JP2944595B2 - P+多結晶シリコンゲートを備える金属酸化物半導体トランジスタの製造方法 - Google Patents

P+多結晶シリコンゲートを備える金属酸化物半導体トランジスタの製造方法

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JP2944595B2
JP2944595B2 JP9304465A JP30446597A JP2944595B2 JP 2944595 B2 JP2944595 B2 JP 2944595B2 JP 9304465 A JP9304465 A JP 9304465A JP 30446597 A JP30446597 A JP 30446597A JP 2944595 B2 JP2944595 B2 JP 2944595B2
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  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トランジスタの製
造方法に関し、特に、BF2 を利用することにより、ケ
イ化タングステンを透過してP+多結晶シリコンゲート
を備えた金属酸化物半導体トランジスタを形成する製造
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体技術の進展によりチップ上におけ
る集積回路の密度は著しく向上してきたが、そのうち、
金属酸化物半導体(MOS)トランジスタは、ソースお
よびドレイン間を電流が流れるチャネル動作素子を備え
るとともに、ゲート電圧によりデバイスのオン・オフを
制御するものであって、pチャネルデバイスについて言
えば多数キャリアは正孔であるので、ゲートが逆方向バ
イアスとなって、ゲートが一定のしきい値電圧に達する
とデバイスが導通を開始するものである。
【0003】多結晶シリコンは、一般にゲートを構成す
る物質として採用されており、通常は化学気相堆積法に
よる多結晶シリコン形成時にホウ素を拡散させることに
よってその電気抵抗を低下させるようにしており、半導
体産業にとって非常に重要なものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】pチャネルデバイス
は、ホウ素の注入を利用してしきい値電圧を調整するも
のであり、PMOSの製造過程において、ゲート酸化膜
が薄くなり過ぎた場合にはP+多結晶シリコンゲートの
しきい値電圧が制御しにくいものとなってしまう。例え
ばゲート酸化膜が125Åよりも薄く、しかも後工程に
おいて900℃で30分間のイオン注入後の熱処理を行
った場合には、ホウ素イオンがゲート酸化膜に侵入(pe
netrate) するという問題が発生してしまう。
【0005】そこで、この発明は、BF2 を利用するこ
とによりケイ化タングステンを透過してP+多結晶シリ
コンゲートを備えた金属酸化物半導体を形成する製造方
法を提供することを主要な目的とする。
【0006】また、この発明は、ゲート内部にリンイオ
ンを存在させてホウ素イオンがゲート酸化膜に侵入する
割合を減少させることを他の目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のP+多結晶シリコンゲートを備える金属酸
化物半導体(MOS)トランジスタの製造方法は、半導
体基板上に二酸化シリコン膜を形成するステップと、前
記二酸化シリコン膜上に非晶質シリコン膜を形成し、S
iH4 およびPH3を反応させて前記非晶質シリコン膜
中にリンを拡散し、N型非晶質シリコン膜とするステッ
プと、前記N型非晶質シリコン膜上に金属シリサイド膜
を形成するステップと、BF2 を利用して前記金属シリ
サイド膜を透過してイオンを注入し、前記N型非晶質シ
リコン膜をP+シリコン膜とするステップと、前記N型
非晶質シリコン膜を熱処理して多結晶シリコン膜に変換
するステップと、前記金属シリサイド膜、多結晶シリコ
ン膜および二酸化シリコン膜をエッチングしてゲート構
造を形成するステップと、イオン注入によりソースおよ
びドレインを形成するステップとを具備することを特徴
とする。
【0008】上記本発明のP+多結晶シリコンゲートを
備える金属酸化物半導体(MOS)トランジスタの製造
方法では、まず、非晶質シリコン膜を例えば減圧化学気
相体積法により基板上に堆積させて、その厚さを例えば
約1500〜2000Åの範囲とし、前記非晶質シリコ
ン膜の形成時にSiH4 およびPH3 を反応させて非晶
質シリコン膜中にリンを拡散し、微量ドープのN型非晶
質シリコン膜を形成するとともに、その形成温度を例え
ば550℃とし、イオンドーピング濃度を例えば約1E
17〜1E18atoms/cm3 とする。次に、例え
ば、ケイ化タングステン膜を非晶質シリコン膜上に形成
して非晶質シリコン膜の電気抵抗を低下させた後に、イ
オン注入によりP+シリコン膜を形成するが、この工程
を、BF 2 を利用してケイ化タングステン膜を透過して
P+シリコン膜を形成するものとし、その注入エネルギ
ー量を例えば20〜180KeVとし、ドーズ量を例え
ば6E15atoms/cm2 以上とする。その後、例
えば700〜900℃の温度による熱処理によって非晶
質シリコンを多結晶シリコンに転換する。そして、例え
ばリソグラフィー、露光およびエッチングを行うことに
より、多結晶シリコン膜およびケイ化タングステン膜を
ゲート構造として形成するとともに、イオンドーピング
によりドーピング領域のソースおよびドレインを形成す
る。
【0009】
【作用】本発明方法に係るP+多結晶シリコンゲートを
備えた金属酸化物半導体トランジスタは、ゲート中のリ
ンイオンがホウ素イオンをゲート中に固定する作用を助
長するので、ホウ素イオンがゲート酸化膜に侵入する割
合を減少させることができる。したがって、半導体デバ
イスの性能劣化を防止して、その信頼性および歩留まり
を向上させることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき詳細に説明する。なお、本発明方法は、PMO
SトランジスタおよびCMOSトランジスタに適用でき
るものであり、まず、PMOSトランジスタに関わる第
1実施形態について図1〜図6を用いて説明する。
【0011】図1において、<100>面のP型単結晶
半導体を基板(substrate )1とする。この基板1を炉
内に置き、酸素雰囲気において基板1表面に厚さが数百
Åの二酸化シリコン膜を形成する。次に、前記二酸化シ
リコン膜上に化学気相堆積法により窒化シリコン膜を形
成してから、リソグラフィーによって窒化シリコン膜上
にレジスト膜を形成し、エッチングにより窒化シリコン
膜および二酸化シリコン膜をエッチングするが、このエ
ッチングされた後の構造をフィールド酸化膜を形成する
際のマスクとする(いずれも図示せず)。次に、レジス
ト膜を除去してから、基板1を高温炉に入れてウェット
酸化法によりフィールド酸化膜3を成長させ、その厚さ
を約4000〜6000Åの範囲とする。そして、基板
1上に第1二酸化シリコン膜5を形成するが、その形成
温度を850〜1000℃とするとともに、その厚さを
100Åとするものとし、この第1二酸化シリコン膜5
が後にゲート酸化膜5となる。
【0012】次に、第1二酸化シリコン膜5上に非晶質
シリコン膜7を減圧化学気相堆積法により形成し、その
厚さを1500〜2000Åの範囲とするが、この非晶
質シリコン膜7を形成する時に、SiH4 およびPH3
を反応させて非晶質シリコン膜7中にリンを拡散し、微
量ドープのN型非晶質シリコン膜7を形成するととも
に、その形成温度を550℃とし、イオンドーピング濃
度を約1E17〜1E18atoms/cm3 とする。
【0013】図2において、非晶質シリコン膜7上に金
属シリサイド膜9を形成して、非晶質シリコン膜7の電
気抵抗を低下させるが、その具体的方法としては、例え
ば非晶質シリコン膜7上にケイ化タングステン膜9をW
6 およびSiH4 を反応させることにより形成し、そ
の厚さを約500〜1500Åの範囲とする方法を用い
る。なお、他の方法を利用して金属シリサイド膜9を形
成することも可能であり、例えば、非晶質シリコン膜7
上にチタン金属膜を形成して、その厚さを約500〜1
500Åの範囲としてから、急速熱処理法によりシリコ
ンとチタンとを反応させ、金属シリサイドを形成する方
法を用いることもできる。
【0014】図3において、イオン注入によりP+シリ
コン膜7aを形成するが、この工程をBF2 を利用する
ことによりケイ化タングステン膜9を透過してP+シリ
コン膜7aを形成するものとし、その注入エネルギー量
を20〜180KeVとするとともに、ドーズ量を6E
15atoms/cm2 以上とする。そして、700〜
900℃の温度で熱処理して非晶質シリコンであるP+
シリコン膜7aを多結晶シリコンから成るP+多結晶シ
リコン膜7aに変換する。
【0015】図4において、リソグラフィー、露光およ
びエッチングを行うことにより第1二酸化シリコン膜
5、P+多結晶シリコン膜7aおよびケイ化タングステ
ン膜9をゲート構造として形成する。
【0016】図5において、BF2 をイオン源とし、ド
ーズ量を約4E15atoms/cm2 としてドーピン
グ領域のソース11およびドレイン13を形成する。
【0017】図6において、図5の構造上に化学気相堆
積法で第2二酸化シリコン膜(図示せず)を堆積し、そ
の厚さを約1000〜2000Åの範囲とするととも
に、第2二酸化シリコン膜(図示せず)を異方性エッチ
ングして、サイドウォールスペーサ15,15を形成す
る。
【0018】図7に示す、PMOSトランジスタの製造
方法に関わる第2実施形態では、残留したタングステン
がゲート酸化膜5に侵入することを防止するため、ゲー
トを3層の複合シリコン膜として形成するようにしてい
る。具体的には、基板1上に微量ドープの非晶質シリコ
ンを堆積して第1シリコン膜7bとし、ノンドープの非
晶質シリコンを堆積して第2シリコン膜7cとし、微量
ドープの非晶質シリコンを堆積して第3シリコン膜7d
とすることにより、ドープドシリコン膜/ノンドープド
シリコン膜/ドープドシリコン膜という3層構造の複合
シリコン膜を形成する。次に、ケイ化タングステン膜9
をその上に形成し、BF2 を利用してケイ化タングステ
ン膜9を透過させてから、熱処理によってP+多結晶シ
リコンゲート(5および7b、7c,7d)を備える金
属酸化膜半導体トランジスタを形成する。
【0019】図8に示す、CMOSトランジスタの製造
方法に関わる第3実施形態では、結晶面が<100>で
ある単結晶シリコン半導体を基板(substrate )20と
し、まず、熱酸化法によりパッド酸化膜22を形成し、
次に、基板20中へのリン注入によりNウェル領域24
を形成するとともに、基板20中へのホウ素注入により
Pウェル領域26を形成してから、チャネルストッパ2
8をイオン注入によってPウェル26内に形成する。そ
して、次のステップとして熱酸化法により厚さが400
0〜6000Åのフィールド酸化膜30を形成する。
【0020】図9において、ウェットエッチングにより
パッド酸化膜22(図8参照)を除去してから、基板2
0上に第1二酸化シリコン膜32を形成するが、その厚
さを100Åとするとともに、その温度を850〜10
00℃とすることが望ましい。
【0021】次に、第1二酸化シリコン膜32上に非晶
質シリコン膜34を減圧化学気相堆積法により形成し、
その厚さを約1500〜2000Åの範囲とするが、非
晶質シリコン膜34を形成する際にSiH4 およびPH
3 を反応させてリンを非晶質シリコン膜34中に拡散さ
せ、微量ドープのN型非晶質シリコン膜34とし、その
工程温度を550℃とし、そのイオンドーピング濃度を
約1E17〜1E18atoms/cm3 とする。続い
て、非晶質シリコン膜34上に金属シリサイド膜36を
形成して非晶質シリコン膜34の電気抵抗を低下させる
ために用いる。具体的には、金属シリサイド膜36をケ
イ化タングステン膜36とし、非晶質シリコン膜34上
にWF6 およびSiH4 を反応させることにより形成す
るが、その厚さを約500〜1500Åの範囲とするこ
とが望ましい。
【0022】図10において、Pウェル領域26上に第
1レジスト膜38を形成し、Nウェル領域24のアクテ
ィブ領域にイオン注入を行い、BF2 を利用してケイ化
タングステン膜36を透過してP+非晶質シリコン膜3
4を形成するが、その注入エネルギー量を20〜180
KeVとするとともに、そのドーズ量を6E15ato
ms/cm2 以上とする。そして、700〜900℃の
温度でP+非晶質シリコン膜34を熱処理してP+多結
晶シリコン膜34に転換する。その後、第1レジスト膜
38を除去する。
【0023】図11において、リソグラフィーおよびエ
ッチングを行うことにより、第1二酸化シリコン膜3
2、P+多結晶シリコン膜34およびケイ化タングステ
ン膜36をゲート構造として形成する。
【0024】図12において、Nウェル領域24上に第
2レジスト膜40を形成し、Pウェル領域26のアクテ
ィブ領域にイオン注入を行い、微量ドープド・ドレイン
(LDD)42を形成する。続いて、化学気相堆積法に
より650〜750℃の温度で二酸化シリコン膜(図示
せず)をPウェル領域26上に形成した後に、この二酸
化シリコン膜(図示せず)を異方性エッチングすること
によりサイドウォールスペーサ(side wall spacer)4
4を形成する。そして、N型イオン、例えばヒ素を注入
してNチャネル素子であるドレイン46およびソース4
8を形成し、その後、第2レジスト膜40を除去する。
【0025】図13において、Pウェル領域26上に第
3レジスト膜50を形成し、P型イオン、例えばBF2
をNウェル領域24のアクティブ領域へ注入してPチャ
ネル素子であるドレイン52およびソース54を形成し
た後、第3レジスト膜50を除去する。
【0026】本発明は、好適な実施形態により上記の如
く詳細に開示されているが、当業者であれば理解できる
ように、本発明の思想および範囲において、多くの形式
上ならびに細部における各種の変更がなされ得るもので
あって、その特許保護の範囲は、特許請求の範囲ならび
にそれと均等な領域に基づいて決定されるべきものであ
る。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明方法に係る
P+多結晶シリコンゲートを備えた金属酸化物半導体ト
ランジスタは、ゲート中のリンイオンがホウ素イオンを
ゲート中に固定する作用を助長するので、ホウ素イオン
がゲート酸化膜に侵入する割合を減少させることができ
る。したがって、半導体デバイスの性能劣化を防止し
て、その信頼性ならびに歩留まりを向上させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るP型金属酸化物半
導体トランジスタの、二酸化シリコン膜および非晶質シ
リコン膜の形成工程を説明するための断面図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係るP型金属酸化物半
導体トランジスタの、ケイ化タングステン膜の形成工程
を説明するための断面図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係るP型金属酸化物半
導体トランジスタの、ケイ化タングステン膜を透過して
非晶質シリコン膜へイオン注入を行う工程を説明するた
めの断面図である。
【図4】本発明の第1実施形態に係るP型金属酸化物半
導体トランジスタの、ゲート構造の形成工程を説明する
ための断面図である。
【図5】本発明の第1実施形態に係るP型金属酸化物半
導体トランジスタの、ソースおよびドレインの形成工程
を説明するための断面図である。
【図6】本発明の第1実施形態に係るP型金属酸化物半
導体トランジスタの、サイドウォールスペーサの形成工
程を説明するための断面図である。
【図7】本発明の第2実施形態に係るP型金属酸化物半
導体トランジスタの、複合シリコン膜の形成工程を説明
するための断面図である。
【図8】本発明の第3実施形態に係るC型金属酸化物半
導体トランジスタの、Nウェル領域およびPウェル領域
の形成工程を説明するための断面図である。
【図9】本発明の第3実施形態に係るC型金属酸化物半
導体トランジスタの、二酸化シリコン膜、非晶質シリコ
ン膜およびケイ化タングステン膜の形成工程を説明する
ための断面図である。
【図10】本発明の第3実施形態に係るC型金属酸化物
半導体トランジスタの、ケイ化タングステン膜を透過し
て非晶質シリコン膜へイオン注入を行う工程を説明する
ための断面図である。
【図11】本発明の第3実施形態に係るC型金属酸化物
半導体トランジスタの、ゲート構造の形成工程を説明す
るための断面図である。
【図12】本発明の第3実施形態に係るC型金属酸化物
半導体トランジスタの、Nチャネル素子であるドーピン
グ領域の形成工程を説明するための断面図である。
【図13】本発明の第3実施形態に係るC型金属酸化物
半導体トランジスタの、Pチャネル素子であるドーピン
グ領域の形成工程を説明するための断面図である。
【符号の説明】
1 基板 3 フィールド酸化膜 5 二酸化シリコン膜 7 非晶質シリコン膜 7a P+シリコン膜 7b 第1シリコン膜 7c 第2シリコン膜 7d 第3シリコン膜 9 金属シリサイド膜(ケイ化タングステン膜) 11 ソース 13 ドレイン 15 サイドウォールスペーサ 20 基板 22 パッド酸化膜 24 Nウェル領域 26 Pウェル領域 28 チャネルストッパ 30 フィールド酸化膜 32 二酸化シリコン膜 34 非晶質シリコン膜(P+シリコン膜) 36 金属シリサイド膜(ケイ化タングステン膜) 38 第1レジスト膜 40 第2レジスト膜 42 微量ドープド・ドレイン(LDD) 44 サイドウォールスペーサ 46 ドレイン 48 ソース 50 第3レジスト膜 52 ドレイン 54 ソース

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に二酸化シリコン膜を形成
    するステップと、 前記二酸化シリコン膜上に非晶質シリコン膜を形成し、
    SiH4 およびPH3を反応させて前記非晶質シリコン
    膜中にリンを拡散し、N型非晶質シリコン膜とするステ
    ップと、 前記N型非晶質シリコン膜上に金属シリサイド膜を形成
    するステップと、 BF2 を利用して前記金属シリサイド膜を透過してイオ
    ンを注入し、前記N型非晶質シリコン膜をP+シリコン
    膜とするステップと、 前記N型非晶質シリコン膜を熱処理して多結晶シリコン
    膜に変換するステップと、 前記金属シリサイド膜、多結晶シリコン膜および二酸化
    シリコン膜をエッチングしてゲート構造を形成するステ
    ップと、 イオン注入によりソースおよびドレインを形成するステ
    ップとを具備することを特徴とするP+多結晶シリコン
    ゲートを備える金属酸化物半導体(MOS)トランジス
    タの製造方法。
  2. 【請求項2】 半導体基板上に二酸化シリコン膜を形成
    するステップと、 前記二酸化シリコン膜上に非晶質シリコン膜を形成し、
    SiH4 およびPH3を反応させて前記非晶質シリコン
    膜中にリンを拡散し、N型非晶質シリコン膜とするとと
    もに、前記N型非晶質シリコン膜の形成温度を550℃
    とし、イオン濃度を1E17〜1E18atoms/c
    3 とするステップと、 前記N型非晶質シリコン膜上にケイ化タングステン膜を
    形成するステップと、 BF2 を利用して前記ケイ化タングステン膜を透過して
    イオンを注入し、前記N型非晶質シリコン膜をP+シリ
    コン膜として形成するとともに、前記P+シリコン膜の
    イオン注入エネルギー量を20〜180KeVとし、ド
    ーズ量を6E15atoms/cm2 以上とするステッ
    プと、 前記N型非晶質シリコン膜を熱処理して多結晶シリコン
    膜に変換するとともに、前記熱処理温度を700〜90
    0℃の範囲とするステップと、 前記ケイ化タングステン膜、多結晶シリコン膜および二
    酸化シリコン膜をエッチングしてゲート構造を形成する
    ステップと、 イオン注入によりソースおよびドレインを形成するステ
    ップとを具備することを特徴とするP+多結晶シリコン
    ゲートを備えるP型金属酸化物半導体(PMOS)トラ
    ンジスタの製造方法。
  3. 【請求項3】 半導体基板上に二酸化シリコン膜を形成
    するステップと、 前記二酸化シリコン膜上に第1ドープドシリコン膜を形
    成するステップと、 前記第1ドープドシリコン膜上にノンドープドシリコン
    膜を形成するステップと、 前記ノンドープドシリコン膜上に第2ドープドシリコン
    膜を形成するステップと、 BF2を利用して前記金属シリサイド膜を透過してイオ
    ンを注入し、前記第1ドープドシリコン膜、ノンドープ
    ドシリコン膜および第2ドープドシリコン膜をP+シリ
    コン膜として形成するステップと、 前記N型非晶質シリコン膜を熱処理して多結晶シリコン
    膜に変換するステップと、 前記ケイ化タングステン膜、多結晶シリコン膜および二
    酸化シリコン膜をエッチングしてゲート構造を形成する
    ステップと、 イオン注入によりソースおよびドレインを形成するステ
    ップとを具備することを特徴とするP+多結晶シリコン
    ゲートを備えるP型金属酸化物半導体(PMOS)トラ
    ンジスタの製造方法。
  4. 【請求項4】 上記第1ドープドシリコン膜、ノンドー
    プドシリコン膜および第2ドープドシリコン膜が、非晶
    質シリコン膜であることを特徴とする請求項3記載のP
    +多結晶シリコンゲートを備えるP型金属酸化物半導体
    (PMOS)トランジスタの製造方法。
  5. 【請求項5】 上記第1ドープドシリコン膜および第2
    ドープドシリコン膜としての非晶質シリコン膜が、その
    形成温度を550℃とし、イオン濃度を1E17〜1E
    18atoms/cm3 とするとともに、SiH4 およ
    びPH3 を反応させて当該非晶質シリコン膜中にリンを
    拡散したものであることを特徴とする請求項3または4
    記載のP+多結晶シリコンゲートを備えるP型金属酸化
    物半導体(PMOS)トランジスタの製造方法。
  6. 【請求項6】 半導体基板にNウェルおよびPウェルを
    形成するステップと、 フィールド酸化膜を形成するステップと、 前記半導体基板の表面上に第1二酸化シリコン膜を形成
    するステップと、 前記フィールド酸化膜および第1二酸化シリコン膜上に
    非晶質シリコン膜を形成するとともに、SiH4 および
    PH3 を反応させて前記非晶質シリコン膜中にリンを拡
    散し、N型非晶質シリコン膜とするステップと、 前記非晶質シリコン膜上に金属シリサイド膜を形成する
    ステップと、 Pウェル上に第1レジスト膜を形成するステップと、 BF2 を利用して前記金属シリサイド膜を透過してイオ
    ンを注入し、前記非晶質シリコン膜をP+シリコン膜と
    するステップと、 第1レジスト膜を除去するステップと、 前記非晶質シリコン膜を熱処理して多結晶シリコン膜に
    変換するステップと、 前記金属シリサイド膜、多結晶シリコン膜および第1二
    酸化シリコン膜をエッチングしてゲート構造を形成する
    ステップと、 Nウェル上に第2レジスト膜を形成するステップと、 イオン注入により微量ドープド・ドレインを形成するス
    テップと、 第2レジスト膜を除去するステップと、 前記半導体基板の表面上に第2二酸化シリコン膜を形成
    するステップと、 異方性エッチングによりサイドウォールスペーサを形成
    するステップと、 Nウェル上に第3レジスト膜を形成するステップと、 イオン注入によりNチャネルのソースおよびドレインを
    形成するステップと、 第3レジスト膜を除去するステップと、 Pウェル上に第4レジスト膜を形成するステップと、 イオン注入によりPチャネルのソースおよびドレインを
    形成するステップと、 第4レジスト膜を除去するステップとを具備することを
    特徴とするP+多結晶シリコンゲートを備えるC型金属
    酸化物半導体(CMOS)トランジスタの製造方法。
  7. 【請求項7】 上記Nウェルが、その注入イオンをリン
    とし、上記Pウェルが、その注入イオンをホウ素とする
    ものであることを特徴とする請求項6記載のC型金属酸
    化物半導体(CMOS)トランジスタの製造方法。
  8. 【請求項8】 上記非晶質シリコン膜が、その厚さを1
    500〜2000Åの範囲とするものであることを特徴
    とする請求項1,2,3,6の何れか1項記載のP+多
    結晶シリコンゲートを備える金属酸化物半導体トランジ
    スタの製造方法。
  9. 【請求項9】 上記非晶質シリコン膜が、その形成温度
    を550℃とするものであることを特徴とする請求項1
    または6記載のP+多結晶シリコンゲートを備える金属
    酸化物半導体トランジスタの製造方法。
  10. 【請求項10】 上記非晶質シリコン膜が、そのイオン
    濃度を1E17〜1E18atoms/cm3 とするも
    のであることを特徴とする請求項1または6記載のP+
    多結晶シリコンゲートを備える金属酸化物半導体トラン
    ジスタの製造方法。
  11. 【請求項11】 上記金属シリサイド膜が、ケイ化タン
    グステン膜であることを特徴とする請求項1または6記
    載のP+多結晶シリコンゲートを備える金属酸化物半導
    体トランジスタの製造方法。
  12. 【請求項12】 上記ケイ化タングステン膜が、WF6
    およびSiH4 を反応させることにより形成されるもの
    であることを特徴とする請求項2,3,11の何れか1
    項記載のP+多結晶シリコンゲートを備える金属酸化物
    半導体トランジスタの製造方法。
  13. 【請求項13】 上記ケイ化タングステン膜が、その厚
    さを500〜1500Åの範囲とするものであることを
    特徴とする請求項2,3,12の何れか1項記載のP+
    多結晶シリコンゲートを備える金属酸化物半導体トラン
    ジスタの製造方法。
  14. 【請求項14】 上記P+シリコン膜が、そのイオン注
    入エネルギー量を20〜180KeVとするものである
    ことを特徴とする請求項1,3,6の何れか1項記載の
    P+多結晶シリコンゲートを備える金属酸化物半導体ト
    ランジスタの製造方法。
  15. 【請求項15】 上記P+シリコン膜が、そのイオン注
    入ドーズ量を6E15atoms/cm2 以上とするも
    のであることを特徴とする請求項14記載のP+多結晶
    シリコンゲートを備える金属酸化物半導体トランジスタ
    の製造方法。
  16. 【請求項16】 上記熱処理温度が、700〜900℃
    の範囲とするものであることを特徴とする請求項1,
    3,6の何れか1項記載のP+多結晶シリコンゲートを
    備える金属酸化物半導体トランジスタの製造方法。
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