止片t27,t28に弾性的に挟持されることに
より、前記端子T2を保持することができる。
【0047】一方、電線把持部381e,382eは、
前記爪381c,382cが端子T2の係止片t27,
t28の間に挿入されると同時に、この端子T2に接続
された電線Wと嵌合する。電線Wの電線把持部381
e,382eへの嵌入は、電線Wの前記電線把持部28
1d,282dへの嵌入と同様にして行われる。
【0048】以上のようにして、爪381c,382c
が係止片t27,t28の間に挿入されかつ電線Wが電
線把持部381e,382eに嵌入した状態で、前記円
柱状脚部381a,382aは端子T2の可撓性接触片
t24,t25の上端に接触もしくは近接する。
【0049】上記端子保持部380はまた、図9(a)
に示すように、保持部材381,382が平行である状
態においてエアシリンダ386のピストンロッド386
aを伸長させることにより、図9(b)に示すように、
保持部材381,382を前記ピン384a,385a
を中心に回動させ、前端側で接触したV字状とすること
ができる。この図9(b)における保持部材381,3
82間の角度は、図20に示したコネクタハウジングH
2における、一対の端子支持部h22,h22間の角度
と一致している。
【0050】以上の説明から明らかなように、このピッ
クアップ部350のエアシリンダ360,370は、前
記搬送装置1とともに、このピックアップ部350の端
子保持部380を移動させる移動手段を構成している。
【0051】第1の端子装着装置4は、前記第1の端子
ピックアップ装置2のピックアップ部250、コネクタ
ハウジング設定装置400および装着用電線把持装置4
50により構成される装置である(図1参照)。
【0052】コネクタハウジング設定装置400は、図
18に示すコネクタハウジングH1を、蓋体h12を開
けた状態で、図1に示す装着領域IP上でかつ前記レー
ル101前方の所定位置に供給するとともに、この所定
位置に供給したコネクタハウジングH1を移動不能に固
定する装置である。ただし、このようなコネクタハウジ
ング設定装置400は、周知のコネクタハウジングの搬
送装置とエアシリンダ等により付勢される押え具とによ
り容易に実現することができるものであるので、ここで
はその詳細な説明は省略する。
【0053】装着用電線把持装置450は、前記コネク
タハウジング設定装置400により所定位置に設定され
た前記コネクタハウジングH1に仮挿入された前記端子
T1を、さらにこのコネクタハウジングH1内に押し込
んで本挿入するための装置である。この装着用電線把持
装置450は、図10に示すように、左右対称の一対の
把持部460,470を備えている。これらの把持部4
60,470は、固定把持部461,471と各固定把
持部461,471に対しスライド可能に装着された可
動把持部462,472を備えている。可動把持部46
2,472は、前記固定把持部461,471と一体に
設けられたエアシリンダ463,473のピストンロッ
ド463a,473aに取り付けられている。なお、ピ
ストンロッド463a,473aは、矢符L−R方向に
伸長または後退する。上記把持部460,470は、こ
れらの下方に設けられた上下動用のエアシリンダ480
のピストンロッド480aに支持部材481を介して取
り付けられている。また、この上下動用エアシリンダ4
80は、図11にも示すように、前記コネクタハウジン
グ設定装置400と一体である挿入用エアシリンダ49
0のピストンロッド490aに取り付けられている。こ
のエアシリンダ490は、ピストンロッド490aを伸
長させることにより、上下動用エアシリンダ480すな
わち前記把持部460,470をコネクタハウジング設
定装置400側(矢符F側)へ接近させることができる
ものである。
【0054】以上のようにしてなる装着用電線把持装置
450は、上下動用のエアシリンダ480のピストンロ
ッド480aを伸長させることにより、把持部460,
470を電線W,Wに対応する位置に上昇させることが
できる。この上昇位置で、エアシリンダ463,473
のピストンロッド463a,473aを伸長させること
により、固定把持部461,471と可動把持部46
2,472との間にそれぞれ電線Wを挟持することがで
きる。そして、この挟持状態で前記挿入用のエアシリン
ダ490のピストンロッド490aを伸長させることに
より、電線Wをコネクタハウジング設定装置400側へ
移動させることができる。
【0055】第2の端子装着装置5は、図1に示すよう
に、前記第2の端子ピックアップ装置3のピックアップ
部350およびコネクタハウジング設定装置500によ
り構成される装置である。
【0056】コネクタハウジング設定装置500は、図
20に示すコネクタハウジングH2を、図1に示す装着
領域IP上でかつ前記レール101後方の所定位置に設
けられたハウジング嵌合部(不図示)に供給する。この
ハウジング嵌合部は、前記コネクタハウジングH2を水
平方向に移動不能に固定することができるように構成さ
れている。
【0057】以上のようにしてなる電線付端子装着装置
によると、図12〜図13に示すステップS1〜ステッ
プS15でなる方法により、図16に示す端子T1を図
18に示すコネクタハウジングH1に装着し、かつ図1
7に示す端子T2を図20に示すコネクタハウジングH
2に装着することができる。
【0058】まず、ステップS1では、電線Wの両端に
接続された端子T1,T2を、図1に示すピックアップ
領域PPの端子載置台210,310上に供給する。
【0059】ステップS2では、コネクタハウジング設
定装置400により、装着領域IPの所定位置に図18
に示すコネクタハウジングH1を固定する。既述のよう
に、コネクタハウジングH1は蓋体h12を開いた状態
で前記所定位置に設定される。
【0060】ステップS3では、コネクタハウジング設
定装置500により、装着領域IPの所定位置に図20
に示すコネクタハウジングH2を固定する。
【0061】ステップS4では、端子固定部200によ
って端子T1を端子載置台210上の所定位置に固定す
るとともに、端子固定部300によって端子T2を端子
載置台310上の所定位置に固定する。
【0062】ステップS5では、ピックアップ部250
のエアシリンダ270のピストンロッド270aを伸長
させることにより、端子T1の2片t14,t15の間
に端子保持部280の爪281c,282cを押入する
(図4参照)。このとき、同時に、端子保持部280の
電線把持部281d,282dにそれぞれ電線Wが嵌入
する。すなわち、このステップS5で、端子保持部28
0が端子T1および電線Wを保持する。なお、このステ
ップS5で前記ピストンロッド270aを伸長させる際
には、端子保持部280の保持部材281,282の間
隔は、図5(a)に示す状態に設定されている。
【0063】また、ステップS6では、ピックアップ部
350のエアシリンダ370のピストンロッド370a
を伸長させることにより、即ち、端子T2の軸方向と直
交した交差する方向に伸長させることにより、端子T2
の係止片t27,28の間に端子保持部380の爪38
1c,382cを押入する(図8参照)。このとき、同
時に、端子保持部380の電線把持部381e,382
eにそれぞれ電線Wが嵌入するとともに、前記円柱状脚
部381a,382aが端子T2の可撓性接触片t2
4,t25の上端に接触もしくは近接する。このステッ
プS6で、端子保持部380が端子T2および電線Wを
保持する。なお、このステップS6で前記ピストンロッ
ド370aを伸長させる際には、端子保持部380の3
81,382は、図9(a)に示すように、互いに平行
状態に設定されている。
【0064】ステップS5,S6は並行して実施するこ
とができる。これらステップS5,S6から明らかなよ
うに、ここに示す方法においては、端子保持部270ま
たは370を下降させるという一つの動作で、端子T1
またはT2を保持することができる。
【0065】ステップS7では、前記エアシリンダ27
0のピストンロッド270aおよびエアシリンダ370
のピストンロッド370aを後退させることにより、端
子載置台210,310上から端子T1,T2をピック
アップする。また、このピックアップと同時に、端子保
持部280の保持部材281,282の間隔が、コネク
タハウジングH1の挿入口h15,h15の間隔に対応
する、図5(b)に示す状態に変えられるとともに、端
子保持部380の保持部材381,382が、コネクタ
ハウジングH2の端子支持部h22,h22に対応す
る、図9(b)に示す状態に変えられる。
【0066】ステップS8では、搬送装置1の図示しな
い駆動源を作動させることにより、移動体102をレー
ル101に沿って、ピックアップ領域PPから装着領域
IPに移動させる。これに伴って、端子保持部280,
380に保持された端子T1,T2がピックアップ領域
PPから装着領域IPに搬送される。
【0067】ステップS9では、エアシリンダ270の
ピストンロッド270aを再度伸長させ、図14に示す
ように、端子保持部280に保持した端子T1の先端
を、前記コネクタハウジング設定装置400によって所
定位置に固定されたコネクタハウジングH1の挿入口h
15に対応する位置に対応させる。
【0068】ステップS10では、前記ピックアップ部
250のエアシリンダ260を作動させ、そのピストン
ロッド260aを所定量伸長させることにより、図15
に示すように、前記端子T1をコネクタハウジングH1
に仮挿入する。この仮挿入により、端子T1の先端がコ
ネクタハウジングH1のガイドh16および挿入口h1
5を介して端子収納空間h13内に入り込む。
【0069】ステップS11では、装着用電線把持装置
450の把持部460,470により、コネクタハウジ
ングH1に仮装着されている前記端子T1に接続された
電線Wを把持する。すなわち、このステップS11で
は、まず上下動用のエアシリンダ480のピストンロッ
ド480aを伸長させて、把持部460,470を前記
電線Wに対応する位置に上昇させ、次いでエアシリンダ
463,473のピストンロッド463a,473aを
伸長させることにより、固定把持部461,471と可
動把持部462,472の間にそれぞれ電線Wを把持す
るのである。
【0070】ステップS12では、前記ピックアップ部
250のエアシリンダ260のピストンロッド260a
を後退させる。端子T1の先端がコネクタハウジングH
1の端子収納空間h13に入り込みかつ電線Wが把持部
460,470に把持されているため、前記ピストンロ
ッド260aが後退すると、端子保持部280の爪28
1c,282cが端子T1から離脱する。すなわち、こ
のステップS12において、爪281c,282cによ
る端子T1の保持が解除される。
【0071】ステップS13では、装着用電線把持装置
450の挿入用エアシリンダ490のピストンロッド4
90aを伸長させることにより、把持部460,470
により把持した電線WをコネクタハウジングH1側へ移
動させる。これによって、端子T1が、前記仮装着の状
態からコネクタハウジングH1の端子収納空間h13内
にさらに侵入する。端子T1の係止部t13が端子収納
空間h13に侵入し、この係止部t13に形成されたラ
ンスt16,t17が、図19に示すように、前記端子
収納空間h13内に形成された端子係合突起h17を乗
り越えると、コネクタハウジングH1に対する端子T1
の装着が完了する。この図19に示す状態においては、
ランスt16,t17が端子係合突起h17に係合する
ことにより、端子T1はコネクタハウジングH1に対し
て抜け止め状態となっている。
【0072】ステップS14では、端子保持部380に
保持した電線W付の端子T2,T2を、コネクタハウジ
ング設定装置500により装着領域IP上の所定位置に
設定されたコネクタハウジングH2の端子支持部h2
2,h22に対向させる。ただし、このステップS14
は、端子T1,T2を装着領域IPに搬送する前記ステ
ップS8において同時に行うようにしていてもよい。
【0073】ステップS15では、前記ピックアップ部
350のエアシリンダ370のピストンロッド370a
を伸長させることにより、端子T2,T2を保持した端
子保持部380を前記端子T2の軸方向と直交した交差
する方向に下降させ、これらの端子T2,T2を前記端
子支持部h22,h22に挿入する。各端子T2は、端
子保持部380の爪381c,382cと円柱状脚部3
81a,382aの下面とに押圧されることにより、端
子支持部h22の係止部h23,h24と係止片h28
とを弾性変形させて、この端子支持部h22の底部に挿
入される。このようにして端子支持部h22の底部に挿
入された端子T2は、係止面h26,h27に係止片t
27,t28の上辺が係合するとともに前記係止片h2
8の先端に係止部t24が係合することにより、上方へ
の抜け出しが阻止される。
【0074】以上のステップS1〜S15により、一対
の電線W付の端子T1をコネクタハウジングH1に装着
するとともに、一対の電線W付の端子T2をコネクタハ
ウジングH2に装着することができる。
【0075】なお、本願発明を適用する端子は、爪を押
入できる対向片を有するものであれば、必ずしも実施例
に示す端子T1,T2に限定されるものではない。
【0076】また、上記実施例では、端子T1をコネク
タハウジングH1に装着する場合、爪により保持した端
子T1を一旦コネクタハウジングH1に仮装着してか
ら、装着用電線把持装置450により本装着するように
しているが、爪により保持した端子を直接コネクタハウ
ジングに本装着するようにしてもよい。
【0077】
【発明の効果】請求項1によれば、爪を下降させるだけ
でこの爪に端子を保持させることができるから、端子を
コネクタハウジングの側へ移動させる際の動作ステップ
を最小限にでき、作業時間の短縮を図ることができると
いう効果を奏する。
【0078】また、端子を正確にコネクタハウジングの
端子挿入口にガイドすることが可能であるから、電線の
腰折れを未然に防止することができるという効果も奏す
る。
【0079】請求項2によれば、端子とともにこの端子
に接続された電線を同時にピックアップすることによ
り、端子の爪からの脱落をより確実に防止することがで
きるという効果を奏する。
【0080】請求項3によれば、一旦仮装着状態として
から電線を把持して本装着するようにしているから、端
子の長さが比較的長い場合でも、確実に端子をコネクタ
ハウジングにおける所定の端子挿入部にガイドすること
ができ、かつ電線の腰折れを起こすことなく前記端子装
着部に挿入させることができる。
【0081】
【0082】請求項によれば、端子保持部を一方向に
移動させることにより端子が備える対向片間に爪を挿入
するだけで、端子保持部に端子を保持させることができ
るから、従来に比べ短い作業時間で端子を端子供給位置
からコネクタハウジングへの挿入位置へ移動させること
ができるという効果を奏する。また、端子保持部による
端子の保持を解除する際も端子保持部を一方向に移動さ
せるだけでよく、作業を迅速に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明による方法を実施する電線付端子装着装置
の概略を示す平面配置図である。
【図2】図1の電線付端子装着装置の右側面図である。
【図3】端子固定部を示す平面図である。
【図4】第1の端子保持部の側面図である。
【図5】第1の端子保持部を底面側から見た図である。
【図6】第1の端子保持部による端子の保持状態を説明
する図である。
【図7】第1の端子保持部の電線把持部による電線の把
持状態を示す説明図である。
【図8】第2の端子保持部の側面図である。
【図9】第2の端子保持部の動作を説明する平面図であ
る。
【図10】第1の端子装着装置を背面側から見た図であ
る。
【図11】第1の端子装着装置の側面図である。
【図12】発明による方法を示すフローチャート図あ
る。
【図13】発明による方法を示すフローチャート図あ
る。
【図14】コネクタハウジングに対する端子の装着過程
を示す説明図である。
【図15】コネクタハウジングに対する端子の装着過程
を示す説明図である。
【図16】端子の斜視図である。
【図17】他の端子の斜視図である。
【図18】コネクタハウジングの斜視図である。
【図19】図18のコネクタハウジングの要部の断面図
である。
【図20】他のコネクタハウジングの平面図である。
【図21】図20のコネクタハウジングの要部の断面図
である。
【図22】従来の方法を説明する斜視図である。
【図23】他の従来方法を説明する側面図である。
【符号の説明】
T1,T2 端子 t14,t15 片 t27,t28 係止片 W 電線 H1,H2 コネクタハウジング 281c,282c,381c,382c 爪 281b,282b,381d,382d 電線把持
部 450 装着用電線把持装置

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓である対向片を有し且つ一端側に電
    線が接続された端子を所定位置に固定する工程と、 所定位置に固定された前記端子の対向片間に爪を押入
    し、この爪に前記端子を保持させる工程と、 前記爪を移動させるのに伴って前記端子をコネクタハウ
    ジングに対応する位置に移動させる工程と、 前記端子を前記爪に保持させたまま、前記端子を前記コ
    ネクタハウジングに装着もしくは仮装着する工程と、 を備えることを特徴とするコネクタハウジングへの電線
    付端子の装着方法。
  2. 【請求項2】 請求項1のコネクタハウジングへの電線
    付端子の装着方法において、 前記爪に端子を保持させる工程と並行して行われ、前記
    爪と一体である把持部に、端子に接続された前記電線を
    嵌着させる工程、 を含むことを特徴とするコネクタハウジングへの電線付
    端子の装着方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2のコネクタハウジング
    への電線付端子の装着方法において、 前記端子を前記コネクタハウジングに装着もしくは仮装
    着する工程が、前記爪を移動させることにより、前記爪
    と一体化した状態の前記端子の非電線接続端側の一部を
    前記コネクタハウジングに挿入して仮装着する工程であ
    り、しかも、 前記仮装着後、装着用把持部で前記電線を把持する工程
    と、 前記爪による前記端子の保持を解除する工程と、 前記装着用把持部を移動させることにより、コネクタハ
    ウジングに仮装着された前記端子をこのコネクタハウジ
    ングに装着する工程と、 を含むことを特徴とするコネクタハウジングへの電線付
    端子の装着方法。
  4. 【請求項4】 一端側に電線が接続された端子を保持す
    る端子保持部と、この端子保持部を、端子供給領域とコ
    ネクタハウジングへ前記端子を装着する装着領域との間
    で移動させる端子保持部移動手段と、前記端子装着領域
    で、前記端子保持部に保持されていた電線付端子をコネ
    クタハウジングに装着する装着手段とを備えるコネクタ
    ハウジングへの電線付端子の装着装置において、 前記端子保持部が、可撓である対向片を有する端子を保
    持する端子保持部であり、前記対向片間に挿入されるこ
    とによって前記対向片に弾性的に挟持される爪を備え、 前記端子保持部移動手段が、前記端子供給領域において
    前記爪を前記端子の対向片間に挿入する方向に前記端子
    保持部を移動させるとともに、前記装着領域において前
    記爪を前記端子の対向片間から離脱させる方向に前記端
    子保持部を移動させること、 を特徴とするコネクタハウジングへの電線付端子の装着
    装置。
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