JPH08158240A - ワッペン作成方法及びワッペン片切断装置 - Google Patents

ワッペン作成方法及びワッペン片切断装置

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JPH08158240A
JPH08158240A JP33191594A JP33191594A JPH08158240A JP H08158240 A JPH08158240 A JP H08158240A JP 33191594 A JP33191594 A JP 33191594A JP 33191594 A JP33191594 A JP 33191594A JP H08158240 A JPH08158240 A JP H08158240A
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cloth
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Mikio Ikematsu
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワッペン生地に所望モチーフの装飾ステッチ
を形成してから、そのワッペン生地を切断することによ
りワッペン片を得ることを可能とし、そこまでの手間を
削減する。また、装飾ステッチの外周輪郭とワッペン片
の外周輪郭とを自動的に所望間隔で対応させる。 【構成】 ワッペン生地35に所望モチーフの装飾ステ
ッチ36を形成し、ワッペン生地35をカット機2の盤
面6にセットする。ワッペン生地35を撮像し、撮像し
たワッペン生地35の画像を画像処理することにより装
飾ステッチ36の外周輪郭を検出する。検出した装飾ス
テッチ36の外周輪郭に基づいて、ワッペン生地35を
切断するための切断データを自動的に作成し、切断デー
タに基づいてカット機2のカット刃7を作動させること
により、ワッペン生地35を装飾ステッチ36の外周輪
郭の外側で切断してワッペン片37を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワッペン作成方法及び
ワッペン片切断装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ワッペンは、一般に次のような手順で作
成される。 切断装置にワッペン生地をセットし、所望寸法形状
のワッペン片ベースに切断する。 刺繍ミシンにワッペン片ベースをセットし、そのワ
ッペン片ベースに所望モチーフの装飾ステッチを形成し
て、ワッペン片を完成する。 刺繍ミシンに布地をセットし、刺繍ミシンを作動さ
せ、布地にワッペン片を位置決めするための仮縫いステ
ッチを形成する。 ワッペン片を仮縫いステッチに位置決めしながら、
布地の上面にワッペン片を配置する。 刺繍ミシンを作動させ、止め縫いステッチを形成し
て布地にワッペン片を止める。 刺繍ミシンを作動させ、サテンステッチを形成して
布地にワッペン片を刺繍縫い付けする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
なワッペン作成方法では、ワッペン片ベースを切断して
から、そのワッペン片ベースに装飾ステッチを形成して
いたため、切断した一つ一つのワッペン片ベースを装飾
ステッチ形成のために刺繍ミシンに正しくセットする必
要があり、非常に面倒であった。また、正しくセットで
きなかった場合には、装飾ステッチが偏った位置に形成
され、装飾ステッチの外周輪郭とワッペン片の外周輪郭
とが一定間隔で対応しなくなるという問題もあった。
【0004】また、切断装置を制御してワッペン片ベー
スを切断するための切断データと、刺繍ミシンを制御し
て仮縫いステッチ、止め縫いステッチ及びサテンステッ
チを形成するための仮縫いデータ、止め縫いデータ及び
サテンステッチデータとは、別々に入力作業をして作成
しており、手間がかかっていた。
【0005】そこで、本発明の第一の目的は、ワッペン
生地に所望モチーフの装飾ステッチを形成してから、そ
のワッペン生地を切断することによりワッペン片を得る
ことが可能となり、そこまでの手間を削減できるととも
に、装飾ステッチの外周輪郭とワッペン片の外周輪郭と
を自動的に所望間隔で対応させることができる新規なワ
ッペン作成方法及びワッペン片切断装置を提供すること
にある。
【0006】本発明の第二の目的は、切断装置を制御し
てワッペン片ベースを切断するための切断データと、刺
繍ミシンを制御して仮縫いステッチ、止め縫いステッチ
及びサテンステッチを形成するための仮縫いデータ、止
め縫いデータ及びサテンステッチデータとを、格別の入
力作業をしなくても全て自動的に作成することができる
新規なワッペン作成方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明に係るワッペン作成方法は、ワッペ
ン生地に所望モチーフの装飾ステッチを形成し、ワッペ
ン生地を切断装置にセットし、ワッペン生地を撮像し、
撮像したワッペン生地の画像を画像処理することにより
装飾ステッチの外周輪郭を検出し、検出した装飾ステッ
チの外周輪郭に基づいて、ワッペン生地を装飾ステッチ
の外周輪郭の外側で切断するための切断データを自動的
に作成し、切断データに基づいて切断装置を作動させる
ことにより、ワッペン生地を装飾ステッチの外周輪郭の
外側で切断してワッペン片を得ることを特徴としてい
る。
【0008】また、請求項2の発明に係るワッペン作成
方法は、ワッペン生地に所望モチーフの装飾ステッチを
形成し、ワッペン生地を切断装置にセットし、ワッペン
生地を撮像し、撮像したワッペン生地の画像を画像処理
することにより装飾ステッチの外周輪郭を検出し、検出
した装飾ステッチの外周輪郭に基づいて、ワッペン生地
を装飾ステッチの外周輪郭の外側で切断するための切断
データと、布地にワッペン片を位置決めするための仮縫
いデータと、布地にワッペン片を止めるための止め縫い
データと、布地にワッペン片を刺繍縫い付けするための
サテンステッチデータとを全て自動的に作成し、切断デ
ータに基づいて切断装置を作動させることにより、ワッ
ペン生地を装飾ステッチの外周輪郭の外側で切断してワ
ッペン片を得、刺繍ミシンに布地をセットし、仮縫いデ
ータに基づいて刺繍ミシンを作動させることにより、布
地に仮縫いステッチを形成し、ワッペン片を仮縫いステ
ッチに位置決めしながら、布地の上面にワッペン片を配
置し、止め縫いデータに基づいて刺繍ミシンを作動させ
ることにより、止め縫いステッチを形成して布地にワッ
ペン片を止め、サテンステッチデータに基づいて刺繍ミ
シンを作動させることにより、サテンステッチを形成し
て布地にワッペン片を刺繍縫い付けすることを特徴とし
ている。
【0009】これらの方法において、装飾ステッチの種
類としてはサテンステッチ、ループステッチ等を例示で
きる。また、検出した装飾ステッチの外周輪郭に基づい
て、サテンステッチの縁に沿う縁飾り縫いのための縁飾
り縫いデータを作成することもできる。この縁飾り縫い
は特定のモチーフに限定されず、具体的にはトリプルス
テッチ、円形ステッチ、三角形ステッチ、四角形ステッ
チ、六角形ステッチ、星形ステッチ、サテンステッチ等
を例示できる。
【0010】また、請求項3の発明に係るワッペン片切
断装置は、所望モチーフの装飾ステッチが形成されたワ
ッペン生地をセットする盤面と、ワッペン生地を撮像す
る撮像装置と、撮像したワッペン生地の画像を画像処理
することにより装飾ステッチの外周輪郭を検出し、該外
周輪郭に基づいてワッペン生地を該外周輪郭の外側で切
断するための切断データを自動的に作成するデータ作成
装置と、切断データに基づいて作動し、ワッペン生地を
装飾ステッチの外周輪郭の外側で切断する切断具とを備
えたことを特徴としている。
【0011】ここで、撮像装置としては、CCDカメ
ラ、撮像管等を例示できる。データ作成装置としては、
マイクロコンピュータを例示できる。切断具としては、
機械的に切断するカット刃、熱溶断を行うヒートカッ
タ、レーザ切断装置、液体ジェット切断装置等を例示で
きる。
【0012】
【作用】請求項1、2又は3の発明に係るワッペン作成
方法及びワッペン片切断装置によれば、ワッペン生地を
撮像して画像処理することにより装飾ステッチの外周輪
郭を検出し、この装飾ステッチの外周輪郭に基づいて、
ワッペン生地を装飾ステッチの外周輪郭の外側で切断す
るための切断データを自動的に作成するので、ワッペン
生地に所望モチーフの装飾ステッチを形成してから、そ
のワッペン生地を切断することによりワッペン片を得る
ことが可能になる。従って、従来のように、切断した一
つ一つのワッペン片ベースを、装飾ステッチ形成のため
に刺繍ミシンにセットする手間は要らない。また、装飾
ステッチの外周輪郭とワッペン片の外周輪郭とを自動的
に所望間隔で対応させることができる。
【0013】さらに、請求項2の発明に係るワッペン作
成方法によれば、切断装置を制御してワッペン片ベース
を切断するための切断データと、刺繍ミシンを制御して
仮縫いステッチ、止め縫いステッチ及びサテンステッチ
を形成するための仮縫いデータ、止め縫いデータ及びサ
テンステッチデータとを、格別の入力作業をしなくて
も、全て自動的に作成することができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明を具体化した実施例について、
図面を参照して説明する。本実施例のワッペン片切断装
置1は、図1に示すように、カット機2と、撮像装置と
してのCCDカメラ3と、データ作成装置4とで構成さ
れている。また、5はデータ作成装置4で作成されたデ
ータに基づいて作動する刺繍ミシンである。
【0015】カット機2は、ワッペン生地35をセット
する盤面6と、X−Y方向に駆動されると共に必要に応
じてZ軸方向に往復駆動される切断具としてのカット刃
7と、操作キー8と、入力装置としてのフロッピーディ
スク装置9とを備えている。このフロッピーディスク装
置9には、後述するフロッピーディスク装置19で切断
データの記録されたフロッピーディスクFD1が挿入さ
れる。
【0016】CCDカメラ3は、カット機2の側部に立
設された支持柱10に対して高さ調節自在に止められた
支持アーム11の先端に下向きに取り付けられ、盤面6
上のワッペン生地35を撮像できるようになっている。
【0017】データ作成装置4は、CPU、ROM、R
AM、接続用バス、入出力インターフェイス等からなる
マイクロコンピュータ12を中心にして構成され、マイ
クロコンピュータ12には、入力装置として前記CCD
カメラ3、キーボード13及びマウス14の他、必要に
応じてデジタイザ15、イメージスキャナ16、データ
読込装置(フロッピーディスク装置、磁気テープリーダ
等。図示略)が接続されている。また、表示装置として
ディスプレイ17が接続され、印刷装置としてX−Yプ
ロッタ18が接続され、外部記憶装置としてフロッピー
ディスク装置19とテープパンチャ20とが接続されて
いる。
【0018】また、データ作成装置4とカット機2とは
伝送ケーブル又は無線伝送装置で接続され、データ作成
装置4で作成された切断データをカット機2に直接伝送
することもできるようになっている。
【0019】なお、前記データ作成装置4の構成は一例
に過ぎず、例えば外部記憶装置として、ハードディスク
装置(リムーバブル式を含む。)、磁気テープ装置、磁
気カード装置、光磁気ディスク装置、光ディスク装置、
ICカード装置等を使用することもできる。その場合、
その外部記憶装置に対応する外部記憶装置をカット機2
にも使用する。
【0020】刺繍ミシン5は、上糸が通された針を上下
駆動する複数頭の多針刺繍ヘッド21と、釜及び下糸ボ
ビンが内蔵されたベッド22と、布地38を展張する刺
繍枠23と、該刺繍枠23の駆動装置24等とを備え、
キャスタ25付きで移動可能な台車26にはテーブル2
7上に配置可能なミシン制御装置28が支持されてい
る。このミシン制御装置28は、制御盤29、キーボー
ド30、ディスプレイ31、制御盤29に内蔵のフロッ
ピーディスク装置32等を備えている。このフロッピー
ディスク装置32には、前記フロッピーディスク装置1
9で諸データの記録されたフロッピーディスクFD2が
挿入される。
【0021】なお、データ作成装置4にフロッピーディ
スク装置以外の前記外部記憶装置を使用する場合には、
それに対応する外部記憶装置をミシン制御装置28にも
使用する。また、データ作成装置4とミシン制御装置2
8とを伝送ケーブル又は無線伝送装置で接続し、データ
作成装置4で作成されたデータをミシン制御装置28に
直接伝送することもできる。
【0022】本実施例のワッペン作成方法は、図2に示
すような工程順に進行する。以下、これらの工程を詳述
する。
【0023】(1)ワッペン生地35に所望モチーフの
装飾ステッチ36を間隔をおいて複数形成する。この作
業は刺繍ミシン5を使用して通常の方法で行うことがで
きるので、作業中を示す図は省略する。本実施例では、
サテンステッチよりなる円形モチーフの装飾ステッチ3
6を6つ形成した。
【0024】(2)図1及び図3に示すように、装飾ス
テッチ36を形成したワッペン生地35を、カット機2
の盤面6上に広げて動かないようにセットし、CCDカ
メラ3によってワッペン生地35を撮像する。
【0025】(3)マイクロコンピュータ12は、撮像
したワッペン生地35の画像を画像処理することにより
6つの装飾ステッチ36の各外周輪郭36aを検出し、
検出した外周輪郭36aに基づいて、ワッペン生地35
を各外周輪郭36aの外側で切断してワッペン片を得る
ための切断データD1と、布地38にワッペン片37を
位置決めするための仮縫いデータD2と、布地38にワ
ッペン片37を止めるための止め縫いデータD3と、布
地38にワッペン片37を刺繍縫い付けするためのサテ
ンステッチデータD4と、サテンステッチの縁に沿う縁
飾り縫いのための縁飾り縫いデータD5とを、全て自動
的に作成する。
【0026】 切断データD1は、図4に示すよう
に、ワッペン生地35の外周輪郭36aから外側へオフ
セットすることにより作成され、フロッピーディスクF
D1に記録される。このオフセット量は、予めキーボー
ト13又はマウス14からマイクロコンピュータ12に
入力することにより0.5mm以上で任意に設定でき、
この実施例では7mm程度とされた。また、このオフセ
ット量は外周輪郭36aの全周において一定量とするこ
とが一般的であるが、部位によって所望の変化をもたせ
ることもできる。なお、このオフセット量が例えば1m
m程度と小さい場合には、その切断したワッペン片を布
地にサテンステッチで刺繍縫い付けすることが難しいの
で、布地に接着剤等で止めることになり、従って止め縫
いデータD3やサテンステッチデータD4は作成しな
い。
【0027】 仮縫いデータD2は、図4に併せて示
すように、切断データD1(すなわちワッペン片37の
外周輪郭)と同一寸法の歩きステッチを形成できるよう
に作成され、フロッピーディスクFD2に記録される。
【0028】 止め縫いデータD3は、図5に示すよ
うに、外縁寸法がワッペン片37の外周輪郭と略同一又
は少し大き目のEステッチを形成できるように作成さ
れ、フロッピーディスクFD2に記録される。止め縫い
データは別種類のステッチにすることも可能である。
【0029】 サテンステッチデータD4は、図6に
示すように、外縁寸法がワッペン片37の外周輪郭と略
同一又は少し大き目となるように作成され、フロッピー
ディスクFD2に記録される。
【0030】なお、本実施例で出力されるサテンステッ
チデータD4の刺繍コードは、1針当り、2バイトのX
−Yデータ(2進数で7ビット,従って127迄)と1
バイトのファンクションデータとで構成される合計3バ
イトのデータであって、特にファンクションデータは1
ビットの始コードと2ビットの極性コードを含んでその
他に5ビットで構成され、この5ビットにより各種ファ
ンクションを31種類まで指定できるため、拡張性・応
用性に優れた刺繍コードといえる(本願出願人による刺
繍ミシン製品においてUコードと称している)。そし
て、この31種類のうち例えば18種類分を多針刺繍ヘ
ッド21の針番の指定すなわち刺繍糸の色指定に使用す
ることができ、運転中に多針刺繍ヘッド21の自動針番
切替すなわち自動色替をしながら、多色の刺繍縫い付け
ができるようになっている。
【0031】その他にも数種類の刺繍コードが公知とな
っており、勿論、サテンステッチデータD4をそれらの
刺繍コードで出力するようにもできるが、例えばファン
クションデータがジャンプとストップのみで構成される
ような刺繍コードの場合には、刺繍糸の色替のたびにス
トップ信号が出てしまい、刺繍ミシン側でストップ・糸
切り・色替等をいちいち指定しなければならないので、
不便である。
【0032】 縁飾り縫いデータD5は、図7に示す
ように、サテンステッチデータD4の縁に沿うように作
成され、フロッピーディスクFD2に記録される。マイ
クロコンピュータ12は、複数種のモチーフデータのな
かから選択したモチーフデータの一単位のサイズ及び進
行量を設定し、さらには、縁飾り縫いデータをサテンス
テッチデータD4の外縁又は内縁のいずれに沿わせるの
か、縁上に合致させて沿わせるのか又は縁から離間して
沿わせるのか(後者の場合は離間距離も)をそれぞれ設
定し、この設定したモチーフデータをサテンステッチデ
ータD4の縁に沿って進行するよう配列し、縁飾り縫い
データD5を作成する。なお、モチーフデータは、マイ
クロコンピュータ12内のROMや前記外部記憶装置等
に記憶させておいたり、前記データ読込装置から読み込
んだりすればよい。
【0033】(4)切断データD1をデータ作成装置4
からカット機2へ伝送ケーブル又は無線伝送装置によっ
て直接伝送し、あるいはフロッピーディスクFD1によ
って受け渡す。そして、図1及び図8に示すように、切
断データD1に基づいてカット機2のカット刃7を作動
させることにより、ワッペン生地35を6つの装飾ステ
ッチ36の各外周輪郭36aの外側で切断して6つのワ
ッペン片37を得る。このように、ワッペン生地35に
装飾ステッチ36を形成してから、そのワッペン生地3
5を切断することによりワッペン片37を得るので、従
来のように、切断した一つ一つのワッペン片ベースを、
装飾ステッチ形成のために刺繍ミシンにセットする手間
は要らない。また、装飾ステッチ36の外周輪郭36a
とワッペン片37の外周輪郭とを自動的に所望間隔で対
応させることができる。
【0034】(5)図1及び図8に示すように、刺繍ミ
シン5の刺繍枠23に布地38を展張してセットすると
ともに、諸データD2,D3,D4,D5をデータ作成
装置4からミシン制御装置28へ伝送ケーブル又は無線
伝送装置によって直接伝送し、あるいはフロッピーディ
スクFD2によって受け渡す。そして、仮縫いデータD
2に基づいて刺繍ミシン5を作動させることにより、布
地38に仮縫いステッチ39を形成する。
【0035】(6)図8および図9に示すように、ワッ
ペン片37を仮縫いステッチ39に位置決めしながら、
布地38の上面にワッペン片37を配置し、粘着剤等で
貼り付ける。そして、止め縫いデータD3に基づいて刺
繍ミシン5を作動させることにより、止め縫いステッチ
40を形成して布地38にワッペン片37を止める。
【0036】(7)図10に示すように、サテンステッ
チデータD4に基づいて刺繍ミシン5を作動させること
により、サテンステッチ41を形成して布地38にワッ
ペン片37を刺繍縫い付けする。なお、前述した通り、
サテンステッチデータD4において多針刺繍ヘッド21
の針番の指定すなわち刺繍糸の色指定をした場合には、
運転中に多針刺繍ヘッド21の自動針番切替すなわち自
動色替が行われ、多色の刺繍縫い付けがされる。
【0037】(8)図10に示すように、縁飾り縫いデ
ータD5に基づいて刺繍ミシン5を作動させることによ
り、サテンステッチ41の縁に沿う縁飾り縫いステッチ
42を形成する。
【0038】本発明は前記実施例の構成に限定されるも
のではなく、例えば次のように、本発明の趣旨から逸脱
しない範囲で適宜変更して具体化することもできる。 (1)図11はベースが二重になったワッペン片37を
布地38に縫い付けた例を示している。
【0039】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1、2又は
3の発明に係るワッペン作成方法及びワッペン片切断装
置によれば、ワッペン生地に所望モチーフの装飾ステッ
チを形成してから、そのワッペン生地を切断することに
よりワッペン片を得ることが可能となり、そこまでの手
間を削減できるとともに、装飾ステッチの外周輪郭とワ
ッペン片の外周輪郭とを自動的に所望間隔で対応させる
ことができるという優れた効果を奏する。
【0040】上記効果に加えて、請求項2の発明に係る
ワッペン作成方法によれば、切断装置を制御してワッペ
ン片ベースを切断するための切断データと、刺繍ミシン
を制御して仮縫いステッチ、止め縫いステッチ及びサテ
ンステッチを形成するための仮縫いデータ、止め縫いデ
ータ及びサテンステッチデータとを、格別の入力作業を
しなくても全て自動的に作成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に使用する装置の全体構成図で
ある。
【図2】同実施例のワッペン作成方法を示すフローチャ
ートである。
【図3】CCDカメラによるワッペン生地の撮像工程を
示す正面図である。
【図4】作成されたワッペン片の切断データ及び仮縫い
データを示す説明図である。
【図5】作成された止め縫いデータの説明図である。
【図6】作成されたサテンステッチデータを示す説明図
である。
【図7】作成された縁飾り縫いデータの説明図である。
【図8】ワッペン生地から切断したワッペン片を布地に
配置するときの斜視図である。
【図9】同ワッペン片を布地に止め縫いしたときの斜視
図である。
【図10】同ワッペン片を布地に刺繍縫い付けするとと
もに縁飾りステッチを形成したときの斜視図である。
【図11】ワッペン片の別例の断面図である。
【符号の説明】 1 ワッペン片切断装置 2 カット機 3 CCDカメラ 4 データ作成装置 5 刺繍ミシン 6 盤面 7 カット刃 12 マイクロコンピュータ 35 ワッペン生地 36 装飾ステッチ 36a 外周輪郭 37 ワッペン片 38 布地 39 仮縫いステッチ 40 止め縫いステッチ 41 サテンステッチ 42 縁飾り縫いステッチ D1 切断データ D2 仮縫いデータ D3 止め縫いデータ D4 サテンステッチデータ D5 縁飾り縫いデータ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワッペン生地に所望モチーフの装飾ステ
    ッチを形成し、 前記ワッペン生地を切断装置にセットし、 前記ワッペン生地を撮像し、 撮像した前記ワッペン生地の画像を画像処理することに
    より前記装飾ステッチの外周輪郭を検出し、 検出した前記装飾ステッチの外周輪郭に基づいて、前記
    ワッペン生地を前記装飾ステッチの外周輪郭の外側で切
    断するための切断データを自動的に作成し、 前記切断データに基づいて前記切断装置を作動させるこ
    とにより、前記ワッペン生地を前記装飾ステッチの外周
    輪郭の外側で切断してワッペン片を得ることを特徴とす
    るワッペン作成方法。
  2. 【請求項2】 ワッペン生地に所望モチーフの装飾ステ
    ッチを形成し、 前記ワッペン生地を切断装置にセットし、 前記ワッペン生地を撮像し、 撮像した前記ワッペン生地の画像を画像処理することに
    より前記装飾ステッチの外周輪郭を検出し、 検出した前記装飾ステッチの外周輪郭に基づいて、前記
    ワッペン生地を前記装飾ステッチの外周輪郭の外側で切
    断するための切断データと、布地にワッペン片を位置決
    めするための仮縫いデータと、布地にワッペン片を止め
    るための止め縫いデータと、布地にワッペン片を刺繍縫
    い付けするためのサテンステッチデータとを全て自動的
    に作成し、 前記切断データに基づいて前記切断装置を作動させるこ
    とにより、前記ワッペン生地を前記装飾ステッチの外周
    輪郭の外側で切断してワッペン片を得、 刺繍ミシンに布地をセットし、 前記仮縫いデータに基づいて前記刺繍ミシンを作動させ
    ることにより、前記布地に仮縫いステッチを形成し、 前記ワッペン片を前記仮縫いステッチに位置決めしなが
    ら、前記布地の上面にワッペン片を配置し、 前記止め縫いデータに基づいて前記刺繍ミシンを作動さ
    せることにより、止め縫いステッチを形成して前記布地
    に前記ワッペン片を止め、 前記サテンステッチデータに基づいて前記刺繍ミシンを
    作動させることにより、サテンステッチを形成して前記
    布地に前記ワッペン片を刺繍縫い付けすることを特徴と
    するワッペン作成方法。
  3. 【請求項3】 所望モチーフの装飾ステッチが形成され
    たワッペン生地をセットする盤面と、 前記ワッペン生地を撮像する撮像装置と、 前記撮像したワッペン生地の画像を画像処理することに
    より前記装飾ステッチの外周輪郭を検出し、該外周輪郭
    に基づいて前記ワッペン生地を該外周輪郭の外側で切断
    するための切断データを自動的に作成するデータ作成装
    置と、 前記切断データに基づいて作動し、前記ワッペン生地を
    前記装飾ステッチの外周輪郭の外側で切断する切断具と
    を備えたことを特徴とするワッペン片切断装置。
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