JP2941300B2 - 精紡機の運転制御方法 - Google Patents

精紡機の運転制御方法

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JP2941300B2
JP2941300B2 JP1078948A JP7894889A JP2941300B2 JP 2941300 B2 JP2941300 B2 JP 2941300B2 JP 1078948 A JP1078948 A JP 1078948A JP 7894889 A JP7894889 A JP 7894889A JP 2941300 B2 JP2941300 B2 JP 2941300B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は精紡機の運転制御方法に関する。より詳しく
は、本発明は、精紡機の精紡クリールの篠巻ボビンが小
玉となったときに、精紡機の運転を停止することなく、
精紡機台に沿って走行する篠替機により、小玉篠巻ボビ
ンと満巻ボビンとを交換し、次いで人手によりまたは篠
継機により篠継ぎを行うようにした精紡機の運転制御方
法に関する。
〔従来の技術〕
篠替え後に、人手によりまたは篠継機により、追い継
ぎ方式(小玉篠巻ボビンから供給された篠の後端部に満
巻篠巻ボビンの篠の前端部を重ねて篠継ぎを行う方式)
により篠継ぎを行うと、継部が太くなり、この太くなっ
た継部がドラフトパートでドラフトされた後にボビンに
巻取られる。この際に、太くなった継部は大きなバルー
ンを描き、そのため、糸切れの発生原因となる。このよ
うな継部の糸切れ現象は精紡機の高速化に伴い特に問題
となっている。
上述の篠継ぎ時の糸切れを防止する方法として、特開
昭62−62925号公報には、インバータにより制御、駆動
されるメインモータを備えた精紡機に、機台の前面に沿
って走行する篠交換機の接台と離台を検出する検出装置
を設け、篠交換機移送用キャリアのブリッジレールを精
紡機のガイドレールに接続することにより発信される篠
交換機の接台信号によって精紡機の紡出回転を通常紡出
回転から篠継回転に落とし、全錘の篠交換完了後に篠交
換機を前記キャリアに収納しブリッジレールを精紡機の
ガイドレールから引き離すことにより発信される篠交換
機の離台信号によって通常紡出回転に復帰させるように
前記インバータと前記検出装置とを電気的に接続したこ
とを特徴とする精紡機の運転制御装置が開示されてい
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記特開昭62−62925号公報に開示された装置による
と、全錘の篠交換作業を完了した後も精紡機は依然とし
て篠継ぎ回転に低下されたままであり、篠交換を完了し
た位置から反対側の精紡機機台端部まで戻ってキャリア
に収納されるまで精紡機は低速の篠継回転となってい
る。このため、精紡機の運転効率が低下する。特に、精
紡機の機台が長い場合は、この篠交換時の効率低下が問
題となる。
また、上記特開昭62−62925号公報に開示された装置
ではキャリアのブリッジレールを精紡機のガイドレール
に接続すると精紡機を減速するので、篠交換機が最初の
篠交換錘に到達するまでの精紡機の運転効率が低下する
という問題もある。
更に、上記特開昭62−62925号公報に開示された装置
では篠交換機の実際の動きを検出しておらず、キャリア
のブリッジレールを精紡機のガイドレールに接続すると
精紡機を減速するので、据付調整時や篠替機の保全完了
後の調整のために、ブリッジレールの接続、確認のみを
行った場合も、精紡機が減速してしまうという問題もあ
る。
更にまた、上記特開昭62−62925号公報に開示された
装置では篠交換機の実際の動きを検出していないので、
キャリアのブリッジレールを精紡機のガイドレールに接
続して篠交換機をガイドレール上に導入した状態でブリ
ッジレールの離脱確認などをして篠交換機の離台信号が
発信されると、篠交換機がガイドレール上にあり篠交換
をしているにも拘らず精紡機が通常紡出回転数に復帰さ
れ、篠交換が確実に行えないことがあるという問題があ
る。
本発明は、上述の問題点に鑑み、篠交換時の糸切れを
防止すると共に、精紡機の運転速度を篠替機の実際の動
きに基づき正確に変化させて、篠交換時の精紡機の運転
効率の低下を最小限にすることができる方法を提供する
ことを目的とする。
〔課題を達成するための手段〕
本発明においては、精紡機の紡出運転継続中に精紡機
台の一端部から他端部に向けて走行する篠替機によって
前記精紡機の篠巻ボビンの篠替えを順次行うに際して、
前記精紡機の前記一端部と前記篠替機の第1回目の篠替
え位置との間の篠替機移動経路中に前記篠替機により作
動される減速センサを設けるとともに前記精紡機の最終
回の篠替え位置と前記他端部との間の篠替機移動経路中
に前記篠替機により作動される増速センサを設け、前記
精紡機の長手方向に精紡機の一端部から他端部に向けて
走行する前記篠替機が第1回目の篠替え位置に到達する
までの間に前記減速センサからの信号に基づいて前記精
紡機の運転を継続しつつ運転速度を定常速度から減速し
た篠替え運転速度に変速し、該減速した篠替え運転速度
中に前記篠替機によって篠巻ボビンの篠替えを順次行
い、前記精紡機台の前記他端部側での最終回の篠替え終
了後、前記篠替機を更に前記他端部側に移動し、前記増
速センサからの信号に基づいて前記精紡機の運転速度を
前記減速した篠替え運転速度から増速した定常運転速度
に変速し、前記篠替機を前記精紡機台の前記他端部側か
ら前記一端部側に向けて非作業状態で走行させることを
特徴とする精紡機の運転制御方法により、上記の目的を
達成する。
〔作用〕
本発明においては、精紡機の紡出運転継続中に精紡機
台の一端部から他端部に向けて走行する篠替機によって
前記精紡機の篠巻ボビンの篠替えを順次行うに際して、
前記篠替機が精紡機台に沿って走行を開始した後で且つ
前記精紡機台の前記一端部側での第1回目の篠替え位置
に到達して篠替えを開始するまでの間に、前記精紡機の
運転を継続しつつ運転速度を定常速度から減速した篠替
え運転速度に変速し、該減速した篠替え運転速度中に前
記篠替機によって篠巻ボビンの篠替えを順次行う。この
ようにして、精紡機台の前記他端部側での最終回の篠替
え終了後に前記精紡機の運転速度を前記減速した篠替え
運転速度から増速した定常運転速度に変速するとともに
前記篠替機を前記精紡機台の前記他端部側から前記一端
部側に向けて非作業状態で走行させて精紡機の篠替え作
業が完了する。
従って、本発明によれば、篠替えに必要な時期のみ精
紡機の運転速度を篠替え作業に必要な低速度とするた
め、篠替え作業に起因する精紡機の運転効率の低下を最
小限にすることができる。
しかも、本発明においては、精紡機の一端部と篠替機
の第1回目の篠替え位置との間の篠替機移動経路中に篠
替機により作動される減速センサを設けるとともに精紡
機の最終回の篠替え位置と他端部との間の篠替機移動経
路中に篠替機により作動される増速センサを設けてい
る。
従って、本発明においては、篠替機の実際の動きを減
速センサおよび増速センサにより検出するので、精紡機
の運転速度を篠替え作業に必要な低速度とする時期を篠
替えに必要な時期に正確に合わせることができ、精紡機
を無駄に減速することがなく、精紡機の運転効率を極め
て高めることができる。
また、本発明においては、篠替機が精紡機の一端部に
向けて走行を開始してから第1回目の篠替え位置で篠替
えを開始するまでに篠替機の実際の動きにより減速セン
サからの信号により精紡機の運転速度を低下させるの
で、据付調整時や篠替機の保全完了後の調整のために、
ブリッジレールの接続、確認のみを行った場合にも、精
紡機が不用意に減速するようなことがない。
同様に、本発明においては、篠替機が最終回の篠替え
終了後に篠替機の実際の動きにより増速センサからの信
号により精紡機の運転速度を増速するので、篠替機をガ
イドレールに導入した状態で据付調整時や篠替機の保全
完了後の調整のために、ブリッジレールの接続(切離
し)、確認テスト等を行った場合にも、精紡機が不用意
に増速するようなことがない。
更に、本発明においては、精紡機の最終回の篠替え位
置と他端部との間の篠替機移動経路中に篠替機により作
動される増速センサを設けており、減速した篠替え運転
速度中に篠替機によって篠巻ボビンの篠替えを順次行
い、精紡機台の他端部側での最終回の篠替え終了後、篠
替機を更に他端部側に移動し、増速センサ位置に到達し
て増速センサからの信号により精紡機の運転速度を増速
するので、減速した篠替え運転速度中に確実に最終篠替
え錘へオペレータが入手により篠継ぎを行い、または篠
継機により篠継ぎを行える。
加えて、本発明においては、篠交換時に精紡機の紡出
速度を定常速度より低下させているので、篠継ぎ部のボ
ビン巻取り時のバルーンは小さくなり、篠継ぎ時の糸切
れを防止でき、篠継ぎ成功率が高められる。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明す
る。
第1図は本発明の作動線図(横軸は時間、縦軸は精紡
機の運転速度)、第2図は本発明を実施する精紡工場く
の配置を示す平面図、第3図は精紡機の側面図である。
なお、第2図、第3図中では、運搬車および篠替機を重
複して複数箇所に示している。
第2図において、多数の精紡機1が併設されている。
各精紡機1は機台の長手方向の一端部にギアエンド1aを
有し、多端部にアウトエンド1bを具備し、ギアエンド1a
とアウトエンド1bの間の機台両側に多数の精紡錘(図示
せず)を具備している。
ギアエンド1aの外側には、上記複数の精紡機の間で篠
替機4a、4bを移動させるための運搬車3の走行用台間移
動レール2が各精紡機1に交差して敷設されている。
精紡機1の機台両側には、精紡機に沿ってギアエンド
1aの側方からアウトエンド1bの側方まで長手方向に延在
する篠替機4a、4b走行用のカイドレール5a、5bが敷設さ
れている。
篠替機4a、4bは、例えば、特開昭61−119728号公報、
特開昭63−315624号公報に記載されているように、ガイ
ドレール5a、5b上を走行しつつ、精紡クリールの小玉篠
巻ボビンを満巻ボビンと交換するものである。
運搬車3はその両側に篠替機4a、4bを抱えた状態で台
間移動レール2上を篠替えすべき精紡機1のギアエンド
1aの側方まで移動し、精紡機1の機台両側に敷設された
ガイドレール5a、5bにブリッジレール10を接続し、篠替
機4a、4bをガイドレール5a、5b上に送り出す。なお、第
3図の符号8はブリッジレール10がガイドレール5a、5b
に接続されたことを検出するための、例えばリミットス
イッチ型式の接台完了検出スイッチである。
精紡機1の最初の篠替え錘よりも手前側、すなわち、
ギアエンド1a側に減速センサ6が設けられている。
減速センサ6は、例えば、精紡機1の本体に設けら
れたリミットスイッチと篠替機4aまたは4bに設けられた
リミットスイッチを打つドッグとの組合わせ、精紡機
1の本体に設けられた近接スイッチと篠替機4aまたは4b
に設けられ近接スイッチを作動させるドッグとの組合わ
せ、一対の投受光器からなり、それぞれ精紡器1の本
体および篠替機4aまたは4bに設けられたもの等とするこ
とができる。
減速センサ6が作動すると、精紡機1の運転速度が減
速され、紡出速度が定常速度の0.7〜0.8倍程度に減速さ
れるようになっている。なお、定常紡出速度と減速時の
紡出速度が極端に異なると、減速紡出時の糸はケバ等の
発生度合により、織物によっては風合が変わるので、減
速度合いは紡出糸の種類に応じて適宜設定する。
精紡機1の最終の篠替え錘よりも奥側、すなわち、ア
ウトエンド1b側に増速センサ7が設けられている。増速
センサ7の取付け位置は、最終篠替え錘の篠替えを終了
した篠替機がその最終篠替え錘の前方よりもアウトエン
ド1b側に移動してこの増速センサ7を作動するように設
定して、最終篠替え錘へオペレータが人手により篠継ぎ
を行い、または篠継機(図示せず)により篠継ぎを行え
るようにしている。
なお、篠継機としては、例えば、特開昭62−57957号
公報に開示されている構造とすることができる。
増速センサ7は、減速センサ6と同様に例えば、精
紡機1の本体に設けられたリミットスイッチと篠替機4a
または4bに設けられリミットスイッチを打つドッグとの
組合わせ、精紡機1の本体に設けられた近接スイッチ
と篠替機4aまたは4bに設けられ近接スイッチを作動させ
るドッグとの組合わせ、一対の投受光器からなり、そ
れぞれ精紡機1の本体および篠替機4aまたは4bに設けら
れたもの等とすることができる。
増速センサ7が作動すると、精紡機1の運転速度が増
速され、紡出速度が再度定常速度に戻されるようになっ
ている。
図示した実施例においては、据付時の調整や保全時の
確認用として精紡機1のギアエンド1aに人手で操作する
強制減速スイッチ9を設けて、オペレータが一度信号を
与えると、タイマで予め設定した篠替え完了時間+アル
ファの時間に亘り精紡機1の運転速度を減速するように
している。
なお、強制減速スイッチ9としては、自動復帰型のト
グルスイッチとし、オペレータがスイッチを戻し忘れた
場合にも、自動復帰するようにすることが好ましい。
次に、第1図を参照して、この実施例の作動を説明す
る。なお、第1図中の一点鎖線は前述した特開昭62−62
925号公報に記載されている篠継ぎ方法を示している。
精紡機1から篠替え要求信号が発信されると、運搬車
3は篠替機4a、4bと共に台間移動レール2上を移動して
所定の精紡機1のギアエンドの脇に停止する。
運搬車3から精紡機1のガイドレール5a、5bにブリッ
ジレール(図示せず)が下ろされ、接台完了スイッチ8
により接台が完了したことが検知される。
次いで、篠替機4a、4bが運搬車3からブリッジレール
10を通りガイドレール5a、5bへ走行する。この間精紡機
1は定常運転速度で運転されている。
篠替機4a、4bはガイドレール5a、5b上を移動して精紡
機1のギアエンドの側方位置において停止し、篠替えす
べき篠巻ボビンの奇偶数の判別や篠替えに備えて篠替機
4a、4bの姿勢の制御をする。また、篠継機が付属してい
る場合は、精紡機の紡出条件信号を受け取り、篠継ぎヘ
ッド(図示せず)が正確に精紡機のトランペットの上に
回動されるよう、位置を調整する。上記動作と同時に、
または上記作動の前または後に、減速センサ6により篠
替機4a、4bが最初の篠替え錘の手前に到達したことが検
出され、これにより精紡機1の運転速度が減速され、紡
出速度は定常速度の0.7〜0.8倍程度となる。
篠替機4a、4bは再起動して、ガイドレール5a、5b上を
精紡機1の最初の篠替え錘まで移動し、そこで、例えば
特開昭61−119728号公報、特開昭63−315624号公報に記
載された手順に従い、篠替えを行う。その後、篠替機4
a、4bにより順次各精紡錘において、篠替えが行われ
る。
篠替えを行った錘では、オペレータが人手により篠継
ぎを行い、または、例えば、特開昭62−57957号公報に
開示されている構造の篠継機により篠継ぎが行われる。
すなわち、小玉篠巻ボビンから供給された篠の後端部に
満巻篠巻ボビンからの篠の前端部を重ねて篠継ぎが行わ
れる(追い継ぎ方式)。
篠替機4a、4bは最終の篠替えを終了すると、アウトエ
ンド1bに向けて走行する。その後で、最終篠替え錘へ人
手により篠継ぎを行い、または篠継機(図示せず)によ
り篠継ぎを行う。篠替機4a、4bが増速センサ7に到達
し、増速センサ7をオンし、これにより精紡機1は減速
運転速度から定常運転速度に増速される。
このように本発明においては最終の篠替え終了後に篠
替機4a、4bをアウトエンド1bに向けて走行させ、篠替機
4a、4bが増速センサ7をオンすることにより精紡機1を
減速運転速度から定常速度に増速している。すなわち、
最終の篠替え終了後に篠替機4a、4bが最終篠替え錘から
増速センサ7の位置までアウトエンド1b側へ移動して、
はじめて精紡機1を増速させる。このため、精紡機が増
速する前に、最終篠替え錘へオペレータが人手により篠
継ぎを行い、または篠継機により篠継ぎを行える。ま
た、事故等何らかの理由により最終篠替え後に、篠替機
4a、4bが最終篠替え錘から離れられず増速スイッチをオ
ンできないような場合には、精紡機1が増速されること
がない。従って、本発明によれば、篠替え時に不測の事
故を生じることなく篠替え作業を確実に行うことができ
る。
本実施例においては、篠替機4a、4bが増速センサ7を
オンすると、篠替機4a、4bがギアエンドへ向けて戻るよ
うに設定されている。従って、本発明においては、定常
運転速度に増速された精紡機1の前面のガイドレール5
a、5b上を篠替機4a、4bがギアエンド1aへ向けて戻る。
なお、増速センサ7と別に設けたスイッチ(図示せず)
により篠替機4a、4bがギアエンド1aへむけて戻るように
してもよい。
篠替機4a、4bがガイドレール5a、5b上を走行し、ブリ
ッジレール10を通り運搬車3へ戻る。精紡機1のガイド
レール5a、5bからブリッジレールが上げられ、接台完了
スイッチ8がオフすることにより、離台が完了したこと
が検知される。
運搬車3は、精紡機1のギアエンド1aの脇に停止し、
または予め設定された待機位置に停止し、次の篠替え要
求信号を待つ。次の精紡機1からの篠替え要求信号が発
信されると、運搬車3は篠替機4a、4bと共に台間移動レ
ール2上を移動して所定の精紡機1のギアエンドの脇に
停止し、上述と同様の作動を行う。
〔発明の効果〕
本発明においては、精紡機の紡出運転継続中に精紡機
台の一端部から他端部に向けて走行する篠替機によって
前記精紡機の篠巻ボビンの篠替えを順次行うに際して、
前記篠替機が精紡機台に沿って走行を開始した後で且つ
前記精紡機台の前記一端部側での第1回目の篠替え位置
に到達して篠替えを開始するまでの間に、前記精紡機の
運転を継続しつつ運転速度を定常速度から減速した篠替
え運転速度に変速し、該減速した篠替え運転速度中に前
記篠替機によって篠巻ボビンの篠替えを順次行う。この
ようにして、精紡機台の前記他端部側での最終回の篠替
え終了後に前記精紡機の運転速度を前記減速した篠替え
運転速度から増速した定常運転速度に変速するとともに
前記篠替機を前記精紡機台の前記他端部側から前記一端
部側に向けて非作業状態で走行させて精紡機の篠替え作
業が完了する。
従って、本発明によれば、篠替えに必要な時期のみ精
紡機の運転速度を篠替え作業に必要な低速度とするた
め、篠替え作業に起因する精紡機の運転効率の低下を最
小限にすることができる。
しかも、本発明においては、精紡機の一端部と篠替機
の第1回目の篠替え位置との間の篠替機移動経路中に篠
替機により作動される減速センサを設けるとともに精紡
機の最終回の篠替え位置と他端部との間の篠替機移動経
路中に篠替機により作動される増速センサを設けてい
る。
従って、本発明においては、篠替機の実際の動きを減
速センサおよび増速センサにより検出するので、精紡機
の運転速度を篠替え作業に必要な低速度とする時期を篠
替えに必要な時期に正確に合わせることができ、精紡機
を無駄に減速することがなく、精紡機の運転効率を極め
て高めることができる。
また、本発明においては、篠替機が精紡機の一端部に
向けて走行を開始してから第1回目の篠替え位置で篠替
えを開始するまでに篠替機の実際の動きにより減速セン
サからの信号により精紡機の運転速度を低下させるの
で、据付調整時や篠替機の保存完了後の調整のために、
ブリッジレールの接続、確認のみを行った場合にも、精
紡機が不用意に減速するようなことがない。
同様に、本発明においては、篠替機が最終回の篠替え
終了後に篠替機の実際の動きにより増速センサからの信
号により精紡機の運転速度を増速するので、篠替機をガ
イドレールに導入した状態で据付調整時や篠替機の保全
完了後の調整のために、ブリッジレールの接続(切離
し)、確認テスト等を行った場合にも、精紡機が不用意
に増速するようなことがない。
更に、本発明においては、精紡機の最終回の篠替え位
置と他端部との間の篠替機移動経路中に篠替機により作
動される増速センサを設けており、減速した篠替え運転
速度中に篠替機によって篠巻ボビンの篠替えを順次行
い、精紡機台の他端部側での最終回の篠替え終了後、篠
替機を更に他端部側に移動し、増速センサ位置に到達し
て増速センサからの信号により精紡機の運転速度を増速
するので、減速した篠替え運転速度中に確実に最終篠替
え錘へオペレータが入手により篠継ぎを行い、または篠
継機により篠継ぎを行える。
加えて、本発明においては、篠交換時に精紡機の紡出
速度を定常速度より低下させているので、篠継ぎ部のボ
ビン巻取り時のバルーンは小さくなり、篠継ぎ時の糸切
れを防止でき、篠継ぎ成功率が高められる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の作動線図、第2図は本発明を実施する
精紡工場の配置を示す平面図、第3図は精紡機の側面図
である。 1…精紡機、1a…ギアエンド、1b…アウトエンド、2…
台間移動レール、3…運搬車、4a、4b…篠替機、5a、5b
…ガイドレール、6…減速センサ、7…増速センサ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】精紡機の紡出運転継続中に精紡機台の一端
    部から他端部に向けて走行する篠替機によって前記精紡
    機の篠巻ボビンの篠替えを順次行うに際して、前記精紡
    機の前記一端部と前記篠替機の第1回目の篠替え位置と
    の間の篠替機移動経路中に前記篠替機により作動される
    減速センサを設けるとともに前記精紡機の最終回の篠替
    え位置と前記他端部との間の篠替機移動経路中に前記篠
    替機により作動される増速センサを設け、前記精紡機の
    長手方向に精紡機の一端部から他端部に向けて走行する
    前記篠替機が第1回目の篠替え位置に到達するまでの間
    に前記減速センサからの信号に基づいて前記精紡機の運
    転を継続しつつ運転速度を定常速度から減速した篠替え
    運転速度に変速し、該減速した篠替え運転速度中に前記
    篠替機によって篠巻ボビンの篠替えを順次行い、前記精
    紡機台の前記他端部側での最終回の篠替え終了後、前記
    篠替機を更に前記他端部側に移動し、前記増速センサか
    らの信号に基づいて前記精紡機の運転速度を前記減速し
    た篠替え運転速度から増速した定常運転速度に変速し、
    前記篠替機を前記精紡機台の前記他端部側から前記一端
    部側に向けて非作業状態で走行させることを特徴とする
    精紡機の運転制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2567355B2 (ja) * 1985-09-11 1996-12-25 豊和工業 株式会社 リング精紡機の運転制御方法および装置
JPH0759768B2 (ja) * 1986-05-23 1995-06-28 豊和工業株式会社 紡機における作業機の作業システム

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