JP2944524B2 - かな漢字変換方法 - Google Patents

かな漢字変換方法

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JP2944524B2 JP8200732A JP20073296A JP2944524B2 JP 2944524 B2 JP2944524 B2 JP 2944524B2 JP 8200732 A JP8200732 A JP 8200732A JP 20073296 A JP20073296 A JP 20073296A JP 2944524 B2 JP2944524 B2 JP 2944524B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はかな漢字変換方法に
関し、特に住所録などの住所データの入力の地名変換に
適したかな漢字変換方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、このようなパソコンなどにおける
かな漢字変換方法の例は、例えば特開平3−2960号
公報等で知られている。これは通常の変換を用いて地名
を変換する場合であり、以下図3を用いて説明する。
【0003】図3は従来の一例を説明するためのかな漢
字変換における動作フロー図である。図3に示すよう
に、第1のステップ30でかな文字を入力し、変換の指
示を受けると、第2のステップ31で単語辞書と品詞間
接続テーブルを検索しながら、文節区切りを決定する。
次に、第3のステップ32で直前の変換結果の自立語を
取り出し、第4のステップ33で直前の文節の自立語と
候補に上げられた自立語との意味の連接を検索し、選択
する。最後に、第5のステップ34では、第1のステッ
プ30で入力されたすべてかな文字の変換が終わったか
どうかを調べ、終わっていなかったら第2のステップ3
1に戻り、続きの文字の変換を行う。もし、全文字列の
変換が終わっていたら、第6のステップ35へ進み、変
換結果を表示する。
【0004】上述の変換は、通常の変換を用いて地名を
変換した場合であったが、上述したような変換だけで
は、地名が連続している住所などを入力するときには、
効率的にかな漢字変換できない。
【0005】そこで通常の変換を用い、地名優先で変換
した場合を次に説明する。
【0006】例えば、「こうしゅう」という読みで地名
を入力したときに、甲州と変換したくても、「講習」な
どが優先的に変換されてしまう場合がある。したがっ
て、従来から変換用に記憶している辞書情報の中に、あ
る単語が地名であるか否かの地名フラグという情報を記
憶させておく。そして、かな漢字変換を行うときに、地
名を優先的に探し出すモードを追加することにより、地
名を優先的に変換されるようにしている。
【0007】ところで、従来の地名フラグの使い方にお
いて、上述したように、地名フラグを活用して地名を優
先的に候補としてもまだ問題が残る。すなわち、地名を
優先的に候補にするモードにしておくと、今度は逆に地
名でない文字に変換したいときでも地名に変換されてし
まうことがあるからである。これは、地名を変換すると
きにその単語につけられている地名を表す単語に一律に
付加されている地名フラグだけを変換に使っているから
である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述したかな漢字変換
方法によると、通常の変換方式においては、必ずしも地
名が優先されて変換されないという欠点があり、また地
名優先で変換した場合には、常に地名が優先されてしま
い、地名を使っていない文章の中にたまたま地名と同じ
単語が現れると、誤変換してしまうという欠点がある。
【0009】さらに、地名フラグを活用する場合には、
地名の単語を判別するために情報を付加したことによ
り、文章中に地名が1文節だけ現れたときに逆に変換で
きなくなってしまうという欠点があり、変換効率を下げ
てしまう。
【0010】本発明の目的は、かかる変換効率を向上さ
せたかなっ漢字変換方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のかな漢字変換方
法は、辞書データを参照し文節単位にかな漢字変換する
なか漢字変換方法において、辞書データに登録された単
語データの内、地名単語のみを用いて1文節変換する第
1のステップと、変換が成功したか否かを判定し、成功
であれば前記第1のステップに戻る第2のステップと、
前記第2のステップで変換が成功しなかった場合に、地
名の文節が2文節以上連続しているか否かを判定する第
3のステップと、前記地名の文節が2文節以上連続して
いると判定された場合、前記地名として変換された文節
が住所を表す文章として正しいか否かを判定する第4の
ステップと、前記第4のステップで正しいと判定された
場合は、この変換された文章を採用することを決定する
第5のステップと、前記第3のステップで地名の文節が
2文節以上連続していないと判定した場合および前記第
4のステップで地名として変換された文節が住所を示す
文章でないと判定した場合に、地名単語以外のすべての
単語および予め定められた地名単語を用いて1文節変換
をする第6のステップと、全ての文節を変換したか否か
判定し、未変換の文節があれば前記第1のステップに戻
る第7のステップと、全ての文節が変換された場合に
は、変換結果を表示する第8のステップとを含んで構成
される。
【0012】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態について
図面を参照して説明する。
【0013】図1は本発明の一実施の形態を説明するた
めの動作フロー図である。図1に示すように、本実施の
形態は、第1の文節を地名をあらわす単語だけで1文節
変換する第1のステップ11と、その変換が成功か否か
を判定する第2のステップ12と、地名の文節が2文節
以上連続しているか否かを判定する第3のステップ13
と、地名として変換された文節が住所を表す文章として
正しいかどうかを判定する第4のステップ14と、地名
単語以外のすべての単語で1文節変換をする第5のステ
ップ15と、すべての文節を変換したかどうかを判定す
る第6のステップ16と、変換結果を表示する第7のス
テップ17と、第4のステップ14で住所を表す文章と
して正しいと判定された場合に、この変換された文章を
採用することを決定する第8のステップ18とを有す
る。その際、上述したかな漢字変換方法で用いられる辞
書データは、あらかじめ地名単語であることを示す地名
フラグと、同じく辞書データに地名でありながら通常の
変換でも使用するという通常変換用フラグとを設けてい
る。
【0014】図2は図1における辞書データの構成図で
ある。図2に示すように、本実施の形態で使用する辞書
は、通常の辞書が地名フラグ20,読み22,漢字2
3,その他の情報24から成るのに対し、地名であって
も通常の変換でも使用する単語を判別できるように、通
常変換使用フラグ21を追加している。ただし、地名フ
ラグ20は、地名の場合にはON、地名でない場合には
OFFである。また、通常変換使用フラグ21は、地名
フラグ20がONのときだけ有効であり、この通常変換
使用フラグ21がONの時は地名であっても通常変換に
使用する。なお、地名フラグ20がONで、通常変換使
用フラグ21がOFFのときは、この漢字は地名として
しか使わない。
【0015】さらに、25〜28は、それぞれ「東
京」,「甲州」,「大坂」,「講習」という単語の辞書
データである。
【0016】上記のように、辞書情報が設定されている
理由は、本実施の形態によるかな漢字変換が、まず地名
の単語だけを用いステップ11で1文節変換し、地名だ
けではステップ12にあるように変換が成功せず、また
ステップ13にあるように、地名の文節が2文節連続し
ていない場合に、ステップ16に示すとおり、初めて地
名単語以外のすべての単語で1文節変換するからであ
る。
【0017】また都道府県名や政令指定都市などの通常
の文章の中で頻繁に使われると判断した単語、例えば東
京(25)、大坂(27)といった単語は、通常変換で
も使用するように設定している。逆に、住所などの入力
以外では滅多に通常入力で単独に現れない漢字、例えば
甲州(26)といった単語は地名フラグはONである
が、通常変換フラグはOFFにしておく。
【0018】そのため、「こうしゅうをうける」を「講
習を受ける」と変換したいときに、誤って「甲州を受け
る」と変換してしまうことがなくなる。
【0019】以下、本発明の具体的な幾つかの実施例を
図1を用いて説明する。
【0020】まず、第1の実施例はかな文字列として
「ふくおかけんふくおかしはかたく」という文字列を入
力する。図1の第1のステップ11では地名の単語だけ
で1文節変換し「福岡県」という文節に変換する。つい
で、第2のステップ12で変換が成功したか否かを判断
し、成功したときは第1のステップ11に戻る。この第
1のステップ11では、次の文節をさらに地名の単語だ
けでもう1文節変換し、「福岡市」と変換する。また、
第2のステップ12で変換が成功したか否かを判断し、
この場合は成功したので、第1のステップ11に戻る。
さらに、第1のステップ11で次の文節を変換し、「博
多区」と変換する。この第2のステップ12での変換は
成功したと判定され、ふたたび第1のステップ11に戻
る。
【0021】一方、第1のステップ11での変換すべき
文字列がなくなった場合は、変換は失敗する。すなわ
ち、第2のステップ12での変換が失敗と判断され、つ
ぎの第3のステップ13に進む。この第3のステップ1
3では、地名の文節が2文節以上連続しているか否かを
判定するが、この場合は3文節連続しているので、第4
のステップ14に進む。第4のステップ14では、住所
として表す文章として、都道府県名、市区町村名、町名
などが正しい順序で並んでいるかを判定し、正しく住所
を表す文書になっているときは、第8のステップ18に
進み、ここまで変換した「福岡県福岡市博多区」を正し
い変換結果として採用することにする。
【0022】さらに、第6のステップ16に進み、すべ
ての文節を変換したか否かを判定し、すべての文節が変
換されているときは、第7のステップ17に進み、変換
結果の「福岡県福岡市博多区」を表示する。
【0023】次に、第2の実施例は、かな文字列として
「ひらたしひらたちょう」という文字列を入力する。こ
の場合も、第1ステップ11で地名の単語だけで1文節
変換し、「平田市」という文節に変換する。ついで、第
2のステップ12で変換が成功したか否かを判断し、成
功していると、第1のステップ11に戻る。この第1の
ステップ11に戻って次の文節をさらに地名の単語だけ
でもう1文節変換し、「平田町」と変換する。再び、第
2のステップ12で変換が成功したか否かを判断し、成
功しているときは、第1のステップ11に戻る。
【0024】前述したように、第1のステップ11に戻
ると、変換は失敗する。すなわち、第2のステップ12
で変換が失敗したと判定され、その場合は第3のステッ
プ13に進む。この第3のステップ13では地名の文節
が2文節以上連続しているか否かを判定し、2文節連続
しているときは、第4のステップ14に進む。
【0025】この第4のステップ14では、住所として
表す文章として、都道府県名、市区町村名、町名などが
正しい順序でならんでいるかを判定し、正しく住所を表
す文書になっているときは、第8のステップ18に進
み、ここまで変換した「平田市平田町」を正しい変換結
果として採用することになる。さらに、第6のステップ
16に進み、すべての文節を変換したか否かを判定し、
すべての文節が変換されているときは、第7のステップ
17に進み、変換結果の「平田市平田町」を表示する。
【0026】次に、第3の実施例は、かな文字列として
「じつぎのこうしゅうをうける」という文字列を入力す
る。第1のステップ11で地名の単語だけで1文節変換
ができない。この場合は第2のステップ12で変換が成
功したか否かを判断し、成功していないときは、第3の
ステップ13に進む。この第3のステップ13で地名の
文節が2文節以上連続しているか否かを判定し、連続し
ていないときは、第5のステップ15に進む。第5のス
テップ15で地名単語以外の単語(主要な地名は含む)
で1文節変換し、「実技の」という文節に変換する。
【0027】ついで、第6のステップ16ですべての文
節を変換したかどうかを判定するが、まだ変換していな
い文節があるときは、第1のステップ11へ戻る。この
第1のステップ11で次の文節が地名の単語だけで1文
節変換を実施し、次の文節の「こうしゅうを」を「甲州
を」に変換する。さらに、第2のステップ12に進ん
で、変換が成功しているか否かを判断し、成功している
ときは第1のステップ11に戻る。第1のステップ11
では、次の「うける」という文節を地名の単語だけで変
換しようとするが、「うける」に相当する地名が登録さ
れていないので、変換は失敗し、第2のステップ12へ
進む。
【0028】第2のステップ12では、変換失敗と判定
され、第3のステップ13へ進む。この第3のステップ
13で地名が2文節以上連続しているか否かを判定し、
「甲州を」という1文節だけしか地名で変換できなかっ
たことがわかると、住所ではないと判断され、「甲州
を」という変換は無効となり、「こうしゅうをうける」
の状態に戻され、第5のステップ15へ進む。
【0029】この第5のステップ15では、次の文節と
して「こうしゅうを」を「講習を」28などの地名フラ
グがONでない単語で変換し、第6のステップ16へ進
む。第6のステップ16では、すべての文節を変換した
か否かの判定をし、まだ「うける」が変換されていない
と判定されると、第1のステップ11へ戻る。第1のス
テップ11では、「うける」を地名の単語だけで1文節
変換しようとするが、変換に失敗し、第2のステップ1
2へ進む。この第2のステップ12では変換失敗と判断
され、第3のステップ13へ進む。第3のステップ13
で地名の文節が2文節以上連続しているか否かを判定
し、連続していないと判定されると、第5のステップ1
5へ進む。第5のステップ15で「うける」を地名単語
以外のすべての単語で1文節変換して「受ける」などに
変換し、第6のステップ16へ進む。最後に、第6のス
テップ16では、もうすべての文節の変換を終了したと
みなして第7のステップ17へ進み、変換結果の「実技
の講習を受ける」を表示する。
【0030】次に、第4の実施例は、かな文字列として
「きょうとあすのあいだに」という文字列を入力する。
まず第1のステップ11で地名の単語だけで1文節変換
を行い、「京都」と変換する。ついで、第2のステップ
12で変換が成功したか否かを判断し、成功していると
きは、第1のステップ11に戻る。この第1のステップ
11では、次の「あすの」という文節を地名の単語だけ
で変換しようとするが、「あすの」に相当する地名が登
録されていないので、変換は失敗し、第2のステップ1
2へ進む。この第2のステップ12では、変換失敗と判
定され、第3のステップ13へ進む。さらに、第3のス
テップ13で地名が2文節以上連続しているか否かを判
定し、「京都」という1文節だけしか地名で変換できな
かったことがわかると、住所ではないと判断され、「京
都」という変換は無効となり、「きょうとあすの」の状
態に戻され、第5のステップ15へ進む。
【0031】ついで、第5のステップ15では、次の文
節として「きょうと」を「今日と」などの地名を使わな
い単語で変換し、第6のステップ16へ進む。この第6
のステップ16では、すべての文節を変換したか否かを
判定し、まだ「あすのあいだに」が変換されていないと
わかると、第1のステップ11へ戻る。さらに、第1の
ステップ11では、「明日の」を地名の単語だけで1文
節変換しようとするが変換に失敗し、第2のステップ1
2へ進む。この第2のステップ12では変換失敗と判断
され、第3のステップ13へ進む。
【0032】さらに、第3のステップ13で地名の文節
が2文節以上連続しているか否かを判定し、連続してい
ないと判定されると、第5のステップ15へ進む。この
第5のステップ15で「あいだに」を地名単語以外のす
べての単語で1文節変換して「間に」などに変換し、第
6のステップ16へ進む。さらに、第6のステップ16
では、もうすべての文節の変換を終了としたと判定し、
第7のステップ17へ進み、変換結果の「今日と明日の
間に」を表示する。
【0033】最後に、第5の実施例は、かな文字列とし
て「かれはとうきょうへいった」という文字列を入力す
る。まず、第1のステップ11で地名の単語だけで1文
節変換を行い、「かれは」は変換に失敗する。すなわ
ち、第2のステップ12で変換に失敗したことと判定さ
れ、第5のステップ15へ進む。この第5のステップ1
5では、地名単語以外のすべての単語で1文節変換しよ
うとするので、最初の文節として、「かれはと」が選択
される。このまま変換すれば、「枯れ葉と」などに変換
される。
【0034】ところが、本実施例では、「東京」が都道
府県名なので、地名でありながら第5のステップ15の
地名単語以外にも含まれるので、第5のステップ15で
第2の文節として「とうきょう」がふさわしいと判断さ
れ、文節区切りが変更され、先頭の文節は「かれは」と
なり、「彼は」などと変換される。
【0035】さらに、第6のステップ16に進み、まだ
すべての文節を変換していないと判定されると、第1の
ステップ11へ戻る。この第1のステップ11では、
「とうきょうへ」を文節に区切り、地名の単語だけで1
文節変換を行う。すなわち、「とうきょうへ」が地名で
変換できるので、「東京へ」と変換して、第2のステッ
プ12で変換が成功したか否かを判断し、成功したとき
には、第1のステップ11に戻る。
【0036】さらに、第1のステップ11では、次の
「いった」という文節を地名の単語だけで変換しようと
するが、「いった」に相当する地名が登録されていない
ので、変換は失敗し、第2のステップ12へ進む。この
第2のステップ12では、変換失敗と判定され、第3の
ステップ13へ進む。また、第3のステップ13で地名
が2文節以上連続しているか否かを判定し、「東京へ」
という1文節だけしか地名で変換できなかったことがわ
かると、住所ではないと判断され、「東京へ」という変
換は無効となり、「とうきょうへいった」の状態に戻さ
れ、第5のステップ15では、次の文節として「とうき
ょうへ」をふたたび文節として選択する。
【0037】しかるに、「東京」は地名なので、第5の
ステップ15は本来候補とならないが、都道府県名であ
り、通常の変換である第5のステップ15でも使用でき
るので、「東京へ」と変換し、第6のステップ16へ進
む。この第6のステップ16では、すべての文節を変換
したか否かの判定をして、まだ「いった」が変換されて
いないと判定されると、第1のステップ11へ戻る。第
1のステップ11では「いった」を地名の単語だけで1
文節変換しようとするが、変換に失敗し、第2のステッ
プ12へ進む。この第2のステップ12では、変換失敗
と判断され、第3のステップ13へ進む。
【0038】さらに、第3のステップ13で地名の文節
が2文節以上連続しているか否かを判定し、連続してい
ないことがわかると、第5のステップ15では、「いっ
た」を地名単語以外のすべての単語で1文節変換して
「行った」などに変換し、しかる後第6のステップ16
では、もうすべての文節の変換を終了したので、第7の
ステップ17へ進み、変換結果の「彼は東京へ行った」
を表示する。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のかな漢字
変換方法は、従来のような通常の変換方式において必ず
しも地名が優先されて変換されないという欠点を解消
し、また常に地名が優先されてしまうようなときに、地
名を使っていない文章の中にたまたま地名と同じ単語が
現れても誤変換を少なくするとともに、地名の単語を判
別するために情報を付加したことにより、文章中に地名
が1文節だけ現れたときに逆に変換できなくなってしま
うということも解消できるので、変換効率を向上させる
ことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を説明するための動作フ
ロー図である。
【図2】図1における辞書データの構成図である。
【図3】従来の一例を説明するための動作フロー図であ
る。
【符号の説明】
11 地名の単語だけで1文節変換する変換ステップ 12 変換が成功したか否かを判定する判定ステップ 13 地名の文節が2文節以上連続しているか否かを
判定する判定ステップ 14 住所として表す文章として正しいか否かを判定
する判定ステップ 15 地名単語以外(主要な地名は含む)のすべての
単語で1文節変換をする変換ステップ 16 すべての文節を変換したか否かを判定する判定
ステップ 17 変換結果を表示する表示ステップ 18 住所の変換を採用するステップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−292662(JP,A) 特開 昭55−43627(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06F 17/21 - 17/28

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 辞書データを参照し文節単位にかな漢字
    変換するなか漢字変換方法において、辞書データに登録
    された単語データの内、地名単語のみを用いて1文節変
    換する第1のステップと、変換が成功したか否かを判定
    し、成功であれば前記第1のステップに戻る第2のステ
    ップと、前記第2のステップで変換が成功しなかった場
    合に、地名の文節が2文節以上連続しているか否かを判
    定する第3のステップと、前記地名の文節が2文節以上
    連続していると判定された場合、前記地名として変換さ
    れた文節が住所を表す文章として正しいか否かを判定す
    る第4のステップと、前記第4のステップで正しいと判
    定された場合は、この変換された文章を採用することを
    決定する第5のステップと、前記第3のステップで地名
    の文節が2文節以上連続していないと判定した場合およ
    び前記第4のステップで地名として変換された文節が住
    所を示す文章でないと判定した場合に、地名単語以外の
    すべての単語および予め定められた地名単語を用いて1
    文節変換をする第6のステップと、全ての文節を変換し
    たか否か判定し、未変換の文節があれば前記第1のステ
    ップに戻る第7のステップと、全ての文節が変換された
    場合には、変換結果を表示する第8のステップとを含む
    ことを特徴とするかな漢字変換方法。
  2. 【請求項2】 前記第4のステップにおいて、文節が都
    道府県名をあらわす文節、市名をあらわす文節、町名を
    あらわす文節の順序で並んでいる場合に、住所を表す文
    章として正しいと判定する請求項1記載のかな漢字変換
    方法。
  3. 【請求項3】 前記第6のステップにおいて、前記予め
    定められた地名単語は、都道府県名、政令指定都市名を
    用いた請求項1記載のかな漢字変換方法。
  4. 【請求項4】 前記辞書データは、地名単語を示す第1
    のフラグと、前記予め定められた地名単語であることを
    示す第2のフラグとを設けて構成される請求項1記載の
    かな漢字変換方法。
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