JP2934876B2 - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JP2934876B2 JP20551396A JP20551396A JP2934876B2 JP 2934876 B2 JP2934876 B2 JP 2934876B2 JP 20551396 A JP20551396 A JP 20551396A JP 20551396 A JP20551396 A JP 20551396A JP 2934876 B2 JP2934876 B2 JP 2934876B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は半導体装置及びそ
の製造方法に関し、特に、半導体チップを回路基板上に
搭載してなる半導体装置及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばCSP(chip size package)と呼
ばれるLSI等からなる半導体チップの実装技術では、
半導体チップを回路基板(メイン回路基板)上に直接実
装するのではなく、サブ回路基板を介して実装してい
る。この場合、サブ回路基板の平面サイズは半導体チッ
プの平面サイズとほぼ同じとなっている。
【0003】図5は従来のこのような半導体装置の一例
を示したものである。サブ回路基板1は複数枚(例えば
3枚)のガラスセラミック基板1aを積層したもの(多
層配線ガラスセラミック基板)からなっている。サブ回
路基板1の上面周辺部には、導電性ペースト(例えば銀
とパラジウムの混合ペースト、以下同じ)を焼成硬化し
てなる複数個の第1の接続パッド2が配列形成されてい
る。サブ回路基板1の下面全体には、導電性ペーストを
焼成硬化してなる複数個の円形の第2の接続パッド3が
格子状に配列形成されている。第1の接続パッド2と第
2の接続パッド3における相対応するもの同士は、それ
ぞれ、サブ回路基板1内に形成された、導電性ペースト
を焼成硬化してなる内部導通部4を介して接続されてい
る。第1の接続パッド2の上面にはニッケルメッキ層5
及び金メッキ層6がこの順で形成されている。第2の接
続パッド3の下面にはニッケルメッキ層7、金メッキ層
8及び高融点ハンダ(低融点金属)からなるほぼ球状の
ハンダバンプ9がこの順で形成されている。
【0004】半導体チップ11は、チップ本体12の下
面周辺部に複数個の接続パッド13が配列形成され、接
続パッド13の中央部を除くチップ本体12の下面全体
に保護膜(パッシベーション膜)14が形成され、接続
パッド13の露出面下に下地金属層15を介して金メッ
キからなる金バンプ16が形成された構造となってい
る。そして、半導体チップ11は、その金バンプ16を
サブ回路基板1の第1の接続パッド2上の金メッキ層6
に金属拡散接合されていることにより、サブ回路基板1
上に搭載されている。この場合、半導体チップ11とサ
ブ回路基板1との間にはエポキシ樹脂等からなる樹脂封
止材17が設けられている。
【0005】メイン回路基板21は複数枚(例えば3
枚)のガラスエポキシ基板21aを積層したものからな
っている。メイン回路基板21の上面の所定の個所には
銅箔をエッチングしてなる複数個の接続パッド22が格
子状に配列形成されている。接続パッド22の上面には
共晶ハンダからなるハンダペースト23が印刷により形
成されている。メイン回路基板21の下面には銅箔をエ
ッチングしてなる所定の配線パターン24が形成されて
いる。接続パッド22と配線パターン24とは、メイン
回路基板21内に形成されたメッキ金属等からなる内部
導通部25を介して接続されている。そして、サブ回路
基板1は、そのハンダバンプ9をメイン回路基板21の
接続パッド22にハンダペースト23を介して接合され
ていることにより、メイン回路基板21上に搭載されて
いる。この場合、ハンダバンプ9は高融点ハンダによっ
て形成されているので、ほぼ球状の原形を保っている。
これにより、半導体チップ11はサブ回路基板1を介し
てメイン回路基板21上に実装されている。
【0006】次に、この半導体装置におけるサブ回路基
板1の製造方法の一例について説明する。まず、未焼成
の3枚のガラスセラミック基板1aにスルーホールを形
成する。次に、スルーホール内に銀ペースト(銀とパラ
ジウムの混合ペースト)を充填する。次に、未焼成の3
枚のガラスセラミック基板1aの各面に印刷により銀ペ
ーストからなるパターンを形成する。次に、未焼成の3
枚のガラスセラミック基板1aを積層し、加圧しながら
焼成することにより、3枚のガラスセラミック基板1a
を硬化させるとともに、銀ペーストを硬化させて、第
1、第2の接続パッド2、3及び内部導通部4を形成す
る。この場合、第2の接続パッド3の部分は、実際に
は、図6に示すようになる。すなわち、印刷により形成
された銀ペーストからなる未焼成の第2の接続パッド3
は加圧されて未焼成のガラスセラミック基板1aの下面
にめり込むが、焼成後に加圧力が解除されると、多少復
元してやや盛り上がる。この結果、第2の接続パッド3
の断面形状はかなり薄い楕円に近い形状となり、その上
側半分がサブ回路基板1の下面に埋め込まれることにな
る。次に、第2の接続パッド3の下側半分の表面に無電
解メッキによりニッケルメッキ層7を膜厚2〜3μm程
度に形成し、また第1の接続パッド2の表面にニッケル
メッキ層5を同様に形成する。次に、ニッケルメッキ層
7の表面に無電解メッキにより金メッキ層8を厚0.2
〜1μm程度に形成し、またニッケルメッキ層5の表面
に金メッキ層6を同様に形成する。次に、金メッキ層8
の表面にハンダバンプ9をリフローによりほぼ球状とな
るように形成する。かくして、サブ回路基板1が製造さ
れる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
このような半導体装置では、サブ回路基板1を構成する
ガラスセラミック基板1aの線膨張係数(5.5ppm
/℃)とメイン回路基板21を構成するガラスエポキシ
基板21aの線膨張係数(15ppm/℃)とが互いに
異なるので、温度変化により、サブ回路基板1及びメイ
ン回路基板21の各膨張量または縮小量に差が生じるこ
とになる。また、メイン回路基板21はガラスエポキシ
基板21aと銅箔からなる配線パターン24等とからな
る複合材であるので、温度変化により、メイン回路基板
21自体の反り量が変化する。さらに、メイン回路基板
21を電子機器に組込むと、ネジ止め等により、メイン
回路基板21にねじれが生じることがあり、また使用時
に外力等が加わることにより、メイン回路基板21にね
じれが生じることがある。そして、両回路基板1、21
の各膨張量または縮小量に差が生じたり、メイン回路基
板21に反りやねじれが生じたりすると、図7において
一点鎖線の円で示す部分、つまり第2の接続パッド3の
外周部に応力集中を生じさせることになる。このような
応力集中が生じると、第2の接続パッド3の断面形状が
かなり薄い楕円に近い形状であり、しかも銀ペーストを
焼成硬化してなる第2の接続パッド3とガラスセラミッ
ク基板1aとの密着性があまり良くない関係から、第2
の接続パッド3が剥離してしまうことがあるという問題
があった。また、第2の接続パッド3が剥離しなくて
も、ガラスセラミック基板1a自体が脆い関係から、図
7において符号Aで示すように、第2の接続パッド3の
外周部からガラスセラミック基板1a内にかけてクラッ
クが発生することがあり、また3枚のガラスセラミック
基板1aの層間にクラックが発生することがあり、ひい
ては断線が生じることがあるという問題があった。ま
た、以上のような問題はサブ回路基板1の外形寸法が大
きくなるほど顕著となるので、サブ回路基板1の外形寸
法に制約を受けるという問題もあった。ところで、サブ
回路基板1を高温焼成のアルミナセラミック基板によっ
て形成すると、銀ペーストを焼成硬化してなる第2の接
続パッド3等との密着性を良くすることができ、また基
板自体の強度を高くすることができる。しかしながら、
高温焼成のアルミナセラミック基板の場合には、ガラス
セラミック基板1aと比較して、焼成収縮が大きいの
で、パターンの位置精度が悪くなり、半導体チップ11
の金バンプ16と接合される第1の接続パッド2の配列
ピッチを200μm程度までしかすることができないと
いう別の問題がある。また、メイン回路基板21を低線
熱膨張係数の材料からなる基板やセラミック基板によっ
て形成することも考えられる。しかしながら、このよう
な基板の材料はFR4グレードのガラスエポキシ材より
も高価であるので、コスト高になるという別の問題があ
る。この発明の課題は、サブ回路基板の第2の接続パッ
ドが剥離しにくいようにし、またサブ回路基板にクラッ
クが発生しにくいようにすることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
る半導体装置は、一の面に半導体チップが搭載された回
路基板の他の面に形成された接続パッド上にバンプが形
成されてなる半導体装置において、前記バンプの根元か
ら前記回路基板の他の面にかけて樹脂膜を被覆したもの
である。請求項6記載の発明に係る半導体装置の製造方
法は、一の面に半導体チップが搭載された回路基板の他
の面に形成された接続パッド上に形成されたバンプの根
元の近傍における前記回路基板の他の面に液状の樹脂を
滴下し、この滴下された液状の樹脂の流動性による濡れ
広がりにより、前記バンプの根元から前記回路基板の他
の面にかけて樹脂膜を被覆するようにしたものである。
【0009】請求項1記載の発明によれば、バンプの根
元から回路基板の他の面にかけて樹脂膜を被覆している
ので、この樹脂膜の存在により、回路基板の接続パッド
(サブ回路基板の第2の接続パッド)が剥離しにくいよ
うにすることができ、また回路基板(サブ回路基板)に
クラックが発生しにくいようにすることができる。この
場合、請求項6記載の発明のようにすると、バンプの根
元の近傍における回路基板の他の面に液状の樹脂を滴下
するだけで、この滴下された液状の樹脂の流動性による
濡れ広がりにより、バンプの根元から回路基板の他の面
にかけて樹脂膜を被覆することができ、したがって樹脂
膜を容易にかつ簡単に形成することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の一実施形態にお
ける半導体装置を示したものである。この図において、
図5と同一部分には同一の符号を付し、その説明を適宜
省略する。この実施形態では、サブ回路基板1のハンダ
バンプ9の根元からサブ回路基板1の下面にかけて樹脂
膜31が被覆されている。この場合、樹脂膜31の材料
は樹脂封止材17の材料と異なる材料であってもよい
が、後で説明する理由から、樹脂封止材17の材料(エ
ポキシ樹脂等)と同じ材料である方が好ましい。
【0011】次に、樹脂膜31の形成方法の一例につい
て説明する。まず、サブ回路基板1の上面に半導体チッ
プ11が搭載され、その間に樹脂封止材17が設けら
れ、サブ回路基板1の第2の接続パッド3下にハンダバ
ンプ9が形成されたものを用意する。次に、図2に示す
ように、この用意したものを裏返しにして、XYステー
ジ32の上面に位置決めして載置し、真空吸着により固
定する。次に、XYステージ32上の所定の個所に上下
動可能に配置されたシリンジ33を下降させる。このシ
リンジ33内には、例えば一液性の熱硬化型のエポキシ
樹脂からなる液状の樹脂31aが入れられている。この
場合、液状の樹脂31aの粘度は150ps程度となっ
ている。また、シリンジ33の下部に設けられた吐出針
34の外径は0.5mm程度、内径は0.25mm程度
となっている。
【0012】さて、シリンジ33を下降させ、その吐出
針34の先端をハンダバンプ9の近傍においてサブ回路
基板1の上面から上方に0.05〜0.1mm程度離れ
た位置に位置させる。次に、吐出針34の先端からハン
ダバンプ9の根元の近傍におけるサブ回路基板1の上面
(図1では下面)に液状の樹脂31aを吐出圧力2kg
/cm2程度、吐出時間0.3秒程度で吐出させて滴下
する。すると、この滴下された液状の樹脂31aの流動
性による濡れ広がりにより、まず滴下された液状の樹脂
31aがハンダバンプ9の根元まで流れてこの根元に接
触し、次いでこの接触した液状の樹脂31aが表面張力
によりハンダバンプ9の根元の表面に沿ってハンダバン
プ9の高さの1/4程度まで登り、これにより図1に示
すように、ハンダバンプ9の根元からサブ回路基板1の
上面にかけて樹脂膜31が被覆される。
【0013】そして、シリンジ33を上昇させ、XYス
テージ32を所定の方向に所定の量だけ移動させ、シリ
ンジ33を下降させてその吐出針34の先端から液状の
樹脂31aを滴下させることを繰り返す。液状の樹脂3
1aの滴下位置は、具体的には、図3において小さい円
で示すように、大きい円で示すハンダバンプ9の各間に
おいてハンダバンプ9に接触しない位置とする。図4は
樹脂膜31の具体的な被覆状態を示したものである。図
3において互いに近接する所定の4つのハンダバンプ9
の中央部に滴下された液状の樹脂31aは、図4の中央
部に示すように、4つのハンダバンプ9の各根元からこ
の4つのハンダバンプ9間におけるサブ回路基板1の上
面にかけて被覆される。この場合、樹脂膜31の中央部
表面はなだらかな曲面となる。また、図3において外周
部に滴下された液状の樹脂31aは、図4の左右両側に
示すように、ハンダバンプ9の根元からこのハンダバン
プ9の近傍におけるサブ回路基板1の上面にかけて被覆
される。この場合も、樹脂膜31の表面はなだらかな曲
面となる。
【0014】図3において小さい円で示す位置のすべて
に液状の樹脂31aを滴下したら、サブ回路基板1等を
加熱炉(図示せず)に移し、150℃程度の温度で2時
間程度加熱し、樹脂膜31を硬化させる。硬化後の樹脂
膜31は55kgf/cm2程度の接着力でハンダバン
プ9の根元及びその近傍のサブ回路基板1の上面に完全
に密着される。
【0015】このように、この半導体装置では、図4に
示すように、ハンダバンプ9の根元からサブ回路基板1
の上面にかけて樹脂膜31を被覆しているので、サブ回
路基板1の第2の接続パッド3の外周部も樹脂膜31に
よって被覆されることになる。しかも、被覆膜31の表
面がなだらかな曲面となっているので、この部分に加わ
る応力を分散して緩和することができる。以上の結果、
第2の接続パッド3の断面形状がかなり薄い楕円に近い
形状であり、また銀ペーストを焼成硬化してなる第2の
接続パッド3とガラスセラミック基板1aとの密着性が
あまり良くなくても、第2の接続パッド3がサブ回路基
板1の上面から剥離しにくいようにすることができる。
また、ガラスセラミック基板1aが脆くても、第2の接
続パッド3の外周部からガラスセラミック基板1a内に
かけてクラックが発生しにくいようにすることができ、
また3枚のガラスセラミック基板1aの層間にクラック
が発生しにくいようにすることができる。
【0016】また、ハンダバンプ9の根元の近傍におけ
るサブ回路基板1の上面に液状の樹脂31aを滴下する
だけで、この滴下された液状の樹脂31aの流動性によ
る濡れ広がりにより、ハンダバンプ9の根元からサブ回
路基板1の上面にかけて樹脂膜31を被覆することがで
き、したがって樹脂膜31を容易にかつ簡単に形成する
ことができる。さらに、樹脂膜31の材料を樹脂封止材
17と同じ材料(エポキシ樹脂等)とすると、同一の線
膨張係数を有する樹脂によってサブ回路基板1を挾み込
んだ構造となり、サブ回路基板1の表裏両面における熱
膨張差及び熱収縮差が同等となり、温度変化によるサブ
回路基板1の反り量が低減し、ハンダバンプ9とメイン
回路基板21の接続パッド22との接合部及び第1の接
続パッド2と半導体チップ11の金バンプ16との接合
部に加わる歪を低減することができる。
【0017】なお、液状の樹脂31aの滴下は、複数の
吐出針34を所定の配列ピッチで有する吐出機構を用い
て、複数箇所同時に行うようにしてもよい。また、液状
の樹脂31aとして、二液型の常温硬化型のエポキシ樹
脂を用いてもよく、また紫外線硬化型のエポキシ樹脂を
用いてもよい。また、ハンダバンプ9は、第2の接続パ
ッド3上に印刷した共晶ハンダからなるハンダペースト
上に高融点ハンダボールを載置し、ハンダペーストが溶
融する温度でハンダペーストのみをリフローし、このリ
フローしたハンダペーストを介して高融点ハンダボール
を第2の接続パッド3上に固定した構造としてもよい。
また、半導体チップ11に金バンプ16の代わりにハン
ダバンプを設けてもよく、また半導体チップ11のバン
プをサブ回路基板1の第1の接続パッド2に異方性導電
接着剤や導電性ペーストを介して接合するようにしても
よい。また、サブ回路基板1を有機樹脂材料を基材とす
る基板によって形成するようにしてもよい。さらに、半
導体チップ11とサブ回路基板1との組合わせは、CS
Pに限らず、BGA(ball grid array)等としてもよ
い。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、バンプの根元から回路基板の他の面にかけ
て樹脂膜を被覆しているので、この樹脂膜の存在によ
り、回路基板の接続パッド(サブ回路基板の第2の接続
パッド)が剥離しにくいようにすることができ、また回
路基板(サブ回路基板)にクラックが発生しにくいよう
にすることができる。この場合、請求項6記載の発明の
ようにすると、バンプの根元の近傍における回路基板の
他の面に液状の樹脂を滴下するだけで、この滴下された
液状の樹脂の流動性による濡れ広がりにより、バンプの
根元から回路基板の他の面にかけて樹脂膜を被覆するこ
とができ、したがって樹脂膜を容易にかつ簡単に形成す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態における半導体装置の断
面図。
【図2】樹脂膜の形成方法の一例を説明するために示す
側面図。
【図3】液状の樹脂の具体的な滴下位置を説明するため
に示す平面図。
【図4】樹脂膜の具体的な被覆状態を説明するために示
す断面図。
【図5】従来の半導体装置の一例の断面図。
【図6】従来のサブ回路基板の第2の接続パッドの部分
の実際の断面図。
【図7】従来の問題を説明するために示す図6同様の断
面図。
【符号の説明】
1 サブ回路基板 2 第1の接続パッド 3 第2の接続パッド 9 ハンダバンプ 11 半導体チップ 16 金バンプ 17 樹脂封止材 21 メイン回路基板21 31 樹脂膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01L 23/12 H01L 21/60

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一の面に半導体チップが搭載された回路
    基板の他の面に形成された接続パッド上にバンプが形成
    されてなる半導体装置において、前記バンプの根元から
    前記回路基板の他の面にかけて樹脂膜が被覆されている
    ことを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の発明において、前記バン
    プは低融点金属からなるほぼ球状のバンプからなること
    を特徴とする半導体装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の発明において、
    前記半導体チップと前記回路基板との間に樹脂封止材が
    設けられ、前記樹脂膜の材料が前記樹脂封止材の材料と
    同じであることを特徴とする半導体装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の発明に
    おいて、前記回路基板の平面サイズは前記半導体チップ
    の平面サイズとほぼ同じであることを特徴とする半導体
    装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の発明に
    おいて、前記回路基板は多層配線ガラスセラミック基板
    からなることを特徴とする半導体装置。
  6. 【請求項6】 一の面に半導体チップが搭載された回路
    基板の他の面に形成された接続パッド上に形成されたバ
    ンプの根元の近傍における前記回路基板の他の面に液状
    の樹脂を滴下し、この滴下された液状の樹脂の流動性に
    よる濡れ広がりにより、前記バンプの根元から前記回路
    基板の他の面にかけて樹脂膜を被覆することを特徴とす
    る半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の発明において、前記バン
    プは低融点金属からなるほぼ球状のバンプからなること
    を特徴とする半導体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項6または7記載の発明において、
    前記半導体チップと前記回路基板との間に樹脂封止材が
    設けられ、前記樹脂膜の材料が前記樹脂封止材の材料と
    同じであることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項6〜8のいずれかに記載の発明に
    おいて、前記回路基板の平面サイズは前記半導体チップ
    の平面サイズとほぼ同じであることを特徴とする半導体
    装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項6〜9のいずれかに記載の発明
    において、前記回路基板は多層配線ガラスセラミック基
    板からなることを特徴とする半導体装置の製造方法。
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