JP2934152B2 - 電気接続箱 - Google Patents

電気接続箱

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JP2934152B2
JP2934152B2 JP6105189A JP10518994A JP2934152B2 JP 2934152 B2 JP2934152 B2 JP 2934152B2 JP 6105189 A JP6105189 A JP 6105189A JP 10518994 A JP10518994 A JP 10518994A JP 2934152 B2 JP2934152 B2 JP 2934152B2
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JP
Japan
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power supply
electrode plate
ptc element
junction box
relay
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中村  剛
貢 渡辺
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Yazaki Corp
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Yazaki Sogyo KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電源からの電流を分配
する分岐回路を本体内に内蔵した電気接続箱に関する。
【0002】
【従来の技術】図5(a)は、電気接続箱1を示す。同
図において電気接続箱1は、ブスバー3で構成される分
岐回路17が内蔵された本体5と、この本体5を閉鎖す
るカバー7とからなる。ブスバー3は長尺板状で先端に
起立した雄端子部(図5(b)参照)9が形成されてい
る。カバー7には、ヒュージブルリンクや、ヒューズが
装着されるヒューズ装着部11a、11b、11cが形
成されており、これらのヒューズ装着部11a、11
b、11cには、ブスバー3の雄端子部9が突設されて
いる。そして、中継端子13を介してヒューズ装着部1
1aに装着されたヒューズ15の雄端子15aと接続さ
れるようになっている。
【0003】分岐回路17は、図6に示すように、バッ
テリー19と接続された電源線21が100Aのヒュー
ジブルリンク23を介してブスバー3aと接続されてい
る。このブスバー3aはブスバー3b、3cに分岐され
ており、ブスバー3b、3cは、40A、60Aのヒュ
ージブルリンク29、31を介してブスバー25、27
に接続されている。ブスバー25は4つのブスバー33
に分岐されており、このブスバー33にはそれぞれ10
Aのヒューズ35が接続されている。また、これらのブ
スバー33は、車両に搭載された電装品とそれぞれ接続
されている。また、ブスバー27は3つのブスバー33
に分岐されており、20Aのヒューズ37がそれぞれ接
続されている。また、ブスバー33も車両に搭載された
電装品とそれぞれ接続されている。
【0004】上記ヒュージブルリンク29、31、ヒュ
ーズ35、37は、所定値以上の過電流が流れると、溶
断して、電装品への通電を遮断することにより、電装品
を保護するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、近年では車
両に搭載される電装品の数が増えて電気接続箱の配索密
度が増加しているため、電気接続箱を製造する場合、金
型が複雑になってコストが高くなっている。また、電気
接続箱の配索密度が増加すると分岐回路数が増えるため
その分使用するヒュージブルリンクやヒューズの本数も
増えて構造が複雑になり、これらの取付工数も増えて製
造コストが高くなる。
【0006】また、分岐回路数が増えると、ブスバーの
量やヒュージブルリンクやヒューズの使用本数も増える
のでその分重量も重くなる。
【0007】そこで、図7(a)、(b)に示すよう
に、ブスバー39とブスバー41との間にPTC素子4
0を挾み込むことにより、ヒュージブルリンクやヒュー
ズの使用量を低減して、製造コストを低減することが提
案されている。このPTC素子40は、所定値以上の過
電流が流れると、自身の抵抗値が急激に高くなって、電
流を遮断する素子で、ヒュージブルリンクやヒューズと
同様な機能を有している。このPTC素子40は、予め
同一の大きさに形成されたものを用い、容量に応じてブ
スバー39、41間に所定の数だけ挾み込んで用いられ
ている。
【0008】しかしながら、PTC素子40を用いて
も、ブスバー39とブスバー41との間に挾み込む場合
には、ブスバーの長さが必要以上に長くなって、その分
重量が増えるという問題がある。
【0009】そこで、本発明は、簡単な構造で、かつ小
型化、軽量化が可能で製造コストを低減することができ
る電気接続箱の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1記載の発明は、電源からの電流を分配する分岐
回路を本体内に有する電気接続箱であって、電源と接続
される電源電極板と、この電源電極板にそれぞれ接続さ
れる複数枚の中継用電極と、容量に応じて所定の大きさ
に設定されて過電流が流れたとき通電を遮断すると共
に、電源と電源電極板との間及び電源電極板と中継用電
極との間に設けられたPTC素子とからなり、前記電源
電極板が複数枚の電極板に分割され、各電極板がそれぞ
れ二つ折りに折り畳まれるとともに重ねられ、重ねられ
た各電極板の一端部同士がPTC素子を間に挟んで接続
され、最上層又は最下層のいずれか一方の電極の他端部
に電源と接続される端子がPTC素子を間に挟んで接続
され、他方の電極の他端部に前記複数の中継用電極がそ
れぞれPTC素子を間に挟んで接続されて分岐回路を形
成したことを特徴としている。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載の電
気接続箱であって、前記各電極間の二つ折りの間に仕切
り板が挿入されて前記本体内に収容され、この仕切板
に、最上層又は最下層のいずれか他方のPTC素子間に
挿入される絶縁リブが設けられていることを特徴として
いる。
【0012】
【0013】
【作用】請求項1の発明によれば、PTC素子を介して
電源と接続された電源電極板に、各容量に応じた大きさ
のPTC素子を介して中継用電極をそれぞれ接続するの
で、構造が簡単になり、従来のようにブスバーで分岐回
路を形成する必要がなく、小型化、軽量化が可能とな
る。また、電源電極板に、各容量に応じた大きさのPT
C素子を介して中継用電極をそれぞれ接続して分岐回路
が形成されるので、この分岐回路を内蔵する電気接続箱
は簡単な構造となり、金型も簡単な構造となる。さら
に、電源電極板を複数枚に分割し、二つ折りにして重ね
ることにより、分岐回路数が増えても全体を大型にする
ことなく高密度化することが可能となる。
【0014】請求項2の発明によれば、仕切板に設けた
絶縁リブがPTC素子間を確実に絶縁するので、隣接す
るPTC素子の影響を受けることがない。
【0015】
【0016】
【実施例】以下、本発明に係る電気接続箱の実施例につ
いて説明する。図1は本発明の電気接続箱に内蔵された
分岐回路43を示す。図2はこの分岐回路43が組み込
まれた本体45を示す斜視図、図3は本体45内を示す
断面図である。
【0017】図1に示すように、分岐回路43は、電源
電極板47と、この電源電極板47にそれぞれ接続され
る複数の中継用電極49と、電源と電源電極板47との
間及び電源電極板47と間に設けられた複数種の大きさ
のPTC素子51a、51b、51cとからなる。
【0018】電源電極板47は、U字状に折り曲げられ
た2枚の電源電極板47a、47bがPTC素子51a
を介して接続されて3段に形成されている。一方の電源
電極板47aには、PTC素子51bを介して端子53
が接続されている。この端子53はバッテリーと接続さ
れた電線端末の端子と接続されて、電源電極板47aと
電源とを接続する。
【0019】他方の電源電極板47bは、2つに分割さ
れており、それぞれの端部には、各容量に応じた大きさ
のPTC素子51cを介して複数枚の中継用電極49が
接続されている。これらのPTC素子51c間には、隙
間が設けられており、分岐回路43が本体45に組み付
けられた状態では、本体43に設けた絶縁リブ59が隙
間に挿入される。上記において、PTC素子51a、5
1b、51cは、電源電極板47、中継用電極49に熱
圧着により接合されている。
【0020】図2及び図3は、上述した分岐回路43が
本体45内に組み付けられた状態を示す。これらの図に
おいて、電源電極板47の電極板47a、47bは3段
に形成され、各段の間には、仕切板57a、57bが挿
入されている。この仕切板57a、57bからは複数の
絶縁リブ59が突設されており、これらの絶縁リブ59
は、PTC素子51c、51c間に挿入されている。ま
た、中継用電極49の雄端子部55は、本体45から外
部に突出しており、相手端子(例えば電装品から引き出
された電線端末の端子)と接続されるようになってい
る。なお、本体45は、2つのアンダーカバー60、6
0間に収容されることにより、電気接続箱が形成され
る。
【0021】ここで、PTC素子51は、図4に示すよ
うに、例えば、100A相当の大きさ(電流容量の合わ
せた抵抗、面積)のものを、各電流容量の大きさ例え
ば、10AのPTC素子51dを3枚、20AのPTC
素子51eを2枚、30AのPTC素子51fを1枚に
分割して形成する。
【0022】本実施例によれば、PTC素子51bを介
して電源と接続された電源電極板47に、各容量に応じ
た大きさのPTC素子51cを介して中継用電極49を
それぞれ接続するので、分岐回路の構造が簡単になる。
従って、従来のようにブスバーで分岐回路を形成する必
要がないので小型化、軽量化が可能となる。
【0023】また、電源電極板47に、各容量に応じた
大きさのPTC素子51a、51b、51cを介して中
継用電極49をそれぞれ接続して分岐回路43を形成す
るので、この分岐回路43を内蔵する電気接続箱は簡単
な構造となり、金型費が安くなり製造コストを低減する
ことが出来る。
【0024】また、電源電極板47を複数の段に折り曲
げることにより、分岐回路数が増えても高密度化が可能
となり、分岐回路43を小型に形成することが出来る。
【0025】また、ヒュージブルリンクやヒューズを用
いることがないので、これらの端子部と中継電極49と
を接続する中継端子が不要になり、中継端子を組み付け
る工数も不要になるので、製造コストを大幅に低減する
ことが出来る。
【0026】さらに、ヒュージブルリンクやヒューズを
用いることがないので、ヒュージブルリンクやヒューズ
を装着する装着部を本体に設ける必要がなく、簡単な構
造の電気接続箱とすることが出来、製造コストの低減を
図ることが出来る。
【0027】なお、上記実施例では、電源電極板47を
分割した例を示したが、一枚の電源電極板47にPTC
素子51を介して中継用電極を接合しても良い。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明によ
れば、PTC素子を介して電源と接続された電源電極板
に、各容量に応じた大きさのPTC素子を介して中継用
電極をそれぞれ接続するので、構造が簡単になり、従来
のようにブスバーで分岐回路を形成する必要がなく、小
型化、軽量化が可能となる。また、電源電極板に、各容
量に応じた大きさのPTC素子を介して中継用電極をそ
れぞれ接続して分岐回路が形成されるので、この分岐回
路を内蔵する電気接続箱は簡単な構造となり、金型も簡
単な構造となり製造コストを低減することができる。さ
らに、電源電極板を複数枚に分割し、二つ折りにして重
ねることにより、分岐回路数が増えても全体を大型にす
ることなく高密度化することが可能となる。
【0029】請求項2の発明によれば、仕切板に設けた
絶縁リブがPTC素子間を確実に絶縁するので、隣接す
るPTC素子の影響を受けることがない。
【0030】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電気接続箱の本体内の分岐回路を
示す斜視図である。
【図2】本発明に係る電気接続箱において分岐回路が組
み付けられた状態の本体を示す斜視図である。
【図3】本発明に係る電気接続箱の本体内を示す断面図
である。
【図4】PTC素子を分割した状態を示す説明図であ
る。
【図5】従来の電気接続箱を示し、(a)は斜視図、
(b)はブスバーとヒューズとを接続する中継端子を示
す斜視図である。
【図6】電気接続箱に内蔵された分岐回路を示す回路図
である。
【図7】ブスバーを示し、(a)は容量が小さい場合の
PTC素子を挾んだ状態を示す斜視図、(b)は容量が
大きい場合のPCT素子を挾んだ状態を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
43 分岐回路 45 本体 47 電源電極板 49 中継用電極 51 PTC素子 59 絶縁リブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−229601(JP,A) 特開 平4−148501(JP,A) 特開 昭63−174521(JP,A) 特開 平1−212641(JP,A) 実開 昭61−14148(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02G 3/08 - 3/20

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源からの電流を分配する分岐回路を本
    体内に有する電気接続箱であって、電源と接続される電
    源電極板と、この電源電極板にそれぞれ接続される複数
    枚の中継用電極と、容量に応じて所定の大きさに設定さ
    れて過電流が流れたとき通電を遮断すると共に、電源と
    電源電極板との間及び電源電極板と中継用電極との間に
    設けられたPTC素子とからなり、前記電源電極板が複
    数枚の電極板に分割され、各電極板がそれぞれ二つ折り
    に折り畳まれるとともに重ねられ、重ねられた各電極板
    の一端部同士がPTC素子を間に挟んで接続され、最上
    層又は最下層のいずれか一方の電極の他端部に電源と接
    続される端子がPTC素子を間に挟んで接続され、他方
    の電極の他端部に前記複数の中継用電極がそれぞれPT
    C素子を間に挟んで接続されて分岐回路を形成したこと
    を特徴とする電気接続箱。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電気接続箱であって、前
    記各電極間の二つ折りの間に仕切り板が挿入されて前記
    本体内に収容され、この仕切板に、最上層又は最下層の
    いずれか他方のPTC素子間に挿入される絶縁リブが設
    けられていることを特徴とする電気接続箱。
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