JP2935546B2 - 曲げガラス板および/またはくすり掛けガラス板の製造方法及び製造装置 - Google Patents

曲げガラス板および/またはくすり掛けガラス板の製造方法及び製造装置

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JP2935546B2 JP2187310A JP18731090A JP2935546B2 JP 2935546 B2 JP2935546 B2 JP 2935546B2 JP 2187310 A JP2187310 A JP 2187310A JP 18731090 A JP18731090 A JP 18731090A JP 2935546 B2 JP2935546 B2 JP 2935546B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、曲りガラス板および/またはくすり掛けガ
ラス板、とりわけ自動車用窓ガラスに用いるガラス板の
製法及びその装置に関する。さらに明確に云えば、平面
ガラス板を、横行炉内で再下熱し、曲げ加工装置内で任
意に付形する上方部材の下部に置き、吸引して持上げ該
上方部材と付合わせ、次いで下方部材上に落し、冷却装
置特に熱強化装置に通す手順の実施に関する。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕
自動車用窓ガラスの製造において、最大の光学的特
性、すなわち掴みきずや引掻きずの無いことはきわめて
重要である。非常にきびしい品質規格に関して云えば、
ガラス板が受ける熱処理による光学的欠陥も無いことで
ある。このような欠陥の顕著な例は、ガラス板の不均一
な支持、例えばローラー支持によりローラー間で高温に
なったガラス板がその自重で落ち込むことでおこる変形
に起因している。肉眼的見地から云えば、実際こうして
生じたうねりは形状欠陥にはならないが、このガラス板
を通して見る目視マークは歪んでしまう。
これらのうねりは、ガラス板の温度が最高になる炉の
最終工程および/または曲げ加工装置内で生ずる。この
うねりを防ぐために、ガラス板の変形速度がガラス板の
移動速度と比べて十分に低くなるよう該最高温度を限界
値より低く保つ必要がある。本発明は、ガラス板の温度
が約630℃を越えなければ、通常このような条件は満足
されることを見出した。しかし、二つのケースを重ねて
おこなう、すなわちガラス板を小さな曲率半径で曲げお
よび/またはガラス板表面の全部あるいは一部をうわぐ
すり塗料で塗布する場合、少なくともこの温度は不十分
である。
まず小さな曲率半径で曲げるケースでは、ガラスが極
端に冷たいとガラスの粘度が曲げ加工中に生ずる応力を
緩和することができず、ガラス板あるいは窓ガラスが破
損してしまう。きわめてゆっくり曲げればよいが、工業
生産の要求には合わなくなる。炉の入口でカーボンブラ
ックの粉をガラスに振掛けおよび/またはガラスと平行
に移動する追加加熱手段を炉に設置することで、きわめ
て局在化したスーパーヒーティング又はオーバーヒーテ
ィングを生ぜしめることは、例えば米国特許第4,441,98
7号あるいは西ドイツ特許第3,742,481号で周知である。
しかし、いずれの方法もガラス板表面の小さな部分にし
か作用せず、あるいは炉を出る時全く同じうねりの問題
が生ずる。
次にうわぐすり塗料で塗布するケースでは、不十分な
温度でこのうわぐすり塗料を完全に焼付することはでき
ない。ガラス板を上方部材に付合わす時、この上方部材
もっと正確には例えばこの上方メンバの耐火性ファイバ
ーによるコーティングが、いまだ液状のままのうわぐす
り塗料でよごれてしまうし、このコーティングが次のガ
ラス板をよごしてしまう。ガラス板に与える曲率には関
係なく、再度ガラス板の温度を例えば650℃より高い温
度、これは前述の光学的欠陥をまねく温度であるが、こ
の温度で処理する方がましである。
本発明の目的は、すぐれた光学的特性をもつ、特にう
ねりあるいは波形欠陥のない、ガラス板あるいは窓ガラ
スを製造するために、上方部材を用いて曲げおよび/ま
たはくすり掛け、および任意に熱強化したガラス板の製
法を改良することである。
〔課題を解決するための手段、作用及び発明の効果〕
本発明は、例えばフランス特許出願公開第2,085,464
号、ヨーロッパ特許出願公開第3391号、同第240,418号
あるいは同第241,355号の内容に従って、曲げて熱強化
する窓ガラスを製造する方法に基づいている。これらの
方法に従って、ガラス板を平らに一つ一つ再熱炉に送入
し、例えばローラーコンベヤーで横移動させ、随意に保
温し密閉する囲いからなる再熱炉の端にある曲げ加工装
置に供給し、そして冷却装置特に熱強化装置に通す。曲
げ加工装置内で、ガラス板を随意に付形する上方部材の
下部に置き、例えばこのガラス板の周囲を真空にするこ
とでガラス板を吸引して持上げ、この上方部材に付合わ
せ、次に冷却装置に通すために例えば好ましくは環状フ
レームで構成する下方部材上にガラス板を落す。
本発明による改良は、連続処理の待ちの間及び場合に
よってはガラス板を下方部材上に置く迄、上方部材に向
けて熱風を吹き付けることよりなる。この熱風の吹き付
けによって、上方部材を加熱し、上方部材の温度をガラ
ス板が曲げ加工装置に入る温度より約20〜150℃高くで
きる。
本発明によるこの熱風の吹き付けの唯一のねらいは、
上方部材を再熱し及び随意にガラス板の後面を再熱する
ことで、ガラス板の再熱を完了することである。これ
は、例えばヨーロッパ特許出願公開298,426号に開示さ
れているガラス板を熱風流で空気プレスする方法と比べ
て根本的な相違がある。すなわちこの方法の本質はガラ
スに圧力をかけることであって、いつまでも更新可能な
熱源を供給できないことである。
ガラス板を上方部材に移す途中、とりわけ上方部材に
付合わせた時、ガラス板は迅速に必要な追加熱量を受け
る。曲げ加工装置に入るガラス板の温度を比較的低く、
厚さ3.2mmの標準ガラス板では650℃あるいは好ましくは
630℃より低く保つことができる。もっと薄いガラス、
例えば厚さ2mmのものでは炉の温度を610〜615℃より低
く保ってよい。厚いガラス、例えば4mmのものでは、炉
を630℃の温度に保ち、追加の熱源を本発明になる熱風
の吹き付けによって供給する。
都合のよいことに、この熱風吹き付けを均一とせず
に、上方部材のある一定の部分に対し好ましい形で、特
に最大の曲げを与えおよび/またはくすり掛けをしなけ
ればならないガラス板の面積に対応した部分、一般には
ガラス板及び相対する上方部材の縁近くに位置する部分
に熱風を向けることができる。しかし、この場合でも、
実際は局部加熱ではなく、上方部材の1/3〜1/2に相当す
る面積がこの熱風吹き付けの作用を受ける。
前記のフランス特許出願公開第2,085,464号、ヨーロ
ッパ特許出願公開第240,418号及び同第241,355号に公開
されている、ガラス板を持上げて付合わせるために用い
る周辺吸引を、連続処理の待ちの間でも継続することで
上方部材の縁に向けての局在化を得ることができる。こ
の吸引によって、上方部材の縁にそったガス流が生じる
ので、上方部材過熱には好ましい。この周辺吸引をする
高さは、ローラーコンベヤーの上方であってガラス板を
脱着するのに必要な高さより低いが、ガラス板の重量の
一部をまだ十分持上げることができる高さが好ましく、
こうすればローラーによるマーキングの危険なしに、ガ
ラス板の方向を変えることができるから、ガラス板の位
置決めには有利となる。
その上、熱風吹き付けは曲げ加工装置を他の設備特に
それを収容する建屋に比べてわずかに加圧に保つ。それ
故、曲げ加工装置への冷風のもれ込みをなくし、熱強化
用のブローイングをさまたげないようにしている。すな
わち、一方では造形品質の良好な制御ができ、片や生産
速度の改善に寄与する。二枚のガラス板又は窓ガラスを
同時に処理することが可能であり、最初のものを熱強化
している時に、二番目のものの造形をはじめることがで
きる。
本発明で、過熱した上方部材と接するガラス板の過熱
速度は、上方部材と接する滞留時間が約10秒、通常約20
秒迄であるが、この滞留時間の最初の2秒を除いて大体
において一定であることを見出した。たとえ曲げ加工装
置に入るガラス板の温度が、所要の曲率半径にとって不
十分であっても、形状で決まる種々の変数の関数として
該滞留時間を変えて多少の曲げ欠陥をきわめて簡単に直
すことができる。与えられたガラス板の厚さによって、
再熱炉の操業パラメーターを厳密に一定に保つことがで
きる。唯一すべき調整は、上方部材に当てる熱風の強さ
および/または温度である。これら二つのパラメーター
は簡単に制御でき、またガラス板製造工程の比較的後段
で操作を始めるので、熱慣性が比較的高い再熱炉の効能
と違って、調整の効能をきわめて迅速に評価することが
できる。
ガラス板をくすり掛けする時、最も重要な点は上方部
材と接する滞留時間ではなくて、うわぐすりの表面焼付
を即座におこなう上方部材の高温である。車体に窓ガラ
スを取付けるのに使う接着剤をマスキングするためのフ
レームとなる曲げた縁の翼面及びうわぐすり被覆のある
後面窓ガラスのような自動車用窓ガラスのケースにしば
しばみられるが、ガラス板の同一面積にうわぐすりの焼
付と小さな曲率半径の造形を加える場合、可能性として
は上方部材をかなり過熱して使い、この上方メンバと接
する滞留時間を比較的長く保てばよい。
本発明は、発明にかかわる方法を実施する装置にも関
する。この装置は、平面ガラス板を送入する積込装置、
例えばローラーコンベヤーで横行する再熱炉、再熱炉の
端に設置する出入口のある密閉した囲いでできた曲げ加
工装置、それに冷却装置および特に熱強化装置から構成
される。この曲げ加工装置は、随意に付形する上方部
材、ガラス板を該上方部材の下部に位置決めする手段、
随意にガラス板を持上げて上方部材に付合わす手段、例
えばガラス板を好ましくは環状フレームでできた下方部
材の上に置き、ガラス板を冷却装置へ送る走行手段をも
ち、さらに曲げ加工装置は上方部材に向けて送る熱風を
発生する手段も提供する。
熱風を発生する手段は、例えば曲げ加工装置内のロー
ラコンベヤーの下部に設置する一つのあるいはそれ以上
のバーナーで構成する。安全上の理由で、熱風の強さと
方向を例えばそらせ板で修正して、これらのバーナーを
常時運転するのが好ましい。該そらせ板の位置を変え
て、例えば再熱炉を出るガラス板の温度に近い高温条件
を維持したり、あるいは上方部材及び特にその縁のある
一定の部分を過熱したりするためにバーナーを同時に使
うことができる。
本発明の別の好ましい実施態様によれば、曲げ加工装
置の外部に設置する一つあるいはそれ以上のバーナーか
らの熱排ガスを強制循環パイプで曲げ加工装置に導いて
熱風を作る。これらのパイプを上下移動する上方部材と
一体をなすフレームに固定するのが効率からして好まし
い。生産ラインが、フランス特許出願公開第2,085,464
号、ヨーロッパ特許出願公開第240,418号あるいは同第2
41,355号に従って、上方部材を真空下にある底なし容器
内に付けた場合、該容器が、強制循環パイプ、上方部材
に向かう排ガスの通路となる容器壁に開けた開口部、上
方メンバと容器間のスペースの支持フレームとして働く
のが好ましい。ただしこの上方部材と容器間のスペース
はパイプを固定するには不十分であるから、パイプを容
器の外側に固定させねばならない。
本発明の実施態様及び図面を次に詳しく説明するが、
本発明はこれらに限定されるものではない。
〔実施例〕
ヨーロッパ特許出願公開第3,391号及び第240,418号に
従って、慣性と重力で造形をおこなう曲げ加工装置の必
須構成要素を第1図に示す。ガラス板を横行炉で予熱し
たのち、ローラーコンベヤー(1)にのせて曲げ加工装
置に送る。ローラーは小径であるが、それでもローラー
間には間隔があるので、ガラス板を均一に支えることが
できず、その結果熱ガラス板は自重で落込む。適当な前
方および/または側方位置決め装置で、このガラス板を
平面上方部材(2)の下部に置く。この平面上方部材
は、バー(3)で底なし容器(4)に着脱可能なように
固定し、減圧室(5)の下部にある滑り板機構で滑らせ
る。減圧室を真空ポンプの吸引装置につなぎ上下移動を
可能にする。曲げ加工サイクルにおいて、減圧室(5)
を下げて、ガラス板を上方部材(2)に近ずかせ、そし
て吸引装置を作動してガラス板の外周近傍を真空にすれ
ば、これによりガラス板を持上げて上方部材に付合わす
ことができる。上方部材(2)の性質にもよるが、ガラ
ス−金属あるいはガラス−耐火物セラミック間の接触を
より柔らかくするように、この上方部材表面にカバーを
することが好ましい。ガラス板を上方部材に付けるとす
ぐ、このガラス板の下部に所要のガラス板形状の外縁を
した環状型枠を配置できるように、すべての成形用具
(2,3,4,5)を持上げる。次にこのガラス板を型枠の上
に落せば、ガラス板は高温であるから重力及びおそらく
その落込みの慣性の効果により変形する。この曲げ加工
法に関する詳細は前述の公告に記載されている。
本発明によれば、曲げ加工装置は、容器(4)を囲
み、持上げた状態の、すなわち2枚のガラス板の中間で
待ちの状態にある上方部材(2)と位置合わせをした強
制循環ダクト(6)を装備する。例えば羽根付又は翼付
ダクトタイプであるこれらダクト(6)に、曲げ加工装
置の外に設けたバーナーから熱排ガスを送る。曲げ加工
装置内に直接設置したバーナーを使うことも、あるいは
別の加熱方法、特に輻射加熱器、この場合はガス流れを
発生させるため常時吸引操作と組合わせることになる
が、を使うことができる。
このダクト(6)は、上方部材(2)の縁の温度がキ
ャンバリング装置に入るガラス板の温度より約150℃を
越えない範囲に、少なくとも局所的に上方部材(2)の
縁を再加熱することが好ましい。ガラス板が上方部材
(2)と接する際、特に上方部材(2)の一番熱い域と
接するガラス板は、その熱量の一部を吸収し温度が上が
る。このガラス板の過熱域はより展性となり小さな曲率
半径にそって造形ができる。わずかにあるいはまったく
曲げないガラス板の他の部分には、650℃好ましくは630
℃より低い温度が、適正な熱強化を保証するのに十分で
あり、したがって、さらにガラス板を炉内で予熱するこ
とは無意味である。
熱風の強さ及び過熱表面の寸法からして、翼の方向お
よび/または熱排ガス温度および/またはその流量を変
更することにより、上方部材の過熱をかげんすることが
できる。それ故、炉の出側温度を同じにして操業するこ
とができ、このことは光学的欠陥の発生もなく、故障の
ない炉のパラメーター一定操業ができる利点がある。そ
の上、上方部材の過熱パラメーターの調整がきわめて迅
速にでき、特にその効果がほとんど瞬時にあらわれる。
前述の説明は、曲げて熱強化した窓ガラスの製造用装
置に関するが、同一装置をくすり掛けガラス板を曲げず
に、この場合上方部材から脱着するガラス板を受ける環
状型枠は平面形状であるが、熱強化のために使うことが
できるし、この環状型枠を熱強化中のガラス板の支持体
としても使うことができる。
本発明を、ガラス板の全表面を真空にしてガラス板を
持上げ、あるいはフレームで機械的に持上げることがで
きる曲げ加工装置にも適用できる。上昇する熱風流でガ
ラスを造形することもできる。この場合、二つの上昇熱
風流が交互に働き、最初の熱風流は本発明に従って上方
部材を過熱し、一方次の熱風流はガラス板に当たり一種
の空気圧縮をおこなわせることが可能である。ガラス板
を上方部材下部に位置決めする間、二番目の上昇流を切
るか又は少なくともかなり絞らねばならない。
第2図は、本発明の変形体を示す略図である。前述と
同様に、曲げ加工装置はコンベア(1)、その上部に種
々な高さで減圧室(5)、その下部に底なし容器
(4)、この容器内に上方部材(2a)をバー(3)で据
えている。この場合、上方部材(2a)を凸面雄型曲げ型
枠で構成し、この曲率をガラス板に与える曲率と全くあ
るいは部分的に一致させる。上方部材(2a)の曲率で変
形した後、この成形しあるいは中間造形したガラス板を
雌型曲げ加工型枠、すなわち環状型枠に据える。この雌
型型枠にのせて、冷却装置特に熱強化装置に通す。この
方法と曲げ加工工具はフランス特許出願公開2,085,464
号及びヨーロッパ特許出願公開241,355号に詳細に記述
されている。
本発明の変形体において、強制循環ダクト(6)を容
器(4)に固定するので、ダクトは上方部材(2)の上
下動に従う。曲げ加工装置内の高温に耐えうる材質でで
きた配管を通してあるいは配管をお互いにスライドさせ
る配置にして、このダクト(6)をバーナーから曲げ加
工装置まで排ガスを運ぶダクトに接続する。このダクト
(6)を容器の内側に固定することができるし、あるい
は容器の外側に置くこともできる。容器(4)の壁にあ
けた開口部(7)は矢印で示すように熱排ガスの上方部
材(2)への通路である。
都合よく、この曲げ加工装置は、熱強化装置と通じる
ドア(8)に平行して熱風流を送る手段も備えている。
これらの手段は、曲げ加工装置の囲いの中に冷風が浸入
しないようダクト(6)で熱風を送って加圧の効果を完
全なものにする。これらの手段は、例えば好ましくは主
ダクト(6)から分岐した強制循環ダクト(9)からな
り、強制循環ダクト(9)を常時あるいはドア(8)開
放時だけに熱風を供給することができる。
本発明は、くすり掛けフレーム及び高い光学的特性を
もつガラス板又は窓ガラスを製造するのに特に適してい
る。本発明を既存の生産装置に有利に用いることがで
き、その結果製品の巾を広げることになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は平面上方部材及び固定強制循環パイプを備えた
曲げ加工装置の略図、第2図は凸面上方部材及び真空下
にある容器に固定した強制循環パイプを備えた別の曲げ
加工装置の略図である。 1……ローラーコンベヤー、2……平面上方部材、 2a……凸面上方部材、3……バー、 4……底なし容器、5……減圧室、 6……強制循環ダクト、7……開口部、 8……ドア、9……強制循環ダクト。
フロントページの続き (72)発明者 フランソワ マラール フランス国,エフ‐60200 コンパーニ ュ,クレロワ,リュ マーゴ,6 (56)参考文献 特開 平1−52628(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C03B 23/035

Claims (20)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガラス板を、実質的に平らに且つ一つ一つ
    再熱炉に送入し、炉内を移動させ、再熱炉の端に設置す
    る随意に断熱し密閉する囲いからなる曲げ加工装置に供
    給し、そして冷却装置特に熱強化装置に通し、該ガラス
    板を曲げ加工装置内にある随意に付形する上方部材(2,
    2a)の下部に置き、次いで持上げて該上方部材(2,2a)
    と付合わせ、続いて冷却装置に通す方法において、前記
    上方部材(2,2a)によるガラスの逐次的処理の間に、上
    方部材(2,2a)に向けて熱風の吹き付けをおこなうこと
    を特徴とする曲げガラス板および/またはくすり掛けガ
    ラス板又は窓ガラスの製造方法。
  2. 【請求項2】前記熱風の吹き付けを、ガラス板を下方部
    材上に落すまで続けることを特徴とする請求項1記載の
    方法。
  3. 【請求項3】前記熱風の吹き付けを、上方部材(2,2a)
    のすべての部位に一様としないことを特徴とする請求項
    1又は請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】前記熱風の吹き付けを、上方部材(2,2a)
    の縁辺部に向けることを特徴とする請求項3記載の方
    法。
  5. 【請求項5】前記ガラス板の外周近傍で作る真空による
    吸引でガラス板を持上げる方法で、熱風を吹き付けてい
    る間、上方部材(2,2a)の縁辺部に向けて同じ熱風流路
    をつけるように、該吸引を続けることを特徴とする請求
    項4記載の方法。
  6. 【請求項6】加熱した上方部材(2,2a)と曲げ加工装置
    に入るガラス板との温度差が20〜150℃であることを特
    徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 【請求項7】前記ガラス板を、上方部材(2,2a)に時間
    2〜20秒の間付合わせることを特徴とする請求項1〜6
    のいずれか1項に記載の方法。
  8. 【請求項8】曲げ加工装置に入るガラス板の温度が、板
    厚3.2mmより厚いガラス板では630℃より低く、板厚2mm
    のガラス板では615℃であることを特徴とする請求項1
    〜7のいずれか1項に記載の方法。
  9. 【請求項9】請求項1〜8のいずれか1項に記載の方法
    を適用して、くすり掛けフレームのある窓ガラスを製造
    する方法。
  10. 【請求項10】請求項1〜8のいずれか1項に記載の方
    法を適用して、顕著な曲率のある窓ガラスを製造する方
    法。
  11. 【請求項11】ガラス板を実質的に平らに装入する装
    置、ローラーコンベヤーのようなコンベヤーが横行する
    再熱炉、再熱炉の端に設置する出入口をもつ密閉曲げ加
    工装置、及びガラス板を冷却装置に通す手段からなり、
    該曲げ加工装置が随意に付形する上方部材(2,2a)、ガ
    ラス板を該上方部材の下部に置く手段、ガラス板を持上
    げて上方部材に付合わす手段(4,5)をもち、さらに曲
    げ加工装置に上方部材(2,2a)を指向する熱風流を作る
    ことができる手段(6)を備えることを特徴とする請求
    項1〜8のいずれか1項に記載の方法を実施する装置。
  12. 【請求項12】前記手段(6)が曲げ加工装置内に設置
    する一つ又はそれ以上のバーナーでなることを特徴とす
    る請求項11記載の装置。
  13. 【請求項13】そらせ板で熱風の流路をつけることを特
    徴とする請求項12記載の装置。
  14. 【請求項14】前記手段(6)が、曲げ加工装置外に設
    置する一つ又はそれ以上のバーナーからなり、この熱排
    ガスを強制循環ダクト(6)で曲げ加工装置に供給する
    ことを特徴とする請求項11記載の装置。
  15. 【請求項15】該強制循環ダクトが、上方部材の寸法を
    もつフレームを形成することを特徴とする請求項14記載
    の装置。
  16. 【請求項16】該強制循環ダクトを、上下移動において
    上方部材と一体をなすフレームに据えることを特徴とす
    る請求項14又は請求項15記載の装置。
  17. 【請求項17】前記上方部材(2,2a)を、真空下にあり
    且つこの上方部材を囲む底なし容器(4)内に据え、該
    ダクト(6)をこの底なし容器(4)の内側に固定する
    ことを特徴とする請求項16記載の装置。
  18. 【請求項18】前記上方部材(2,2)を、真空下にあり
    且つこの上方部材を囲む底なし容器(4)内に据え、強
    制循環ダクト(6)を底なし容器(4)の外側に固定
    し、上方部材(2,2a)の方向に排ガスを吹込む通路とな
    るよう、該容器(4)の壁に開口部(7)をつけること
    を特徴とする請求項14記載の装置。
  19. 【請求項19】曲げ加工装置が、熱強化装置と曲げ加工
    装置を連絡するドアに平行な熱風カーテンを作るに適し
    た手段も備えることを特徴とする請求項11〜18のいずれ
    か1項に記載の装置。
  20. 【請求項20】熱風カーテンを作る手段が、上方部材を
    指向する主ダクトから分岐する強制循環ダクトからなる
    ことを特徴とする請求項19記載の装置。
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