JP2943900B2 - データ・ファイルのデータ圧縮処理装置,データ伸長処理装置,データ圧縮処理方法およびデータ伸長処理方法 - Google Patents

データ・ファイルのデータ圧縮処理装置,データ伸長処理装置,データ圧縮処理方法およびデータ伸長処理方法

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JP2943900B2
JP2943900B2 JP6140310A JP14031094A JP2943900B2 JP 2943900 B2 JP2943900 B2 JP 2943900B2 JP 6140310 A JP6140310 A JP 6140310A JP 14031094 A JP14031094 A JP 14031094A JP 2943900 B2 JP2943900 B2 JP 2943900B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、データ・ファイルのデ
ータ圧縮処理装置,伸長処理装置,圧縮処理方法および
伸長処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、高い圧縮効率を得るには、辞書な
どを使用してデータ制御を行う複雑な圧縮処理方法が一
般的に知られており、連続する同一文字を圧縮する連長
圧縮処理は圧縮効率が悪いという欠点を有している。図
13は従来の連長圧縮の処理フローを示す図である。先
ず、レコードを入力域に読み込み(ステップS1)、次
に入力域のレコードを連長圧縮して(ステップS2)出
力域に出力し(ステップS3)、全てのレコードを連長
圧縮したか否かを調べ(ステップS4)、否の場合には
同様な処理を行い、全てのレコードを連長圧縮したなら
ば、エンドとする。入力域や出力域はメモリ上に存在す
る。
【0003】例えば、「C1C1C1C1C1C2C2C2C2C2C3C3C3C3
C3」と言う16進数表示の15バイトのレコードを連長
圧縮すると仮定する。なお、EBCDICコード系にお
いては、C1はAと言う英文字を示し、C2はBと言う英文
字を示し、C3はCと言う英文字を示す。「C1C1C1C1C1C2
C2C2C2C2C3C3C3C3C3」と言う15バイトのレコードを連
長圧縮すると、「C1α04C2α04C3α04」と言う9バイト
の圧縮データが得られる。「C1α04」はC1と言う文字が
5個連なっていることを表し、「C2α04」はC2と言う文
字が5個連なっていることを表し、「C3α04」はC3と言
う文字が5個連なっていることを表している。「α」は
1バイトの制御文字である。
【0004】図14は従来の連長伸長の処理フローを示
す図である。先ず、レコードを入力域に読み込み(ステ
ップS1)、次に入力域のレコードを連長伸長して(ス
テップS2)出力域に出力し(ステップS3)、全ての
レコードを連長伸長したか否かを調べ(ステップS
4)、否の場合には同様な処理を行い、全てのレコード
を連長伸長したならば、エンドとする。例えば、「C1α
04C2α04C3α04」と言う9バイトの圧縮データを連長伸
長すると、「C1C1C1C1C1C2C2C2C2C2C3C3C3C3C3」と言う
15バイトのレコードが得られる。
【0005】図15は従来のブロック域への圧縮データ
の格納を説明する図である。図15(a) は第1の従来例
を示す。この方式をパターン1方式と呼ぶ。パターン1
方式においては、圧縮データの出力用バッファ内に主リ
ミット・ポインタMと副リミット・ポインタSを設定
し、圧縮データの出力後のバッファ内実ポインタPが副
リミット・ポインタS以上になった場合には、出力バッ
ファへの圧縮データの出力処理を取り止める出力制御を
行う。このため、圧縮元レコード長が大きい場合はブロ
ック内に大きな空領域が生じ、圧縮効率を低下させてい
た。
【0006】上述の主リミット・ポインタMは、出力バ
ッファにおけるブロックの区切りとなるポインタであ
る。また、副リミット・ポインタSは、主リミット・ポ
インタMから最悪サイズを引いた位置のポインタであ
る。最悪サイズは、データによっては圧縮すると逆に長
大してしまう場合があるため、圧縮元のデータ・サイズ
から定められる最悪の値である。
【0007】図15(b) は第2の従来例を示す。この方
式をパターン2方式と呼ぶ。パターン2方式は、パター
ン1方式の欠点を解消するために考え出されたものであ
る。パターン2方式においては、圧縮データをいったん
作業域に出力し、圧縮後のデータ・サイズとバッファ内
空領域サイズ(Mの値−Pの値)とを比較して、出力バ
ッファに出力可能なことを条件として作業域の圧縮デー
タを出力バッファに転送する。パターン2方式では、パ
ターン1方式に比べて圧縮効率を高めることが出来る
が、レコード毎に作業域へ圧縮データを転送する必要が
あるため、処理時間が大幅に低下すると言う別の問題が
生ずる。
【0008】図16は従来の媒体異常発生時の圧縮デー
タの復元を説明する図である。圧縮データは例えば磁気
ディスクに記憶されている。圧縮データの復元を行うと
きは、磁気ディスクに記憶されている圧縮データをブロ
ック単位で入力バッファに読み込んで、圧縮データの復
元を行うが、磁気ディスクからの圧縮データの読込み時
に媒体異常が発生した時には、従来の技術においては、
それ以後の処理を打ち切っていた。図示の例では、ブロ
ック当たりの収納レコード数が4であり、ブロック2の
読込み時に媒体異常が発生したとしている。このような
状態の下では、従来の技術では、ブロック2,ブロック
3,ブロック4を構成している圧縮データの復元が行わ
れない。すなわち、12レコードが消失する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】図13に示したような
従来の連長圧縮方式は、圧縮効率が悪いと言う欠点を有
している。また、図15(a) に示したような従来のブロ
ック域への圧縮データの格納方式は、データの収納効率
が悪いと言う欠点を有しており、図15(b) の方式は処
理効率が悪いという欠点を有している。さらに、図16
に示したような従来の媒体異常発生時の圧縮データの復
元方式は、大量のレコードが消失すると言う欠点を有し
ている。
【0010】本発明は、この点に鑑みて創作されたもの
であって、辞書などの他資源を使用しない簡単な方法で
高い圧縮率で且つ効率良くデータ・ファイルのデータを
圧縮する圧縮処理装置および方法を提供することを目的
としている。また、本発明は、圧縮データを効率よく伸
長できる伸長処理装置および方法を提供することを目的
としている。更に、本発明は、圧縮データを効率良く出
力バッファに格納できる圧縮処理装置および方法を提供
することを目的としている。更に、本発明は、データの
入力処理中に媒体異常が発生した時に、異常発生箇所ま
での圧縮データを伸長できる伸長処理装置および方法を
提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】図1(a) は請求項1の発
明の原理説明図である。請求項1のデータ圧縮処理装置
は、1個または複数個のレコードを格納する入力バッフ
ァと、レコード排他的論理和演算部およびレコード連長
圧縮部を有する圧縮処理手段と、1個または複数個の圧
縮データを格納する出力バッファとを具備し、圧縮処理
手段は、入力バッファからレコードを取り出し、取り出
したレコードが最初のものである場合には、取り出した
レコードを作業域に格納すると共に、レコード連長圧縮
部によって連長圧縮し、連長圧縮の結果を出力バッファ
に格納し、取り出したレコードが最初のレコードに後続
するレコードである場合には、取り出したレコードと作
業域に格納されている一つ前のレコードをレコード排他
的論理和演算部によって排他的論理和演算し、排他的論
理和演算の結果をレコード連長圧縮部によって連長圧縮
し、取り出したレコードを作業域に書き込むと共に連長
圧縮の結果を出力バッファに格納することを特徴とする
ものである。
【0012】図1(b) は請求項2の発明の原理説明図で
ある。請求項2のデータ伸長処理装置は、1個または複
数個の圧縮データを格納する入力バッファと、レコード
連長伸長部およびレコード排他的論理和演算部を有する
伸長処理手段と、1個または複数個のレコードを格納す
る出力バッファとを具備し、伸長処理手段は、入力バッ
ファから圧縮データを取り出し、取り出した圧縮データ
が最初のものである場合には、当該圧縮データをレコー
ド連長伸長部によって連長伸長し、連長伸長の結果を作
業域および出力バッファに書き込み、取り出した圧縮デ
ータが最初の圧縮データに後続するものである場合に
は、当該圧縮データをレコード連長伸長部によって連長
伸長し、連長伸長の結果得られたレコードと作業域のレ
コードをレコード排他的論理和演算部によって排他的論
理和演算し、排他的論理和演算の結果を作業域および出
力バッファに書き込むことを特徴とするものである。
【0013】請求項3のデータ圧縮処理装置は、請求項
1のデータ圧縮処理装置において、レコード連長圧縮部
が、所定の文字の複数個の連続した並びとして構成され
る文字列を、特定制御文字と当該特定制御文字に続く上
記所定の文字の個数を示す文字とで表し、これ以外の文
字の複数個の連続した並びとして構成される文字列を、
当該文字と,それに後続する他の特定制御文字と,それ
に後続する当該文字の個数を示す文字とで表すことを特
徴とするものである。
【0014】請求項4のデータ伸長処理装置は、請求項
2のデータ伸長処理装置において、レコード連長伸長部
が、圧縮データの中に特定制御文字が現れた場合には、
当該特定制御文字に後続する文字で示される個数+1だ
け、所定の文字を出力し、圧縮データの中に他の特定制
御文字が現れた場合には、当該他の特定制御文字に後続
する文字で示される個数だけ、当該他の特定制御文字の
直前に存在する文字を出力することを特徴とするもので
ある。
【0015】図2(a) は請求項5の発明の原理説明図で
ある。請求項5のデータ圧縮処理装置は、レコードを圧
縮して得られた圧縮データが書き込まれる出力バッファ
と、作業バッファと、出力バッファにおけるブロックの
区切りを示す主リミット・ポインタと、主リミット・ポ
インタから圧縮元レコードのデータ・サイズによって定
まるサイズを差し引いた位置を示す副リミット・ポイン
タと、出力バッファにおけるデータ書込位置を示す実ポ
インタと、レコードを圧縮して出力バッファに書き込む
圧縮処理手段とを具備し、圧縮処理手段は、実ポインタ
が副リミット・ポインタより小である場合には、レコー
ドの圧縮結果を出力バッファに書き込み、次いで実ポイ
ンタを更新し、実ポインタが副リミット・ポインタ以上
の場合には、レコードの圧縮結果を作業バッファに書き
込み、次に実ポインタに圧縮結果のデータ・サイズを加
算したものが主リミット・ポインタ以下であることを条
件として作業バッファの圧縮結果を出力バッファに格納
し、次に実ポインタの更新を行うことを特徴とするもの
である。
【0016】図2(b) は請求項6の発明の原理説明図で
ある。請求項6のデータ伸長処理装置は、レコードを圧
縮して得られた圧縮データを格納する入力バッファと、
媒体異常発生箇所を示す値を記憶する異常箇所ポインタ
と、入力バッファのブロック内における文字読込位置を
示す実ポインタと、データ・ファイルからブロック単位
で圧縮データを読み込んで入力バッファに格納すると共
にブロック読込みの過程において媒体異常が発生した時
には媒体異常の位置を示すブロック内相対位置を異常箇
所ポインタにセットするデータ読込処理手段と、圧縮デ
ータを伸長する処理を行う伸長処理手段とを具備し、伸
長処理手段は、ブロック読込みの過程において媒体異常
が発生していない場合は、当該ブロックに含まれている
圧縮データを全て伸長し、媒体異常が発生している場合
には、実ポインタが異常箇所ポインタに達するまで、当
該ブロックに含まれている圧縮データの伸長処理を行う
ことを特徴とするものである。
【0017】請求項7のデータ圧縮処理方法は、1個ま
たは複数個のレコードを格納する入力バッファから、レ
コードを取り出し、取り出したレコードが最初のもので
ある場合には、取り出したレコードを作業域に格納する
と共に連長圧縮し、連長圧縮の結果を出力バッファに格
納し、取り出したレコードが最初のレコードに後続する
レコードである場合には、取り出したレコードと作業域
に格納されている一つ前のレコードとを排他的論理和演
算し、排他的論理和演算の結果を連長圧縮し、取り出し
たレコードを作業域に書き込むと共に連長圧縮の結果を
出力バッファに格納することを特徴とするものである。
【0018】請求項8のデータ伸長処理方法は、1個ま
たは複数個の圧縮データを格納する入力バッファから圧
縮データを取り出し、取り出した圧縮データが最初のも
のである場合には、当該圧縮データを連長伸長し、連長
伸長の結果を作業域および出力バッファに書き込み、取
り出した圧縮データが最初の圧縮データに後続するもの
である場合には、当該圧縮データを連長伸長し、連長伸
長の結果得られたレコードと作業域のレコードとを排他
的論理和演算し、排他的論理和演算の結果を作業域およ
び出力バッファに書き込むことを特徴とするものであ
る。
【0019】請求項9のデータ圧縮処理方法は、請求項
7のデータ圧縮処理方法において、所定の文字の複数個
の連続した並びとして構成される文字列を、特定制御文
字と当該特定制御文字に続く上記所定の文字の個数を示
す文字とで表し、これ以外の文字の複数個の連続した並
びとして構成される文字列を、当該文字と,それに後続
する他の特定制御文字と,それに後続する当該文字の個
数を示す文字とで表すことを特徴とするものである。
【0020】請求項10のデータ伸長処理方法は、請求
項8に記載のデータ伸長処理方法において、圧縮データ
の中に特定制御文字が現れた場合には、当該特定制御文
字に後続する文字で示される個数+1だけ、所定の文字
を出力し、圧縮データの中に他の特定制御文字が現れた
場合には、当該他の特定制御文字に後続する文字で示さ
れる個数だけ、当該他の特定制御文字の直前に存在する
文字を出力することを特徴とするものである。
【0021】請求項11のデータ圧縮処理方法は、出力
バッファにおけるブロックの区切りを示す主リミット・
ポインタ,主リミット・ポインタから圧縮元レコードの
データ・サイズによって定まるサイズを差し引いた位置
を示す副リミット・ポインタおよび出力バッファにおけ
るデータ書込位置を示す実ポインタを設定し、入力バッ
ファからレコードを読み込み、実ポインタが副リミット
・ポインタより小である場合には、読み込んだレコード
の圧縮結果を出力バッファに書き込み、次いで実ポイン
タを更新し、実ポインタが副リミット・ポインタ以上の
場合には、読み込んだレコードの圧縮結果を作業バッフ
ァに書き込み、次に実ポインタに圧縮結果のデータ・サ
イズを加算したものが主リミット・ポインタ以下である
ことを条件として作業バッファの圧縮結果を出力バッフ
ァに格納し、次に実ポインタの更新を行うことを特徴と
するものである。
【0022】請求項12のデータ伸長処理方法は、外部
記憶装置上のデータ・ファイルから1ブロックの圧縮デ
ータを入力バッファに読み込み、読込みの過程で媒体異
常が発生した場合には、入力バッファに何処まで圧縮デ
ータが正常に読み込まれたかを示す値を異常箇所ポイン
タに書き込むと共に、媒体異常が発生したことを記憶
し、ブロック読込みの過程において媒体異常が発生して
いない場合は、当該ブロックに含まれている圧縮データ
を全て伸長し、媒体異常が発生している場合には、実ポ
インタが異常箇所ポインタに達するまで、当該ブロック
に含まれている圧縮データの伸長処理を行うことを特徴
とするものである。
【0023】
【作用】請求項1のデータ圧縮処理装置の作用について
説明する。請求項1のデータ圧縮処理装置においては、
1番目のレコードについては連長圧縮してその結果を出
力バッファに格納し、2番のレコードについては2番目
のレコードと1番目のレコードとのEORを取り、EO
Rの結果を連長圧縮して、その結果を出力バッファに格
納する。3番目のレコードについては、3番目のレコー
ドと2番目のレコードとのEORをとり、EORの結果
を連長圧縮し、出力バッファに格納する。以下、同様な
処理を繰り返す。請求項7のデータ圧縮処理方法の作用
は、ほぼ同じである。
【0024】請求項2のデータ伸長処理装置の作用につ
いて説明する。請求項2のデータ伸長処理装置は、請求
項1のデータ圧縮処理装置で圧縮された圧縮データを伸
長するものである。1番目の圧縮データについては連長
伸長し、次に連長伸長結果データを作業域に格納し、次
に出力バッファに格納する。2番目の圧縮データについ
ては、連長伸長し、この連長伸長結果と作業域のデータ
とのEORを取り、EOR結果を作業域に格納し、次に
出力バッファに格納する。3番目以降の圧縮データにつ
いては、2番目の圧縮データに対する処理と同様な処理
を行う。請求項8のデータ伸長処理方法の作用は、略ぼ
同じである。
【0025】請求項3のデータ圧縮処理装置の作用につ
いて説明する。請求項3のデータ圧縮処理装置において
は、所定の文字の複数個の連続した並びとして構成され
る文字列を、特定制御文字(例えば「β」)と所定の文
字の個数を示す文字の並びに圧縮するものである。例え
ば、5個の所定の文字から構成される文字列は、「β0
4」と圧縮される。所定の文字とは、例えば16進数表
現で「00」である。i番目のレコードとi+1番目のレ
コードのEORを取ると、その結果には「00」の出現頻
度が高い。請求項9のデータ圧縮処理方法の作用は、ほ
ぼ同じである。
【0026】請求項4のデータ伸長処理装置の作用につ
いて説明する。請求項4のデータ伸長処理装置は、例え
ば「β04」と言う文字列があった場合には、これを5個
の所定の文字から構成される文字列に伸長するものであ
る。請求項10のデータ伸長処理方法の作用は、ほぼ同
じである。
【0027】請求項5のデータ圧縮処理装置の作用につ
いて説明する。請求項5のデータ圧縮処理装置は、実ポ
インタが副リミット・ポインタより小である場合には、
圧縮データを直接的に出力バッファに書き込み、実ポイ
ンタが副リミット・ポインタ以上の場合には、圧縮デー
タをいったん作業バッファに書き込み、この圧縮データ
のサイズと現在の実ポインタを加算したものが主リミッ
ト・ポインタを越えていないことを条件として、作業バ
ッファの圧縮データを出力バッファに書き込むものであ
る。請求項11のデータ圧縮処理方法の作用は、ほぼ同
じである。
【0028】請求項6のデータ伸長処理装置の作用につ
いて説明する。請求項6のデータ伸長処理装置は、ブロ
ックの読込み過程において媒体異常が発生した場合に
は、異常箇所ポインタEに媒体異常の位置を示すブロッ
ク内相対位置をセットし、実ポインタPが異常箇所ポイ
ンタEに達するまで、当該ブロックの伸長処理を行うも
のである。請求項12のデータ伸長処理方法の作用は、
ほぼ同じである。
【0029】
【実施例】図3は本発明のデータ圧縮処理装置の概要を
示す機能ブロック図である。同図において、1は入力フ
ァイル、2は入力データ読込み部、3はレコードEOR
部、4はレコード連長圧縮部、5は圧縮データ書込み
部、6は圧縮ファイル、7は入力バッファ、8は作業バ
ッファ、9は出力バッファを示している。
【0030】入力ファイル1は、例えば磁気ディスク上
に存在する。圧縮ファイル6も同様である。入力データ
読込み部2やレコードEOR部3,レコード連長圧縮部
4,圧縮データ書込み部5は、計算機の中に機能として
存在する。入力バッファ7や作業バッファ8,出力バッ
ファ9は、計算機のメモリ上に存在する。
【0031】応用プログラムから圧縮コマンドが発行さ
れると、圧縮処理が開始される。入力データ読込み部2
は、圧縮コマンドで指定された入力ファイルからデータ
を入力バッファ7に読み込む。レコードEOR部3は、
入力バッファ7から取り出されたレコードと,作業バッ
ファに保持されている一つ前のレコードとのEORを取
る。なお、取り出されたレコードが先頭レコードの場合
は、このEOR処理は迂回される。レコード連長圧縮部
4は、先頭レコードの場合はレコードそのものを、第2
レコード以降の場合はEOR結果を連長圧縮する。連長
圧縮の結果は、出力バッファ9に書き込まれる。圧縮デ
ータ書込み部5は、出力バッファ9の圧縮データを圧縮
ファイル6に書き込む。
【0032】図4は本発明の伸長処理装置の概要を示す
機能ブロック図である。同図において、11は圧縮ファ
イル、12は圧縮データ読込み部、13はレコード連長
伸長部、14はレコードEOR部、15は出力データ書
込み部、16は出力ファイル、17は入力バッファ、1
8は作業バッファ、19は出力バッファをそれぞれ示し
ている。
【0033】圧縮ファイル11は、例えば磁気ディスク
上に存在する。出力ファイル16も同様である。圧縮デ
ータ読込み部12やレコード連長伸長部13,レコード
EOR部4,出力データ書込み部15は、計算機の中に
機能として存在する。入力バッファ17や作業バッファ
18,出力バッファ19は、計算機のメモリ上に存在す
る。
【0034】応用プログラムから伸長コマンドが発行さ
れると、伸長処理が開始される。圧縮データ読込み部1
2は、伸長コマンドで指定されたファイルから圧縮デー
タを入力バッファ17に読み込む。レコード連長伸長部
13は、入力バッファ17から取り出された圧縮データ
を連長伸長する。レコードEOR部14は、連長伸長の
結果と,作業バッファ18に保持されている1つ前のレ
コードとのEORを取る。なお、取り出された圧縮デー
タが先頭データの場合は、このEOR処理は迂回され
る。伸長結果は、作業バッファ18および出力バッファ
19に書き込まれる。出力データ書込み部15は、出力
バッファ9のレコードをファイル16に書き込む。
【0035】図5は本発明の圧縮処理の1例の処理フロ
ーを示す図である。ステップS1では、レコードを入力
域に読み込んだ後、作業域にコピーする。ステップS2
では、入力レコードを連長圧縮して出力する。ステップ
S3では、終了か否かを調べ、noの場合にはステップ
S4に進み、yesの場合にはエンドとする。
【0036】ステップS4では、次レコードを入力域に
読み込む。ステップS5では、入力域に格納されている
レコードと,作業域に格納されている前レコードとでE
OR演算を行う。ステップS6では、EOR演算の結果
を連長圧縮して、出力域に出力する。ステップS7で
は、入力レコードを作業域にコピーする。ステップS8
では、終了か否かを調べる。noの場合はステップS4
に戻り、yesの場合はエンドとする。
【0037】1番目のレコードが「C1C1C1C1C1C2C2C2C2
C2C3C3C3C3C4」であり、2番目のレコードが「C1C1C1C1
C1C2C2C2C2C2C3C3C3C3C3」であると仮定する。なお、1
6進数表示の「C4」は、EBCDICコード系ではDと
言う英文字を示す。このような仮定の下で、図5の処理
を行うと、最初に1番目のレコード「C1C1C1C1C1C2C2C2
C2C2C3C3C3C3C4」が連長圧縮され、10バイトの圧縮デ
ータ「C1α04C2α04C3α03C4」が生成され、この圧縮デ
ータが出力域に書き込まれる。次に、2番目のレコード
「C1C1C1C1C1C2C2C2C2C2C3C3C3C3C3」が1番目のレコー
ド「C1C1C1C1C1C2C2C2C2C2C3C3C3C3C4」とEOR演算さ
れ、「000000000000000000000000000007」が生成され
る。「000000000000000000000000000007」を連長圧縮す
ると、4バイトの圧縮データ「00α0D07」が生成され、
この圧縮データが出力域に書き込まれる。
【0038】図6は本発明の伸長処理の1例の処理フロ
ーを示す図である。図6の伸長処理は、図5の圧縮処理
で圧縮された圧縮データを伸長するものである。ステッ
プS1では、レコードを入力域に読み込む。ステップS
2では、読み込んだレコードを連長方式により伸長す
る。ステップS3では、初期状態(1回目の伸長)か否
かを調べる。noの場合はステップS4に進み、yes
の場合はステップS5に進む。
【0039】ステップS4では、伸長したレコードと作
業域のレコードとのEOR演算を行う。ステップS5で
は、伸長結果を作業域にコピーする。ステップS6で
は、作業域のレコードを出力域に出力する。ステップS
7では、終了か否かを調べ、yesの場合はエンドと
し、noの場合はステップS1に戻る。
【0040】2番目のレコードが「00α0D07」であると
仮定する。このレコードを連長方式で伸長すると、「00
0000000000000000000000000007」が得られる。作業域に
格納されているレコードが「C1C1C1C1C1C2C2C2C2C2C3C3
C3C3C4」であると仮定すると、「00000000000000000000
0000000007」と「C1C1C1C1C1C2C2C2C2C2C3C3C3C3C4」と
がEOR演算され、「C1C1C1C1C1C2C2C2C2C2C3C3C3C3C
3」が得られる。
【0041】図7は本発明のレコードの連長圧縮の1例
の処理フローを示す図である。図7の連長圧縮は、図5
の圧縮処理でデータ・ファイルを圧縮すると圧縮された
文字列には「00」が多いと言う特性を生かして、圧縮符
号化文字列「00α」の2文字を「β」の1文字に置き換
え、更に圧縮率を高めたものである。「β」は1バイト
の制御文字である。図7の処理フローは、図5の処理フ
ロー中のステップS2およびステップS6の処理を詳細
に説明する図である。
【0042】ステップS1では、連続文字カウンタNを
0にし、1文字入力する。ステップS2では、終了か否
かを調べ、yesの場合はステップS13に進み、no
の場合はステップS3に進む。ステップS3では、1文
字入力する。ステップS4では、終了か否かを調べる。
yesの場合はステップS13に進み、noの場合はス
テップS5に進む。ステップS5では、入力した文字が
前の文字と連続しているか否かを調べ、noの場合はス
テップS3に戻り、yesの場合はステップS6に進
む。
【0043】ステップS6では 連続文字カウンタNを
+1し、1文字入力する。ステップS7では、入力した
文字が前の文字と連続しているか否かを調べ、yesの
場合はステップS8に進み、noの場合はステップS9
に進む。ステップS8では、終了か否かを調べ、yes
の場合はステップS9に進み、noの場合はステップS
6に戻る。
【0044】ステップS9では、不連続文字を出力す
る。不連続文字出力とは、ステップS5で連続文字が検
出されるまでに入力済の連続していない文字列を,作業
バッファ(第1レコードの場合は入力バッファ)から出
力バッファへ出力する処理である。出力では、記憶して
いた不連続文字の出力開始ポインタから,不連続文字数
分の文字列を出力する。ステップS10では、連続文字
列が「00」の連続であることを条件として、「00」が連
続していることを表す制御文字「β」を出力域に出力す
る。
【0045】ステップS11では、連続文字列が「00」
の連続でないことを条件として、連続文字と,連続して
いることを表す制御文字「α」を出力域に出力する。ス
テップS12では、連続文字カウンタNの値を出力域に
出力すると共に、連続文字カウンタNを0にする。次に
ステップS2に戻る。ステップS13では、不連続文字
を出力し、エンドとする。
【0046】「000000000000000000000000000007」と言
うレコードを図5の方法で圧縮すると、「00α0D07」が
生成されるが、「000000000000000000000000000007」と
言うレコードを図7の方法で圧縮すると、「β0D07」が
生成され、さらに1バイト短くなる。
【0047】図8は本発明のレコードの伸長処理の1例
の処理フローを示す図である。図8のレコードの伸長処
理は、図7のレコードの圧縮処理で圧縮された圧縮レコ
ードを伸長するものである。図8の処理フローは、図6
の処理フロー中のステップS2の処理を詳細に説明する
図である。ステップS1では、入力域の入力レコードか
ら1文字を読み込む。ステップS2では、読み込んだ文
字が制御文字か否かを調べ、yesの場合はステップS
3に進み、noの場合はステップS6に進む。ステップ
S3では、制御文字の直前までの文字列を出力域に出力
する。ステップS4では、制御文字=「β」であること
を条件として、「β」の次の1文字で示される回数+1
の「00」を出力域に出力する。
【0048】ステップS5では、制御文字=「α」であ
ることを条件として、「α」の直前の1文字を,「α」
の次の1文字で示される回数だけ出力域に出力する。ス
テップS6では、レコードの終端に達しているか否かを
調べ、レコードの終端に達していない場合には、ステッ
プS1に戻り、終端に達している場合はエンドとする。
【0049】図9は本発明におけるブロック域への圧縮
データの格納を説明する図である。図15(a) に示した
ように、従来の技術では、圧縮データの出力用バッファ
内に主リミット・ポインタMと副リミット・ポインタS
を設定し、圧縮データの出力後のバッファ内実ポインタ
Pが副リミット・ポインタS以上の場合、出力バッファ
への圧縮データの出力処理を取り止める出力制御(パタ
ーン1方式と呼ぶ)を行っていた。このため、圧縮元レ
コード長が大きい場合はブロック内に大きな空領域が生
じ、圧縮効率を低下させていた。
【0050】この問題の改善策として、図15(b) に示
したように、圧縮データをいったん作業バッファに出力
し、圧縮後のデータ・サイズとバッファ内空領域サイズ
(M−P)とを比較して、出力バッファに出力可能なこ
とを条件として作業域の圧縮データを出力バッファに転
送し、圧縮効率を高める出力制御方式(パターン2方式
と呼ぶ)がある。しかし、パターン2方式では、レコー
ド毎にデータ転送処理が行われるため、処理時間が大幅
に低下すると言う別の問題が生ずる。
【0051】そこで、本発明では、出力バッファ内の実
ポインタPが副リミット・ポインタSより小の時はパタ
ーン1方式で圧縮を行い、実ポインタPが副リミット・
ポインタS以上になった時点でパターン2方式に切り換
える制御を行い、出力バッファ内の空領域を最小にし、
且つ処理時間の低下を最低限に抑えることを可能にし
た。図示の例では、1つのブロック域内に6個の圧縮デ
ータが格納され、しかも作業域への転送が2回で済んで
いる。なお、ブロックの先頭には当該ブロックには何個
の圧縮データが存在するかを示す管理情報が付加され
る。
【0052】図10は本発明のブロック域への圧縮デー
タの格納処理フローを説明する図である。ステップS1
では、出力域内の主リミット・ポインタMと副リミット
・ポインタSを設定する。ステップS2では、レコード
を入力域に読み込む。ステップS3では、出力域内の実
ポインタPが副リミット・ポインタSより小であるか否
を調べる。yesの場合にはステップS4に進み、no
の場合にはステップS5に進む。
【0053】ステップS4では、圧縮結果の出力先を出
力域にして、圧縮処理を行う。次に、ステップS8に進
む。ステップS5では、圧縮結果の出力先を作業域にし
て、圧縮処理を行う。ステップS6では、実ポインタP
と圧縮後のデータ・サイズCとを加算したものが主リミ
ット・ポインタMより大であるか否かをを調べる。ye
sの場合はエンドとし、noの場合にはステップS7 に
進む。ステップS7では、作業域の圧縮結果を出力域に
出力する。
【0054】ステップS8では、実ポインタPに圧縮後
のデータ・サイズCを加算して、実ポインタPを更新す
る。ステップS9ではレコードが未だあるか否かを調
べ、未だある場合にはステップS2に戻り、ない場合は
エンドとする。
【0055】図示の例では、データ4の書込みが行われ
た後で実ポインタPが副リミット・ポインタSより大き
くなるので、データ5,データ6はパターン2方式で出
力域に書き込まれる。データ7の書込み時には主リミッ
ト・ポインタMより大になるので、データ7はこの出力
域に書き込まれない。なお、図9および図10で説明し
たブロック域への圧縮データの格納処理は、特定の圧縮
アルゴリズムによらず、一般に圧縮データを一定サイズ
のブロック単位で管理する方式において適用可能であ
る。
【0056】図11は本発明における媒体異常発生時の
圧縮データの復元を説明するものである。図16に示す
ように、従来の技術では、媒体異常が発生したら直ちに
処理を打ち切っていたので、大部分のデータが消失する
と言う問題点があった。本発明では、媒体異常が発生し
たブロック内の可能な部分は全て伸長し、さらに後続ブ
ロックの処理を継続するため、一部分のデータの消失で
済む。図11の例では、ブロック2の4番目の圧縮デー
タのみが無効にされ、他の圧縮データについては伸長処
理を行っている。
【0057】図12は本発明の媒体異常発生時の圧縮デ
ータの復元処理フローを示す図である。ステップS1で
は、レコードを入力域に読み込む。ステップS2では、
媒体異常が発生しているか否かを調べ、yesの場合は
ステップS6に進み、noの場合はステップS3に進
む。なお、データ・ファイルから1ブロックのデータを
読込む過程で媒体異常が発生した場合には、このブロッ
クの読込み中に媒体異常が発生したことを示すフラグ情
報と,入力バッファ内で何処までが正常に読み込まれた
かを示す異常箇所ポインタEとを、メモリ上の制御テー
ブル内に設定する。
【0058】ステップS3では、通常の伸長処理を行
い、結果を出力域に出力する。ステップS4では、レコ
ードがまだ有るか否かを調べ、まだ有る場合はステップ
S1に戻り、ない場合はステップS5に進む。ステップ
S5では、エンドとする。
【0059】ステップS6では、入力域の実ポインタP
が入力域内の異常箇所ポインタEより小であるか否かを
調べる。noの場合はステップS4に進み、yesの場
合はステップS7に進む。ステップS7では、入力域の
実ポインタPで指示された場所から1文字を読み込み、
入力域の実ポインタPを+1する。ステップS8では、
読み込んだ文字が制御文字か否かを調べ、yesの場合
はステップS11に進み、noの場合はステップS9に
進む。
【0060】ステップS9では、読み込んだ文字を出力
域へ出力し、伸長後のデータ・サイズCを+1する。ス
テップS10では、伸長後のデータ・サイズCが圧縮前
のデータ・サイズLより大であるか否かを調べ、yes
の場合はステップS4に進み、noの場合はステップS
6に戻る。
【0061】ステップS11では、入力域の実ポインタ
Pが入力域内の異常箇所ポインタEより小であるか否か
を調べ、noの場合はステップS4に進み、yesの場
合にはステップS12に進む。ステップS12では、入
力域の実ポインタPで指示される場所から1文字(この
場合は連続数N)を読み込み、入力域の実ポインタPを
+1する。ステップS13では、制御文字がαの場合
は、読み込んだ連続文字数Nと伸長後のデータ・サイズ
Cの合計が圧縮前のデータ・サイズLより大であるか否
かを調べ、yesの場合はステップS4に進み、noの
場合はステップS14に進む。制御文字がβの場合は、
読み込んだ連続数N+1と伸長後のデータ・サイズCの
合計が圧縮前のデータ・サイズLより大であるか否かを
調べ、yesの場合はステップS4に進み、noの場合
はステップS14に進む。
【0062】ステップS14では、制御文字がαの場合
は、連続文字をN回だけ出力域に出力する。制御文字が
βの場合は、連続文字をN+1回だけ出力域に出力す
る。ステップS15では、制御文字がαの場合は、伸長
後のデータ・サイズCにNを加算して伸長後のデータ・
サイズCを更新する。次に、ステップS6に戻る。制御
文字がβの場合は、伸長後のデータ・サイズCにN+1
を加算して伸長後のデータ・サイズCを更新する。次
に、ステップS6に戻る。
【0063】図11および図12で説明した圧縮データ
の復元処理は、特定の圧縮/伸長アルゴリズムによら
ず、一般に圧縮データを一定サイズのブロック単位で管
理する方式において適用可能である。
【0064】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、 (i) 簡単な制御による圧縮処理によって、効果的な圧縮
効率が得られ、且つ高速に圧縮処理を行うことが出来
る。 (ii)圧縮データを一定サイズのブロック単位で管理する
ことで、ブロック単位での伸長処理が可能となるため、
異常発生時でも消失する利用者資源を従来方式に比べて
最小限に抑えることが出来る。 などの顕著な効果を奏することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】本発明の原理説明図(続き)である。
【図3】本発明のデータ圧縮処理装置の機能ブロック図
である。
【図4】本発明のデータ伸長処理装置の機能ブロック図
である。
【図5】本発明の圧縮処理の1例の処理フローを示す図
である。
【図6】本発明の伸長処理の1例の処理フローを示す図
である。
【図7】本発明のレコードの連長圧縮の1例の処理フロ
ーを示すである。
【図8】本発明のレコードの連長伸長の1例の処理フロ
ーを示す図である。
【図9】本発明におけるブロック域への圧縮データの格
納を説明する図である。
【図10】本発明のブロック域への圧縮データの格納処
理フローを示す図である。
【図11】本発明における媒体異常発生時の圧縮データ
の復元を説明する図である。
【図12】本発明の媒体異常発生時の圧縮データの復元
処理フローを示す図である。
【図13】従来の連長圧縮の処理フローを示す図であ
る。
【図14】従来の連長伸長の処理フローを示す図であ
る。
【図15】従来のブロック域への圧縮データの格納を説
明する図である。
【図16】従来の媒体異常発生時の圧縮データの復元を
説明する図である。
【符号の説明】
1 入力ファイル 2 入力データ読込み部 3 レコードEOR部 4 レコード連長圧縮部 5 圧縮データ書込み部 6 圧縮ファイル 7 入力バッファ 8 作業バッファ 9 出力バッファ 11 圧縮ファイル 12 圧縮データ読込み部 13 レコード連長伸長部 14 レコードEOR部 15 出力データ書込み部 16 出力ファイル 17 入力バッファ 18 作業バッファ 19 出力バッファ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06F 5/00 G06F 12/00 511 H03M 7/40 H03M 7/46

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1個または複数個のレコードを格納する
    入力バッファと、レコード排他的論理和演算部およびレ
    コード連長圧縮部を有する圧縮処理手段と、1個または
    複数個の圧縮データを格納する出力バッファとを具備
    し、 圧縮処理手段は、入力バッファからレコードを取り出
    し、取り出したレコードが最初のものである場合には、
    取り出したレコードを作業域に格納すると共に、レコー
    ド連長圧縮部によって連長圧縮し、連長圧縮の結果を出
    力バッファに格納し、 取り出したレコードが最初のレコードに後続するレコー
    ドである場合には、取り出したレコードと作業域に格納
    されている一つ前のレコードをレコード排他的論理和演
    算部によって排他的論理和演算し、排他的論理和演算の
    結果をレコード連長圧縮部によって連長圧縮し、取り出
    したレコードを作業域に書き込むと共に連長圧縮の結果
    を出力バッファに格納することを特徴とするデータ圧縮
    処理装置。
  2. 【請求項2】 1個または複数個の圧縮データを格納す
    る入力バッファと、レコード連長伸長部およびレコード
    排他的論理和演算部を有する伸長処理手段と、1個また
    は複数個のレコードを格納する出力バッファとを具備
    し、 伸長処理手段は、入力バッファから圧縮データを取り出
    し、取り出した圧縮データが最初のものである場合に
    は、当該圧縮データをレコード連長伸長部によって連長
    伸長し、連長伸長の結果を作業域および出力バッファに
    書き込み、 取り出した圧縮データが最初の圧縮データに後続するも
    のである場合には、当該圧縮データをレコード連長伸長
    部によって連長伸長し、連長伸長の結果得られたレコー
    ドと作業域のレコードをレコード排他的論理和演算部に
    よって排他的論理和演算し、排他的論理和演算の結果を
    作業域および出力バッファに書き込むことを特徴とする
    データ伸長処理装置。
  3. 【請求項3】 レコード連長圧縮部が、 所定の文字の複数個の連続した並びとして構成される文
    字列を、特定制御文字と当該特定制御文字に続く上記所
    定の文字の個数を示す文字とで表し、 これ以外の文字の複数個の連続した並びとして構成され
    る文字列を、当該文字と,それに後続する他の特定制御
    文字と,それに後続する当該文字の個数を示す文字とで
    表すことを特徴とする請求項1のデータ圧縮処理装置。
  4. 【請求項4】 レコード連長伸長部が、 圧縮データの中に特定制御文字が現れた場合には、当該
    特定制御文字に後続する文字で示される個数+1だけ、
    所定の文字を出力し、 圧縮データの中に他の特定制御文字が現れた場合には、
    当該他の特定制御文字に後続する文字で示される個数だ
    け、当該他の特定制御文字の直前に存在する文字を出力
    することを特徴とする請求項2のデータ伸長処理装置。
  5. 【請求項5】 レコードを圧縮して得られた圧縮データ
    が書き込まれる出力バッファと、作業バッファと、出力
    バッファにおけるブロックの区切りを示す主リミット・
    ポインタと、主リミット・ポインタから圧縮元レコード
    のデータ・サイズによって定まるサイズを差し引いた位
    置を示す副リミット・ポインタと、出力バッファにおけ
    るデータ書込位置を示す実ポインタと、レコードを圧縮
    して出力バッファに書き込む圧縮処理手段とを具備し、 圧縮処理手段は、 実ポインタが副リミット・ポインタより小である場合に
    は、レコードの圧縮結果を出力バッファに書き込み、次
    いで実ポインタを更新し、 実ポインタが副リミット・ポインタ以上の場合には、レ
    コードの圧縮結果を作業バッファに書き込み、次に実ポ
    インタに圧縮結果のデータ・サイズを加算したものが主
    リミット・ポインタ以下であることを条件として作業バ
    ッファの圧縮結果を出力バッファに格納し、次に実ポイ
    ンタの更新を行うことを特徴とするデータ圧縮処理装
    置。
  6. 【請求項6】 レコードを圧縮して得られた圧縮データ
    を格納する入力バッファと、媒体異常発生箇所を示す値
    を記憶する異常箇所ポインタと、入力バッファのブロッ
    ク内における文字読込位置を示す実ポインタと、データ
    ・ファイルからブロック単位で圧縮データを読み込んで
    入力バッファに格納すると共にブロック読込みの過程に
    おいて媒体異常が発生した時には媒体異常の位置を示す
    ブロック内相対位置を異常箇所ポインタにセットするデ
    ータ読込処理手段と、圧縮データを伸長する処理を行う
    伸長処理手段とを具備し、 伸長処理手段は、 ブロック読込みの過程において媒体異常が発生していな
    い場合は、当該ブロックに含まれている圧縮データを全
    て伸長し、 媒体異常が発生している場合には、実ポインタが異常箇
    所ポインタに達するまで、当該ブロックに含まれている
    圧縮データの伸長処理を行うことを特徴とするデータ伸
    長処理装置。
  7. 【請求項7】 1個または複数個のレコードを格納する
    入力バッファからレコードを取り出し、 取り出したレコードが最初のものである場合には、取り
    出したレコードを作業域に格納すると共に連長圧縮し、
    連長圧縮の結果を出力バッファに格納し、 取り出したレコードが最初のレコードに後続するレコー
    ドである場合には、取り出したレコードと作業域に格納
    されている一つ前のレコードとを排他的論理和演算し、
    排他的論理和演算の結果を連長圧縮し、取り出したレコ
    ードを作業域に書き込むと共に連長圧縮の結果を出力バ
    ッファに格納することを特徴とするデータ圧縮処理方
    法。
  8. 【請求項8】 1個または複数個の圧縮データを格納す
    る入力バッファから圧縮データを取り出し、 取り出した圧縮データが最初のものである場合には、当
    該圧縮データを連長伸長し、連長伸長の結果を作業域お
    よび出力バッファに書き込み、 取り出した圧縮データが最初の圧縮データに後続するも
    のである場合には、当該圧縮データを連長伸長し、連長
    伸長の結果得られたレコードと作業域のレコードとを排
    他的論理和演算し、排他的論理和演算の結果を作業域お
    よび出力バッファに書き込むことを特徴とするデータ伸
    長処理方法。
  9. 【請求項9】 所定の文字の複数個の連続した並びとし
    て構成される文字列を、特定制御文字と当該特定制御文
    字に続く上記所定の文字の個数を示す文字とで表し、 これ以外の文字の複数個の連続した並びとして構成され
    る文字列を、当該文字と,それに後続する他の特定制御
    文字と,それに後続する当該文字の個数を示す文字とで
    表すことを特徴とする請求項7のデータ圧縮処理方法。
  10. 【請求項10】 圧縮データの中に特定制御文字が現れ
    た場合には、当該特定制御文字に後続する文字で示され
    る個数+1だけ、所定の文字を出力し、 圧縮データの中に他の特定制御文字が現れた場合には、
    当該他の特定制御文字に後続する文字で示される個数だ
    け、当該他の特定制御文字の直前に存在する文字を出力
    することを特徴とする請求項8のデータ伸長処理方法。
  11. 【請求項11】 出力バッファにおけるブロックの区切
    りを示す主リミット・ポインタ,主リミット・ポインタ
    から圧縮元レコードのデータ・サイズによって定まるサ
    イズを差し引いた位置を示す副リミット・ポインタおよ
    び出力バッファにおけるデータ書込位置を示す実ポイン
    タを設定し、 入力バッファからレコードを読み込み、実ポインタが副
    リミット・ポインタより小である場合には、読み込んだ
    レコードの圧縮結果を出力バッファに書き込み、次いで
    実ポインタを更新し、 実ポインタが副リミット・ポインタ以上の場合には、読
    み込んだレコードの圧縮結果を作業バッファに書き込
    み、次に実ポインタに圧縮結果のデータ・サイズを加算
    したものが主リミット・ポインタ以下であることを条件
    として作業バッファの圧縮結果を出力バッファに格納
    し、次に実ポインタの更新を行うことを特徴とするデー
    タ圧縮処理方法。
  12. 【請求項12】 外部記憶装置上のデータ・ファイルか
    ら1ブロックの圧縮データを入力バッファに読み込み、
    読込みの過程で媒体異常が発生した場合には、入力バッ
    ファに何処まで圧縮データが正常に読み込まれたかを示
    す値を異常箇所ポインタに書き込むと共に、媒体異常が
    発生したことを記憶し、 ブロック読込みの過程において媒体異常が発生していな
    い場合は、当該ブロックに含まれている圧縮データを全
    て伸長し、 媒体異常が発生している場合には、実ポインタが異常箇
    所ポインタに達するまで、当該ブロックに含まれている
    圧縮データの伸長処理を行うことを特徴とするデータ伸
    長処理方法。
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