JP2946803B2 - Ｐｗｍインバータの電圧制御方法 - Google Patents
Ｐｗｍインバータの電圧制御方法Info
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- JP2946803B2 JP2946803B2 JP3078345A JP7834591A JP2946803B2 JP 2946803 B2 JP2946803 B2 JP 2946803B2 JP 3078345 A JP3078345 A JP 3078345A JP 7834591 A JP7834591 A JP 7834591A JP 2946803 B2 JP2946803 B2 JP 2946803B2
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- voltage control
- pwm inverter
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、いわゆるＰＷＭ（パ
ルス幅変調）制御インバータの電圧制御方法に関する。
ルス幅変調）制御インバータの電圧制御方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来から、インバータ装置の出力電流を
パラメータとしてその出力電流の大小により出力電圧を
変化させてモータの制御を行なう、いわゆる電圧弱め制
御方式は公知である。
パラメータとしてその出力電流の大小により出力電圧を
変化させてモータの制御を行なう、いわゆる電圧弱め制
御方式は公知である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この方
式では、インバータの始動時に高始動トルクを要求され
るメカロス（機械損）の大きな負荷に対しては、低周波
領域の電圧を強めるような制御をしてトルクを確保する
ようにしているが、減速時には電圧を強めているために
モータが過励磁となり、インバータ装置の電流制限値ま
で励磁電流が流れてしまうことがあり、焼損等の事故に
つながるおそれがある。したがって、この発明の課題は
始動時の高トルク化を図りつつ減速または停止時のモー
タの過励磁現象を抑制することにある。
式では、インバータの始動時に高始動トルクを要求され
るメカロス（機械損）の大きな負荷に対しては、低周波
領域の電圧を強めるような制御をしてトルクを確保する
ようにしているが、減速時には電圧を強めているために
モータが過励磁となり、インバータ装置の電流制限値ま
で励磁電流が流れてしまうことがあり、焼損等の事故に
つながるおそれがある。したがって、この発明の課題は
始動時の高トルク化を図りつつ減速または停止時のモー
タの過励磁現象を抑制することにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】 このような課題を解決
するため、この発明では、電動機を制御するＰＷＭイン
バータの出力周波数をその周波数指令値と比較し、その
比較結果にもとづき前記電動機が加速運転時か減速運転
時かを判断し、その判断結果に応じて電流の小さな領域
では電圧を低い値に弱めた複数の異なる出力電圧制御パ
ターンの中から所定の１つを選択し、選択された出力電
圧制御パターンにもとづき前記ＰＷＭインバータを制御
することを特徴としている。
するため、この発明では、電動機を制御するＰＷＭイン
バータの出力周波数をその周波数指令値と比較し、その
比較結果にもとづき前記電動機が加速運転時か減速運転
時かを判断し、その判断結果に応じて電流の小さな領域
では電圧を低い値に弱めた複数の異なる出力電圧制御パ
ターンの中から所定の１つを選択し、選択された出力電
圧制御パターンにもとづき前記ＰＷＭインバータを制御
することを特徴としている。
【０００５】
【作用】電動機の運転モード（加速運転中，減速運転
中）を判別し、その判別結果に応じて予め用意されてい
る複数の出力電圧制御パターンの所望の１つを選択する
ことにより、始動時の高トルク化を図りつつ減速から停
止に到るまでのモータの過励磁現象を抑制する。
中）を判別し、その判別結果に応じて予め用意されてい
る複数の出力電圧制御パターンの所望の１つを選択する
ことにより、始動時の高トルク化を図りつつ減速から停
止に到るまでのモータの過励磁現象を抑制する。
【０００６】
【実施例】図１はこの発明の実施例を示すブロック図で
ある。同図において、１は周波数設定器、２はソフトス
タートストップ回路、３は比較器、４は電圧指令発生
器、５は乗算器、６Ａ，６Ｂはパターン発生器、７はＰ
ＷＭ（パルス幅変調）回路、８はキャリア発生器、９は
ベースドライブ回路（ＢＤ）、１０は電流検出器、１１
はインバータ主回路、１２はモータ（誘導電動機）、１
３は変流器、ＳＷはスイッチである。ソフトスタートス
トップ回路２は例えば関数発生器等からなり、周波数設
定器１からの周波数指令値に応じてモータ１２をソフト
スタート，またはソフトストップさせるための信号を出
力する。この出力はインバータ出力周波数（実際値）と
して用いられ、比較器３により周波数設定器１からの周
波数指令値と比較される。これにより、運転モードの判
別が行なわれる。すなわち、周波数指令値＜インバータ
出力周波数のとき、または運転指令（正，逆運転指令）
なしでインバータ出力周波数ありのときは減速中と判断
し、周波数指令値≧インバータ出力周波数のときは加速
運転中（正常運転中）と判断する。
ある。同図において、１は周波数設定器、２はソフトス
タートストップ回路、３は比較器、４は電圧指令発生
器、５は乗算器、６Ａ，６Ｂはパターン発生器、７はＰ
ＷＭ（パルス幅変調）回路、８はキャリア発生器、９は
ベースドライブ回路（ＢＤ）、１０は電流検出器、１１
はインバータ主回路、１２はモータ（誘導電動機）、１
３は変流器、ＳＷはスイッチである。ソフトスタートス
トップ回路２は例えば関数発生器等からなり、周波数設
定器１からの周波数指令値に応じてモータ１２をソフト
スタート，またはソフトストップさせるための信号を出
力する。この出力はインバータ出力周波数（実際値）と
して用いられ、比較器３により周波数設定器１からの周
波数指令値と比較される。これにより、運転モードの判
別が行なわれる。すなわち、周波数指令値＜インバータ
出力周波数のとき、または運転指令（正，逆運転指令）
なしでインバータ出力周波数ありのときは減速中と判断
し、周波数指令値≧インバータ出力周波数のときは加速
運転中（正常運転中）と判断する。
【０００７】 比較器３は比較結果に応じて「１」また
は「０」を出力するので、例えば加速中は「０」，減速
中は「１」を出力するようにしておけば、この出力によ
りスイッチＳＷのオン，オフ動作が選択され、比較結果
に応じてパターン発生器６Ａ，６Ｂのいずれかが選択さ
れる。したがって、パターン発生器６Ａを加速中に適し
た出力電圧制御パターン，またパターン発生器６Ｂを減
速中に適した出力電圧制御パターンとしておくことによ
り、最適な運転を行なうことが可能となる。このパター
ン発生器６Ａまたは６Ｂからの出力は、乗算器５におい
て電圧指令発生器４からの出力と掛け合わされてインバ
ータ出力電圧が決定されるが、パターン発生器６Ａまた
は６Ｂからの出力電圧は変流器１３および電流検出器１
０からのインバータ出力電流に応じて決定される。な
お、パターン発生器をここでは２種類にしたが、加速
時，減速時をさらに細分化して２種類以上設けることも
考えられる。つまり、上記出力電圧制御パターンは、例
えば図１のパターン発生器ブロック内に示すように、電
流ｉが所定値まではほぼ一定の電圧値ｖとし、その後所
定値までほぼ一定の勾配で上昇する電圧値とするような
パターン、換言すれば電流の小さな領域では電圧を低い
値に弱めたパターンとしているが、その初期値や勾配等
による弱め方が異なる出力電圧制御パターンを複数種類
用意しておくわけである。
は「０」を出力するので、例えば加速中は「０」，減速
中は「１」を出力するようにしておけば、この出力によ
りスイッチＳＷのオン，オフ動作が選択され、比較結果
に応じてパターン発生器６Ａ，６Ｂのいずれかが選択さ
れる。したがって、パターン発生器６Ａを加速中に適し
た出力電圧制御パターン，またパターン発生器６Ｂを減
速中に適した出力電圧制御パターンとしておくことによ
り、最適な運転を行なうことが可能となる。このパター
ン発生器６Ａまたは６Ｂからの出力は、乗算器５におい
て電圧指令発生器４からの出力と掛け合わされてインバ
ータ出力電圧が決定されるが、パターン発生器６Ａまた
は６Ｂからの出力電圧は変流器１３および電流検出器１
０からのインバータ出力電流に応じて決定される。な
お、パターン発生器をここでは２種類にしたが、加速
時，減速時をさらに細分化して２種類以上設けることも
考えられる。つまり、上記出力電圧制御パターンは、例
えば図１のパターン発生器ブロック内に示すように、電
流ｉが所定値まではほぼ一定の電圧値ｖとし、その後所
定値までほぼ一定の勾配で上昇する電圧値とするような
パターン、換言すれば電流の小さな領域では電圧を低い
値に弱めたパターンとしているが、その初期値や勾配等
による弱め方が異なる出力電圧制御パターンを複数種類
用意しておくわけである。
【０００８】乗算器５からのインバータ出力電圧指令は
ＰＷＭ回路７に与えられ、ここでキャリア発生器８から
のキャリア信号と比較されてＰＷＭ信号が生成され、こ
のＰＷＭ信号にもとづきベースドライブ回路９を介して
インバータ主回路１１のスイッチング素子が駆動され
て、電動機１２が運転される。なお、図中の一点鎖線内
はマイクロコンピュータ等によりソフト処理することを
想定しているが、ハードウエアにより実現できることは
勿論である。
ＰＷＭ回路７に与えられ、ここでキャリア発生器８から
のキャリア信号と比較されてＰＷＭ信号が生成され、こ
のＰＷＭ信号にもとづきベースドライブ回路９を介して
インバータ主回路１１のスイッチング素子が駆動され
て、電動機１２が運転される。なお、図中の一点鎖線内
はマイクロコンピュータ等によりソフト処理することを
想定しているが、ハードウエアにより実現できることは
勿論である。
【０００９】
【発明の効果】 この発明によれば、複数種類用意され
ている出力電圧制御パターンを適宜に選択することによ
り、始動時の高トルク化を図りつつ減速または停止時の
モータの過励磁現象を抑制することが可能となる利点が
得られる。
ている出力電圧制御パターンを適宜に選択することによ
り、始動時の高トルク化を図りつつ減速または停止時の
モータの過励磁現象を抑制することが可能となる利点が
得られる。
【図１】この発明の実施例を示すブロック図である。
１ 周波数設定器 ２ ソフトスタートストップ回路 ３ 比較器 ４ 電圧指令発生器 ５ 乗算器 ７ ＰＷＭ（パルス幅変調）回路 ８ キャリア発生器 ９ ベースドライブ回路（ＢＤ） ６Ａ パターン発生器 ６Ｂ パターン発生器 １０ 電流検出器 １１ インバータ主回路 １２ モータ（誘導電動機） １３ 変流器 ＳＷ スイッチ
Claims (1)
- 【請求項１】 電動機を制御するＰＷＭインバータの出
力周波数をその周波数指令値と比較し、その比較結果に
もとづき前記電動機が加速運転時か減速運転時かを判断
し、その判断結果に応じて電流の小さな領域では電圧を
低い値に弱めた複数の異なる出力電圧制御パターンの中
から所定の１つを選択し、選択された出力電圧制御パタ
ーンにもとづき前記ＰＷＭインバータを制御することを
特徴とするＰＷＭインバータの電圧制御方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3078345A JP2946803B2 (ja) | 1991-03-19 | 1991-03-19 | Ｐｗｍインバータの電圧制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3078345A JP2946803B2 (ja) | 1991-03-19 | 1991-03-19 | Ｐｗｍインバータの電圧制御方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04289797A JPH04289797A (ja) | 1992-10-14 |
| JP2946803B2 true JP2946803B2 (ja) | 1999-09-06 |
Family
ID=13659405
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3078345A Expired - Fee Related JP2946803B2 (ja) | 1991-03-19 | 1991-03-19 | Ｐｗｍインバータの電圧制御方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2946803B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5895319B2 (ja) * | 2012-01-18 | 2016-03-30 | 九州電力株式会社 | Ｓｍｒコンバータ |
-
1991
- 1991-03-19 JP JP3078345A patent/JP2946803B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04289797A (ja) | 1992-10-14 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |