JP2942912B2 - 刺繍枠 - Google Patents

刺繍枠

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は刺繍枠に関し、より詳し
くは、置き縫い刺繍に用いる刺繍機用替枠であって、簡
便かつ精度良く組み立てることのできる刺繍枠に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、刺繍機に装着する替枠としては、
図8に示されるように、外枠9と内枠10によって刺繍
される布地を挟んで固定する替枠や、図9、図10に示
されるように、外枠11の裏側に張り板12を両面テー
プや接着テープで貼り付け固定する、いわゆる、置き縫
い刺繍用替枠が使用されてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図8に示されるよう
な、外枠9と内枠10によって刺繍される布地を挟んで
固定する従来の替枠には次のような欠点があった。すな
わち、外枠9の上に服地を置き、内枠10を上から乗
せ、両手で左右を固定しそのまま力を加えて嵌め込み服
地を固定するため、押さえる両手の力如何んで、仕上が
る刺繍位置が上下左右どちらかに傾くので、指定された
刺繍位置に正確に入れ込むことは難しかった。
【0004】また、この替枠を使用した場合には、服地
が外枠9と内枠10の間に強く挟まれるため必ず枠跡が
残り、外観の品位を低下させるので、クレームの対象と
なることが多かった。
【0005】図9、図10に示されるような、置き縫い
刺繍用替枠にも次のような欠点があった。すなわち、本
替枠では、外枠11の裏面に張り板12を両面テープや
接着テープで固定しているため、使用中にゆがんだり、
また外れてくる場合があり、特に丈夫にするためには、
両面テープや接着テープ等を苦心して貼らなければなら
ないという欠点があった。
【0006】さらに、刺繍柄を入れ換える時には張り板
12を取り替えなければならないが、張り板12を両面
テープや接着テープで固定する作業は非常に手間の掛か
る作業であり、刺繍をするまでの準備に長時間を要する
という問題があった。
【0007】そこで本発明者は、これら従来技術の問題
点を鑑み、刺繍位置を正確に入れ込むことができ、枠跡
が残らず、短時間で簡単に準備することのできる刺繍枠
について鋭意研究を重ねた結果、本発明に至ったのであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る刺繍枠の要
旨とするところは、外枠と底板と張り板とから構成され
る刺繍枠において、底板が、外枠の底部分を内側に延長
するように張り出して環状に設けられ、底板上面のうち
外枠の内側に露出された部分全体にわたって、複数個の
凸起した固定物が配設され、この複数個の凸起した固定
物と、張り板に設けられた複数個の固定用穴とが嵌合さ
れることにより、張り板が底板に固定されていることに
ある。
【0009】また、かかる刺繍枠において、底板上面
の、外枠の内側に露出された部分の一部に貼られた両面
テープにより、張り板と底板上面とが粘着固定されてい
ることにある。
【0010】あるいは、かかる刺繍枠において、底板上
面の、外枠の内側に露出された部分の全周にわたって塗
布された仮接着剤により、張り板と底板上面とが接着固
定されていることにある。
【0011】あるいは、かかる刺繍枠において、底板上
面の、外枠の内側に露出された部分の全周にわたって貼
られた両面テープにより、張り板と底板上面とが粘着固
定されていることにある。
【0012】本発明に用いられる張り板の素材は、塩化
ビニール板、又は軟質なプラスチック板、ボール紙等、
穴をあけ、切り取れる材質であればよい。尚、張り板は
透明で一定の方眼を印刷すると使いやすい。
【0013】また、本発明に用いられる外枠は、張り板
を保持して刺繍機にセットされ使用されるものであり、
刺繍枠の形状を維持するための剛性が必要とされ、比較
的厚いことが好ましい。一方、底板の厚さは、刺繍され
る生地と刺繍機のテーブル面との距離に影響するもので
あるから、できるだけ薄い板状であることが好ましい。
【0014】また、本発明に係わる刺繍枠の形状は、長
方形に限定されず、正方形、楕円形、円形、又は、長方
形・正方形の4辺の角に丸みを付けたものでもよい。
【0015】
【作用】本発明に係わる刺繍枠は次のようにして使用さ
れる。すなわち、まず、予め刺繍図案より少し大きめに
切り取られた穴を有する張り板を、上記、複数個の凸起
した固定物と複数個の固定用穴とを嵌合させることによ
り底板の上面に固定する。次に、切り取られた穴の周辺
に両面テープを貼ったり仮接着剤を塗布したりして、刺
繍する服地を型絵に合わせて張り板に貼りつける。
【0016】このようにして準備された刺繍枠は、刺繍
ミシンにセットされ刺繍作業が実行される。その結果、
刺繍は設定された位置に正確に行われ、枠跡が発生する
ことはない。
【0017】
【実施例】次に、本発明に係る刺繍枠の実施の形態を、
図面に基づいて詳しく説明する。
【0018】図1、図2、図3は、本発明に係り、外枠
と底板との構成例を説明するものである。ロの字型の外
枠1の底部分に、同じくロの字型環状で板状の底板2
が、外枠1の内側に張り出して設けられ、全体として額
縁状に形成されている。また、外枠1の内側に露出され
た底板2の上面には、16個の凸起した固定物3が全周
にわたって配設され、一部には両面テープ4が貼られて
いる。
【0019】また、図4は張り板5の一例を示している
が、図1、図2、図3に示される外枠及び底板と共に刺
繍枠を構成するものである。その周辺部には、底板2に
設けられた凸起した固定物3と嵌合できるように16個
の固定用穴6が設けられている。図6は張り板5を底板
2に固定して組み立てた刺繍枠の断面を説明している。
本例においては、凸起した固定物3と固定用穴6との嵌
合に加え、両面テープ4(図示されていない)によって
も粘着固定されるので、張り板5はより強く固定され
る。
【0020】刺繍が実行される時の張り板5には、予め
刺繍図案より少し大きめの穴が切り取られる。穴を切り
取る作業は例えば次のようになされる。すなわち、図6
に示される状態の刺繍枠を刺繍機上にセットし、刺繍す
る服地の型絵と指定された服地上の刺繍位置に合わせ、
張り板5に服地の型絵と刺繍図案より少し大きめのライ
ンをミシン針により針穴をあける。針穴をあけるミシン
の動きはデーターをミシンのコンピューターに入力する
ため簡単にできる。
【0021】次に、指定された刺繍位置の針穴のガイド
ラインに沿って切り取り穴7を設け、穴7の回りと服の
型絵のラインに沿って、両面テープ8を張りつける。こ
の準備された状態を図5に示す。
【0022】穴を切り取る別の方法としては、固定され
た型紙の上に、外枠1と一体化された底板2を置き、さ
らに、その上に図4に例示される張り板5を乗せ、下に
置かれた型絵と刺繍図案より少し大きめのラインを張り
板上に写し取ってから切り取ることもできる。
【0023】このように穴を開けて準備された張り板5
には、刺繍する服地が型絵に合わせて張りつけられ、刺
繍機に取り付けられて刺繍作業が実行される。図7は、
刺繍作業が実行される前の、刺繍する服地が張りつけら
れた状態の刺繍枠を示す。
【0024】
【発明の効果】本発明に係る刺繍枠によれば、突起と穴
との嵌合によって張り板が固定されるので、組み立て作
業や刺繍作業時に張り板が動いたり変形することがな
く、刺繍生地の設定された位置に正確に刺繍することが
できる。
【0025】さらに、本発明に係る刺繍枠によれば、外
枠と内枠とで挟まれることがないので、枠跡が発生する
ことがなく、優れた外観の刺繍物を得ることができる。
【0026】また、本発明に係る刺繍枠によれば、張り
板の固定用穴を底板の凸起した固定物3にはめ込むだけ
で簡単に張り板が固定されるので、従来の両面テープや
接着テープを用いる方法に較べ、準備作業時間を大幅に
短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係り、外枠と底板との構成例を示す全
体平面図である。
【図2】本発明に係り、図1に示される外枠と底板との
構成例の正面図である。
【図3】本発明に係り、図1に示される外枠と底板との
構成例の断面図である。
【図4】本発明に係り、張り板の一例を示す平面図であ
る。
【図5】本発明に係り、枠全体に張り板が装着され、準
備作業のガイドライン記入を終え、両面テープを貼った
状態の平面図である。
【図6】本発明に係り、枠全体に張り板が装着された状
態の一部の断面図である。
【図7】本発明に係り、図5の準備作業が完了し、刺繍
する服地を貼りつけた状態の平面図である。
【図8】従来技術に係わり、枠に服地を挟み込んだ状態
の平面図である。
【図9】従来技術に係わり、置き縫い刺繍枠の構成を説
明する平面図である。
【図10】従来技術に係わり、図9に示される置き縫い
刺繍枠の一部の断面図である。
【符号の説明】
1:外枠 2:底板 3:凸起した固定物 4、8:両面テープ 5:張り板 6:凸起物に合う固定用穴 7:刺繍する部分 9、11:従来の外枠 10:従来の内枠 12:従来の張り板

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外枠と底板と張り板とから構成される刺
    繍枠において、前記底板が、前記外枠の底部分を内側に
    延長するように張り出して環状に設けられ、該底板上面
    のうち該外枠の内側に露出された部分全体にわたって、
    複数個の凸起した固定物が配設され、該複数個の凸起し
    た固定物と、前記張り板に設けられた複数個の固定用穴
    とが嵌合されることにより、該張り板が前記底板に固定
    されていることを特徴とする刺繍枠。
  2. 【請求項2】 前記底板上面の、前記外枠の内側に露出
    された部分の一部に貼られた両面テープにより、前記張
    り板と該底板上面とが粘着固定されていることを特徴と
    する前記請求項1に記載する刺繍枠。
  3. 【請求項3】 前記底板上面の、前記外枠の内側に露出
    された部分の全周にわたって塗布された仮接着剤によ
    り、前記張り板と該底板上面とが接着固定されたことを
    特徴とする前記請求項1に記載する刺繍枠。
  4. 【請求項4】 前記底板上面の、前記外枠の内側に露出
    された部分の全周にわたって貼られた両面テープによ
    り、前記張り板と該底板上面とが粘着固定されたことを
    特徴とする前記請求項1に記載する刺繍枠。
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