JP3313423B2 - 自動車のエアバッグ取付構造 - Google Patents

自動車のエアバッグ取付構造

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  • Air Bags (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Instrument Panels (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のエアバッグ取
付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車の高性能化に伴い、乗員の
安全性をさらに向上させる必要がある。なかでもエアバ
ッグ装置は有効な安全装置であり、運転席側だけでなく
助手席側にも備えることによって、より乗員の安全性を
向上させるようになっている。このような助手席側の自
動車のエアバッグ装置は、衝突の際の衝撃から乗員の身
を守るため、通常、自動車前部に設けられたインストル
メントパネル内に配設されており、多くの場合、エアバ
ッグ装置のエアバッグ本体が膨張展開する開口部に設け
られたリッドが周囲のインストルメントパネル表面との
調和を損ない、インストルメントパネル近傍の見栄えを
悪くしているという問題を有している。
【0003】そこで、特開平4−55146号公報に
は、図4に示すように、エアバッグユニット23と、車
幅方向に延びたステアリング支持メンバ24が取付ブラ
ケット27と支持ブラケット25を介してボルト26・
26によって締結固定され、エアバッグ本体23aが膨
張展開する開口部側に、リッド22がエアバッグユニッ
ト23と一体、且つインストルメントパネル21表面と
面一となるように形成された自動車のエアバッグ装置が
開示されている。このように、エアバッグユニット23
のリッド22がインストルメントパネル21の表面と面
一となるように設けられていることで、インストルメン
トパネル21近傍の見栄えを良くすることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般に、エ
アバッグユニット23は、自動車の衝突時に、この衝突
を衝突センサで検出して、エアバッグ本体23aを車室
方向へ膨張展開することにより、衝突時に前方へ移動し
ようとする乗員の頭部及び胸部等を保護するものであ
る。
【0005】ところが、軽い衝突等では、上記エアバッ
グユニット23は作動しないようになっている。しか
し、このような軽い衝突等の場合でも乗員は前方へ移動
し、頭部或いは胸部等をインストルメントパネル21或
いはリッド22に衝突する可能性がある。
【0006】通常、インストルメントパネル21は、乗
員の当接を考慮してある程度の変形が許容し得る設計が
なされている。従って、前述のように乗員が軽い衝突等
によりインストルメントパネル21或いはリッド22に
当接した場合、インストルメントパネル21等が許容範
囲内で変形することにより衝撃を吸収し、乗員の安全を
確保するようになっている。一方、エアバッグユニット
23は膨張展開する際に約1500t程の力が加わるの
で、エアバッグ本体の膨張展開時の反力に打ち勝つため
に、例えばステアリング支持メンバ等の車体部材に強固
に取り付けられている。このため、前記公報のようにイ
ンストルメントパネル21或いはリッド22とエアバッ
グ23とが近設されているとき、乗員がエアバッグユニ
ット23が作動しないような軽い衝突等によりインスト
ルメントパネル21等に当接した場合、殆どの場合、イ
ンストルメントパネル21或いはリッド22によって衝
撃が吸収されるが、中には、インストルメントパネル2
1或いはリッド22を介してエアバッグユニット23ま
で衝撃が伝わる場合もあり、このような場合における乗
員の安全性の向上が要望される。
【0007】そこで、本発明は、上記問題点に鑑みなさ
れたものであって、その目的は、エアバッグユニット2
3が作動しないような軽い衝突等での乗員の安全性をさ
らに向上させることができるような自動車のエアバッグ
取付構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の自動車の
エアバッグ取付構造は、エアバッグユニットが、インス
トルメントパネル内方に配されると共に、取付ブラケッ
トによって車体部材に固定されている自動車のエアバッ
グ取付構造において、上記エアバッグユニットが、上記
インストルメントパネル内方において車幅方向に延びて
いる上記車体部材としてのステアリング支持メンバの上
方に設けられており、上記エアバッグユニットの下面部
に接合された上記取付ブラケットが、上記インストルメ
ントパネル上方からの荷重に対して下方移動可能に同方
向に傾斜した複数の傾斜部を有するとともに、上記エア
バッグユニットを水平に保ち、かつ上記の下方移動を規
制する移動規制部材が、該エアバッグユニットと上記
テアリング支持メンバとの間に位置する上記取付ブラケ
ットに設けられており、上記移動規制部材は、エアバッ
グユニットが下方に移動したときに、該エアバッグユニ
ットの下面と当接して、エアバッグユニットの移動を下
方移動範囲内で停止させるものであることを特徴とする
ものである。
【0009】
【0010】請求項記載の自動車のエアバッグ取付構
造は、請求項1記載の自動車のエアバッグ取付構造にお
いて、移動規制部材が、エアバッグユニットの下面に設
けられた上記取付ブラケットを上記車体部材を介して車
体部材に設けられた支持ブラケットととも締めする上向
きボルトであることを特徴とするものである。
【0011】
【作用】請求項1の構成により、エアバッグユニットと
車体部材とを接続する取付ブラケットが同一方向に傾斜
した傾斜部を有していることによって、インストルメン
トパネル上方からの荷重に対して下方移動可能となって
いるので、例えばエアバッグユニットが作動するほどの
衝突でない場合で且つインストルメントパネル上方から
の荷重がかかる場合、インストルメントパネルと共にエ
アバッグユニットも下方移動させることができる。従っ
て、例えば自動車の軽い衝突等により乗員の頭部等がイ
ンストルメントパネルに衝突した場合、この衝撃による
荷重でインストルメントパネル表面がへこむとき、エア
バッグユニットが下方に移動することができるので、頭
部等に加わる衝撃をエアバッグユニットの取付ブラケッ
トが吸収すると共に、頭部等の負傷を軽減させることが
できる。
【0012】また、上記エアバッグユニットがインスト
ルメントパネルからの荷重により下方に移動可能な場合
において、車体部材にエアバッグユニットの下方への移
動を規制する移動規制部材を設けることによって、エア
バッグユニットの作動時に、エアバッグユニットがエア
バッグ本体の膨張展開による反力によって下方に移動し
た場合の作動力の減衰を防止すると共に、所定位置から
エアバッグ本体を膨張展開させることができるので、乗
員に対してエアバッグユニットを的確に且つ効率良く作
動させることができる。
【0013】請求項の構成により、上記移動規制部材
をエアバッグユニット下面に設けられた取付ブラケット
を車体部材を介して車体部材に設けられた支持ブラケッ
トと共にとも締めする上向きボルトとすることによっ
て、別に移動規制部材を設ける必要がなく、エアバッグ
ユニット近傍の省スペース化を図ると共に、製作費をよ
り安価なものとすることができる。
【0014】
【実施例】本発明の一実施例について図1ないし図3に
基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0015】本実施例に係るエアバッグユニット3は、
図1に示すように、自動車の車室内前部に設けられ、硬
質プラスチック等で形成されたインストルメントパネル
1の内方の助手席対向部位に配設されており、自動車が
衝突した際、衝突センサに検出された検出信号に基づい
て作動するようになっている。
【0016】また、上記エアバッグユニット3は、車体
部材としてのステアリング支持メンバ4の上方に設けら
れている。このステアリング支持メンバ4は、インスト
ルメントパネル1の内方において車幅方向へ延びてお
り、その両端部は図示しないヒンジピラーに連結されて
いる。そして、ステアリング支持メンバ4の中央部と図
示しないフロアトンネル部との間には、上下方向へ延び
る補強部材が設けられ、ほぼT字形のステアリング支持
構造が形成されている。
【0017】また、上記エアバッグユニット3の下面部
3bには取付部材としての取付ブラケット7・7が接合
されており、この取付ブラケット7には、図3に示すよ
うに、一枚の長方形状の例えば鉄板の一端を略L字状に
折り曲げることによって第一傾斜部7aが、また、第一
傾斜部7aの反対側端部付近を一辺を残して切り欠い
て、切り欠き部分を略L字状に折り曲げて第二傾斜部7
bが形成されている。そして、上記第一及び第二傾斜部
7a・7bは取付ブラケット7の上方からの荷重により
同一方向に移動するように傾斜しており、リンク的に変
形することによって、エアバッグユニット3の上方から
の荷重に対してエアバッグユニット3を下方移動可能と
なるようにしている。
【0018】そして、上記エアバッグユニット3とステ
アリング支持メンバ4とは、図2に示すように、エアバ
ッグユニット3に設けられた取付部材としての取付ブラ
ケット7・7の第一及び第二傾斜部7a・7bを、ステ
アリング支持メンバ4に設けられた取付部材としての支
持ブラケット5・5の取付部5a・5aと合わせて、ボ
ルト6…を支持ブラケット5・5の下方側から取付ブラ
ケット7・7の上方へ向かって挿通させることで、取付
ブラケット7・7と支持ブラケット5・5を介して締結
固定されるようになっている。尚、上記ボルト6…は、
上記締結固定する際、ボルト6…の上端部6aが所定高
さだけ突出するように設けられている。これは、エアバ
ッグユニット3が下方に移動したときに、エアバッグユ
ニット3の移動を下方移動範囲内で停止させ、エアバッ
グユニット3を水平に保ち、エアバッグ本体が適正な位
置で膨張展開するように規制する移動規制部材としての
働きをさせるためである。
【0019】さらに、上記エアバッグユニット3は、板
金性のケーシング3c内に、折り畳まれた状態の図示し
ないエアバッグ本体及びガス発生器等を備えており、上
記エアバッグユニット3の前面部3aには、図1に示す
ように、インストルメントパネル1の延長部であるリッ
ド2が設けられている。そして、このリッド2は、エア
バッグユニット3のケーシング3c上面部に、例えば板
金で形成された取付部材8で接続される一方、エアバッ
グユニット3の下面部3bに、例えば樹脂からなる板状
の取付部材9によって接続されている。
【0020】次に、このエアバッグユニット3の作動シ
ステムについて以下に説明する。先ず、自動車の衝突時
には、この衝突が衝突センサで検出され、この検出信号
に基づいて着火手段としてのイグナイタが発火し、ガス
発生器に内蔵された化学物質に着火する。この時、この
化学物質から発生するガスがエアバッグ本体内に導入さ
れると、リッド2の裏面2bがエアバッグ本体の膨張展
開により押されることによって、リッド2とエアバッグ
ユニット3の下面部3bを接合している上記の樹脂から
なる板状の取付部材9が切断され、リッド2が上方に押
されると共に取付部材8が上向きに曲がり、エアバッグ
ユニット3の開口部3aが開放状態となり、エアバッグ
本体が助手席側へさらに膨張展開する。
【0021】このようにして、このエアバッグ本体を膨
張展開することによって、衝突時に前方へ移動しようと
する乗員の頭部及び胸部が保護される。但し、上記衝突
センサに検出されないような軽い衝突等の場合、エアバ
ッグユニット3は作動しないようになっている。
【0022】一般に、上記のようにエアバッグユニット
3が作動しないような軽い衝突が生じた場合、乗員は前
のめりになって、インストルメントパネル1に衝突する
可能性がある。このような場合、インストルメントパネ
ル1におけるエアバッグユニット3のリッド2の表面2
aに頭部等を当接する場合が多い。これは、エアバッグ
ユニット3が作動してエアバッグ本体が膨張展開するこ
とで乗員を保護するため、乗員の座席の前部にリッド2
が設けられているためである。また、インストルメント
パネル1及びリッド2は、乗員の当接を考慮してある程
度の変形が許容し得る設計がなされている。例えば、上
方からの荷重によってある程度へこむようになってい
る。これは、乗員がインストルメントパネル1或いはリ
ッド2に当接した場合の衝撃を吸収し、乗員の安全を確
保するためのものであり、へこむ場合においても、設計
上、ある程度のへこみ、例えば100mm以上のへこみ
が生じると割れるようになっている。また、エアバッグ
ユニット3が作動しないような軽い衝突等の場合であっ
ても、インストルメントパネル1等が100mm近くへ
こむような衝撃が生じる可能性があり、こういった場合
においても、前述のようにインストルメントパネル1等
がへこむことによって衝撃を吸収することができるが、
中には、インストルメントパネル1等が割れる可能性も
あるので、こういった場合の乗員の安全性をさらに向上
させる必要がある。
【0023】そこで、本発明によれば、自動車が衝突し
た際、衝突センサに検出されず、エアバッグユニット3
が作動しない程度の軽い衝突で、衝撃によって乗員が前
のめりになり、頭部及び胸部をインストルメントパネル
1或いはリッド2に衝突した場合、乗員の頭部のリッド
2等への当接によってリッド2がインストルメントパネ
ル1内部に押されるように変形し、そして、このリッド
2の変形に伴って、エアバッグユニット3が取付ブラケ
ット7・7の第一及び第二傾斜部7a・7bの下方への
傾倒によって矢印A方向に移動するようになり、リッド
2に加わった荷重、つまり衝突により生じる頭部等への
衝撃は吸収されるので、乗員が受ける衝撃等が軽くて済
み、リッド2の過度のへこみを押さえ割れるのを防ぐこ
とができる。
【0024】従って、自動車が衝突した際、衝突センサ
によって衝突が検出された場合、つまり、エアバッグユ
ニット3が作動する場合においては、エアバッグ本体が
膨張展開することによって乗員を保護し、衝突センサに
よって衝突が検出されない程度の軽い衝突の場合、つま
り、エアバッグユニット3が作動しない場合において
は、リッド2にかかる乗員への衝撃がリッド2を介して
エアバッグユニット3の取付ブラケット7・7によって
吸収され、乗員のリッド3への衝突による負傷を軽減さ
せることができる。それ故、エアバッグユニット3の作
動・不作動に関わらず乗員の安全を確保することがで
き、安全性の向上を図ることができる。また、衝撃吸収
をエアバッグユニット3の取付ブラケット7・7によっ
て行っているので、別に衝撃吸収装置等を設ける必要が
なくエアバッグユニット3近傍の構造を簡素なものとす
るこができ、製作費を安価なものとすることができる。
【0025】また、エアバッグユニット3が作動すると
き、ステアリング支持メンバ4に設けられた支持ブラケ
ット5・5と取付ブラケット7・7とを締結固定するボ
ルト6の上端部6aがエアバッグユニット3の下方移動
を規制することによって、エアバッグユニット3を水平
に保ちエアバッグ本体を適正な位置で膨張展開させるこ
とができる。さらに、上記ボルト6…の上端部6a…
は、エアバッグ本体が膨張展開する際に生じる矢印A方
向への反力によってエアバッグユニット3がインストル
メントパネル1内部にさらに移動しないように規制する
ことができるので、エアバッグユニット3作動時にケー
シング3cが斜前下方に移動することによるエアバッグ
本体の膨張展開の作動力の減衰を軽減させることができ
る。従って、エアバッグユニット3の取付部材のひとつ
であるボルト6の上端部6aが移動規制部材として作用
することができるので、移動規制部材を別に設ける必要
がなく、エアバッグユニット3付近の構造を簡素化する
と共に、省スペース化を図ることができ、製作費をより
安価なものとすることができる。
【0026】尚、本実施例では、乗員の頭部等がリッド
2に衝突する原因として、衝突センサに検出されないよ
うな軽い衝突としているが、これに限定するものでな
く、例えば自動車が急停車した場合にいても乗員の頭部
等がリッド2に衝突する場合もあり、こういった場合に
おいても本実施例と同様な効果を得ることができる。
【0027】
【発明の効果】請求項1の自動車のエアバッグ取付構造
は、以上のように、上記エアバッグユニットが、上記イ
ンストルメントパネル内方において車幅方向に延びてい
る上記車体部材としてのステアリング支持メンバの上方
に設けられており、上記エアバッグユニットの下面部に
接合された上記取付ブラケットが、上記インストルメン
トパネル上方からの荷重に対して下方移動可能に同方向
に傾斜した複数の傾斜部を有するとともに、上記エアバ
ッグユニットを水平に保ち、かつ下方移動を規制する移
動規制部材が、該エアバッグユニットと上記ステアリン
グ支持メンバとの間に位置する上記取付ブラケットに設
けられており、上記移動規制部材は、エアバッグユニッ
トが下方に移動したときに、該エアバッグユニットの下
面と当接して、エアバッグユニットの移動を下方移動範
囲内で停止させるものであることを特徴とする構成であ
る。
【0028】それゆえ、インストルメントパネルの上方
からの荷重に対して、取付ブラケットが下方に移動しエ
アバッグユニットを下方に移動させることによって荷重
を吸収させることができるので、例えば乗員の頭部等が
衝突等によってインストルメントパネル等に衝突しても
この衝撃を吸収させることができ、より安全性を向上さ
せることが可能となり、また、上記取付ブラケットがイ
ンストルメントパネルへの衝撃を吸収する衝撃吸収機能
を有しているので、衝撃吸収装置等を別に設ける必要が
なくエアバッグユニット近傍の構造を簡素なものとする
ことができ、製作費をより安価なものとすることができ
るという効果を奏する。
【0029】
【0030】また、エアバッグユニット作動時におい
て、エアバッグ本体の膨張展開によるエアバッグユニッ
トの下方へ移動を規制することによって、エアバッグ本
体の膨張展開を所定位置から行うことができ、エアバッ
グ本体の膨張展開の作動力の減衰を軽減させることがで
きるので、より的確にエアバッグユニットを作動させる
ことができるという効果を奏する。
【0031】請求項の自動車のエアバッグ取付構造
は、以上のように、移動規制部材が、エアバッグユニッ
トの下面に設けられた上記取付ブラケットを上記車体部
材を介して車体部材に設けられた支持ブラケットととも
締めする上向きボルトであることを特徴とする構成であ
る。
【0032】それゆえ、エアバッグユニットの移動規制
部材を車体部材にとも締めする上向きボルトによって代
用されているので、エアバッグユニット近傍の省スペー
ス化を図ることができ、さらに、上記移動規制部材を別
に設ける必要がないので製作費をより安価なものとする
ことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における自動車のエアバッグ
取付構造を示す概略断面構成図である。
【図2】図1におけるエアバッグユニットのステアリン
グ支持メンバへの取付説明図である。
【図3】図2のエアバッグユニットの取付ブラケットの
斜視図である。
【図4】従来の自動車のエアバッグ取付構造を示す概略
断面構成図である。
【符号の説明】
1 インストルメントパネル 3 エアバッグユニット 4 ステアリング支持メンバ(車体部材) 5 支持ブラケット 7 取付ブラケット 7a 第一傾斜部(傾斜部) 7b 第二傾斜部(傾斜部)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エアバッグユニットが、インストルメント
    パネル内方に配されると共に、取付ブラケットによって
    車体部材に固定されている自動車のエアバッグ取付構造
    において、上記エアバッグユニットが、上記インストルメントパネ
    ル内方において車幅方向に延びている上記車体部材とし
    てのステアリング支持メンバの上方に設けられており、 上記エアバッグユニットの下面部に接合された 上記取付
    ブラケットが、上記インストルメントパネル上方からの
    荷重に対して下方移動可能に同方向に傾斜した複数の傾
    斜部を有するとともに、 上記エアバッグユニットを水平に保ち、かつ上記の下方
    移動を規制する移動規制部材が、該エアバッグユニット
    と上記ステアリング支持メンバとの間に位置する上記取
    付ブラケットに設けられており、 上記移動規制部材は、エアバッグユニットが下方に移動
    したときに、該エアバッグユニットの下面と当接して、
    エアバッグユニットの移動を下方移動範囲内で停止させ
    るものである ことを特徴とする自動車のエアバッグ取付
    構造。
  2. 【請求項2】上記移動規制部材が、エアバッグユニット
    の下面に設けられた上記取付ブラケットを上記車体部材
    を介して車体部材に設けられた支持ブラケットととも締
    めする上向きボルトであることを特徴とする請求項1記
    載の自動車のエアバッグ取付構造。
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