JP2937445B2 - 現像剤の交換方法及び現像剤交換カートリッジ - Google Patents
現像剤の交換方法及び現像剤交換カートリッジInfo
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- JP2937445B2 JP2937445B2 JP2236992A JP23699290A JP2937445B2 JP 2937445 B2 JP2937445 B2 JP 2937445B2 JP 2236992 A JP2236992 A JP 2236992A JP 23699290 A JP23699290 A JP 23699290A JP 2937445 B2 JP2937445 B2 JP 2937445B2
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Description
本発明は、記録装置、特に乾式電子写真方式の記録装
置における現像剤の交換方法、及び現像剤交換カートリ
ッジに関するものである。 一般に、乾式電子写真方式による記録装置は、第６図
に示すように、感光体３（感光ドラム）上に形成された
静電潜像に現像剤を付着させて可視像を得、該可視像を
静電的に用紙に転写させた後、熱定着器12により転写像
を定着させるように構成されている。 現像剤は、通常、感光ドラム３に対向して配置される
マグネットローラ13に吸着する鉄粉からなるキャリア
と、このキャリアを介して感光ドラム３上に搬送されて
付着するポリエステル、あるいはアクリル等の樹脂によ
り形成されるトナーとから構成され、可視像の生成、お
よび用紙への転写に際してはトナーのみが消費され、キ
ャリアは、現像器１の現像剤収納部２内に戻されて循環
使用される。 トナーが消耗品であることから、現像剤の現像剤収納
部２には、カートリッジ４が装填され、該カートリッジ
４からトナー濃度センサ14に監視された現像剤収納部２
内のトナー濃度が設定値になるように、トナーの補給が
なされる。 一方、キャリアは、原理的に非消耗品ではあるが、長
期の使用により表面の処理状態が変質し、定着像の濃度
低下、カブリ等の不具合が発生するために、定期的に交
換する必要がある。 なお、第６図において10はカートーリッジ４からトナ
ーを現像剤収納部２に落下供給するための補給ローラ、
15はトナーとキャリアを撹拌し、トナーを所定レベルに
帯電させるための撹拌スクリュー、16はクリーニングブ
ラシを示すものである。
置における現像剤の交換方法、及び現像剤交換カートリ
ッジに関するものである。 一般に、乾式電子写真方式による記録装置は、第６図
に示すように、感光体３（感光ドラム）上に形成された
静電潜像に現像剤を付着させて可視像を得、該可視像を
静電的に用紙に転写させた後、熱定着器12により転写像
を定着させるように構成されている。 現像剤は、通常、感光ドラム３に対向して配置される
マグネットローラ13に吸着する鉄粉からなるキャリア
と、このキャリアを介して感光ドラム３上に搬送されて
付着するポリエステル、あるいはアクリル等の樹脂によ
り形成されるトナーとから構成され、可視像の生成、お
よび用紙への転写に際してはトナーのみが消費され、キ
ャリアは、現像器１の現像剤収納部２内に戻されて循環
使用される。 トナーが消耗品であることから、現像剤の現像剤収納
部２には、カートリッジ４が装填され、該カートリッジ
４からトナー濃度センサ14に監視された現像剤収納部２
内のトナー濃度が設定値になるように、トナーの補給が
なされる。 一方、キャリアは、原理的に非消耗品ではあるが、長
期の使用により表面の処理状態が変質し、定着像の濃度
低下、カブリ等の不具合が発生するために、定期的に交
換する必要がある。 なお、第６図において10はカートーリッジ４からトナ
ーを現像剤収納部２に落下供給するための補給ローラ、
15はトナーとキャリアを撹拌し、トナーを所定レベルに
帯電させるための撹拌スクリュー、16はクリーニングブ
ラシを示すものである。
従来、上述した２成分現像剤を使用した記録装置にお
いて、キャリアの交換は、現像器１の現像剤収納部２か
ら現像剤を抜き、新しい現像剤を入れることによりなさ
れていた。
いて、キャリアの交換は、現像器１の現像剤収納部２か
ら現像剤を抜き、新しい現像剤を入れることによりなさ
れていた。
しかし、上記従来例においては、現像剤収納部２への
現像剤の入れ替え作業は、装置本体から現像器１を取り
外す作業を必要とするために、専門の保守作業者による
必要がある上に、その作業も面倒であり、ユーザのメン
テナンス費用負担が大きくなるという欠点を有するもの
であった。 本発明は、以上の欠点を解消すべくなされたものであ
って、メンテナンスの容易な記録装置における現像剤の
交換方法を提供することを目的とする。
現像剤の入れ替え作業は、装置本体から現像器１を取り
外す作業を必要とするために、専門の保守作業者による
必要がある上に、その作業も面倒であり、ユーザのメン
テナンス費用負担が大きくなるという欠点を有するもの
であった。 本発明は、以上の欠点を解消すべくなされたものであ
って、メンテナンスの容易な記録装置における現像剤の
交換方法を提供することを目的とする。
本発明によれば上記目的は、 トナーとキャリアとを含んでなる２成分現像剤を収容
する現像剤収納部２を備え、当該２成分現像剤を用い
て、静電潜像を現像する装置において、 （ａ）新トナーと新キャリアとを含んでなる新２成分現
像剤を収容する混合粉体部11と、新トナーを収容するト
ナー部９と、使用済みの旧２成分現像剤を収容するため
の廃却現像剤回収室５とから構成されるカートリッジ４
を、前記装置に着脱自在に構成し、 （ｂ）前記装置にカートリッジ４を装着し、 （ｃ）前記装置の現像剤収容部２内の２成分現像剤を、
前記廃棄現像剤回収室５に回収し、 （ｄ）次に、前記混合粉体部11から新２成分現像剤を、
前記現像剤収納部２に供給し、 （ｅ）この供給された新２成分現像剤による現像を行な
い、 （ｆ）そして、この供給された新２成分現像剤のトナー
濃度が低下した場合に、前記トナー部９から前記新トナ
ーを前記現像剤収納部２に供給し、 （ｇ）前記現像剤収容部２内の現像剤の交換の際に、前
記装置に装着されているカートリッジ４を取り外し、新
トナーと新キャリアとを含んでなる新２成分現像剤を収
容する混合粉体部11と、新トナーを収容するトナー部９
と、使用済みの旧２成分現像剤を収容するための廃却現
像剤回収室５と、を備えてなる新しいカートリッジを前
記装置に装着し、 前記ステップ（ｂ）から前記ステップ（ｆ）を行ない、
現像剤収納部２内の現像剤の交換を行なうことを特徴と
する現像剤の交換方法を提供することにより達成され
る。 上記構成に基づき、現像装置の現像剤収納部内の現像
剤の交換が必要な場合には、古いカートーリッジを取り
外し、新しいカートリッジを装着すればよく、新しいカ
ートリッジを装着すると、このカートリッジの廃棄現像
剤回収室へ現像剤収納部内から古い現像剤を回収し、新
しい現像剤を現像剤収納部へ供給することができる。さ
らに、現像剤収納部内の現像剤のトナー濃度が低下した
場合には、トナー部よりトナーを供給することにより、
現像装置は現像を継続して行なうことができる。 したがって、現像装置内の現像剤の交換作業を簡単に
でき、かつ、キャリアを寿命まで有効に活用することが
できる。 また、上記方法には、 トナーとキャリアとを含んでなる２成分現像剤を収容
する現像剤収納部２を備える現像装置の前記２成分現像
剤の交換を行なうための現像剤交換カートリッジであっ
て、 新キャリアを収容するキャリア部７と、 新トナーを収容するトナー部９、及び前記現像装置の
現像剤収納部２に収容されていた旧２成分現像剤を収容
するための廃却現像剤回収室５とにより構成され、 前記現像装置において現像剤収納部２内の現像剤の交
換の際には、前記現像装置からキャリア部７、トナー部
９及び廃棄現像剤回収室５とが一体で取り外せ、前記現
像装置に対して新しいキャリア部７、新しいトナー部９
及び新しい廃棄現像剤回収室５とが一体で装着可能に構
成したことを特徴をする現像剤交換カートリッジが使用
できる。
する現像剤収納部２を備え、当該２成分現像剤を用い
て、静電潜像を現像する装置において、 （ａ）新トナーと新キャリアとを含んでなる新２成分現
像剤を収容する混合粉体部11と、新トナーを収容するト
ナー部９と、使用済みの旧２成分現像剤を収容するため
の廃却現像剤回収室５とから構成されるカートリッジ４
を、前記装置に着脱自在に構成し、 （ｂ）前記装置にカートリッジ４を装着し、 （ｃ）前記装置の現像剤収容部２内の２成分現像剤を、
前記廃棄現像剤回収室５に回収し、 （ｄ）次に、前記混合粉体部11から新２成分現像剤を、
前記現像剤収納部２に供給し、 （ｅ）この供給された新２成分現像剤による現像を行な
い、 （ｆ）そして、この供給された新２成分現像剤のトナー
濃度が低下した場合に、前記トナー部９から前記新トナ
ーを前記現像剤収納部２に供給し、 （ｇ）前記現像剤収容部２内の現像剤の交換の際に、前
記装置に装着されているカートリッジ４を取り外し、新
トナーと新キャリアとを含んでなる新２成分現像剤を収
容する混合粉体部11と、新トナーを収容するトナー部９
と、使用済みの旧２成分現像剤を収容するための廃却現
像剤回収室５と、を備えてなる新しいカートリッジを前
記装置に装着し、 前記ステップ（ｂ）から前記ステップ（ｆ）を行ない、
現像剤収納部２内の現像剤の交換を行なうことを特徴と
する現像剤の交換方法を提供することにより達成され
る。 上記構成に基づき、現像装置の現像剤収納部内の現像
剤の交換が必要な場合には、古いカートーリッジを取り
外し、新しいカートリッジを装着すればよく、新しいカ
ートリッジを装着すると、このカートリッジの廃棄現像
剤回収室へ現像剤収納部内から古い現像剤を回収し、新
しい現像剤を現像剤収納部へ供給することができる。さ
らに、現像剤収納部内の現像剤のトナー濃度が低下した
場合には、トナー部よりトナーを供給することにより、
現像装置は現像を継続して行なうことができる。 したがって、現像装置内の現像剤の交換作業を簡単に
でき、かつ、キャリアを寿命まで有効に活用することが
できる。 また、上記方法には、 トナーとキャリアとを含んでなる２成分現像剤を収容
する現像剤収納部２を備える現像装置の前記２成分現像
剤の交換を行なうための現像剤交換カートリッジであっ
て、 新キャリアを収容するキャリア部７と、 新トナーを収容するトナー部９、及び前記現像装置の
現像剤収納部２に収容されていた旧２成分現像剤を収容
するための廃却現像剤回収室５とにより構成され、 前記現像装置において現像剤収納部２内の現像剤の交
換の際には、前記現像装置からキャリア部７、トナー部
９及び廃棄現像剤回収室５とが一体で取り外せ、前記現
像装置に対して新しいキャリア部７、新しいトナー部９
及び新しい廃棄現像剤回収室５とが一体で装着可能に構
成したことを特徴をする現像剤交換カートリッジが使用
できる。
以下、本発明の望ましい実施例を添付図面に基づいて
詳細に説明する。 第１図および第２図は、本発明の第一実施例を示すも
ので、図中３は感光体（感光ドラム）、２は現像器１の
現像剤収納部であり、現像剤収納部２に収納された現像
剤を感光ドラム３に供給するために、現像剤収納部２の
先端開口部には、マグネットローラ13が配置される。マ
グネットローラ13は、固定磁石17の回りにアルミスリー
ブ18を回転自在に装着して形成されており、該アルミス
リーブ18上に現像剤のキャリアを吸着し、このキャリア
に保持されたトナーを感光ドラム３側に送り出すように
構成される。また、上記現像剤収納部２の天井壁面、お
よび底壁面であって、後述するカートリッジ４装着部位
には、現像剤供給孔19および廃却現像剤排出孔20が穿孔
されており、これら孔19、20を閉塞するように、図示し
ないソレノイド等の駆動装置により往復動するシャッタ
21、22が設けられている。 また、現像剤収納部２内のトナーがキャリアと撹拌さ
れて十分に帯電するように、現像剤収納部２には、図示
しないモータ等の駆動装置により互いに逆回転する一対
の撹拌スクリュー15、15が設けられている。 カートリッジ４は、現像剤補給室６と、廃却現像剤回
収室５とを有して形成され、第２図に示すように、印刷
領域Ｒ、すなわち感光ドラム３との対向位置からやや側
方に偏位した部位において、現像剤の現像剤収納部２を
挟持する状態で装着される。上記現像剤補給室６は、第
１図に示すように、２室に分割されており、一方のトナ
ー部９にはトナーが、他方のキャリア部７にはキャリア
が各々充填され、各部７、９の底面には、現像剤収納部
２の現像剤供給孔19に対向する排出孔８が設けられると
ともに、トナーの補給量を調整することができるよう
に、トナー部９側の排出孔８の上方には、スポンジ材か
らなる補給ローラ10が設けられている。 したがってこの実施例によれば、カートリッジ４を装
填すると、下部シャッタ22が図において左方向にスライ
ドし、該シャッタ22の開口23が現像剤収納部２の廃却現
像剤排出孔20に合致する結果、現像剤収納部２内の現像
剤が廃却現像剤回収室５内に落下、回収される。この
時、撹拌スクリュー15は、現像剤収納部２内の現像剤が
廃却現像剤排出孔20側に搬送されるように回転駆動さ
れ、排出を促進する。 以上のようにして現像剤収納部２内に現像剤が廃却現
像剤回収室５に回収された後、下部シャッタ22は再び原
位置に復帰して廃却現像剤排出孔20を閉塞し、次いで、
上部シャッタ21が摺動して開口24がキャリア部７側の排
出孔８に合致し、キャリアが現像剤収納部２に供給され
る。この後、上部シャッタ21は開口24がトナー部９側の
排出孔８に合致するまで摺動し、モータ25により補給ロ
ーラ10を回転させることにより、トナーが現像剤収納部
２に供給される。現像剤収納部２内におけるトナー濃度
を所定値に保つために、上記補給ローラ10の回転は、ト
ナー濃度センサ14の出力により制御される。 なお、実際の運用に当たっては、通常のトナー供給時
においてトナー部９のみで構成されるカートリッジ４を
使用し、キャリアの寿命を考慮して該キャリアの交換が
必要な場合のみ本発明に係るカートリッジ４を使用すれ
ば良い。 第３図は、本発明の第二実施例を示すもので、上述し
た実施例と同一構成の部材は、同一の符号が付されてい
る。 この実施例において、カートリッジ４の現像剤補給室
６は、上述した実施例と同様に２分割されており、一方
のトナー部９にはトナーが、他方の混合粉体部11にはト
ナーとキャリアとの混合粉体が各々収容されている。ま
た、上記各部９、11には、現像剤収納部２の天井壁面に
開設された現像剤供給孔19に対向して排出孔８が設けら
れるとともに、各排出孔８には補給ローラ10、10が配設
されている。 したがってこの実施例によれば、トナーの消費に伴う
トナー濃度センサ14の出力変動に応じてトナー部９側の
補給ローラ10が回転し、現像剤収納部２にトナーが供給
される。この時、同時に混合粉体部11側の補給ローラ10
も回転され、現像剤収納部２内に設けられた現像剤量検
出センサ26の出力が上昇するまでキャリアとトナーとの
混合粉体が供給され、該補給ローラ10が停止するまでの
間の一定時間、シャッタ22が開かれて現像剤収納部２内
の現像剤は廃却現像剤回収室５に回収される。 第４図において、本発明の第三実施例が示されてい
る。 この実施例におけるカートリッジ４の現像剤補給室６
は一室からなり、その中には、トナーとキャリアの混合
粉体が収納されている。この混合粉体のキャリア濃度
は、通常運用中のキャリア濃度より高い割合（例えば20
パーセント程度）とされており、徐々にキャリアの交換
がなされ、現像剤量検出センサ26の出力に応じてシャッ
タ22を開閉することにより現像剤収納部２内のキャリア
は、適宜廃却現像剤回収室５に回収される。 この場合、第５図に示すように、現像剤収納部２に現
像剤排出スクリュー27を設けることもできる。
詳細に説明する。 第１図および第２図は、本発明の第一実施例を示すも
ので、図中３は感光体（感光ドラム）、２は現像器１の
現像剤収納部であり、現像剤収納部２に収納された現像
剤を感光ドラム３に供給するために、現像剤収納部２の
先端開口部には、マグネットローラ13が配置される。マ
グネットローラ13は、固定磁石17の回りにアルミスリー
ブ18を回転自在に装着して形成されており、該アルミス
リーブ18上に現像剤のキャリアを吸着し、このキャリア
に保持されたトナーを感光ドラム３側に送り出すように
構成される。また、上記現像剤収納部２の天井壁面、お
よび底壁面であって、後述するカートリッジ４装着部位
には、現像剤供給孔19および廃却現像剤排出孔20が穿孔
されており、これら孔19、20を閉塞するように、図示し
ないソレノイド等の駆動装置により往復動するシャッタ
21、22が設けられている。 また、現像剤収納部２内のトナーがキャリアと撹拌さ
れて十分に帯電するように、現像剤収納部２には、図示
しないモータ等の駆動装置により互いに逆回転する一対
の撹拌スクリュー15、15が設けられている。 カートリッジ４は、現像剤補給室６と、廃却現像剤回
収室５とを有して形成され、第２図に示すように、印刷
領域Ｒ、すなわち感光ドラム３との対向位置からやや側
方に偏位した部位において、現像剤の現像剤収納部２を
挟持する状態で装着される。上記現像剤補給室６は、第
１図に示すように、２室に分割されており、一方のトナ
ー部９にはトナーが、他方のキャリア部７にはキャリア
が各々充填され、各部７、９の底面には、現像剤収納部
２の現像剤供給孔19に対向する排出孔８が設けられると
ともに、トナーの補給量を調整することができるよう
に、トナー部９側の排出孔８の上方には、スポンジ材か
らなる補給ローラ10が設けられている。 したがってこの実施例によれば、カートリッジ４を装
填すると、下部シャッタ22が図において左方向にスライ
ドし、該シャッタ22の開口23が現像剤収納部２の廃却現
像剤排出孔20に合致する結果、現像剤収納部２内の現像
剤が廃却現像剤回収室５内に落下、回収される。この
時、撹拌スクリュー15は、現像剤収納部２内の現像剤が
廃却現像剤排出孔20側に搬送されるように回転駆動さ
れ、排出を促進する。 以上のようにして現像剤収納部２内に現像剤が廃却現
像剤回収室５に回収された後、下部シャッタ22は再び原
位置に復帰して廃却現像剤排出孔20を閉塞し、次いで、
上部シャッタ21が摺動して開口24がキャリア部７側の排
出孔８に合致し、キャリアが現像剤収納部２に供給され
る。この後、上部シャッタ21は開口24がトナー部９側の
排出孔８に合致するまで摺動し、モータ25により補給ロ
ーラ10を回転させることにより、トナーが現像剤収納部
２に供給される。現像剤収納部２内におけるトナー濃度
を所定値に保つために、上記補給ローラ10の回転は、ト
ナー濃度センサ14の出力により制御される。 なお、実際の運用に当たっては、通常のトナー供給時
においてトナー部９のみで構成されるカートリッジ４を
使用し、キャリアの寿命を考慮して該キャリアの交換が
必要な場合のみ本発明に係るカートリッジ４を使用すれ
ば良い。 第３図は、本発明の第二実施例を示すもので、上述し
た実施例と同一構成の部材は、同一の符号が付されてい
る。 この実施例において、カートリッジ４の現像剤補給室
６は、上述した実施例と同様に２分割されており、一方
のトナー部９にはトナーが、他方の混合粉体部11にはト
ナーとキャリアとの混合粉体が各々収容されている。ま
た、上記各部９、11には、現像剤収納部２の天井壁面に
開設された現像剤供給孔19に対向して排出孔８が設けら
れるとともに、各排出孔８には補給ローラ10、10が配設
されている。 したがってこの実施例によれば、トナーの消費に伴う
トナー濃度センサ14の出力変動に応じてトナー部９側の
補給ローラ10が回転し、現像剤収納部２にトナーが供給
される。この時、同時に混合粉体部11側の補給ローラ10
も回転され、現像剤収納部２内に設けられた現像剤量検
出センサ26の出力が上昇するまでキャリアとトナーとの
混合粉体が供給され、該補給ローラ10が停止するまでの
間の一定時間、シャッタ22が開かれて現像剤収納部２内
の現像剤は廃却現像剤回収室５に回収される。 第４図において、本発明の第三実施例が示されてい
る。 この実施例におけるカートリッジ４の現像剤補給室６
は一室からなり、その中には、トナーとキャリアの混合
粉体が収納されている。この混合粉体のキャリア濃度
は、通常運用中のキャリア濃度より高い割合（例えば20
パーセント程度）とされており、徐々にキャリアの交換
がなされ、現像剤量検出センサ26の出力に応じてシャッ
タ22を開閉することにより現像剤収納部２内のキャリア
は、適宜廃却現像剤回収室５に回収される。 この場合、第５図に示すように、現像剤収納部２に現
像剤排出スクリュー27を設けることもできる。
以上の説明から明らかなように、本発明では、トナー
とキャリアとを含んでなる現像剤を用い静電潜像を現像
し、トナー濃度が低下した場合には、トナー部より更に
トナーを供給しつつ、現像を行なう装置の現像剤収納部
内の現像剤を容易に交換するために、新トナーと新キャ
リアとを含んでなる第２成分現像剤を収容する混合粉体
部或いは、新キャリアを収容するキャリア部と、新トナ
ーを収容するトナー部と、及び現像装置の現像剤収納部
に収容されていた旧２成分現像剤を収容するための廃却
現像剤回収室、を有するカートリッジを用いたものであ
る。 このカートリッジを用いることにより、現像剤収容部
内の現像剤の交換が必要な場合には、旧カートリッジを
取り外し、新カートリッジを装着することにより、現像
収納部内の旧現像剤を回収し、新しい現像剤と交換でき
るため現像剤の交換作業が簡単である。 さらに、新トナーと新キャリアとを含んでなる新２成
分現像剤を収容する混合粉体部或いは、新キャリアを収
容するキャリア部と、新トナーを収容するトナー部と、
を有しているために、現像剤収納部内の現像剤を交換し
た後に、現像剤収納部のトナー濃度が低下した場合に、
現像剤収納部に供給するための、新トナーも、カートリ
ッジの交換といっしょに交換できるため、交換作業が簡
単である。 しかも、新トナーを供給しつつ静電潜像の現像を行な
うことができるため、キャリアを寿命まで使用でき、交
換間隔を長くすることができる。 また、現像剤の交換が必要な場合には、カートリッジ
のみ交換すればよく、現像器が有するマグネットロー
ラ、撹拌スクリュー等の各部は交換する必要ななく、交
換部品を安価にすることができ、しかも、廃棄処分とな
る部品も少なくできるため、廃棄ゴミを少なくすること
が可能である。
とキャリアとを含んでなる現像剤を用い静電潜像を現像
し、トナー濃度が低下した場合には、トナー部より更に
トナーを供給しつつ、現像を行なう装置の現像剤収納部
内の現像剤を容易に交換するために、新トナーと新キャ
リアとを含んでなる第２成分現像剤を収容する混合粉体
部或いは、新キャリアを収容するキャリア部と、新トナ
ーを収容するトナー部と、及び現像装置の現像剤収納部
に収容されていた旧２成分現像剤を収容するための廃却
現像剤回収室、を有するカートリッジを用いたものであ
る。 このカートリッジを用いることにより、現像剤収容部
内の現像剤の交換が必要な場合には、旧カートリッジを
取り外し、新カートリッジを装着することにより、現像
収納部内の旧現像剤を回収し、新しい現像剤と交換でき
るため現像剤の交換作業が簡単である。 さらに、新トナーと新キャリアとを含んでなる新２成
分現像剤を収容する混合粉体部或いは、新キャリアを収
容するキャリア部と、新トナーを収容するトナー部と、
を有しているために、現像剤収納部内の現像剤を交換し
た後に、現像剤収納部のトナー濃度が低下した場合に、
現像剤収納部に供給するための、新トナーも、カートリ
ッジの交換といっしょに交換できるため、交換作業が簡
単である。 しかも、新トナーを供給しつつ静電潜像の現像を行な
うことができるため、キャリアを寿命まで使用でき、交
換間隔を長くすることができる。 また、現像剤の交換が必要な場合には、カートリッジ
のみ交換すればよく、現像器が有するマグネットロー
ラ、撹拌スクリュー等の各部は交換する必要ななく、交
換部品を安価にすることができ、しかも、廃棄処分とな
る部品も少なくできるため、廃棄ゴミを少なくすること
が可能である。
第１図は本発明の実施例を示す図、 第２図は第１図のＡ方向矢視図、 第３図は本発明の第二実施例を示す図、 第４図は本発明の第三実施例を示す図、 第５図は第４図の変形例を示す図、 第６図は従来例を示す図である。 図において、 １……現像器、 ２……現像剤収納部、 ３……感光体、 ４……カートリッジ、 ５……廃却現像剤回収室、 ６……現像剤補給室、 ７……キャリア部、 ８……排出孔、 ９……トナー部、 10……補給ローラ、 11……混合粉体部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 難波 秀行 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (56)参考文献 特開 昭58−106579（ＪＰ，Ａ) 特開 昭54−44548（ＪＰ，Ａ) 実開 平１−177763（ＪＰ，Ｕ) 実開 平３−56948（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) G03G 15/08
Claims (4)
- 【請求項１】トナーとキャリアとを含んでなる２成分現
像剤を収容する現像剤収納部（２）を備え、当該２成分
現像剤を用いて、静電潜像を現像する装置において、 （ａ）新トナーと新キャリアとを含んでなる新２成分現
像剤を収容する混合粉体部（11）と、新トナーを収容す
るトナー部（９）と、使用済みの旧２成分現像剤を収容
するための廃却現像剤回収室（５）とから構成されるカ
ートリッジ（４）を、前記装置に着脱自在に構成し、 （ｂ）前記装置にカートリッジ（４）を装着し、 （ｃ）前記装置の現像剤収容部（２）内の２成分現像剤
を、前記廃棄現像剤回収室（５）に回収し、 （ｄ）次に、前記混合粉体部（11）から新２成分現像剤
を、前記現像剤収納部（２）に供給し、 （ｅ）この供給された新２成分現像剤による現像を行な
い、 （ｆ）そして、この供給された新２成分現像剤のトナー
濃度が低下した場合に、前記トナー部（９）から前記新
トナーを前記現像剤収納部（２）に供給し、 （ｇ）前記現像剤収容部（２）内の現像剤の交換の際
に、前記装置に装着されているカートリッジ（４）を取
り外し、新トナーと新キャリアとを含んでなる新２成分
現像剤を収容する混合粉体部（11）と、新トナーを収容
するトナー部（９）と、使用済みの旧２成分現像剤を収
容するための廃却現像剤回収室（５）と、を備えてなる
新しいカートリッジを前記装置に装着し、 前記ステップ（ｂ）から前記ステップ（ｆ）を行ない、
現像剤収納部（２）内の現像剤の交換を行なうことを特
徴とする現像剤の交換方法。 - 【請求項２】トナーとキャリアとを含んでなる２成分現
像剤を収容する現像剤収納部（２）を備える現像装置の
前記２成分現像剤の交換を行なうための現像剤交換カー
トリッジであって、 新トナーと新キャリアとを含んでなる新２成分現像剤を
収容する混合粉体部（11）と、 新トナーを収容するトナー部（９）と、 前記現像装置の現像剤収納部（２）に収容されていた旧
２成分現像剤を収容するための廃却現像剤回収室（５）
とにより構成され、 前記現像装置において現像剤収納部内の現像剤の交換の
際には、前記現像装置から混合粉体部（11）、トナー部
（９）及び廃棄現像剤回収室（５）とが一体で取り外
せ、前記現像装置に対して新しい混合粉体部（11）、新
しいトナー部（９）及び新しい廃棄現像剤回収室（５）
とが一体で装着可能に構成したことを特徴とする現像剤
交換カートリッジ。 - 【請求項３】トナーとキャリアとを含んでなる２成分現
像剤を収容する現像剤収納部（２）を備え、当該２成分
現像剤を用いて、静電潜像を現像する装置において、 （ａ）新キャリアを収容するキャリア部（７）と、新ト
ナーを収容するトナー部（９）と、使用済みの旧２成分
現像剤を収容するための廃却現像剤回収室（５）と、を
備えてなるカートリッジ（４）を、前記装置に着脱自在
に構成し、 （ｂ）前記装置にカートリッジ（４）を装着し、 （ｃ）前記装置の現像剤収容部（２）内の２成分現像剤
を、前記廃棄現像剤回収室（５）に回収し、 （ｄ）次に、前記キャリア部（７）から新キャリアを前
記現像剤収納部（２）に供給し、 （ｅ）前記トナー部（９）から新トナーを、トナー濃度
が所定値になるように、供給し、 （ｆ）この供給された新キャリアと新トナーとを含む２
成分現像剤による現像を行ない、 （ｇ）そして、この供給された２成分現像剤のトナー濃
度が低下した場合に、前記トナー部（９）から更に前記
新トナーを前記現像剤収納部（２）に供給し、 （ｈ）前記現像剤収容部（２）内の現像剤の交換の際に
は、前記装置に装着されているカートリッジ（４）を取
り外し、新キャリアを収容するキャリア部（７）と、新
トナーを収容するトナー部（９）と、使用済みの旧２成
分現像剤を収容するための廃却現像剤回収室（５）と、
を備えてなる新しいカートリッジを前記装置に装着し、 前記ステップ（ｂ）から前記ステップ（ｆ）を行ない、
現像剤収納部（２）内の現像剤の交換を行なうことを特
徴とする現像剤の交換方法。 - 【請求項４】トナーとキャリアとを含んでなる２成分現
像剤を収容する現像剤収納部（２）を備える現像装置の
前記２成分現像剤の交換を行なうための現像剤交換カー
トリッジであって、 新キャリアを収容するキャリア部（７）と、 新トナーを収容するトナー部（９）、及び前記現像装置
の現像剤収納部（２）に収容されていた旧２成分現像剤
を収容するための廃却現像剤回収室（５）とにより構成
され、 前記現像装置において現像剤収納部（２）内の現像剤の
交換の際には、前記現像装置からキャリア部（７）、ト
ナー部（９）及び廃棄現像剤回収室（５）とが一体で取
り外せ、前記現像装置に対して新しいキャリア部
（７）、新しいトナー部（９）及び新しい廃棄現像剤回
収室（５）とが一体で装着可能に構成したことを特徴と
する現像剤交換カートリッジ。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2236992A JP2937445B2 (ja) | 1990-09-10 | 1990-09-10 | 現像剤の交換方法及び現像剤交換カートリッジ |
| US08/364,419 US5450178A (en) | 1990-09-10 | 1994-12-27 | Process and apparatus for replacing the carrier portion of a developing agent having toner used in an image-forming apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2236992A JP2937445B2 (ja) | 1990-09-10 | 1990-09-10 | 現像剤の交換方法及び現像剤交換カートリッジ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04118675A JPH04118675A (ja) | 1992-04-20 |
| JP2937445B2 true JP2937445B2 (ja) | 1999-08-23 |
Family
ID=17008787
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2236992A Expired - Fee Related JP2937445B2 (ja) | 1990-09-10 | 1990-09-10 | 現像剤の交換方法及び現像剤交換カートリッジ |
Country Status (1)
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|---|---|
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-
1990
- 1990-09-10 JP JP2236992A patent/JP2937445B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04118675A (ja) | 1992-04-20 |
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