JP2945979B2 - プリント基板穴明機、及びプリント基板穴明機のドリル自動交換装置 - Google Patents

プリント基板穴明機、及びプリント基板穴明機のドリル自動交換装置

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JP2945979B2
JP2945979B2 JP23023290A JP23023290A JP2945979B2 JP 2945979 B2 JP2945979 B2 JP 2945979B2 JP 23023290 A JP23023290 A JP 23023290A JP 23023290 A JP23023290 A JP 23023290A JP 2945979 B2 JP2945979 B2 JP 2945979B2
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drilling machine
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、プリント基板穴明機に係り、特に、ドリル
の交換時間を短縮し、穴明け加工の稼動率を向上させる
ことのできるプリント基板穴明機、及びプリント基板穴
明機のドリル自動交換装置に関する。
【従来の技術】
プリント基板穴明機においては、プリント基板を載置
するテーブル上に、複数のドリルを保持したカセットを
配置し、ドリルを交換しながら穴明けを行っている。 このようなプリント基板穴明機を長時間無人運転する
ためには、穴明けに必要な多種多量のドリルを供給して
おくことが必要になる。 このため、近年では、100本のドリルを10mm間隔で配
置したカセットを複数個テーブルに配置するようにした
ものが提案されている。 このようなカセットにおいては、隣接するドリルの間
隔が狭いため、プリント基板穴明機のスピンドルで直接
ドリルを交換できない。このため、カセットの隣に、ス
ピンドルからドリルを受け取る返却ポストと、スピンド
ルに渡すドリルを保持する供給ポストを備えた受け渡し
ステーションを設け、スピンドルに、カセットと受け渡
しステーションとの間のドリルの受け渡しを行うドリル
チャックを付設し、受け渡しステーションを介してドリ
ルの受け渡しを行っている。
【発明が解決しようとする課題】
受け渡しステーションを介してドリルの受け渡しを行
う場合には、 ドリルチャックによってドリルカセットから次に使用
するドリルを供給ポストに移す。 スピンドルに保持されているドリルを返却ポストに戻
す。 供給ポストに支持されているドリルをスピンドルに装
着する。 ドリルチャックにより、返却ポストに支持されている
ドリルをカセットに戻す。 4つの工程が必要になる。 このため、ドリルの交換指令を受けてからドリルの交
換が完了するまでの時間が長くなり、プリント基板穴明
機の稼動効率を低下させる原因になっている。 本願第1の発明は、ドリルの交換時間を短縮して稼動
効率を向上させることのできるプリント基板穴明機を提
供することを目的としている。 本願第2の発明は、ドリルの交換時間を短縮して稼動
効率を向上させることのできるプリント基板穴明機のド
リル自動交換装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のプリント基板穴
明機においては、複数のドリルを収納したカセット及び
ドリルの受け渡しを行う受け渡しステーションからなる
マガジンとプリント基板を載置し、X方向に移動可能な
テーブルと、このテーブルを跨ぐように配置された門形
のコラムに、Y方向及びZ方向に移動可能に支持された
スピンドルとを備えたプリント基板穴明機において、前
記テーブルに、前記マガジンを跨ぐようにX方向に移動
可能に支持された門形のアームと、このアームに、Y方
向及びZ方向に移動可能に支持されたドリルチャックを
設け、このドリルチャックを前記スピンドルとは別に、
独立して駆動制御するようにしたものである。 上記目的を達成するために、本発明のプリント基板穴
明機のドリル自動交換装置においては、プリント基板穴
明機のテーブルに着脱自在で、複数のドリルを収納した
カセット及びドリルの受け渡しを行う受け渡しステーシ
ョンからなり、X方向に移動可能なマガジンと、前記マ
ガジンを跨ぐようにX方向に移動可能に支持された門形
のアームと、このアームに、Y方向及びZ方向に移動可
能に支持されたドリルチャックとをプリント基板穴明機
のテーブルから独立して設けたものである。 そして、プリント基板穴明機のテーブルと、マガジン
の着脱を行う連結器を、テーブル側に設けたものであ
る。 さらに、受け渡しステーションをマガジンに移動可能
に設け、ドリル交換時に、受け渡しステーションのみを
テーブルと結合するようにしたものである。 また、予め設定されているドリルの寿命データと、カ
ウントされた穴明け数とによって、加工中に次のドリル
との交換時期を予知するドリル寿命判定機能を設け、予
知されたドリル交換時期に合わせて供給ポストに次のド
リルを供給するようにしたものである。
【作用】
複数のドリルを収納したカセット及びドリルの受け渡
しを行う受け渡しステーションからなるマガジンとプリ
ント基板を載置し、X方向に移動可能なテーブルと、こ
のテーブルを跨ぐように配置された門形のコラムに、Y
方向及びZ方向に移動可能に支持されたスピンドルとを
備えたプリント基板穴明機のテーブルに、マガジンを跨
ぐようにX方向に移動可能に支持された門形のアーム
と、このアームに、Y方向及びZ方向に移動可能に支持
されたドリルチャックを設け、このドリルチャックを前
記スピンドルとは別に、独立して駆動制御するようにし
てあるため、ドリルの交換時間を短縮し、穴明け加工の
稼動率を向上させることができる。 また、プリント基板穴明機のテーブルに着脱自在で、
複数のドリルを収納したカセット及びドリルの受け渡し
を行う受け渡しステーションからなり、X方向に移動可
能なマガジンと、前記マガジンを跨ぐようにX方向に移
動可能に支持された門形のアームと、このアームに、Y
方向及びZ方向に移動可能に支持されたドリルチャック
とをプリント基板穴明機のテーブルから独立して設けて
あるため、独立して駆動制御するようにしてあるため、
ドリルの交換時間を短縮し、穴明け加工の稼動率を向上
させることができる。 そして、プリント基板穴明機のテーブルと、マガジン
の着脱を行う連結器を、テーブル側に設けてあるため、
プリント基板穴明機のテーブルとドリルマガジンとの位
置決めを容易に行うことができる。 さらに、受け渡しステーションをマガジンに移動可能
に設け、ドリル交換時に、受け渡しステーションのみを
テーブルと結合するようにしてあるため、プリント基板
穴明機のテーブルとドリルマガジンとの位置決めを容易
に行うことができる。 また、予め設定されているドリルの寿命データと、カ
ウントされた穴明け数とによって、加工中に次のドリル
との交換時期を予知するドリル寿命判定機能を設け、予
知されたドリル交換時期に合わせて供給ポストに次のド
リルを供給するようにしてあるため、スピンドルによる
ドリルの交換工程を少なくすることができ、新旧のドリ
ル交換時間を短くし、穴明け加工の稼動効率を向上させ
ることができる。
【実施例】
以下、本発明の実施例について説明する。 《第1の発明》 第1実施例 第1図には、本願第1の発明に係るプリント基板穴明
機の第1実施例が示されている。 図において、1は、プリント基板穴明機で、2は、テ
ーブルである。このテーブル2は、図示されていない駆
動用モータによってX軸方向に移動できるようになって
いる。 3は、テーブル2の上に載置された穴明け加工の行わ
れるプリント基板である。 4は、テーブル2の上に設けられるマガジンで、5
は、マガジン4に収納されるカセットで、複数のドリル
を格子状に配列したものである。このカセット5は、マ
ガジン4に複数個(本実施例では、3個)収納されてい
る。 6は、マガジン4に収納される受け渡しステーション
で、この受け渡しステーション6は、新たに供給する未
使用ドリルを一時保持しておく供給ポスト7と、使用済
みのドリルを一時収納しておく返却ポスト8とによって
構成されている。この受け渡しステーション6には、供
給ポスト7と返却ポスト8がそれぞれ1個ずつ設けられ
ている。 9は、テーブル2を跨ぐように設けられる門形のコラ
ムで、このコラム9はテーブル2を移動可能に載置する
ベッド(図示されていない)に固定されている。 9aは、スライダでコラム9にY軸方向に移動可能に支
持されている。 11は、サドルで、スライダ9aにZ軸方向に移動可能に
支持されている。 10は、スピンドルで、サドル11に取付けられている。
このスピンドル10には、ドリルを保持するためのチャッ
クが設けられている。そして、テーブル2のX軸方向の
移動と、スライダ9aおよびサドル11のY軸方向・Z軸方
向の移動により、受け渡しステーション6に設けられた
供給ポスト7および返却ポスト8との間でドリルを脱着
できるように構成されている。 12は、マガジン4の上を跨ぐようにしてテーブル2に
支持された門形のコラムで、このコラム12は駆動用モー
タ13によってX軸方向に移動できるように構成されてい
る。 14は、ドリルチャックで、コラム12に図示しない駆動
用モータによってY軸方向およびZ軸方向に移動できる
ように構成されている。このドリルチャック14は、スピ
ンドル10の駆動とは別個に駆動され、テーブル2上に設
けられているカセット5からドリルを取り出し供給ポス
ト7に一時保持させる。このドリルを供給ポスト7にセ
ットすると、ドリルチャック14は、返却ポスト8に収納
されている使用済ドリルを把持し、カセット5の所定の
位置に戻す動作を行う。 次に、本実施例の作用について説明する。 まず、スピンドル10に把持されているドリルによって
プリント基板3に穴明け加工している間に、ドリルチャ
ック14をスピンドル10の駆動とは別個に駆動しカセット
5から次に使用するドリルを取り出し供給ポスト7に一
時保持させる。ついで、ドリルチャック14は、返却ポス
ト8の上まで移動していき、返却ポスト8に収納されて
いる使用済ドリルを把持し、カセット5の所定の位置に
戻した後、駆動用モータ13によりX軸方向に移動してマ
ガジン4上から離れ待機する。 一方、スピンドル10は、工具交換指令を受けるまで、
同じドリルでプリント基板3の穴明け加工を行う。 そして、工具交換指令を受けると、スピンドル10は、
把持しているドリルを受渡ステーション6の返却ポスト
8に返却する。ドリルを返却したスピンドル10は、供給
ポスト7に収納されているドリルを把持し、再びプリン
ト基板3の穴明け加工を行う。 したがって、本実施例によれば、ドリルカセット5と
受渡ステーション6の間の受渡を、スピンドル10の穴開
け加工中に行うようにしたので、スピンドル10に対する
新旧のドリル交換時間を短縮し、穴明け加工の稼動効率
を向上させることができる。 第2実施例 第2図には、本願第1の発明に係るプリント基板穴明
機の第2実施例が示されている。 図において、本実施例が第1図図示第1実施例と異な
る点は、第1図図示第1実施例がマガジン4に収納され
る受け渡しステーション6に設けられる供給ポスト7と
返却ポスト8をそれぞれ1個ずつ設けているのに対し、
本実施例は、マガジン4に収納される受け渡しステーシ
ョン15に設けられる供給ポスト16と返却ポスト17を複数
個ずつ(本実施例では、3個ずつ)設けている点であ
る。 他は、第1図図示第1実施例と同一である。 《第2の発明》 第1実施例 第3図には、本願第2の発明に係るプリント基板穴明
機のドリル自動交換装置の第1実施例が示されている。 図において、20は、プリント基板穴明機で、21は、テ
ーブルである。このテーブル21は、図示されていない駆
動用モータによってX軸方向に移動できるようになって
いる。 22は、テーブル21の上に載置され穴明け加工の行われ
るプリント基板である。 23は、プリント基板穴明機のドリル自動交換装置であ
る。 24は、テーブル21とは分離独立して設けられるマガジ
ンで、例えば、図示しない移動テーブルの上に載置され
ている。 25は、マガジン24に収納されるカセットで、複数のド
リルを格子状に配列したものである。このカセット25
は、マガジン24に複数個(本実施例では、3個)収納さ
れている。 26は、マガジン24に収納される受け渡しステーション
で、この受け渡しステーション26は、新たに供給する未
使用ドリルを一時保持しておく供給ポスト27と、使用済
みのドリルを一時収納しておく返却ポスト28とによって
構成されている。この受け渡しステーション26には、供
給ポスト27と返却ポスト28がそれぞれ1個ずつ設けられ
ている。 29は、ドリルチャックで、このドリルチャック29は図
示していないが、マガジン24のカセット25、受け渡しス
テーションとの位置決めを行うことができ、ドリルチャ
ック29をX軸方向・Y軸方向・Z軸方向に移動可能なア
ーム等に固定されている。 30は、テーブル21を跨ぐように設けられる門形のコラ
ムで、このコラム30はテーブル21を移動可能に載置する
ベッド(図示されていない)に固定されている。 30aは、スライダでコラム30にY軸方向に移動可能に
支持されている。 32は、サドルで、スライダ30aにZ軸方向に移動可能
に支持されている。 31は、スピンドルで、サドル32に取付けられている。
このスピンドル31には、ドリルを保持するためのチャッ
クが設けられている。そして、テーブルのX軸方向の移
動と、スライダ30aおよびサドル32のY軸方向・Z軸方
向の移動により、受け渡しステーション26に設けられた
供給ポスト27および返却ポスト28との間でドリルを脱着
できるように構成されている。 33は、連結器で、スピンドル31のドリルに交換する必
要性が生じた場合にマガジン24を第3図図示矢印Aに示
す如くプリント基板穴明機20のテーブル21に当接するよ
うに引き寄せるためのものである。この連結器33は、伸
縮性のアームによって構成されており、ドリル交換時に
伸長してマガジン24の下部に係合し、縮小してマガジン
24を引き寄せてプリント基板穴明機20のテーブル21の所
定の位置に当接させる。この連結器33は、スピンドル31
のドリル交換毎に、マガジン24をテーブル21に引き寄せ
るように構成されている。 なお、ドリルチャック29は、スピンドル31の駆動とは
別個独立に駆動するが、スピンドル31がドリルを交換す
る必要が生じた場合にマガジン24をテーブル21に引き寄
せて隣接させるので、スピンドル31の駆動と相関して駆
動制御される。そして、このドリルチャック29は、複数
のドリル格子状配列したカセット25の上まで移動し、カ
セット25から次に使用するドリルを取り出し供給ポスト
27に一時保持させる。このドリルを供給ポスト27にセッ
トすると、ドリルチャック29は、返却ポスト28の上まで
移動していき、返却ポスト28に収納されている使用済ド
リルを把持し、カセット25の上まで移動して、カセット
25の所定の位置に戻す動作を行う。 次に、本実施例の作用について説明する。 まず、スピンドル31に把持されているドリルによって
プリント基板22に穴明け加工している間に、ドリルチャ
ック29によって、カセット25から次に使用するドリルを
取り出し供給ポスト27に一時保持させる。ついで、ドリ
ルチャック29は、返却ポスト28に収納されている使用済
ドリルを把持し、カセット25の所定の位置に戻す。そし
て、工具交換指令が出されると、連結器33によってマガ
ジン24を移動させ、テーブル21の所定の位置に当接させ
る。 一方、スピンドル31は、把持しているドリルを返却ポ
スト28に返却する。使用済ドリルを離したスピンドル31
は、供給ポスト27に収納されているドリルを把持し、再
びプリント基板22の穴明け加工を行う。同時に、連結器
33によってマガジン24をプリント基板穴明機20のテーブ
ル21から引き離す。 したがって、本実施例によれば、ドリルカセット25と
受渡ステーション26の間の受渡を、スピンドル31の穴明
け加工中に行うようにしたので、スピンドル31に対する
新旧のドリル交換時間を短縮し、穴明け加工の稼動効率
を向上させることができる。 また、本実施例によれば、複数の未使用のドリルを配
列したマガジンと、ドリルの受け渡しを行う受け渡しス
テーションをマガジン内に収納し、プリント基板穴明機
のテーブルから独立して設けているため、使用済ドリル
によって満たされたマガジンを未使用のドリルによって
満たされたマガジンとスピンドルによるプリント基板の
穴明け加工中であっても容易に交換することができる。 なお、本実施例においては、マガジン24をプリント基
板穴明機20のテーブル21の所定の位置に当接させる手段
として、連結器33を用いているが、このマガジン24の移
動手段は、マガジン24を載置するテーブル(図示されて
いない)に取付けられプリント基板穴明機20のスピンド
ル31のドリル交換に同期してマガジン24をテーブル21に
押し付けるように動作するものであっても良い。 このようにすることにより、プリント基板穴明機とは
別個に製造することができ、従来のプリント基板穴明機
も取り付けができ、汎用性を持たせることができる。 第2実施例 第4図には、本願第2の発明に係るプリント基板穴明
機の第2実施例が示されている。 図において、本実施例が第3図図示第1実施例と異な
る点は、第3図図示第1実施例がマガジン24に収納され
る受け渡しステーションに設けられる供給ポスト27と返
却ポスト28をそれぞれ1個ずつ設けているのに対し、本
実施例は、マガジン24に収納される受け渡しステーシン
35に設けられる供給ポスト36と返却ポスト37を複数個ず
つ(本実施例では、3個ずつ)設けている点である。 他は、第3図図示第1実施例と同一である。 《第3の発明》 第1実施例 第5図には、本願第3の発明に係るプリント基板穴明
機のドリル自動変換装置の第1実施例が示されている。 図において、本願第3の発明が第3図図示本願第2の
発明と異なる点は、第3図図示本願第2の発明がカセッ
ト25と受け渡しステーション26とを1つのマガジン24に
収納しているのに対し、本願第3の発明が複数個のカセ
ット45を収納するマガジン44と、受け渡しステーション
46とを別個独立して設けている点である。 他は、第3図図示本願第2の発明と同様である。 すなわち、40はプリント基板穴明機、41はテーブル、
42はプリント基板である。 43はプリント基板穴明機のドリル自動交換装置で、44
は、テーブル41とは分離独立して設けられるマガジン
で、例えば、図示しない移動テーブルの上に載置されて
いる。 45は、マガジン44に収納されるカセットで、複数のド
リルを格子状に配列したものである。このカセット45
は、マガジン44に複数個(本実施例では、3個)収納さ
れている。 46は、マガジン44とは分離独立して設けられる受け渡
しステーションで、例えば、図示しない移動テーブルの
上に載置されている。この受け渡しステーション46は、
新たに供給する未使用ドリルを一時保持しておく供給ポ
スト47と、使用済みのドリルを一時収納しておく返却ポ
スト48とによって構成されている。この受け渡しステー
ション46には、供給ポスト47と返却ポスト48がそれぞれ
1個ずつ設けられている。 49はドリルチャック、50は門形のコラム、51はスピン
ドル、52は連結器である。この連結器52は、受け渡しス
テーション46のみを第5図図示矢印Bに示す如くプリン
ト基板穴明機40のテーブル41に当接するように引き寄せ
るためのものである。 本実施例の作用も第3図図示本願第2の発明と同様で
ある。異なる点は、スピンドルによるドリル交換に当た
っては、連結器52によって、受け渡しステーション46の
みをプリント基板穴明機40のテーブル41に引き寄せて行
う点である。 なお、本実施例においては、受け渡しステーション46
をプリント基板穴明機40のテーブル41の所定の位置に当
接させ手段として、連結器52を用いているが、この受け
渡しステーション46の移動手段は、受け渡しステーショ
ン46を載置するテーブル(図示されていない)に取付け
られプリント基板穴明機40のスピンドル51のドリル交換
に同期して受け渡しステーション46をテーブル41に押し
付けるように動作するものであっても良い。 このようにすることにより、プリント基板穴明機とは
別個に製造することができ、従来のプリント基板穴明機
にも取り付けができ、汎用性を持たせることができる。 第2実施例 第6図には、本願第3の発明に係るプリント基板穴明
機の第2実施例が示されている。 図において、本実施例が第5図図示第1実施例と異な
る点は、第5図図示第1実施例が受け渡しステーション
46に設けられる供給ポスト47と返却ポスト48をそれぞれ
1個ずつ設けているのに対し、本実施例は、受け渡しス
テーション55に設けられる供給ポスト56と返却ポスト57
を複数個ずつ(本実施例では、3個ずつ)設けている点
である。 他は、第5図図示第1実施例と同一である。 《第4の発明》 第7図には、本願第4の発明に係るプリント基板穴明
機のドリル自動工具交換装置の一実施例が示されてい
る。 図において、100は、プリント基板穴明機のNC制御部
で、プリント基板穴明機におけるスピンドルに把持され
たドリルによってプリント基板に穴明け加工を行う場合
の加工穴の位置制御、穴径の制御、使用ドリルの選択制
御等の制御を司るものである。 110は、数KBから数百KBのバッファメモリであるが、
バッファメモリ110内にNCプログラムが格納されてい
る。 120は、演算部で、バッファメモリ110内に格納されて
いるNCプログラムを実行するもので、加工処理部と、工
具交換処理部とがある。NCプログラムには、ドリル(工
具)の種類を意味するT命令と穴明け位置を指示する命
令があり、演算部120においては穴明けを実行すると共
に穴明け加工数をカウントして行く。この穴明け加工数
のカウントは、ドリルの寿命を決定する上で必要とな
る。 130は、工具管理データ処理部で、この工具管理デー
タ処理部130には、予めドリルの寿命(穴明け加工の可
能穴明け数)及びマガジンのどのポストに、どの種類の
ドリルがセットしてあるかを設定しておく。また、この
工具管理データ処理部130においては、スピンドルに把
持されたドリルによって実行されている穴明け加工によ
って明けた穴数をカウントし、このカウント値をドリル
自動工具交換装置のドリルチャックを制御するNC制御部
300のドリル寿命判定部320に送出する。 200は、位置決め処理部で、NCプログラムに基づいて
プリント基板の穴明け加工する穴位置をX軸モータ、Y
軸モータ、Z軸モータを制御して決定するものである。 300は、プリント基板穴明機のテーブルから独立して
設けたマガジンの上方に設けられているドリル自動工具
交換装置のドリルチャックを制御するNC制御部で、ドリ
ル自動工具交換装置におけるドリルチャックによって把
持されるドリルの取り出し、収納する際の位置制御を司
るものである。 310は、ドリル自動工具交換装置のバッファメモリで
あり、数KBから数百KBの容量を有している。このバッフ
ァメモリ310は、プリント基板穴明機のバッファメモリ1
10内に格納されているNCプログラムを読み込むように構
成されている。 320は、ドリル寿命判定部で、バッファメモリ310内に
格納されているNCプログラムに基づき現在使用している
ドリルの寿命を判定するもので、工具管理データ処理部
130から送出されてくる1つのドリルによっ明けた穴数
のカウント値と、工具管理データ処理部130に予め設定
された使用ドリルの寿命値(穴明け加工の可能穴明け
数)とを比較して使用しているドリルの寿命を判定する
ものである。 330は、T命令判別部で、指定ドリルの種類(ドリル
径の大きさを指定したもの)を判別するものである。こ
のT命令は、ドリル(工具)の種類(径の大きさ)を指
定するものである。 340は、ドリル選定部で、工具管理データ処理部130か
らのマガジンのカセットの割り付け信号に基づき、ドリ
ル寿命判定部320からのドリル寿命の判定があると共
に、T命令判別部330からのドリル種類(径の大きさ)
の指定に基づいて、次に使用するドリルを選定するもの
である。 400は、ドリル交換処理部で、ドリルの交換作業を処
理するものである。すなわち、ドリル選定部340におけ
る次使用のドリルの選定が行われると、返却ポストに収
納されている使用済ドリルの上の位置にドリルチャック
をX軸モータ、Y軸モータ、Z軸モータを駆動して移動
していき、この使用済ドリルを把持せしめ、この使用済
ドリルを使用済ドリルの収納されていたカセットの位置
に収納する。さらに、ドリルチャックを次使用のドリル
が収納されているカセットの位置にX軸モータ、Y軸モ
ータ、Z軸モータを駆動して移動し、次使用ドリルを把
持し、供給ポストに搬送収納する。 このように本実施例は、ドリル自動工具交換装置にバ
ッファメモリ310と、ドリル寿命判定部320と、T命令判
別部330とを付加し、プリント基板穴明機の穴明けのNC
プログラムを先読みしている。 したがって、例えば、先読みしたNCプログラム内に一
番最初のT命令が、T1であったとした場合、マガジンの
どのカセットにT1のドリルがあるか、また寿命に達して
いないかをドリル選定部340において工具管理データ処
理部130からの入力データに基づいて判定し、ドリル交
換処理部400に指示を出力する。 ドリル交換処理部400では、ドリル選定部340からの指
示にしたがって、ドリルチャックによってT1ドリルを供
給ポストに準備し、スピンドルが供給ポストに準備され
ているT1ドリルを装着するのを待機する。 スピンドルがT1ドリルを装着し、プリント基板の穴明
け加工中に、プリント基板穴明機のバッファメモリの内
容を先読みして実際の穴明けよりも速く穴数をカウント
し寿命設定に達するか否かを判定し、現在使用している
ドリルの寿命が設定値に達すると判定した場合には、T1
ドリルグループの他のカセットのドリルを供給ポストに
準備して待機する。 また、ドリルの寿命が予め設定してある設定値(プリ
ント基板に明けた穴数で決まる)に達しない場合は、更
にプリント基板穴明機のバッファメモリの内容の先読み
を続け、他のカセットのドリルを示すT命令が入ってく
るまでそれを続ける。そこで、例えば、T2命令(T2ドリ
ルを選択する命令)が入ってきた場合は、同様にしてT2
ドリルがどのカセットにあるか、ドリル(T2ドリル)が
寿命が達しているか否かを判定する。そして、寿命に達
していないと判定すると、ドリルチャックによってT2
リルを供給ポストに準備する。その後スピンドルが返却
ポストにT1ドリルを返却し、T2ドリルを装着後は、ドリ
ルチャックによって返却ポストに収納されているT1ドリ
ルを元のカセットへ戻す。 以下、それを繰り返して行うものである。 さらに、スピンドルに把持されているドリルの径の検
出や、チッピング検出等も事前に行えばドリルの交換時
間の短縮、穴明け加工の稼動率の向上の効果をもっと上
げることができる。
【発明の効果】 本発明は、以上説明したように構成されているので、
以下に記載されるような効果を奏する。 複数のドリルを収納したカセット及びドリルの受け渡
しを行う受け渡しステーションからなるマガジンとプリ
ント基板を載置し、X方向に移動可能なテーブルと、こ
のテーブルを跨ぐように配置された門形のコラムに、Y
方向及びZ方向に移動可能に支持されたスピンドルとを
備えたプリント基板穴明機のテーブルに、マガジンを跨
ぐようにX方向に移動可能に支持された門形のアーム
と、このアームに、Y方向及びZ方向に移動可能に支持
されたドリルチャックを設け、このドリルチャックを前
記スピンドルとは別に、独立して駆動制御するようにし
てあるため、ドリルの交換時間を短縮し、穴明け加工の
稼動率を向上させることができる。 また、プリント基板穴明機のテーブルに着脱自在で、
複数のドリルを収納したカセット及びドリルの受け渡し
を行う受け渡しステーションからなり、X方向に移動可
能なマガジンと、前記マガジンを跨ぐようにX方向に移
動可能に支持された門形のアームと、このアームに、Y
方向及びZ方向に移動可能に支持されたドリルチャック
とをプリント基板穴明機のテーブルから独立して設けて
あるため、独立して駆動制御するようにしてあるため、
ドリルの交換時間を短縮し、穴明け加工の稼動率を向上
させることができる。 そして、プリント基板穴明機のテーブルと、マガジン
の着脱を行う連結器を、テーブル側に設けてあるため、
プリント基板穴明機のテーブルとドリルマガジンとの位
置決めを容易に行うことができる。 さらに、受け渡しステーションをマガジンに移動可能
に設け、ドリル交換時に、受け渡しステージンのみをテ
ーブルと結合するように構成してあるため、プリント基
板穴明機のテーブルとドリルマガジンとの位置決めを容
易に行うことができる。 また、予め設定されているドリルの寿命データと、カ
ウントされた穴明け数とによって、加工中に次のドリル
との交換時期を予知するドリル寿命判定機能を設け、予
知されたドリル交換時期に合わせて供給ポストに次のド
リルを供給するようにしてあるため、スピンドルによる
ドリルの交換工程を少なくすることができ、新旧のドリ
ル交換時間を短くし、穴明け加工の稼動効率を向上させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本願第1の発明に係るプリント基板穴明機の第
1実施例を示す全体斜視図、第2図は本願第1の発明に
係るプリント基板穴明機の第2実施例を示す断面一部拡
大図、第3図は本願第2の発明に係るプリント基板穴明
機のドリル自動交換装置の第1実施例を示す全体斜視
図、第4図は本願第2の発明に係るプリント基板穴明機
のドリル自動交換装置の第2実施例を示す断面一部拡大
図、第5図は本願第3の発明に係るプリント基板穴明機
のドリル自動交換装置の第1実施例を示す全体斜視図、
第6図は本願第3の発明に係るプリント基板穴明機のド
リル自動交換装置の第2実施例を示す断面一部拡大図、
第7図は本願第4の発明に係るプリント基板穴明機のド
リル自動交換装置の制御ブロック図である。 1,20,40……プリント基板穴明機 2,21,41……テーブル 3,22,42……プリント基板 4,24,44……マガジン 5,25,45……カセット 6,15,26,35,46,55……受け渡しステーション 7,16,27,36,47,56……供給ポスト 8,17,28,37,48,57……返却ポスト 9,11,30,50……コラム 10,31,51……スピンドル 12……駆動用モータ 13,29,49……ドリルチャック 23,43……ドリル自動交換装置 32,52……連結器 100,300……NC制御部 110,310……バッファメモリ 120……演算部 130……工具管理データ処理部 200……位置決め処理部 330……T命令判別部 340……ドリル選定部 400……ドリル交換処理部

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のドリルを収納したカセット及びドリ
    ルの受け渡しを行う受け渡しステーションからなるマガ
    ジンとプリント基板を載置し、X方向に移動可能なテー
    ブルと、このテーブルを跨ぐように配置された門形のコ
    ラムに、Y方向及びZ方向に移動可能に支持されたスピ
    ンドルとを備えたプリント基板穴明機において、前記テ
    ーブルに、前記マガジンを跨ぐようにX方向に移動可能
    に支持された門形のアームと、このアームに、Y方向及
    びZ方向に移動可能に支持されたドリルチャックを設
    け、このドリルチャックを前記スピンドルとは別に、独
    立して駆動制御するようにしたことを特徴とするプリン
    ト基板穴明機。
  2. 【請求項2】プリント基板穴明機のテーブルに着脱自在
    で、複数のドリルを収納したカセット及びドリルの受け
    渡しを行う受け渡しステーションからなり、X方向に移
    動可能なマガジンと、前記マガジンを跨ぐようにX方向
    に移動可能に支持された門形のアームと、このアーム
    に、Y方向及びZ方向に移動可能に支持されたドリルチ
    ャックとをプリント基板穴明機のテーブルから独立して
    設けたことを特徴とするプリント基板穴明機のドリル自
    動交換装置。
  3. 【請求項3】プリント基板穴明機のテーブルと、マガジ
    ンの着脱を行う連結器を、前記テーブル側に設けたこと
    を特徴とする請求項2記載のプリント基板穴明機のドリ
    ル自動交換装置。
  4. 【請求項4】受け渡しステーションをマガジンに移動可
    能に設け、ドリル交換時に、受け渡しステーションのみ
    をテーブルと結合するようにしたことを特徴とする請求
    項2記載のプリント基板穴明機のドリル自動交換装置。
  5. 【請求項5】予め設定されているドリルの寿命データ
    と、カウントされた穴明け数とによって、加工中に次の
    ドリルとの交換時期を予知するドリル寿命判定機能を設
    け、予知されたドリル交換時期に合わせて供給ポストに
    次のドリルを供給するようにしたことを特徴とする請求
    項2、3、4のいずれかに記載のプリント基板穴明機の
    ドリル自動交換装置。
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