JP2945349B2 - 走行モード切換装置 - Google Patents

走行モード切換装置

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JP2945349B2
JP2945349B2 JP8815197A JP8815197A JP2945349B2 JP 2945349 B2 JP2945349 B2 JP 2945349B2 JP 8815197 A JP8815197 A JP 8815197A JP 8815197 A JP8815197 A JP 8815197A JP 2945349 B2 JP2945349 B2 JP 2945349B2
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洋 藤川
兼希 荻山
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博行 大山
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Kawasaki Jukogyo KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この出願に係る発明は、原動
機により駆動される油圧ポンプの吐出圧油により駆動さ
れるオイルモーターで走行駆動軸を駆動して走行する車
両のための走行モード切換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エンジンなどの原動機により油圧ポンプ
を駆動し、その吐出圧油によりオイルモーターを駆動し
て走行駆動軸を回転させて走行する車両がある。かかる
車両としては、締固め機械などがある。例えば締固め機
械は、作業現場に向かうときは乗用車のように道路を走
行し、作業現場においては道路を締固めながら走行す
る。以下、乗用車のように道路を走行する状態を、通常
道路走行という。また、作業現場におけるような走行状
態を、作業走行という。
【0003】従来、このような車両は、走行制御方式に
よって2つに大別される。その一つはアクセルによる走
行制御方式を採用した車両であり、もうひとつはレバー
による走行制御方式を採用した車両である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】アクセルによる走行制
御方式を採用した車両は、乗用車と同じようにアクセル
操作によって車両の走行速度を加減できるので、通常道
路走行に適している。しかし、作業走行においては通常
道路走行によるよりもより細かな走行制御が求められ
る。足でアクセルペダルを踏みながらの走行制御では、
このような細かな走行制御は一般に難しく、熟練を要す
る。
【0005】一方、レバーによる走行制御方式を採用し
た車両は、レバーを手で操作しながら走行制御するの
で、細かな走行制御を要求される作業走行には適してい
る。しかし、通常道路走行においてレバーによる走行制
御をしようとすると、乗用車を運転するのとは異なる運
転感覚が要求される。このため、レバー操作によって通
常道路走行を行うには熟練が必要となる。
【0006】この発明は、通常道路走行においてはアク
セルによって走行制御でき、作業走行においてはレバー
によって走行制御できるように走行モードを切り換える
ための、走行モード切換装置を提供することを課題とし
ている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本願発明に係る走行モード切換装置は、車両の走行
駆動軸を駆動するためのオイルモーターを駆動する第1
油圧ポンプとは別に第2油圧ポンプを備えており、この
第2油圧ポンプも、第1油圧ポンプを駆動する原動機に
より駆動される。この第2油圧ポンプが吐出する圧油
は、分岐回路により第1分岐路と第2分岐路に分岐され
る。また、走行モード切換バルブを備えており、このバ
ルブは第1分岐路から原動機出力感応バルブを介して供
給される圧油と第2分岐路から供給される圧油の一方を
選択的に出力する。さらに、油圧式アクチュエーターを
備えており、このアクチュエーターは第1油圧ポンプの
圧油の吐出量および吐出方向を制御する。そして、アク
チュエータ制御用バルブが、走行モード切換バルブの出
口と油圧式アクチュエータの間に介在しており、このア
クチュエータ制御用バルブは、該油圧式アクチュエータ
の油室への圧油の供給状態を制御することにより該油圧
式アクチュエータを制御する。
【0008】よって、走行モード切換バルブを切換制御
すれば、第2油圧ポンプからの圧油を、原動機出力感応
バルブを介してアクチュエータ制御用バルブへ供給する
か、原動機出力感応バルブを介さずにアクチュエータ制
御用バルブへ供給するかを選択でき、これによりアクセ
ル操作に適した走行モード(通常道路走行モード)、ま
たは、レバー操作に適した走行モード(作業走行モー
ド)を選択することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】この出願発明の走行モード切換装
置は、原動機により駆動される第1油圧ポンプの吐出圧
油により駆動されるオイルモーターで走行駆動軸を駆動
して走行する車両のための走行モード切換装置であっ
て、前記原動機により駆動される第2油圧ポンプと、該
第2油圧ポンプが吐出する圧油を第1分岐路と第2分岐
路に分岐させる分岐回路と、該第1分岐路から原動機出
力感応バルブを介して供給される圧油と該第2分岐路か
ら供給される圧油の一方を選択的に出力する走行モード
切換バルブと、該第1油圧ポンプの圧油の吐出量および
吐出方向を制御する油圧式アクチュエータと、該走行モ
ード切換バルブの出口と該油圧式アクチュエータの間に
介在して該油圧式アクチュエータの油室への圧油の供給
状態を制御することにより該油圧式アクチュエータを制
御するアクチュエータ制御用バルブとを備えている。
【0010】このように構成されているので、走行モー
ド切換バルブを切換制御することにより、第2油圧ポン
プからの圧油を、原動機出力感応バルブを介してアクチ
ュエータ制御用バルブへ供給するか、原動機出力感応バ
ルブを介さずにアクチュエータ制御用バルブへ供給する
かが選択される。これによりアクセル操作に適した走行
モード、または、レバー操作に適した走行モードが選択
される。ここで、該原動機出力感応バルブは、該原動機
の出力がアイドリング状態を超えたときの該第2油圧ポ
ンプの吐出圧油の圧力に感応して開状態となるバルブと
することができる。
【0011】このような走行モード切換装置において、
前記原動機の回転数をアイドリング状態よりも高い一定
の回転数に維持するための維持手段を備えるように構成
すると、原動機の回転数が一定に保たれ、レバー操作に
よる走行を行うと、例えば締固め作業のような作業に適
した、定速走行が可能である。
【0012】また、このような走行モード切換装置にお
いて、前記車両のブレーキの操作に連動して、前記維持
手段による維持状態を解除する解除手段を備えるように
構成すると、原動機の回転数がアイドリング状態にもど
り、ブレーキ操作のあとブレーキを離したとき車両が急
発進するような事態が回避される。
【0013】さらに、このような走行モード切換装置に
おいて、前記車両のブレーキの操作に連動して、前記走
行モード切換バルブの出口側から前記アクチュエータ制
御用バルブへの圧油の供給を遮断する切換バルブを備え
るように構成すると、ブレーキ操作時に、第1油圧ポン
プからの油の吐出がゼロになり、オイルモーターに対し
不必要な負荷をかけることが防止される。
【0014】また、油圧式アクチュエータが中立状態で
あるか否かを検出する検出手段と、この検出手段の検出
結果に基づき、油圧式アクチュエータが中立状態にない
ときは、走行モード切換バルブが、原動機出力感応バル
ブからの圧油を出力する状態から、第2分岐路からの圧
油を出力する状態へ切り換えられないようにする切換防
止手段とを備えるようにすると、走行モード切換バルブ
を通常道路走行モードから作業走行モードに切り換える
ためには、予め油圧式アクチュエータを中立状態にして
おく必要がある。よって、走行モード切換バルブが通常
道路走行モードから作業走行モードに切り換えられて
も、車両が急に発進することはない。
【0015】
【実施例】この出願発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。
【0016】図1はこの出願に係る走行モード切換装置
の一実施例を示す油圧回路図である。この走行モード切
換装置は車両(例えば締固め機械)に採用されており、
車両の走行モードはこの走行モード切換装置により切り
換えられる。
【0017】この図においては、内燃機関1が可変容量
型油圧ポンプ2およびチャージングポンプ3に連結され
ている。ここでは、内燃機関1が請求項にいう原動機
に、可変容量型油圧ポンプ2が請求項にいう第1油圧ポ
ンプに、チャージングポンプ3が請求項にいう第2油圧
ポンプに、それぞれ相当する。前述のように、可変容量
型油圧ポンプ2およびチャージングポンプ3は内燃機関
1に連結されているので、可変容量型油圧ポンプ2およ
びチャージングポンプ3の回転数は、内燃機関1の回転
数に応じて増減する。可変容量型油圧ポンプ2の吐出圧
油は、図外のオイルモータ4A、4Bに供給されてい
る。そして、オイルモータ4A、4Bが、車両の走行駆
動軸(図示せず)を回転させて、車両を前進または後進
させる。なお、可変容量型油圧ポンプ2からオイルモー
タ4A、4Bまでの配管途中には高圧リリーフバルブ1
3A、13Bが設けられている。これは、例えば車両の
ブレーキが操作され、オイルモーター4A、4Bがロッ
クされて配管内の油圧が過度に上昇したようなときに、
過度の圧力を解放するためのものであり、安全装置とし
て設けられたものである。
【0018】可変容量型油圧ポンプ2の斜板2aは、油
圧シリンダ12のピストンロッド12dに連結されてお
り、可変容量型油圧ポンプ2の圧油の吐出量および吐出
方向は油圧シリンダ12により制御される。ここでは、
この油圧シリンダ12が請求項にいう油圧式アクチュエ
ータに相当する。
【0019】チャージングポンプ3の吐出圧油は分岐回
路5により第1分岐路6Aおよび第2分岐路6Bに分岐
される。第1分岐路6Aは原動機出力感応バルブ7を介
して走行モード切換バルブ9の一方の入口に接続されて
いる。また、第2分岐路6Bは走行モード切換バルブ9
のもう一方の入口に接続されている。走行モード切換バ
ルブ9は、ソレノイド9aで制御される3ポート2位置
のバルブであり、二つの入口に供給された圧油のうちの
一方を選択的に出口に導いて出力する。
【0020】また、第2分岐路6Bと走行モード切換バ
ルブ9との中間位置には、リリーフバルブ8が設けられ
ている。このリリーフバルブ8によって、チャージング
ポンプ3の吐出圧油の油圧が所定のチャージング圧力に
なるように、その油圧がリリーフされ、チャージング圧
力は常に適正な値に保たれる。
【0021】走行モード切換バルブ9の出口は、切換バ
ルブ10の入口の一方に接続されている。この切換バル
ブ10も、ソレノイドで制御される3ポート2位置のバ
ルブである。この切換バルブ10は、車両のブレーキ
(図示せず)に連動したスイッチ(図示せず)によりソ
レノイドが駆動されるように構成されている。そして、
ブレーキが操作されると、走行モード切換バルブ9から
の圧油を遮断して、その圧油がアクチュエータ制御用バ
ルブ11に供給されないように油室12a又は12b内
の油をオイルタンク内にもどし、斜板は中立状態に復帰
する。
【0022】アクチュエータ制御用バルブ11は、切換
バルブ10と油圧シリンダ12の中間に介在している。
そして、切換バルブ10から油圧シリンダ12の油室1
2a、12bへの圧油の供給状態を制御して、油圧シリ
ンダ12のピストン12cの位置を制御する。このアク
チュエータ制御用バルブ11は、4ポート3位置のバル
ブであり、レバー11aを使って連続的に斜板2aを変
化させることができ、可変容量型油圧ポンプ2の吐出量
を制御することができる。
【0023】このように構成された走行モード切換装置
が作業走行モードに切り換えられたときの動作状態につ
いて説明する。図1に示される走行モード切換バルブ9
の状態は、作業走行モードの状態である。なお、走行モ
ード切換バルブ9は切換スイッチ(図示せず)の操作に
よってソレノイド9aが駆動され、その状態が切り換え
られる。内燃機関1の回転数はアイドリング状態よりも
高い一定の回転数、例えばほぼ全速にちかい回転数に維
持されているものとする。このように回転数を一定に維
持するには、アクセルペダルがある程度踏み込まれたと
きと同様の状態に内燃機関1を維持すればよい。
【0024】図2は、内燃機関1をこのような状態に維
持するための装置の具体例を示す、一部断面側面図であ
る。ここでは、この装置が請求項にいう維持手段に相当
する。図3は、かかる装置の構成部材の一つであるレバ
ー23の周辺構造の詳細を示すものである。図3(a)
は正面図、図3(b)は側面図である。レバー23の先
端部23aは略90度に折れ曲がっているのがわかる。
図2は車両の室内の運転席近傍に設けられたアクセルペ
ダル20の周辺の構造を示している。26はアクセルレ
バーであり、これにより内燃機関1の出力が制御され
る。アクセルレバー26は軸27により軸支されてい
る。アクセルペダル20は軸21により軸支されてお
り、アクセルペダル20を踏み込むと、ロッド28が上
昇し、アクセルレバー26が図2において反時計方向に
回動し、内燃機関1の回転数が上がる。アクセルペダル
20の側方にはレバー23が設けられている。このレバ
ー23を図2で示される実線の状態に設定しておくと、
アクセルペダル20は自由に操作できる状態にされる。
このレバー23は軸25により軸支されており、図2に
おいて実線で示す状態から点線で示す状態までの範囲を
回動操作できる。このレバー23を点線の状態に設定す
ると、レバー23の先端部23aがアクセルペダル20
を押して、アクセルペダル20を完全に踏み込んだのと
同じ状態に支持する。なお、22はアクセルペダル20
の踏み込み量を制限するためのストッパーであり、24
a、24bはレバー23の操作範囲を規制するためのス
トッパーである。
【0025】前述したように、このチャージング圧力
は、リリーフバルブ8の作用により、適正な値に維持さ
れている。走行モード切換バルブ9は、このチャージン
グ圧力を切換バルブ10に供給し、切換バルブ10は、
供給されたチャージング圧力をアクチュエータ制御用バ
ルブ11に供給する。
【0026】図1ではアクチュエータ制御用バルブ11
は中立の状態に設定されており、したがって、チャージ
ングポンプ3により発生したチャージング圧力は油圧シ
リンダ12の油室12a、12bには供給されず、油圧
シリンダ12のピストン12cは中立の位置にある。こ
のため、可変容量型油圧ポンプ2の斜板2aも中立の状
態に保たれ、内燃機関1によって可変容量型油圧ポンプ
2が回転していても、可変容量型油圧ポンプ2からは圧
油が吐出されない。したがって、オイルモータ4A、4
Bも駆動されず、車両は停止している。
【0027】ここで、アクチュエータ制御用バルブ11
をレバー11aの操作によってある方向に操作したとす
る。すると、チャージングポンプ3により発生したチャ
ージング圧力はレバー11aの操作程度に応じて油圧シ
リンダ12の油室12a又は12bに供給される。これ
によりピストン12cは中立の位置からある方向に移動
する。このため、可変容量型油圧ポンプ2の斜板2aも
ある方向に傾き、それに応じて可変容量型油圧ポンプ2
からは圧油が吐出される。したがって、オイルモータ4
A、4Bが駆動され、車両は前進または後進する。レバ
ー11aの操作量に応じてピストン12cの位置が決ま
る。よって、レバー11aの操作により斜板の角度を変
化させることができ、車両の速度を連続的に変化させる
ことができる。また、レバー11aの操作によって車両
の進行方向を反対方向にすることもできる。
【0028】このようにレバー11aの操作によって、
車両の速度を微妙に制御できる。この走行モードは作業
走行に適している。
【0029】このようなモードで車両が走行していると
きに、車両のブレーキペダルが踏まれたとする。する
と、ブレーキペダルの操作に連動して切換バルブ10の
状態が切り換えられ、チャージング圧力がアクチュエー
タ制御用バルブ11に供給されないようになる。これに
より、アクチュエータ制御用バルブ11がいかなる状態
にあったとしても、油圧シリンダ12の油室12a、1
2bの圧力は解放され、ピストン12cが中立に位置
し、斜板2aも中立状態になる。このため可変容量型油
圧ポンプ2からは圧油が吐出されなくなる。このように
ブレーキ操作がされてオイルモータ4A、4Bがロック
されても、オイルモータ4A、4Bへの圧油の供給も止
まるので、オイルモーター4A、4Bに対し不必要な負
荷をかけることを防止できる。
【0030】この状態からブレーキを離したとき、切換
バルブ10はこれに連動して、再び、図1の状態にな
る。このとき、可変容量型油圧ポンプ2の圧油の吐出状
態が、ブレーキを踏み込む直前の状態に急にもどると、
車両は急発進する。この実施例の走行モード切換装置で
は、このような事態を防止するために次のような構造を
採用している。
【0031】図4は、車両のブレーキペダル30の操作
に連動して、図2で示した維持手段を解除する装置を示
している。この装置が請求項にいう解除手段に相当す
る。図4(a)はレバー23のアイドリング位置を、図
4(b)は内燃機関1がフル駆動されるようにレバー2
3を倒した状態を、図4(c)はレバー23がブレーキ
ペダル30の踏み込みによりアイドリング位置に復帰さ
れた状態を、それぞれ示している。なお、この図では、
煩雑さをさけるためにアクセルペダル20の記載を省略
してある。
【0032】レバー23は軸25により軸支されてい
る。レバー23の下端には方形部36が設けられ、そこ
にピン37が設けられている。ブレーキペダル30は、
軸30aにより軸支されている。ブレーキペダル30に
はロッド32が軸31により軸支されている。ロッド3
2の先端部には縦長の長孔34が設けられており、前述
のピン37はこの長孔34を貫通している。図4(a)
ではレバー23はアイドリング位置にあるが、レバー2
3を倒すと、前述したようにアクセルペダル20を完全
に踏み込んだのと同じ状態にアクセルペダル20を支持
し、内燃機関1をフル駆動させる。図4(b)はレバー
23を倒した状態を示している。このとき、ピン37が
長孔34の端部にまで移動しているのがわかる。ここで
ブレーキペダル30を踏み込むと、ロッド32がピン3
7を強制的に引き下げるので、レバー23は図4(C)
のようにアイドリング位置に復帰する。これにより、ア
クセルペダル20は踏み込まれていない状態となり、内
燃機関1はアイドリング状態になる。よって、ここでブ
レーキペダル30を離しても車両が急発進することはな
く、前述したような状態は回避される。
【0033】図5は、車両のブレーキ操作に連動して、
図2で示した維持手段の維持状態を解除する装置の、も
う一つの例を示している。この装置も請求項にいう解除
手段に相当する。ここではブレーキペダル30の下部に
スイッチ40が設けられており、ブレーキペダル30を
踏み込むことによってスイッチ40が操作される。スイ
ッチ40が操作されるとその状態は制御回路41に読み
込まれ、この制御回路41は電気的アクチュエータ42
に対して可動部42aを突出させるように信号を送出す
る。図において可動部42aが突出した状態は点線で示
されている。可動部42が突出すると、これに当接した
レバー23は点線のような状態に操作される。その後、
制御回路41からは、可動部42aをもとの実線の状態
に戻させるための信号を電気的アクチュエータ42に送
出する。すると、可動部42aはもとの実線の状態に戻
るが、レバー23は点線の状態に保たれる。これによ
り、アクセルペダル20は踏み込まれていない状態とな
り、内燃機関1はアイドリング状態になる。よって、こ
こでブレーキペダル30を離しても車両が急発進するこ
とはなく、前述したような状態が回避される。
【0034】図4では、機械的にブレーキペダル30に
連動する装置を示し、図5では電気的にブレーキペダル
30に連動する装置を示した。
【0035】次に、走行モード切換装置が通常道路走行
モードに切換えられたときの動作状態について説明す
る。図6は、走行モード切換装置が通常道路走行モード
に切換えられた状態を示している。このとき、図2の維
持手段の維持状態は解除されている。走行モード切換バ
ルブ9は図1に示されているのと反対の状態に切り換え
られている。そして、車両を前進させたいか後進させた
いかによって、アクチュエータ制御用バルブ11用のレ
バー11aを前進側または後進側いっぱいに倒してお
く。図6では前進側に倒されている。
【0036】このような状態において、アクセルペダル
20を全く踏み込まない場合は、内燃機関1はアイドリ
ング状態となる。チャージングポンプ3は、このアイド
リング回転によって圧油を吐出する。
【0037】原動機出力感応バルブ7は、入口側に供給
された圧油の圧力が所定圧力以下であるときは閉じられ
ており、所定圧力以上になると開かれて入口と出口を連
通させるバルブである。この所定圧力としては、内燃機
関1がアイドリング状態にあるときのチャージングポン
プ3の吐出圧油の油圧よりも若干高い圧力が設定されて
いる。
【0038】従って、アクセルペダル20が踏み込まれ
ず、内燃機関1がアイドリング状態にあるときは、原動
機出力感応バルブ7は閉じられている。この状態では、
チャージングポンプ3からの吐出圧油は油圧シリンダ1
2の油室12aには供給されず、従って、斜板2aが中
立状態に保たれ、オイルモータ4A、4Bは駆動され
ず、車両は停止している。
【0039】次に、アクセルペダル20を少し踏み込む
と速度感応制御バルブ7が開かれる。チャージングポン
プ3の吐出圧油は、走行モード切換バルブ9、切換バル
ブ10、アクチュエータ制御用バルブ11を介して、油
圧シリンダ12の油室12aに供給される。そして、チ
ャージングポンプ3の吐出圧油の油圧、すなわち、チャ
ージング圧力に応じてピストン12cが移動し、可変容
量型油圧ポンプ2から圧油が吐出され、車両は前進す
る。
【0040】次に、さらにアクセルペダル20を踏み込
むと、可変容量型油圧ポンプ2の回転数が上がると共
に、チャージングポンプ3の回転数が上がり、チャージ
ング圧力が上昇する。チャージング圧力の上昇に従っ
て、ピストン12cの位置がさらに移動し、斜板2aの
傾きが大きくなり、可変容量型油圧ポンプ2の回転数の
上昇と相まって、可変容量型油圧ポンプ2からの吐出量
が増加する。よって、車両の速度が上がる。
【0041】次にアクセルペダル20を離すと、内燃機
関1がアイドリング状態になり、チャージング圧力が下
降し、原動機出力感応バルブ7が閉じる。よってチャー
ジング圧力が油室12aに供給されなくなり、斜板2a
は中立状態になり、車両は停止する。
【0042】このように、アクセルペダル20を踏み込
まないときは車両は停止し、アクセルペダル20を踏み
込むと車両が走行を始め、踏み込み量に応じて車両の速
度を変更させることができる。乗用車の運転と同様の感
覚で、車両を走行させることができるので、通常道路走
行に適している。
【0043】なお、上記ではレバー11aを前進側に倒
した場合を示したが、後進側に倒した場合も同様に、ア
クセルペダル20の踏み込み量に応じて車両の走行速度
を制御できる。
【0044】図7は、油圧シリンダ12が中立状態にな
いときには、走行モード切換バルブ9が通常道路走行モ
ードから作業走行モードに切り換えられないようにする
装置の構成を示す図である。(a)はレバー11aの中
立状態を、(b)はレバー11aが前進側に倒された状
態を示す。
【0045】この図における検出スイッチ51と検出回
路52が請求項にいう検出手段に、またソレノイド制御
回路53が請求項にいう切換防止手段に相当する。
【0046】走行モード切換装置が通常道路走行モード
の状態、すなわち、走行モード切換バルブ9が図6のよ
うな状態にあり、また、レバー11aが前進側または後
進側に倒されており、操作者がアクセル20を離し、内
燃機関1がアイドリング状態にあるとする。この状態で
は、原動機出力感応バルブ7が閉じており、油室シリン
ダ12にはチャージングポンプ3からの圧油が作用しな
いので、斜板2aも中立状態にあり、車両は停止してい
る。
【0047】この状態から、走行モード切換バルブ9が
いきなり作業走行モードの状態、すなわち図1のような
状態に切り換えられると、走行モード切換バルブ9は第
2分岐路からの圧油を油圧シリンダ12に供給すること
になる。よって車両は急に前進を始める。図7の装置
は、かかる事態を防止するためのものである。
【0048】レバー11aは、アクチュエータ制御用バ
ルブ11をマニュアル制御するためのレバーであり、レ
バー11aに軸支されたロッド11dはアクチュエータ
制御用バルブ11に連結されている。レバー11aは軸
11eにより軸支されており、この軸11eを中心に前
進側、後進側に倒すことができる。レバー11aの軸1
1eの周辺にはカム状部11bが形成されており、この
カム状部11bは切欠部11cを有している。そして、
レバー11aの下方には検出スイッチ51が設けられて
おり、レバー11aが中立状態にあるときに検出スイッ
チ51の可動子51aが切欠部11cと対向し、可動子
51aは突出状態となり、検出スイッチ51は開状態と
なる。しかし、図(b)のように、レバー11aが前進
側に倒されていると、切欠部11cは可動子51aの位
置と対応しなくなり、可動子51aが押し込まれ、検出
スイッチ51は閉状態となる。検出回路52は検出スイ
ッチ51が開状態であるか閉状態であるかを検出し、こ
の検出結果を検出信号としてソレノイド制御回路53に
送出する。切換スイッチ54は走行モード切換バルブ9
を通常道路走行モード、作業走行モードのいずれの状態
に切り換えるかを選択するためのスイッチである。ソレ
ノイド制御回路53は、ソレノイド9aを制御すること
により走行モード切換バルブ9の状態を切り換える。
【0049】原則として、ソレノイド制御回路53は、
切換スイッチ54の切換状態を検知し、これによりソレ
ノイド9aを制御する。よって、切換スイッチ54をい
ずれに切り換えるかにより、走行モード切換バルブ9は
通常道路走行モードの状態または作業走行モードの状態
に切り換えられる。
【0050】ただし、レバー11aが中立状態にないと
きには、切換スイッチ54を作業走行モード側に切り換
えても、走行モード切換バルブ9は作業走行モードには
切り換わらないようにソレノイド制御回路53が機能す
る。すなわち、レバー11aが前進側または後進側に倒
されているときは、検出スイッチ51が閉状態となり、
検出回路52がこれを検出してこの検出信号をソレノイ
ド制御回路53に送出する。すると、ソレノイド制御回
路53は、たとえ切換スイッチ54が作業走行モード側
に切り換えられても、走行モード切換バルブ9を通常道
路走行モード状態から作業走行モード状態に切り換える
ような制御信号をソレノイド9aには送出しない。
【0051】よって、走行モード切換バルブ9を通常道
路走行モードから作業走行モードに切り換えるために
は、予めレバー11aを中立状態にしておく必要があ
る。このようにレバー11aが中立状態であれば、走行
モード切換バルブ9が通常道路走行モードから作業走行
モードに切り換えられても、車両が急に発進することは
ない。
【0052】この例では油圧シリンダ12が中立状態で
あるか否かを、レバー11aの状態によって間接的に検
出する装置構成を示したが、例えばピストンロッド12
dの位置をセンサーなどにより検出することによって、
油圧シリンダ12の状態をもっと直接的に検出するよう
に構成してもよい。
【0053】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0054】この出願発明の走行モード切換装置によれ
ば、走行モードを切り換えることができる。そして、作
業走行においてはアクチュエータ制御用バルブをレバー
などの操作で走行状態を制御でき、また、通常走行にお
いては乗用車と同様にアクセルペダルで走行状態を制御
できる。
【0055】特に、原動機の回転数をアイドリング状態
よりも高い一定の回転数に維持するための維持手段を備
えるように構成すると、原動機の回転数を一定に保つこ
とができ、例えば締固め作業のような作業に適した定速
走行が可能である。
【0056】さらに、車両のブレーキの操作に連動し
て、維持手段による維持状態を解除する解除手段を備え
るように構成すると、ブレーキ操作のあとブレーキを離
しても車両が急発進するような事態を回避できる。
【0057】さらに、車両のブレーキの操作に連動し
て、走行モード切換バルブの出口側からアクチュエータ
制御用バルブへの圧油の供給を遮断する切換バルブを備
えるように構成すると、ブレーキ操作時に、オイルモー
ターに対し不必要な負荷をかけることを防止できる。
【0058】また、油圧式アクチュエータが中立状態で
あるか否かを検出する検出手段と、この検出手段の検出
結果に基づき、油圧式アクチュエータが中立状態にない
ときは、走行モード切換バルブが、原動機出力感応バル
ブからの圧油を出力する状態から、第2分岐路からの圧
油を出力する状態へ切り換えられないようにする切換防
止手段とを備えるようにすると、走行モード切換バルブ
が通常道路走行モードから作業走行モードに切り換えら
れたときに車両が急に発進する事態が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】走行モード切換装置の一実施例を示す油圧回路
図である。
【図2】内燃機関を一定の回転数に維持するための装置
の具体例を示す一部断面側面図である。
【図3】図2の装置の構成部材の一つであるレバーの周
辺構造の詳細を示す図である。図3(a)は正面図、図
3(b)は側面図である。
【図4】車両のブレーキ操作に連動して維持手段の維持
状態を解除する装置の構成を示す図である。図4(a)
はレバーがアイドリング位置にある状態を、図4(b)
はレバーが倒された状態を、図4(c)はレバーがブレ
ーキペダルの踏み込みによりアイドリング状態に復帰さ
れた状態を、それぞれ示す図である。
【図5】車両のブレーキ操作に連動して維持手段の維持
状態を解除する装置のもう一つの構成を示す図である。
【図6】通常道路走行モードに切換えられた状態の走行
モード切換装置の油圧回路図である。
【図7】油圧シリンダが中立状態にないときには、走行
モード切換バルブが通常道路走行モードから作業走行モ
ードに切り換えられないようにする装置の構成を示す図
である。(a)はレバーの中立状態を、(b)はレバー
が前進側に倒された状態を示す図である。
【符号の説明】
1…内燃機関 2…可変容量型油圧ポンプ 2a…斜板 3…チャージングポンプ 4A、4B…オイルモータ 5…分岐回路 6A…第1分岐路 6B…第2分岐路 7…原動機出力感応バルブ 8…リリーフバルブ 9…走行モード切換バルブ 10…切換バルブ 11…アクチュエータ制御用バルブ 11a…レバー 12…油圧シリンダ 12a、12b…油室 12c…ピストン 12d…ピストンロッド 13A、13B…高圧リリーフバルブ
フロントページの続き (72)発明者 大山 博行 兵庫県加古郡稲美町岡2680番地 川崎重 工業株式会社 播州工場内 (72)発明者 平山 毅 兵庫県加古郡稲美町岡2680番地 川崎重 工業株式会社 播州工場内 (56)参考文献 特開 平9−164853(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60K 26/02 B60K 17/10

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原動機により駆動される第1油圧ポンプ
    の吐出圧油により駆動されるオイルモーターで走行駆動
    軸を駆動して走行する車両のための走行モード切換装置
    であって、 前記原動機により駆動される第2油圧ポンプと、該第2
    油圧ポンプが吐出する圧油を第1分岐路と第2分岐路に
    分岐させる分岐回路と、該第1分岐路から原動機出力感
    応バルブを介して供給される圧油と該第2分岐路から供
    給される圧油の一方を選択的に出力する走行モード切換
    バルブと、該第1油圧ポンプの圧油の吐出量および吐出
    方向を制御する油圧式アクチュエータと、該走行モード
    切換バルブの出口と該油圧式アクチュエータの間に介在
    して該油圧式アクチュエータの油室への圧油の供給状態
    を制御することにより該油圧式アクチュエータを制御す
    るアクチュエータ制御用バルブとを備えた走行モード切
    換装置。
  2. 【請求項2】 前記原動機の回転数をアイドリング状態
    よりも高い一定の回転数に維持するための維持手段を備
    えた請求項1記載の走行モード切換装置。
  3. 【請求項3】 前記車両のブレーキの操作に連動して、
    前記維持手段による維持状態を解除する解除手段を備え
    た請求項2記載の走行モード切換装置。
  4. 【請求項4】 前記車両のブレーキの操作に連動して、
    前記走行モード切換バルブの出口側から前記アクチュエ
    ータ制御用バルブへの圧油の供給を遮断する切換バルブ
    を備えた、請求項1から3のいずれか1項に記載の走行
    モード切換装置。
  5. 【請求項5】 前記油圧式アクチュエータが中立状態で
    あるか否かを検出する検出手段と、この検出手段の検出
    結果に基づき、前記油圧式アクチュエータが中立状態に
    ないときは、前記走行モード切換バルブが、前記原動機
    出力感応バルブからの圧油を出力する状態から、前記第
    2分岐路からの圧油を出力する状態へ切り換えられない
    ようにする切換防止手段とを備えた、請求項1から4の
    いずれか1項に記載の走行モード切換装置。
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