JP2582483B2 - アイスクラッシャ - Google Patents

アイスクラッシャ

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JP2582483B2
JP2582483B2 JP3128735A JP12873591A JP2582483B2 JP 2582483 B2 JP2582483 B2 JP 2582483B2 JP 3128735 A JP3128735 A JP 3128735A JP 12873591 A JP12873591 A JP 12873591A JP 2582483 B2 JP2582483 B2 JP 2582483B2
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ice
scraper
case
ice piece
discharge port
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敦之 高山
彰司 星野
隆次 坂口
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25CPRODUCING, WORKING OR HANDLING ICE
    • F25C5/00Working or handling ice
    • F25C5/02Apparatus for disintegrating, removing or harvesting ice
    • F25C5/04Apparatus for disintegrating, removing or harvesting ice without the use of saws
    • F25C5/046Ice-crusher machines

Landscapes

  • Disintegrating Or Milling (AREA)
  • Food-Manufacturing Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は冷凍庫などでつくられた
氷塊を砕いて小さい氷片にする電動式のアイスクラッシ
ャに関する。
【0002】
【従来の技術】電動式のアイスクラッシャとして、ケー
スの内部に入れた氷塊をケースの内部で回転する破砕体
により破砕して氷片とし、この氷片をケースに接続した
通路から放出する形式のものが提案されている。
【0003】すなわち、このアイスクラッシャは、上部
が開放されたケースと、このケースの内部に配置されモ
ータの動力により回転されるに破砕体と、前記ケースの
外部に配置され一端が前記ケースにつながれた氷片取り
出し通路体と、下端が開口され氷片取り出し通路体の他
端につなげられた氷片排出口体を備えたものである。そ
して、このアイスクラッシャでは、氷塊をケースの上開
放部からケース内部にすると、回転軸によって回転され
る破砕体で砕かれて氷片となり、この氷片が回転する破
砕体によりケースの開口から氷片取り出し通路体に勢い
良く取り出される。さらに、氷片取り出し通路体に取り
出された氷片は氷片排出口体内に勢い良く入り込んで内
面に衝突し跳ね返って速度が減衰されて開口から排出さ
れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来の構
成のアイスクラッシャでは、氷片取出し通路体から勢い
良く放出された氷片が氷片排出口体内面に衝突して付着
して成長することがある。この場合は、付着して成長下
氷片が氷片排出口体での氷片を跳ね返し飛散させる減衰
作用を低下させるだけでなく、氷片排出口体での氷片の
排出を阻害することになる。
【0005】本発明は前記事情に基づいてなされたもの
で、氷片排出口体の内面に付着した氷片を簡単な構成で
確実に取り除くことができるアイスクラッシャを提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明のアイスクラッシャは、ケースと、このケース
の内部に配置されモータの動力により回転されて前記ケ
ース内に入れられた氷塊を破砕して氷片とする破砕体
と、前記ケースの外部に配置され前記ケースにつなげら
れて前記氷片取り出す氷片取り出し通路体と、下端が開
口され前記氷片取り出し通路体につなげられて前記氷片
取り出し通路体を通ってきた前記氷片を排出する氷片排
出口体とを備えたアイスクラッシャにおいて、前記排出
口体には、その内面を摺接する移動可能なスクレーパ
と、このスクレーパを前記氷片排出口体の外部で移動さ
せるつまみとが設けられていることを特徴とするもので
ある。
【0007】また、スクレーパには一方向に向けて付勢
力が加えられ、所定位置で停止してる。
【0008】また、スクレーパは氷片排出口体の円周方
向に回動するものであり、回動方向に対して交差する側
縁が上端から下端に行くに従い回転方向前側から後側に
向けて傾斜している。
【0009】
【作用】すなわち、本発明のアイスクラッシャでは、氷
片排出口体において操作者が手でつまみ持ってスクレー
パを移動すると、スクレーパが氷片排出口体の内面を摺
接して、氷片排出口体の内面に付着した氷片を掻き落
す。このため、氷片排出口体の内面に氷片が付着成長す
ることを防止して氷片の良好な排出を保持できる。
【0010】また、スクレーパに対して一方向に向く付
勢力を加えており、操作者がつまみから手を放すとスク
レーパが自動的に停止位置に復帰して、スクレーパの操
作が便利であるとともに、スクレーパが停止位置に向け
て急速に移動することおよびスクレーパが停止位置に衝
撃をもって停止することにより、スクレーパが氷片排出
口体の内面に付着している氷片を取り除くことができ
る。これによってつまみによるスクレーパの移動によっ
て万一掻き取ることができなかった氷片排出口体の内面
の氷片を取り除いて、氷片の取り除きを確実なものとす
ることができる。
【0011】また、スクレーパはケースの円周方向に回
動するものであり、この回動方向に対して交差するスク
レーパの側縁は、上端から下端に行くに従い回転方向前
側から後側に向けて傾斜しているので、氷片排出口体の
内面に付着した氷片を下側に向かわせて氷片の取り除き
を確実なものとすることができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明のアイスクラッシャの一実施例
について図1ないし図18を参照して説明する。
【0013】図1、図2および図8はアイスクラッシャ
の全体を示しており、図1は本体、2は円筒ケース、3
は投入ケース、4は蓋、5は氷片取出し通路体、6は氷
片排出口体である。
【0014】図1および図2に示すように本体1の内部
には電動機7が垂直に設けられ、その電動機軸8が上部
から突出しており、この電動機軸8には回転軸10が連
結されている。回転軸10は本体1の上面部の中央部に
形成された孔9に位置している。回転軸10には破砕体
30の円盤31を固定するために例えばばね性を有する
一対の楔部材10aを有している。本体1の内部には電
動機7の駆動回路に組み込まれた開閉スイッチ11が支
持部材12に支持されて設けられている。この開閉スイ
ッチ11は常時開放され、操作子を押圧することにより
閉じるものであり、操作子が上部に設けられている。本
体1の内部には上下方向に沿う筒形をなす作動棒支持部
14が形成され、この作動棒支持部14には作動棒13
が上下方向に移動自在に設けられている。この作動棒1
3は支持部材12に支持された圧縮コイルばね15によ
り支えられ上方への弾性力が加えられて押し上げられ、
図1および図8に示すように上端が本体1の上端に形成
される作動棒支持部14に開口から上方に突出してい
る。作動棒13は開閉スイッチ11を開閉操作する操作
部13aを有し、常時は操作部13aが開閉スイッチ1
1の操作子から離間しており、圧縮コイルばね15のば
ね力に抗して下降することにより操作部13aが開閉ス
イッチ11の操作子を押圧して開閉スイッチ11を閉じ
るものである。本体1の上端部の上面には作動棒支持部
14の周囲を囲んで突条部14aが形成されている。
【0015】図1、図2および図14に示すように本体
1の上面部の周縁部には円筒ケース2を着脱可能に取り
付けるバヨネット構造をなす部分が形成されている。す
なわち、本体1の上端部の周縁部には円周方向に沿う一
対の切欠部16が対向して形成されている。各切欠部1
6の互いに反対側となる端部には切欠部16の上面部を
覆う抜け止め片17が形成され、この端部の周面には突
起18が形成されている。
【0016】図1、図2、図8、図10ないし図12お
よび図17に示すように円筒ケース2は外筒部19と、
この外筒部19の内側に同心的に配置された外筒部19
より直径が小さい内筒部20とを有するものである、外
筒部19は上下両端が開放され、内筒部20は上端が開
放されてテーパ部21を介して外筒部19に一体に連結
されている。内筒部20の下端部には孔22が形成さ
れ、下端部の下部に円周方向に沿って形成された筒壁部
20aには本体ケース1の上端部に形成したバヨネット
部に着脱可能に掛止する部分が形成されている。すなわ
ち、筒壁部20aの下部には一対の爪23が対向して形
成されている。各爪23は筒壁部20aの周壁に形成さ
れた部分と、この部分に直角に形成された爪部とからな
るものである。爪部は本体ケース1の切欠部16および
抜け止め片17に組み合わさるもので、突起18と掛止
する凹部23aが形成されれいる。テーパ部21の上側
に位置する外筒部19の内部には円周方向の複数箇所に
投入ケース3を支えるリブ24が形成されている。
【0017】また、内筒部20を囲む外筒部19の周壁
部には本体1の作動棒支持部13の真上に位置した箇所
に上下方向に沿って両端開放に筒形をなす作動棒支持部
25が形成されている。この作動棒支持部25の内部に
は作動棒26が上下移動自在に挿通して設けられ、この
作動棒26は作動棒支持部25に形成された支持部27
に支持された圧縮コイルばね28に支えられて上方へ向
けた弾性力が加えられて押し上げられている。このた
め、作動棒26の上端は作動棒支持部25の上端に位置
している。作動棒支持部25の上端は、円筒ケース2の
リブ24aの高さに投入ケース3のフランジ3aの厚み
を加えた高さよりもさらに上側に位置するなお、作動棒
支持部25の上端は蓋4の下端が作動棒26の上端を押
し下げられるように両側が切欠されている。
【0018】図1、図2、図8ないし図12に示すよう
に円筒ケース2の外筒部19の外部における前記作動棒
支持部25とは反対側に位置して、氷片取出し通路体5
が外筒部19の周壁部の接線方向に沿って設けられ、こ
の氷片取出し通路体5は円筒ケース2と一体に形成され
ている。すなわち、氷片取出し通路体5は断面が角形を
なすもので、両方の端部が開放されている。氷片取出し
通路体5の一端は円筒ケース2の外筒部19の周壁部を
貫通して内筒部20の周壁部に接続して外筒部19と一
体に形成されている。円筒ケース2の内筒部20の周壁
には氷片取出し通路体5と連通するために開口され、内
筒部20の底壁には氷片取出し通路体5を延長した溝2
0bが形成されている。なお、外筒部19の周壁から
は、氷片取出し通路体5を覆うようにして上板29aお
よびこの上板29aの両側に連続する側板29bが側方
に突出して形成されている。
【0019】氷片取出し通路体5の他端開口には垂直に
配置された氷片排出口体6が取り付けられている。氷片
排出口体6は図1、図2、図3、図7ないし図9に示す
ように円筒形をなすもので、上端が閉塞され、下端が氷
片排出口として開放されている。この氷片排出口体6の
内面の下端開口を除く部分は、上端から下端に向けて直
径(内径)が垂直な中心軸線を中心として順次拡大する
テーパ面6aが形成され,氷片排出口体6の内面の下端
開口は垂直な中心軸線に対して平行な直線面6bとなっ
ている。氷片排出口体6の周壁には開口6cが形成さ
れ、この開口6cに氷片取出し通路体5の他端開口が嵌
合固定されている。
【0020】なお、氷片排出口体6に形成した突片6d
と氷片取出し通路体にボルト37を通して氷片排出口体
6を固定している。
【0021】氷片排出口体5の内部には後述するように
スクレーパ51が垂直な中心軸線を中心として回転自在
に設けられ、氷片排出口体5の上端部の外部にはスクレ
ーパ51を回転させるつまみ52が設けられている。
【0022】一方、円筒ケース2の内部には内筒部20
の底部に破砕体30が配置される。この破砕体30は、
図1、図8、図9に示すように合成樹脂などからなる円
盤31と、この円盤31の上面にボルト33により取り
付けられた金属製の刃体32とで構成されている。円盤
31は下面に軸固定部31aが形成され、また着脱時に
手の指を挿入する孔31bが形成されている。円盤31
は水平に配置されて軸固定部31aが本体1に設けた回
転軸10の上端に固定される。この場合、軸固定部31
aに回転軸10の楔部材10aと掛け止めする部材31
cを設けておき、楔部材10aをばね性を利用してたわ
ませて部材31cを掛け止めする。円盤31を取り外す
場合にも楔部材10aをたわませて部材31cから外
す。刃体32は円盤31をの中心を挟んで直径方向に延
びるもので、一端には円盤31の外周縁に達して直径方
向に沿う長刃32aが形成され、他端には長刃32aに
比較して高さが低く且つ長刃32aより内周側に位置す
る短刃32bが円盤31の接線方向に沿って形成されて
いる。円盤31の下面の外周部には複数の羽39が放射
状に設けてある。
【0023】図1、図2、図8、図9、図15および図
16に示すように円筒ケース2の内部には上側から投入
ケース3が嵌合されて配置されている。投入ケース3に
おいて円筒ケース2の内筒部20の内部に嵌合する部分
は、外径が内筒部20の内径とほぼ同じ大きさであり、
内径が刃体32の短刃32bの回転直径より大きいもの
である。投入ケース3において円筒ケース2の内筒部2
0の内部に嵌合する部分より上側の部分は、上端に向か
うに従い直径が順次大きくなるテーパ部をとなってい
る。このテーパ部の上部の外周部にフランジ3aが形成
されている。このフランジ3aには円筒ケース2の作動
棒支持部25が嵌まり込む切欠部36が形成され、さら
にフランジ3aの上面にはリブ35が形成されている。
【0024】このフランジ3aは円筒ケース2の外筒部
19に内部に形成したリブ24の上端に突き当たり、投
入ケース3が下方へ落下することを阻止している。投入
ケース3の下端と破砕体30の刃体32の長刃32aと
の間に一定の大きさの間隔が形成される。なお、投入ケ
ース3の上端開口には、氷片投入口となる開口34aを
有するキャップ34が嵌合固定されている。
【0025】また、投入ケース3の下部において氷片取
出し通路体5にかかる部分は氷片の移動を阻害しないよ
うに切欠されている。
【0026】蓋4は図1,図2、図8および図16に示
すように円筒ケース2の上端開口に嵌合されて投入ケー
ス3およびキャップ34を上側から覆うものである。蓋
4は円筒ケース2の上端開口に嵌合された状態で、下端
縁が円筒ケース2の上端縁と投入ケース3の上端縁との
間に形成される間隙に挿入され投入ケース3のフランジ
3aのリブ35に当たって支持される。
【0027】ここで、円筒ケース2の上端縁と投入ケー
ス3の上端縁との間の間隙に円筒ケース2に設けた作動
棒支持部25の上端開口から突出する作動棒26の上端
が位置している。また、蓋4の下端縁の厚みは作動棒支
持部25の上端開口の厚みより小さい。このため、蓋4
は図1および図2に示すように円筒ケース2の上端開口
に嵌合すると、円筒ケース2の上端縁と投入ケース3の
上端縁との間に入り込んだ蓋4に下端縁の一部が、作動
棒支持部25の上端開口に位置する作動棒26の上端に
当たる。ここで、前述した円筒ケース2に設けた圧縮コ
イルばね28および本体1に設けた圧縮コイルばね15
のばね力は作動棒13、26および蓋4の荷重よりも大
きいために、作動棒支持部25の作動棒26が下降しな
い。このため、蓋4は円筒ケース2の上端開口に嵌合し
た状態では図1に示すように傾斜する。
【0028】なお、図中38は本体1の電動機7の回路
に接続される電源コードである。
【0029】次に氷片排出口体6にスクレーパ51およ
びつまみ52を設ける構成について図1、図4ないし図
7を参照して説明する。
【0030】氷片排出口体6は上端部の中央部に円形の
筒部53が形成され、上端部の上面(外面)には筒部5
3に接近して後述するねじりコイルばねの一端を支える
ばね押え部54が形成され、さらに上端面の下面(内
面)には後述するスクレーパ51に形成された長孔59
に挿入されるボス55が形成されている。スクレーパ5
1は円板部56と、この円板部56の縁部の対向する部
分から下側に向けてのびる一対のスクレーパ部57から
なる。円板部56は氷片排出口体6の上端部の内側に回
転自在に嵌り込むもので、中央部には円形の筒部58が
形成されており、この筒部58の内部の上部は円形の孔
に形成され、下部は上部の孔より小さい角孔58aとな
っている。円板部56には筒部58を中心として描かれ
る長孔59が形成されている。この長孔59はスクレー
パ51の回動範囲を規定するものである。スクレーパ部
57は所定の角度をもった扇子形をなし、その外周面が
氷片排出口体6の内周面に摺接するようになっている。
スクレーパ部57の回動方向に対して交差する側縁は、
上端から下端に行くに従い回転方向前側から後側に向け
て傾斜している。例えば、各スクレーパ部57は両側縁
部が上部から下部に掛けて中央部に向けて傾斜して幅が
順次せまくなっている。また、各スクレーパ部57の両
側の外周面の縁部57aは図6に示すように鋭角をなし
ている。
【0031】つまみ52は円形をなすもので、周縁部に
下向きに壁を形成した形状をなしている。つまみ52の
内部の中央には軸部60が下向きに垂直方向に沿って形
成され、この軸部60にはその下端で開口するねじ孔6
1が形成されている。軸部60は上部が断面円形となっ
ており、下部が断面角形部60aとなっている。また、
つまみ52の内部にはねじりコイルばねの他端を支える
ばね押え部62が形成されている。ねじりコイルばね6
3は氷片排出口体6の筒部53の外周側に配置されるも
のである。
【0032】次に氷片排出口体6、スクレーパ51およ
びつまみ52を組み立てる場合について図4ないし図6
を参照して説明する。氷片排出口体6に内部にスクレー
パ51が挿入され、スクレーパ部57の外周面が氷片排
出口体6の内周面に接触する。スクレーパ51の筒部5
8は氷片排出口体6の筒部53の内部に回転自在に挿入
される。スクレーパ51の長孔59に氷片排出口体6の
ボス55が挿入される。つまみ52は氷片排出口体6の
上端上に配置され、軸部60がスクレーパ51の筒部5
8に挿入され、この軸部60の断面角形部60aが筒部
58の角孔58aに組合される。これによりつまみ52
の回転によりスクレーパ51が一体に回転される。つま
み52の軸部60のねじ孔61にボルト64を螺合して
締め付けると、つまみ52とスクレーパ51が連結さ
れ、同時にスクレーパ51が氷片排出口体6に支持され
る。ねじりコイルばね63は氷片排出口体6の筒部53
の外周側に配置され、その一端が氷片排出口体6のばね
押さえ部54に掛止され、他端がつまみ52のばね押さ
え部62に掛止される。ねじりコイルばね63はつまみ
52に対して図4のZ方向にばね力を加えることにな
り、つまみ52とスクレーパ51がZ方向に回動され
る。ここで、スクレーパ51の長孔59の一端が氷片排
出口体6のボス55に当たってスクレーパ51が停止さ
れる。すなわち、スクレーパ51は常時この停止位置
(待機位置)し、且つねじりコイルばね63によりZ方
向へのばね力が与えられている。すなわち、スクレーパ
には待機位置において待機位置から離れる方向とは逆の
方向に向けた弾性力が加えられている。また、待機位置
はスクレーパ部57が氷片取り出し通路体5から放出さ
れる氷片が直接当たらない位置、具体的には氷片排出口
体6の開口6cに対面しない位置に設定する。
【0033】このように構成したアイスクラッシャの作
用について説明する。
【0034】実際に氷塊を破砕する場合には、本体1に
円筒ケース2にセットする。この場合、円筒ケース2を
本体1の上端部に載せ、爪23を本体1の切欠部16に
位置させる。そして、円筒ケース2を回動して爪23を
本体1の切欠部16に抜け止め片17の内側に移動させ
る。この時、爪23の凹部23aが切欠部16の突起1
8に掛合する。これにより円筒ケース2は本体1に水平
方向および上下方向に対して固定され外れることがな
い。この状態で、本体1の回転軸10が円筒ケース2の
内筒部の孔22に位置する。また、円筒ケース2の作動
棒支持部25に支持された作動棒26の下端が、本体1
の作動棒支持部14に支持された作動棒13の上端に突
き当る。
【0035】破砕体30を円筒ケース2の内筒部20に
配置し、円盤31の軸固定部31aを回転軸10に固定
する。さらに、投入ケース3を円筒ケース2の内部に嵌
合する。投入ケース3はフランジ3aが円筒ケース2の
リブ24の上端に突き当たり支持される。この場合、フ
ランジ3aの凹部37を円筒ケース2の作動棒支持部2
5に嵌合し、投入ケース3に位置決めおよび回り止めを
行う。
【0036】氷塊を投入ケース3のキャップ34に開口
34aから投入ケース3の内部に投入する。
【0037】その後、図1に示すように蓋4を円筒ケー
ス2の上端開口に嵌合する。この場合、蓋4の下端縁が
円筒ケース2の上端縁と投入ケース3の上端縁との間に
形成される間隙に挿入され投入ケース3のフランジ3a
のリブ35に当たって支持される。また、円筒ケース2
の上端縁と投入ケース3の上端縁との間に入り込んだ蓋
4に下端縁の一部が、作動棒支持部25の上端開口に位
置する作動棒26の上端に当たる。
【0038】そして、使用者が手で蓋4を上側から押さ
えて下側に向けて力を加える。そうすると図2に示すよ
うに蓋4は押されて下端縁が円筒ケース2の作動棒支持
部25に支持された作動棒26をコイルばね15、28
のばね力を抗して押し下げる。作動棒26が下側に向け
て移動すると、その下端が本体1の作動棒支持部14に
支持された作動棒13の上端を下側に向けて押す。作動
棒13が下側に向けて移動すると開閉スイッチ11の操
作子を押す。なお、作動棒26に下端が本体1の上端面
に形成された突条部14aに入り込む。これは電動機7
が駆動した時に、円筒ケース2が本体1に発生した振動
により回ることを防止する。
【0039】そうすると、開閉スイッチ11が閉じて電
動機7が駆動して回転軸10が回転され、回転軸10に
固定された破砕体30の円盤31が回転する。円盤31
とともに刃体32が回転して長刃32aおよび短刃32
bが投入ケース3の内部にある氷塊を破砕して氷片とす
る。氷片は円盤31の回転により投入ケース3の下端と
円盤31の上面との間の間隙から放出される。氷片の大
きさは投入ケース3の下端と円盤31の上面との間の間
隙の大きさにより決定される。放出された氷片は円盤3
1の下面に設けた羽39により円盤31とケ−ス2の内
筒部20の下端との間から氷片取り出し通路体5に送り
出され、あるいは円盤31から直接氷片取り出し通路体
5に送り出さる。
【0040】ここで、開閉スイッチ12を操作するため
に手で蓋4を押さえると、投入ケース3のフランジ3a
が蓋4の下端と円筒ケース2のリブ24とに挟持され、
投入ケース3が上下方向に移動しないように固定される
ので、投入ケース3の下端と円盤31の上面との間の間
隙の大きさが一定に保持され、得られる氷片の大きさを
一定に保持できる。
【0041】得られた氷片は氷片取出し通路体5を通り
氷片排出口体6に内面に当たって向を変え速度を減衰し
て下端開口から排出される。図8に示すように氷片排出
口体6の下端開口の下方に氷片受け皿64をおいて排出
される氷片を受ける。
【0042】氷片排出口体6の内面は下端を除く部分の
直径が下側に向けて大きくなるテーパ面6aとなってい
るので、氷片取出し通路体5を通ってきた氷片が当った
時に落下しやすく付着しにくい。また、氷片排出口体6
の内面の下端は垂直方向に沿って直線面6bをなすの
で、この下端開口から排出される氷片は広がりにくく氷
片受け皿64にスムーズに入りやすく氷片受け皿64の
外部に落ちることが少ない。
【0043】氷片の形成を継続して行っていると、氷片
排出口体6の内面に氷片が付着して成長する。そこで、
つまみ52によりスクレーパ51を回動して、氷片排出
口体6の内面に付着した氷片を取り除く。すなわち、使
用者が手でつまみ52をもってねじりコイルばね63を
締める方向すなわちばね力を蓄勢するY方向に回すと、
スクレーパ51が待機位置から離れて同じ方向に回る。
スクレーパ51の一対のスクレーパ部57は回動しなが
ら氷片排出口体6の内面に全周にわたり摺接して、氷片
排出口体6内面に付着している氷片を掻き取る。スクレ
ーパ51が長孔59の範囲を回動すると、長孔59の他
端が氷片排出口体6のボス55に当たって回動が規制さ
れる。そこで、つまみ52をもっていた手を離すと、ね
じりコイルばね62の締め付けが解除されてコイルばね
63が元の状態に戻るので、蓄勢されたコイルばね63
のばね力によりスクレーパ51が急激にZ方向に回動し
て待機位置に戻る。この場合、スクレーパ51が待機位
置に向けて急速に移動することおよびスクレーパ51が
待機位置に衝撃をもって停止することにより、スクレー
パ51が氷片排出口体6の内面に万一付着して残ってい
る氷片があれば、その氷片を取り除くことができる。こ
れによってつまみ52によるスクレーパ51の移動によ
ってかき取ることができなかった氷片氷片を取り除い
て、氷片の取り除きを確実なものとすることができる。
【0044】また、スクレーパ部57は両側縁部が上部
から下部に掛けて中央部に向けて傾斜して幅が順次せま
くなっているので、スクレーパ部57の両側縁部が氷片
排出口体6の内面に付着した氷片を下側に向かわせて氷
片の取り除きを確実なものとすることができる。また、
各スクレーパ部57の両側の外周面の縁部57aは図6
に示すように鋭角をなしているので、氷片排出口体6の
内面に付着している氷片の掻き取りを確実なものとする
ことができる。
【0045】なお、本発明は前述した実施例に限定され
ずに、種々変形して実施することができる。
【0046】例えば氷片排出口体に設けるスクレーパは
回動形式に限定されず、氷片排出口体の内面をその上下
方向に移動する卯形式のもので良い。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明のアイスクラ
ッシャによれば、排出口体にその内面を摺接する移動可
能なスクレーパと、このスクレーパを前記氷片排出口体
の外部で移動させるつまみとを設けているので、つまみ
によりスクレーパを移動して氷片排出口体の内面を摺接
して、氷片排出口体の内面に付着した氷片をかき取り、
氷片排出口体の内面に氷片が付着成長することを防止し
て氷片の良好な排出を保持できる。
【0048】また、スクレーパには一方向に向けて付勢
力を加え、所定の位置で停止させるようにしているで、
操作者が手を離すとスクレーパが自動的に停止位置に復
帰するため、スクレーパの操作が便利であるとともに、
スクレーパが停止位置に向けて急速に移動することおよ
びスクレーパが停止位置に衝撃をもって停止することに
より、つまみによるスクレーパの移動によってかき取る
ことができなかった氷片排出口体の内面の氷片を取り除
いて氷片の取り除きを確実なものとすることができる。
【0049】また、スクレーパはケースの円周方向に回
動するものであり、この回動方向に対して交差する側縁
がはケースの円周方向に回動するものであり、この回動
方向に対して交差するスクレーパの側縁は、上端から下
端に行くに従い回転方向前側から後側に向けて傾斜して
いるに対して傾斜しているので、氷片排出口体の内面に
付着した氷片を下側に向かわせて氷片の取り除きを確実
なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例において図9のAーBーCー
DーE線に沿うアイスクラッシャの断面図。
【図2】同じ実施例においてアイスクラッシャの一部を
破断して示す正面図。
【図3】同じ実施例において氷片排出口体、スクレーパ
およびつまみを示す分解斜視図。
【図4】同じ実施例において図1のFーF線に沿う断面
図。
【図5】同じ実施例において図1のGーG線に沿う断面
図。
【図6】同じ実施例において図1のHーH線に沿う断面
図。
【図7】同じ実施例において氷片排出口体、スクレーパ
およびつまみを示す断面図。
【図8】同じ実施例においてアイスクラッシャの全体を
示す分解斜視図。
【図9】同じ実施例において図IーI線に沿う断面図。
【図10】同じ実施例において円筒ケースを示す上面
図。
【図11】同じ実施例において円筒ケースを示す下面
図。
【図12】同じ実施例において円筒ケースを示す断面
図。
【図13】同じ実施例において本体を示す上面図。
【図14】同じ実施例において本体の上端部を拡大して
示す正面図。
【図15】同じ実施例において投入ケースを示す上面
図。
【図16】同じ実施例において蓋を示す上面図。
【図17】同じ実施例において円筒ケースを示す斜視
図。
【図18】同じ実施例のアイスクラッシャの使用状態を
示す図。
【符号の説明】
1…本体、2…円筒ケース、3…投入ケース、4…蓋、
5…氷片取出し通路体、6…氷片排出口体、30…破砕
体、51…スクレーパ、52…つまみ、63…ねじりコ
イルばね。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケースと、このケースの内部に配置され
    モータの動力により回転されて前記ケース内に入れられ
    た氷塊を破砕して氷片とする破砕体と、前記ケースの外
    部に配置され前記ケースにつなげられて前記氷片取り出
    す氷片取り出し通路体と、下端が開口され前記氷片取り
    出し通路体につなげられて前記氷片取り出し通路体を通
    ってきた前記氷片を排出する氷片排出口体とを備えたア
    イスクラッシャにおいて、前記排出口体には、その内面
    を摺接する移動可能なスクレーパと、このスクレーパを
    前記氷片排出口体の外部で移動させるつまみとが設けら
    れていることを特徴とするアイスクラッシャ。
  2. 【請求項2】 前記スクレーパは一方向に付勢力が加え
    られ、所定位置に停止している請求項1記載のアイスク
    ラッシャ。
  3. 【請求項3】 前記スクレーパは前記ケースの円周方向
    に回動するものであり、この回動方向に対して交差する
    前記スクレーパの側縁は、上端から下端に行くに従い回
    転方向前側から後側に向けて傾斜している請求項1また
    は請求項2記載のアイスクラッシャ。
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