JP2933550B2 - 赤外線通信ポート - Google Patents

赤外線通信ポート

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JP2933550B2
JP2933550B2 JP8282123A JP28212396A JP2933550B2 JP 2933550 B2 JP2933550 B2 JP 2933550B2 JP 8282123 A JP8282123 A JP 8282123A JP 28212396 A JP28212396 A JP 28212396A JP 2933550 B2 JP2933550 B2 JP 2933550B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は赤外線ポートに関
し、特に情報処理装置間を赤外線によりデータ通信を行
うとき赤外線の有効角度を可変にすることにより送信範
囲を変更可能とする赤外線通信ポートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の赤外線通信は、通信ケーブルの配
線工事やメンテナンスの煩雑さを解消するために用いら
れている。例えば、特開平06−125311公報「赤
外線発信機およびこれを用いた伝送システム」には、赤
外線発信機にレンズを備え、赤外線を収束させ、遠距離
まで到達し周囲に影響を与えることなく、また周囲から
影響を受けない赤外線通信の技術について記載されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】公報特開平06−12
5311に関しては、赤外線通信ポートにレンズを使用
している点では本発明と類似している。前記公報の場合
は通信ケーブルを赤外線通信に置き換え、配線工事やメ
ンテナンスの煩雑さを解消し、さらに赤外線通信の信頼
性向上のため、赤外線送信機にレンズを使用し赤外線を
収束させることにより、赤外線到達距離を延長させてい
る。しかし、この場合の赤外線の発信機と受信機は建物
等に固定され、赤外線の到達距離や角度を発信機と受信
機とで調整されているものが前提である。
【0004】本発明の情報処理装置における赤外線通信
においては、2台の情報処理装置に内蔵、または接続さ
れた各々の赤外線通信ポートを向かい合わせて通信を行
うが、この際の赤外線発信機と受信機の位置関係はかな
らずしも固定されているわけではなく、例えば一方が可
搬型の情報処理装置の場合や、2台の可搬型の情報処理
装置である場合が想定され、赤外線通信を行う場合は、
使用者が赤外線通信が可能となる距離や角度をある程度
把握して、2台の情報処理装置の赤外線通信ポートの位
置を調整しなければならない為、赤外線の通信範囲が狭
くなるほど操作性が悪くなるという欠点がある。
【0005】本発明の目的は、通信相手の情報処理装置
設置位置に応じて赤外線の通信範囲を切り替えることが
できる赤外線通信ポートを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明の赤外線通信
ポートは、データを赤外線で送信する赤外線発光素子
と、前記赤外線を通す情報処理装置に開けられた赤外線
発信孔と、レンズ部を持ち赤外線を透過する赤外線発光
素子カバーと、前記赤外線発光素子カバーのスライドを
可能とする赤外線発光素子カバースライド機構と、前記
赤外線発光素子カバーに取り付けられたスライドレバー
と、前記情報処理装置の外部からスライド操作を可能と
するスライドつまみと、を備えて構成されている。
【0007】また、第2の発明の赤外線通信ポートは、
第1の発明において前記赤外線発光素子カバーは、透過
性のある材質で平面な形状の平面部と、凹レンズの形状
をもつレンズ部と、スライドレバーとにより構成されて
いる。
【0008】さらに、第3の発明の赤外線通信ポート
は、第1または2の発明において前記スライドレバーに
より、前記赤外線発光素子カバーの平面部とレンズ部と
の使用を切り替えることにより赤外線の到達範囲を変更
することにより構成されている。
【0009】さらに、第4の発明の赤外線通信ポート
は、第1、2または3の発明において前記赤外線発光素
子カバーを切り替えて前記平面部を使用するときは、前
記赤外線発光素子から送信される赤外線に影響を与えな
いことにより構成されている。
【0010】さらに、第5の発明の赤外線通信ポート
は、第1、2または3の発明において前記赤外線発光素
子カバーを切り替えて前記レンズ部を使用するときは、
前記赤外線発光素子から送信される赤外線をレンズの作
用により拡散し通信の角度を大きくすることにより赤外
線の到達範囲を拡大することにより構成されている。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第一の実施の形態
を示す構造図である。図2は、図1における断面図であ
る。
【0012】本発明の実施の形態は、図1に示すよう
に、赤外線発光素子1と、赤外線発信孔2と、赤外線発
光素子カバー3と、赤外線発光素子カバースライド機構
4と、スライドつまみ5と、レンズ部6と、平面部7
と、スライドレバー8とから構成されている。
【0013】赤外線発光素子1の赤外線が発光する位置
に合わせて情報処理装置の筺体に開けられた赤外線発信
孔2から赤外線が情報処理装置外部へ発信される。赤外
線発光素子カバー3は透過性のある材質で、平面な形状
の平面部7と、凹レンズの形状をもつレンズ部6とスラ
イドレバー8とを有し、赤外線発光素子カバースライド
機構4により、情報処理装置の筺体の赤外線通信孔2を
塞ぐ様に取り付けられ、スライドレバー8にスライドつ
まみ5を取り付けることにより、情報処理装置の外部か
らスライドつまみ5を操作することにより赤外線発光素
子カバー3をスライドさせることができる。
【0014】次に本発明の実施の形態の動作を説明す
る。
【0015】図3は、赤外線発光素子カバーが平面部で
赤外線通信孔を塞いだ場合の断面図である。図4は、図
3における赤外線到達範囲図である。
【0016】図3に示すように、赤外線発光素子カバー
3の平面部7で赤外線通信孔2を塞ぐ場合(レンズ6を
使用していない状態)、赤外線発光素子1から発信した
赤外線がこれを透過した際、これによって特に影響を受
けることなく赤外線は外部へ発信される。この場合、図
4で示すように、赤外線発光素子1の持つ性能により、
赤外線到達距離Lと赤外線有効角度θにて赤外線到達範
囲13を得られる。
【0017】本発明の赤外線通信ポートを持つ情報処理
装置10から赤外線を発信し、情報処理装置11と、情
報処理装置12でこれを受信させようとした場合を例に
とると、情報処理装置10の赤外線到達範囲13に、情
報処理装置11の赤外線通信ポート14は入っていない
ため、情報処理装置10から発信された赤外線は受信で
きない。また情報処理装置12の赤外線通信ポート14
は情報処理装置10の赤外線到達範囲13に入っている
ため、情報処理装置10から発信された赤外線は情報処
理装置12で受信が可能となる。
【0018】図5は、赤外線発光素子カバーがレンズ部
で赤外線通信孔を塞いだ場合の断面図である。図6は、
図5における赤外線到達範囲図である。
【0019】図5に示すように、赤外線発光素子カバー
3の凹レンズの形状をもつレンズ部6が赤外線通信孔2
を塞ぐ場合、赤外線発光素子1から発信した赤外線は凹
レンズの作用により赤外線が分散されて外部に発信され
る。この場合の赤外線到達範囲13は図6に示すよう
に、図4で示したものより赤外線有効角度θが大きくと
ることができるが赤外線到達距離Lは短くなる。
【0020】従って、本発明の赤外線通信ポートを持つ
情報処理装置10から赤外線を発信した場合、情報処理
装置11は赤外線到達範囲13に入っているため、情報
処理装置10から発信した赤外線を受信できるが、情報
処理装置12は赤外線到達範囲13からはずれるため、
情報処理装置10から発信した赤外線が受信できなくな
る。
【0021】次に、本発明の第二の実施の形態を説明す
る。
【0022】図7は、第二の実施の形態の断面図であ
る。
【0023】本発明の第二の実施の形態は、図7に示す
ように、赤外線発光素子1と、赤外線発信孔2と、赤外
線発光素子カバー3とから構成されている。
【0024】赤外線発光素子1の赤外線が発光する位置
に合わせて情報処理装置の筺体に開けられた赤外線発信
孔2から赤外線が情報処理装置外部へ発信される。赤外
線発光素子カバー3は透過性のある材質で凹レンズの形
状をしており、情報処理装置の筺体の赤外線通信孔2を
塞ぐ様に取り付けられる。
【0025】赤外線発光素子カバー3の凹レンズ部に赤
外線が透過した際、凹レンズの作用により赤外線が分散
され、赤外線発光素子1の持つ性能より赤外線有効角度
が大きくとることができる。
【0026】本発明の第二の実施の形態は、第一の実施
の形態と比べると、赤外線到達範囲Lの切り替えはでき
ないが凹レンズの屈折率を大きくすることにより赤外線
有効角度θを広くとることができ構造的に簡略化できる
ものである。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の第1の効
果は、2台の情報処理装置で赤外線通信を行う場合、2
台の情報処理装置の赤外線ポートの距離や角度に応じ
て、特に2台の情報処理装置の配置に気を使うことなく
赤外線による通信を行うことができ操作性が向上する。
【0028】その理由は、通信相手の情報処理装置の位
置により、赤外線到達範囲を切り替えることができ、情
報処理装置を移動することなく赤外線到達範囲に、通信
相手となる情報処理装置の赤外線通信ポートを合わせる
ことができるためである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態を示す構造図であ
る。
【図2】本発明の第一の実施の形態の図1における断面
図である。
【図3】本発明の第一の実施の形態の赤外線発光素子カ
バーが平面部で赤外線通信孔を塞いだ場合の断面図であ
る。
【図4】本発明の第一の実施の形態の図3における赤外
線到達範囲図である。
【図5】本発明の第一の実施の形態の赤外線発光素子カ
バーがレンズ部で赤外線通信孔を塞いだ場合の断面図で
ある。
【図6】本発明の第一の実施の形態の図5における赤外
線到達範囲図である。
【図7】本発明の第二の実施の形態の断面図である。
【符号の説明】
1 赤外線発光素子 2 赤外線発信孔 3 赤外線発光素子カバー 4 赤外線発光素子カバースライド機構 5 スライドつまみ 6 レンズ部 7 平面部 8 スライドレバー 10 情報処理装置 11 情報処理装置 12 情報処理装置 13 赤外線到達範囲 14 赤外線通信ポート L 赤外線到達距離 θ 赤外線有効角度

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報処理装置間を赤外線でデータ通信す
    る到達範囲を切り替え可能とする赤外線通信ポートにお
    いて、 データを赤外線で送信する赤外線発光素子と、前記赤外
    線を通す情報処理装置に開けられた赤外線発信孔と、レ
    ンズ部を持ち赤外線を透過する赤外線発光素子カバー
    と、前記赤外線発光素子カバーのスライドを可能とする
    赤外線発光素子カバースライド機構と、前記赤外線発光
    素子カバーに取り付けられたスライドレバーと、前記情
    報処理装置の外部からスライド操作を可能とするスライ
    ドつまみと、を備えることを特徴とする赤外線通信ポー
    ト。
  2. 【請求項2】 前記赤外線発光素子カバーは、透過性の
    ある材質で平面な形状の平面部と、凹レンズの形状をも
    つレンズ部と、スライドレバーと、を備えることを特徴
    とする請求項1記載の赤外線通信ポート。
  3. 【請求項3】 前記スライドレバーにより、前記赤外線
    発光素子カバーの平面部とレンズ部との使用を切り替え
    ることにより赤外線の到達範囲を変更することを特徴と
    する請求項1または2記載の赤外線通信ポート。
  4. 【請求項4】 前記赤外線発光素子カバーを切り替えて
    前記平面部を使用するときは、前記赤外線発光素子から
    送信される赤外線に影響を与えないことを特徴とする請
    求項1、2または3記載の赤外線通信ポート。
  5. 【請求項5】 前記赤外線発光素子カバーを切り替えて
    前記レンズ部を使用するときは、前記赤外線発光素子か
    ら送信される赤外線をレンズの作用により拡散し通信の
    角度を大きくすることにより赤外線の到達範囲を拡大す
    ることを特徴とする請求項1、2、または3記載の赤外
    線通信ポート。
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