JP2933846B2 - デッドタイム補正機能を有するpwmインバータ - Google Patents

デッドタイム補正機能を有するpwmインバータ

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JP2933846B2
JP2933846B2 JP7086159A JP8615995A JP2933846B2 JP 2933846 B2 JP2933846 B2 JP 2933846B2 JP 7086159 A JP7086159 A JP 7086159A JP 8615995 A JP8615995 A JP 8615995A JP 2933846 B2 JP2933846 B2 JP 2933846B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特にトルク,速度の特
性改善が図られたデッドタイム補正機能を有するPWM
インバータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は従来例を示すもので、1は電力変
換器、2は誘導電動機(以下単に電動機という)、3は
電流検出器、4は極性判別器、51は乗算器、61は制
御回路、71は加算器である。
【0003】すなわち、電力変換器1は電流検出器3を
介して電動機2に電力供給し駆動する。電流検出器3は
電動機2の一次電流I1を検出して極性判別器4に出力
する。極性判別器4は、一次電流より電流極性を判別
し、正のときは「1」,負のときは「−1」の極性判別
信号Spを乗算器51に出力する。乗算器51は、極性
判別信号Spと一定のデッドタイム補正量Kcとを乗算
し、補正信号Vdを加算器71に出力する。制御回路61
は、電力変換器2により電動機1の出力トルクを制御す
るための電圧指令信号V*を加算器71に出力する。加
算器71は、電圧指令信号V*とデッドタイム補正量K
cとを加算し、電力変換器1を制御するための修正電圧
指令信号V**を出力する。
【0004】さて、電力変換器例えばPWMインバータ
回路などパワーデバイスのアーム間の短絡を防ぐため
に、デッドタイムを挿入することは、周知である。しか
し、そのデッドタイムの影響により、負荷に電圧が供給
されない期間が生じ、したがって出力電圧は指令電圧か
ら変動する。その電圧変動が原因となって電流波形に歪
みを生じ、トルク,速度にリップルとなって影響を及ぼ
す。そして、デッドタイムの補正を行うには、デッドタ
イム期間中の電圧不足を補うように、指令電圧に不足分
電圧であるデッドタイム補正量を足し込めばよい。しか
るに、この種の従来技術においては、図示の如く一定の
デッドタイム補正量Kcとするのが一般的であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術ではデットタイム補正量を一定としているために、ト
ルク,速度の特性がデッドタイム補正を行わないときよ
り、悪化してしまうことがある。例えば、インバータ周
波数が低周波・高周波の場合、トルク,速度リップルが
大きく現れる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上述したような
点に鑑みなされたものであって、特にインバータ周波数
を入力としてインバータ周波数に対応した補正量特性を
得るデッドタイム補正量演算手段を配するとともに、こ
のデッドタイム補正量演算手段出力と電流極性判別信号
との乗算によるデッドタイム補正信号を得るようにした
ものである。
【0007】
【作用】かかる解決手段により、デッドタイム補正量を
得るために、インバータ周波数を変数として、この変数
が中の場合は一定の補正量とし、変数が小,大の場合は
一定補正量を低減させたことにより、運転状況によって
電圧変動を修正できるため、トルク,速度を良好に制御
することができる。以下に、本発明を図面に基づいて、
さらに詳細説明する。
【0008】
【実施例】図1は図3に類して表した本発明の一実施例
を示すもので、52は乗算器、62は制御回路、72は
加算器、8は補正量演算器である。すなわち、制御回路
62よりインバータ周波数F1を入力とする補正量演算
器8が設けられ、乗算器52にて補正量演算器8出力の
デッドタイム補正量Kと極性判別器4出力の極性判別信
号Spの乗算により補正信号Vdが得られ、加算器72
は制御回路62出力の電圧指令信号V*と乗算器52出
力の補正信号Vdとを加算して修正電圧指令V**を発
生する如く、構成してなる。この補正量演算器8出力の
デッドタイム補正量Kを図2に示す。
【0009】図2はインバータ周波数F1に対応したデ
ッドタイム補正量Kの特性例を示すもので、K1,K
2,K3,K4は特性線である。すなわち、補正量演算
器8はインバータ周波数F1を変数として、つぎの演算
によりデッドタイム補正量Kを信号出力する。 (イ) インバータ周波数F1が低周波時には正の定数
Aを用いて、 K1=A・F1 ・・・・・・・・・・・(1) として、低周波領域では一定のデッドタイム補正量Kc
を減少させた傾向の補正量特性線K1を得る。 (ロ) インバータ周波数F1が中周波時には、 K2=Kc ・・・・・・・・・・・(2) として、中周波領域では一定のデッドタイム補正量Kc
である補正量特性線K2を得る。
【0010】(ハ) インバータ周波数F1が高周波時
には負の定数Bおよび正の定数Cを用いて、 K3=B・F1+C ・・・・・・・・・・・(3) として、高周波領域では一定のデッドタイム補正量Kc
を減少させた傾向の補正量特性線K3を得る。 (ニ) さらに、インバータ周波数F1が十分大きいと
きには、 K4=0 ・・・・・・・・・・・(4) として、大周波領域での補正量特性線K4を得る。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、デ
ッドタイム補正量をインバータ周波数に応じて運転状況
に適応したものとなし、トルク,速度リップルが低減さ
れた高精度制御を行い得る簡便な装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例を示すブロック図であ
る。
【図2】図2は図1の補正量演算器の信号出力例を示す
波形図である。
【図3】図3は従来例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 電力変換器 2 誘導電動機(電動機) 3 電流検出器 4 極性判別器 51 乗算器 52 乗算器 61 制御回路 62 制御回路 71 加算器 72 加算器 8 補正量演算器 I1 一次電流 Sp 極性判別信号 Kc デッドタイム補正量 K デッドタイム補正量 K1 補正量特性線 K2 補正量特性線 K3 補正量特性線 K4 補正量特性線 F1 インバータ周波数 Vd 補正信号 V* 電圧指令信号 V** 修正電圧指令信号

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可変周波数可変電圧の交流を出力する電
    力変換手段と、該電力変換手段により駆動される誘導電
    動機と、該誘導電動機を駆動するための電圧指令を電力
    変換手段に与える制御手段と、前記誘導電動機の一次電
    流を検出する電流検出手段と、該電流検出手段出力を入
    力して極性判別する電流極性判別手段と、該電流極性判
    別手段出力とデットタイム補正量とを乗算する乗算手段
    と、前記制御手段出力と乗算手段出力とを加算して修正
    電圧指令を電力変換手段に出力する加算手段とを備えて
    なるデットタイム補正機能を有するPWMインバータに
    おいて、全周波域での中周波においてデッドタイム補正
    量を一定としても良好な特性が得られることから、イン
    バータ周波数に対応して中周波時に一定量とし、低周波
    及び高周波においてデッドタイム補正量を一定としても
    トルク・速度リップルが生じることから、低周波時およ
    び高周波時にはその一定量を低減させるデットタイム補
    正量の演算手段を設け、該デットタイム補正量演算手段
    出力を前記乗算手段にデットタイム補正量入力として与
    えるようにしたことを特徴とするデットタイム補正機能
    を有するPWMインバータ。
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JP4581574B2 (ja) * 2004-09-08 2010-11-17 株式会社ジェイテクト モータ制御装置及び電動パワーステアリング装置
JP4706344B2 (ja) * 2005-06-13 2011-06-22 株式会社デンソー 同期モータの制御装置
JP5078925B2 (ja) * 2009-02-23 2012-11-21 三菱電機株式会社 電動機の駆動装置並びに機器

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