JP2941348B2 - 合成樹脂の注型装置 - Google Patents

合成樹脂の注型装置

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は合成樹脂の成形装置に係り、特に紫外線硬化
型液状樹脂を用いて注型法により成形するための注型装
置に関するものである。
(従来技術) 合成樹脂の成形法の1つに液状樹脂を型に注入した後
硬化させ成形品とする注型法がある。
注型法による合成樹脂の成形は、マスターをRTVシリ
コーンゴムで型取りすることによって容易に型を形成で
きるので、試作或は多品種少量生産等において盛んに利
用されるようになった。
従来の注型法では、注型用樹脂としてポリウレタン、
エポキシといった主剤と硬化剤とから成る2液反応型の
液状樹脂が利用され、この液状樹脂をゴム型に注入後50
〜80℃で数時間加熱硬化させて成形品を得ていた。
このような2液反応型の液状樹脂を利用しての注型法
には、完全硬化迄の時間が非常に長かったり、或は2液
混合後の可使時間が非常に短く、2液混合の際混入した
空気が完全に脱泡によって取り除かれることなく注型さ
れるので成形品中に気泡が混入し易いという欠点を持っ
ていた。
そこで、最近、2液反応型に代って紫外線硬化型の液
状樹脂を注型に利用することが試みられるようになっ
た。
紫外線硬化型液状樹脂は1液型であるので、2液混合
にともなう可使時間や空気の混入を心配する必要が全く
なく、しかも硬化時間は数分以内となる。
この紫外線硬化型液状樹脂を利用しての注型は、樹脂
液を注入した透明シリコーンゴム型に紫外線ランプから
放射される紫外線を所定時間照射し樹脂液を硬化させる
ことによって行われる。
この場合の紫外線の照射時間は、樹脂の性質、型の透
明度等紫外線硬化に影響を与える総ての要因を加味した
実験により定められる。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、紫外線ランプは照射時間が経過するに
したがって放射強度が低下るので最初に設定した照射時
間ではやがて硬化不良となってしまい、またこのような
ことを考慮して照射時間を長く設定しておくと、透明型
の劣化を促進し、型寿命が極めて短くなってしまうとい
う欠点があった。
本発明は、前記したような従来技術の課題を解決し、
紫外線ランプの放射強度の低下に影響されることなく常
に最適の紫外線硬化を行うことのできる紫外線硬化装置
を提供することを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) すなわち本発明は、紫外線硬化型液状樹脂の注入され
た透明型を収納しこの透明型に紫外線を照射するための
紫外線ランプが配備された紫外線硬化室を持ち、制御装
置が紫外線ランプの照射時間に対する制御手段としてラ
ンプの紫外線放射強度に応じて設定された照射時間を補
正する照射時間補正手段を持つことを特徴とする合成樹
脂の注型装置である。
(作用) 本発明は前記したように構成され、紫外線照射時間が
紫外線ランプの放射強度に応じて絶えず補正されている
ので、常に樹脂の硬化を最適に行うことができる。
(実施例) 第1図は本発明の紫外線硬化装置の基本的構成の第1
の実施例を示すブロック図である。
1が紫外線硬化室で、この室内には紫外線ランプ2と
紫外線硬化型液状樹脂を注入した透明な注型用型5とが
駆動回路6によって駆動されるシャッター3を介して対
向して配備されている。
8は電源7からの電力を紫外線ランプ2に供給し点灯
するためのスイッチ、9は紫外線硬化室1内を真空状態
にするための減圧装置、10は紫外線硬化室1内を圧搾空
気或は不活性ガスによって加圧状態にする加圧装置、11
は紫外線ランプ2の照射時間を設定するタイマーであ
る。
12が制御装置で、この制御装置12には紫外線ランプ2
の点灯時間をスイッチ8の操作状態から累積して記憶し
て行くEEP,ROMである累積点灯時間記憶手段14と、予め
実験により求めた紫外線ランプ2の点灯時間と放射強度
の減衰度との関係を記憶しているROMである放射強度減
衰データ記憶手段15とがある。
したがって、照射時間設定タイマー11によって設定さ
れた紫外線ランプ2の照射時間は、累積点灯時間記憶手
段14に記憶された累積点灯時間に応じた放射強度減衰デ
ータ記憶手段15のデータの減衰度に基づき照射時間補正
手段13によって補正される。
この紫外線硬化装置の紫外線照射時間は、紫外線ラン
プ2と注型用型5との間に介在するシャッター3の開閉
によって制御されているので、前記した紫外線ランプ2
の減衰度に応じて照射時間補正手段13によって補正され
た照射時間の制御データは駆動回路6に送られ、シャッ
ター3を開閉するモータ4の駆動を制御する。
第2図は、本発明の紫外線硬化装置の第2の実施例の
基本的構成を示すブロック図である。
この実施例の場合は、紫外線硬化室1の紫外線ランプ
2と対向する位置に紫外線強度計16が配備され紫外線ラ
ンプ2の放射強度が絶えず検知されている。
制御装置12には、紫外線ランプ2の初期状態の放射強
度を記憶するEEP,ROMである初期放射強度記憶手段18が
配備され、この初期放射強度記憶手段18には、紫外線ラ
ンプ2が交換される都度初期放射強度記憶リセットスイ
ッチ17の操作によって紫外線強度計16によって検知され
た紫外線ランプ2の初期状態の放射強度が記憶される。
したがって、この実施例の場合は、制御装置12は初期
放射強度記憶手段18と紫外線強度計16からのデータによ
り照射時間補正手段13により、照射時間設定タイマー11
によって設定される照射時間が紫外線ランプ2の放射強
度の低下した度合に応じて補正される。
以下のように基本的に構成される本発明の紫外線硬化
装置を具体的に示したのが第3図であり、この図を基に
紫外線硬化装置の具体的構成を次に説明する。
21は装置を一体的に配備するための基台であり、この
基台21の天板23上に紫外線硬化室24が配備され、この紫
外線硬化室24はランプ室25と硬化室26とより構成されて
いる。
ランプ室25には、紫外線を硬化室26方向に反射させる
ためのコールドミラー28によって覆われた紫外線ランプ
27が配備され、ランプ室25と硬化室26との間には紫外線
透過口30が設けられ、紫外線ランプ27と紫外線透過口30
との間には開閉自在のシャッター29が配備されている。
31は紫外線透過口30から空気を取り入れ、ランプ室25
内の排気と紫外線ランプ27の冷却を行うための排気ダク
トである。
硬化室26はランプ室25の紫外線透過口30に対向する位
置に紫外線透過ガラスを嵌めた紫外線透過窓33が設けら
れ、内壁面には紫外線反射板32が貼られた密閉室となっ
ている。
34は硬化室26の紫外線ランプ27と対向する壁面に装着
され、紫外線ランプ27の放射強度を検知するための紫外
線強度計であり、35は硬化室26内に位置決め及び注入作
業が外部操作によって可能となるように配備された注型
用型に樹脂液を注入するための樹脂液注入具である。
36は注型用の型を載置するためのテーブルで、このテ
ーブル36には、中間に伝達歯車40の固着された回転軸37
の一端が固着され、伝達歯車40はモータ38のモータ歯車
39と咬み合っている。
回転軸37の他の一端は昇降板43に固着され、この昇降
板43に立設したラック軸がモータ41のモータ歯車と咬み
っ合っている。
したがってテーブル36は、モータ38及び41の駆動によ
って回転及び上下動自在であり、このテーブル36の上に
載置される注型用型にはその大きさの如何にかかわらず
紫外線の照射を均一に行うことができる。
44は液量機であり、注型用型への樹脂液の注入は前記
した樹脂液注入具35を利用しての注入の他に、樹脂液タ
ンク45に貯蔵される樹脂液を液量機44で所定量計量して
注入させることもできる。
46が制御盤で、この制御盤46には、紫外線ランプ27を
点灯するランプスイッチ47、照射時間を設定するタイマ
ースイッチ48、紫外線ランプ7の放射強度を前記した制
御装置に記憶させるためのリセットスイッチ49等が設け
られている。
50は台板22上に配備された硬化室26内を真空状態にす
るための真空ポンプ、51は硬化室26内を不活性ガスによ
り加圧状態にするための窒素ガスボンベであり、この他
図示しないが硬化室26内を圧搾空気で加圧するためのコ
ンプレッサー等も配備されている。
このように硬化室26内を真空にしたり、或は加圧状態
にしたりする装置が設けられるのは、1つには硬化室26
内を真空とした真空注型或は加圧状態とした加圧注型に
より型内への樹脂液の注入をより円滑に行わせるためで
あり、他には硬化室26内を真空状態或は不活性雰囲気状
態とすると紫外線硬化反応がより円滑に進むからであ
る。
(効果) 本発明は以上のような構成及び作用のものであり、紫
外線効果のための紫外線ランプの照射時間は、タイマー
で設定された時間に対して紫外線ランプの放射強度の減
衰度に応じた補正が自動的に行われるので、紫外線硬化
を円滑に行わせることのできる紫外線硬化装置が提供さ
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例を示すブロック図、第2図
は第2実施例を示すブロック図、第3図は具体的な装置
を示す図である。 1,24……紫外線硬化室、2,27……紫外線ランプ、11,48
……照射時間設定タイマー、12……制御装置、13……照
射時間補正手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 畔柳 和好 東京都中央区京橋3丁目1番1号 蛇の 目ミシン工業株式会社内 (72)発明者 銀山 孝司 東京都中央区京橋3丁目1番1号 蛇の 目ミシン工業株式会社内 審査官 細井 龍史 (56)参考文献 実開 昭60−179414(JP,U) 実開 平1−59997(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B29C 39/00 - 39/44 B29C 35/00 - 35/18

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】紫外線硬化型液状樹脂の注入された透明型
    を収納し、この透明型に紫外線を照射するための紫外線
    ランプが配備された紫外線硬化室を持ち、制御装置が紫
    外線ランプの照射時間に対する制御手段としてランプの
    紫外線放射強度に応じて設定された照射時間を補正する
    照射時間補正手段を持つことを特徴とする合成樹脂の注
    型装置。
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