JP2934664B2 - 遮水性及びガスバリア性に優れた防錆被覆のアンボンドｐｃストランド - Google Patents
遮水性及びガスバリア性に優れた防錆被覆のアンボンドｐｃストランドInfo
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、プレストレスコンクリ
ート（以下、「ＰＣコンクリート」という）の緊張に使
用するアンボンドＰＣストランドに関するものである。
ート（以下、「ＰＣコンクリート」という）の緊張に使
用するアンボンドＰＣストランドに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来のアンボンドＰＣストランドを大別
すると、 （１）図８に示すように、ＰＣストランド８１の表面
に、油脂系の防錆材料８３を塗布し、次に、押出成形機
等によりビニル被覆層８２を形成する方法。 （２）図９に示すように、ＰＣストランド９１の表面
に、押出成形機等によりビニル被覆層９２を形成し、つ
ぎに、その表面に油脂系の防錆材料９３を塗布し、更
に、その上にシース９４を形成する方法。 （３）図１０に示すように、ＰＣストランド１０１の表
面に、弗素系或いはポリエステル系又はアクリル系等の
塗料１０６を塗布し、その表面に、押出成形機等により
ビニル被覆層１０２を形成する方法に分けられる。
すると、 （１）図８に示すように、ＰＣストランド８１の表面
に、油脂系の防錆材料８３を塗布し、次に、押出成形機
等によりビニル被覆層８２を形成する方法。 （２）図９に示すように、ＰＣストランド９１の表面
に、押出成形機等によりビニル被覆層９２を形成し、つ
ぎに、その表面に油脂系の防錆材料９３を塗布し、更
に、その上にシース９４を形成する方法。 （３）図１０に示すように、ＰＣストランド１０１の表
面に、弗素系或いはポリエステル系又はアクリル系等の
塗料１０６を塗布し、その表面に、押出成形機等により
ビニル被覆層１０２を形成する方法に分けられる。
【０００３】アンボンド工法においては、ＰＣストラン
ドの表面にグリスやアスファルト等の防錆剤を塗布し、
その上を合成樹脂等のシースで覆ったもの等がある。ま
た合成樹脂等のシースは、シース内に微少の水又は塩素
を含んだ水分、及びＯ2 やＣＯ2 やＳＯ2 のようなガス
が浸透して、ＰＣストランドに達するため、十分な防錆
被覆がなされているとはいえなかった。
ドの表面にグリスやアスファルト等の防錆剤を塗布し、
その上を合成樹脂等のシースで覆ったもの等がある。ま
た合成樹脂等のシースは、シース内に微少の水又は塩素
を含んだ水分、及びＯ2 やＣＯ2 やＳＯ2 のようなガス
が浸透して、ＰＣストランドに達するため、十分な防錆
被覆がなされているとはいえなかった。
【０００４】即ち、空気中のＣＯ2がコンクリート中の
アルカリ成分を中和させて鉄をさびさせる「中性化現
象」で内部の鉄筋をさびで膨張させ、コンクリートのひ
び割れや剥離を招くという現象が起こっている。
アルカリ成分を中和させて鉄をさびさせる「中性化現
象」で内部の鉄筋をさびで膨張させ、コンクリートのひ
び割れや剥離を招くという現象が起こっている。
【０００５】そこで、近年これらの問題を解決せんとし
て、ＰＣストランド表面に流動浸漬粉体塗装法、又は、
静電粉体塗装法による被覆層を設け、その表面に油脂系
の防錆材を薄く塗布し、又は塗布なしで、更にその表面
に押出成形機等によってビニール等の被覆を施す方法が
紹介されているが、流動浸漬粉体塗装法や静電粉体塗装
法による被覆層には、小さなピンホールが発生するのは
避けられず、完全防錆とは云えないばかりか、アンボン
ド加工の最大の目的とするところのコンクリートとの摩
擦抵抗が大きい、即ち、ビニル等の合成樹脂被覆層との
摩擦抵抗が大きく、したがって、油脂等の潤滑剤を挾ま
なければ容易に滑動できない。
て、ＰＣストランド表面に流動浸漬粉体塗装法、又は、
静電粉体塗装法による被覆層を設け、その表面に油脂系
の防錆材を薄く塗布し、又は塗布なしで、更にその表面
に押出成形機等によってビニール等の被覆を施す方法が
紹介されているが、流動浸漬粉体塗装法や静電粉体塗装
法による被覆層には、小さなピンホールが発生するのは
避けられず、完全防錆とは云えないばかりか、アンボン
ド加工の最大の目的とするところのコンクリートとの摩
擦抵抗が大きい、即ち、ビニル等の合成樹脂被覆層との
摩擦抵抗が大きく、したがって、油脂等の潤滑剤を挾ま
なければ容易に滑動できない。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】上記の事情に鑑み、本
発明は、微少の水又は塩素を含んだ水分、及びＯ2 やＣ
Ｏ2 やＳＯ2 のようなガスを完全に遮断することのでき
る遮水性とガスバリヤ性の優れた防錆被覆のＰＣストラ
ンドの提供を目的とするものである。
発明は、微少の水又は塩素を含んだ水分、及びＯ2 やＣ
Ｏ2 やＳＯ2 のようなガスを完全に遮断することのでき
る遮水性とガスバリヤ性の優れた防錆被覆のＰＣストラ
ンドの提供を目的とするものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、ＰＣストランドの全周に熱可塑性合成樹
脂からなる防錆のための合成樹脂被覆層を形成し、又は
合成樹脂被覆層を形成しないで、その表面に油脂系の滑
材を塗布しながら、次にその表面を被包した金属ラミネ
ートテープ層を形成し、更に押出成形機に通して熱可塑
性合成樹脂からなる合成樹脂被覆層を形成した防錆被覆
のアンボンドＰＣストランドを構成するものである。
成するために、ＰＣストランドの全周に熱可塑性合成樹
脂からなる防錆のための合成樹脂被覆層を形成し、又は
合成樹脂被覆層を形成しないで、その表面に油脂系の滑
材を塗布しながら、次にその表面を被包した金属ラミネ
ートテープ層を形成し、更に押出成形機に通して熱可塑
性合成樹脂からなる合成樹脂被覆層を形成した防錆被覆
のアンボンドＰＣストランドを構成するものである。
【０００８】
【作 用】本発明は、上記のように構成したので、Ｐ
Ｃストランドの表面に油脂系の滑材を塗布し、その表面
を被包した金属ラミネートテープ層を形成し、更に熱可
塑性合成樹脂からなる合成樹脂被覆層で完全に被包して
しまうことにより、遮水性とガスバリヤ性に優れたもの
にすることができた。
Ｃストランドの表面に油脂系の滑材を塗布し、その表面
を被包した金属ラミネートテープ層を形成し、更に熱可
塑性合成樹脂からなる合成樹脂被覆層で完全に被包して
しまうことにより、遮水性とガスバリヤ性に優れたもの
にすることができた。
【０００９】金属ラミネートテープ層とは、例えば、遮
水性とガスバリヤ性の優れた約５０μｍ厚程度の鉛箔等
からなる金属箔にポリエステル等のプラスチックフィル
ムを貼り合わせて補強し、その表面にイオン架橋結合を
もつアイオノマー樹脂（商品名、デュポン社製サーリ
ン）からなる感圧性接着テープを接着剤にてラミネート
した接着膜を形成させたもので、合成樹脂被覆層あるい
はその表面に油脂系の滑材を塗布しながらその表面を完
全に包込むように重ね合わせて被包し、金属ラミネート
テープ層を形成させるものである。この表面に合成樹脂
被覆層を形成させれば、この金属ラミネートテープ層
は、合成樹脂被覆層と完全に接着して密封させることが
できる。なお、金属箔は、鉛箔のほか銅、アルミ等も使
用できるが、遮水性とガスバリヤ性からは鉛が最も好ま
しい。
水性とガスバリヤ性の優れた約５０μｍ厚程度の鉛箔等
からなる金属箔にポリエステル等のプラスチックフィル
ムを貼り合わせて補強し、その表面にイオン架橋結合を
もつアイオノマー樹脂（商品名、デュポン社製サーリ
ン）からなる感圧性接着テープを接着剤にてラミネート
した接着膜を形成させたもので、合成樹脂被覆層あるい
はその表面に油脂系の滑材を塗布しながらその表面を完
全に包込むように重ね合わせて被包し、金属ラミネート
テープ層を形成させるものである。この表面に合成樹脂
被覆層を形成させれば、この金属ラミネートテープ層
は、合成樹脂被覆層と完全に接着して密封させることが
できる。なお、金属箔は、鉛箔のほか銅、アルミ等も使
用できるが、遮水性とガスバリヤ性からは鉛が最も好ま
しい。
【００１０】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面に基づいてさ
らに詳しく説明する。図１及び図２は、本発明の方法で
製造された防錆被覆のアンボンドＰＣストランドの一実
施例を示す断面図、図３、図４及び図５は、本発明の方
法で一部工程を変更した防錆被覆のアンボンドＰＣスト
ランドの別の実施例を示す断面図、図６は、防錆被覆の
アンボンドＰＣストランドに使用される金属ラミネート
テープの一実施例を示す断面図である。
らに詳しく説明する。図１及び図２は、本発明の方法で
製造された防錆被覆のアンボンドＰＣストランドの一実
施例を示す断面図、図３、図４及び図５は、本発明の方
法で一部工程を変更した防錆被覆のアンボンドＰＣスト
ランドの別の実施例を示す断面図、図６は、防錆被覆の
アンボンドＰＣストランドに使用される金属ラミネート
テープの一実施例を示す断面図である。
【００１１】図７に示すように、ＰＣストランドコイル
１を繰り出し装置２に載せて、ＰＣストランド３を連続
して繰り出し、制動装置４を経て押出成形機５のクロス
ヘッド６に導入される。ここで先導ワイヤー（図示せ
ず）にジョイントさせ、先導ワイヤーは引取り装置７で
先導ワイヤー用巻取装置８の先導ワイヤー用リール９に
巻き取ってしまう。
１を繰り出し装置２に載せて、ＰＣストランド３を連続
して繰り出し、制動装置４を経て押出成形機５のクロス
ヘッド６に導入される。ここで先導ワイヤー（図示せ
ず）にジョイントさせ、先導ワイヤーは引取り装置７で
先導ワイヤー用巻取装置８の先導ワイヤー用リール９に
巻き取ってしまう。
【００１２】押出成形機５では、ポリエチレンまたは塩
化ビニル樹脂等からなる熱可塑性合成樹脂を１７０℃程
度まで加熱溶融し、図１に示すＰＣストランド３の全周
に合成樹脂被覆層１２が形成される。
化ビニル樹脂等からなる熱可塑性合成樹脂を１７０℃程
度まで加熱溶融し、図１に示すＰＣストランド３の全周
に合成樹脂被覆層１２が形成される。
【００１３】合成樹脂被覆層１２が押出成形機５で形成
されたＰＣストランド３は、冷却装置１３で冷却された
後、油脂充填装置１４により表面に油脂系の層１５が塗
布される。
されたＰＣストランド３は、冷却装置１３で冷却された
後、油脂充填装置１４により表面に油脂系の層１５が塗
布される。
【００１４】金属ラミネートテープ１７は、図６の断面
図に示すようなものであり、本実施例の場合、約５０μ
ｍ厚さの鉛箔６１に、機械的強度を補強する目的でポリ
エステル等からなるプラスチックテープ６２を貼り合わ
せ、さらにその表面には、合成樹脂被覆層１２又は合成
樹脂被覆層１９と接着させるための接着膜６３を形成さ
せたものからなっている。
図に示すようなものであり、本実施例の場合、約５０μ
ｍ厚さの鉛箔６１に、機械的強度を補強する目的でポリ
エステル等からなるプラスチックテープ６２を貼り合わ
せ、さらにその表面には、合成樹脂被覆層１２又は合成
樹脂被覆層１９と接着させるための接着膜６３を形成さ
せたものからなっている。
【００１５】テープ層の被包は、一般的には巻回する方
法をとることができる。しかし、巻回させるためには、
成形ライン上でＰＣストランドかテープを回転させる必
要があるため、本実施例の場合は、テープ縦添機１６に
より縦方向に重ね合わして被包させるようにした。即
ち、金属ラミネートテープ層１７は、合成樹脂被覆層１
２の円周長よりやや広幅のテープ状のものを使用し、図
１の符号３０で示すように、縦方向に合わせるようにし
て、感圧性接着膜によって完全に接着、被包させるよう
にした。
法をとることができる。しかし、巻回させるためには、
成形ライン上でＰＣストランドかテープを回転させる必
要があるため、本実施例の場合は、テープ縦添機１６に
より縦方向に重ね合わして被包させるようにした。即
ち、金属ラミネートテープ層１７は、合成樹脂被覆層１
２の円周長よりやや広幅のテープ状のものを使用し、図
１の符号３０で示すように、縦方向に合わせるようにし
て、感圧性接着膜によって完全に接着、被包させるよう
にした。
【００１６】金属ラミネートテープ層１７が被包された
後、その表面に押出成形機１８によりポリエチレン又は
塩化ビニル等の合成樹脂被覆層１９を形成する。こうし
て形成された防錆被覆のアンボンドＰＣストランド２０
は、冷却装置２１によって冷却された後、巻取装置２２
によりリール２３に巻取られる。
後、その表面に押出成形機１８によりポリエチレン又は
塩化ビニル等の合成樹脂被覆層１９を形成する。こうし
て形成された防錆被覆のアンボンドＰＣストランド２０
は、冷却装置２１によって冷却された後、巻取装置２２
によりリール２３に巻取られる。
【００１７】図２は、合成樹脂被覆層１２が、図１のよ
うな螺旋状の溝部２４を形成させない丸形の被覆層の場
合の一例である。用途によって、押出成形機５により、
変更できる。
うな螺旋状の溝部２４を形成させない丸形の被覆層の場
合の一例である。用途によって、押出成形機５により、
変更できる。
【００１８】なお、本実施例の合成樹脂被覆層１２は、
押出成形機による押出成形法に限られるものでなく、流
動浸漬粉体塗装法や静電塗装法などにより、ポリエチレ
ンやポリアミドやエポシキ等の合成樹脂を融着させるよ
うにしてもよい。
押出成形機による押出成形法に限られるものでなく、流
動浸漬粉体塗装法や静電塗装法などにより、ポリエチレ
ンやポリアミドやエポシキ等の合成樹脂を融着させるよ
うにしてもよい。
【００１９】図３および図４は、本発明の工程を変更し
た別の実施例を示すＰＣストランドの断面図である。即
ち、本実施例は、先の実施例の合成樹脂被覆層１２の表
面に金属ラミネートテープ層１７は密着して完全に被包
しシールし、その表面に油脂系の層１５が形成され、更
にその表面に合成樹脂被覆層１９を形成したものであ
る。
た別の実施例を示すＰＣストランドの断面図である。即
ち、本実施例は、先の実施例の合成樹脂被覆層１２の表
面に金属ラミネートテープ層１７は密着して完全に被包
しシールし、その表面に油脂系の層１５が形成され、更
にその表面に合成樹脂被覆層１９を形成したものであ
る。
【００２０】図５は、本発明の工程を変更した別の実施
例を示すＰＣストランドの断面図である。即ち、本実施
例は先の実施例の熱可塑性合成樹脂被覆層を省略し、Ｐ
Ｃストランドの表面に油脂系の層１５が形成され、その
表面に金属ラミネートテープ層１７を被包しシールし、
更にその表面に合成樹脂被覆層１９を形成したものであ
る。
例を示すＰＣストランドの断面図である。即ち、本実施
例は先の実施例の熱可塑性合成樹脂被覆層を省略し、Ｐ
Ｃストランドの表面に油脂系の層１５が形成され、その
表面に金属ラミネートテープ層１７を被包しシールし、
更にその表面に合成樹脂被覆層１９を形成したものであ
る。
【００２１】次の表１は、本発明品と従来品を比較した
透過係数である。
透過係数である。
【００２２】ここで本発明品とは、鉛ラミネートテープ
層を有する防錆被覆のＰＣストランド、従来品１とは、
ビニル被覆層を有する防錆被覆のＰＣストランド、従来
品２とは、ポリエチレン被覆層を有する防錆被覆のＰＣ
ストランドである。
層を有する防錆被覆のＰＣストランド、従来品１とは、
ビニル被覆層を有する防錆被覆のＰＣストランド、従来
品２とは、ポリエチレン被覆層を有する防錆被覆のＰＣ
ストランドである。
【００２３】この透過係数の測定は、透過係数の測定装
置を使用し、６０℃の条件で、乾燥Ｎ2 ガスをパイプ状
の被覆層内に吹き流して、透過水分を露点計で測定し
た。ビニル被覆層からなる従来品１やポリエチレン被覆
層からなる従来品２と比較して、鉛ラミネートテープ層
を有する本発明品は、透過係数が約３桁小さく、数千倍
の水分を遮断する防水効果をもつようになった。
置を使用し、６０℃の条件で、乾燥Ｎ2 ガスをパイプ状
の被覆層内に吹き流して、透過水分を露点計で測定し
た。ビニル被覆層からなる従来品１やポリエチレン被覆
層からなる従来品２と比較して、鉛ラミネートテープ層
を有する本発明品は、透過係数が約３桁小さく、数千倍
の水分を遮断する防水効果をもつようになった。
【００２４】
【発明の効果】本発明の防錆被覆のアンボンドＰＣスト
ランドは、合成樹脂被覆層による防錆処理も耐久性の高
いものになるとともに、鉛等からなる金属ラミネートテ
ープ層を設けることにより、水分を完全に遮断する遮水
効果とともに、試験データは省略したが、Ｏ2 やＣＯ2
やＳＯ2 のようなガスを遮断してガスバリヤ性にも優れ
たものとなった。
ランドは、合成樹脂被覆層による防錆処理も耐久性の高
いものになるとともに、鉛等からなる金属ラミネートテ
ープ層を設けることにより、水分を完全に遮断する遮水
効果とともに、試験データは省略したが、Ｏ2 やＣＯ2
やＳＯ2 のようなガスを遮断してガスバリヤ性にも優れ
たものとなった。
【図１】本発明の方法で製造された防錆被覆のアンボン
ドＰＣストランドの一実施例を示す断面図である。
ドＰＣストランドの一実施例を示す断面図である。
【図２】本発明の方法で製造された防錆被覆のアンボン
ドＰＣストランドの他の実施例を示す断面図である。
ドＰＣストランドの他の実施例を示す断面図である。
【図３】本発明の方法で一部工程を変更した防錆被覆の
アンボンドＰＣストランドの別の実施例を示す断面図で
ある。
アンボンドＰＣストランドの別の実施例を示す断面図で
ある。
【図４】本発明の方法で一部工程を変更した防錆被覆の
アンボンドＰＣストランドの更に別の実施例を示す断面
図である。
アンボンドＰＣストランドの更に別の実施例を示す断面
図である。
【図５】本発明の方法で一部工程を変更した防錆被覆の
アンボンドＰＣストランドの更に別の実施例を示す断面
図である。
アンボンドＰＣストランドの更に別の実施例を示す断面
図である。
【図６】防錆被覆のアンボンドＰＣストランドに使用さ
れる金属ラミネートテープの一実施例を示す断面図であ
る。
れる金属ラミネートテープの一実施例を示す断面図であ
る。
【図７】本発明の防錆被覆のＰＣストランドのアンボン
ド加工方法の一実施例を示す略示正面図である。
ド加工方法の一実施例を示す略示正面図である。
【図８】従来の加工方法による防錆被覆のアンボンドＰ
Ｃストランドの一実施例を示す断面図である。
Ｃストランドの一実施例を示す断面図である。
【図９】従来の加工方法による防錆被覆のアンボンドＰ
Ｃストランドの他の実施例を示す断面図である。
Ｃストランドの他の実施例を示す断面図である。
【図１０】従来の加工方法による防錆被覆のアンボンド
ＰＣストランドの更に他の実施例を示す断面図である。
ＰＣストランドの更に他の実施例を示す断面図である。
１ ＰＣストランドコイル ２ 繰出し装置 ３ ＰＣストランド ４ 制動装置 ５ 押出成形機 ６ クロスヘッド ７ 引取装置 ８ 先導ワイヤー巻取装置 ９ 先導ワイヤー用リール １２ 合成樹脂被覆層 １３ 冷却装置 １４ 油脂充填装置 １５ 油脂系の層 １６ テープ縦添機 １７ 金属ラミネートテープ １８ 押出成形機 １９ 合成樹脂被覆層 ２０ 防錆被覆のアンボンドＰＣストランド ２１ 冷却装置 ２２ 巻取装置 ２３ 巻取リール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平５−179586（ＪＰ，Ａ) 特開 昭61−289191（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) D07B 1/16 E04C 5/08 E02D 5/80
Claims (6)
- 【請求項１】 芯線の外周に複数の側線を撚り合わせた
ＰＣストランドにおいて、熱可塑性合成樹脂からなる防
錆被覆層をＰＣストランドの外周に形成させた後、その
表面に油脂系の滑材を塗布し、その表面を覆うように金
属ラミネートテープ層を形成し、更にその表面に熱可塑
性合成樹脂の被覆層を配設してなることを特徴とする防
錆被覆のアンボンドＰＣストランド。 - 【請求項２】 金属ラミネートテープ層は、金属箔にプ
ラスチックフィルムを貼り合わせて補強し、その表面に
イオン架橋結合をもつアイオノマー樹脂からなる感圧性
接着テープを接着剤にてラミネートした接着膜を形成さ
せたものからなる請求項１記載の防錆被覆のアンボンド
ＰＣストランド。 - 【請求項３】 金属箔は、鉛箔からなる請求項１又は請
求項２記載の防錆被覆のアンボンドＰＣストランド。 - 【請求項４】 金属箔は、銅箔からなる請求項１又は請
求項２記載の防錆被覆のアンボンドＰＣストランド。 - 【請求項５】 金属箔は、アルミ箔からなる請求項１又
は請求項２記載の防錆被覆のアンボンドＰＣストラン
ド。 - 【請求項６】 アンボンドＰＣストランドの透過係数
は、０．０５ないし０．１×（１／１０ ８ ）ｇ・ｃｍ／
ｃｍ ２ ｄａｙ・ｍｍＨｇである請求項１乃至請求項５の
いずれかに記載の防錆被覆のアンボンドＰＣストラン
ド。
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