JP2000111718A - 光反射体及び光伝送装置 - Google Patents

光反射体及び光伝送装置

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JP2000111718A
JP2000111718A JP10279109A JP27910998A JP2000111718A JP 2000111718 A JP2000111718 A JP 2000111718A JP 10279109 A JP10279109 A JP 10279109A JP 27910998 A JP27910998 A JP 27910998A JP 2000111718 A JP2000111718 A JP 2000111718A
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JP
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optical
optical communication
communication terminal
light reflector
light
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JP10279109A
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English (en)
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Chomei Yasuda
朝明 安田
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光通信における消費電力を抑制することがで
き、光通信端末装置の位置決めが容易であり、光通信端
末装置の取付方向を同一にすることができる光伝送装置
及びこの装置に用いられる光反射体を提供する。 【解決手段】 楕円をその主軸回りに回転して得られる
楕円面体の内側面の一部又は全部をその反射面とする光
反射体11と、2つの光通信端末装置12,12の夫々
が備える赤外線通信ポート121,121を光反射体1
1の2つの焦点に夫々設けるように、光通信端末装置1
2,12を位置決めして保持するスペーサ102及び突
起部103とを備える構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光通信機能を備え
る2つの通信端末装置間におけるデータ伝送を補助する
光伝送装置及びこの装置に用いられる光反射体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、光によるデータ伝送が注目されて
おり、特に、IrDA(Infared Data Association)に準拠
した赤外線通信ポートを備えた携帯型通信端末装置の利
用が増加している。
【0003】このような赤外線通信ポートを備えた通信
端末装置においては、同様のポートを備えた他の通信端
末装置との間でデータ伝送を行なう場合に、装置間をケ
ーブル接続する必要がなく、容易にデータ伝送が行なう
ことができるばかりでなく、数Mbps〜数10Mbp
sの高速データ伝送を実現することができる。
【0004】但し、赤外線光によるデータ伝送では、2
つの通信端末装置の赤外線通信ポートを略対向させた状
態にて通信を行なう。これは、赤外線通信ポートには指
向性があるためであり、一方の赤外線通信ポートの光軸
に対して両側へ例えば約15°の範囲内に他方の赤外線
通信ポートを配置する必要がある。
【0005】2つの赤外線通信ポート間においては、空
気を媒体として通信を行なうため、一方の赤外線通信ポ
ートから発せられる赤外線光の強度は、他方の赤外線通
信ポートへ到達するまでに、ポート間の距離の2乗に比
例して減衰する性質を有する。従って、前記他方の赤外
線通信ポートを介して受けられる赤外線光がデータ認識
可能な強度を有すべく、前記一方の赤外線通信ポートか
ら発せられる赤外線光の強度を十分に大きくしておく必
要がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、発せられる
赤外線光の強度を大きくすることは、この通信端末装置
の消費電力を増大させることに繋がり、近年の携帯型通
信端末装置の小型化に反してその電池容量を大きくする
必要がある。
【0007】また、赤外線通信ポートから発せられる赤
外線光は、該ポートの光軸に対して拡散する性質を有す
るため、該光軸上にて赤外線光の強度が最大となり、一
方光軸から逸れるに従って強度が低下して通信可能距離
が短くなる。つまり、2つの通信端末装置の赤外線通信
ポートが前述した角度範囲内の相対位置となるように位
置決めする必要があった。
【0008】また、お互いの赤外線通信ポートを略対向
配置する必要があるため、通信端末装置に備えられた表
示部及び操作部等の各部の方向が反対となり、同一のオ
ペレータがこれら2つの通信端末装置を操作する場合に
は、その操作性を損なうことになる。
【0009】本発明は斯かる事情に鑑みてなされたもの
であり、楕円をその主軸回りに回転して得られる楕円面
体の内側面の一部又は全部をその反射面とする光反射体
と、2つの通信端末装置の夫々が備える赤外線通信ポー
トを前記光反射体の2つの焦点に夫々設けるように、前
記通信端末装置を位置決めして保持する保持手段とを備
えることにより、通信における消費電力を抑制すること
ができ、通信端末装置の位置決めが容易であり、通信端
末装置の取付方向を同一にすることができる光伝送装置
及びこの装置に用いられる光反射体を提供することを目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1発明に係る光反射体
は、楕円をその主軸回りに回転して得られる楕円面体の
内側面の一部又は全部をその反射面とすることを特徴と
する。
【0011】第2発明に係る光伝送装置は、楕円をその
主軸回りに回転して得られる楕円面体の内側面の一部又
は全部をその反射面とする光反射体と、光通信機能を有
する2つの光通信端末装置が夫々備える光通信ポートを
前記光反射体の2つの焦点に夫々配置すべく前記光通信
端末装置を保持する保持手段と備えることを特徴とす
る。
【0012】第3発明に係る光伝送装置は、第2発明の
光伝送装置において、前記保持手段が、前記光通信端末
装置を同一方向に向けて保持すべくなしてあることを特
徴とする。
【0013】本発明に係る光反射体の原理を以下に説明
する。図2に、本発明に係る光反射体11の形状的特徴
を示す斜視図である。また、図3は、図2に示した楕円
面体110をその長軸Lを通過する平面Pで切断した状
態を示す平面図であり、楕円面体110の平面Pにおけ
る切断面を示している。図2に示した楕円面体110
は、図3に示した楕円形状の前記切断面をその長軸回り
に回転して得られる立体図形であり、本発明に係る光反
射体11は、この楕円面体110の内側面の一部を切り
取った態様の反射面を、楕円面体110及び前記切断面
の共通な2つの焦点O1 ,O2 側に配した略矩形状の湾
曲板となっている。
【0014】例えば、2つの焦点O1 ,O2 に光通信端
末装置に夫々備えられた光通信ポート(図示せず)を夫
々配置した場合であって、一方の光通信ポートからの照
射光は或る程度の角度拡散されて光反射体11の反射面
へ照射されるものとする。この際には、図3に示す如
く、前記一方の光通信ポートから照射され、この光通信
ポートが配置された焦点O1 に近い光反射体11の反射
面上の点Q1 で反射した光は、必ず他方の光通信ポート
が配置された他方の焦点O2 に到達することが楕円形状
の特徴から知られている。
【0015】これは、光反射体11上のより前記他方の
光通信ポート側に近い点Q2 又はQ 3 で反射した場合に
も、前記一方の光通信ポートからの照射光は同様に焦点
2へ到達するので、前記一方の光通信ポートからの照
射光が拡散されても光反射体11の反射面で反射される
限り、焦点O2 へ収束することになる。なお、前記他方
の光通信ポートを投光側とし、前記一方の光通信ポート
を受光側とした場合にも同一の効果が得られることは言
うまでもない。
【0016】また、上述した光反射体11の反射面上の
点Q1 ,Q2 ,Q3 で反射した際の光路は、即ち線分O
1 1 2 ,O1 2 2 ,及びO1 3 2 は、全て
同一の距離となり、この距離は楕円面体110の大きさ
によって左右される。従って、前記線分O1 1 2
1 2 2 ,及びO1 3 2 は、2つの光通信ポー
トによる通信可能距離以下であればよく、これの通信可
能距離に応じて楕円面体110の大きさを決定する。
【0017】本発明に係る光反射体は以上の如き構成と
なっており、本発明に係る光伝送装置は、このような光
反射体を備えるとともに、2つの光通信ポートが前記光
反射体の反射面の2つの焦点に夫々配置されるように、
これらの光通信ポートを保持する構成としてあるので、
通信における消費電力を抑制することができる。なお、
一方の焦点上の光通信ポートから照射される拡散光は光
反射体で他方の焦点上へ収束されるため、前述したよう
な通信可能距離は、本発明に係る光反射体を用いない従
来の光通信の場合よりも小さくすることが可能である。
【0018】なお、前記光通信端末装置は、光通信機能
を有する携帯型情報端末装置に限定するものではなく、
例えばコネクテッド・ホームの如き家庭通信システムに
おける冷蔵庫,オーディオステレオ,及び洗濯機等の家
庭電化製品であってもよい。
【0019】また、本発明に係る光伝送装置は、前記2
つの光通信端末装置を同一向きに前記保持手段に保持さ
せる構成としてあるので、光通信端末装置に通常備えら
れる表示部及び操作部等の各部の方向が同一となり、同
一のオペレータがこれら2つの光通信端末装置を操作す
る場合にも、その操作性を損なうことがない。
【0020】なお、上述した光反射体及び光伝送装置に
用いられる光反射体は、楕円をその長軸回りに回転して
得られる楕円面体の内側面の一部又は全部であるとして
説明したが、これに代えて楕円をその短軸回りに回転し
て得られる楕円面体の内側面の一部又は全部であっても
よく、この場合には、2つの焦点が短軸を中心とした円
周上の全周に亘って存在するため、この円周上に前記中
心に対して対向する何れかの位置に例えば光通信ポート
を配置する。しかし、前述した如き光収束性は低下する
ため、その長軸回りに回転して得られる楕円面体を用い
た場合の方が通信可能距離を大きくすることができると
いう利点を有するので、こちらを用いることが望まし
い。
【0021】
【発明の実施の形態】以下本発明をその実施の形態を示
す図面に基づいて詳述する。図1は、本発明に係る光伝
送装置1の構成を示す斜視図である。
【0022】図1において光伝送装置1は、装置本体1
0,光反射体11,及び2つの光通信端末装置12,1
2等から構成されている。
【0023】装置本体10は、ブロック状をなし、その
上面に上方へ突出するリム101により三辺を縁取りさ
れている。リム101の中央の辺の内側には、前述した
と同一の光反射体11がその凹面を、リム101に遮蔽
されていない方向へ向けて固定されている。
【0024】また、光反射体11の前記凹面側には、2
つの光通信端末装置12,12が同一の向きに揃えられ
て装置本体10の上面に載置されている。2つの光通信
端末装置12,12は、互いに適長離隔して設けられて
おり、この離隔長をそのウェブ部で保持するためのT字
ブロック状のスペーサ102が装置本体10の上面に固
定されている。また、リム101の前記中央の辺を挟む
態様の残りの両辺には、スペーサ102のフランジ部の
両端部とともに、2つの光通信端末装置12,12を光
反射体11から適長離隔するための突起部103,10
3が夫々対向すべく設けられている。
【0025】各光通信端末装置12は、箱状をなし、装
置本体10の上面に接する面とは反対側の面に、矩形板
状のLCDからなる表示部122と、各種のキーを組合
せてなる操作部123とを備えている。各光通信端末装
置12は、赤外線通信機能を有し、光反射体11側の面
の中央に赤外線通信ポート121を備えている。
【0026】光反射体11の前記凹面は、前述した如き
楕円面体の内側面の一部をなし、この面を全反射面とす
べく鏡面加工されている。
【0027】光通信端末装置12,12は、スペーサ1
02及び突起部103,103により、それらの赤外線
通信ポート121,121を、光反射体11の前記凹面
の2つの焦点に夫々位置するように位置決めされる。ま
た、光通信端末装置12,12は、このような状態で装
置本体10の上面に着脱自在に固定されるようになって
いる。
【0028】本発明に係る光伝送装置は以上の如き構成
としてあり、一方の光通信端末装置12の赤外線通信ポ
ート121から照射される赤外線光は、光反射体11の
前記凹面で反射し、他方の光通信端末装置12の赤外線
通信ポート121へ収束されつつ到達する。
【0029】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明に係る光伝送装
置及びこの装置に用いられる光反射体においては、楕円
をその主軸回りに回転して得られる楕円面体の内側面の
一部又は全部をその反射面とする光反射体を備えるとと
もに、例えば2つの光通信端末装置に夫々備えられた光
通信ポートが前記光反射体の反射面の2つの焦点に夫々
配置されるように、これらの光通信ポートを保持するこ
とにより、通信における消費電力を抑制することができ
る。
【0030】また、前記2つの光通信端末装置を同一向
きに前記保持手段に保持させることにより、光通信端末
装置に通常備えられる表示部及び操作部等の各部の方向
が同一となり、同一のオペレータがこれら2つの光通信
端末装置を操作する場合にも、その操作性を損なうこと
がない等、本発明は優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光伝送装置の構成を示す斜視図で
ある。
【図2】本発明に係る光反射体の形状的特徴を示す斜視
図である。
【図3】図2に示した楕円面体をその長軸を通過する平
面で切断した状態を示す平面図である。
【符号の説明】
1 光伝送装置 10 装置本体 11 光反射体 12 光通信端末装置 110 楕円面体 121 赤外線通信ポート 122 表示部 123 操作部 L 長軸 O1 ,O2 焦点

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 楕円をその主軸回りに回転して得られる
    楕円面体の内側面の一部又は全部をその反射面とするこ
    とを特徴とする光反射体。
  2. 【請求項2】 楕円をその主軸回りに回転して得られる
    楕円面体の内側面の一部又は全部をその反射面とする光
    反射体と、光通信機能を有する2つの光通信端末装置が
    夫々備える光通信ポートを前記光反射体の2つの焦点に
    夫々配置すべく前記光通信端末装置を保持する保持手段
    と備えることを特徴とする光伝送装置。
  3. 【請求項3】 前記保持手段は、前記光通信端末装置を
    同一方向に向けて保持すべくなしてある請求項2記載の
    光伝送装置。
JP10279109A 1998-09-30 1998-09-30 光反射体及び光伝送装置 Pending JP2000111718A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009171536A (ja) * 2007-09-10 2009-07-30 Chubu Nippon Maruco Kk 非接触コネクタ
JP2010045206A (ja) * 2008-08-13 2010-02-25 Chubu Nippon Maruco Kk 非接触コネクタ
US7813602B2 (en) 2007-09-10 2010-10-12 Chubu Nihon Maruko Co., Ltd. Non-contact connector

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