JP2938729B2 - 氷切削器 - Google Patents

氷切削器

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JP2938729B2
JP2938729B2 JP5240838A JP24083893A JP2938729B2 JP 2938729 B2 JP2938729 B2 JP 2938729B2 JP 5240838 A JP5240838 A JP 5240838A JP 24083893 A JP24083893 A JP 24083893A JP 2938729 B2 JP2938729 B2 JP 2938729B2
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光正 岩田
鈴木  勇二
隆次 坂口
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25CPRODUCING, WORKING OR HANDLING ICE
    • F25C5/00Working or handling ice
    • F25C5/02Apparatus for disintegrating, removing or harvesting ice
    • F25C5/04Apparatus for disintegrating, removing or harvesting ice without the use of saws
    • F25C5/12Ice-shaving machines

Landscapes

  • Crushing And Pulverization Processes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、冷凍庫等で作られた
氷塊を粗い氷片や微細氷片にする氷切削器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、氷切削器として図16に示すもの
が知られている。図16において、1は駆動モータMを
内蔵した本体で、この本体1の上面2には筒部3が一体
形成されており、この筒部3の上部には開口4が形成さ
れている。また、筒部3の周壁3aの下部には排出口5
が形成されている。
【0003】筒部3内の前記上面2には駆動モータMに
よって回転される回転板6が設けられており、回転板6
には氷塊を破砕する破砕刃6aが設けられている。
【0004】また、筒部3内には、氷塊を投入する投入
口7aと投入された氷塊を回転板6上に落下させる下部
開口7bを有する投入筒7が着脱自在に取り付けられて
おり、投入筒7の下部開口7bには切欠部8が形成され
ている。この投入筒7は、図示の位置と180度向きを
変えた位置の2位置に取り付け可能となっている。
【0005】この2位置により排出口5側に於ける回転
板6と投入筒7の下端縁7cとの距離L1,L2を変えるも
のであり、この距離L1,L2によって、排出口5から排
出される氷片の大きさが変わる。すなわち、図示の位置
に投入筒7を取付けて、回転板6と投入筒7の下端縁7
cとの距離をL1にすると、細かく破砕された微細氷片の
みが排出口5から排出され、氷かきができることとな
る。
【0006】逆に、切欠部8を鎖線で示す位置にして投
入筒7を取り付け、回転板6と投入筒7の下端縁7cと
の距離をL2にすると、粗く破砕された氷片が排出口5
から排出され、クラッシュアイスができることとなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな氷切削器にあっては、図16に示すように投入筒7
を取り付けて氷かきをつくると、回転板6を回転させて
いる際に、図17に示すように投入筒7の下部開口7b
に設けた切欠部8に破砕した氷片9が付着してくる。こ
の付着した氷片9のかたまりが大きくなると、他の破砕
された氷片がその付着部によって上へ跳ね上げられてし
まい、さらに、その付着した氷片9は破砕されないので
破砕効率が極端に低下してしまうという問題があった。
【0008】この発明は、上記問題点に鑑みて為された
もので、その目的とするところは、破砕効率を高めるこ
とのできる氷切削器を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、上
記目的を達成するため、駆動モータを内蔵した本体の上
面に設けられ上部が開口した筒体と、この筒体内であっ
て前記上面に前記駆動モータによって回転駆動される回
転板と、この回転板に取り付けた破砕刃と、前記回転板
から所定距離離間した上方であって前記筒体内に着脱可
能に配置される投入筒とを備え、この投入筒に投入され
る氷塊を前記破砕刃で破砕し、この破砕した氷を前記回
転板と投入筒の下端部との間に形成される間隙から排出
させる氷切削器であって、前記筒体に着脱可能に固定さ
、筒状の周壁を有するとともに上部に投入口が形成さ
れた調整部材を設け、前記投入筒の上部を前記調整部材
の周壁内に上下動可能に嵌入させ、前記投入筒の上部の
外周面または調整部材の周壁の内周面のどちらか一方
に、周方向に沿うとともに両端部で高さ位置が異なるよ
うに傾斜した案内溝を設け、 この案内溝に係合する突起
を他方に設けて前記投入筒を調整部材に保持させ、 前記
投入筒を調整部材に対して周方向に回動させることによ
り、投入筒を調整部材に対して上下動させて投入筒の下
端部と前記回転板との離間距離を調整することを特徴と
する。
【0010】また、請求項2の発明では、前記案内溝は
相対向した位置に一対設けられ、 前記突起は一対設けら
れて一対の案内溝に係合し、 前記一対の案内溝の間の位
置であって、前記調整部材または投入筒のどちらか一方
の周面に凹部を形成し、この凹部に前記案内溝に対応し
た傾斜部を形成し、 前記傾斜部に当接する第2突起を他
方に設けたことを特徴とする
【0011】
【作用】請求項1の発明では、調整手段が投入筒の下端
と前記回転板との離間距離を調整するので、氷かきやク
ラッシュアイスをつくるために、投入筒の下部に切欠を
設ける必要がなくなり、このため、切欠に破砕された氷
片が付着してしまう不具合は発生しない。また、調整部
材に投入筒が保持されているので調整部材を筒体から取
り外せば投入筒も筒体から取り外されることになり、投
入筒を調整部材に対して直接手によって周方向に回動さ
せることができ、この回動により、投入筒の下端部と回
転板との離間距離を調整することができる。このため、
筒体に孔を設け、この孔を介して操作部材により筒体内
にある投入筒を回転させる必要がない。すなわち、筒体
に孔を設ける必要がないことにより、切削した微細氷片
がその孔から飛び出してしまうことがなく、しかも、孔
を設けていないことにより見栄えのよいものとなる。ま
た、投入筒と調整部材との一方に設けられた溝および他
方に設けられた突起の係合によって投入筒の上下動を可
能とするとともに投入筒を調整部材に保持させることか
ら構造が簡単となる。しかも、その孔を介して投入筒を
上下動させる操作部材も不要となる。
【0012】
【0013】
【実施例】以下、この発明に係る氷切削器の実施例を図
面に基づいて説明する。
【0014】図1ないし図3において、11は駆動モー
タMを内蔵した本体で、この本体11には筒体12を着
脱自在に載置する載置部13が形成されている。筒体1
2の下部には底壁14が設けられており、底壁14の上
には、載置部13の上面13aから突出した駆動モータ
Mの駆動軸Maによって回転する回転板15が着脱可能
に取り付けられている。
【0015】筒体12は、図4ないし図6に示すよう
に、外筒部12Aに内筒部12Bが連続形成されてい
る。内筒部12Bは、傾斜部12aと、投入筒20の下
部が嵌合する嵌合部12bと(図5参照)、載置部13
の上面13aに対向する筒部12cとを有している。嵌合
部12bには、破砕された氷片を排出する排出路18
(図2,図3参照)が回転板15の接線方向に延びた状
態に連続形成されている。また、筒体12内には、操作
棒43を上下動可能に案内するガイド部37と、垂直方
向に延びたリブ36とが形成されている。
【0016】排出路18の先端部には、筒状の案内部1
9が一体形成されている。案内部19内には、内周面1
9aに沿って摺動回転される羽根19bが設置されてお
り、この羽根19bはダイヤル19cを回転させることに
より摺動回転して内周面19aに付着する氷片を掻き落
とすものである。
【0017】回転板15は、氷塊を破砕する破砕刃16
と氷塊をスライスするスライス刃17とが設けられてい
る。なお、回転板15は筒体12の嵌合部12b内に配
置される。
【0018】筒体12内には、投入筒20が配置されて
いる。投入筒20は、図7に示すように上から大径部2
1と傾斜部22と小径部23とからなり、大径部21
外周面には図8に示すように3つの溝(案内溝)24,
25,26が周方向に沿って形成されている。
【0019】溝24は、高さ位置が異なるとともに高い
位置から順に設けられた3つの水平部24a,24b,24
cと、これら水平部24a,24b,24cを結ぶ傾斜部24
dとを有し、水平部24a,24b,24cには、固定用の突
部24eが形成されている。27は図9に示すように垂
直方向に延びた案内凹部で、後述する突起31を溝24
へ案内するためのものである。他の溝25,26も同様
な構成となっており、また案内凹部27もそれぞれ設け
られていて、突起32,33を溝25,26へ案内するよ
うになっている。
【0020】投入筒20の大径部21の外周囲には、調
整部材30が着脱自在に嵌合されるようになっており、
調整部材30の周壁30aの下部内側には、図10に示
すように投入筒20の溝24,25,26に係合する突起
31,32,33が設けられている。投入筒20の大径部
21の案内凹部27,27,27に調整部材30の突起3
1〜33を入れて調整部材30を投入筒20に対して下
方に押圧させると、調整部材30は投入筒20の大径部
21に嵌合するとともに、調整部材30の突起31〜3
3が投入筒20の溝24〜26内に係合する。
【0021】そして、投入筒20は調整部材30に対し
て回転可能となり、投入筒20を調整部材30に対して
回転させて突起31を溝24の水平部24aに位置させ
ると、他の突起32,33が溝25,26の水平部25a,
26aに位置し、突起31を溝24の水平部24b,24c
に位置させると、他の突起32,33が溝25,26の水
平部25b,25c,26b,26cに位置するようになって
いる。また、投入筒20の回転により投入筒20は調整
部材30に対して上下動することになる。そして、突起
31〜33と溝24〜26とが調整部材30に対する投
入筒20の回転位置によって投入筒20の下端23aと
回転板15との離間距離Hを調整する調整手段が構成さ
れる。
【0022】各水平部24a〜24c,25a〜25c,26
a〜26cには突部24e〜26eが設けられているので、
突起31〜33を各水平部24a〜26aに位置させる
と、投入筒20は調整部材30に対して固定された状態
となる。すなわち、投入筒20は調整部材30に対して
上下方向に3つの高さ位置に固定可能となる。
【0023】調整部材30の下部にはフランジ35が形
成され、このフランジ35は調整部材30を図1に示す
ように筒体12にセットした際に、筒体12内に設けた
リブ36の上端に当接する。これにより、筒体12に対
して調整部材30の上下方向の設置位置が位置決めされ
る。また、フランジ35には、切欠部35aが形成さ
れ、この切欠部35a内にガイド部37を挿入して調整
部材を筒体12にセットするものである。38は氷塊の
投入口である。
【0024】また、図1において、40は操作蓋であ
り、この操作蓋40には下方に延びた操作突起41が設
けられている。この操作突起41は、筒体12に設けた
ガイド部材37に上下動に案内される操作棒43の上端
に当接している。
【0025】操作棒43はスプリングSによって上方へ
付勢されており、スプリングSに抗して操作棒43を押
し下げると操作スイッチ棒44を介して安全スイッチ4
5がオンされるようになっている。
【0026】次に、上記のように構成される氷切削器の
作用について説明する。
【0027】先ず、投入筒20の大径部21の外周囲に
調整部材30を嵌合させ、投入筒20の溝24,25,2
6に突起31,32,33を係合させる。そして、調整部
材30に対して投入筒20を回転させ、例えば、突起3
1〜33を溝24〜26の水平部24c〜26cに位置さ
せて投入筒20を調整部材30に対して固定させる。こ
の調整部材30を図1に示すように筒体12にセットす
る。このセットにより調整部材30のフランジ35が筒
体12のリブ36の上端に当接して調整部材30が筒体
12に対して上下方向に位置決めされる。
【0028】次に、調整部材30の投入口38から氷塊
(図示せず)を投入し、操作蓋40を図1に示すようにセ
ットする。そして、操作蓋40を押して安全スイッチ4
5をオンさせて図示しない電源スイッチを入れる。これ
により、駆動モータMが駆動されて回転板15が回転さ
れる。
【0029】回転板15の回転により、破砕刃16が投
入筒20内の氷塊に衝突していき、氷塊が次々に破砕さ
れて小さな破砕氷片となっていく。また、スライス刃1
7によって氷塊はスライスされて微細な氷片となってい
く。
【0030】破砕氷片および微細氷片は、回転板15の
回転による遠心力によって、投入筒20の下端23aと
回転板15との間に形成された間隙H1から筒体12の
排出口18を介して案内部19へ放出され、さらに案内
部19の下方に配置した容器(図示せず)へ破砕氷片およ
び微細氷片が蓄積されていく。
【0031】ところで、調整部材30の突起31〜33
を投入筒20の水平部24c〜26cに位置させているの
で、投入筒20は調整部材30に対して最下方に移動し
た状態となっている。このため、間隙H1は小さく、微
細な破砕氷片のみが間隙H1から案内部19へ放出さ
れ、氷かきができることとなる。
【0032】クラッシュアイスをつくる場合には、調整
部材30に対して投入筒20を回転させて調整部材30
の突起31〜33を投入筒20の水平部24a〜26aに
予め位置させておく。これにより、投入筒20は調整部
材30に対して最上方位置に移動した状態となる。
【0033】この調整部材30を図11に示すように筒
体12にセットすれば、投入筒20の下端23aと回転
板15との間隙がH2(H1<H2)となり、粒の粗い破
砕氷片がその間隙H2から放出され、クラッシュアイス
ができることとなる。
【0034】同様に、調整部材30の突起31〜33を
投入筒20の水平部24b〜26bに位置させておけば、
投入筒20の下端と回転板15との間隙がH3(H1<H
3<H2)となり、比較的細かいクラッシュアイスができ
る。
【0035】このように、投入筒20を調整部材30に
対して予め所定位置へ回転させておくことにより、調整
部材30に対する投入筒20を上下方向に移動させてお
くことができ、この上下方向の移動により投入筒20の
下端23aと回転板15との間隙Hが調整されることと
なる。このため、間隙Hを調整するのに従来のように凹
部を設ける必要がなく、このため、投入筒20の下端は
平坦状でよい。この結果、投入筒20の下端23aに破
砕された破砕氷片は付着しない。このため、従来のよう
に、破砕氷片の付着により破砕された氷片が上へ跳ね上
げられて破砕効率が低下してしまうことがなく、短時間
で氷かきをつくることができることとなる。
【0036】また、間隙Hの調整も、投入筒20を調整
部材30に対して回転させることにより行うようにした
ので、その調整手段である投入筒20に設けた溝24〜
26と調整部材30に設けた突起31〜33だけでよい
ので、その構成は至って簡単なものである。
【0037】さらに、投入筒20の下端23aと回転板
15との間隙Hを調整しても操作蓋40と調整部材30
の投入口38との隙間は一定であるので、間隔Hを小さ
くしても回転板15の回転によって投入した氷塊がその
隙間から飛び出してしまうことがない。また、投入筒2
0と調整部材30は間隙Hの調整の如何に拘らず常に一
体として使用するので、調整部材30が紛失してしまう
こともない。また、調整部材30に投入筒20が保持さ
れているので調整部材30を筒体12から取り外せば投
入筒20も筒体12から取り外されることになり、投入
筒20を調整部材30に対して直接手によって周方向に
回動させることができ、この回動により、投入筒20の
下端部と回転板15との離間距離を調整することができ
る。このため、筒体12に孔を設け、この孔を介して操
作部材により筒体12内にある投入筒20を回転させる
必要がない。すなわち、筒体12に孔を設ける必要がな
いことにより、切削した微細氷片がその孔から飛び出し
てしまうことがなく、しかも、孔を設けていないことに
より見栄えのよいものとなる。また、投入筒20に設け
られた溝24と調整部材30に設けられた突起31〜3
3の係合によって投入筒20の上下動を可能とするとと
もに投入筒20を調整部材30に保持させることから構
造が簡単となる。しかも、その孔を介して投入筒20を
上下動させる構造(操作部材)も不要となる。
【0038】上記実施例では、投入筒20に3つの溝2
4〜26を設けているが、2つの溝でもよく、安定性の
面を考慮すれば3つ以上の溝を設けるのが好ましい。ま
た、上記実施例では、間隙Hを3段階に切り換えられる
ようにしているが、これに限るものではなく、2段階で
あってもよく、また、無段階に調整できるようにしても
よい。
【0039】また、上記実施例では、溝24〜26を投
入筒20に設け、突起32を調整部材30に設けている
が、この逆であってもよい。
【0040】図12ないし図15は他の実施例を示した
もので、この実施例では、投入筒20に設けた溝24,
25を二つにして、調整部材30に対する投入筒20の
上下動のがたつきを防止できるようにしたものである。
【0041】図12ないし図15において、50,50
は投入筒20の大径部21に設けた一対の突起(第2突
起)で、この突起50,50は互いに相対向するととも
に溝24と溝25を結ぶ線と直交する方向に位置してい
る。また、投入筒20の傾斜部22の外側面22aには
回転防止用のリブ51が設けられている。
【0042】このリブ51は、投入筒20および調整部
材30を図11に示す状態に筒体12にセットしたと
き、筒体12のガイド部37の側面37a(図4参照)
に当接するように設定されている。
【0043】調整部材30の内周面には、一対の突起
(第1突起)31,32を結ぶ線と直交する方向に凹部
60,60が形成されており、この凹部60,60は調整
部材30の下端部まで達しており、溝24と同じ長さの
巾を有している。この凹部60,60の上端は、溝24
に対応した傾斜部61,61が形成され、また、溝24
の水平部24a,24cに対応して水平部61a,61cを有
している。これら傾斜部61,61および水平部61a,
61cには投入筒20の突起50が当接するものであ
る。
【0044】すなわち、投入筒20の大径部21に調整
部材30を嵌合させ、調整部材30の突起31,32を
溝24,25に係合させると、投入筒20の突起50,5
0が調整部材30の凹部60,60の傾斜部61,61に
当接する。
【0045】この突起50,50が傾斜部61,61に当
接することにより、投入筒20が上方へ移動することが
規制される。また、突起31,32が溝24,25に係合
することにより、溝24,25の下側により、投入筒2
0が下方へ移動することが規制される。これら規制によ
り、投入筒20の上下のがたつきが防止される。
【0046】すなわち、2つの溝24,25と凹部60,
60を形成するだけで投入筒20の上下のがたつきを防
止することができ、その構造は簡単なものとなり、安価
なものを提供することができる。
【0047】また、調整部材30に対して投入筒20を
回転させて突起31,32を水平部24c,25cに位置さ
せ、調整部材30のフランジ35の切欠部内に筒体12
のガイド部材37を入れて調整部材30および投入筒2
0を図11に示すようにセットすると、投入筒20に設
けたリブがガイド部材37の側面37aに当接するの
で、破砕された破砕氷片が投入筒20の内周面に衝突す
ることにより投入筒20が回転板15と同方向に回転し
てしまうことが防止される。
【0048】上記実施例では、突起50を投入筒20に
設け、凹部60,60を調整部材30に設けているが、
この逆であってもよい。
【0049】以上説明したように、この発明によれば、
筒体に着脱可能に固定される調整部材を設け、投入筒を
前記調整部材に回転可能に取り付け、前記調整部材に対
する投入筒の回転位置によって投入筒の下端部と回転板
との離間距離を調整する調整手段を設けたものであるか
ら、前記離間距離を調整するのに従来のように投入筒の
下部に凹部を設ける必要がなく、このため、投入筒の下
端は平坦状でよい。この結果、破砕された氷片が投入筒
の下部に付着することがない。このため、氷片の付着に
よって破砕された氷片が上へ跳ね上げられて破砕効率が
低下してしまうことがなく、短時間で氷かきをつくるこ
とができる。また、調整部材に投入筒が保持されている
ので調整部材を筒体から取り外せば投入筒も筒体から取
り外されることになり、投入筒を調整部材に対して直接
手によって周方向に回動させることができ、この回動に
より、投入筒の下端部と回転板との離間距離を調整する
ことができる。このため、筒体に孔を設け、この孔を介
して操作部材により筒体内にある投入筒を回転させる必
要がない。すなわち、筒体に孔を設ける必要がないこと
により、切削した微細氷片がその孔から飛び出してしま
うことがなく、しかも、孔を設けていないことにより見
栄えのよいものとなる。また、投入筒と調整部材との一
方に設けられた溝および他方に設けられた突起の係合に
よって投入筒の上下動を可能とするとともに投入筒を調
整部材に保持させることから構造が簡単となる。しか
も、その孔を介して投入筒を上下動させる操作部材も不
要となる。
【0050】また、この発明によれば、一対の第1突起
を一対の案内溝に係合させるとともに第2突起を傾斜部
に当接させるので、投入筒の調整部材に対する上下のが
たつきを簡単な構成で防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる氷切削器の構成を示した断面
図である。
【図2】投入筒を外した際の氷切削器を示した平面図で
ある。
【図3】筒体の水平断面を示した断面図である。
【図4】筒体の一部を示した拡大斜視図である。
【図5】筒体の垂直断面を示した断面図である。。
【図6】筒体に投入筒を配置した状態を示した断面図で
ある。
【図7】投入筒と調整部材を示した側面図である。
【図8】投入筒の平面を示した平面図である。
【図9】投入筒の一部を示した断面図である。
【図10】調整部材の平面を示した平面図である。
【図11】筒体に投入筒を配置した状態を示した断面図
である。
【図12】他の実施例の投入筒と調整部材を示した側面
図である。
【図13】投入筒の平面を示した平面図である。
【図14】調整部材の平面を示した平面図である。
【図15】調整部材の断面を示した断面図である
【図16】従来の氷切削器の構成を示した断面図であ
る。
【図17】従来の問題点を説明するための説明図であ
る。
【符号の説明】
11 本体 12 筒体 13 上面 15 回転板 16 破砕刃 20 投入筒 23a 下端 24〜26 溝 30 調整部材 31〜33 突起(第1突起) M 駆動モータ 50 突起(第2突起) 60 凹部 61 傾斜部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−327772(JP,A) 特開 平4−32678(JP,A) 実公 昭46−8143(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F25C 5/12 F25C 5/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動モータを内蔵した本体の上面に設けら
    れ上部が開口した筒体と、この筒体内であって前記上面
    に前記駆動モータによって回転駆動される回転板と、こ
    の回転板に取り付けた破砕刃と、前記回転板から所定距
    離離間した上方であって前記筒体内に着脱可能に配置さ
    れる投入筒とを備え、この投入筒に投入される氷塊を前
    記破砕刃で破砕し、この破砕した氷を前記回転板と投入
    筒の下端部との間に形成される間隙から排出させる氷切
    削器であって、 前記筒体に着脱可能に固定され、筒状の周壁を有すると
    ともに上部に投入口が形成された調整部材を設け、 前記投入筒の上部を前記調整部材の周壁内に上下動可能
    に嵌入させ、 前記投入筒の上部の外周面または調整部材の周壁の内周
    面のどちらか一方に、周方向に沿うとともに両端部で高
    さ位置が異なるように傾斜した案内溝を設け、 この案内溝に係合する突起を他方に設けて前記投入筒を
    調整部材に保持させ、 前記投入筒を調整部材に対して周方向に回動させること
    により、投入筒を調整部材に対して上下動させて投入筒
    の下端部と前記回転板との離間距離を調整する ことを特
    徴とする氷切削器。
  2. 【請求項2】前記案内溝は相対向した位置に一対設けら
    れ、 前記突起は一対設けられて一対の案内溝に係合し、 前記一対の案内溝の間の位置であって、前記調整部材ま
    たは投入筒のどちらか一方の周面に凹部を形成し、この
    凹部に前記案内溝に対応した傾斜部を形成し、 前記傾斜部に当接する第2突起を他方に設けたことを特
    徴とする請求項1の 氷切削器。
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