JP2946476B2 - 建設用リフト - Google Patents

建設用リフト

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JP2946476B2
JP2946476B2 JP27152491A JP27152491A JP2946476B2 JP 2946476 B2 JP2946476 B2 JP 2946476B2 JP 27152491 A JP27152491 A JP 27152491A JP 27152491 A JP27152491 A JP 27152491A JP 2946476 B2 JP2946476 B2 JP 2946476B2
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広毅 村本
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  • Types And Forms Of Lifts (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高層ビル等の建設にお
いて資材の垂直搬送に使用される建設用リフトに関す
る。
【0002】
【従来の技術】図9は高層ビルの建設等において従来考
えられている建設用リフトの一例であり、この例におい
ては、ビル1のコア部2を支点としてジャッキアップさ
せる、ビル最上階を使用した建設用構造体3上に、ジグ
クレーン4あるいは張り出し天井クレーン5を仮設し、
ビル1の外周位置で地上6から資材を高層の建設階へ運
び上げるようにする。また、図10と図11は同様に従
来考えられている建設用リフトの他の例であり、この例
においては、建設用構造体3の屋上と梁下に天井クレー
ン5を備え、ビル1の側部に接して門形の架構7を含む
垂直搬送装置8を設け、架構7内に、この架構7を案内
とし地上6のウィンチ9で昇降する吊ビーム10を設
け、この吊ビーム10により資材を吊り、屋上階とその
下の建設階へ運び上げるようにする。そして、架構7
は、ビル1の高さが高くなるに応じて脚部に配置したジ
ャッキアップ装置11で架構7下段にブロックを挿入継
ぎ足して高くしていき、ビル1建設終了後に解体する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図9に
示す上記従来例では、ビル高さが高くなるに従って、ク
レーン4,5による資材のリフト高さが増し、吊り上げ
途中で風等により吊荷が搖れるとき、その搖れ止めが難
しく、かつ、巻き上げ索に滑り、切断などを生じたと
き、荷の墜落防止を図るのが難しいという問題がある。
また、図10と図11に示す上記従来例では、架構7を
使用するから、揺れ止め、墜落防止策は実施し易いが、
架構7の組立、嵩上げに大量の機械を使用し、長時間の
組立、解体時間を必要とし危険を伴う等の問題がある。
【0004】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、現場での組立解体を容易
に行うことができ、揺れ、墜落を防止することができる
上に、現場で使い易い建設用リフトを提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1は、ビル等の建設階で使用する建
設用構造体と地上との間に、索道が鉛直方向に長さ調節
可能に張設され、上記索道に吊ビームの両端部が昇降自
在に係合され、かつ、上記建設用構造体及び吊ビーム
に、相互に接続可能なホイスト軌道がそれぞれ設けら
れ、これらのホイスト軌道に、上記吊ビームの昇降に伴
い資材の垂直搬送を行うホイストが走行可能に設けられ
たものである。
【0006】
【0007】さらに、本発明の請求項2は、索道が、吊
ビームの両端部を支持し昇降させるホイストロープ系及
び吊ビームの幅方向と長手方向の傾斜を防ぎかつ吊ビー
ムの落下を防ぐスタビライザロープ系で構成されたもの
である。
【0008】さらにまた、本発明の請求項3は、ホイス
トロープが、建設用構造体に設けたシーブ及び地上に設
けたシーブから吊ビームの両端部上下に設けたシーブへ
往復係合しかつ吊ビームの両端部に設けたロープガイド
に係合して上下方向に移動可能に設けられたものであ
る。
【0009】
【作用】本発明の建設用リフトの請求項1にあっては、
索道に係合された吊ビームを昇降させて、この吊ビーム
に吊られた資材を地上からビル建設階に運び上げかつ不
用の資材を地上に搬出する。また、吊ビームのホイスト
軌道に設けられたホイストによって地上の資材を吊り、
索道の案内で吊ビームを上昇させ、吊ビームのホイスト
軌道を建設用構造体に設けられたホイスト軌道と接続す
る高さで止め、上記ホイストを吊ビームから建設用構造
体側へ水平走行させ水平搬送を行う。そして、水平搬送
後は、吊ビームに空のホイストを戻し再び垂直搬送のた
めに吊ビームをホイストと共に下降させる。
【0010】
【0011】さらに、本発明の請求項2にあっては、吊
ビームがホイストロープ系により支えられて昇降し、か
つスタビライザロープ系がシーブを介して移動する吊ビ
ームに係合して、吊ビームの傾斜を防ぎ、ホイストロー
プ系切断時の吊ビームの墜落を防ぐ。
【0012】さらにまた、本発明の請求項3にあって
は、ホイストロープが、建設用構造体に設けたシーブ及
び地上に設けたシーブから吊ビームの両端部上下に設け
たシーブへ往復係合しかつ吊ビームの両端部に設けたロ
ープガイドに係合して上下方向に移動するように動作す
ることにより、吊ビーム昇降時の水平揺れ発生を抑制す
る。そして、建設用構造体が相対上昇するときには、地
上側のウィンチの操作でホイストロープ系及びスタビラ
イザロープ系が送り出され索道の長さが調節される。
【0013】
【実施例】以下、図1ないし図8に基づいて本発明の一
実施例を説明する。
【0014】図1はビル建設に使用する状態の本発明の
建設用リフトの一実施例を概略的に示した側面図であ
り、この図において符号20は建設されるビルを、かつ
21はビル建設階で建設中のビルの柱と梁などをそれぞ
れ示している。そして、建設の済んだビル20の中央コ
ア部の柱、梁を支点とし図示しないジャッキアップ手段
を介して数本の昇降支柱22が昇降可能に設けられてお
り、これらの昇降支柱22の上には、ビル20の最上階
部を利用する建設用構造体23が一体的に支持されてい
る。また、上記建設用構造体23の一端の張り出し部2
4と地上部地下1階との間には、索道25が鉛直方向に
長さ調節可能に張り渡されて設けられている。そして、
上記地上と建設用構造体23との間には、上記索道25
に係合して昇降移動する吊ビーム26が設けられてお
り、この吊ビーム26と建設用構造体23の下面にわた
ってホイスト27が走行可能に設けられている。
【0015】図2は図1のII−II線矢視図、図3は
図2の側面図を示している。これらの図において、符号
28Aは吊ビーム26の下面に固定されたホイスト軌
道、28Bは吊ビーム26のホイスト軌道28Aと接続
し得るように建設用構造体23の下面に設けられたホイ
スト軌道、28Cはホイスト軌道28Bを横切って設け
られたシフト用ホイスト軌道である。そして、図3と図
4に示すように、吊ビーム26が建設用構造体23と同
一高さまで上昇しホイスト27が吊ビーム26から建設
用構造体23へ移動し得るようになっている。
【0016】図5は索道25の全体を略図的に示してお
り、この図においては、索道25は、吊ビーム26に対
するホイストロープ系30と、幅方向及び長手方向に吊
ビーム26と係合する2種類のスタビライザロープ系4
0,50で構成されている。そして、ホイストロープ系
30のロープ300は実線で示し、スタビライザロープ
系40,50の各ロープ400、400′、401、4
01′,500、501はそれぞれ点線と一点鎖線で示
している。また、図6乃至図8には上記各ロープ系3
0,40,50をそれぞれ分けて示した。そして、上記
吊ビーム26はその両端部に対称に幅方向の梁部26A
を備え、各ロープ系30,40,50はそれぞれ吊ビー
ム26の両端部に対称に以下に述べるように係合されて
いる。
【0017】まず、図5と図6によりホイストロープ系
30について説明すると、地下階には、ロープ長さ調節
用ウィンチ301、301′と、ロープクランプ30
2,302′と、ロープ張力装置303、303′と、
ガイドシーブ304〜307、304′〜307′と、
吊ビーム26のトリム調整ウィンチ308と、吊ビーム
26の昇降用ウィンチ309、309′とがそれぞれ適
宜位置に配置されている。また、上記吊ビーム26の両
梁部26Aの上下面にはシーブ310、311、31
0′、311′が設けられると共に、上記両梁部26A
の各端部にはロープガイド312、313、312′、
313′が設けられている。さらに、建設用構造体23
の張り出し部24内にはガイドシーブ314〜317、
314′〜317′が設けられている。そして、上記ホ
イストロープ系30のロープ300は、その中間点をト
リム調整ウィンチ308に巻回して左右に伸び、ガイド
シーブ304、304′から鉛直上方へ向かい吊ビーム
26の梁部26Aの片側のロープガイド312、31
2′を通って建設用構造体23内のガイドシーブ31
4、315、314′、315′から吊ビーム26の梁
部26Aの上部シーブ310、310′を経て、再び建
設用構造体23内のガイドシーブ316、317、31
6′、317′を通り吊ビーム26の梁部26Aの他側
のロープガイド313、313′を下向きに通り抜け、
ガイドシーブ305、305′を介して昇降用ウィンチ
309、309′に巻回して折り返し、ガイドシーブ3
06、306′から吊ビーム26の梁部26Aの下部シ
ーブ311、311′間を往復し、ガイドシーブ30
7、307′からロープ張力装置303、303′及び
ロープクランプ302、302′を経て、長さ調節用ウ
ィンチ301、301′に巻き取られかつロープクラン
プ302、302′で長さが固定されている。ここで、
上記トリム調整ウィンチ308と昇降用ウィンチ30
9、309′は、ロープ溝を切った駆動ドラムとこれに
平行な従動ドラムにロープを数回巻回して送り出すトラ
クション方式を使用し、トリム調整ウィンチ308は、
吊ビーム26の長手方向の傾きを水平に直すときに使用
し、通常はブレーキ投入状態で用いる。また、一対の昇
降用ウィンチ309、309′は、対称の配置でガイド
シーブ305、305′からのロープ300を巻き取り
ガイドシーブ306、306′へ送り出すように連動運
転することにより吊ビーム26を上昇させ、かつ上記と
逆の連動運転により吊ビーム26を降下させるものであ
る。さらに、ロープ300はロープ張力装置303、3
03′で一定張力を保持し、かつ吊ビーム26は梁部2
6Aの両端部上下に通るロープ300にロープガイド3
12、313、312′、313′を係合させながら鉛
直方向に昇降するようになっている。
【0018】次に、図5と図7により幅方向のスタビラ
イザロープ系40について説明すると、地下階には、ロ
ープ長さ調節用ウィンチ402、403、402′、4
03′と、ロープクランプ404、405、404′、
405′と、ガイドシーブ406、407、406′、
407′とが配置されている。また、吊ビーム26の梁
部26Aにはガイドシーブ408〜411、408′〜
411′がそれぞれ設けられている。さらに、建設用構
造体23にはロープ碇着部412、413、412′、
413′が設けられている。そして、幅方向のスタビラ
イザロープ系40のロープ400は、ロープ碇着部41
2から吊ビーム26の梁部26Aのガイドシーブ40
8、409を経て地下階のガイドシーブ406からロー
プクランプ404を通ってロープ長さ調節用ウィンチ4
02に巻き取られ、かつロープ401は、ロープ碇着部
413からガイドシーブ410、411、407、ロー
プクランプ405を通りロープ長さ調節用ウィンチ40
3へ巻き取られるように、両ロープ400、401は吊
ビーム26の梁部26Aでたすき掛け状に交差して吊ビ
ーム26に係合している。また、両ロープ400′、4
01′は、上記ロープ400、401と同じ要領で吊ビ
ーム26の反対側の梁部26Aに係合されている。そし
て、各ロープ400、401、400′、401′は、
ロープ長さ調節用ウィンチ402、403、402′、
403′により一定張力で巻き込んだ状態においてロー
プクランプ404、405、404′、405′で固定
され、かつロープ400、400′は、吊ビーム26の
ガイドシーブ408、408′側が降下する吊ビーム2
6の傾きを抑制し、ロープ401、401′は、ガイド
シーブ409、409′側が降下する吊ビーム26の傾
きを抑制し、これにより吊ビーム26の幅方向の水平が
保たれる。
【0019】次に、図5と図8により、長手方向のスタ
ビライザロープ系50について説明する。このスタビラ
イザロープ系50の2組のロープ500、501は、そ
れぞれ一端が建設用構造体23の碇着部502、503
に碇着され、吊ビーム26の梁部26A寄り側面に配置
されたガイドシーブ504〜507を互いにたすき掛け
状に通って地下階のガイドシーブ508、509、ロー
プクランプ510、511を経てロープ長さ調節用ウィ
ンチ512、513に巻き取られ、適当な張力が与えら
れてロープクランプ510、511で長さが固定されて
いる。そして、各ロープ500、501は、吊ビーム2
6の長手方向に大きいスパンでたすき掛けにロープ掛け
したことにより、吊ビーム26の長手方向での傾き防止
と同時に、万一ホイストロープ系30のロープ300が
断線したとき、吊ビーム26と吊荷の墜落を防止する作
用を果たす。
【0020】上記のように構成された建設用リフトを用
いて地上から資材を建設階に搬入しかつ建設階から不用
の資材を地上へ搬出する場合には、まず、地上に位置さ
せた吊ビーム26のホイスト27に資材を吊った状態
で、昇降用ウィンチ309、309′の連動運転でロー
プ300を介して吊ビーム26を索道25に沿って上昇
させる。そして、吊ビーム26のホイスト軌道28Aと
建設用構造体23のホイスト軌道28Bとを合致させた
状態で、吊ビーム26側にあるホイスト27を両ホイス
ト軌道28A、28Bを介して走行させて建設用構造体
23側に資材を搬入する。次いで、このホイスト27を
吊ビーム26側に戻して、上記昇降用ウィンチ309、
309′の連動運転によりロープ300を介して吊ビー
ム26を地上まで下降させる。この操作を繰り返すこと
により建設階に必要な資材を確実に搬入できる。また、
建設用構造体23側の不用の資材をホイスト27に吊
り、このホイスト27を吊ビーム26側に戻して吊ビー
ム26を地上まで降下させることにより不用な資材の地
上への搬出が円滑に行われる。
【0021】さらに、ビル建設階での積上げ建設が済み
建設用構造体23を上昇させるときには、上記ホイスト
ロープ系30及びスタビライザロープ系40,50の各
ロープクランプ302、302′、404、405、4
04′、405′、510、511を開放し、ロープ長
さ調節用ウィンチ301、301′、402、403、
402′、403′、512、513をブレーキ解放ま
たはドラム回転フリー状態にして上記建設用構造体23
を所定高さ上昇させ、上昇した高さで各ロープ300、
400、401、400′、401′、500、501
を所定張力で巻きクランプ固定した後、上述した操作を
繰り返して建設資材の垂直搬送を行う。このようにし
て、昇降する吊ビーム26は、その両端部を索道25の
複数本の上下に延長するロープ300、400、40
1、400′、401′、500、501と係合してい
るから、吊ビーム26の水平振幅と傾きが大幅に抑制さ
れ大きい垂直搬送距離をスムースにかつ安全に昇降させ
ることができる。
【0022】このように上述した構成によると、垂直搬
送装置の建設現場での取付け組立てにリフトタワーなど
の架構構造物を必要としなくなるから、装置の取付け組
立てが容易になり、かつ安全性も向上して、現場で使い
やすい建設用リフトを提供できるという効果を奏する。
なお、本発明は、上記実施例により限定されることな
く、本発明の要旨の範囲において種々変更した形で実施
できるものである。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
は、ビル等の建設階で使用する建設用構造体と地上との
間に、索道が鉛直方向に長さ調節可能に張設され、上記
索道に吊ビームの両端部が昇降自在に係合されたもので
あるから、索道に係合された吊ビームを昇降させて、こ
の吊ビームに吊られた資材を地上からビル建設階に運び
上げかつ不用の資材を地上に搬出することにより、現場
での組立解体を容易に行うことができ、現場において使
用し易く、しかも資材の垂直搬送を円滑にかつ確実に行
うことができる。
【0024】しかも、本発明の請求項1は、建設用構造
体及び吊ビームに、相互に接続可能なホイスト軌道がそ
れぞれ設けられ、これらのホイスト軌道に、上記吊ビー
ムの昇降に伴い資材の垂直搬送を行うホイストが走行可
能に設けられたものであるから、吊ビームのホイスト軌
道に設けられたホイストによって地上の資材を吊り、索
道の案内で吊ビームを上昇させ、吊ビームのホイスト軌
道を建設用構造体に設けられたホイスト軌道と接続する
高さで止め、上記ホイストを吊ビームから建設用構造体
側へ水平走行させ水平搬送を行うと共に、水平搬送後
は、吊ビームに空のホイストを戻し再び垂直搬送のため
に吊ビームをホイストと共に下降させることにより、必
要な量の資材を建設階の必要な場所にスムースに搬入す
ることができる。
【0025】さらに、本発明の請求項2は、索道が、吊
ビームの両端部を支持し昇降させるホイストロープ系及
び吊ビームの幅方向と長手方向の傾斜を防ぎかつ吊ビー
ムの落下を防ぐスタビライザロープ系で構成されたもの
であるから、吊ビームがホイストロープ系により支えら
れて昇降し、かつスタビライザロープ系がシーブを介し
て移動する吊ビームに係合して、吊ビームの傾斜を防
ぎ、ホイストロープ系切断時の吊ビームの墜落を防ぐこ
とにより、吊ビームの垂直移動をきわめて安定した状態
でかつ安全に行うことができる。
【0026】さらにまた、本発明の請求項3は、ホイス
トロープが、建設用構造体に設けたシーブ及び地上に設
けたシーブから吊ビームの両端部上下に設けたシーブへ
往復係合しかつ吊ビームの両端部に設けたロープガイド
に係合して上下方向に移動可能に設けられたものである
から、ホイストロープが、建設用構造体に設けたシーブ
及び地上に設けたシーブから吊ビームの両端部上下に設
けたシーブへ往復係合しかつ吊ビームの両端部に設けた
ロープガイドに係合して上下方向に移動するように動作
することにより、吊ビーム昇降時の水平揺れ発生を抑制
することができ、なお一層安定的に吊ビームを昇降させ
ることができる。そして、建設用構造体が相対上昇する
ときには、地上側のウィンチの操作でホイストロープ系
及びスタビライザロープ系が送り出され索道の長さが調
節されることにより、容易に次の建設階での作業を行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す概略的な側面図であ
る。
【図2】図1のII−II線矢視図である。
【図3】図2の側面図である。
【図4】図3の要部の拡大説明図である。
【図5】索道部の全体を示す斜視図である。
【図6】ホイストロープ系を示す斜視図である。
【図7】幅方向のスタビライザロープ系を示す斜視図で
ある。
【図8】長手方向のスタビライザロープ系を示す斜視図
である。
【図9】従来の建設用リフトの一例を示す説明図であ
る。
【図10】従来の建設用リフトの他の例を示す説明図で
ある。
【図11】図10の垂直搬送装置を示す説明図である。
【符号の説明】
20 ビル 23 建設用構造体 25 索道 26 吊ビーム 27 ホイスト 28A ホイスト軌道 28B ホイスト軌道 30 ホイストロープ系 40 幅方向のスタビライザロープ系 50 長手方向のスタビライザロープ系 300 ホイストロープ 304・304′・305・305′・306・30
6′・307・307′ガイドシーブ 310・310′・311・311′ シーブ 312・312′・313・313′ ロープガイド 314・314′・315・315′・316・31
6′・317・317′ガイドシーブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡野 正 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建 設株式会社内 (72)発明者 近藤 弘司 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建 設株式会社内 (72)発明者 前田 純一郎 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建 設株式会社内 (56)参考文献 特開 昭48−98548(JP,A) 特開 昭52−13242(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04G 21/14 - 21/16 B66B 7/02 B66B 9/18

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビル等の建設階で使用する建設用構造体
    と地上との間に、索道が鉛直方向に長さ調節可能に張設
    され、上記索道に吊ビームの両端部が昇降自在に係合さ
    、かつ、上記建設用構造体及び吊ビームに、相互に接
    続可能なホイスト軌道がそれぞれ設けられ、これらのホ
    イスト軌道に、上記吊ビームの昇降に伴い資材の垂直搬
    送を行うホイストが走行可能に設けられたことを特徴と
    する建設用リフト。
  2. 【請求項2】 索道が、吊ビームの両端部を支持し昇降
    させるホイストロープ系及び吊ビームの幅方向と長手方
    向の傾斜を防ぎかつ吊ビームの落下を防ぐスタビライザ
    ロープ系で構成されたことを特徴とする請求項1記載の
    建設用リフト。
  3. 【請求項3】 ホイストロープが、建設用構造体に設け
    たシーブ及び地上に設けたシーブから吊ビームの両端部
    上下に設けたシーブへ往復係合しかつ吊ビームの両端部
    に設けたロープガイドに係合して上下方向に移動可能に
    設けられたことを特徴とする請求項2記載の建設用リフ
    ト。
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