JP2942926B1 - 味付け海苔・味付け岩海苔の製造方法 - Google Patents

味付け海苔・味付け岩海苔の製造方法

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JP2942926B1
JP2942926B1 JP10103439A JP10343998A JP2942926B1 JP 2942926 B1 JP2942926 B1 JP 2942926B1 JP 10103439 A JP10103439 A JP 10103439A JP 10343998 A JP10343998 A JP 10343998A JP 2942926 B1 JP2942926 B1 JP 2942926B1
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Abstract

【要約】 【課題】 ゴマ風味の充分でない部分には、ゴマを10
0%使用したゴマ油を使用することにより解決し、水分
を含んだ食塩を、工夫改良することによりスムーズに落
下するよう構成し、美味しい、即ち,味のよい味付け海
苔・味付け岩海苔の製造方法を開発することにある。 【解決手段】 味付け海苔・味付け岩海苔の製造工程に
おいて、焼き工程を経た材料Xを、ゴマを100%使用
したゴマ油Yで味付けし、さらに、ラインの上方より焼
いた食塩Zを、材料上に落下して味付けすることを特徴
とする味付け海苔・味付け岩海苔の製造方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、味付け海苔・味
付け岩海苔の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、海苔、岩海苔は和食には絶対に欠
かせない食品であるが、わが国においては、海苔に味付
けした,味付け海苔は存在するが、岩海苔において味付
けを味付けしたものはなかった。
【0003】しかし、韓国には、味付けした岩海苔は存
在するが、食感の面で味がよくなかった。これは、ゴマ
風味と称してはいるものの、使用されているゴマ油にお
けるゴマの使用料(20%程度)が充分ではなく、ゴマ
風味というには不十分なものであるという欠点があっ
た。
【0004】また、その他の調味料として、味付け工程
において食塩も使用するものであるが、食塩自体が水分
を多く含んでいるため、既存の製造機械においては、目
詰まりを生じて、コンベア等で搬送されてくる材料の上
に、適格に落下しないという問題が生じていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明は、
上記の欠点を除去すべく開発されたものであって、ゴマ
風味の充分でない部分には、ゴマを100%使用したゴ
マ油を使用することにより解決し、水分を含んだ食塩
を、工夫改良することによりスムーズに落下するよう構
成し、美味しい、即ち,味のよい味付け海苔・味付け岩
海苔の製造方法を開発することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、味
付け海苔・味付け岩海苔の製造工程において、焼き工程
を経た材料を、ゴマを100%使用したゴマ油で味付け
し、さらに、搬送路の上のホッパーより落下する塩を、
焼くことにより乾燥させて材料上に、落下させて味付け
するよう構成したことを特徴とする味付け海苔・味付け
岩海苔の製造方法を提供するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、この発明の好適な方法の一
実施例を図に基づいて説明すると、味付け海苔・味付け
岩海苔の製造工程において、焼き工程を経た材料を、ゴ
マ油で味付けし、さらに、搬送路の上より焼いた塩を材
料上に落下して味付けすることを特徴とする味付け海苔
・味付け岩海苔の製造方法であり、また、焼いた塩の水
分は、2%の水分を残す程度のものが最適である。
【0008】尚、図1においては、この発明の製造工程
の一実施例を説明すると、海苔供給機(1)より、海苔
・岩海苔である(材料)(X)がライン(L)上に供給
され、海苔焼機(2)により200°C〜260°Cで
7秒間焼き、味付け工程に入る。
【0009】この味付け工程では、材料にゴマ100%
を使用したゴマ油(Y)を、上下2本のスポンジローラ
ー(W)(W′)に落下させ、これらローラー間を圧送
される海苔(X)に付着させると共に、次に、ライン上
方に配置した食塩のホッパー(3)より、食塩(Z)を
落下させて味付けするものである。(4)は、海苔乾燥
機である。
【0010】この食塩を落下させる食塩は、比較的水分
の少ない化学塩を使用するか、天然塩であって、水分を
2%ほど残したものを使用すると、容易に材料上に落下
することが判明したものである。
【0011】また、これらにより味付けされた材料は、
乾燥工程により150°C〜200°Cの温度で、7秒
間、熱乾燥されて裁断工程に進むものである。
【0012】そして、裁断された材料(X)は、容器に
入れる工程を経て、包装シールされて、段ボール詰め工
程を経て製品となるものであり、海苔・岩海苔について
も味付けできるものである。
【0013】
【発明の効果】この発明によると、ゴマ油を、100%
ゴマを使用したものを使用することにより、風味のよい
製品とし、さらに、ゴマ油で湿った材料に焼いた食塩を
落下して使用することにより、材料に食塩の付着がよ
く、また、食塩を焼くことにより既存の製造機械で使用
することもでき、味のよい海苔・岩海苔を製造すること
ができ、また、既存の製造機械をそのまま援用できるこ
とにより、無駄な設備投資の防止が図れる等極めて有益
なる効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す工程図である。
【図2】本発明の一実施例を示す側面図である。
【図3】本発明の一実施例を示す拡大断面図である。
【符号の説明】
1 海苔供給機 2 海苔焼き機 3 食塩のホッパー 4 海苔乾燥機 L ライン W スポンジローラー W′スポンジローラー X 材料(海苔・岩海苔) Y ゴマ油 Z 食塩

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴマ油・塩を使用する味付け海苔・味付
    け岩海苔の製造工程において、焼き工程を経た材料を、
    ゴマを100%使用したゴマ油で味付けし、さらに、搬
    送路の上方より、水分2%を含む焼いた塩を、材料上に
    落下して味付けすることを特徴とする味付け海苔・味付
    け岩海苔の製造方法。
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