JP2940334B2 - 車両用衝突センサの取付け構造 - Google Patents

車両用衝突センサの取付け構造

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JP2940334B2
JP2940334B2 JP5043254A JP4325493A JP2940334B2 JP 2940334 B2 JP2940334 B2 JP 2940334B2 JP 5043254 A JP5043254 A JP 5043254A JP 4325493 A JP4325493 A JP 4325493A JP 2940334 B2 JP2940334 B2 JP 2940334B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、衝突時に圧縮される
ことにより導通して衝突を検出する衝突センサを、フェ
ンダやサイドドア等の車体側部の内側に取付ける取付け
構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】衝突時に圧縮されると接点が導通して衝
突を検出する衝突センサの取付け構造として、例えば図
3ないし図5に示すプライマリセンサ1とセカンダリセ
ンサ2とからなる衝突センサ3の取付け構造が、特願平
3−169333号によって提案されている。
【0003】この衝突センサ3では、サイドドア4内に
ほぼ水平に設けられている剛性の高いサイドインパクト
ビーム5のドアアウタパネル4a側に、偏平な角パイプ
状のセカンダリセンサ2を取付けると共に、このセカン
ダリセンサ2のドアアウタパネル4a側の面には、プラ
イマリセンサ1が、所定の間隔でほぼ一直線状に複数取
付けられている。
【0004】さらに、ドアアウタパネル4aの内面と衝
突センサ3と間にはマスチックシーラ6が、同一直線上
に互いに隣接する各プライマリセンサ1,1のほぼ中間
点においてセカンダリセンサ2とドアアウタパネル4a
とにそれぞれ接着するとともに連結している。そしてこ
のマスチックシーラ6は、ドアアウタパネル4aの歪み
や垂れを防止するとともに、ドアアウタパネル4aの内
面と、この内面に最も近接配置された各プライマリセン
サ1との間隔をほぼ一定に保持する役目と、一定以下の
外力ではプライマリセンサ1が導通するのを防止して、
非衝突時のプライマリセンサ1の誤作動を防ぐための弾
性部材の働きをしている(図4参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の衝突セ
ンサ3の取付け構造においては、サイドドア4のドアア
ウタパネル4aの内側面に近接配置された衝突センサ3
と、ドアアウタパネル4aの歪みや垂れを防止して、こ
のドアアウタパネル4aの内面との間隔が一定に保持さ
れるようにするため、衝突センサ3とドアアウタパネル
4aの内面との間をマスチックシーラ6によって接着さ
れている。そのため、衝突車両が車体に対して(サイド
ドア4に対して)ほぼ直角の方向から衝突した場合に
は、ドアアウタパネル4aにマスチックシーラ6を圧縮
する所定以上の荷重が加わるため、プライマリセンサ1
が圧縮され、電気的に導通して衝突を検知することがで
きるが、車体側面を掠めるような斜め方向からの衝突時
に、図5に断面平面図を示したようにサイドドア4のド
アアウタパネル4aが波状に変形した場合、多くのプラ
イマリセンサ1が、その波形状のいわゆる山に相当する
部分に位置する場合があるため、これらのプライマリセ
ンサ1がオン動作されない。すなわち、衝突をプライマ
リセンサ1が検知しない状態が多分に生じ易く、衝突セ
ンサ3の信頼性が低下する虞があった。
【0006】この発明は、上記の事情に鑑みなされたも
ので、車体側面を掠めるような衝突や斜め方向からの衝
突をも確実に検出することのできる車両用衝突センサの
取付け構造を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの手段としてこの発明は、衝突時に圧縮されることに
より導通して衝突を検知する複数の衝突センサをアウタ
パネルの内側に取付ける車両用衝突センサの取付け構造
において、前記複数の衝突センサを、アウタパネル内側
の剛性部材に支持してほぼ水平方向に配列するととも
に、アウタパネル用リーンフォース部材を、前記アウタ
パネル内側面で、かつ前記衝突センサの配列方向とほぼ
平行に設け、そのアウタパネル用リーンフォース部材と
アウタパネル内面との固定点を、前記衝突センサの近傍
に設定したことを特徴としている。
【0008】
【作用】上記のように構成することにより、斜め方向か
らの衝突時にアウタパネルの他の部分が波状に変形して
も、衝突センサの近傍は、アウタパネルに支持して設け
られたアウタパネル用リーンフォース部材によって補強
されているため波状変形が抑制される。したがって、衝
突時にアウタパネルが衝突センサを圧縮して導通させ、
斜め方向からの衝突をも確実に検知する。
【0009】
【実施例】以下、この発明の取付け構造を、車体側面に
組付けられるサイドドアの内部に取付けるサイドエアバ
ッグ装置用の衝突センサの取付け構造に適用した一実施
例を図1および図2に基づいて説明する。
【0010】サイドエアバッグ装置は、サイドドア11
内に設けられたエアバッグを、衝突時に車室内側に展開
し、このエアバッグによって衝撃を吸収することによっ
て乗員を二次衝突から保護するものである。
【0011】図1は、サイドドア11内への衝突センサ
12の取付け状態を示すもので、この衝突センサ12
は、偏平な角パイプ状のセカンダリセンサ12bと、こ
のセカンダリセンサ12bの一側面に所定の間隔で取付
けられた円弧状のカバー部材を備えた複数のプライマリ
センサ12aとから構成されている。
【0012】そして、この衝突センサ12は、両端部を
ブラケット13aを介してドアフレームに連結してサイ
ドドア11内にほぼ水平に取付けられたサイドインパク
トビーム13の一側面に取付けられており、またこのプ
ライマリセンサ12aが、アウタパネル11aの内面に
近接配置されるように取付けられている。
【0013】さらに、前記アウタパネル11aの内面に
は、このサイドドア11のアウタパネル11aの歪みや
垂れを防止するハット型断面を有するリーンフォース部
材14が、前記ほぼ水平方向に配列されている衝突セン
サ12の上方近傍に、セカンダリセンサ12bに対して
ほぼ平行に配設されるとともに、各プライマリセンサ1
2aの近傍を、マスチックシーラ15によってそれぞれ
アウタパネル11aの内面に強固に接着固定されてい
る。なお、この固定点と衝突センサ12とは、図に示す
ように上下方向に並んで配列されていることが好ましい
が、前後方向の若干のずれは許容される。
【0014】次に、上記のように構成されるこの実施例
の作用を説明すると、車両のサイドドア11内に配置さ
れた衝突センサ12は、このサイドドア11に対してほ
ぼ直角方向からの衝突時には、例えば2個以上のプライ
マリセンサ12aが圧縮されて導通するか、またはセカ
ンダリセンサ12bが圧縮されて導通した場合に、衝突
を検知するよう構成されて、衝突センサ12の非衝突時
の誤作動が防止されるようになっている。
【0015】そして、衝突時に衝突センサ12が圧縮さ
れて導通すると、図示してないエアバッグ装置のインフ
レータに電流が流れてインフレータ内のガス発生剤に着
火させ、発生するガスによってエアバッグ(図示せず)
を膨張させ、乗員を二次衝突から保護する。
【0016】また、車体側面を掠めるように他の車両が
斜め方向から衝突した場合には、衝突センサ12の上方
近傍に、リーンフォース部材14がアウタパネル11a
の内面に支持して設けられているため、アウタパネル1
1aが波状に変形しても、リーンフォース部材14との
固定点が波形状のいわゆる谷の部分になるので、その近
傍に設けてある衝突センサ12が圧縮されて導通する。
すなわち、斜め方向からの衝突も確実に検知することが
できる。そして、衝突センサ12が圧縮されて導通する
と、図示してないエアバッグ装置のインフレータに電流
が流れてインフレータ内のガス発生剤に着火し、発生す
るガスによってエアバッグ(図示せず)を膨張させ、乗
員を二次衝突から保護する。
【0017】なお、この実施例においては、プライマリ
センサ12aとセカンダリセンサ12bとからなる衝突
センサ12を、サイドドア11内に取付ける場合につい
て説明したが、プライマリセンサ12aと同様の衝突セ
ンサのみを、サイドインパクトビーム13に支持して複
数配列した場合にも同様に適用でき、また、これらの衝
突センサをサイドドア11以外の車体側部の内側に配設
する場合にも適用することができる。
【0018】また、この実施例においてリーンフォース
部材14を衝突センサ12の上方近傍の一箇所に配設し
た場合について説明したが、このリーンフォース部材1
4の他の配設位置としては、衝突センサ12の下方近傍
の一箇所、あるいは衝突センサ12の上下近傍の2箇所
等が適している。
【0019】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明の車両用衝
突センサの取付け構造は、複数の衝突センサを、アウタ
パネル内側の剛性部材に支持してほぼ水平方向に配列す
るとともに、アウタパネル用リーンフォース部材を、前
記アウタパネル内側面の前記複数の衝突センサの近傍に
支持して、前記衝突センサの配列方向とほぼ平行に設け
たので、車体側面を掠めるような斜め方向からの衝突も
確実に検知して、エアバッグを作動させて、乗員を二次
衝突から保護することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の衝突センサ取付け構造の一実施例を
示すドアの斜視図である。
【図2】図1のII−II線断面側面図である。
【図3】従来の衝突センサの取付け構造の一例を示すド
アの斜視図である。
【図4】図3のIV−IV線断面平面図である。
【図5】アウタパネルが波状に変形した状態を示す断面
平面図である。
【符号の説明】
11 サイドドア 11a アウタパネル 12 衝突センサ 12a プライマリセンサ 12b セカンダリセンサ 13 サイドインパクトビーム 14 リーンフォース部材 15 マスチックシーラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60R 21/32 B60J 5/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 衝突時に圧縮されることにより導通して
    衝突を検知する複数の衝突センサをアウタパネルの内側
    に取付ける車両用衝突センサの取付け構造において、 前記複数の衝突センサを、アウタパネル内側の剛性部材
    に支持してほぼ水平方向に配列するとともに、アウタパ
    ネル用リーンフォース部材を、前記アウタパネル内側面
    で、かつ前記衝突センサの配列方向とほぼ平行に設け、
    そのアウタパネル用リーンフォース部材とアウタパネル
    内面との固定点を、前記衝突センサの近傍に設定したこ
    とを特徴とする車両用衝突センサの取付け構造。
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