JP2939467B1 - ナス科植物の生育促進効果及び青枯病防除効果を示す細菌並びに栽培方法 - Google Patents

ナス科植物の生育促進効果及び青枯病防除効果を示す細菌並びに栽培方法

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Abstract

【要約】 【課題】トウガラシ・ピーマン等のナス科植物の生育を
促進し、青枯病の発生を抑制する性質を有する微生物を
提供する。 【解決手段】ナス科植物の生育を促進し、青枯病の発生
を抑制する性質を有するシュードモナス属(Pseudomona
s sp.)に属する細菌であって、好ましくはシュードモ
ナス属(Pseudomonas sp.)KP9667菌株、シュー
ドモナス属(Pseudomonas sp.)KP9668菌株、シ
ュードモナス属(Pseudomonas sp.)KP9669菌
株、及びシュードモナス属(Pseudomonas sp.)KP9
674菌株である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トウガラシ・ピー
マン等のナス科植物の栽培において、好適に利用されう
る細菌、及び細菌を利用した栽培方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】トウガラシ及びこれと同種であるピーマ
ンの栽培においては、育成された苗をハウス圃場に定植
する半促成栽培が盛んである。半促成栽培をすると早い
時期に有利な価格で出荷することができるが、冬季の低
温条件下で育苗をしなければならず、そのため育苗期間
に3か月以上を要する。さらに、定植時期も早春の低温
期(3〜4月頃)であるため、定植後の初期生育も遅
い。その結果、栽培期間が長くなり、効率が悪い。ま
た、夏季には青枯病が発生しやすい。青枯病は、病原性
細菌シュードモナス・ソラナセアラム(Pseudomonas so
lanacearum)によって発生するナス科植物に共通の土壌
病害である。青枯病が発生すると、多くの個体が枯死し
収穫不能になるため、農家は深刻な被害を受けることに
なる。したがって、効率性、安定性の高い栽培をするた
めには、トウガラシ・ピーマンの生育を促進する技術、
及び青枯病を防除する技術が必要である。
【0003】生育促進技術及び土壌病害防除技術に関し
ては、様々な作物について多くの研究がなされている。
例えば、生育促進効果を示す微生物又は土壌病害防除効
果を示す微生物を利用した栽培技術がある。生育促進効
果を示す微生物には、植物共生菌類であるVA菌根菌や
シュードモナス属細菌等の植物生育促進根圏細菌(PG
PR)がある。VA菌根菌は、地力増進法による政令指
定土壌改良資材として既に市販されている。一方、土壌
病害防除効果を示す微生物も数多く開発されており、青
枯病の発生を抑制する微生物については、特開平9−4
0515号及び特開平9−194316号に開示されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、生育促進効果
を示す微生物及び土壌病害防除効果を示す微生物はそれ
ぞれ単独では開発されているが、両方の効果を示す微生
物はトウガラシ・ピーマンのみならず他の作物について
も開発されていない。したがって、生育促進と土壌病害
防除との両方の効果を得るためには、農家は各々につい
ての資材を用意しなければならず、多大な出費を強いら
れることになる。
【0005】それ故、本発明の目的は、トウガラシ・ピ
ーマン等のナス科植物の生育を促進し、青枯病の発生を
抑制する性質を有する微生物を提供することにある。さ
らに、本発明はこの微生物を利用した栽培方法を提供す
ることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明者らは、数種の作物の根から多数の細菌菌株
を分離し、それらの中から、まず実験室レベルでトウガ
ラシについて生育促進効果を示す菌株を選抜した。そし
て、選抜された菌株について、温室レベルで生育促進効
果を示すかどうかを試験し、続いて青枯病防除効果を示
すかどうかを試験した。その結果、本発明者らは、トウ
ガラシ・ピーマン等のナス科植物の生育を促進し、青枯
病の発生を抑制する性質を有する細菌を4菌株得た。
【0007】その細菌とは、シュードモナス属(Pseudo
monas sp.)KP9667菌株、シュードモナス属(Pse
udomonas sp.)KP9668菌株、シュードモナス属
(Pseudomonas sp.)KP9669菌株、及びシュード
モナス属(Pseudomonas sp.)KP9674菌株であ
る。
【0008】本発明の細菌は、ナス科植物に青枯病を発
生させるシュードモナス・ソラナセアラム(Pseudomona
s solanacearum)に対して発病抑制作用を示す。したが
って、本発明の細菌はナス科植物の栽培に好適に利用さ
れうる。つまり、これらの細菌を培養して作物の種子に
接種し、その種子を播種して栽培すると、生育に伴って
細菌が根面で増殖するため、青枯病の発生を抑制するこ
とができる。また、本発明の細菌は生育を促進する効果
も示す。よって、本発明の細菌を有効成分とする資材
は、生育促進剤と青枯病防除剤との両方を兼ねる。
【0009】本発明の細菌を培養するには、例えば、ビ
ー・ビー・エル(BBL)(株)社製の液体培地(商品名
「トリプチケース・ソイ液体培地」)を用いて、30℃
で24時間振とう培養する。作物種子に接種するには、
細菌を培養後、遠心分離機で沈殿させた菌体を滅菌水と
懸濁して約109cfu/mlに調製し、この懸濁液に作物種
子を1時間浸漬すると良い。また本発明の細菌を作物種
子に接種せずに、根に接種したり、あるいは栽培土壌に
混入させても同様の効果が得られる。根に接種する場合
には、同様にして細菌濃度約109cfu/mlに調製された
懸濁液に、幼苗の根部を1時間浸漬すると良い。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。 <細菌菌株の分離>京都府内にあるトウガラシ、ナス又
はネギの栽培地の中から高い生産性を維持している所を
幾つか選び、それらの栽培地より特に生育旺盛な株を採
取した。採取した株の根を水中分画法により調製した
後、キングB寒天培地を用いて希釈平板法により30℃
で24時間培養した。そして、形成されたコロニーの中
から、UV照射されると蛍光を発するコロニーを分離し
た。その結果、トウガラシ、ナス及びネギからそれぞれ
188、196、200株、計584株の細菌菌株が分
離された。これらの細菌菌株はスキムミルク分散媒に懸
濁された後、凍結保存(−20℃)された。なお、キン
グB寒天培地の組成は下に記す通りである。 キングB寒天培地の組成(pH7.2に調製) プロテオースペプトンNo3(Difco(株)社の商品名) 20g リン酸水素二カリウム 1.5g 硫酸マグネシウム七水和物 1.5g グリセロール 10ml 寒天 15g 蒸留水 1000ml
【0011】<細菌菌株の選抜>分離された細菌菌株を
それぞれビー・ビー・エル(BBL)(株)社製の液体培
地(商品名「トリプチケース・ソイ液体培地」)を用い
て、30℃で24時間振とう培養した。そして、遠心分
離機により沈殿させて集めた菌体を、滅菌水と懸濁して
約109cfu/mlに調製した。その後、この菌株懸濁液
に、トウガラシ種子(品種「伏見甘長」、タキイ(株))
を1時間浸漬することによって、細菌菌株をトウガラシ
種子に接種した。なお、「トリプチケース・ソイ液体培
地」の組成は下に記す通りである。 「トリプチケース・ソイ液体培地」の組成 トリプチケース・ペプトン 17g ファイトン・ペプトン 3g 塩化ナトリウム 5g リン酸二カリウム 2.5g ブドウ糖 2.5g 蒸留水 1000ml
【0012】次に、細菌菌株を接種されたトウガラシ種
子を、バイアル瓶(ガラス製、内径35mm×高さ75m
m)に入れられたバーミキュライトに播種した。バーミ
キュライトは、瓶容量の1/3程度入れられており、ま
た養分として、市販の液体肥料(商品名「ハイポネック
ス」、ハイポネックスジャパン(株)製)の2000培希
釈液を10ml含んでいる。続けて、グロースチャンバー
内(25℃、16h明/8h暗)に入れ、14日間生育
させた後、茎葉重及び根重を測定し、細菌菌株を接種さ
れなかった対照と比較した。
【0013】その結果、茎葉重は同程度だが根重を有意
に増加させた細菌菌株(生育促進タイプ)や、根重は同
程度だが茎葉重を有意に減少させた細菌菌株(生育抑制
タイプ)などが認められた。この中から、特に根重の増
加程度が大きかったKP9667菌株、KP9668菌
株、KP9669菌株、及びKP9674菌株の計4菌
株を選抜した。
【0014】<細菌学的性質>選抜された4菌株は、好
気性、グラム陰性、短桿菌、極鞭毛あり、運動性あり、
グルコース酸化的分解性、カタラーゼ陽性、オキシター
ゼ陽性、蛍光性色素産生の性質を示すことからはシュー
ドモナス属(Pseudomonas sp.)に属する細菌と同定さ
れた。また、これらの細菌菌株は、後記する試験結果に
見られるように、トウガラシ・ピーマンの生育を促進す
る性質を有するとともに青枯病の発生を抑制する性質を
有するという既知の微生物にはない特徴をもつ新菌株で
ある。
【0015】<細菌菌株の寄託>シュードモナス属(Ps
eudomonas sp.)KP9667菌株、シュードモナス属
(Pseudomonas sp.)KP9668菌株、シュードモナ
ス属(Pseudomonas sp.)KP9669菌株、及びシュ
ードモナス属(Pseudomonas sp.)KP9674菌株
は、工業技術院生命工学工業技術研究所に寄託されてい
る。受託番号はそれぞれFERM P−16863、F
ERM P−16864、FERM P−16865、
FERM P−16866である。
【0016】
【実施例】実施例1:生育促進効果試験1 選抜された細菌菌株(以下、単に細菌菌株という。)を
それぞれ「トリプチケース・ソイ液体培地」を用いて、
30℃で24時間振とう培養した。そして、遠心分離機
により沈殿させて集めた細菌菌株を、滅菌水と懸濁して
約109cfu/mlに調製した。その後、この菌株懸濁液
に、70%エタノールで2分間表面殺菌したトウガラシ
種子(品種「伏見甘長」、タキイ(株))を1時間浸漬す
ることによって、細菌菌株をトウガラシ種子に接種し
た。次に、細菌菌株を接種されたトウガラシ種子を、ビ
ニールポット(直径7.5cm)に充填された市販の園芸
培土(商品名「プロソイル」、新東化学工業(株)製)
に播種した。そしてガラス温室内で1か月間生育させた
後、茎葉重及び根重を測定し、細菌菌株を接種されなか
った対照と比較した。
【0017】その結果を表1に示す。表1の値は、各試
験区についてトウガラシを20個体供試し、3反復した
ときの平均値である。
【表1】 ------------------------------ 試験区 茎葉重(g) 根重(g) ------------------------------ 対照 7.5 1.1 KP9667 9.1(121) 1.3(119) KP9668 9.2(123) 1.3(123) KP9669 9.2(123) 1.7(160) KP9674 7.6(102) 1.4(126) ------------------------------ 注)括弧内は対照を100としたときの指数
【0018】表1に見られるように、本発明の細菌菌株
はいずれも、茎葉重と根重の両方において対照より高い
値を示し、またt-検定(α=0.01)により有意差が認めら
れた。この試験結果より本発明の細菌菌株が、トウガラ
シ及びこれと同種のピーマンの生育を促進することが明
らかになった。とりわけ、シュードモナス属KP966
9菌株の根部に対する生育促進効果は著しく、この菌株
によると育苗期間を1か月間短縮することができること
がわかった。
【0019】実施例2:青枯病防除効果試験1 トウガラシ(品種「伏見甘長」、タキイ(株))及びピ
ーマン(品種「ベルホマレ」、(社)長野県原種センタ
ー)の種子を、予め「ハイポネックス」を施用した育苗
箱内のバーミキュライトに播種し、約3週間育苗した。
これらの幼苗の根を、実施例1において示したのと同じ
方法で調製した菌株懸濁液にそれぞれ1時間浸根するこ
とによって、本発明の細菌菌株を幼苗の根に接種した。
【0020】次に、これらの幼苗を、青枯病菌懸濁液を
3ml含んだ市販の園芸培土(商品名「プロソイル」、新
東化学工業(株)製)に植え付けた。なお青枯病菌懸濁
液は、青枯病菌のシュードモナス・ソラナセアラム(Ps
eudomonas solanacearum KP9547)を「トリプチ
ケース・ソイ液体培地」で30℃、48時間振とう培養
後、遠心分離機により沈殿させて集めた細菌菌株を、滅
菌水に懸濁することによって、約109cfu/mlの濃度に
調製されている。そして、これらの幼苗をガラス室内で
結実するまで生育させながら、青枯病の萎凋症状を示す
かどうかを観察し、本発明の細菌菌株を接種されなかっ
た対照と比較した。なお、できるだけ青枯病発病の好適
条件を得るため、細菌菌株を接種後に断根し、7〜9月
の高温期に試験した。
【0021】表2に、各試験区について20個体ずつ供
試し、3反復したときの青枯病発病率を示す。
【表2】
【0022】表2の結果に見られるように、本発明の細
菌菌株を接種した試験区ではいずれも、トウガラシとピ
ーマンの両方において青枯病発病率が対照より著しく低
く、t-検定(α=0.01)により有意差も認められた。した
がって、この試験結果より、本発明の細菌菌株が青枯病
の発生を抑制する性質を有することが明らかになった。
このうち、シュードモナス属KP9669菌株が最も高
い青枯病防除効果を示した。
【0023】実施例3:生育促進効果試験2 実施例1及び実施例2の試験において最も高い効果を示
したシュードモナス属KP9669菌株を用いて、本発
明の細菌菌株が圃場レベルで生育促進効果を示すかどう
かを試験した。
【0024】実施例1において示したのと同じ方法で、
KP9669菌株を接種し2か月間生育させたトウガラ
シ苗(品種「伏見甘長」、タキイ(株))を、4月上旬
にハウス圃場(灰色低地土)に定植し、慣行通りに栽培
した。定植してから約1か月後に収穫を開始した。収穫
開始から約1か月間に亘って、1個体当たりの収穫果数
及び1個体当たりの果実の重量(収量)を調査し、KP
9669菌株を接種されなかった対照と比較した。
【0025】その結果を表3と図1に示す。表3の値
は、各試験区についてトウガラシを30個体ずつ供試
し、3反復したときの平均値である。図1は、1個体当
たりの平均収量の推移を表す。
【表3】 ----------------------------- 試験区 果数(個) 収量(g) ----------------------------- 対照 39 414 KP9669 48(122) 542(131) ----------------------------- 注)括弧は対照を100としたときの指数
【0026】表3に見られるように、本発明のシュード
モナス属KP9669菌株を接種した試験区では、対照
に比べて収穫果数の値が約20%高く、収量の値が約3
0%高かった。また、図1に見られるように、1個体当
たりの平均収量は常に対照を上回っていた。これらの結
果から、本発明の細菌菌株は圃場レベルにおいても生育
促進効果を示すことが確認された。
【0027】実施例4:青枯病防除効果試験2 実施例1及び実施例2の試験において最も高い効果を示
したシュードモナス属KP9669菌株を用いて、ナス
(品種「千両2号」、タキイ(株))について青枯病防
除効果を示すかどうかを試験した。また、トウガラシ
(品種「伏見甘長」、タキイ(株))及びピーマン(品
種「ベルホマレ」、(社)長野県原種センター)につい
ても再度試験した。試験方法は、実施例2に示したのと
同様である。
【0028】結果を表4に示す。表4は、各試験区につ
いて30個体ずつ供試し、3反復したときの青枯病発病
率を表す。
【表4】
【0029】表4に見られるように、シュードモナス属
KP9669菌株を接種した試験区では、ナスについて
も青枯病発病率が対照に比べて著しく低かった。この結
果より、本発明の細菌菌株がトウガラシ・ピーマン以外
のナス科植物についても、青枯病の発生を抑制する性質
を有することが確認された。
【0030】
【発明の効果】本発明のシュードモナス属に属する細菌
は、トウガラシ・ピーマン等のナス科植物の生育を促進
し、青枯病の発生を抑制する性質を有する。そのため、
本発明の細菌をトウガラシ・ピーマンの栽培に利用する
と、生育を促進することができるとともに青枯病の発生
を抑制することができる。したがって、農家は効率性及
び安定性の高い栽培を低コストですることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】トウガラシ1個体当たりの平均収量の推移を表
す図である。

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シュードモナス属(Pseudomonas sp.)K
    P9667菌株である、ナス科植物の生育を促進し、青
    枯病の発生を抑制する性質を有する細菌。
  2. 【請求項2】シュードモナス属(Pseudomonas sp.)K
    P9668菌株である、ナス科植物の生育を促進し、青
    枯病の発生を抑制する性質を有する細菌。
  3. 【請求項3】シュードモナス属(Pseudomonas sp.)K
    P9669菌株である、ナス科植物の生育を促進し、青
    枯病の発生を抑制する性質を有する細菌。
  4. 【請求項4】シュードモナス属(Pseudomonas sp.)K
    P9674菌株である、ナス科植物の生育を促進し、青
    枯病の発生を抑制する性質を有する細菌。
  5. 【請求項5】ナス科植物が、トウガラシ又はピーマンで
    ある請求項1〜4のいずれかに記載の細菌。
  6. 【請求項6】請求項1〜5のいずれかに記載の細菌をナ
    ス科植物の種子に接種し、その種子を生育させることを
    特徴とする栽培方法。
  7. 【請求項7】請求項1〜5のいずれかに記載の細菌をナ
    ス科植物の幼苗の根に接種し、その幼苗を生育させるこ
    とを特徴とする栽培方法。
  8. 【請求項8】ナス科植物が、トウガラシ又はピーマンで
    ある請求項6又は7に記載の栽培方法。
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