JP3000810U - 気泡コンクリートの現場打設装置 - Google Patents

気泡コンクリートの現場打設装置

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季雄 望月
春雄 梅坂
要 堀
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 土木工事などでコンクリートを連続生産する
のに多用されている市販の混練装置を利用し、低廉な製
作経費で気泡コンクリートを多量に連続生産することが
できる気泡コンクリートの現場打設装置を提供するこ
と。 【構成】 収容部に収容された各種材料を計量し、この
計量された各種材料をオーガミキサー14で混練して外
部に連続搬出可能とした混練装置1と、車載式のスクイ
ズ式ポンプ装置2と、気泡発生装置4とを備え、気泡発
生装置4が、コンプレッサー30と、気泡剤を水Wによ
り希釈した希釈液Lをコンプレッサー30で圧送するた
めのパイプ33と、エアーAをコンプレッサー30で圧
送するパイプ34と、内部にアタリ部材を備え、希釈液
LおよびエアーAで気泡を形成するノズルNとよりな
り、このノズルNの先端がスクリューミキサー6の搬送
方向始端側Pに配置されている

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】 本考案は、地下鉄や上下水道工事、道路擁壁の拡張工事等の土木工事の充填、 埋め戻し、又は、畳下地やフロア施工等の建築工事などに使用される気泡コンク リート(気泡モルタルを含む。本考案では便宜上、単に気泡コンクリートと略称 する)の現場打設装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、土木工事において各種充填、埋め戻しを行う場合や、建築工事におい てフロア施工などを行う場合には、普通生コンに代えて気泡コンクリートを打設 することが行われている。
【0003】 また、前記気泡コンクリートを打設するに際しては、通常、作業現場でミキサ ーや気泡発生装置及びスクイズ式ポンプ装置などを備えたプラントを組立て、山 砂やコンクリート廃材などの骨材及びセメントなどの各種材料を計量器で計量し て前記ミキサー内に投入し、該ミキサーで混練される混練物に前記気泡発生装置 からの気泡を注入して気泡コンクリートとなし、該気泡コンクリートを前記スク イズ式ポンプ装置でポンプアップして所定箇所に打設する所謂ミックス方式が採 用されているが、この方式によれば、作業現場において前記気泡コンクリートの 素材となる山砂やコンクリート廃材などの骨材が簡単に入手できることからコス トを低廉にできる反面、前記ミキサーに各種材料を投入するとき、前記計量器で 計量できる量が少ないため計量を何回も行う必要があって効率が悪く、しかも、 前記ミキサー内の気泡コンクリートを外部搬出して、該ミキサーを一旦空にしな いと次の混練ができないことから、連続した気泡コンクリートの打設作業ができ ない欠点があった。
【0004】 そこで、本考案者等は、以前に、特公昭62−38505号公報において、ア ジテータトラックに搭載されたアジテータ内のレディースミックスドコンクリー ト又はレディースミックスドモルタル(以下レディースミックスドコンクリート と略称する)に、気泡発生装置で発生した気泡を注入させて撹拌することにより 気泡コンクリートを作り、この気泡コンクリート(気泡モルタル)を前記スクイ ズ式ポンプ装置でポンプアップして所定箇所に打設するようにした気泡コンクリ ートの打設方法を提案した。
【0005】 この打設方法によれば、作業現場に到着したアジテータトラックにおけるアジ テータ内のレディースミックスドコンクリートに直接気泡を注入して気泡コンク リートを作るようにしているため、上記したミックス方式に較べ、気泡コンクリ ートを短時間で作ることができ、また、前記アジテータトラックの入れ換えだけ で連続した気泡コンクリートの打設作業が可能となって、大幅な工期の短縮がで きるのである。ところが、以上の打設方法では、前記アジテータトラックにおけ るアジテータ内のレディースミックスドコンクリートに直接気泡を注入するよう にしていることから、この注入気泡の体積を確保する上で、前記アジテータの内 部にはレディースミックスドコンクリートをアジテータ容量の約半分しか積載で きないのであり、特に、前記アジテータトラックの使用料金はレディースミック スドコンクリートの積載量には関係なく、運搬回数で決められているため、前記 レディースミックスドコンクリートの運搬経費つまりは気泡コンクリートの製作 経費が高くなる問題があった。
【0006】 そこで、また、以上のような各種問題を解決することを目的として、以前に、 特開平2−308068号公報において、作業現場で気泡コンクリートを効率良 く製作して経済的に打設させ得るようにした所謂プレミックス方式の打設方法を 提案した。このプレミックス方式の打設方法は、アジテータトラックと別の2台 のトラックを用い、この一方側のトラックに気泡発生装置を搭載し、また、他方 側トラックにスクイズ式ポンプ装置とスクリューミキサー及び投入ホッパーを搭 載すると共に、前記気泡発生装置を前記スクリューミキサーに接続させて、前記 アジテータトラックのアジテータで混練されたレディースミックスドコンクリー トを前記ホッパーからスクリューミキサーへと供給し、このスクリューミキサー の通過時に、該スクリューミキサーで搬送されるレディースミックスドコンクリ ートに前記気泡発生装置で発生した気泡を注入して撹拌することにより気泡コン クリートとなし、この気泡コンクリートを前記スクイズ式ポンプ装置でポンプア ップして、所定箇所に打設するようにしたものである。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、以上のようなプレミックス方式の打設方法では、前記気泡発生装置 で発生した気泡を、前記アジテータトラックのアジテータ内に直接注入するので はなく、該アジテータ外部側の前記スクリューミキサーに注入させるようにして いるため、前記アジテータの内部にレディースミックスドコンクリートを満杯状 態に積載することができて、このレディースミックスドコンクリートの運搬経費 を軽減でき、しかも、満杯状態で搬送されたレディースミックスドコンクリート を前記スクリューミキサー側に供給し、該スクリューミキサーで気泡を注入して 気泡コンクリートを作るため、前記アジテータトラックによる1回の運搬で多量 の気泡コンクリートを得ることができる利点を有する反面、次のような問題があ った。
【0008】 即ち、上述したミックス方式のように、気泡コンクリートの素材として作業現 場近くの山砂やコンクリート廃材などの骨材を利用すれば材料コストを低廉にで きるのであるが、前記プレミックス方式では、前記アジテータトラックで搬送さ れるレディースミックスドコンクリートが使用され、このレディースミックスド コンクリートは工場から作業現場へと運搬されるものであるため、運搬経費など がかかって高価であり、従って、前記レディースミックスドコンクリートを使用 することで材料コストが高くなって、工費が高く付くのである。
【0009】 本考案は以上のような問題に鑑みてなしたもので、その目的は、土木工事など でコンクリートを連続生産するのに多用されている市販の混練装置を利用し、低 廉な製作経費で気泡コンクリートを多量に連続生産することができる気泡コンク リートの現場打設装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案の現場打設装置は、セメントや骨材などの各 種材料を収容する複数の収容部をもち、該各収容部に収容された各種材料を計量 し、この計量された各種材料をオーガミキサーで混練して外部に連続搬出可能と した混練装置と、車両に搭載されている車載式のスクイズ式ポンプ装置と、気泡 発生装置とを備え、前記混練装置とスクイズ式ポンプ装置との間に前記気泡発生 装置に接続可能としたスクリューミキサーを介装させたことを特徴とするもので ある。
【0011】 また、本考案は別の観点から、セメントや骨材などの各種材料を収容する複数 の収容部をもち、該各収容部に収容された各種材料を計量し、この計量された各 種材料をオーガミキサーで混練して外部に連続搬出可能とした混練装置と、車両 に搭載されている車載式のスクイズ式ポンプ装置と、気泡発生装置とを備え、前 記混練装置とスクイズ式ポンプ装置との間に前記気泡発生装置に接続可能とした スクリューミキサーを介装させ、更に、前記気泡発生装置が、コンプレッサーと 、気泡剤を水により希釈した希釈液を前記コンプレッサーで圧送するためのパイ プと、エアーを前記コンプレッサーで圧送するパイプと、内部にアタリ部材を備 え、導入された前記希釈液およびエアーで気泡を形成するノズルとよりなり、こ のノズルの先端が前記スクリューミキサーの搬送方向始端側に配置されているこ とを特徴とする気泡コンクリートの現場打設装置を提供する。
【0012】
【作用】
本考案の現場打設装置によれば、前記混練装置において、その各収容部に収容 されたセメントや骨材などの各種材料が計量され、この計量された各種材料をオ ーガミキサーで混練し、この混練物が前記スクリューミキサーへと搬出されて、 該スクリューミキサーによる搬送時に前記気泡発生装置で発生された気泡が混練 物に注入され、これら混練物と気泡とが前記スクリューミキサーを通過するとき 均一に撹拌混合されて、品質良好な気泡コンクリートが多量に連続生産される。 そして、この連続生産される気泡コンクリートは、車両に搭載されている車載式 のスクイズ式ポンプ装置でポンプアップされて、所定箇所に打設されるのである 。
【0013】 また、前記混練装置としては、その各収容部に収容されたセメントや骨材など の各種材料を計量する計量機能と、これら各種材料をオーガミキサーで混練する 混練機能と、混練物を外部搬出する搬出機能とを備えた土木工事などに多用され ている市販のものが使用され、斯かる混練装置の収容部には、上述したミックス 方式と同様に、作業現場で簡単に入手可能な山砂やコンクリート廃材などを投入 して使用することができるのであり、つまり、上述したプレミックス方式のよう に、アジテータトラックで搬送されるレディースミックスドコンクリートを用い るのではなく、前記各収容部に収容する各種材料のうち最も多量に必要とする材 料として、作業現場近くの山砂やコンクリート廃材など簡単に入手可能な骨材が 利用できるのであり、従って、前記プレミックス方式に較べて気泡コンクリート の製作経費を低廉にできる。また、前記混練装置は、各種材料の計量機能と各種 材料を混練する混練機能及び混練物の外部搬出搬出機能とを備えているため、上 述したミックス方式に較べ、気泡コンクリートを効率良く連続生産することがで きる。
【0014】 更に、前記気泡発生装置が、コンプレッサーと、気泡剤を水により希釈した希 釈液を前記コンプレッサーで圧送するためのパイプと、エアーを前記コンプレッ サーで圧送するパイプと、内部にアタリ部材を備え、導入された前記希釈液およ びエアーで気泡を形成するノズルとよりなり、このノズルの先端が前記スクリュ ーミキサーの搬送方向始端側に配置されていることから、前記ノズルから供給さ れる気泡と前記スクリューミキサーで搬送される混練物との両者に、該スクリュ ーミキサーの搬送経路にわたって混合撹拌作用を施すことが可能となって、前記 両者の良好な混合を行うことができる。
【0015】 しかも、前記スクリューミキサーを前記混練装置とスクイズ式ポンプ装置に対 し分離独立させた場合には、トラックにスクイズ式ポンプ装置を単独搭載した市 販のスクイズ式ポンプ車を改良を施すことなくそのまま使用することができる。
【0016】
【実施例】
以下、本考案にかかる気泡コンクリートの現場打設装置を図1に基づいて説明 する。図1において、1は土木工事などでコンクリートを連続生産するのに多用 されている市販の混練装置であって、概略的に説明すると、セメントを収容する 第1収容部11と、細骨材や粗骨材などの骨材を収容する第2収容部12と、水 を収容する第3収容部13とを備え、これら各収容部11,12,13に収容さ れた各種材料を必要量ずつ計量し、この計量された各種材料を前記混練装置1の 一側部に設けたオーガミキサー14に搬送し、該オーガミキサー14で各種材料 を混練しながら外部に連続搬出可能としている。同図の実施例では、前記混練装 置1の下部側に伸縮調節可能とされた複数の支持脚15を設けて地上設置タイプ としているが、前記混練装置1はトラックなどに搭載することも可能である。
【0017】 また、2はトラック3に搭載されたスクイズ式ポンプ装置であり、このスクイ ズ式ポンプ装置2には、気泡コンクリートの投入口21と、この気泡コンクリー トをポンプアップして所定作業箇所に打設する圧送パイプ22とを備えている。 さらに、4はトラック5に搭載された気泡発生装置である。この気泡発生装置4 には後述するスクリューミキサー6に気泡を供給するノズルNを設けている。
【0018】 前記気泡発生装置4をより具体的に説明すると、気泡発生装置4が、コンプレ ッサー30と、気泡剤を水Wにより希釈した希釈液Lをコンプレッサー30で圧 送するためのパイプ33と、エアーAをコンプレッサー30で圧送するパイプ3 4と、内部に例えば、金網35、アルミクズ36、ビーズ玉(ガラスビーズ)3 7等のアタリ部材(図2参照)を備え、導入された希釈液LおよびエアーAで気 泡を形成する前記ノズルNとよりなり、しかも該ノズルNの先端がスクリューミ キサー6の搬送方向始端側の位置Pに配置されている。また、パイプ33および 34はノズルN入口の合流点Gで合流している。
【0019】 そして、本実施例では、前記気泡剤は動物性タンパク質単独もしくは動物性タ ンパク質にクラック防止剤を添加してなり、この気泡剤の原液を投入したタンク 31へ水タンク32より水Wをコンプレッサー30のエアー圧力により投入して 約10倍の希釈液Lとする。そして、この希釈液LおよびエアーAをコンプレッ サー30でそれぞれパイプ33およびパイプ34を通して圧送し、パイプ33お よび34の合流点Gで希釈液LとエアーAが合流した後、ノズルN内に至る。続 いて、ノズルN内では、希釈液LとエアーAが、金網35、アルミクズ36、ビ ーズ玉(ガラスビーズ)37等のアタリを通ることにより、気泡が発生するので ある。この場合、希釈液Lの吐出量と、エアーAの吐出量は、コンプレッサー3 0のエアー圧力をバルブ操作により調整して決めるもので、気泡コンクリート全 体の気泡量およびエアー量に合わせて決定する。
【0020】 さらに、図1において、前記混練装置1におけるオーガミキサー14と前記ス クイズ式ポンプ装置2の投入口21との間にはスクリューミキサー6が介装され ている。そして、ノズルNの先端がスクリューミキサー6の搬送方向始端側の位 置Pにある、混練装置1から供給される混練物の導入口Mに配置されている。
【0021】 そして、以上の現場打設装置で気泡コンクリートの打設作業を行う場合は、先 ず、前記スクリューミキサー6を前記混練装置1のオーガミキサー14と前記ス クイズ式ポンプ装置2の投入口21との間に配設すると共に、ノズルNの先端を スクリューミキサー6の搬送方向始端側の位置Pに配置させて、前記混練装置1 とスクイズ式ポンプ装置2と気泡発生装置4及びスクリューミキサー6をそれぞ れ駆動させる。
【0022】 すると、前記混練装置1において、その第1収容部11に収容されたセメント と第2収容部12に収容された骨材及び第3収容部13に収容された水がそれぞ れ必要量ずつ計量され、この計量された各種材料が前記混練装置1のオーガミキ サー14へと搬出され、該オーガミキサー14による搬送時に各種材料が混練さ れる。また、この混練物は混練物導入口Mから前記スクリューミキサー6に導入 されて、該スクリューミキサー6による搬送時に前記気泡発生装置4のノズルN で発生した気泡が混練物に注入され、これら混練物と気泡とが前記スクリューミ キサー6を通過するとき均一に撹拌混合されて、品質良好な気泡コンクリートが 多量に連続生産される。
【0023】 そして、前記スクリューミキサー6で連続生産される気泡コンクリートは、前 記スクイズ式ポンプ装置2の投入口21へと供給されて、前記圧送パイプ22か ら各種打設現場に打設される。このとき、前記気泡発生装置4のノズルNの先端 が、スクリューミキサー6の搬送方向始端側の位置Pに配置されているため、ノ ズルNから供給される気泡と前記スクリューミキサー6で搬送される混練物との 両者に、該スクリューミキサー6の搬送経路にわたって混合撹拌作用を施すこと が可能となって、前記両者の良好な混合を行うことができる。
【0024】 また、前記混練装置1の第2収容部12に投入する骨材としては、作業現場で 簡単に入手可能な山砂やコンクリート廃材などを骨材として使用することができ るのであり、従って、気泡コンクリートの製作経費を低廉にでき、また、前記混 練装置1は、各種材料の計量機能と混練機能及び前記オーガミキサー14による 混練物の外部搬出搬出機能とを備えているため、気泡コンクリートを効率良く連 続生産することができる。
【0025】 前記スクリューミキサー6としては、前記混練装置1やスクイズ式ポンプ装置 2に対し独立して分離可能とされたものを用いることが望ましく、このようにす るときには、各種現場での気泡コンクリートの打設条件などに応じて、前記混練 装置1による混練物に対する気泡の混合率を変える場合、つまり、気泡コンクリ ートの気泡含有率を変えるような場合に、前記スクリューミキサー6として長さ の異なる任意のものを選択採用することにより、前記混練物と気泡との両者の混 合を均一にできるのであり、例えば多量の気泡を前記混練物に混合させるような とき、前記スクリューミキサー6として長さの長いものを用いることにより、前 記両者の混合を均一化できて、打設条件に適応した品質良好な気泡コンクリート を得ることができ、各種打設現場に最適な気泡コンクリートを打設できるのであ る。
【0026】 また、以上のように、前記スクリューミキサー6を前記混練装置1やスクイズ 式ポンプ装置2に対し独立させて分離可能に配設するときには、前記スクリュー ミキサー6に任意の傾斜角度を付して前記混練装置1とスクイズ式ポンプ装置2 との間に介装させることができ、例えば前記スクリューミキサー6を、図1で示 したしたように、前記混練装置1のオーガミキサー14側が低く、前記スクイズ 式ポンプ装置2側が高くなるように傾斜状に介装させることにより、前記スクリ ューミキサー6による混練物と気泡との搬送時における接触効率を良好として、 両者を均一に混合することもできる。しかも、前記スクリューミキサー6を前記 混練装置1とスクイズ式ポンプ装置2に対し分離独立させることにより、トラッ クにスクイズ式ポンプ装置を単独搭載した市販のスクイズ式ポンプ車を改良を施 すことなくそのまま使用することができる。
【0027】 以上の実施例においては、前記混練装置1の各収容部11,12,13に収容 されたセメントと各種骨材及び水を混練して、この混練物を前記スクリューミキ サー6に搬出し、該スクリューミキサー6において前記気泡発生装置4からの気 泡を混練物に注入させることにより気泡コンクリートを作る場合について説明し たが、本発明では、前記混練装置1で水と砂及びセメントを混練して、この混練 物に気泡を注入することにより気泡モルタルを作る場合にも適用できる。また、 本発明では、前記混練装置1で水と砂とを混練して、この混練物に気泡を注入す ることにより、建物周囲や地盤沈下跡の埋め戻し工事などを行うときに使用され る気泡流材を作る場合にも適用できる。
【0028】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案にかかる現場打設装置では、土木工事などでコン クリートを連続生産するのに多用されている市販の混練装置と、車載式のスクイ ズ式ポンプ装置と、気泡発生装置とを備え、前記混練装置とスクイズ式ポンプ装 置との間に前記気泡発生装置に接続可能としたスクリューミキサーを介装させた から、前記混練装置の収容部に収容する各種骨材として、作業現場で簡単に入手 可能な山砂やコンクリート廃材などを使用できるのであり、つまり、前述したプ レミックス方式のように、アジテータトラックで搬送されるレディースミックス ドコンクリートを用いるのではなく、前記収容部に収容する各種材料のうち最も 多量に必要とする材料として、作業現場近くの山砂やコンクリート廃材など簡単 に入手可能な骨材が利用できるのであり、従って、前記プレミックス方式に較べ て気泡コンクリートの製作経費を低廉にできるのであり、しかも、前記混練装置 は、各種材料の計量機能と各種材料を混練する混練機能及び混練物の外部搬出搬 出機能とを備えているため、前述したミックス方式に較べ、気泡コンクリートを 効率良く多量に連続生産することができる。
【0029】 また、本考案では、前記気泡発生装置が、コンプレッサーと、気泡剤を水によ り希釈した希釈液を前記コンプレッサーで圧送するためのパイプと、エアーを前 記コンプレッサーで圧送するパイプと、内部にアタリ部材を備え、導入された希 釈液およびエアーで気泡を形成する前記ノズルとよりなり、しかも該ノズルの先 端がスクリューミキサーの搬送方向始端側に配置されていることから、前記ノズ ルから供給される気泡と前記スクリューミキサーで搬送される混練物との両者に 、該スクリューミキサーの搬送経路にわたって混合撹拌作用を施すことが可能と なって、前記両者の良好な混合を行うことができるとともに、前記スクリューミ キサーを前記混練装置とスクイズ式ポンプ装置に対し分離独立させた場合には、 トラックにスクイズ式ポンプ装置を単独搭載した市販のスクイズ式ポンプ車を改 良を施すことなくそのまま使用することができる利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す全体構成説明図であ
る。
【図2】上記実施例における要部構成説明図である。
【符号の説明】
1…混練装置、2…スクイズ式ポンプ装置、3…トラッ
ク(車両)、4…気泡発生装置、6…スクリューミキサ
ー、11,12,13…収容部、14…オーガミキサ
ー、30…コンプレッサー、31…気泡剤の原液を投入
したタンク、32…水タンク、33,34…パイプ、3
5…金網(アタリ部材)、36…アルミクズ(アタリ部
材)、37…ビーズ玉(アタリ部材)、A…エアー、N
…ノズル、L…希釈液、P…スクリューミキサーの搬送
方向始端側、M…混練物導入口。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 堀 要 岡山県津山市高尾590番地の1 日本植生 株式会社 内

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セメントや骨材などの各種材料を収容す
    る複数の収容部をもち、該各収容部に収容された各種材
    料を計量し、この計量された各種材料をオーガミキサー
    で混練して外部に連続搬出可能とした混練装置と、車両
    に搭載されている車載式のスクイズ式ポンプ装置と、気
    泡発生装置とを備え、前記混練装置とスクイズ式ポンプ
    装置との間に前記気泡発生装置に接続可能としたスクリ
    ューミキサーを介装させたことを特徴とする気泡コンク
    リートの現場打設装置。
  2. 【請求項2】 セメントや骨材などの各種材料を収容す
    る複数の収容部をもち、該各収容部に収容された各種材
    料を計量し、この計量された各種材料をオーガミキサー
    で混練して外部に連続搬出可能とした混練装置と、車両
    に搭載されている車載式のスクイズ式ポンプ装置と、気
    泡発生装置とを備え、前記混練装置とスクイズ式ポンプ
    装置との間に前記気泡発生装置に接続可能としたスクリ
    ューミキサーを介装させ、更に、前記気泡発生装置が、
    コンプレッサーと、気泡剤を水により希釈した希釈液を
    前記コンプレッサーで圧送するためのパイプと、エアー
    を前記コンプレッサーで圧送するパイプと、内部にアタ
    リ部材を備え、導入された前記希釈液およびエアーで気
    泡を形成するノズルとよりなり、このノズルの先端が前
    記スクリューミキサーの搬送方向始端側に配置されてい
    ることを特徴とする気泡コンクリートの現場打設装置。
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