JP2946015B2 - 安定な抗ウィルス点滴用注射剤 - Google Patents

安定な抗ウィルス点滴用注射剤

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、安定性に優れた新規な
抗ウィルス点滴用注射剤に関する
【0002】
【従来の技術】9−[(2−ヒドロキシエトキシ)メチ
ル]グアニン(以下、アシクロビルと いう)は、単純ヘ
ルペスウィルスおよび水痘・帯状庖疹ウィルスに起因す
る感染症、即ち免疫機能の低下した患者(悪性腫瘍・自
己免疫疾患等)に発症した単純庖疹・水痘・帯状庖疹、
脳炎・髄膜炎の治療剤として有効な薬物である。
【0003】しかしながら、アシクロビルは、水に溶け
にくく、結晶自体は比較的安定であるにも拘らず、溶液
の状態では、熱および酸に不安定である。さらに短時間
に結晶が析出してくるため、長期保存も困難である、と
いう欠点が知られている。
【0004】この対策として、バイアル(無色、ガラス
製)中で、アシクロビルおよび緩衝剤等の溶液を、真空
凍結乾燥し、窒素ガスでバイアル中の空気を置換後、密
栓をして製品とし、使用直前に適当な溶解剤を加えて注
射剤として利用する方法、薬効に影響を及ぼさない範囲
で、アシクロビルの構造の一部を変えて可溶性誘導体、
例えばモノホスフェート体に変えて液剤(眼科用溶液、
注射溶液)とする方法(特開昭53−108999)等
が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述の真空凍結乾燥す
る方法は優れた方法であり、また、製品として保存可能
である。しかし、真空凍結乾燥するための装置や設備が
必要であり、さらに、アシクロビルの溶液を製し、凍結
乾燥させるため、工程上時間も要することから多大の費
用を必要とする。また、使用する際には、事前に溶解剤
を添加する必要がある。誘導体化する方法もまた優れた
方法ではあるが、前者同様、装置や設備等で多大の費用
を必要とする。これらのことより、溶解操作なしのアシ
クロビルを用いた抗ウィルス注射剤が実用上望まれる。
【0006】そこで、本発明者らは、水溶液の状態で長
期にわたり安定でしかも、結晶析出がおこらない注射剤
の製法について鋭意研究を重ねた。通常注射剤の作製時
に用いられる種々の溶解剤、例えば水酸化ナトリウム、
プロピレングリコール等、また、抗酸化剤、例えばアス
コルビン酸等を常用量から常用量の数倍まで漸次増量し
て注射剤を製したが、一般的な保存条件(4、25およ
び40℃)において含量低下が認められるもの、大量に
結晶が析出するもの、着色がみられるもの等、商品性を
著しく損なう注射剤が大半であり、依然問題は解決され
なかった。
【0007】本発明は、上記のような従来技術の難点を
解消し、安定性に優れた新規な抗ウィルス点滴用注射剤
を提供することを目的としてなされた。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明が採用した安定な抗ウィルス点滴用注射剤の構
成は、9−[(2−ヒドロキシエトキシ)メチル]グア
ニン(アシクロビル)と安定化剤および/または抗酸化
剤とを、pHが10〜13の塩基性水溶液中に含有する
ことを特徴とするものである。
【0009】即ち、本発明者が研究を鋭意続行したとこ
、意外にも、第三物質を添加することによって、可溶
性錯塩、会合体または可溶性塩を生成させて溶解させる
方法が有効であることがわかった。さらなる研究の結
果、特定の安定化剤または抗酸化剤を常用量添加した
滴用注射剤を製したところ、一般的な保存条件において
6カ月後でも含量低下、結晶析出および着色が認められ
ず、さらに、両方を添加した点滴用注射剤においては、
100℃、30時間の苛酷な条件の下でも結果の向上が
確認できた。
【0010】また、この注射剤のpHについて観察する
と、pH9以下で明かにアシクロビル結晶が大量に析出
するが、上記注射剤を特定のpHに調節することにより
注射剤の安定性が格段に向上するという新知見が得られ
た。
【0011】本発明は、これらの新知見に基づき完成さ
れたもので、アシクロビルを真空凍結乾燥する方法およ
び可溶性誘導体に変える方法とは全く異なり、安定化剤
および抗酸化剤のうちの少なくとも一方とアシクロビル
をアルカリ水溶液に溶解し、特定のpHに調節すること
によって得られる安定な抗ウィルス点滴用注射剤であ
【0012】さらに、本発明によればアシクロビルを真
空凍結乾燥および誘導体化する工程が不要であることか
ら、そのための装置や設備も不要である。また、使用に
際しても、真空凍結乾燥品のように、溶解剤、例えば蒸
留水、生理食塩水等を添加して溶解する必要もなく、取
扱いが容易である。
【0013】以下に本発明を詳細に説明する。
【0014】本発明は上記の通り抗ウィルス点滴用注射
剤に関するものであり、これは生体に直接投与する剤で
はなく、例えば点滴をしている輸液等の瓶内に注入し、
間接的に生体に投与するためのものである。
【0015】本発明の抗ウィルス点滴用注射剤における
主剤は、式
【化1】 で表される9−[(2−ヒドロキシエトキシ)メチル]
グアニン、すなわち、アシグロビルである。
【0016】本発明の抗ウィルス点滴用注射剤における
アシクロビルの濃度としては、0.1〜10%W/V、
好ましくは0.1〜5%W/V、特に好ましくは0.1
〜2.5%W/Vである。
【0017】本発明の抗ウィルス点滴用注射剤は、上記
アシクロビルに加え、安定化剤およ び抗酸化剤のうちの
少なくとも一方を含有する。
【0018】安定化剤とは、一般に医薬品は製剤化され
ると不安定になり、変質するものが多く、製剤を保存す
る際、自然に起こる化学変化や状態の変化、変質を防ぐ
ために加える物質をいう。
【0019】安定化剤である芳香族カルボン酸として
は、安息香酸もしくはそのアルカリ金属塩等が好まし
く、脂肪族カルボン酸としては、好ましくはC6〜12
脂肪族カルボン酸もしくはそのアルカリ金属塩、特に
好ましくはカプリル酸ナトリウム、オキシカルボン酸と
しては、サリチル酸、クエン酸もしくはそれらのアルカ
リ金属塩等が好ましく、キレート剤としては、好ましく
はポリアミノカルボン酸類、特に好ましくは、エチレン
ジアミン四酢酸およびその金属塩である。
【0020】抗酸化剤とは、光や熱等の条件下における
酸素の作用(自動酸化)を防止または抑制する性質を持
つ物質をいう。
【0021】抗酸化剤である亜硫酸塩としては、好まし
くは亜硫酸水素塩、特に好ましくは亜硫酸水素ナトリウ
ム、オキシカルボン酸またはそのアルカリ金属塩として
は、好ましくは塩基性酸のアルカリ金属塩、特に好まし
くはクエン酸ナトリウムである。
【0022】なお、本発明における安定化剤および抗酸
化剤の添加量としては、すでに述べたように常用量で良
いが、いずれも例えば0.1%W/V以上であることが
好ましい。
【0023】また、本発明の抗ウィルス点滴用注射剤の
pHは、10〜13の範囲にある必要があり、pHをこ
の範囲とすることにより安定な抗ウィルス点滴用注射剤
とすることができる。尚、特に好ましいpHは、11〜
12である
【0024】上記のように構成される本発明の抗ウィル
ス点滴用注射剤は、アシクロビルの塩基性水溶液におい
て、上記安定化剤および抗酸化剤のうちの少なくとも一
方を添加し、塩基性水溶液のpHを10〜13に調節
し、常法により点滴用注射剤とすることにより製造し得
【0025】
【作用】本発明の抗ウィルス点滴用注射剤におけるアシ
クロビルの分解および結晶化がどのようにして防止され
るのかは必ずしも明確ではないが、特定のpHで第三物
質を添加することにより、可溶性錯塩もしくは会合体を
生成、または複分解により可溶性塩を形成し、これが安
定化に寄与していることは推測できる。本発明によって
得られた注射剤は、温度および光に対する安定性に優れ
ている。
【0026】
【実施例】以下実施例をあげて説明するが、本発明はこ
れらに限定されるものではない。
【0027】安定性試験としては、冷蔵庫内保存を想定
した4℃および日常温度における保存を想定した25℃
について最長6カ月間、試験を行った。また、夏場の保
存を想定した40℃、6カ月間の保存試験も行い、医薬
品として要求される安定性を確認した。さらに参考まで
に、通常では想定し難い苛酷な条件下での安定性を観察
するため、100℃、30時間での熱に対する苛酷試験
を、直射日光、30時間の光に対する苛酷試験をあわせ
て行った。
【0028】実施例1
【0029】安息香酸ナトリウム30mgを0.5N水
酸化ナトリウム水溶液2.5mlに溶解した後、アシク
ロビル250mgを加えて溶解した。この液に、0.5
N塩酸水溶液を少量ずつ加えて、pHを11.0に調節
し、蒸留水を加えて10mlとした。この液を孔径約
0.4μmのメンブランフィルターを用いてろ過し、ろ
液を10mlアンプル(無色、ガラス製)に入れ、窒素
ガスでアンプル中の空気を置換後、熔閉して、注射剤を
製した。
【0030】作製直後のアシクロビル含量を100%と
した各種安定性試験の結果を表1に示した。
【0031】
【表1】
【0032】作製した注射剤は、微黄色澄明の液で、
4、25および40℃の各条件下で6カ月間俣存して
も、いずれも性状の変化、含量低下は認められず、後述
する比較用注射剤と比して著しく優れたものであった。
また参考までに行った苛酷試験においては、100℃、
30時間で着色および若干の含量低下(4.2%)が認
められたものの、製品価値を著しく損なうものではなか
った。
【0033】実施例2
【0034】エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム10
mgを0.5N水酸化ナトリウム水溶液2.5mlに溶
解した後、アシクロビル250mgを加えて溶解した。
この液に、0.5N塩酸水溶液を少量ずつ加えて、pH
を11.0に調節し、蒸留水を加えて10mlとした。
この液を孔径約0.4μmのメンブランフィルターを用
いてろ過し、ろ液を10mlアンプル(無色、ガラス
製)に入れ、窒素ガスでアンプル中の空気を置換後、熔
閉して、注射剤を製した。
【0035】作製直後のアシクロビル含量を100%と
した各種安定性試験の結果を表2に示した。
【0036】
【表2】
【0037】作製した注射剤は、微黄色澄明の液で、
4、25および40℃の各条件下で6カ月間保存して
も、いずれも性状の変化、含量低下は認められず、比較
用注射剤と比して著しく優れたものであった。また参考
までに行った苛酷試験においては、100℃、30時間
で着色および若干の含量低下(4.9%)が認められた
ものの、製品価値を著しく損なうものではなかった。
【0038】実施例3
【0039】クエン酸ナトリウム10mgを0.5N水
酸化ナトリウム水溶液2.5mlに溶解した後、アシク
ロビル250mgを加えて溶解した。この液に、1.0
N塩酸水溶液を少量ずつ加えて、pHを11.0に調節
し、蒸留水を加えて10mlとした。この液を孔径約
0.4μmのメンブランフィルターを用いてろ過し、ろ
液を10mlアンプル(無色、ガラス製)に入れ、窒素
ガスでアンプル中の空気を置換後、熔閉して、注射剤を
製した。
【0040】作製直後のアシクロビル含量を100%と
した各種安定性試験の結果を表3に示した。
【0041】
【表3】
【0042】作製した注射剤は、微黄色澄明の液で、
4、25および40℃の各条件下で6カ月間保存して
も、いずれも性状の変化、含量低下は認められず、比較
用注射剤と比して著しく優れたものであった。また参考
までに行った苛酷試験においては、100℃、30時間
で着色および若干の含量低下(4.8%)が認められた
ものの、製品価値を著しく損なうものではなかった。
【0043】実施例4
【0044】亜硫酸水素ナトリウム50mgを0.5N
水酸化ナトリウム水溶液2.5mlに溶解した後、アシ
クロビル250mgを加えて溶解した。この液に、0.
5N塩酸水溶液または0.5N水酸化ナトリウム水溶液
を少量ずつ加えて、pHを11.0に調節し、蒸留水を
加えて10mlとした。この液を孔径約0.4μmのメ
ンブランフィルターを用いてろ過し、ろ液を10mlア
ンプル(無色、ガラス製)に入れ、窒素ガスでアンプル
中の空気を置換後、熔閉して、注射剤を製した。
【0045】作製直後のアシクロビル含量を100%と
した各種安定性試験の結果を表4に示した。
【0046】
【表4】
【0047】作製した注射剤は、無色澄明の液で、4、
25および40℃の各条件下で6カ月間保存しても、い
ずれも性状の変化、含量低下は認められず、比較用注射
剤と比して著しく優れたものであった。また参考までに
行った苛酷試験においては、100℃、30時間で若干
の含量低下(4.3%)が認められたものの、製品価値
を著しく損なうものではなかった。
【0048】実施例5
【0049】エチレンジアミン四酢酸10mgおよび亜
硫酸水素ナトリウム10mgを0.5N水酸化ナトリウ
ム水溶液2.5mlに溶解した後、アシクロビル250
mgを加えて溶解した。この液に、0.5N塩酸水溶液
または0.5N水酸化ナトリウム水溶液を少量ずつ加え
て、pHを11.0に調節し、蒸留水を加えて10ml
とした。この液を孔径約0.4μmのメンブランフィル
ターを用いてろ過し、ろ液を10mlアンプル(無色、
ガラス製)に入れ、窒素ガスでアンプル中の空気を置換
後、熔閉して、注射剤を製した。
【0050】作製直後のアシクロビル含量を100%と
した各種安定性試験の結果を表5に示した。
【0051】
【表5】
【0052】作製した注射剤は、無色澄明の液で、4、
25および40℃の各条件下で6カ月間保存しても、い
ずれも性状の変化、含量低下は認められず、比較用注射
剤と比して著しく優れたものであった。また参考までに
行った苛酷試験においても、性状の変化、含量低下は認
められなかった。
【0053】比較例
【0054】アシクロビル250mgを0.5N水酸化
ナトリウム水溶液2.5mlに溶解した後、0.5N塩
酸水溶液を少量ずつ加えて、pHを11.5(11.0
ではアシクロビル不溶)に調節し、蒸留水を加えて10
mlとした。この液を孔径約0.4μmのメンブランフ
ィルターを用いてろ過し、ろ液を10mlアンプル(無
色、ガラス製)に入れ、窒素ガスでアンプル中の空気を
置換後、熔閉して、比較用注射剤を製した。
【0055】この比較用注射剤では、液のpHが11.
0(後の実施例では全てpH11.0)ではアシクロビ
ルは完全には溶解せず、懸濁液状になった。この為、注
射剤のpHを11.5とし、完全に溶解したものを比較
用注射剤とした。
【0056】作製した注射剤は、微黄色澄明の液で、安
定化剤および抗酸化剤が添加されていないため、4、2
5および40℃において結晶の析出や着色が認められ、
製品としての品質が保持できないものであった。また、
100℃、30時間の苛酷試験においては、アシクロビ
ルの含量低下(約20%)も認められた。
【0057】
【表6】
【0058】実施例1〜5および比較例の結果より、安
定化剤もしくは抗酸化剤のいずれか一方を用いた注射剤
においては、一般的な保存条件下で長期安定が確認で
き、製品としての価値が十分期待できるものであった。
【0059】また、安定化剤および抗酸化剤の両方とも
添加した注射剤においては、いずれか一方しか添加しな
い注射剤と比して、一般的な保存条件下における安定性
は変わらないが、苛酷な条件下(苛酷試験)において
は、残存率の向上が認められた。
【0060】以上より、本発明は、比較用注射剤よりも
明らかにアシクロビルの含量低下および結晶化を抑制
し、さらに注射剤を製するための特別な装置や設備等も
不要であるため、通常の製剤方法により低コストで、か
つ作業上の煩雑さもなく比較的容易に抗ウィルス点滴用
注射剤を製することができた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 昌次 福井県坂井郡金津町六日6号35番地 小 林化工株式会社内 (72)発明者 東 ゆかり 福井県坂井郡金津町六日6号35番地 小 林化工株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−44333(JP,A) 特開 平2−124822(JP,A) 特公 昭46−40350(JP,B1) DRUG DEVELOPMENT AND INDUSTRIAL PHA RMCY,16(10)p.1687−1695 「第十二改正 日本薬局方解説書 通 則 製剤総則 一般試験法」(1991) 東京広川書店 p.A−120,127−9 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61K 31/52 A61K 9/08 A61K 47/12 CA(STN)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 9−[(2−ヒドロキシエトキシ)メチ
    ル]グアニン(アシクロビル)と安定化剤とを、pHが
    10〜13の塩基性水溶液中に含有することを特徴とす
    る安定な抗ウィルス点滴用注射剤
  2. 【請求項2】 9−[(2−ヒドロキシエトキシ)メチ
    ル]グアニン(アシクロビル)と抗酸化剤とを、pHが
    10〜13の塩基性水溶液中に含有することを特徴とす
    る安定な抗ウィルス点滴用注射剤
  3. 【請求項3】 9−[(2−ヒドロキシエトキシ)メチ
    ル]グアニン(アシクロビル)と安定化剤および抗酸化
    剤とを、pHが10〜13の塩基性水溶液中に含有する
    ことを特徴とする安定な抗ウィルス点滴用注射剤
  4. 【請求項4】 9−[(2−ヒドロキシエトキシ)メチ
    ル]グアニン(アシクロビルの濃度が0.1〜10%
    W/Vである請求項1、2または3に記載の抗ウィルス
    点滴用注射剤
  5. 【請求項5】 安定化剤、芳香族カルボン酸、脂肪族
    カルボン酸、オキシカルボン酸、キレート剤およびそれ
    らのアルカリ金属塩より選ばれる1種、または2種以上
    の混合物である請求項1または3に記載の抗ウィルス点
    滴用注射剤
  6. 【請求項6】 抗酸化剤が、亜硫酸塩、オキシカルボン
    酸およびオキシカルボン酸のアルカリ金属塩より選ばれ
    る1種、または2種以上の混合物である請求項2または
    3に記載の抗ウィルス点滴用注射剤
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AU770376B2 (en) * 1999-09-29 2004-02-19 Procter & Gamble Company, The Compositions having improved stability

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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「第十二改正 日本薬局方解説書 通則 製剤総則 一般試験法」(1991)東京広川書店 p.A−120,127−9
DRUG DEVELOPMENT AND INDUSTRIAL PHARMCY,16(10)p.1687−1695

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