JP2938478B2 - 弾性表面波フィルタ - Google Patents
弾性表面波フィルタInfo
- Publication number
- JP2938478B2 JP2938478B2 JP27740989A JP27740989A JP2938478B2 JP 2938478 B2 JP2938478 B2 JP 2938478B2 JP 27740989 A JP27740989 A JP 27740989A JP 27740989 A JP27740989 A JP 27740989A JP 2938478 B2 JP2938478 B2 JP 2938478B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- surface acoustic
- acoustic wave
- wave filter
- comb
- electrode
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Surface Acoustic Wave Elements And Circuit Networks Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、映像機器、通信機器等に用いられる弾性表
面波フィルタに関するものである。
面波フィルタに関するものである。
従来の技術 従来の弾性表面波フィルタは第２図に示すように圧電
基板１の上に２組の櫛形電極２を設けていた。通常、櫛
形電極２の一方は正規型電極と呼ばれる交叉長が一定の
もので、もう一方は重み付け電極と呼ばれる交叉長が櫛
形電極指によって異なるものである。圧電基板上の弾性
表面波の伝播速度をυ、弾性表面波の波長をλとして、
中心周波数ｆとの関係は、υ＝ｆ・λで表され、通常、
櫛形電極指の線幅は、λ/4あるいはλ/8のものが用いら
れ、重み付け電極でも中心付近では線幅と電極指間隔は
同じである。
基板１の上に２組の櫛形電極２を設けていた。通常、櫛
形電極２の一方は正規型電極と呼ばれる交叉長が一定の
もので、もう一方は重み付け電極と呼ばれる交叉長が櫛
形電極指によって異なるものである。圧電基板上の弾性
表面波の伝播速度をυ、弾性表面波の波長をλとして、
中心周波数ｆとの関係は、υ＝ｆ・λで表され、通常、
櫛形電極指の線幅は、λ/4あるいはλ/8のものが用いら
れ、重み付け電極でも中心付近では線幅と電極指間隔は
同じである。
発明が解決しようとする課題 近年、機器の高性能化に伴い、弾性表面波フィルタへ
の要望も、広帯域化、低リップル化、高選択度等高くな
ってきている。広帯域化、高選択度等のために櫛形電極
指の対数が多くなってくる一方、対数が多くなってくる
ことによって、櫛形電極内に弾性表面波が反射して閉じ
込められ、通過帯域内リップルが増大するという現象が
発生しやすくなってきている。
の要望も、広帯域化、低リップル化、高選択度等高くな
ってきている。広帯域化、高選択度等のために櫛形電極
指の対数が多くなってくる一方、対数が多くなってくる
ことによって、櫛形電極内に弾性表面波が反射して閉じ
込められ、通過帯域内リップルが増大するという現象が
発生しやすくなってきている。
本発明はこのような課題を解決するもので、広帯域、
高選択度でしかも、通過帯域内リップルの少ない弾性表
面波フィルタを影響することを目的とするものである。
高選択度でしかも、通過帯域内リップルの少ない弾性表
面波フィルタを影響することを目的とするものである。
課題を解決するための手段 この課題を解決するために本発明は、圧電基板上に櫛
形電極を複数設けた弾性表面波フィルタに於いて、少な
くとも一方の櫛形電極の中心の電極指間隔を、他の電極
指間隔より小さくすることとしたものである。
形電極を複数設けた弾性表面波フィルタに於いて、少な
くとも一方の櫛形電極の中心の電極指間隔を、他の電極
指間隔より小さくすることとしたものである。
作用 この構成により、通過帯域内リップルの少ない弾性表
面波フィルタを提供することができる。
面波フィルタを提供することができる。
実施例 以下、本発明の具体的な実施例を図面を用いて説明す
る。第１図は本発明の一実施例の弾性表面波フィルタの
櫛形電極中央部のパターン図である。第１図において、
11は圧電基板であり、櫛形電極12の線幅はλ/4で中央以
外の他の電極指間隔ｄも同じくλ/4となる。中央の電極
指間隔d0はｄと異なっていれば帯域内リップル低減の効
果があるが、通常d0＜ｄとする方が設計しやすく、しか
も中央の電極指間隔d0がｄよりも小さいと、ｄをd0と小
さくした分全体的に小型化される。
る。第１図は本発明の一実施例の弾性表面波フィルタの
櫛形電極中央部のパターン図である。第１図において、
11は圧電基板であり、櫛形電極12の線幅はλ/4で中央以
外の他の電極指間隔ｄも同じくλ/4となる。中央の電極
指間隔d0はｄと異なっていれば帯域内リップル低減の効
果があるが、通常d0＜ｄとする方が設計しやすく、しか
も中央の電極指間隔d0がｄよりも小さいと、ｄをd0と小
さくした分全体的に小型化される。
発明の効果 以上のように本発明によれば、リップルは電極指が等
ピッチで並んでいることにより、櫛形電極内に弾性表面
波が反射して閉じ込められて発生するが、櫛形電極の中
心の電極指間隔を、他の電極指間隔より小さくすること
により、中心付近の電極指がそれぞれ等ピッチで並んで
いても、全体としては等ピッチにならないため、上記帯
域内リップルの発生が少なくてすむものとなり、従って
本発明は、広帯域化や高選択度特性等、電極指対が増え
る傾向にある現状において、帯域内リップル低減効果が
あり、しかも小型化されたものとなり、その価値が大な
るものとなる。
ピッチで並んでいることにより、櫛形電極内に弾性表面
波が反射して閉じ込められて発生するが、櫛形電極の中
心の電極指間隔を、他の電極指間隔より小さくすること
により、中心付近の電極指がそれぞれ等ピッチで並んで
いても、全体としては等ピッチにならないため、上記帯
域内リップルの発生が少なくてすむものとなり、従って
本発明は、広帯域化や高選択度特性等、電極指対が増え
る傾向にある現状において、帯域内リップル低減効果が
あり、しかも小型化されたものとなり、その価値が大な
るものとなる。
第１図は本発明の一実施例を示す弾性表面波フィルタの
櫛形電極中央部のパターン図、第２図は従来例の斜視図
である。 11……圧電基板、12……櫛形電極
櫛形電極中央部のパターン図、第２図は従来例の斜視図
である。 11……圧電基板、12……櫛形電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭53−20840（ＪＰ，Ａ) 特開 平１−166609（ＪＰ，Ａ) 特開 昭54−19634（ＪＰ，Ａ) 特開 昭51−21755（ＪＰ，Ａ) 特開 昭54−38741（ＪＰ，Ａ) 特開 昭53−20840（ＪＰ，Ａ) 特開 昭51−21457（ＪＰ，Ａ) 特開 昭62−43203（ＪＰ，Ａ)
Claims (1)
- 【請求項１】圧電基板上に櫛形電極を複数設けた弾性表
面波フィルタであって、少なくとも一方の櫛形電極の中
心の電極指間隔が、他の電極指間隔より小さいことを特
徴とする弾性表面波フィルタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27740989A JP2938478B2 (ja) | 1989-10-24 | 1989-10-24 | 弾性表面波フィルタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27740989A JP2938478B2 (ja) | 1989-10-24 | 1989-10-24 | 弾性表面波フィルタ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03139008A JPH03139008A (ja) | 1991-06-13 |
| JP2938478B2 true JP2938478B2 (ja) | 1999-08-23 |
Family
ID=17583144
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27740989A Expired - Fee Related JP2938478B2 (ja) | 1989-10-24 | 1989-10-24 | 弾性表面波フィルタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2938478B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH05218786A (ja) * | 1992-01-31 | 1993-08-27 | Sanyo Electric Co Ltd | 弾性表面波装置 |
| CN102187574B (zh) | 2008-10-24 | 2014-07-09 | 精工爱普生株式会社 | 表面声波谐振器、表面声波振荡器以及表面声波模块装置 |
| KR20110081865A (ko) | 2008-10-24 | 2011-07-14 | 엡슨 토요콤 가부시키 가이샤 | 탄성 표면파 공진자, 탄성 표면파 발진기 및 탄성 표면파 모듈 장치 |
| JP5239741B2 (ja) | 2008-10-24 | 2013-07-17 | セイコーエプソン株式会社 | 弾性表面波共振子、弾性表面波発振器および弾性表面波モジュール装置 |
| JP5163746B2 (ja) | 2008-10-24 | 2013-03-13 | セイコーエプソン株式会社 | 弾性表面波共振子、弾性表面波発振器および弾性表面波モジュール装置 |
| CN105745840B (zh) * | 2013-11-29 | 2018-09-28 | 京瓷株式会社 | 弹性波元件、分波器以及通信装置 |
-
1989
- 1989-10-24 JP JP27740989A patent/JP2938478B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03139008A (ja) | 1991-06-13 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5986524A (en) | Surface acoustic wave resonator filter with a weighted asymmetrical interdigital electrode | |
| JPS62188512A (ja) | 表面弾性波共振器、表面弾性波共振器フイルタおよびこれらの製造方法 | |
| GB2288503A (en) | Saw filter | |
| JP2938478B2 (ja) | 弾性表面波フィルタ | |
| US4902925A (en) | Reflectionless transducer | |
| EP0782256A2 (en) | Surface acoustic wave resonator filter apparatus | |
| JP4666928B2 (ja) | ディザ音響反射器を用いた加重ｓａｗ反射グレーティング | |
| JPH09186542A (ja) | 弾性表面波共振子フィルタ | |
| US6836197B2 (en) | Dual track SAW reflector filter using weighted reflective gratings | |
| JPH1117493A (ja) | 弾性表面波装置 | |
| JP4713087B2 (ja) | 分散音響反射ドットを用いた加重ｓａｗ反射器 | |
| JP3255249B2 (ja) | 弾性表面波フィルタ | |
| JPH069329B2 (ja) | 表面弾性波デバイス | |
| JPH03132208A (ja) | 弾性表面波素子 | |
| JP4243377B2 (ja) | 弾性表面波フィルタ装置及び同装置における重み付け電極の形成方法 | |
| JPH073695Y2 (ja) | 弾性表面波反射器 | |
| JPS61154212A (ja) | 弾性表面波フイルタ | |
| JPS6181014A (ja) | 表面弾性波デバイス | |
| JP3064321B2 (ja) | 弾性表面波フィルタ | |
| JPH02305015A (ja) | 弾性表面波多重モードフィルタ | |
| JP2000223991A (ja) | 表面弾性波フイルタ | |
| JPH0815248B2 (ja) | 弾性表面波装置 | |
| JPH0340604A (ja) | 弾性表面波フィルタ | |
| JPH05299966A (ja) | 弾性表面波デバイス | |
| JPH0336327B2 (ja) |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |