JP2942929B1 - 樹脂継手付パイプの樹脂継手除去装置及び樹脂継手又は樹脂リブ付パイプの樹脂継手又は樹脂リブ除去装置 - Google Patents
樹脂継手付パイプの樹脂継手除去装置及び樹脂継手又は樹脂リブ付パイプの樹脂継手又は樹脂リブ除去装置Info
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- JP2942929B1 JP2942929B1 JP10204557A JP20455798A JP2942929B1 JP 2942929 B1 JP2942929 B1 JP 2942929B1 JP 10204557 A JP10204557 A JP 10204557A JP 20455798 A JP20455798 A JP 20455798A JP 2942929 B1 JP2942929 B1 JP 2942929B1
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Abstract
【要約】
【課題】樹脂継手付パイプの樹脂継手や樹脂リブ付パイ
プの樹脂リブの除去を容易にし、材料別に回収可能とす
る。 【解決手段】 固定プレート2と、シリンダー5を取付
けたシリンダープレート4とを、ステーシャフト14で所
定間隔に平行に連結して架台B上に固定し、固定プレー
ト2とシリンダープレート4間に、移動プレート3を配
置し、プレート3の内側面に、半円形の下スクレーパ12
を取付けた下側スクレーパ取付台を固定し、該下スクレ
ーパ12の直上に上スクレーパ9を対峙させて取付けた上
側スクレーパ取付台15をガイド棒10を軸に上下動自在に
配置し、かつ上側スクレーパ取付台15はクランプと連動
して上下動する。
プの樹脂リブの除去を容易にし、材料別に回収可能とす
る。 【解決手段】 固定プレート2と、シリンダー5を取付
けたシリンダープレート4とを、ステーシャフト14で所
定間隔に平行に連結して架台B上に固定し、固定プレー
ト2とシリンダープレート4間に、移動プレート3を配
置し、プレート3の内側面に、半円形の下スクレーパ12
を取付けた下側スクレーパ取付台を固定し、該下スクレ
ーパ12の直上に上スクレーパ9を対峙させて取付けた上
側スクレーパ取付台15をガイド棒10を軸に上下動自在に
配置し、かつ上側スクレーパ取付台15はクランプと連動
して上下動する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に円筒形の樹脂
被覆鋼管(以下パイプという)の端末等に樹脂継手を接
着固定した樹脂継手付パイプから該樹脂継手を取り外し
て再使用可能な樹脂継手付パイプの樹脂継手除去装置
や、中間部分に接着固定した樹脂継手付パイプやパイプ
の表面の全部又は一部を樹脂リブで形成した樹脂リブ付
パイプから該樹脂継手や樹脂リブを取り外し、本来の円
筒形パイプにして鋼管と樹脂とに分離して回収可能にす
る樹脂継手又は樹脂リブ付パイプの樹脂継手又は樹脂リ
ブ除去装置に関する。
被覆鋼管(以下パイプという)の端末等に樹脂継手を接
着固定した樹脂継手付パイプから該樹脂継手を取り外し
て再使用可能な樹脂継手付パイプの樹脂継手除去装置
や、中間部分に接着固定した樹脂継手付パイプやパイプ
の表面の全部又は一部を樹脂リブで形成した樹脂リブ付
パイプから該樹脂継手や樹脂リブを取り外し、本来の円
筒形パイプにして鋼管と樹脂とに分離して回収可能にす
る樹脂継手又は樹脂リブ付パイプの樹脂継手又は樹脂リ
ブ除去装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、A.構造物分解後の樹脂継手付パ
イプや、樹脂継手の接着位置を間違えて接着したパイプ
等のような、パイプの端末や中間位置等に樹脂継手を接
着固定した樹脂継手付パイプから該樹脂継手を除去する
場合は、パイプと樹脂継手の間にマイナスドライバー等
を押し込んで取り外したり、或いは鋸等の器具を用いて
樹脂継手を切り落としている。 B.円筒形のパイプの表面に樹脂リブを形成したパイプ
から該樹脂リブを取り外す場合は、樹脂リブの形状に対
応する多種類の供給ロール、ワークコイルを用意し、供
給ロール、ワークコイルをパイプの軸線方向に移動して
樹脂リブを加熱軟化させて削り取る等の手段で樹脂リブ
を除去している。
イプや、樹脂継手の接着位置を間違えて接着したパイプ
等のような、パイプの端末や中間位置等に樹脂継手を接
着固定した樹脂継手付パイプから該樹脂継手を除去する
場合は、パイプと樹脂継手の間にマイナスドライバー等
を押し込んで取り外したり、或いは鋸等の器具を用いて
樹脂継手を切り落としている。 B.円筒形のパイプの表面に樹脂リブを形成したパイプ
から該樹脂リブを取り外す場合は、樹脂リブの形状に対
応する多種類の供給ロール、ワークコイルを用意し、供
給ロール、ワークコイルをパイプの軸線方向に移動して
樹脂リブを加熱軟化させて削り取る等の手段で樹脂リブ
を除去している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来の技
術では、以下のような問題点がある。 A.パイプから樹脂継手を除去する際に、パイプと樹脂
継手の間にマイナスドライバー等を使用して破壊した場
合や鋸で切り落とした場合は、パイプの表面の樹脂層や
パイプ自体にまでを傷つけ、パイプの外観が損なわれ、
また、鋸で切断したままでは寸法精度を出すことが困難
であり、再加工によりパイプ自体が更に短くなりパイプ
を再使用出来ることが少ないという問題点がある。 B.樹脂リブ付パイプから樹脂リブを除去する場合は、
樹脂リブの形状に対応する多種類の供給ロール、ワーク
コイルを用意しなくてはならない。従って、樹脂リブの
取り外し(剥離)作業の段取りに時間を要する点、単一
のロール、ワークコイルで作業できない点等で問題点が
ある。 本発明はこのような問題点に鑑みてなされたもので、端
末あるいはその近傍に樹脂継手が接着された樹脂継手付
パイプから樹脂継手の除去が容易な樹脂継手付パイプの
樹脂継手除去装置、及び中間部に樹脂継手が接着された
樹脂継手付パイプから樹脂継手の除去、又は樹脂リブ付
パイプに接着された樹脂継手、或いは樹脂リブの除去が
容易で、材料別に回収可能な樹脂継手又は樹脂リブ付パ
イプの樹脂継手又は樹脂リブ除去装置の提供を課題とし
ている。
術では、以下のような問題点がある。 A.パイプから樹脂継手を除去する際に、パイプと樹脂
継手の間にマイナスドライバー等を使用して破壊した場
合や鋸で切り落とした場合は、パイプの表面の樹脂層や
パイプ自体にまでを傷つけ、パイプの外観が損なわれ、
また、鋸で切断したままでは寸法精度を出すことが困難
であり、再加工によりパイプ自体が更に短くなりパイプ
を再使用出来ることが少ないという問題点がある。 B.樹脂リブ付パイプから樹脂リブを除去する場合は、
樹脂リブの形状に対応する多種類の供給ロール、ワーク
コイルを用意しなくてはならない。従って、樹脂リブの
取り外し(剥離)作業の段取りに時間を要する点、単一
のロール、ワークコイルで作業できない点等で問題点が
ある。 本発明はこのような問題点に鑑みてなされたもので、端
末あるいはその近傍に樹脂継手が接着された樹脂継手付
パイプから樹脂継手の除去が容易な樹脂継手付パイプの
樹脂継手除去装置、及び中間部に樹脂継手が接着された
樹脂継手付パイプから樹脂継手の除去、又は樹脂リブ付
パイプに接着された樹脂継手、或いは樹脂リブの除去が
容易で、材料別に回収可能な樹脂継手又は樹脂リブ付パ
イプの樹脂継手又は樹脂リブ除去装置の提供を課題とし
ている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明の樹脂継手付パイプの樹脂継手
除去装置では、固定プレートと、ほぼ中央に孔が穿設さ
れ、該孔からピストンロッドが出入可能にシリンダーを
外側に直角に取付けたシリンダープレートとを、ステー
シャフトにより所定間隔で平行に連結して架台上に固定
し、前記固定プレートとシリンダープレート間には、該
ピストンロッドの先端に固定され、ピストンロッドの伸
縮によりステーシャフトを軸にして左右に移動自在な移
動プレートを配置し、前記シリンダープレートの上部中
央には、樹脂継手付パイプのパイプ部を支持するV字形
の下側クランプ部を設け、該下側クランプ部の直上に
は、下部にパイプ部を支持する逆V字状の上側クランプ
部を設けると共に、上部にガイドシャフトを水平移動可
能にガイドするガイド穴を設けたクランプを配置し、該
クランプはシリンダープレートの上部に垂直に立設した
シリンダー台に垂直に取付けたシリンダーのピストンロ
ッドの先端に上下動自在に取付け、前記移動プレートの
上部中央には、下側クランプ部とともに、パイプ部を水
平に支持するV字形の支持部を設けると共に、該支持部
の近傍にガイド棒を立設し、該移動プレートの側面に
は、パイプ部の外径よりやや大きい内径の上下方向に二
分割した半円形の一方の下スクレーパを、刃先を固定プ
レート側に向け開口面を上にして取付けた下側スクレー
パ取付台を固定し、該下スクレーパの直上に、二分割し
た半円形の他方の上スクレーパを上記下スクレーパと対
峙して取付けた上側スクレーパ取付台をガイド棒を軸に
上下動自在に配置し、かつ上側スクレーパ取付台はガイ
ドシャフトの一方端に固定すると共に該ガイドシャフト
の他方端は前記クランプのガイド穴に摺動自在に挿入し
たことを特徴としている。
に、請求項1記載の発明の樹脂継手付パイプの樹脂継手
除去装置では、固定プレートと、ほぼ中央に孔が穿設さ
れ、該孔からピストンロッドが出入可能にシリンダーを
外側に直角に取付けたシリンダープレートとを、ステー
シャフトにより所定間隔で平行に連結して架台上に固定
し、前記固定プレートとシリンダープレート間には、該
ピストンロッドの先端に固定され、ピストンロッドの伸
縮によりステーシャフトを軸にして左右に移動自在な移
動プレートを配置し、前記シリンダープレートの上部中
央には、樹脂継手付パイプのパイプ部を支持するV字形
の下側クランプ部を設け、該下側クランプ部の直上に
は、下部にパイプ部を支持する逆V字状の上側クランプ
部を設けると共に、上部にガイドシャフトを水平移動可
能にガイドするガイド穴を設けたクランプを配置し、該
クランプはシリンダープレートの上部に垂直に立設した
シリンダー台に垂直に取付けたシリンダーのピストンロ
ッドの先端に上下動自在に取付け、前記移動プレートの
上部中央には、下側クランプ部とともに、パイプ部を水
平に支持するV字形の支持部を設けると共に、該支持部
の近傍にガイド棒を立設し、該移動プレートの側面に
は、パイプ部の外径よりやや大きい内径の上下方向に二
分割した半円形の一方の下スクレーパを、刃先を固定プ
レート側に向け開口面を上にして取付けた下側スクレー
パ取付台を固定し、該下スクレーパの直上に、二分割し
た半円形の他方の上スクレーパを上記下スクレーパと対
峙して取付けた上側スクレーパ取付台をガイド棒を軸に
上下動自在に配置し、かつ上側スクレーパ取付台はガイ
ドシャフトの一方端に固定すると共に該ガイドシャフト
の他方端は前記クランプのガイド穴に摺動自在に挿入し
たことを特徴としている。
【0005】請求項2記載の発明の樹脂継手付パイプの
樹脂継手除去装置では、請求項1の上側スクレーパ取付
台は、移動プレートの上部に垂直に立設されたシリンダ
ー台に、垂直に取付けられるシリンダーのピストンロッ
ドの先端に上下動自在に取付けたことを特徴としてい
る。
樹脂継手除去装置では、請求項1の上側スクレーパ取付
台は、移動プレートの上部に垂直に立設されたシリンダ
ー台に、垂直に取付けられるシリンダーのピストンロッ
ドの先端に上下動自在に取付けたことを特徴としてい
る。
【0006】請求項3記載の発明の樹脂継手又は樹脂リ
ブ付パイプの樹脂継手又は樹脂リブ除去装置では、固定
プレートと、所定位置に孔が穿設され、該孔からピスト
ンロッドが出入可能にシリンダーを外側に直角に取付け
たシリンダープレートとを、ステーシャフトにより所定
間隔で平行に連結して架台上に固定し、前記固定プレー
トとシリンダープレート間には、該ピストンロッドの先
端に固定され、ピストンロッドの伸縮によりステーシャ
フトを軸にして左右に移動自在な移動プレートを配置
し、前記移動プレートのほぼ中央には、先端が円錐形の
押出ピンが先端をシリンダープレート側に向けて水平に
設けられ、前記シリンダープレートには、押出ピンと対
向位置にパイプ部の外径よりやや大きい径のパイプ挿通
孔を穿設すると共に、内側面に該パイプ挿通孔の径とほ
ぼ同じ径の中空部を有するスクレーパを、カッターを押
出ピン側に向けてパイプ挿通孔と芯を一致させて配置
し、前記シリンダープレートの外面上部には、該シリン
ダープレートより突出させてピストンロッド挿通孔を設
け、該ピストンロッド挿通孔から外方へ水平に伸縮自在
なピストンロッドを備えたシリンダを内面に直角に設置
すると共に、外面に該ピストンロッドの伸縮方向に平行
にガイドピンを設けた取付板を固定し、該取付板の外側
に隣接して、上部にはガイドピンに挿通するガイドピン
挿通孔を設け、下端部にはパイプ挿通孔に挿通可能で先
端を円錐形に形成した芯出ピンを、先端を押出ピン側に
向けて直角に固定すると共に、該芯出ピンとは直角にス
ライドコロを有するスライダが固定された支持板を前記
ピストンロッドの先端に回動自在に取付け、さらに、前
記シリンダープレートの外面であってスライダと係合
し、該スライダを直線移動させて芯出ピンをパイプ挿通
孔の芯方向に誘導可能な直線溝と、パイプ挿通孔から抜
け出た芯出ピンをパイプ挿通孔の芯方向から平行にずら
すエスケープ溝とから成るガイド板を配置したことを特
徴としている。
ブ付パイプの樹脂継手又は樹脂リブ除去装置では、固定
プレートと、所定位置に孔が穿設され、該孔からピスト
ンロッドが出入可能にシリンダーを外側に直角に取付け
たシリンダープレートとを、ステーシャフトにより所定
間隔で平行に連結して架台上に固定し、前記固定プレー
トとシリンダープレート間には、該ピストンロッドの先
端に固定され、ピストンロッドの伸縮によりステーシャ
フトを軸にして左右に移動自在な移動プレートを配置
し、前記移動プレートのほぼ中央には、先端が円錐形の
押出ピンが先端をシリンダープレート側に向けて水平に
設けられ、前記シリンダープレートには、押出ピンと対
向位置にパイプ部の外径よりやや大きい径のパイプ挿通
孔を穿設すると共に、内側面に該パイプ挿通孔の径とほ
ぼ同じ径の中空部を有するスクレーパを、カッターを押
出ピン側に向けてパイプ挿通孔と芯を一致させて配置
し、前記シリンダープレートの外面上部には、該シリン
ダープレートより突出させてピストンロッド挿通孔を設
け、該ピストンロッド挿通孔から外方へ水平に伸縮自在
なピストンロッドを備えたシリンダを内面に直角に設置
すると共に、外面に該ピストンロッドの伸縮方向に平行
にガイドピンを設けた取付板を固定し、該取付板の外側
に隣接して、上部にはガイドピンに挿通するガイドピン
挿通孔を設け、下端部にはパイプ挿通孔に挿通可能で先
端を円錐形に形成した芯出ピンを、先端を押出ピン側に
向けて直角に固定すると共に、該芯出ピンとは直角にス
ライドコロを有するスライダが固定された支持板を前記
ピストンロッドの先端に回動自在に取付け、さらに、前
記シリンダープレートの外面であってスライダと係合
し、該スライダを直線移動させて芯出ピンをパイプ挿通
孔の芯方向に誘導可能な直線溝と、パイプ挿通孔から抜
け出た芯出ピンをパイプ挿通孔の芯方向から平行にずら
すエスケープ溝とから成るガイド板を配置したことを特
徴としている。
【0007】請求項4記載の発明の樹脂継手又は樹脂リ
ブ付パイプの樹脂継手又は樹脂リブ除去装置では、請求
項3に記載の取付板は、その前部をシリンダープレート
の外面側部より突出させて水平に配置してその基部を固
定し、該取付板の前部にはシリンダープレートより前側
位置にピストンロッド挿通孔を設け、該ピストンロッド
挿通孔から外方へ水平に伸縮自在なピストンロッドを備
えたシリンダを内面に直角に設置すると共に、外面に該
ピストンロッドの伸縮方向に平行にガイドピンを設け、
該取付板の外側に隣接して前記取付板と平行に支持板を
取付け、ガイド板はエスケープ溝を上向きにしてシリン
ダープレートの外面に垂直に固定したことを特徴として
いる。
ブ付パイプの樹脂継手又は樹脂リブ除去装置では、請求
項3に記載の取付板は、その前部をシリンダープレート
の外面側部より突出させて水平に配置してその基部を固
定し、該取付板の前部にはシリンダープレートより前側
位置にピストンロッド挿通孔を設け、該ピストンロッド
挿通孔から外方へ水平に伸縮自在なピストンロッドを備
えたシリンダを内面に直角に設置すると共に、外面に該
ピストンロッドの伸縮方向に平行にガイドピンを設け、
該取付板の外側に隣接して前記取付板と平行に支持板を
取付け、ガイド板はエスケープ溝を上向きにしてシリン
ダープレートの外面に垂直に固定したことを特徴として
いる。
【0008】請求項5記載の発明の樹脂継手又は樹脂リ
ブ付パイプの樹脂継手又は樹脂リブ除去装置では、請求
項3又は4記載のスクレーパは、軸芯を中心に放射状に
鋭利なカッターを形成したことを特徴としている。
ブ付パイプの樹脂継手又は樹脂リブ除去装置では、請求
項3又は4記載のスクレーパは、軸芯を中心に放射状に
鋭利なカッターを形成したことを特徴としている。
【0009】請求項6記載の発明の樹脂継手又は樹脂リ
ブ付パイプの樹脂継手又は樹脂リブ除去装置では、請求
項3又は4記載の樹脂リブを除去するスクレーパは、円
盤状の遮蔽部のほぼ中心に、内径をパイプ部よりやや大
きく形成した中空部を設け、該中空部の内側周縁に断面
楔状でリング状のカッターを設けたことを特徴としてい
る。
ブ付パイプの樹脂継手又は樹脂リブ除去装置では、請求
項3又は4記載の樹脂リブを除去するスクレーパは、円
盤状の遮蔽部のほぼ中心に、内径をパイプ部よりやや大
きく形成した中空部を設け、該中空部の内側周縁に断面
楔状でリング状のカッターを設けたことを特徴としてい
る。
【0010】
【発明の実施の態様】図1〜図7は、請求項1及び2に
記載の発明の実施例に関し、主にパイプの端末(両端又
は片端)あるいはその近傍に接着固定された樹脂継手付
パイプ16から樹脂継手16b、16c(図10)を押し抜い
て、あるいは樹脂継手16bを破壊、剥離等して取り外す
樹脂継手付パイプの樹脂継手除去装置1に係るものであ
る。図1、図2のように、パイプと該パイプ同士を接続
する樹脂継手で組み立てられた架台B上には、一方端
(図では左側)に固定プレート2を配置し、他方端(図
では右側)にほぼ同形のシリンダープレート4がステー
シャフト14により所定間隔で平行に連結され、架台B上
に所定固定手段で固定される。シリンダープレート4の
ほぼ中央には、孔4aを穿設し、該孔4aからピストン
ロッド5aが出入可能にシリンダー5を外側に直角に取
付けられている。前記固定プレート2とシリンダープレ
ート4間には、該ピストンロッド5aの先端に固定さ
れ、ピストンロッド5aの伸縮作用によりステーシャフ
ト14を軸にして左右に移動自在な移動プレート3が配置
されている。前記シリンダープレート4の上部中央に
は、樹脂継手付パイプ16のパイプ部16aを支持するV字
形の下側クランプ部4bが設けられ、該下側クランプ部
4bの直上には、クランプ11が配置されている。このク
ランプ11は、下部にパイプ部16aを支持する逆V字状の
上側クランプ部11aがシリンダープレート4の上部を両
側から挟むと共に、下側クランプ部4bに係合してパイ
プ軸芯に位置決めする形態で設けられ、上部にガイドシ
ャフト8を水平移動可能にガイドするガイド穴11bが2
個設けられている。また、クランプ11はシリンダープレ
ート4の上部に垂直に立設したシリンダー台7に垂直に
取付けられたシリンダー6のピストンロッド6aの先端
に上下動自在に取付けられている(図3、7)。前記ク
ランプ11は、シリンダー台7の前側に設けたガイド7a
でガイドされて精度の高い確実な上下動を可能としてい
る(図3、図4、図7)。なお、図7中の(A)はクラ
ンプ11の上昇時の要部縦断面図であり、同図中の(B)
はクランプ11の下降時の要部縦断面図である。前記移動
プレート3の上部中央には、図5のように、下側クラン
プ部4bとともに、パイプ部16aを水平に支持するV字
形の支持部3aが設けられ、該支持部3aの近傍にはガ
イド棒10が立設されている。また、移動プレート3の内
側面(図1、図2において左側)には、パイプ部16aの
外径よりやや大きい内径の上下方向に二分割した半円形
の一方の下スクレーパ12を、刃先を固定プレート2側に
向けて取付けた下側スクレーパ取付台13が固定されてい
る。該下スクレーパ12の直上に、二分割した半円形の他
方の上スクレーパ9を上記下スクレーパ12と対峙して取
付けた上側スクレーパ取付台15をガイド棒10を軸に上下
動自在に配置されている。更に、前記上側スクレーパ取
付台15は、ガイドシャフト8の一方端に固定され、該ガ
イドシャフト8の他方端は前記クランプ11のガイド穴11
bに水平に摺動自在に挿入され、上側スクレーパ取付台
15はクランプ11の上下動に連動する構成とされている。
前記一対の上下スクレーパ9、12でパイプ部16aの外径
を緩く挟持して、樹脂継手16bを押し抜いたり、破壊す
るものである。なお、支持部3aと下スクレーパ12は、
内径をほぼ同じにして配置固定され、該支持部3aの下
端部は、図5のように下スクレーパ12の内径とほぼ同一
形状とするのがよい。図6は、上側スクレーパ取付台15
を、単独で設けたシリンダー6cで上下動させる実施例
を示したもので、上側スクレーパ取付台15は、移動プレ
ート3の上部にシリンダー台71をほぼ垂直に固定し、該
シリンダー台71の前側に設けたガイド71aでガイドさ
れ、該シリンダ台71に垂直に取付けられたシリンダー6
cのピストンロッド6dの先端に上下動自在に取付けら
れている。そして、樹脂継手16bが端末(片端又は両
端)あるいはその近傍に接着固定された樹脂継手16c付
パイプ16から該樹脂継手16b、16cを除去する時は、樹
脂継手16b、16cを固定プレート2と移動プレート3間
に位置させ、該パイプ部16aを下側クランプ4bと支持
部3aに水平に載置する。次に、シリンダ6を駆動させ
てピストンロッド6aを伸張させ、パイプ部16aを上側
クランプ部11aで押圧すると同時に、クランプ11の下降
により上側スクレーパ取付台15に取付けられた上スクレ
ーパ9がガイド軸10をガイドに降下し、パイプ部16aの
外径を上下スクレーパ9、12で緩く挟持する。なお、図
6のように、上側スクレーパ取付台15を単独のシリンダ
ー6cで上下動させる実施例の場合は、シリンダー6と
は同時に作動させても、別々に作動させてもよい。図2
の2点鎖線で示したように、ピストンロッド5aの伸張
作用により移動プレート3を固定プレート2側に移動さ
せると、上下スクレーパ9、12が樹脂継手16b、16cを
押し抜き、あるいは樹脂継手16b、16cを破壊、剥離等
して取り外して除去する。樹脂継手16bがパイプの両端
に接着されている場合は、片端毎に樹脂継手付パイプ16
をセットし直して除去作業を行う。
記載の発明の実施例に関し、主にパイプの端末(両端又
は片端)あるいはその近傍に接着固定された樹脂継手付
パイプ16から樹脂継手16b、16c(図10)を押し抜い
て、あるいは樹脂継手16bを破壊、剥離等して取り外す
樹脂継手付パイプの樹脂継手除去装置1に係るものであ
る。図1、図2のように、パイプと該パイプ同士を接続
する樹脂継手で組み立てられた架台B上には、一方端
(図では左側)に固定プレート2を配置し、他方端(図
では右側)にほぼ同形のシリンダープレート4がステー
シャフト14により所定間隔で平行に連結され、架台B上
に所定固定手段で固定される。シリンダープレート4の
ほぼ中央には、孔4aを穿設し、該孔4aからピストン
ロッド5aが出入可能にシリンダー5を外側に直角に取
付けられている。前記固定プレート2とシリンダープレ
ート4間には、該ピストンロッド5aの先端に固定さ
れ、ピストンロッド5aの伸縮作用によりステーシャフ
ト14を軸にして左右に移動自在な移動プレート3が配置
されている。前記シリンダープレート4の上部中央に
は、樹脂継手付パイプ16のパイプ部16aを支持するV字
形の下側クランプ部4bが設けられ、該下側クランプ部
4bの直上には、クランプ11が配置されている。このク
ランプ11は、下部にパイプ部16aを支持する逆V字状の
上側クランプ部11aがシリンダープレート4の上部を両
側から挟むと共に、下側クランプ部4bに係合してパイ
プ軸芯に位置決めする形態で設けられ、上部にガイドシ
ャフト8を水平移動可能にガイドするガイド穴11bが2
個設けられている。また、クランプ11はシリンダープレ
ート4の上部に垂直に立設したシリンダー台7に垂直に
取付けられたシリンダー6のピストンロッド6aの先端
に上下動自在に取付けられている(図3、7)。前記ク
ランプ11は、シリンダー台7の前側に設けたガイド7a
でガイドされて精度の高い確実な上下動を可能としてい
る(図3、図4、図7)。なお、図7中の(A)はクラ
ンプ11の上昇時の要部縦断面図であり、同図中の(B)
はクランプ11の下降時の要部縦断面図である。前記移動
プレート3の上部中央には、図5のように、下側クラン
プ部4bとともに、パイプ部16aを水平に支持するV字
形の支持部3aが設けられ、該支持部3aの近傍にはガ
イド棒10が立設されている。また、移動プレート3の内
側面(図1、図2において左側)には、パイプ部16aの
外径よりやや大きい内径の上下方向に二分割した半円形
の一方の下スクレーパ12を、刃先を固定プレート2側に
向けて取付けた下側スクレーパ取付台13が固定されてい
る。該下スクレーパ12の直上に、二分割した半円形の他
方の上スクレーパ9を上記下スクレーパ12と対峙して取
付けた上側スクレーパ取付台15をガイド棒10を軸に上下
動自在に配置されている。更に、前記上側スクレーパ取
付台15は、ガイドシャフト8の一方端に固定され、該ガ
イドシャフト8の他方端は前記クランプ11のガイド穴11
bに水平に摺動自在に挿入され、上側スクレーパ取付台
15はクランプ11の上下動に連動する構成とされている。
前記一対の上下スクレーパ9、12でパイプ部16aの外径
を緩く挟持して、樹脂継手16bを押し抜いたり、破壊す
るものである。なお、支持部3aと下スクレーパ12は、
内径をほぼ同じにして配置固定され、該支持部3aの下
端部は、図5のように下スクレーパ12の内径とほぼ同一
形状とするのがよい。図6は、上側スクレーパ取付台15
を、単独で設けたシリンダー6cで上下動させる実施例
を示したもので、上側スクレーパ取付台15は、移動プレ
ート3の上部にシリンダー台71をほぼ垂直に固定し、該
シリンダー台71の前側に設けたガイド71aでガイドさ
れ、該シリンダ台71に垂直に取付けられたシリンダー6
cのピストンロッド6dの先端に上下動自在に取付けら
れている。そして、樹脂継手16bが端末(片端又は両
端)あるいはその近傍に接着固定された樹脂継手16c付
パイプ16から該樹脂継手16b、16cを除去する時は、樹
脂継手16b、16cを固定プレート2と移動プレート3間
に位置させ、該パイプ部16aを下側クランプ4bと支持
部3aに水平に載置する。次に、シリンダ6を駆動させ
てピストンロッド6aを伸張させ、パイプ部16aを上側
クランプ部11aで押圧すると同時に、クランプ11の下降
により上側スクレーパ取付台15に取付けられた上スクレ
ーパ9がガイド軸10をガイドに降下し、パイプ部16aの
外径を上下スクレーパ9、12で緩く挟持する。なお、図
6のように、上側スクレーパ取付台15を単独のシリンダ
ー6cで上下動させる実施例の場合は、シリンダー6と
は同時に作動させても、別々に作動させてもよい。図2
の2点鎖線で示したように、ピストンロッド5aの伸張
作用により移動プレート3を固定プレート2側に移動さ
せると、上下スクレーパ9、12が樹脂継手16b、16cを
押し抜き、あるいは樹脂継手16b、16cを破壊、剥離等
して取り外して除去する。樹脂継手16bがパイプの両端
に接着されている場合は、片端毎に樹脂継手付パイプ16
をセットし直して除去作業を行う。
【0011】次に、図8〜図16は、請求項3、5、6
に記載の発明の実施例に関し、この実施例は樹脂継手16
cがパイプの軸方向の中間位置に接着固定された樹脂継
手付パイプ16からの該樹脂継手16cの除去や、円筒形パ
イプの表面に被覆樹脂で形成した樹脂リブ16d(図15
A)をパイプの外径で剥離、除去して本来の円筒パイプ
の形状で回収する樹脂継手又は樹脂リブ付パイプの樹脂
継手及び樹脂リブ除去装置20に係るものである。前記樹
脂継手又は樹脂リブ付パイプの樹脂継手及び樹脂リブ除
去装置20は、図8、図9のように、一方端(図では右
側)に配置された固定プレート22と他方端(図では左
側)に配置されたシリンダープレート21は、ステーシャ
フト24により所定間隔で平行に連結され、この固定プレ
ート22とシリンダープレート21とは所定固定手段で架台
B上に固定されている。前記シリンダープレート21に
は、ほぼ中間高さで、後側位置に孔21aが穿設され、該
孔21aからピストンロッド34aが出入可能にシリンダー
34が該シリンダープレート21の外側に直角に取付けられ
ている。また、このピストンロッド34aの先端には移動
プレート23が固定されていて、該移動プレート23はピス
トンロッド34aの伸縮によりステーシャフト24を軸に前
記固定プレート22とシリンダープレート21との間を左右
移動自在に配置されている。移動プレート23の内面のほ
ぼ中間高さ位置には、パイプ部16aの端口に嵌まりやす
いように先端を円錐形に形成した押出ピン25が、その先
端をシリンダープレート21側に向けて水平に取付けられ
ている。また、前記押出ピン25の根元付近には、図8、
図9のように、パイプ部16aから押し抜きされる樹脂継
手16c(図10参照)を、後述するスクレーパ27との間
で押圧して分割させたり、落下させて、スクレーパ27に
残留するのを防止するために、スクレーパ27の外径より
やや大きい外径に形成され、スクレーパ27を傷めないよ
うに樹脂又は非鉄金属等の軟質材で製作されたリング25
aが嵌着されている。前記リング25aは、移動プレート
23側に内蔵された弾圧バネ25bにより、前記押出ピン25
の先端付近に前進維持されており、パイプ部16aから押
し抜かれて押出ピン25に嵌まり込む樹脂継手25を押し戻
して、押出ピン25に残留するのを防止する。前記シリン
ダープレート21には、前記押出ピン25と対向位置にパイ
プ部16aの外径よりやや大きい径のパイプ挿通孔21bが
穿設され(図10参照)、該シリンダープレート21の内
面には、該パイプ挿通孔21bの径とほぼ同じ内径の中空
部27dを有するスクレーパ27が、カッター27aの刃先を
押出ピン25側に向け、パイプ挿通孔21bと芯を一致させ
て配置されている。前記スクレーパ27は、軸芯を中心に
放射状にカッター27aを形成し、樹脂継手16cを該カッ
ター27aで割りながら取り外すことが可能にされている
(図14)。樹脂リブ16dを除去する際は、削り取った
樹脂リブ16dが長尺状態で嵩張らないようにし、又該樹
脂リブ16dを飛散させないため、図15のようなスクレ
ーパ27bが使用される。このスクレーパ27bは、削り取
った樹脂リブ16dの飛散を防止する円盤状の遮蔽部27c
を設けると共に、ほぼ中心に内径をパイプ部16aの外径
よりやや大きく形成した中空部27dを設け、該中空部27
dの内周縁には断面楔状でリング状に形成したカッター
27eが、刃先を押出ピン25側に向けて配置されている。
前記シリンダープレート21の外面上部には、該シリンダ
ープレート21より突出させて取付板29が固定され、該取
付板29の上部にはピストンロッド挿通孔29aを設け、該
ピストンロッド挿通孔29aから外方(シリンダープレー
ト21の左側方向)に水平に伸縮自在なピストンロッド28
aを備えたシリンダ28がその取付板29の内面に水平に設
置され、又取付板29の外面には、後述するガイド板33の
直線溝33aの長さよりやや短い長さのガイドピン30がピ
ストンロッド28aの伸縮方向に平行に配置されている。
該取付板29の外側に隣接して、支持板31がピストンロッ
ド28aの先端にロッド取付ねじ28bにより回動自在に取
付けられている。該支持板31の上部、ガイドピン30と対
向する位置にはガイドピン30が挿通するガイドピン挿通
孔31aが設けられ、下端部にはパイプ挿通孔21bに挿通
可能な外径で、パイプ部16aの端口に嵌まりやすいよう
に先端を円錐形に形成した芯出ピン26が、その先端を押
出ピン25側に向けて直角に固定されている。また、支持
板31の後面で、芯出ピン26の近傍には、芯出ピン26を誘
導するスライドコロ32a備えたスライダ32が芯出ピン26
とは直角に固定されている。また、シリンダープレート
21の外面であってスライダ32位置には、該スライダ32の
スライドコロ32aに係合し、このスライダ32を直線移動
させて芯出ピン26をパイプ挿通孔21bの芯方向に誘導す
る直線溝33aと、パイプ挿通孔21bからシリンダープレ
ート21の左側に抜け出てくるパイプ部16aの進行の妨げ
とならないように、パイプ挿通孔21bから抜け出た芯出
ピン26をパイプ挿通孔21b位置から前記支持板31の回転
と共に前側に平行にずらすエスケープ溝33bとから成る
ガイド板33が配置されている( 図11、13)。前記シ
リンダー28には、芯出ピン26がパイプ挿通孔21bから抜
け出るパイプ部16aの進行を妨げることがないように、
芯出ピン26がスクレーパ27及びパイプ挿通孔21bから抜
け出ると同時にパイプ部16aの先端がパイプ挿通孔21b
を通過するのを検知する近接スイッチ(図示なし)がシ
リンダー28に内蔵或いはシリンダー28の所定位置に取付
けられている。パイプ部16aの両端を芯出ピン26と押出
ピン25で支持する時は、シリンダ34を駆動し、ピストン
ロッド34aを収縮させて移動プレート23を移動させるに
伴い、押出ピン25をシリンダープレート21側に移動さ
せ、パイプ部16aの押出ピン25側の端口を押出ピン25で
押して位置決めし、パイプ部16aの両端を芯出ピン26と
押出ピン25で支持する。中間部分に取付けられた樹脂継
手16cやパイプ部16aに被覆樹脂にて形成された樹脂リ
ブ16dを取り外し又は除去する時は、ピストンロッド34
aを収縮させて移動プレート23の押出ピン25でパイプ部
16aの一方端口を押し、スクレーパ27、27bの中空部を
通過させて、樹脂継手16cや樹脂リブ16dを押し抜く、
又は押し切る状態でこれらをパイプ挿通孔21bから取り
外す。なお、パイプ部16aが押出ピン25で押されてパイ
プ挿通孔21bを通過する際には、芯出ピン26がスクレー
パ27及びパイプ挿通孔21bから抜け出る際に、パイプ部
16aの先端がパイプ挿通孔21bから抜けるのをシリンダ
28の近接スイッチ(図示なし)で検知させ、ピストンロ
ッド28aの伸張速度をパイプ部16aの移動速度より速く
している。次に、図11、13に示した如く、スライダ
32のスライドコロ32aがガイド板33の直線溝33aを後退
して芯出ピン26がパイプ挿通孔21bから抜かれた後、ガ
イド板33のエスケープ溝33bを後退させ、芯出ピン26を
パイプ挿通孔21bの芯方向から平行にずらし、パイプ挿
通孔21bから抜け出るパイプ部16aの進行を妨げない位
置に待避させる。従って、長尺のパイプは、樹脂継手16
cや樹脂リブ16dが除去された状態で、押出ピン25に押
されてパイプ挿通孔21bを通過し、シリンダープレート
21の外側に放出される。なお、スライダ32がエスケープ
溝33bへ移動すると、支持板31はピストンロッド28aを
軸に2点鎖線の如く回動する(図12、13)。樹脂継
手16cや樹脂リブ16dを除去したパイプ部16aをシリン
ダープレート21の外側(図8ではシリンダープレート21
の左側)に放出後は、ピストンロッド34aを伸張させて
移動プレート23を後退させ、更に、ピストンロッド28a
を収縮させてスライダ32をエスケープ溝33bと直線溝33
aの順に前進させて芯出ピン26の先端部をパイプ挿通孔
21bから突き出させる。請求項1〜2に記載の発明にお
いて、シリンダー5は請求項3〜6記載の実施例のシリ
ンダー34と同様な構成のシリンダーを配置し、2分割し
た上下スクレーパ9、12は請求項3〜6の実施例の如
く、放射状に形成した鋭利なカッターに形成してもよ
い。また、請求項3〜5に記載の発明においても、シリ
ンダー34を請求項1〜2に記載の発明の如く固定プレー
ト22の右側に配置してもよい。
に記載の発明の実施例に関し、この実施例は樹脂継手16
cがパイプの軸方向の中間位置に接着固定された樹脂継
手付パイプ16からの該樹脂継手16cの除去や、円筒形パ
イプの表面に被覆樹脂で形成した樹脂リブ16d(図15
A)をパイプの外径で剥離、除去して本来の円筒パイプ
の形状で回収する樹脂継手又は樹脂リブ付パイプの樹脂
継手及び樹脂リブ除去装置20に係るものである。前記樹
脂継手又は樹脂リブ付パイプの樹脂継手及び樹脂リブ除
去装置20は、図8、図9のように、一方端(図では右
側)に配置された固定プレート22と他方端(図では左
側)に配置されたシリンダープレート21は、ステーシャ
フト24により所定間隔で平行に連結され、この固定プレ
ート22とシリンダープレート21とは所定固定手段で架台
B上に固定されている。前記シリンダープレート21に
は、ほぼ中間高さで、後側位置に孔21aが穿設され、該
孔21aからピストンロッド34aが出入可能にシリンダー
34が該シリンダープレート21の外側に直角に取付けられ
ている。また、このピストンロッド34aの先端には移動
プレート23が固定されていて、該移動プレート23はピス
トンロッド34aの伸縮によりステーシャフト24を軸に前
記固定プレート22とシリンダープレート21との間を左右
移動自在に配置されている。移動プレート23の内面のほ
ぼ中間高さ位置には、パイプ部16aの端口に嵌まりやす
いように先端を円錐形に形成した押出ピン25が、その先
端をシリンダープレート21側に向けて水平に取付けられ
ている。また、前記押出ピン25の根元付近には、図8、
図9のように、パイプ部16aから押し抜きされる樹脂継
手16c(図10参照)を、後述するスクレーパ27との間
で押圧して分割させたり、落下させて、スクレーパ27に
残留するのを防止するために、スクレーパ27の外径より
やや大きい外径に形成され、スクレーパ27を傷めないよ
うに樹脂又は非鉄金属等の軟質材で製作されたリング25
aが嵌着されている。前記リング25aは、移動プレート
23側に内蔵された弾圧バネ25bにより、前記押出ピン25
の先端付近に前進維持されており、パイプ部16aから押
し抜かれて押出ピン25に嵌まり込む樹脂継手25を押し戻
して、押出ピン25に残留するのを防止する。前記シリン
ダープレート21には、前記押出ピン25と対向位置にパイ
プ部16aの外径よりやや大きい径のパイプ挿通孔21bが
穿設され(図10参照)、該シリンダープレート21の内
面には、該パイプ挿通孔21bの径とほぼ同じ内径の中空
部27dを有するスクレーパ27が、カッター27aの刃先を
押出ピン25側に向け、パイプ挿通孔21bと芯を一致させ
て配置されている。前記スクレーパ27は、軸芯を中心に
放射状にカッター27aを形成し、樹脂継手16cを該カッ
ター27aで割りながら取り外すことが可能にされている
(図14)。樹脂リブ16dを除去する際は、削り取った
樹脂リブ16dが長尺状態で嵩張らないようにし、又該樹
脂リブ16dを飛散させないため、図15のようなスクレ
ーパ27bが使用される。このスクレーパ27bは、削り取
った樹脂リブ16dの飛散を防止する円盤状の遮蔽部27c
を設けると共に、ほぼ中心に内径をパイプ部16aの外径
よりやや大きく形成した中空部27dを設け、該中空部27
dの内周縁には断面楔状でリング状に形成したカッター
27eが、刃先を押出ピン25側に向けて配置されている。
前記シリンダープレート21の外面上部には、該シリンダ
ープレート21より突出させて取付板29が固定され、該取
付板29の上部にはピストンロッド挿通孔29aを設け、該
ピストンロッド挿通孔29aから外方(シリンダープレー
ト21の左側方向)に水平に伸縮自在なピストンロッド28
aを備えたシリンダ28がその取付板29の内面に水平に設
置され、又取付板29の外面には、後述するガイド板33の
直線溝33aの長さよりやや短い長さのガイドピン30がピ
ストンロッド28aの伸縮方向に平行に配置されている。
該取付板29の外側に隣接して、支持板31がピストンロッ
ド28aの先端にロッド取付ねじ28bにより回動自在に取
付けられている。該支持板31の上部、ガイドピン30と対
向する位置にはガイドピン30が挿通するガイドピン挿通
孔31aが設けられ、下端部にはパイプ挿通孔21bに挿通
可能な外径で、パイプ部16aの端口に嵌まりやすいよう
に先端を円錐形に形成した芯出ピン26が、その先端を押
出ピン25側に向けて直角に固定されている。また、支持
板31の後面で、芯出ピン26の近傍には、芯出ピン26を誘
導するスライドコロ32a備えたスライダ32が芯出ピン26
とは直角に固定されている。また、シリンダープレート
21の外面であってスライダ32位置には、該スライダ32の
スライドコロ32aに係合し、このスライダ32を直線移動
させて芯出ピン26をパイプ挿通孔21bの芯方向に誘導す
る直線溝33aと、パイプ挿通孔21bからシリンダープレ
ート21の左側に抜け出てくるパイプ部16aの進行の妨げ
とならないように、パイプ挿通孔21bから抜け出た芯出
ピン26をパイプ挿通孔21b位置から前記支持板31の回転
と共に前側に平行にずらすエスケープ溝33bとから成る
ガイド板33が配置されている( 図11、13)。前記シ
リンダー28には、芯出ピン26がパイプ挿通孔21bから抜
け出るパイプ部16aの進行を妨げることがないように、
芯出ピン26がスクレーパ27及びパイプ挿通孔21bから抜
け出ると同時にパイプ部16aの先端がパイプ挿通孔21b
を通過するのを検知する近接スイッチ(図示なし)がシ
リンダー28に内蔵或いはシリンダー28の所定位置に取付
けられている。パイプ部16aの両端を芯出ピン26と押出
ピン25で支持する時は、シリンダ34を駆動し、ピストン
ロッド34aを収縮させて移動プレート23を移動させるに
伴い、押出ピン25をシリンダープレート21側に移動さ
せ、パイプ部16aの押出ピン25側の端口を押出ピン25で
押して位置決めし、パイプ部16aの両端を芯出ピン26と
押出ピン25で支持する。中間部分に取付けられた樹脂継
手16cやパイプ部16aに被覆樹脂にて形成された樹脂リ
ブ16dを取り外し又は除去する時は、ピストンロッド34
aを収縮させて移動プレート23の押出ピン25でパイプ部
16aの一方端口を押し、スクレーパ27、27bの中空部を
通過させて、樹脂継手16cや樹脂リブ16dを押し抜く、
又は押し切る状態でこれらをパイプ挿通孔21bから取り
外す。なお、パイプ部16aが押出ピン25で押されてパイ
プ挿通孔21bを通過する際には、芯出ピン26がスクレー
パ27及びパイプ挿通孔21bから抜け出る際に、パイプ部
16aの先端がパイプ挿通孔21bから抜けるのをシリンダ
28の近接スイッチ(図示なし)で検知させ、ピストンロ
ッド28aの伸張速度をパイプ部16aの移動速度より速く
している。次に、図11、13に示した如く、スライダ
32のスライドコロ32aがガイド板33の直線溝33aを後退
して芯出ピン26がパイプ挿通孔21bから抜かれた後、ガ
イド板33のエスケープ溝33bを後退させ、芯出ピン26を
パイプ挿通孔21bの芯方向から平行にずらし、パイプ挿
通孔21bから抜け出るパイプ部16aの進行を妨げない位
置に待避させる。従って、長尺のパイプは、樹脂継手16
cや樹脂リブ16dが除去された状態で、押出ピン25に押
されてパイプ挿通孔21bを通過し、シリンダープレート
21の外側に放出される。なお、スライダ32がエスケープ
溝33bへ移動すると、支持板31はピストンロッド28aを
軸に2点鎖線の如く回動する(図12、13)。樹脂継
手16cや樹脂リブ16dを除去したパイプ部16aをシリン
ダープレート21の外側(図8ではシリンダープレート21
の左側)に放出後は、ピストンロッド34aを伸張させて
移動プレート23を後退させ、更に、ピストンロッド28a
を収縮させてスライダ32をエスケープ溝33bと直線溝33
aの順に前進させて芯出ピン26の先端部をパイプ挿通孔
21bから突き出させる。請求項1〜2に記載の発明にお
いて、シリンダー5は請求項3〜6記載の実施例のシリ
ンダー34と同様な構成のシリンダーを配置し、2分割し
た上下スクレーパ9、12は請求項3〜6の実施例の如
く、放射状に形成した鋭利なカッターに形成してもよ
い。また、請求項3〜5に記載の発明においても、シリ
ンダー34を請求項1〜2に記載の発明の如く固定プレー
ト22の右側に配置してもよい。
【0012】図17〜図19は、請求項4に記載の発明
の実施例に関し、樹脂継手付パイプ及びリブ付パイプを
装置20の上部から供給可能とし、樹脂継手付或いは樹脂
リブ付パイプの外径が一定しない場合にロボットによる
供給対応を容易とするものである。この請求項4に係る
発明は、以下の構成以外は前記請求項3、5、6に記載
の発明と同一である。前記取付板29は、その前部をシリ
ンダープレート21の外面側部の前端より突出させて水平
に配置してその基部を固定し、該取付板29の前部にはシ
リンダープレート21の前端より前側位置にピストンロッ
ド挿通孔29aを設け、該ピストンロッド挿通孔29aから
外方(シリンダープレート21の左側方向)へ水平に伸縮
自在なピストンロッド28aを備えたシリンダ28を内面に
直角に設置されている。また、取付板29の外面には、ピ
ストンロッド28aの伸縮方向に平行に、ガイド板33の直
線溝33aの長さよりやや短い長さのガイドピン30を設
け、芯出ピン26がピストンロッド28aの伸縮作動の際
に、高精度で移動可能にされている。更に、該取付板29
の外側に隣接して、ピストンロッド28aの先端に該ピス
トンロッド28aを軸に回動自在に、前記取付板と平行に
支持板31が取付けられている。該支持板31のガイドピン
30に対向する位置には、ガイドピン挿通孔31aが設けら
れ、パイプ挿通孔21bに対向する位置には、前記構成と
同様の先端を円錐形に形成した芯出ピン26が、先端を押
出ピン25側に向けて直角に固定されている。また、支持
板31の上面で、芯出ピン26の近傍位置には、芯出ピン26
を誘導するスライドコロ32aを備えたスライダ32が芯出
ピン26とは直角に固定されている。なお、ガイド板33は
エスケープ溝33bを上向きにしてシリンダープレート21
の外面に垂直に固定されている。樹脂継手付パイプ16
は、端末等に接着固定されている樹脂継手16bを取り外
した際に、パイプの外観が損なわれていない場合は再使
用できるが、パイプ表面の樹脂層やパイプ自体に傷が付
き、外観が損なわれて再使用できない場合、あるいは樹
脂リブ付パイプから樹脂リブ16dを除去して円筒形にし
た場合は、本出願人の特許第2533465号(樹脂被
覆鋼管の鋼管と被覆樹脂の分離回収方法)、USA、P
AT、NO.5512104により、鋼管と樹脂とを分
別して、各材料毎に回収して有効活用されるものであ
る。
の実施例に関し、樹脂継手付パイプ及びリブ付パイプを
装置20の上部から供給可能とし、樹脂継手付或いは樹脂
リブ付パイプの外径が一定しない場合にロボットによる
供給対応を容易とするものである。この請求項4に係る
発明は、以下の構成以外は前記請求項3、5、6に記載
の発明と同一である。前記取付板29は、その前部をシリ
ンダープレート21の外面側部の前端より突出させて水平
に配置してその基部を固定し、該取付板29の前部にはシ
リンダープレート21の前端より前側位置にピストンロッ
ド挿通孔29aを設け、該ピストンロッド挿通孔29aから
外方(シリンダープレート21の左側方向)へ水平に伸縮
自在なピストンロッド28aを備えたシリンダ28を内面に
直角に設置されている。また、取付板29の外面には、ピ
ストンロッド28aの伸縮方向に平行に、ガイド板33の直
線溝33aの長さよりやや短い長さのガイドピン30を設
け、芯出ピン26がピストンロッド28aの伸縮作動の際
に、高精度で移動可能にされている。更に、該取付板29
の外側に隣接して、ピストンロッド28aの先端に該ピス
トンロッド28aを軸に回動自在に、前記取付板と平行に
支持板31が取付けられている。該支持板31のガイドピン
30に対向する位置には、ガイドピン挿通孔31aが設けら
れ、パイプ挿通孔21bに対向する位置には、前記構成と
同様の先端を円錐形に形成した芯出ピン26が、先端を押
出ピン25側に向けて直角に固定されている。また、支持
板31の上面で、芯出ピン26の近傍位置には、芯出ピン26
を誘導するスライドコロ32aを備えたスライダ32が芯出
ピン26とは直角に固定されている。なお、ガイド板33は
エスケープ溝33bを上向きにしてシリンダープレート21
の外面に垂直に固定されている。樹脂継手付パイプ16
は、端末等に接着固定されている樹脂継手16bを取り外
した際に、パイプの外観が損なわれていない場合は再使
用できるが、パイプ表面の樹脂層やパイプ自体に傷が付
き、外観が損なわれて再使用できない場合、あるいは樹
脂リブ付パイプから樹脂リブ16dを除去して円筒形にし
た場合は、本出願人の特許第2533465号(樹脂被
覆鋼管の鋼管と被覆樹脂の分離回収方法)、USA、P
AT、NO.5512104により、鋼管と樹脂とを分
別して、各材料毎に回収して有効活用されるものであ
る。
【0013】
【発明の効果】本発明は上述の通り構成されているの
で、次に記載する効果を奏する。 樹脂継手付パイプの樹脂継手除去装置では、パイプの
端末あるいはその近傍に接着固定された樹脂継手を軸方
向に移動するスクレーパにより容易に除去できる。そし
て、材質の違うパイプと樹脂継手とは材質別に回収でき
る。従って、パイプを傷めずに回収したパイプはそのま
まの状態で再利用できる。又は樹脂継手を除去する際に
傷がついた場合は、鋼管と樹脂とに分別し、材料毎に回
収して再使用出来、その結果、資源を有効に活用でき
る。 樹脂継手又は樹脂リブ付パイプの樹脂継手又は樹脂リ
ブ除去装置では、パイプの中間部分に接着固定された該
樹脂継手は容易に除去できる。そして、材質の違うパイ
プと樹脂継手とは材質別に回収できる。従って、外観を
損なわずに回収したパイプはそのままの状態で再使用で
き、外観が損なわれている場合は鋼管と樹脂とに分別回
収して再使用出来き、その結果、資源を有効に活用でき
る。 円筒形パイプの表面を被覆した樹脂リブを除去する場
合は、スクレーパをパイプの軸方向に移動させてパイプ
の外径で樹脂リブを剥離、除去できるため元の円筒パイ
プの形状に再生できる。従って、被覆された樹脂リブを
除去したパイプは、鋼管と樹脂とに分離させた状態で回
収できる。また、鋼管は再使用でき、剥離した樹脂リブ
は再生樹脂にして再利用できる。 請求項4に係る発明では、樹脂継手付パイプ及びリブ
付パイプを装置の上部から供給することが出来る。従っ
て、樹脂継手付或いは樹脂リブ付パイプの外径が一定し
ない場合にロボットによる供給対応が容易であり、自動
化が可能となる。
で、次に記載する効果を奏する。 樹脂継手付パイプの樹脂継手除去装置では、パイプの
端末あるいはその近傍に接着固定された樹脂継手を軸方
向に移動するスクレーパにより容易に除去できる。そし
て、材質の違うパイプと樹脂継手とは材質別に回収でき
る。従って、パイプを傷めずに回収したパイプはそのま
まの状態で再利用できる。又は樹脂継手を除去する際に
傷がついた場合は、鋼管と樹脂とに分別し、材料毎に回
収して再使用出来、その結果、資源を有効に活用でき
る。 樹脂継手又は樹脂リブ付パイプの樹脂継手又は樹脂リ
ブ除去装置では、パイプの中間部分に接着固定された該
樹脂継手は容易に除去できる。そして、材質の違うパイ
プと樹脂継手とは材質別に回収できる。従って、外観を
損なわずに回収したパイプはそのままの状態で再使用で
き、外観が損なわれている場合は鋼管と樹脂とに分別回
収して再使用出来き、その結果、資源を有効に活用でき
る。 円筒形パイプの表面を被覆した樹脂リブを除去する場
合は、スクレーパをパイプの軸方向に移動させてパイプ
の外径で樹脂リブを剥離、除去できるため元の円筒パイ
プの形状に再生できる。従って、被覆された樹脂リブを
除去したパイプは、鋼管と樹脂とに分離させた状態で回
収できる。また、鋼管は再使用でき、剥離した樹脂リブ
は再生樹脂にして再利用できる。 請求項4に係る発明では、樹脂継手付パイプ及びリブ
付パイプを装置の上部から供給することが出来る。従っ
て、樹脂継手付或いは樹脂リブ付パイプの外径が一定し
ない場合にロボットによる供給対応が容易であり、自動
化が可能となる。
【図1】本発明の第1実施例の平面図である。
【図2】本発明の第1実施例の一部断面正面図である。
【図3】シリンダープレートとクランプ部分の側面面で
ある。
ある。
【図4】図7BのCーC断面図である。
【図5】図2のAーA断面図である。
【図6】シリンダーにより上スクレーパを作動させた状
態の要部縦断面図である。
態の要部縦断面図である。
【図7】クランプ上昇時及びクランプ下降時の要部縦断
面図である。
面図である。
【図8】本発明の第2実施例の平面図である。
【図9】本発明の第2実施例の要部正面図である。
【図10】シリンダープレート側の要部正面図である。
【図11】シリンダープレート側の要部平面図である。
【図12】シリンダープレートの外側面図である。
【図13】図12の要部側面図である。
【図14】Aは樹脂継手除去時のスクレーパの一部断面
図、Bはスクレーパの正面図である。
図、Bはスクレーパの正面図である。
【図15】Aは樹脂リブ除去時の樹脂リブ用スクレーパ
の一部断面図、Bは樹脂リブ用スクレーパの正面図であ
る。
の一部断面図、Bは樹脂リブ用スクレーパの正面図であ
る。
【図16】図8のBーB断面図である。
【図17】第3実施例の要部平面図である。
【図18】第3実施例の要部正面図である。
【図19】第3実施例のシリンダープレートの外側面図
である。
である。
B、B1 架台 2 固定プレート 3 移動プレート 3a 支持部 4 シリンダープレート 4a 孔 4b 下側クランプ部 5 シリンダー 5a ピストンロッド 6 シリンダー 6a ピストンロッド 6c シリンダー 6d ピストンロッド 7 シリンダー台 8 ガイドシャフト 9 上スクレーパ 10 ガイド棒 11 クランプ 11a 上側クランプ部 11b ガイド穴 12 下スクレーパ 13 下側スクレーパ取付台 14、24 ステーシャフト 15 上側スクレーパ取付台 16 樹脂継手付パイプ 16a パイプ部 21 シリンダープレート 21a 孔 21b パイプ挿通孔 22 固定プレート 23 移動プレート 25 押出ピン 26 芯出ピン 27 スクレーパ 27a カッター 28 シリンダー 28a ピストンロッド 28b ロッド取付ねじ 29 取付板 30 ガイドピン 31 支持板 31a 孔 32 スライダ 32a スライドコロ 33 ガイド板 33a 直線溝 33b エスケープ溝 34 シリンダー 34a ピストンロッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松本 辰雄 静岡市小鹿2丁目24番1号 矢崎化工株 式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B23D 21/00
Claims (6)
- 【請求項1】 固定プレートと、ほぼ中央に孔が穿設さ
れ、該孔からピストンロッドが出入可能にシリンダーを
外側に直角に取付けたシリンダープレートとを、ステー
シャフトにより所定間隔で平行に連結して架台上に固定
し、前記固定プレートとシリンダープレート間には、該
ピストンロッドの先端に固定され、ピストンロッドの伸
縮によりステーシャフトを軸にして左右に移動自在な移
動プレートを配置し、 前記シリンダープレートの上部中央には、樹脂継手付パ
イプのパイプ部を支持するV字形の下側クランプ部を設
け、該下側クランプ部の直上には、下部にパイプ部を支
持する逆V字状の上側クランプ部を設けると共に、上部
にガイドシャフトを水平移動可能にガイドするガイド穴
を設けたクランプを配置し、該クランプはシリンダープ
レートの上部に垂直に立設したシリンダー台に垂直に取
付けたシリンダーのピストンロッドの先端に上下動自在
に取付け、 前記移動プレートの上部中央には、下側クランプ部とと
もに、パイプ部を水平に支持するV字形の支持部を設け
ると共に、該支持部の近傍にガイド棒を立設し、該移動
プレートの内側面には、パイプ部の外径よりやや大きい
内径の上下方向に二分割した半円形の一方の下スクレー
パを、刃先を固定プレート側に向け開口面を上にして取
付けた下側スクレーパ取付台を固定し、該下スクレーパ
の直上に、二分割した半円形の他方の上スクレーパを上
記下スクレーパと対峙して取付けた上側スクレーパ取付
台をガイド棒を軸に上下動自在に配置し、かつ上側スク
レーパ取付台はガイドシャフトの一方端に固定すると共
に該ガイドシャフトの他方端は前記クランプのガイド穴
に摺動自在に挿入したことを特徴とする、樹脂継手付パ
イプの樹脂継手除去装置。 - 【請求項2】 上側スクレーパ取付台は、移動プレート
の上部に垂直に立設されたシリンダー台に、垂直に取付
けられるシリンダーのピストンロッドの先端に上下動自
在に取付けたことを特徴とする、請求項1記載の樹脂継
手付パイプの樹脂継手除去装置。 - 【請求項3】 固定プレートと、所定位置に孔が穿設さ
れ、該孔からピストンロッドが出入可能にシリンダーを
外側に直角に取付けたシリンダープレートとを、ステー
シャフトにより所定間隔で平行に連結して架台上に固定
し、前記固定プレートとシリンダープレート間には、該
ピストンロッドの先端に固定され、ピストンロッドの伸
縮によりステーシャフトを軸にして左右に移動自在な移
動プレートを配置し、 前記移動プレートのほぼ中央には、先端が円錐形の押出
ピンが先端をシリンダープレート側に向けて水平に設け
られ、 前記シリンダープレートには、押出ピンと対向位置にパ
イプ部の外径よりやや大きい径のパイプ挿通孔を穿設す
ると共に、内側面に該パイプ挿通孔の径とほぼ同じ径の
中空部を有するスクレーパを、カッターを押出ピン側に
向けてパイプ挿通孔と芯を一致させて配置し、 前記シリンダープレートの外面上部には、該シリンダー
プレートより突出させてピストンロッド挿通孔を設け、
該ピストンロッド挿通孔から外方へ水平に伸縮自在なピ
ストンロッドを備えたシリンダを内面に直角に設置する
と共に、外面に該ピストンロッドの伸縮方向に平行にガ
イドピンを設けた取付板を固定し、該取付板の外側に隣
接して、上部にはガイドピンに挿通するガイドピン挿通
孔を設け、下端部にはパイプ挿通孔に挿通可能で先端を
円錐形に形成した芯出ピンを、先端を押出ピン側に向け
て直角に固定すると共に、該芯出ピンとは直角にスライ
ドコロを有するスライダが固定された支持板を前記ピス
トンロッドの先端に回動自在に取付け、 さらに、前記シリンダープレートの外面であってスライ
ダと係合し、該スライダを直線移動させて芯出ピンをパ
イプ挿通孔の芯方向に誘導可能な直線溝と、パイプ挿通
孔から抜け出た芯出ピンをパイプ挿通孔の芯方向から平
行にずらすエスケープ溝とから成るガイド板を配置した
ことを特徴とする、樹脂継手又は樹脂リブ付パイプの樹
脂継手又は樹脂リブ除去装置。 - 【請求項4】 取付板は、その前部をシリンダープレー
トの外面側部より突出させて水平に配置してその基部を
固定し、該取付板の前部にはシリンダープレートより前
側位置にピストンロッド挿通孔を設け、該ピストンロッ
ド挿通孔から外方へ水平に伸縮自在なピストンロッドを
備えたシリンダを内面に直角に設置すると共に、外面に
該ピストンロッドの伸縮方向に平行にガイドピンを設
け、該取付板の外側に隣接して前記取付板と平行に支持
板を取付け、ガイド板はエスケープ溝を上向きにしてシ
リンダープレートの外面に垂直に固定したことを特徴と
する、請求項3記載の樹脂継手又は樹脂リブ付パイプの
樹脂継手又は樹脂リブ除去装置。 - 【請求項5】 スクレーパは、軸芯を中心に放射状に鋭
利なカッターを形成したことを特徴とする、請求項3又
は4記載の樹脂継手又は樹脂リブ付パイプの樹脂継手又
は樹脂リブ除去装置。 - 【請求項6】 樹脂リブを除去するスクレーパは、円盤
状の遮蔽部のほぼ中心に、内径をパイプ部よりやや大き
く形成した中空部を設け、該中空部の内側周縁に断面楔
状でリング状のカッターを設けたことを特徴とする、請
求項3又は4記載の樹脂継手又は樹脂リブ付パイプの樹
脂継手又は樹脂リブ除去装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10204557A JP2942929B1 (ja) | 1998-03-26 | 1998-07-21 | 樹脂継手付パイプの樹脂継手除去装置及び樹脂継手又は樹脂リブ付パイプの樹脂継手又は樹脂リブ除去装置 |
US09/200,974 US6061861A (en) | 1998-07-21 | 1998-11-30 | Equipment for removing a resin joint from the pipe fitted with the resin joint, and equipment for removing a resin joint or resin ribs from the pipe fitted with such a joint or ribs |
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10-78871 | 1998-03-26 | ||
JP7887198 | 1998-03-26 | ||
JP10204557A JP2942929B1 (ja) | 1998-03-26 | 1998-07-21 | 樹脂継手付パイプの樹脂継手除去装置及び樹脂継手又は樹脂リブ付パイプの樹脂継手又は樹脂リブ除去装置 |
US09/200,974 US6061861A (en) | 1998-07-21 | 1998-11-30 | Equipment for removing a resin joint from the pipe fitted with the resin joint, and equipment for removing a resin joint or resin ribs from the pipe fitted with such a joint or ribs |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2942929B1 true JP2942929B1 (ja) | 1999-08-30 |
JPH11333620A JPH11333620A (ja) | 1999-12-07 |
Family
ID=27302833
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10204557A Expired - Fee Related JP2942929B1 (ja) | 1998-03-26 | 1998-07-21 | 樹脂継手付パイプの樹脂継手除去装置及び樹脂継手又は樹脂リブ付パイプの樹脂継手又は樹脂リブ除去装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2942929B1 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106001732A (zh) * | 2016-06-16 | 2016-10-12 | 安徽省含山县锦华氧化锌厂 | 一种锌钢管长度可调节的切割装置 |
CN115740610A (zh) * | 2022-12-15 | 2023-03-07 | 陈亮 | 一种电气自动化的管道导向装置 |
CN117128216A (zh) * | 2023-10-27 | 2023-11-28 | 广州唯友斯工程机械配件有限公司 | 一种港口门座式起重机旋转装置的废油回收装置 |
-
1998
- 1998-07-21 JP JP10204557A patent/JP2942929B1/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106001732A (zh) * | 2016-06-16 | 2016-10-12 | 安徽省含山县锦华氧化锌厂 | 一种锌钢管长度可调节的切割装置 |
CN115740610A (zh) * | 2022-12-15 | 2023-03-07 | 陈亮 | 一种电气自动化的管道导向装置 |
CN117128216A (zh) * | 2023-10-27 | 2023-11-28 | 广州唯友斯工程机械配件有限公司 | 一种港口门座式起重机旋转装置的废油回收装置 |
CN117128216B (zh) * | 2023-10-27 | 2023-12-19 | 广州唯友斯工程机械配件有限公司 | 一种港口门座式起重机旋转装置的废油回收装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11333620A (ja) | 1999-12-07 |
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