JP2941351B2 - T形共振フィルタ用リアクトル構造 - Google Patents

T形共振フィルタ用リアクトル構造

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、コンデンサと共にT形共振フィルタを形成
するT形共振フィルタ用リアクトル構造に関するもので
ある。
〔従来の技術〕
単相交流電源、多相交流電源又は直流電源に接続され
リップルを発生するような装置に対しては、平滑用とし
てリアクトルが用いられる。このリアクトルは、また、
チョッパ回路等においては、インダクタンス成分として
広く使用されている。
第5図は、PWM昇圧コンバータ用制御装置へのリアク
トルの適用例を示したものである。この図において、1
は単相又は又は三相の交流電源、2は交流リアクトル
(単相の場合は一相に設置され、三相の場合は三相リア
クトルとして設置される。)、3はPWM昇圧コンバータ
(通常、単相の場合は4アームブリッジ構成となり、三
相の場合は6アームブリッジ構成となる。)、4は直流
回路の平滑コンデンサである。なお、PWM昇圧コンバー
タ3の特徴及び制御方法等については、例えば、特願昭
63−201516号に開示されている。
リアクトル2は、昇圧制御を行うためのインダクタン
ス要素として用いられているが、その他PWM昇圧コンバ
ータ3のスイッチングによって発生するリップルを平滑
し、交流電源1へ流れる高周波電流を低減する目的にも
使用されている。
ここで、高調波電流を低減するためにはPWM昇圧コン
バータ3のスイッチング周波数を高くしてリップル成分
自体を小さくする方法もあるが、実際にはスイッチング
速度に一定の限界があるため、リアクトル2のインダク
タンスはある程度大きなものとならざるを得ない。
ところが、このインダクタンス(L)が大きくなる
と、コンバータ3で大電流を制御する場合に、リアクト
ル2の電圧降下VL(=2πLfI)が大きくなり、制御に
支障をきたすことがある(特願昭63−201516号参照)。
そこで、交流電源1への高調波を低減するための回路
として、第6図に示すように、二つのリアクトル21,22
とコンデンサ23とでT形共振フィルタを構成する回路が
広く用いられている。このときの共振周波数fRは、リア
クトル21,22のインダクタンスをL1,L2(H)、コンデン
サ23の静電容量をC(F)とすれば、次式で表わされ
る。
この共振周波数fRの値を、コンバータ3のスイッチン
グ周波数より十分小さく設定してやれば、交流電源1へ
流れる電流のリップル成分を大幅に低減することができ
る。
また、インダクタンスL1,L2の値を、第5図のリアク
トル2のインダクタンスLに対して、 L>L1+L2 の関係となるように設定しても、T形共振フィルタの降
下により、高調波成分を十分に小さくすることが可能で
ある。
そのため、第6図の回路構成は、リアクトル2の電圧
降下の低減と併せて高調波の低減を達成するのに非常に
有効なものとなっている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、第6図の回路構成を実現しようとする
場合、通常は二つのリアクトル21,22を制御盤内に配置
することになる。そのため、制御盤内での収納機器の配
列を設計する際には、大きさの異なる二つのリアクトル
についてそれぞれの占めるスペースを考慮に入れなけれ
ばならなくなる。また、配線接続を行う際にも、第5図
の場合よりもリアクトル数が増加しているため、その分
作業が繁雑になるという問題点を有していた。
本発明は上記事情に鑑みなされたものであり、T形共
振フィルタを形成するためのリアクトルを制御盤内に配
置する場合の設計及び配線作業を容易にすることができ
るT形共振フィルタ用リアクトル構造を提供しようとす
るものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は上記課題を解決するための手段として、コン
デンサと共にT形共振フィルタを形成するための第1及
び第2のリアクトルを備えたT形共振フィルタ用リアク
トル構造において、前記第1及び第2のリアクトルの各
一端側を第1及び第2のタップに接続すると共に、これ
ら第1及び第2のリアクトルの各他端側を共通接続し、
その共通接続点をコンデンサ接続用タップとしての第3
のタップに接続した構成としたものである。
〔作 用〕
上記構成において、第1及び第2のリアクトルは取付
部材に一体的に固着されているので、制御盤内で占める
スペースも一体として考えることができ、配列について
の設計が容易になる。また、共通接続点に設けられてい
る第3のタップは、第1のリアクトルと第2のリアクト
ルとの双方に共用することができ、タップ数が減少して
いるので、配線作業もその分容易になる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を第1図乃至第4図に基いて説
明する。
第1図は、本発明の実施例の結線図であり、3相リア
クトルとして用いるものである。第1のリアクトルL1a,
L1b,L1cおよび第2のリアクトルL2a,L2b,L2cの各一端側
には、第1のタップU,V,W及び第2のタップX,Y,Zが設け
られている。そして、これら第1のリアクトルL1a,L1b,
L1cと第2のリアクトルL2a,L2b,L2cとの共通接続点には
コンデンサ接続用の第3のタップXL,YV,ZWが設けられて
いる。
第2図(a),(b)は、このような3相用リアクト
ルの外観構造を示す平面図及び正面図である。第1のリ
アクトルL1a,L1b,L1c及び第2のリアクトルL2a,L2b,L2c
は取付部材5へ上下に一体的に固着されており、さら
に、上記の第1,第2及び第3のタップが設けられている
タップ取付板6も、この取付部材5に固着されている。
また、取付部材5の上部には吊りボルト7が取付けられ
ている。
なお、上下に配置された第1のリアクトルL1a,L1b,L
1cと第2のリアクトルL2a,L2b,L2cとの磁気的結合を防
止するため、必要に応じてこれらの間に非磁性材料を挿
入したり、あるいは、これらの間のスペースをある程度
大きくしたりすることが好ましい。
また、第1のリアクトルL1a,L1b,L1cと第2のリアク
トルL2a,L2b,L2cとで容量すなわち重量が異なる場合に
は、重量が大きな方を下段側に配列するようにするのが
機器取付の際の安定性の面からも好ましい。
上述した構成によれば、第1及び第2のリアクトルが
取付部材5に一体的に固着されているので、この3相リ
アクトルを制御盤内に配置する場合の設計を容易に行う
ことができる。また、コンデンサ接続用の第3のタップ
は第1のリアクトルと第2のリアクトルとの双方に共用
できるようになっているので、タップ数を削減でき、配
線作業を容易に行うことができる。
なお、第2図(a),(b)では、第1及び第2のリ
アクトルを上下方向に配列する構成を示したが、その
他、この第1及び第2のリアクトルを、前後方向あるい
は左右方向に配列する構成としてもよい。
第3図は他の実施例即ち単相リアクトルの場合の結線
図を示すものである。第1のリアクトルL1a及び第2の
リアクトルL2aの各一端側には第1のタップU及び第2
のタップXが設けられており、共通接続点にはコンデン
サ接続用の第3のタップMが設けられている。
そして、第4図(a),(b),(c)は、このよう
な単相用リアクトルの外観構造を示す平面図、正面図、
側面図である。この例では、第1のリアクトルL1aと第
2のリアクトルL2aとを前後方向に配列してある。
〔発明の効果〕
以上のように、本発明によれば、前記第1及び第2の
リアクトルを取付部材へ一体的に固着し、これらリアク
トルの各一端側に第1及び第2のタップを設けると共
に、これらリアクトルの共通接続点にコンデンサ接続用
の第3のタップを設けるように構成したのでT形共振フ
ィルタを形成するためのリアクトルを制御盤内に配置す
る場合の設計及び配線作業を容易にすることができると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に係る結線図、第2図(a),
(b)は第1図の実施例の外観構造を示す平面図及び正
面図、第3図は本発明の他の実施例に係る結線図、第4
図(a),(b),(c)は第3図の実施例の外観構造
を示す平面図、正面図、側面図、第5図及び第6図は従
来例を示す回路図である。 L1a,L1b,L1c……第1のリアクトル、L2a,L2b,L2c……第
2のリアクトル、U,V,W……第1のタップ、X,Y,Z……第
2のタップ、XL,YV,ZW,M……第3のタップ、5……取付
部材。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンデンサと共にT形共振フィルタを形成
    するための第1及び第2のリアクトルを備えたT形共振
    フィルタ用リアクトル構造において、 前記第1及び第2のリアクトルを取付部材へ一体的に固
    着すると共に、第1乃至第3のタップが設けられたタッ
    プ取付板をこの取付部材に固着し、 前記第1及び第2のリアクトルの各一端側を第1及び第
    2のタップに接続すると共に、これら第1及び第2のリ
    アクトルの各他端側を共通接続し、その共通接続点をコ
    ンデンサ接続用タップとしての第3のタップに接続し
    た、 ことを特徴とするT形共振フィルタ用リアクトル構造。
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