JP2936099B2 - 補強用注入材・充填材の混合注出装置 - Google Patents
補強用注入材・充填材の混合注出装置Info
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- JP2936099B2 JP2936099B2 JP20536796A JP20536796A JP2936099B2 JP 2936099 B2 JP2936099 B2 JP 2936099B2 JP 20536796 A JP20536796 A JP 20536796A JP 20536796 A JP20536796 A JP 20536796A JP 2936099 B2 JP2936099 B2 JP 2936099B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばコンクリー
ト構造物・金属構造物の高架道路桁・高架道路脚・鉄橋
脚・鉄橋桁や建物・機械装置類の亀裂部分、または、そ
れ等に設けた補強部材への補強材・充填材の注入工事、
或は、機械装置・構造物等のアンカーボルトの固着用充
填材の注入工事等に使用する補強用注入材・充填材の混
合注出装置に関するものである。
ト構造物・金属構造物の高架道路桁・高架道路脚・鉄橋
脚・鉄橋桁や建物・機械装置類の亀裂部分、または、そ
れ等に設けた補強部材への補強材・充填材の注入工事、
或は、機械装置・構造物等のアンカーボルトの固着用充
填材の注入工事等に使用する補強用注入材・充填材の混
合注出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばコンクリート製や鋼板製の
高架道路桁や高架道路脚、または、鉄橋の橋桁・橋脚等
に亀裂が生じた場合は、接着性に優れるエポキシ樹脂と
硬化剤を所定割合で混合した注入材を、その亀裂部分に
注入して補強する補強対策が広く行なわれている。しか
し、その主剤のエポキシ樹脂と硬化剤を混合して注入す
る専用設備が開発されていないので、その主剤と硬化剤
を所定割合に計量して手作業混合し、しかるのち、その
液状の混合物を公知のグリスポンプ等につめて、亀裂部
分等に押し出し注入する作業方法が採られている。
高架道路桁や高架道路脚、または、鉄橋の橋桁・橋脚等
に亀裂が生じた場合は、接着性に優れるエポキシ樹脂と
硬化剤を所定割合で混合した注入材を、その亀裂部分に
注入して補強する補強対策が広く行なわれている。しか
し、その主剤のエポキシ樹脂と硬化剤を混合して注入す
る専用設備が開発されていないので、その主剤と硬化剤
を所定割合に計量して手作業混合し、しかるのち、その
液状の混合物を公知のグリスポンプ等につめて、亀裂部
分等に押し出し注入する作業方法が採られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上の従来の補強用注
入材の注入工事方法は、主剤と硬化剤の手作業計量混合
・手作業ポンプづめ・手作業注出の手作業にして、その
上、主剤と硬化剤を予め混合した混合物を少量づつポン
プづめして押し出す工法となるので、主剤・硬化剤の計
量供給から注出に至る一連の作業プロセスが煩雑にして
時間と手数がかかり、当該補強工事が非能率・コスト高
となると共に、混合後若干時間を経過して硬化が進行し
たものを注入するケースも生ずるので、硬化による粘性
向上によって注入不備の補強部分を生ずるおそれがあ
り、品質信頼性に欠ける。
入材の注入工事方法は、主剤と硬化剤の手作業計量混合
・手作業ポンプづめ・手作業注出の手作業にして、その
上、主剤と硬化剤を予め混合した混合物を少量づつポン
プづめして押し出す工法となるので、主剤・硬化剤の計
量供給から注出に至る一連の作業プロセスが煩雑にして
時間と手数がかかり、当該補強工事が非能率・コスト高
となると共に、混合後若干時間を経過して硬化が進行し
たものを注入するケースも生ずるので、硬化による粘性
向上によって注入不備の補強部分を生ずるおそれがあ
り、品質信頼性に欠ける。
【0004】即ち、従来の注入工事方法によって橋脚補
強等の大がかりな工事を行う場合には、前記の混合後の
硬化進行を許容時間内に抑止するために、そのつど容器
を清浄にして少量宛混合する作業を反復して行う必要が
ある。従って、作業が著しく煩雑非能率にして、余剰と
なった混合物は廃棄せざるを得なく、準備作業の煩雑性
・非能率性と資源の有効活用の見地から改善すべき不具
合点がある。
強等の大がかりな工事を行う場合には、前記の混合後の
硬化進行を許容時間内に抑止するために、そのつど容器
を清浄にして少量宛混合する作業を反復して行う必要が
ある。従って、作業が著しく煩雑非能率にして、余剰と
なった混合物は廃棄せざるを得なく、準備作業の煩雑性
・非能率性と資源の有効活用の見地から改善すべき不具
合点がある。
【0005】一方、当該技術分野では、阪神大震災の教
訓から高架道路・鉄橋・トンネル・地下構造物等の補強
対策のニーズが急増し、簡便能率的にして高品質の補強
材注入ができる専用の補強用注入材の混合注出装置の開
発が強く求められている。本発明は、以上の従来技術の
難点を解消し、併せて、当該技術分野の技術要求に応え
る補強用注入材・充填材の混合注出装置を提供するもの
である。
訓から高架道路・鉄橋・トンネル・地下構造物等の補強
対策のニーズが急増し、簡便能率的にして高品質の補強
材注入ができる専用の補強用注入材の混合注出装置の開
発が強く求められている。本発明は、以上の従来技術の
難点を解消し、併せて、当該技術分野の技術要求に応え
る補強用注入材・充填材の混合注出装置を提供するもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の技術課題を解決す
る本発明の補強用注入材・充填材の混合注出装置は「補
強用注入材・充填材の主剤タンクと硬化剤タンクを設け
ると共に、前記主剤タンクの主剤と前記硬化剤タンクの
硬化剤を個別に吸引送出する一対のピストンポンプを並
設し、前記一対のピストンポンプは、ピストンロッドを
共通の操作レバーに連結して連動可能に構成されると共
に、シリンダーをフレーム側にヒンジ連結して、前記操
作レバーの長手方向に傾斜可能に装着され、さらに、前
記操作レバーは、ロッド連結ポイント群を長手方向に細
ピッチで配設すると共に、前記一対のピストンポンプの
デリベリー側に、前記主剤と硬化剤の混合部を内設した
注出ガンを備え、前記ロッド連結ポイント群の択一連結
によって、前記一対のピストンポンプのピストンストロ
ークを所定比率に設定して連動し、前記注出ガンから前
記主剤と硬化剤を所定比率に混合した注入材・充填材剤
を注出する構造」になっている。
る本発明の補強用注入材・充填材の混合注出装置は「補
強用注入材・充填材の主剤タンクと硬化剤タンクを設け
ると共に、前記主剤タンクの主剤と前記硬化剤タンクの
硬化剤を個別に吸引送出する一対のピストンポンプを並
設し、前記一対のピストンポンプは、ピストンロッドを
共通の操作レバーに連結して連動可能に構成されると共
に、シリンダーをフレーム側にヒンジ連結して、前記操
作レバーの長手方向に傾斜可能に装着され、さらに、前
記操作レバーは、ロッド連結ポイント群を長手方向に細
ピッチで配設すると共に、前記一対のピストンポンプの
デリベリー側に、前記主剤と硬化剤の混合部を内設した
注出ガンを備え、前記ロッド連結ポイント群の択一連結
によって、前記一対のピストンポンプのピストンストロ
ークを所定比率に設定して連動し、前記注出ガンから前
記主剤と硬化剤を所定比率に混合した注入材・充填材剤
を注出する構造」になっている。
【0007】即ち、本発明の混合注出装置は、エポキシ
樹脂等からなる主剤とその主剤を硬化させる硬化剤を、
共通の操作レバーを有する一対のピストンポンプを連動
させて送出し、使用する分量のみを混合して注出する混
合注出システムを特徴とするものであり、その主剤と硬
化剤はその一対のピストンポンプのピストンロッドと操
作レバーのロッド連結ポイントの選択連結によって、ピ
ストンポンプそれぞれのピストンストロークを応分の比
率に設定し、主剤と硬化剤のポンプ送出量を所定割合に
設定して注出ガンに送り、その注出ガンの注出直前にガ
ン内混合した液状の混合物を注出し、直ちにコンクリー
トクラック等の患部に注入するようになっている。な
お、その操作レバーの上下動操作は、手動またはモータ
ー等を有する自動駆動機構によって行なわれる。
樹脂等からなる主剤とその主剤を硬化させる硬化剤を、
共通の操作レバーを有する一対のピストンポンプを連動
させて送出し、使用する分量のみを混合して注出する混
合注出システムを特徴とするものであり、その主剤と硬
化剤はその一対のピストンポンプのピストンロッドと操
作レバーのロッド連結ポイントの選択連結によって、ピ
ストンポンプそれぞれのピストンストロークを応分の比
率に設定し、主剤と硬化剤のポンプ送出量を所定割合に
設定して注出ガンに送り、その注出ガンの注出直前にガ
ン内混合した液状の混合物を注出し、直ちにコンクリー
トクラック等の患部に注入するようになっている。な
お、その操作レバーの上下動操作は、手動またはモータ
ー等を有する自動駆動機構によって行なわれる。
【0008】
【作用】以上の構成の本発明の補強用注入材・充填材の
混合注出装置は、主剤タンクと硬化剤タンクへの主剤・
硬化剤の供給と、ピストンロッドと操作レバーとの連結
ポイントの設定確認のみによって準備が完了し、続い
て、操作レバーを上下駆動すれば注出ガンから所定比率
の混合物の注入材・充填材が必要な量づつ押し出される
ので、注入材等による一連の補強工事プロセスが極めて
簡便にして能率的にできると共に、余剰混合物を発生す
る無駄がない。
混合注出装置は、主剤タンクと硬化剤タンクへの主剤・
硬化剤の供給と、ピストンロッドと操作レバーとの連結
ポイントの設定確認のみによって準備が完了し、続い
て、操作レバーを上下駆動すれば注出ガンから所定比率
の混合物の注入材・充填材が必要な量づつ押し出される
ので、注入材等による一連の補強工事プロセスが極めて
簡便にして能率的にできると共に、余剰混合物を発生す
る無駄がない。
【0009】そして、注出直前混合にして必要量のみ注
出するシステムとなるので、注出される注入材・充填材
は硬化度が進行したものが含まれず、一様な混合粘性性
状のもののみが注出されて、一様にして効果的な補強工
事が施され、当該補強工事の品質が向上する。
出するシステムとなるので、注出される注入材・充填材
は硬化度が進行したものが含まれず、一様な混合粘性性
状のもののみが注出されて、一様にして効果的な補強工
事が施され、当該補強工事の品質が向上する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を示す
図1を参照して説明する。即ち、本発明の補強用注入材
・充填材の混合注出装置1は、ボックス形状の枠体から
なるフレーム20に、補強用注入材の主剤(エポキシ樹
脂等)を入れる主剤タンク2と、その主剤の硬化剤(ポ
リアミドアミン変性脂肪族ポリアミン等)を入れる硬化
剤タンク3を設けると共に、その主剤タンク2と硬化剤
タンク3の下方に主剤用と硬化剤用の一対のピストンポ
ンプ5A・5Bが並立して装着されている。
図1を参照して説明する。即ち、本発明の補強用注入材
・充填材の混合注出装置1は、ボックス形状の枠体から
なるフレーム20に、補強用注入材の主剤(エポキシ樹
脂等)を入れる主剤タンク2と、その主剤の硬化剤(ポ
リアミドアミン変性脂肪族ポリアミン等)を入れる硬化
剤タンク3を設けると共に、その主剤タンク2と硬化剤
タンク3の下方に主剤用と硬化剤用の一対のピストンポ
ンプ5A・5Bが並立して装着されている。
【0011】詳しくは、ピストンポンプ5A・5Bはシ
リンダー6の後端を下にしてピストンロッド7を上方に
突き出す立設姿勢を有して所定間隔をおいて並設され、
シリンダー6は連結ピン8によってフレーム20側にヒ
ンジ連結され、その並設方向に傾斜自在になると共に、
必要に応じてポンプキャパシテイーの異なるピストンポ
ンプが自在に交換セットできる。そして、そのピストン
ポンプ5A・5Bの上方には、連結ピン8によって先端
をフレーム20側に連結してピストンポンプ5A・5B
の並立方向に伸長する槓杆体の操作レバー9が設けら
れ、この操作レバー9は長手方向に細かいピッチで配設
した孔状のロッド連結ポイント10群を有し、このロッ
ド連結ポイント10を任意に択一してピストンポンプ5
A・5Bのピストンロッド7の先端を連結し、操作レバ
ー9の上下操作によってピストンポンプ5A・5Bが連
動するように構成されている。
リンダー6の後端を下にしてピストンロッド7を上方に
突き出す立設姿勢を有して所定間隔をおいて並設され、
シリンダー6は連結ピン8によってフレーム20側にヒ
ンジ連結され、その並設方向に傾斜自在になると共に、
必要に応じてポンプキャパシテイーの異なるピストンポ
ンプが自在に交換セットできる。そして、そのピストン
ポンプ5A・5Bの上方には、連結ピン8によって先端
をフレーム20側に連結してピストンポンプ5A・5B
の並立方向に伸長する槓杆体の操作レバー9が設けら
れ、この操作レバー9は長手方向に細かいピッチで配設
した孔状のロッド連結ポイント10群を有し、このロッ
ド連結ポイント10を任意に択一してピストンポンプ5
A・5Bのピストンロッド7の先端を連結し、操作レバ
ー9の上下操作によってピストンポンプ5A・5Bが連
動するように構成されている。
【0012】即ち、ピストンポンプ5A・5Bは傾斜姿
勢を呈することによって、それぞれの上方に存在するロ
ッド連結ポイント10を択一して連結可能であり、その
連結ポイント10の択一によって操作レバー9のワンス
トロークの作動によるピストンストロークを適量に選択
設定し、連動するピストンポンプ5A・5Bの吐出量を
所定の割合に設定して主剤と硬化剤を所定比率(この実
施形態のものは2:1)にして同時送出する。
勢を呈することによって、それぞれの上方に存在するロ
ッド連結ポイント10を択一して連結可能であり、その
連結ポイント10の択一によって操作レバー9のワンス
トロークの作動によるピストンストロークを適量に選択
設定し、連動するピストンポンプ5A・5Bの吐出量を
所定の割合に設定して主剤と硬化剤を所定比率(この実
施形態のものは2:1)にして同時送出する。
【0013】そして、このピストンポンプ5A・5Bの
デリベリー側には、引き伸ばした送出ホース13の先端
に注出ガン4が設けられ、この注出ガン4は固定混合羽
根14からなる混合部15をノズル16の後方に内設
し、送出ホース13から送出されてきた主剤と硬化剤を
注出直前に所定比混合した液状の注入材21をノズル1
6から注出するようになっている。なお、図中の12は
主剤タンク2・硬化剤タンク3とピストンポンプ5A・
5Bを接続するサクシヨン側ホースであり、注出ガン4
は注出作業終了時にガン内をクリーニングするエアーク
リーニングパイプ17を有している。そして、この実施
形態のもののフレーム20は、約400粍×約500粍
×約550粍高さの寸法諸元である。
デリベリー側には、引き伸ばした送出ホース13の先端
に注出ガン4が設けられ、この注出ガン4は固定混合羽
根14からなる混合部15をノズル16の後方に内設
し、送出ホース13から送出されてきた主剤と硬化剤を
注出直前に所定比混合した液状の注入材21をノズル1
6から注出するようになっている。なお、図中の12は
主剤タンク2・硬化剤タンク3とピストンポンプ5A・
5Bを接続するサクシヨン側ホースであり、注出ガン4
は注出作業終了時にガン内をクリーニングするエアーク
リーニングパイプ17を有している。そして、この実施
形態のもののフレーム20は、約400粍×約500粍
×約550粍高さの寸法諸元である。
【0014】そして、フレーム20を工事現場の近傍に
定置して、主剤タンク2・硬化剤タンク3に所定の主剤
・硬化剤を供給すると共に、その主剤・硬化剤の所定の
混合比を満足するポンプキヤパシテイーとなるよう、ロ
ッド連結ポイント10を択一してピストンロッド9を連
結し、フレーム20から突き出している操作レバー9の
後端を手動上下作動させて、注出ガン4から注入材・充
填材21を注出してコンクリートクラック等の患部に注
入して当該補強工事等が行なわれる。
定置して、主剤タンク2・硬化剤タンク3に所定の主剤
・硬化剤を供給すると共に、その主剤・硬化剤の所定の
混合比を満足するポンプキヤパシテイーとなるよう、ロ
ッド連結ポイント10を択一してピストンロッド9を連
結し、フレーム20から突き出している操作レバー9の
後端を手動上下作動させて、注出ガン4から注入材・充
填材21を注出してコンクリートクラック等の患部に注
入して当該補強工事等が行なわれる。
【0015】そして、作業終了時には、エアークリーニ
ングパイプ17によってガン内をクリーニングして混合
状態の主剤と硬化剤の装置内残存をゼロにすると共に、
主剤タンク2・硬化剤タンク3から注出ガン4に至る未
混合剤は装置内にそのまま放置し、次回の補強工事に備
える。そして、主剤と硬化剤の変化を要するときは、主
剤タンク2・硬化剤タンク3の残存液をピストンポンプ
5A・5Bで抜き取り、洗浄液を通過させることによっ
て装置内クリーニングをする。
ングパイプ17によってガン内をクリーニングして混合
状態の主剤と硬化剤の装置内残存をゼロにすると共に、
主剤タンク2・硬化剤タンク3から注出ガン4に至る未
混合剤は装置内にそのまま放置し、次回の補強工事に備
える。そして、主剤と硬化剤の変化を要するときは、主
剤タンク2・硬化剤タンク3の残存液をピストンポンプ
5A・5Bで抜き取り、洗浄液を通過させることによっ
て装置内クリーニングをする。
【0016】以上の図1実施形態の混合注出装置1は、
前記の作用があり、主剤と硬化剤の所定比混合から注出
に至る一連の工事プロセスが、極めて簡便にして能率的
にできると共に、余剰の混合物破棄の無駄がなく、その
上、注出直前混合システムのため、注入材・充填材の性
状が一様に安定して工事品質が向上する。そして、この
実施形態のものはポンプキャパシテーが異なるピストン
ポンプ5A・5Bを交換セット自在の構成を有するの
で、ロッド連結ポイント10群との複合によって、主剤
と硬化剤を広範な混合比領域において極めて精確な比率
で混合し、多様な混合仕様を有する注入材・充填材の混
合要件を満足することができる。
前記の作用があり、主剤と硬化剤の所定比混合から注出
に至る一連の工事プロセスが、極めて簡便にして能率的
にできると共に、余剰の混合物破棄の無駄がなく、その
上、注出直前混合システムのため、注入材・充填材の性
状が一様に安定して工事品質が向上する。そして、この
実施形態のものはポンプキャパシテーが異なるピストン
ポンプ5A・5Bを交換セット自在の構成を有するの
で、ロッド連結ポイント10群との複合によって、主剤
と硬化剤を広範な混合比領域において極めて精確な比率
で混合し、多様な混合仕様を有する注入材・充填材の混
合要件を満足することができる。
【0017】なお、本発明の混合注出装置は図1実施形
態に限定されず、図1の点線付記のように、モーターま
たはエンジンによる動力駆動部22を設けて操作レバー
9を動力駆動にする変化があり、さらに、ポンプ送出径
路におけるバイパス流路や圧力計等は必要に応じて付設
される。
態に限定されず、図1の点線付記のように、モーターま
たはエンジンによる動力駆動部22を設けて操作レバー
9を動力駆動にする変化があり、さらに、ポンプ送出径
路におけるバイパス流路や圧力計等は必要に応じて付設
される。
【0018】
【発明の効果】以上の説明のとおり、本発明の補強用注
入材・充填材の混合注出装置は、主剤と硬化剤の所定比
率混合から注出に至る一連の工事プロセスを簡素化・能
率化して工事期間の短縮とコスト低減を図ると共に、注
入材・充填材による工事品質を向上し、併せて、その主
剤、硬化剤の混合物廃棄を実質ゼロとして資源の有効活
用に寄与する多大の効果がある。
入材・充填材の混合注出装置は、主剤と硬化剤の所定比
率混合から注出に至る一連の工事プロセスを簡素化・能
率化して工事期間の短縮とコスト低減を図ると共に、注
入材・充填材による工事品質を向上し、併せて、その主
剤、硬化剤の混合物廃棄を実質ゼロとして資源の有効活
用に寄与する多大の効果がある。
【図1】本発明一実施形態の補強用注入材・充填材の混
合注出装置を示し、(A)は基本構造を示す正面図、
(B)は注出ガンの拡大正面図
合注出装置を示し、(A)は基本構造を示す正面図、
(B)は注出ガンの拡大正面図
1 混合注出装置 2 主剤タンク 3 硬化剤タンク 4 注出ガン 5A・5B ピストンポンプ 6 シリンダー 7 ピストンロッド 8 連結ピン 9 操作レバー 10 ロッド連結ポイント 13 送出ホース 14 固定混合羽根 15 混合部 16 ノズル 20 フレーム 21 注入材
Claims (2)
- 【請求項1】 補強用注入材・充填材の主剤タンクと硬
化剤タンクを設けると共に、前記主剤タンクの主剤と前
記硬化剤タンクの硬化剤を個別に吸引送出する一対のピ
ストンポンプを並設し、前記一対のピストンポンプは、
ピストンロッドを共通の操作レバーに連結して連動可能
に構成されると共に、シリンダーをフレーム側にヒンジ
連結して、前記操作レバーの長手方向に傾斜可能に装着
され、さらに、前記操作レバーは、ロッド連結ポイント
群を長手方向に細ピッチで配設すると共に、前記一対の
ピストンポンプのデリベリー側に、前記主剤と硬化剤の
混合部を内設した注出ガンを備え、前記ロッド連結ポイ
ント群の択一連結によって、前記一対のピストンポンプ
のピストンストロークを所定比率に設定して連動し、前
記注出ガンから前記主剤と硬化剤を所定比率に混合した
注入材・充填材を注出する構造を特徴とする補強用注入
材・充填材の混合注出装置。 - 【請求項2】 ポンプキヤパシテーの異なるピストンポ
ンプが、交換セット自在に構成された請求項1の補強用
注入材・充填材の混合注出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20536796A JP2936099B2 (ja) | 1996-07-15 | 1996-07-15 | 補強用注入材・充填材の混合注出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20536796A JP2936099B2 (ja) | 1996-07-15 | 1996-07-15 | 補強用注入材・充填材の混合注出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1028913A JPH1028913A (ja) | 1998-02-03 |
JP2936099B2 true JP2936099B2 (ja) | 1999-08-23 |
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ID=16505682
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20536796A Expired - Fee Related JP2936099B2 (ja) | 1996-07-15 | 1996-07-15 | 補強用注入材・充填材の混合注出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2936099B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20190081101A (ko) * | 2017-12-29 | 2019-07-09 | (주) 나인테크 | 미세 조정이 가능한 공이 상하 구동장치 |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100415764B1 (ko) * | 2000-09-26 | 2004-01-24 | 유창열 | 콘크리트 균열부의 이액형 약액 주입용 펌핑장치 |
KR20010099518A (ko) * | 2001-10-19 | 2001-11-09 | 김성휴 | 구조물의 크랙 충진 보수장치 및 그 방수 시공방법 |
KR20010107911A (ko) * | 2001-11-17 | 2001-12-07 | 황병권 | 균열부 보수 및 보강용 이액형 약액 주입기 |
KR100941500B1 (ko) * | 2008-02-19 | 2010-02-10 | 주식회사 해동인텍 | 혼합비율 조절형식의 초소형 경량 이액형 수동 도장장치 |
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