JP2934086B2 - ビニル系架橋重合体微粒子及びその製造方法 - Google Patents

ビニル系架橋重合体微粒子及びその製造方法

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JP2934086B2 JP3312230A JP31223091A JP2934086B2 JP 2934086 B2 JP2934086 B2 JP 2934086B2 JP 3312230 A JP3312230 A JP 3312230A JP 31223091 A JP31223091 A JP 31223091A JP 2934086 B2 JP2934086 B2 JP 2934086B2
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    • C08F212/34Monomers containing two or more unsaturated aliphatic radicals
    • C08F212/36Divinylbenzene
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、微小間隙保持材等に好
適な高弾性率のビニル系架橋重合体微粒子及びその製造
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】精密機
器等における微小間隙を一定に保つためのスペーサ材料
としては、大別してガラス系とプラスチック系のものが
用いられている。一般にこれらのスペーサ材料は接着剤
樹脂中に分散させた状態で使用されるため、接着剤樹脂
と比重が近く、分散性に優れる点で最近ではプラスチッ
ク系のものが多く用いられている。このようなプラスチ
ック系スペーサ材料としては、従来よりスチレン系単量
体等を懸濁重合させて得られるポリマー微粒子が用いら
れてきている。
【0003】しかしながら、このようなスチレン系のポ
リマー微粒子では、一般に機械的強度が低く、押圧時の
圧力により破壊もしくは変形し、適正なギャップが得ら
れない。この欠点を改良する手段として、架橋性単量体
を用いた架橋ポリマービーズが提案されているが、満足
のいくものが得られておらず、高強度なプラスチック系
スペーサ材料が望まれている。これに対して、ベンゾグ
アナミン・(メラミン)・ホルムアルデヒド樹脂に代表
される重縮合系樹脂の硬化球形微粒子が提案されてい
る。しかしながら、これらの重縮合系樹脂の硬化球形微
粒子の場合、強度的には従来の架橋ポリマービーズに比
べて高強度ではあるが、十分に満足のいくものではな
く、また、製造工程が繁雑であり、生産性が悪い欠点を
有している。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような現状に鑑み、
本発明者らは鋭意検討を重ねた結果、メタジビニルベン
ゼンを主成分とする架橋性ビニル単量体とニトリル基を
有するビニル単量体とを特定の割合で含有するビニル単
量体混合物に、常法に比べて非常に多くの有機過酸化物
系ラジカル重合開始剤を加えて水系媒体中で重合させる
ことにより、簡便な操作で効率よく、非常に高強度のビ
ニル系架橋重合体微粒子が得られることを見出し、本発
明を完成させるに至った。即ち、本発明は、粒子直径の
10%が変形した時の圧縮弾性率が599kg/mm2より大きく
800kg/mm2以下であることを特徴とするビニル系架橋重
合体微粒子を提供するものであり、更に本発明は、メタ
ジビニルベンゼンを主成分とする架橋性ビニル単量体と
ニトリル基を有するビニル単量体とを重量比でメタジビ
ニルベンゼンを主成分とする架橋性ビニル単量体/ニト
リル基を有するビニル単量体=40/60〜90/10の割合で
含有するビニル単量体混合物 100重量部に対し、3〜10
重量部の有機過酸化物系ラジカル重合開始剤を用い、水
系媒体中で重合させることを特徴とする上記ビニル系架
橋重合体微粒子の製造方法を提供するものである。
【0005】本発明において用いられるメタジビニルベ
ンゼンを主成分とする架橋性ビニル単量体は、架橋性ビ
ニル単量体成分中50重量%以上、好ましくは70重量%以
上の割合でメタジビニルベンゼンを含有するものであ
る。通常市販のジビニルベンゼンは55〜80重量%程度の
純度でエチルスチレン等の不純物をかなり含んでおり、
また、主成分であるジビニルベンゼン自体もパラ体とメ
タ体との混合物(パラ体60〜70重量%)である。ジビニ
ルベンゼンを用いる場合、純度はより高い方が好ましい
が、特にメタ体の高純度品を用いた場合により高弾性率
の架橋重合体微粒子が得られる。
【0006】又、本発明において用いることのできる他
の架橋性ビニル単量体としては、ラジカル重合可能な不
飽和二重結合を2個以上有する架橋性単量体であれば特
に限定されるものではない。例えば、1,4 −ジビニロキ
シブタン、ジビニルスルホン等のビニル化合物;ジアリ
ルフタレート、ジアリルアクルアミド、トリアリル(イ
ソ)シアヌレート、トリアリルトリメリテート等のアリ
ル化合物;(ポリ)エチレングリコールジ(メタ)アク
リレート、(ポリ)プロピレングリコールジ(メタ)ア
クリレート等の(ポリ)オキシアルキレングリコールジ
(メタ)アクリレート;ペンタエリスリトールテトラ
(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メ
タ)アクリレート、ペンタエリスリトールジ(メタ)ア
クリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アク
リレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アク
リレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アク
リレート及びグリセロールトリ(メタ)アクリレート、
グリセロールジ(メタ)アクリレート等が挙げられる。
これらの架橋性ビニル単量体は2種以上混合して用いる
ことができる。
【0007】本発明において用いられるニトリル基を有
するビニル単量体としては、通常のラジカル重合可能な
不飽和ニトリル単量体であれば特に限定されるものでは
ないが、例えば、アクリロニトリル、メタクリロニトリ
ル、シアン化ビニリデン、α−クロルアクリロニトリ
ル、α−ブロムアクリロニトリル、α−フルオルアクリ
ロニトリル、α−クロル−β−ジフルオルアクリロニト
リル、α−トリフルオルメチルアクリロニトリル、α−
メトキシアクリロニトリル、α−シアノ酢酸ビニル、α
−シアノスチレン、 N,N−ビス−β−シアノエチルアク
リルアミド、 N−メチル−N −(β−シアノエチル)メ
タクリルアミド、N −シクロヘキシル−N−(β−シア
ノエチル)メタクリルアミド等が挙げられる。これらの
不飽和ニトリル単量体は単独又は2種以上混合して用い
ることができる。本発明においては共重合性が高い点で
アクリロニトリル、メタクリロニトリルが好ましく、特
にアクリロニトリルを用いた場合により高弾性率のビニ
ル系架橋重合体微粒子が得られる。
【0008】本発明におけるメタジビニルベンゼンを主
成分とする架橋性ビニル単量体とニトリル基を有するビ
ニル単量体との混合割合は、メタジビニルベンゼンを主
成分とする架橋性ビニル単量体/ニトリル基を有するビ
ニル単量体(重量比)=40/60〜90/10、好ましくは50
/50〜80/20である。ニトリル基を有するビニル単量体
の割合が前記範囲よりも少ない場合には高強度が得られ
ず、多い場合にはニトリル系重合体粒子間の強い凝集力
のため粒子同士が合一し、重合安定性が低下する。又、
メタジビニルベンゼンを主成分とする架橋性ビニル単量
体の割合が前記範囲よりも少ない場合にも高強度が得ら
れないため好ましくない。
【0009】さらに、本発明においては前記ビニル単量
体混合物中に、50重量%以下、好ましくは30重量%以下
の範囲でニトリル基を有するビニル単量体以外の非架橋
性ビニル単量体を適宜加えることができる。このような
非架橋性ビニル単量体としてはラジカル重合可能な、架
橋性ビニル単量体以外の全てのビニル単量体を用いるこ
とができるが、例えばスチレン、p−(m−)メチルス
チレン、p−(m−)エチルスチレン、p−(m−)ク
ロロスチレン、p−(m−)クロロメチルスチレン、ス
チレンスルホン酸、p−(m−)t−ブトキシスチレ
ン、α−メチル−p−t−アミロキシスチレン、p−t
−アミロキシスチレン等のスチレン系モノマー;(メ
タ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸2−エチル
ヘキシル、(メタ)アクリル酸ラウリル、ジメチルアミ
ノエチル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチル
(メタ)アクリレート、ヒドロキシエチル(メタ)アク
リレート、ジエチレングリコールモノ(メタ)アクリレ
ート、グリセロールモノ(メタ)アクリレート、ポリエ
チレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ブタンジ
オールモノ(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリル
酸エステル系モノマー;(メタ)アクリル酸、マレイン
酸等の不飽和カルボン酸系モノマー;メチルビニルエー
テル、エチルビニルエーテル等のアルキルビニルエーテ
ル;酢酸ビニル、酪酸ビニル等のビニルエステル系モノ
マー;N −メチル(メタ)アクリルアミド、N −エチル
(メタ)アクリルアミド等の N−アルキル置換(メタ)
アクリルアミド等が挙げられる。これらの非架橋性ビニ
ル単量体は単独又は2種以上混合して用いることができ
る。
【0010】本発明において用いられる有機過酸化物系
ラジカル重合開始剤としては、例えば、過酸化ベンゾイ
ル、過酸化ラウロイル等が挙げられ、特に過酸化ベンゾ
イルを好適に用いることができる。これらの有機過酸化
物系ラジカル重合開始剤は単独又は2種以上混合して用
いることができる。従来、これらのラジカル重合開始剤
の添加量は通常、一般的に単量体100 重量部に対し 0.1
〜3重量部であったが、本発明においては3〜10重量
部、より好ましくは4〜7重量部添加することにより、
非常に高弾性率のビニル系架橋重合体微粒子が得られ
る。有機過酸化物系ラジカル重合開始剤の添加量が前記
添加量の範囲より少ない場合にも、多い場合にも、適当
な強度の架橋重合体微粒子が得られない。またアゾ系の
開始剤では使用量を多くしてもさほど弾性率の向上は見
られない。
【0011】架橋重合体微粒子の強度を、粒子の中心方
向へ荷重をかけ、その粒子直径の10%が変形した時の圧
縮弾性率(以下10%圧縮弾性率と略記する)で表したと
き、従来の架橋ポリスチレン系では高々360kg/mm2
あったが、本発明によれば599kg/mm2 より大きく 800k
g/mm2 以下、より確実には599kg/mm2 より大きく700k
g/mm2 以下の非常に高弾性率のビニル系架橋重合体微
粒子が得られる。尚、本発明でいう10%圧縮弾性率と
は、下記方法により測定した値である。 <10%圧縮弾性率の測定方法> 島津粉体圧縮試験機((株)島津製作所製 PCT−200)に
より、試料台上に散布した試料粒子1個について、粒子
の中心方向へ荷重をかけ、荷重−圧縮変位を測定し、10
%変位時の荷重を求めた。これを次式に代入し、10%圧
縮弾性率を算出した。この操作を異なる3個の粒子につ
いて行い、その平均値を粒子の10%圧縮弾性率とした。
なお、測定は室温で行った。
【0012】
【数1】
【0013】 ここで、E ;10%圧縮弾性率(kg/mm2) F ;圧縮荷重(kg) K ;粒子のポアソン比(定数,0.38) S ;圧縮変位(mm) R ;粒子の半径(mm) 本発明において、水系媒体中での重合は、常法に従い分
散安定剤の存在下に撹拌しつつ温度25〜 100℃、より好
ましくは50〜90℃の範囲で行われる。該分散安定剤とし
ては、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリルベンゼンスル
ホン酸ナトリウム、ポリオキシエチレンラウリルエーテ
ル硫酸ナトリウム等の界面活性剤;ゼラチン、澱粉、ヒ
ドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロー
ス、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルキルエーテ
ル、ポリビニルアルコール等の水溶性高分子;硫酸バリ
ウム、硫酸カルシウム、炭酸バリウム、炭酸カルシウ
ム、炭酸マグネシウム、燐酸カルシウム等の難水溶性無
機塩が挙げられる。又、本発明に係る架橋重合体微粒子
は、懸濁重合以外に、シード重合等、通常重合体微粒子
の製造に用いられる方法により得ることもできる。
【0014】本発明に係る架橋重合体微粒子の平均粒子
径は、目的によって任意に設計し得るが、通常1〜20μ
m 程度が好ましい。また、本発明の架橋重合体微粒子を
スペーサとして用いる場合、粒径分布の広いスペーサを
使用すると、ギャップムラが発生し易い等の欠点がある
ため、粒径分布の標準偏差がその平均粒子径の20%以下
であることが好ましく、より好ましくは10%以下であ
る。従って、本発明により得られる架橋重合体微粒子を
微小間隙保持材として用いる場合は、架橋重合体微粒子
の粒径分布が広い場合には水簸法又は風力法等により分
級するのが好ましい。
【0015】
【実施例】以下、本発明を実施例によって更に詳細に説
明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるもので
はない。なお、実施例中「部」は重量部を示す。
【0016】実施例1 ポリビニルアルコール(日本合成化学工業(株)製GH−
17、ケン化度86.5〜89mol %)の3%水溶液 800部に、
m−ジビニルベンゼン(純度92%、日精化学工業(株)
製)60部、アクリロニトリル(和光純薬工業(株)製)
40部、過酸化ベンゾイル5部の混合液を加えて微分散さ
せ、撹拌しながら窒素気流下80℃で15時間重合を行っ
た。得られた微粒子をイオン交換水及び溶剤で洗浄後、
分級操作を施し、更に単離乾燥して平均粒子径 6.0μm
、標準偏差が0.40μm である架橋重合体微粒子を得
た。得られた架橋重合体微粒子の10%圧縮弾性率(平均
値)を前記の方法により評価したところ、 670kg/mm2
であった。
【0017】実施例2 実施例1において、m−ジビニルベンゼン(純度92%)
80部、アクリロニトリル20部、過酸化ベンゾイルの代わ
りに過酸化ラウロイル5部を用いた以外は実施例1と同
じ方法により平均粒子径 7.5μm 、標準偏差が0.41μm
の架橋重合体微粒子を得た。この架橋重合体微粒子の10
%圧縮弾性率(平均値)を評価したところ 620kg/mm2
であった。
【0018】比較例1 実施例1においてm−ジビニルベンゼン95部、アクリロ
ニトリル5部とした以外は実施例1と同じ方法により平
均粒子径 6.4μm 、標準偏差が0.44μm の架橋重合体微
粒子を得た。この架橋重合体微粒子の10%圧縮弾性率
(平均値)を評価したところ 470kg/mm2 であった。
【0019】比較例2 実施例1においてm−ジビニルベンゼン30部、アクリロ
ニトリル70部とした以外は実施例1と同じ方法により重
合を行ったところ、重合中に凝集が起こり、架橋重合体
微粒子は得られなかった。
【0020】比較例3 実施例1において過酸化ベンゾイルを1部とした以外は
実施例1と同じ方法により平均粒子径 6.5μm 、標準偏
差が0.49μm の架橋重合体微粒子を得た。この架橋重合
体微粒子の10%圧縮弾性率(平均値)を評価したところ
390kg/mm2 であった。
【0021】比較例4 実施例1において過酸化ベンゾイルを15部とした以外は
実施例1と同じ方法により平均粒子径 6.3μm 、標準偏
差が0.43μm の架橋重合体微粒子を得た。この架橋重合
体微粒子の10%圧縮弾性率を評価したところ 410kg/mm
2 であった。
【0022】
【発明の効果】以上述べた如く本発明の方法は、その操
作が非常に簡単であるにも拘わらず、高弾性率の架橋重
合体微粒子を提供することができ、微小間隙保持材等の
製造に有効に利用できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C08J 3/12 - 3/16 C08J 3/24 C08F 212/36,2/18,220,42

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粒子直径の10%が変形した時の圧縮弾性
    率が599kg/mm2より大きく800 kg/mm2 以下であること
    を特徴とするビニル系架橋重合体微粒子。
  2. 【請求項2】 メタジビニルベンゼンを主成分とする架
    橋性ビニル単量体とニトリル基を有するビニル単量体と
    を重量比でメタジビニルベンゼンを主成分とする架橋性
    ビニル単量体/ニトリル基を有するビニル単量体=40/
    60〜90/10の割合で含有するビニル単量体混合物 100重
    量部に対し、3〜10重量部の有機過酸化物系ラジカル重
    合開始剤を用い、水系媒体中で重合させることを特徴と
    する請求項1記載のビニル系架橋重合体微粒子の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 ニトリル基を有するビニル単量体がアク
    リロニトリル及び/又はメタクリロニトリルである請求
    項2記載のビニル系架橋重合体微粒子の製造方法。
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