JP2946313B2 - ボビン - Google Patents

ボビン

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JP2946313B2
JP2946313B2 JP9184344A JP18434497A JP2946313B2 JP 2946313 B2 JP2946313 B2 JP 2946313B2 JP 9184344 A JP9184344 A JP 9184344A JP 18434497 A JP18434497 A JP 18434497A JP 2946313 B2 JP2946313 B2 JP 2946313B2
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純吉 田中
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラスチックフイ
ルム、紙、布、紐および糸等を捲装するためのボビンに
関するもので、さらに詳しくは、大口径のボビンを複数
個に分割して小さくし、運搬輸送や保管時の取り扱いが
容易になると共に、輸送費、保管費が安くなって、リ・
ユース(再使用)に適するようにしたボビンに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来から、プラスチックフイルム、紙、
布、紐および糸等の捲装物を巻き取るボビンには紙製、
合成樹脂製、軽金属製、木製等のものがあり、捲装され
る種類によって種々使い分けされており、その大きさも
小口径のものから大口径のものまで各種のサイズのもの
が使用されている。
【0003】例えば、直径25mm以下の小口径のボビン
に巻回された捲装物が巻き解かれて空ボビンになると、
比較的小さいので、再使用のための運搬輸送費が安価で
あること、保管にも場所をとらない等の理由から再使用
されている。ところが、例えば、75mm以上の大口径の
ボビンに巻回された捲装物が巻き解かれて空ボビンにな
ると、ボビンが円形のために空間容積が大きくなり、運
搬輸送に多大の費用と手数がかかり、保管にも広い面積
を必要とすることから、再使用せず1回の使用で廃棄処
分されることが多く、特に紙管の場合にその傾向が強
く、産業廃棄物として処理されているが、処理費用がか
かり不経済であると共に、自然環境の保護上においても
問題があった。
【0004】紙管は使用済み後にリサイクルの故紙とし
て板紙等に再利用できるので、リサイクル可能と言えど
も抄紙メーカによって紙管原紙となるまでに廃水処理お
よび原紙乾燥等のために、水や燃料が大量に使われてい
ることから、水質汚濁や大気汚染の公害につながり、地
域の環境を破壊する問題点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
問題を解決することを課題として、研究開発されたもの
で、大口径のボビンを複数個に分割して小さくし、運搬
輸送費や保管費を少なくして再使用を有効にするボビン
を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決し、そ
の目的を達成する手段として、本発明では、複数個に分
割された分割体の接合対向面に、互いに差し込み可能な
凹部と凸部を設け、該凹部と凸部を嵌合させボビン主体
を構成し、その外周面に合成樹脂製や紙製のスリーブを
嵌挿し、該スリ−ブで一側端部または両側端部を除いて
被覆するか、あるいは全面を被覆してなるボビンを開発
し、採用した。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を添
付図面に基づいて説明すれば、1は紙製、合成樹脂製、
軽金属製、木製等からなる円形のボビン主体で、半円形
の分割体1aと1bの接合対向面2、2の全長に設けら
れた凹部3と凸部4とを嵌合して構成されている。
【0008】すなわち、半円形に形成された一方の分割
体1aと、同じく半円形に形成された他方の分割体1b
の接合対向面2a、2bに、それぞれ全長に亘って貫設
された長い凹部3と全長に亘って突設された長い板状凸
部4が形成されていて、一方の長い凹部3に他方の長い
板状凸部4を差し込み、スライドさせて嵌着結合するも
のである。この差し込み時には、ボビンの長さ方向の位
置定めを確実にするため、一側端面を平面部に当てがっ
て差し込まれる。
【0009】図〜図に示すのは、前記の実施の形態
の変形例を示すもので、半円形に形成された一方の分割
体11aと、同じく半円形に形成された他方の分割体1
1bを、接合対向面12に設けた凹部13と凸部14を
嵌合させてボビン主体11を構成するのは前記の実施の
形態と同様であるが、接合対向面12a、12bに形成
される凹部13と凸部14の嵌合がスライド式でなく、
外周の位置定めが確実な差し込み式になっている点が相
違する。
【0010】すなわち、図に示すように、半円形に形
成された一方の分割体11aの接合対向面12aに、長
さ方向に長い凹部13を形成し、他方の分割体11bの
接合対向面12bに長い板状凸部14を設け、長い凹部
13に長い板状凸部14を嵌めてボビン主体11を得る
ものである。
【0011】また、長い凹部13と長い板状凸部14と
の嵌着に変えて、図に示すように、半円形に形成され
た一方の分割体11aと他方の分割体11bの接合対向
面12a、12bの長手方向に、適宜間隔毎に短い凹部
13a、13b、13cと短い凸部14a、14b、1
4cを形成し、対向する短い凹部13a、13b、13
cに短い凸部14a、14b、14cを差し込んでボビ
ン主体11を得る場合もある。
【0012】このボビン主体11の場合は、互いに差し
こみ可能な凹部と凸部による差し込み式であり、凸部を
凹部の壁面に沿って差し込めば容易に結合できる。そし
て、このボビンの場合は、分割体11a、11bが同一
の物が使用できるので、合成樹脂ボビンにあっては型成
形機によって行われ、軽合金製にあってはダイキャスト
が可能となり、また、紙製の場合は、板紙を粉砕して水
分分解による成型または故紙微粉に適当な結合剤を混入
して成型することも可能である。
【0013】このように構成されたボビン主体1および
11の外周面に図8に示すように、スリーブ32を嵌着
して、接目を表面に出なくすると共に接合面の分離を防
止したものである。スリーブ32としては、ABS樹脂
等の合成樹脂や紙製等が使用され、その厚さは0.3mm
〜1.2mm程度の厚さのものを用いるのが適している。
【0014】スリーブ32の嵌着状態は使用目的により
種々のものが用いられるが、例えば、図のAのよう
に、ボビン主体1および11の両側端近傍部を除いて被
覆するもの、図のBのように、ボビン主体1および1
の一側端部を内方に折り曲げたもの、図のCのよう
に、ボビン主体1および11の一側端を内面部に折り返
したもの、図のDのように、ボビン主体1および11
の両側端部を内方に折り返したもの等を用いる。
【0015】このスリーブ32を嵌着したボビン主体
および11を用いると、ボビン主体1および11の表面
に接目が出ないので捲装物が安定して巻回でき、分割体
1a、11a,1b、11bが分離することがなくなる
と共に、捲装物が汚れることもなく、プラスチックフイ
ルム、紙、布等を捲装できるものである。
【0016】捲装物が糸類の場合は、把持溝が必要とな
ることから、図のA、Bに示すように、ボビン主体1
および11の一側端の近傍部が被覆されないスリーブ3
2を用い、紙管31の一側端面に三角形の糸挟着溝33
を刻設したり、あるいは一側端近傍の外周上にスロット
34を刻設して糸取りを容易に行なえるようにしてあ
る。
【0017】このように構成されたボビン主体1および
11は、分割体1a、1bおよび11a、11bを結合
、スリーブ32を嵌着して各種の捲装物を巻回するボ
ビンとして使用できる。また、このボビン主体1および
11の輸送時や保管時には、図10に示すように、分割
体1a、1bおよび11a、11bを2分割して半円筒
形部を下方にして積み上げれば、安定した状態で縦方向
に積み上げることができ、場所をとらず輸送費や保管費
が安くなる。このボビン主体1および11は外周面に接
目が現れるので、糸状の捲装には適さないが、紙、布、
紐等を捲装するのに使用できる。
【0018】なお、前述の実施の形態においては、いず
れも分割体が半円形の2個の場合で説明したが、必ずし
もこれに限定されるものでなく、本発明の目的を達成で
き、且つ発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更
が可能であることは当然である。
【0019】
【発明の効果】以上のように、本発明のボビン主体によ
れば、輸送時や保管時にボビン主体を複数個に分割して
小さくすることができ、従来空間容積が大きくて運搬輸
送に向かず、廃棄処分されていた大口径のボビン主体を
安価で輸送や保管ができると共に取り扱いやすくなって
再使用が有効となり、経済性に富み、資源の有効利用と
環境保全に役立つものである。
【0020】また、ボビン主体の外周面に合成樹脂製や
紙製のスリーブ嵌着し、該スリーブで一側端部または両
側端部を除いて被覆するか、あるいは全面を被覆してい
るので、ボビン主体の分離を防止することができると共
に、表面に接目が現れないので捲装物を安定した状態で
巻回でき、且つ捲装物を汚すことなく巻回できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のボビンの側面図である。
【図2】図1のボビンの分解図である。
【図3】図2の平面図である。
【図4】本発明の他の実施の形態のボビンの側面図であ
る。
【図5】図4のボビンの分解図である。
【図6】図5の平面図である。
【図7】別の例の平面図である。
【図8】スリーブを嵌着した状態のボビンの断面図であ
る。
【図9】図8の変形例のボビンの斜視図である。
【図10】ボビン分割後の積み上げ状態を示す側面図で
ある。
【符号の説明】
1,11 ボビン主体 1a,11a 一方の分割体 1b,11b 他方の分割体 2,12 接合対向面 3,13 凹部 4,14 凸部 32 スリーブ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個に分割された分割体の接合対向面
    に、互いに差し込み可能な凹部と凸部を設け、該凹部と
    凸部を嵌合させて分割体を結合させボビン主体を構成
    し、その外周面に合成樹脂製や紙製のスリーブを嵌着
    し、該スリ−ブで一側端部または両側端部を除いて被覆
    するか、あるいは全面を被覆してなるボビン。
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