JP2934188B2 - 成形金型 - Google Patents

成形金型

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JP2934188B2 JP19483296A JP19483296A JP2934188B2 JP 2934188 B2 JP2934188 B2 JP 2934188B2 JP 19483296 A JP19483296 A JP 19483296A JP 19483296 A JP19483296 A JP 19483296A JP 2934188 B2 JP2934188 B2 JP 2934188B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ワークに例えば
上向きバーリングなどの成形加工を行う成形金型に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ワークに上向きバーリングの成形
加工を行う成形金型101としては、図3に示されてい
るように、例えばタレットパンチプレスにおける図示省
略の回転可能な上部タレットに装着された上型装置10
3と、前記上部タレットに相対向して設けられた回転可
能な下部タレット105に装着された下型装置107と
で構成されている。
【0003】前記上型装置103は上下動可能な上型1
09を備えており、この上型109の下端には加工溝1
11が形成されている。前記下型装置107は下部タレ
ット105に形成された装着穴113にダイブロック1
15が装着されている。このダイブロック115の上方
には板押えプレート117が設けられていると共に、こ
の板押えプレート117と前記ダイブロック115との
間には上方へ付勢されたスプリング119が介在されて
いる。しかも、板押えプレート117はダイブロック1
15に対して上下動可能にスルーボルト121で取り付
けられている。
【0004】前記上型109に形成された加工溝111
に対向した前記板押えプレート117の位置に上下方向
へ貫通した貫通穴123が形成されていると共に、この
貫通穴123内を上下動する下型としてのバーリングパ
ンチ125が前記ダイブロック115に設けられてい
る。
【0005】上記構成により、下穴WH が形成されてワ
ークWを板押えプレート117上に載置せしめると共に
前記下穴WH の中心を前記板押えプレート117に形成
された貫通穴123に合わせる。この状態で上型109
を下降せしめて板押えプレート117上のワークWを押
え付ける。なお、ワークWはパスラインP.Lよりもス
トロークAだけ上方にて押え付けられる。
【0006】さらに、上型109を下降せしめてワーク
WをストロークAだけ下降させて、図4に示されている
ように、スプリング119の付勢力に抗して板押えプレ
ート117が下降しワークWの下面がパスラインP.L
の位置に位置決めされると共に、パーリングパンチ12
5が板押えプレート117の穴123より上方へストロ
ークBだけ突出しワークWの下穴WH 部分を押し上けて
バーリング加工が行われることになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の成形金型101では、成形に必要なバーリングパン
チ125のストロークBよりやや大きなストロークA
(A>B)を得るためにパスラインP.L(ワーク移動
面)よりAだけ高くする必要があり、ワークWの下面へ
のスリキズの発生や、他の金型での加工時におけるワー
クWの腰折れ現象が生じる。
【0008】また、下型装置107の取付スペースやフ
ィードクリヤーの問題により成形加工高さに制限があ
り、希望する加工高さが出来ない場合も生じる。
【0009】この発明の目的は、下型装置の高さを極力
パスラインに近づけ、上型の下降ストロークを小さくし
て下型の成型ストロークを大きく得るようにした成形金
型を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1によるこの発明の成形金型は、上型装置の上
型と下型装置の下型との協働でワークに成形加工を行う
成形金型であって、前記下型装置がワークを押える板押
えプレートと、この板押えプレートにピストン押えプレ
ートを介して連結された適数の第1ピストンと、この第
1ピストンを装着し第1ピストンを上下方向へ移動せし
べく作動油を密閉したシリンダ室を備えたダイブロック
と、このダイブロック内に装着され前記作動油の圧縮に
より上方へ押し上げられる第2ピストンと、この第2ピ
ストン内に装着されかつ固定されると共に前記板押えプ
レートに形成され加工用穴内を上下動する下型と、前記
ダイブロックの下方に前記第2ピストンを常時下方へ付
勢せしめておく付勢手段と、で構成されていることを特
徴とするものである。
【0011】したがって、下型装置の一部を構成する板
押えプレート上に加工すべきワークを載置せしめて、上
型を下降せしめると、上型が板押えプレート上のワーク
を押え付ける。さらに、上型を下降せしめると、板押え
プレートに連結された適数の第1ピストンも下方へ移動
して第1ピストンに備えたシリンダ室内の作動油を圧縮
せしめる。
【0012】圧縮された作動油は第2ピストンに作用
し、第2ピストンを上方へ押し上げる。下型は第2ピス
トンに固定されているので同様に上方へ移動する。上型
は下方へ下がっているので、このときワークに上向きの
成形加工としての例えばバーリング加工が行われる。
【0013】上型が上昇すると、板押えプレートを押し
付ける上からの力が解除されるので板押えプレートは自
由となる。しかも付勢手段が作用し下方へ第2ピストン
が引き下げられる。第2ピストンが下降されると、第1
ピストンは上方へ押し上げられて板押えプレートが元の
位置に戻される。
【0014】このように、下型装置の高さを従来より低
くし極力パスラインに近づけ、上型の下降ストロークを
小さくして下型の成形ストロークが大きく得られる。
【0015】請求項2によるこの発明の成形金型は、請
求項1の成形金型において、前記第1ピストンの合計面
積を前記第2ピストンの受圧面積以上にすることを特徴
とするものである。
【0016】したがって、第1ピストンの合計面積を第
2ピストンの受圧面積以上にすることによって、第1ピ
ストンに作用する力は付勢手段の付勢力のn倍となりワ
ークが上方へ押し上げられる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態の例を
図面に基いて詳細に説明する。図1を参照するに、成形
金型1は例えばタレットパンチプレスにおける図示省略
の回転可能な上部タレットに装着された上型装置3と、
前記上部タレットに相対向して設けられた回転可能な下
部タレット5に装着された下型装置7とで構成されてい
る。前記下部タレット5は下部フレーム9に回転可能に
支承されている。
【0018】前記上型装置3は上下動可能な上型11を
備えており、この上型11の下端には加工溝13が形成
されている。前記下型装置7は下部タレット5に形成さ
れた装着穴15にダイブロック17が装着されている。
このダイブロック17における円周上には適宜な間隔で
複数の第1ピストン19が設けられており、この各第1
ピストン19を上方から押えるピストン押えプレート2
1が前記ダイブロック17上に設けられて複数のボルト
23でダイブロック17に取り付けられている。
【0019】前記ピストン押えプレート21の上方には
板押えプレート25が設けられており、この板押えプレ
ート25と前記複数の第1ピストン19はボルト27で
取り付けられている。前記ダイブロック17内には上下
方向へ延伸された第2ピストン29が上下方向へ移動可
能に装着されていると共にこの第2ピストン29内には
上部に下型としてのバーリングパンチ31を備えたロッ
ド33が装着されている。このロッド33の下部は前記
第2ピストン29に螺合されている。
【0020】前記バーリングポンチ31は前記第2ピス
トン29の先端より上方へ突出されている。また、前記
板押えプレート25の前記上型11の下端に形成された
加工溝13に対向した位置には加工用穴35が形成され
ていると共に、この加工用穴35内を前記バーリングパ
ンチ31が上下動されるものである。
【0021】前記ダイブロック17に設けられた第1ピ
ストン19の下方のダイブロック17内にシリンダ室3
7が形成されていると共に、このシリンダ室37は前記
第2ピストン29の大径部29Aの下面に連通されてい
る。しかも前記シリンダ室37には作動油39が密閉さ
れている。
【0022】前記第2ピストン29の下部にはナット4
1が螺合されている。このナット41と前記ダイブロッ
ク17の下面との間には前記第2ピストン29を常時下
方へ付勢せしめておく付勢手段としてのリターンスプリ
ング43が介在されている。このリターンスプリング4
3の代りにウレタンゴムなどであっても構わない。
【0023】前記板押えプレート25の上面はパスライ
ンP.Lよりも高さaだけ高い位置に設定されている。
また、第1ピストン19の面積をD1 とする。また、第
2ピストン29の大径部29Aの面積をD2 、通常の径
部の面積をD3 とすると、受圧面積D=(D2 −D3
となる。
【0024】そして、D1 =Dと設定すると、第1ピス
トン19のストロークa(a<A)に対し、第2ピスト
ン29は第1ピストン19の本数(n倍)のストローク
bとななる。すなわち、b=n・aを得ることができ
る。したがって、バーリングパンチ31のトータルスト
ロークBは、B=b+aとなるものである。
【0025】上記構成により、ワークWに上向きのバー
リング加工を行う際には、予めワークWに下穴WH をあ
けておき、ワークWを板押えプレート25に載置せしめ
ると共に、ワークWの下穴WH のセンタを板押えプレー
ト25における加工用穴35のセンタに位置決めしめ
る。
【0026】この状態で、上型11を下降せしめて上型
11と板押えプレート25にてワークWを挾み込むと共
にさらに上型11をストロークaで下降せしめると、板
押えプレート25に連結された第1ピストン19(複数
本)も下方へ移動し、シリンダ室37に密閉されている
作動油39が圧縮する。
【0027】圧縮された作動油39は第2ピストン29
に作用し、図2に示されているように、第2ピストン2
9を上方へ押し上げる。バーリングパンチ31を先端に
備えたロッド33は第2ピストン29に固定されている
ので、バーリングパンチ31も同様にストロークBで上
方へ移動する。このストロークBは上述のごとくB=a
+bである。上型11は下方へ下がってきているので、
このときワークWに上向きのバーリング加工が行われ
る。
【0028】上型11が上昇すると、板押えプレート2
5を押し付ける上からの力Fが解除されるので板押えプ
レート25は自由となる。すると、リターンスプリング
43が作用し第2ピストン29を引き下げようとする。
第2ピストン29が下方へ降りると、第1ピストン19
は上方へ押し上げられる。このとき、第1ピストン19
に作用する力はリターンスプリング43のバネ力のn倍
となり、ワークWを上方へ押し上げて上向きのバーリン
グ加工が終了するのである。
【0029】したがって、下型装置7における板押えプ
レート25の上面の高さを極力パスラインP.Lに近づ
け、上型11の下降ストロークaを小さくしてバーリン
グパンチ31の成形ストロークBを大きくすることがで
きる。
【0030】なお、この発明は、前述した実施の形態の
例に限定されることなく、適宜な変更を行うことによ
り、その他の態様で実施し得るものである。
【0031】
【発明の効果】以上のごとき実施の形態の例から理解さ
れるように、請求項1の発明によれば、下型装置の一部
を構成する板押えプレート上に加工すべきワークを載置
せしめて、上型を下降せしめると、上型が板押えプレー
ト上のワークを押え付ける。さらに、上型を下降せしめ
ると、板押えプレートに連結された適数の第1ピストン
も下方へ移動して第1ピストンに備えたシリンダ室内の
作動油を圧縮せしめる。
【0032】圧縮された作動油は第2ピストンに作用
し、第2ピストンを上方へ押し上げる。下型は第2ピス
トンに固定されているので同様に上方へ移動する。上型
は下方へ下がっているので、このときワークに上向きの
成形加工としての例えばバーリング加工が行われる。
【0033】上型が上昇すると、板押えプレートを押し
付ける上からの力が解除されるので板押えプレートは自
由となる。しかも付勢手段が作用し下方へ第2ピストン
が引き下げられる。第2ピストンが下降されると、第1
ピストンは上方へ押し上げられて板押えプレートが元の
位置に戻される。
【0034】したがって、下型装置の高さを従来より低
くし極力パスラインに近づけ、上型の下降ストロークを
小さくして下型の成形ストロークを大きく得ることがで
きる。
【0035】請求項2の発明によれば、第1ピストンの
合計面積を第2ピストンの受圧面積以上にすることによ
って、第1ピストンに作用する力は付勢手段の付勢力の
n倍となりワークを上方へ大きく押し上げることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を実施する成形金型の正面断面図であ
る。
【図2】この発明の動作説明図である。
【図3】従来の成形金型の正面断面図である。
【図4】従来の動作説明図である。
【符号の説明】
1 成形金型 7 下型装置 11 上型 17 ダイブロック 19 第1ピストン 21 ピストン押えプレート 25 板押えプレート 29 第2ピストン 31 バーリングパンチ(下型) 35 加工用穴 37 シリンダ室 39 作動油 43 リターンスプリング(付勢手段)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上型装置の上型と下型装置の下型との協
    働でワークに成形加工を行う成形金型であって、前記下
    型装置がワークを押える板押えプレートと、この板押え
    プレートにピストン押えプレートを介して連結された適
    数の第1ピストンと、この第1ピストンを装着し第1ピ
    ストンを上下方向へ移動せしべく作動油を密閉したシリ
    ンダ室を備えたダイブロックと、このダイブロック内に
    装着され前記作動油の圧縮により上方へ押し上げられる
    第2ピストンと、この第2ピストン内に装着されかつ固
    定されると共に前記板押えプレートに形成され加工用穴
    内を上下動する下型と、前記ダイブロックの下方に前記
    第2ピストンを常時下方へ付勢せしめておく付勢手段
    と、で構成されていることを特徴とする成形金型。
  2. 【請求項2】 前記第1ピストンの合計面積を前記第2
    ピストンの受圧面積以上にすることを特徴とする請求項
    1記載の成形金型。
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