JP2943106B1 - 走行ウエブの制振方法、制振装置及び紙継ぎ補助装置 - Google Patents

走行ウエブの制振方法、制振装置及び紙継ぎ補助装置

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JP2943106B1
JP2943106B1 JP10135002A JP13500298A JP2943106B1 JP 2943106 B1 JP2943106 B1 JP 2943106B1 JP 10135002 A JP10135002 A JP 10135002A JP 13500298 A JP13500298 A JP 13500298A JP 2943106 B1 JP2943106 B1 JP 2943106B1
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Abstract

【要約】 【課題】 走行ウエブの振動を制振することができると
共に、走行ウエブの表面を傷めることが少なくする。 【解決手段】 走行ウエブの一方の面とこれに近接して
設けた壁面との間に、走行ウエブの走行方向の上流側か
ら下流側へ向けて気体を高速で流動させて、壁面に沿っ
て高速かつ低圧の気流が形成される所謂コアンダ効果現
象を生じさせ、このコアンダ効果現象により走行ウエブ
を壁面側へ引き寄せて走行ウエブの振動を抑えるように
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、種々のウエブ取
り扱い装置において走行ウエブが外乱を受けることによ
り生ずる振動を制振するための走行ウエブの制振方法、
制振装置及びこの制振装置を用いた紙継ぎ補助装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】走行ウエブの制振方法及び制振装置につ
いては、特許第2552595号公報に開示された「走
行ウエブの制振方法及び制振装置」(第1の従来例)、
実開昭58−83346号全文明細書(第2の従来例)
に開示された「極薄板材の搬送装置」が公知である。ま
た紙継ぎ装置の紙継ぎ補助装置については、実用新案登
録第2503149号公報(第3の従来例)に開示され
た「スプライス装置のフラッタリング防止装置」が知ら
れている。
【0003】上記第1の従来の技術(特許第25525
95号公報)に記載された構成は、近接対向した平行面
を走行ウエブの走行経路を挟んで設ける。あるいは、前
記近接対向した平行面から走行するウエブの表面に対し
て垂直に、補助的に気体を吹き出す手段を設けた構成で
ある。
【0004】この発明の走行ウエブの制振方法によれ
ば、ウエブの走行により、走行方向に空気の流れが生
じ、近接対向した平行面間の入口から空気が対向面とウ
エブの両面との間の隙間に導き入れられ、前記隙間の流
体圧が増大すると共に均衡する。
【0005】走行ウエブは張力のわずかな変動等により
振動するが、対向面間の隙間を通過する際、そこにおけ
る増大した流体圧により両面から押さえられる。またウ
エブを挟む2つの隙間の均衡した流体圧の圧力バランス
によるダンピング効果により、非接触で制振される。更
に補助的に気体を吹き出す手段を追加することにより、
近接対向した平行面間でのウエブを挟む2つの隙間の均
衡した流体圧を増大することができ、走行するウエブの
振動に対し、一層制振効果が増大される。
【0006】第2の従来の技術(実開昭58−8334
6号全文明細書)に記載された構成は、搬送方向に配置
される搬送ローラー間の搬送経路に位置し、搬送ウエブ
である極薄板材を挟んで上下面のいずれか一方もしく
は、両方が上流側から下流側に向けて傾斜し、かつ下流
側の断面積が上流側の断面積より小さくなっており、か
つ上下面内面側に極薄板材の進行方向に平行な仕切り板
を設けてなる中空枠体と、この中空枠体の上流側の上下
部に、上部側より吹き出される空気の流速が下部側より
吹き出される空気の流速より大きく、かつ空気を前記中
空枠体内に吹き込まれるように設けたエアーノズルとよ
り構成されている。
【0007】上流側の搬送ローラーに送られてきた極薄
板材は上流側上下部のエアーノズルより吹き出された高
速空気流により、その先端がまっすぐな状態で中空枠体
内を下流側へ送られる。搬送される材料の上面、下面を
流れる空気の流速の差によって生じる動圧差により、搬
送される材料に常に浮力が生じて浮き上がった状態で下
流側へ送られる。
【0008】紙継ぎ装置の紙継ぎ補助装置について示し
ている第3の従来の技術(実用新案登録第250314
9号公報)の構成は、旧巻取紙ロールから引き出される
走行ウエブに新巻取紙ウエブを紙継ぎする紙継ぎ装置に
おいて、旧巻取紙ロールからの走行ウエブと、紙継ぎし
ようとする新巻取紙ロールの表面との間隙が近接する位
置で、ウエブの進行方向の前後にそれぞれフラッタリン
グ(ばたつき)防止板を走行ウエブに沿って、かつ走行
ウエブに対して新巻取紙ロールの反対側に設けた構成と
なっている。
【0009】この構成では、新巻取紙ロールが高速回転
することにより生じる新巻取紙ロールの表面の空気の高
速流に起因して引き起こされる走行ウエブのばたつき
(フラッタリング)が要所に設置されたフラッタリング
防止板にて受け止められて防止される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前記各従来の技術に
は、それぞれ幾つかの解決すべき課題があった。すなわ
ち、走行ウエブの制振方法及び制振装置について示して
いる第1の従来の技術は、走行ウエブの両面に作用する
流体圧力のバランスによるダンピング効果によって走行
ウエブの振動を制振するので、走行ウエブの走行経路の
両側に、走行ウエブの両面側の空気圧を増大させる装
置、具体的には走行ウエブの両面に対向する対向壁を設
けなければならず、このため、装置が大掛かりになると
共に、走行ウエブの両面側に上記対向壁を設置するスペ
ースを確保しなければならない。
【0011】従って、紙継ぎ装置のように走行ウエブの
一側方に障害物(巻取紙ロール)があり、制振装置を走
行ウエブの片面側にしか設けられない場合にはこの制振
装置を実施することができない。
【0012】第2の従来の技術の構成は、中空枠体内に
エアーを高速で吹き出すようにエアーノズルを搬送体で
ある極薄板材の搬送路の上下に設けてある。そして搬送
される極薄板材の上面と下面を流れる空気の流速の差に
よって生じる動圧差により極薄板材を滑空搬送すると共
に、エアーノズルから吹き出された高速空気流によって
極薄板材をまっすぐな状態で搬送するもので、極薄板材
の制振については考慮されていない。
【0013】また、この第2の従来の技術を走行ウエブ
を制振する装置に用いようとしても、走行ウエブの走行
路の両側に枠壁とエアーノズルを設けなければならない
ため、前記した第1の従来の技術の場合と同様に紙継ぎ
装置には実施することができない。
【0014】紙継ぎ装置の紙継ぎ補助装置について示し
ている第3の従来の技術では、フラッタリング防止板
は、走行ウエブに対して新巻取紙ロールの反対側を規制
して走行ウエブが振動するばたつきを抑えている。
【0015】しかし、走行ウエブを挟んだフラッタリン
グ防止板と反対側では、走行ウエブは、新巻取紙ロール
の周面に沿って生じる新巻取紙ロールの回転方向と同じ
向きの高速気流に従い新巻取紙ロール側へ引き寄せられ
る。
【0016】従って、この第3の従来の技術のもので
は、新巻取紙ロール側へ走行ウエブが引き寄せられ、新
巻取紙ロールの周面に接触してこれを擦過し、新巻取紙
ロールの周面に形成した貼付部に貼り付いて断紙した
り、前記貼付部の接着力を減退させてしばしば紙継ぎ不
良の原因となるのを防止し得なかった。
【0017】また、ばたつきを防止している状態での走
行ウエブはフラッタリング防止板に接触しながら下流方
向へ走行するので、フラッタリング防止板と走行ウエブ
間に摩擦が生じ、走行ウエブの表面が傷んで印刷に支障
をきたしたり、印刷品質を悪化させたりする不都合が生
じやすかった。
【0018】この発明は、前記従来の技術が抱えていた
課題を一挙に解決しようとするもので、走行ウエブのい
ずれかの片面に接近させて壁面を設け、この壁面と走行
ウエブの上流から下流方向に向かって気体を高速で流す
ことにより生じるコアンダ効果現象により、壁面と走行
ウエブとの間の壁面に沿って負圧の気流をつくり、走行
ウエブを壁面側に引き寄せ、走行ウエブの振動を制振す
ることが可能であり、また走行ウエブが壁面に接触する
ことがなく、従って走行ウエブの表面を傷めることが少
ない走行ウエブの制振方法及び制振装置を提供すること
を目的とするものである。
【0019】また、前記した制振作用により、旧巻取紙
ロールより引き出された走行ウエブの振動、ばたつきを
なくして安定走行下で紙継ぎを可能にし、紙継ぎの成功
率を高めることができる紙継ぎ補助装置を提供すること
を目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この発明に係る走行ウエブの制振方法は、走行ウエ
ブの一方の面と、この走行ウエブの一方の面に近接する
と共に、この面と略平行にして設けた壁面との間に、走
行ウエブの走行方向の上流側から下流側へ向けて、前記
壁面に近接し、かつ壁面に沿わせて気体を高速で流動
させ、このときに壁面際の気圧が低下してコアンダ効果
現象が生じこれにともなって走行ウエブの他方の面側と
の間に気圧差が生じることを利用して、走行ウエブを壁
面側に引き寄せて前記壁面と略平行に走行させて走行ウ
エブの振動を抑えるようにした。
【0021】そして、前記した走行ウエブの制振方法を
実施するための、この発明に係る走行ウエブの制振装置
は、走行ウエブの走行経路に沿って略平行で、かつ走行
ウエブの一方の面と所定の間隔となるようにして設けら
れた壁面と、走行ウエブの走行方向の上流側から下流側
へ向けて、前記壁面に近接し、かつ壁面に沿わせた気体
を高速で流出可能な気体流出手段とを有し、気体流出
手段から気体を高速で流出させ、このときに壁面際の気
圧が低下してコアンダ効果現象が生じこれにともなって
走行ウエブの他方の面側との間に気圧差が生じることを
利用して、走行経路に沿って走行する走行ウエブを壁面
側に引き寄せてこの走行ウエブの振動を抑えるようにし
た構成となっている。
【0022】また、前記走行ウエブの制振装置を用いた
この発明に係る紙継ぎ補助装置は、走行ウエブの走行方
向の上流側と下流側の両ローラーに案内されて走行する
走行ウエブを、両ローラー間の走行ウエブに近接した位
置で走行ウエブの走行速度と略等しい周面速度となるよ
うに駆動回転される新巻取紙ロールの、貼付部を形成し
た周面に押し付けると共に、この押し付け位置より走行
ウエブの走行方向の上流側で前記走行ウエブを切断して
紙継ぎする紙継ぎ装置において、走行ウエブを新巻取紙
ロールに押し付ける位置の近傍で、かつ走行ウエブを新
巻取紙ロールに押し付ける位置より走行ウエブの走行方
向下流側の位置で、走行ウエブを挟んで新巻取紙ロール
と反対側に設けられて所定の間隔を介して走行ウエブ面
と対向する壁面を形成する壁面部材と、壁面部材の壁面
と走行ウエブとの間に、走行ウエブの走行方向の上流側
から下流側へ向けて気体を高速で流出可能な気体流出手
段とを有し、前記紙継ぎに先行して気体流出手段から気
体を高速で流出させて壁面部材の壁面に沿って高速かつ
低圧の気流を形成し、紙継ぎ前の走行ウエブを壁面部材
側に引き寄せることにより走行ウエブの振動を抑えるよ
うにした構成になっている。
【0023】そして、この紙継ぎ補助装置において、走
行ウエブを案内する2つのローラーのうち少なくとも走
行ウエブの走行方向上流側のローラーと壁面部材を、走
行ウエブの制振が可能な制振位置とそうでない位置との
間で変位可能であるように設けた構成にし、または気体
流出手段に、この気体流出手段からの気体の流出速度を
調整可能にした気体流出速度調整手段を設けた構成にす
る。
【0024】
【作 用】走行ウエブが壁面部材の壁面に所定の隙間
をあけながら走行している状態で、この両者間で、かつ
壁面に沿わせて走行ウエブの走行方向上流側から下流側
へ向けて気体流出手段から高速の気体を流すことによ
り、走行ウエブは、壁面と走行ウエブの間に生じるコア
ンダ効果現象により壁面側へ引き寄せられて制振され
る。
【0025】走行ウエブの紙継ぎは、紙継ぎ装置を作動
して、これの上流側と下流側の両ローラーに案内されて
いる走行ウエブを、走行ウエブの走行速度と略等しい周
面速度に回転されている新巻取紙ロールに押し付け、こ
の押し付け部の上流側で切断することにより紙継ぎされ
る。
【0026】この紙継ぎ作動時において、走行ウエブは
壁面部材の壁面に所定の間隔を介して対向する位置を走
行する。そしてこの状態で、気体流出手段から壁面に沿
わせて気体を高速で流出させると、この高速の気体は壁
面と走行ウエブの間で、かつ走行ウエブの走行方向に流
れ、このとき両者間に発生するコアンダ効果現象により
走行ウエブは壁面側へ引き寄せられる。
【0027】前記紙継ぎ動作時の走行ウエブは、これに
接近して回転している新巻取紙ロールによって生じる気
流からの外乱の影響を受けて振動を発生するが、前記コ
アンダ効果現象による壁面側への引き寄せ力により前記
外乱による振動が制振される。
【0028】
【発明の実施の形態】次に、この発明の実施の形態を図
面を参照して説明する。図1は、紙継ぎ補助装置を設け
た紙継ぎ装置の概略図を示す。図2は、走行ウエブの制
振装置の側断面図を示し、図3は、図2の平面図を示
す。図4は、コアンダ効果現象をあらわす説明図を示
し、図5は、紙継ぎ補助装置の側面図を示す。図6は、
巻取紙ロールの紙継ぎ前準備後の状態がわかる紙継ぎ時
の斜視図を示す。
【0029】この発明の走行ウエブの制振装置5の制振
方法としては、コアンダ効果現象を生じさせることによ
り走行ウエブの振動の制振を行っている。
【0030】図4に、コアンダ効果現象とはどんなもの
かを示す。コアンダ効果現象とは、壁面1の近傍にエア
ーノズル2を設け、このエアーノズル2から壁面1に沿
って高速気体流3を噴出した場合に、高速気体流3が壁
面1に引き寄せられ、壁面の近くに沿って流れる現象を
いう。
【0031】詳細には、壁面1の近傍に設けたエアーノ
ズル2から流出する高速気体流3は周辺の静止気体を巻
き込んで連れ去り、しかも気体の全体量が壁面1に遮ら
れて制限されるので、圧力が低下し負圧となる。この負
圧となった低圧部分が壁面1際にでき、その負圧側であ
る壁面1の方へ周囲の静圧側である高い方から気体の流
れ4が生じ、エアーノズル2から流出する高速気体流3
は壁面1側へ引き寄せられ、壁面1に沿って負圧になり
ながら流れる(例えば、「表面と界面の不思議」(19
97年5月20日初版第3刷、(株)工業調査会発行)
の第162乃至166頁参照)。
【0032】前記コアンダ効果現象を生じさせることに
より走行ウエブを制振する制振方法及びこれを用いた制
振装置5が図2及び図3に示される。
【0033】図2及び図3に示されるように、走行ウエ
ブWを導く上流ローラー6と下流ローラー7との間の走
行ウエブWの走行経路において、走行ウエブWの振動を
制振しようとする位置の近傍の、走行ウエブWのいずれ
か片面側に制振装置5を設けてある。
【0034】制振装置5は、基台8と、この基台8にブ
ラケット9を介して設けられた偏平な壁面部材10と、
この壁面部材10の走行ウエブWの走行方向の上流側に
設けられた気体流出手段11とからなっている。壁面部
材10は走行ウエブWの幅と略同じ幅で、走行ウエブW
の走行方向に適宜な長さの四辺形状の面が走行ウエブW
に沿って略平行で、走行ウエブWと適宜な所定の間隔と
なるようにした壁面1を形成している。
【0035】気体流出手段11は、走行ウエブWの幅方
向に沿って複数個所に設けられた開口、すなわち、壁面
1より飛び出さないように、また流出する高速気体流3
が壁面1に接近して安定した流れになるように壁面1に
近接して設けた複数のエアーノズル2…を有し、それぞ
れのエアーノズル2…は気体供給源12より供給される
気体が略同時に高速で流出するように配管13で接続さ
れている。
【0036】エアーノズル2は走行ウエブWの幅方向全
域にわたって開口するスリット状にし、走行ウエブWの
幅方向全域にわたって壁面1の上流側から下流側へ向か
って気体を高速で均一に流出するようにしてもよい。
【0037】また、エアーノズル2の上流側の配管13
と気体供給源12との間に絞り弁等の気体流出速度調整
手段14設けてもよい。この気体流出速度調整手段14
を操作することによりエアーノズル2から流出する気体
の流出速度が変更され、壁面1際の負圧が変更される。
【0038】制振装置5の実施の形態の作動について以
下に説明する。
【0039】図2及び図3に示されるように、気体供給
源12より供給される気体は壁面部材10の走行ウエブ
Wの幅方向に複数設けられたエアーノズル2…より高速
気体流3…となって流出される。この高速気体流3…が
走行ウエブWと対向する壁面1に接近して沿って流れる
ことにより、この部分にコアンダ効果現象が生じ、壁面
1際の圧力が低下して負圧となる。
【0040】すると、この負圧側へ周囲の静圧側から気
体の流れ4が生じ、これと共に、走行ウエブWを挟んで
制振装置5と反対側の静圧側から走行ウエブW面に静圧
力42が作用する。これにより、壁面1の近傍を走行す
る走行ウエブWが、図2で鎖線で示されるように壁面1
側に押される。走行ウエブWは壁面1際の高速気体流3
と気体の流れ4及び静圧力42とで規制されながら走行
するので、走行ウエブWに生じる振動は壁面部材10の
走行方向の幅の間で制振される。
【0041】この実施の形態において、走行ウエブWと
壁面1とを一層近づけて、両者の間隔を少なくして使用
してもよい。このときの高速気体流3…は、壁面1と走
行ウエブWの双方の表面に付着して流れ、両者間の隙間
全域が負圧になり(例えば、「純流体素子入門」(昭和
42年5月31日初版、日刊工業新聞社発行)の第45
乃至48頁参照)、走行ウエブWを挟んで制振装置5の
反対側から静圧力42が走行ウエブW面に作用して、走
行ウエブWを壁面1側へ押し付けて走行させ、走行ウエ
ブWの振動を制振する。
【0042】次に前記走行ウエブWの制振作用を輪転機
の給紙部の紙継ぎ装置15に応用する紙継ぎ補助装置3
7の実施の形態を図1,図5,図6によって説明する。
【0043】給紙部では、印刷稼動によって小径になっ
た旧巻取紙ロール16と新巻取紙ロール17のそれぞれ
の軸方向両側の中心部が、軸18を回転軸にして回転可
能な一対のアーム19,19の両端部に設けられた端軸
20,20に支持されている。そして旧巻取紙ロール1
6が予め定められた寸法の小径になると、この旧巻取紙
ロール16から引き出されている走行ウエブWに、新巻
取紙ロール17を形成するウエブの端末が、紙継ぎ装置
15によって紙継ぎされる。
【0044】紙継ぎ装置15は、給紙部の両側のフレー
ム21,21に固定された軸22を回転支点として、フ
レーム21,21に固定されたブラケット23に取り付
けられる流体圧シリンダー24のシリンダーロッドの伸
縮により一体状に角変位可能に設けられて互いに対向す
る一対の紙継ぎアーム25,25と、この紙継ぎアーム
25,25に回転可能に支持された上流ローラー6、軸
22と上流ローラー6との間の紙継ぎアーム25,25
間に配された押し付け部材であるブラシローラー29
と、このブラシローラー29と上流ローラー6との間の
紙継ぎアーム25,25間に設けられたカッター手段3
0、及びフレーム21,21に支持された下流ローラー
7とから構成されている。
【0045】前記ブラシローラー29の両端部は、紙継
ぎアーム25,25の中央部に設けられている軸26を
回転支点にして回転自在に支持され、流体圧シリンダー
27のシリンダーロッドの伸縮により一体状に角変位可
能に設けられた互いに対向する一対のアーム28,28
の先端に回転可能に取り付けられている。
【0046】更に、この紙継ぎ装置15には、紙継ぎに
際して走行ウエブWを制振する紙継ぎ補助装置37が設
けられている。
【0047】紙継ぎ補助装置37は、詳細には図5に示
すように、前記紙継ぎ装置15の軸22とブラシローラ
ー29との間の紙継ぎアーム25,25間に配置されて
いる。そして両紙継ぎアーム25,25間に固着して設
けられたステー38にブラケット39を介して取り付け
られた壁面部材40及び気体流出手段11とを備えてい
る。
【0048】気体流出手段11は、走行ウエブWの幅方
向に沿って複数個所に設けられた開口、すなわち、壁面
部材40の走行ウエブW側の壁面41より飛び出さない
ように、また流出する高速気体流3が壁面41に接近し
て安定した流れになるように壁面41に近接して設けた
複数のエアーノズル2…を有し、前記した制振装置5の
場合と同様にそれぞれのエアーノズル2…は気体供給用
の配管13より供給される気体が略同時に高速で流出す
るようになっている。
【0049】紙継ぎ装置15は、給紙部の通常運転時
は、図1の鎖線で示されるように、紙継ぎアーム25,
25は流体圧シリンダー24のシリンダーロッドの短縮
により軸22を回転軸にして回転変位した待機位置にあ
り、引き出し中の巻取紙ロール16′はやはり鎖線で示
される通常運転位置にある。このときの引き出し中の巻
取紙ロール16′から引き出されている走行ウエブWは
直接下流ローラー7に案内されて矢印方向へ走行する。
【0050】また、引き出し中の巻取紙ロール16′は
走行ウエブWが引き出されて消費され、これが予め定め
られた小径になると、アーム19,19が軸18を回転
軸にして矢印Aの方向に回転し、引き出し中の巻取紙ロ
ール16′は旧巻取紙ロール16として実線で示される
紙継ぎ位置に変位し、紙継ぎに備える。
【0051】従って、紙継ぎ時には、図1で実線で示す
ように旧巻取紙ロール16より引き出される走行ウエブ
Wと新巻取紙ロール17の表面が近接する位置に設定さ
れる。それと略同じタイミングで、紙継ぎアーム25,
25は流体圧シリンダー24のシリンダーロッドの伸長
により軸22を回転支点にして紙継ぎ位置に変位され
る。そのときの旧巻取紙ロール16より引き出される走
行ウエブWは上流ローラー6と下流ローラー7に案内さ
れて矢印方向へ走行する。
【0052】図6に紙継ぎ前準備された状態の紙継ぎす
る直前の駆動回転される新巻取紙ロール17が示され
る。
【0053】新巻取紙ロール17は、端末を適宜な形状
に切られて巻き取られた巻取紙と、この巻取紙の端末を
巻取紙の外周表面に止める押さえ紙31…と、押さえ紙
31…で押さえる部分以外の端末部分で、下面の巻取紙
外周表面に重なり接しているふくらみ部分33…と、巻
取紙の端末表面の紙幅方向に設けた糊または、接着テー
プ等の貼付部32とで形成されている。
【0054】押さえ紙31…は、紙継ぎのときに新巻取
紙ロール17の周面速度が走行ウエブWの走行速度と略
同じになるようこれを駆動回転したときに切れない強度
を有し、しかも、走行ウエブWに新巻取紙ロール17を
形成する巻取紙の端末を紙継ぎしたときには簡単に切断
するようにした適宜な強度の強さのものを用いる。
【0055】旧巻取紙ロール16から引き出されている
走行ウエブWに新巻取紙ロール17の巻取紙への紙継ぎ
は紙継ぎ装置15により行われるが、このときの走行ウ
エブWは、回転駆動される新巻取紙ロール17によって
生じる気流から外乱を受けて振動を発生する。
【0056】紙継ぎ補助装置37の動作としては、前記
走行ウエブWの振動を、コアンダ効果現象を生じさせて
制振し、紙継ぎが確実かつ良好に行い得るようにするも
のである。
【0057】詳細には、紙継ぎするために図示しない適
宜な駆動手段で駆動回転される新巻取紙ロール17の外
周表面には図6に示すような紙継ぎのための前準備がな
されている。
【0058】紙継ぎのために新巻取紙ロール17が矢印
方向に駆動回転されると、前記ふくらみ部33に風が入
りやすく、ここに風が入ると図6に示すように口があい
たようにふくらんでくる。これにより、新巻取紙ロール
17の外周に羽根が付いていることと同じになり、矢印
方向に回転している新巻取紙ロール17の外周に高圧力
の空気の流れ35が生じる。
【0059】この空気の流れ35により、図5におい
て、走行ウエブWと新巻取紙ロール17の外周との最も
近接した絞り部分34の回転方向上流側に風圧力が作用
される。これにより、上流ローラー6とブラシロール2
9の間の部分で走行ウエブWが図5で鎖線で示すように
変形するように押される。
【0060】次に、前記空気の流れ35は絞り部分34
の中に進入する。絞り部分34を通過した空気の流れ3
5は、断面積の狭い部分を急に通過するために回転方向
下流側においては、上流側の空気の流れ35より高速か
つ低圧の空気の流れ36となる。この下流側の空気の流
れ36は負圧となり、絞り部分34を通過した後の下流
側の走行ウエブWは図5に鎖線で示すように、新巻取紙
ロール17側へ引き寄せられる。
【0061】紙継ぎ補助装置37は前記した走行ウエブ
Wの新巻取紙ロール17側への引き寄せによる変形を防
止するものであり、壁面部材40の走行ウエブW側の壁
面41に沿って、走行ウエブWの走行方向の上流側から
下流側へ向けて気体流出手段11のエアーノズル2…よ
り高速気体流3…を流出して壁面41に沿ってコアンダ
効果現象を生じさせる。これにより、壁面41際に新巻
取紙ロール17の回転によって生じる空気の流れ36に
負けないだけの負圧が作られ、壁面41方向の気体の流
れ4が生じると共に、走行ウエブWを挟んで新巻取紙ロ
ール17側との圧力差が作用し、走行ウエブWが壁面4
1側に引き寄せられる。
【0062】また、このとき走行ウエブWと壁面41と
を一層近づけて、両者の間隙を小さくして使用してもよ
い。このときの高速気体流3…は壁面41と走行ウエブ
Wの対向する両面に付着して流れ、この両面間の隙間全
域が流れ36に負けないだけの負圧となり、走行ウエブ
Wを挟んで新巻取紙ロール17側との圧力差が走行ウエ
ブWに作用して走行ウエブWが壁面41側へ押し付けら
れて走行される。
【0063】これにより、走行ウエブWのテンション変
動による、あるいは新巻取紙ロール17の回転による新
巻取紙ロール17の外周の気流の流れが走行ウエブWと
新巻取紙ロール17との間の絞り部分34を通過する際
の絞り部分34の前後で圧力差による走行ウエブWに生
じる振動、ばたつきが抑えられる。
【0064】この状態で走行する旧巻取紙ロール16か
ら引き出された安定した走行ウエブWを新巻取紙ロール
17の外周の表面の貼付部32に、ブラシローラー29
により押し付けて貼り付け、その貼り付け位置の走行方
向下流位置で旧巻取紙ロール16より引き出された走行
ウエブWをカッター手段30により切断して紙継ぎが完
了される。
【0065】また、図5に示すように壁面部材40の気
体流出手段11の配管13に気体流出速度調整手段14
を設け、これの作動により、常に新巻取紙ロール17側
の圧力よりも壁面部材40側の圧力が低くなるよう調整
することにより、走行ウエブWを確実に制振できる。
【0066】
【発明の効果】以上の記載の通りであるので、この発明
の実施により、以下のような効果が得られる。
【0067】走行ウエブのいずれかの片面に壁面を近接
させ、壁面と走行ウエブとの間に、走行ウエブの走行方
向の上流側から下流側へ向けて気体を高速で流出させ
て、走行ウエブと壁面との間にコアンダ効果現象を発生
させ、このコアンダ効果現象により走行ウエブが壁面側
へ引き寄せられながら規制されて走行するようにしたこ
とにより、極めて簡易な機構によって走行ウエブの振動
を極めて効果的に抑えることが可能となった。
【0068】また、輪転機給紙部の紙継ぎ装置におい
て、新巻取紙ロールの駆動回転から受ける外乱により旧
巻取紙ロールから引き出される走行ウエブに生じる振
動、ばたつきを制振して、走行ウエブの安定走行を可能
としたので、紙継ぎ時の断紙及び紙継ぎ不良を防止し、
とりわけ、高速稼動時における紙継ぎの成功率を高める
ことができる。
【0069】さらに、制振のときには壁面際を流れる高
速気体流れがクッションとなるので、走行ウエブが壁面
と接触することがない。そのため走行ウエブの表面を傷
めることがないので、印刷に支障をきたしたり、印刷品
質を悪化させたりすることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】紙継ぎ補助装置を設けた紙継ぎ装置を概略的に
示す構成説明図である。
【図2】走行ウエブの制振装置の側断面図である。
【図3】図2に示す制振装置の平面図である。
【図4】コアンダ効果現象をあらわす説明図である。
【図5】紙継ぎ補助装置の側面図である。
【図6】巻取紙ロールの紙継ぎ前準備をした状態がわか
る紙継ぎ時の斜視図である。
【符号の説明】 1…壁面、2…エアーノズル、3…高速気体流、4…気
体の流れ、5…制振装置、6…上流ローラー、7…下流
ローラー、8…基台、9…ブラケット、10…壁面部
材、11…気体流出手段、12…気体供給源、13…配
管、14…気体流出速度調整手段、15…紙継ぎ装置、
16…旧巻取紙ロール、16′…引き出し中の巻取紙ロ
ール、17…新巻取紙ロール、18…軸、19…アー
ム、20…両端軸、21…フレーム、22…軸、23…
ブラケット、24…流体圧シリンダー、25…紙継ぎア
ーム、26…軸、27…流体圧シリンダー、28…アー
ム、29…ブラシローラー、30…カッター手段、31
…押さえ紙、32…貼付部、33…ふくらみ部、34…
絞り部分、35…空気の流れ、36…空気の流れ、37
…紙継ぎ補助装置、38…ステー、39…ブラケット、
40…壁面部材、41…壁面、42…静圧力、W…走行
ウエブ。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−294123(JP,A) 特開 平10−87130(JP,A) 特開 昭54−116564(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65H 20/10,20/14,23/24

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行ウエブの一方の面と、この走行ウエ
    ブの一方の面に近接すると共に、この面と略平行にして
    設けた壁面との間に、走行ウエブの走行方向の上流側か
    ら下流側へ向けて、前記壁面に近接し、かつ壁面に沿わ
    せて気体流を高速で流動させ、このときに壁面際の気圧
    が低下してコアンダ効果現象が生じこれにともなって走
    行ウエブの他方の面側との間に気圧差が生じることを利
    用して、走行ウエブを壁面側に引き寄せて前記壁面と略
    平行に走行させて走行ウエブの振動を抑えるようにした
    ことを特徴とする走行ウエブの制振方法。
  2. 【請求項2】 走行ウエブの走行経路に沿って略平行
    で、かつ走行ウエブの一方の面と所定の間隔となるよう
    にして設けられた壁面と、 走行ウエブの走行方向の上流側から下流側へ向けて、
    記壁面に近接し、かつ壁面に沿わせた気体を高速で流
    出可能な気体流出手段と、 を有し、気体流出手段から気体を高速で流出させ、この
    ときに壁面際の気圧が低下してコアンダ効果現象が生じ
    これにともなって走行ウエブの他方の面側との間に気圧
    差が生じることを利用して、走行経路に沿って走行する
    走行ウエブを壁面側に引き寄せてこの走行ウエブの振動
    を抑えるようにしたことを特徴とする走行ウエブの制振
    装置。
  3. 【請求項3】 走行ウエブの走行方向の上流側と下流側
    の両ローラーに案内されて走行する走行ウエブを、両ロ
    ーラー間の走行ウエブに近接した位置で走行ウエブの走
    行速度と略等しい周面速度となるように駆動回転される
    新巻取紙ロールの、貼付部を形成した周面に押し付ける
    と共に、この押し付け位置より走行ウエブの走行方向の
    上流側で前記走行ウエブを切断して紙継ぎする紙継ぎ装
    置において、 走行ウエブを新巻取紙ロールに押し付ける位置の近傍
    で、かつ走行ウエブを新巻取紙ロールに押し付ける位置
    より走行ウエブの走行方向下流側の位置で、走行ウエブ
    を挟んで新巻取紙ロールと反対側に設けられて所定の間
    隔を介して走行ウエブ面と対向する壁面を形成する壁面
    部材と、 壁面部材の壁面と走行ウエブとの間に、走行ウエブの走
    行方向の上流側から下流側へ向けて気体を高速で流出可
    能な気体流出手段とを有し、 前記紙継ぎに先行して気体流出手段から気体を高速で流
    出させて壁面部材の壁面に沿って高速かつ低圧の気流を
    形成し、紙継ぎ前の走行ウエブを壁面部材側に引き寄せ
    ることにより走行ウエブの振動を抑えるようにしたこと
    を特徴とする紙継ぎ補助装置。
  4. 【請求項4】 走行ウエブを案内する2つのローラーの
    うち少なくとも走行ウエブの走行方向上流側のローラー
    と壁面部材を、走行ウエブの制振が可能な制振位置とそ
    うでない位置との間で変位可能であるように設けた請求
    項3記載の紙継ぎ補助装置。
  5. 【請求項5】 気体流出手段に、この気体流出手段から
    の気体の流出速度を調整可能にした気体流出速度調整手
    段を設けた請求項3または請求項4記載の紙継ぎ補助装
    置。
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